JP2562422Y2 - 油圧緩衝器の減衰バルブ - Google Patents

油圧緩衝器の減衰バルブ

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JP2562422Y2 JP1990114203U JP11420390U JP2562422Y2 JP 2562422 Y2 JP2562422 Y2 JP 2562422Y2 JP 1990114203 U JP1990114203 U JP 1990114203U JP 11420390 U JP11420390 U JP 11420390U JP 2562422 Y2 JP2562422 Y2 JP 2562422Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ピストン速度の中高速域における減衰力
の制御と共に、ピストン速度の微低速域における減衰力
の制御に最高となる油圧緩衝器の減衰バルブに関する。
[従来の技術] 油圧緩衝器は、例えば、車輌の乗り心地を改善すると
共に操縦安定性を向上させるために、ピストン速度の中
高速域における減衰力の制御は勿論のこと、ピストンの
速度の微低速域における減衰力の制御をも確実に実行し
得るように形成される。
即ち、この種油圧緩衝器の従来例としての実開昭60-1
01242号に係る提案にあっては、第11図に示すように、
シリンダ1内にロッド側油室Aとピストン側油室Bとを
区画形成すると共に該両側油室A,B間を連通するように
形成されたピストン20に伸側の減衰バルブVを有してな
るとするが、該減衰バルブVは、ピストン速度の微低速
域における減衰力発生用とされるサブリーフバルブ21a
と、該サブリーフバルブ21aの下流に配設されてピスト
ン速度の中高速域における減衰力発生用とされるメイン
リーフバルブ21bとからなり、各リーフバルブ21a,21bの
外周端撓みで所定の減衰力が発生されるように設定され
てなる。
そして、サブリーフバルブ21aは、メインリーフバル
ブ21bに比較して小径に形成され、ピストン20に開穿さ
れている内側ポートなる伸側ポート20aの下端開口を閉
塞するように配設されている。
また、メインリーフバルブ21bは、上記サブリーフバ
ルブ21aを下方から覆うように配設され、その背面側に
スプリングシート10が隣設されると共に、該スプリング
シート10に隣設されるスプリング12の附勢力が該スプリ
ングシート10を介して作用するように形成されている。
それ故、上記の従来技術によれば、ピストン20がシリ
ンダ1内を上昇する伸側作動時であってピストン速度の
微低速域においては、ロッド側油室Aからの作動油の流
れでサブリーフバルブ21aの外周が撓むことになり、そ
の際に所定の低減衰力が発生されることになる一方で、
ピストン速度の中高速域においては、上記サブリーフバ
ルブ21aの外周端撓みに加えてメインリーフバルブ21bの
外周端がスプリング12の附勢力に打ち勝ってスプリング
シート10を押し下げるようにして撓むことになり、その
際に所定の高減衰力が発生されることになる。
因に、上記の従来提案に係る油圧緩衝器におけるピス
トン20にあっては、サブリーフバルブ21aの外周端を介
しての作動油が上記伸側ポート20aの外周端に開穿され
た外側ポートある圧側ポート20bに斜めポート20cを介し
て流入するように設定されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の減衰バルブにあっては、ピ
ストン速度の微低速域における所定の減衰力制御が確実
に実行されなくなる不都合がある。
即ち、ピストン速度の微低速域における低減衰力の制
御をサブリーフバルブ21aの外周端撓みによって実現す
るように設定するが、該サブリーフバルブ21aがメイン
リーフバルブ21bに比較して小径に設定されてなるの
で、上記所定の低減衰力が事実上困難になる危惧があ
る。
そして、メインリーフバルブ21bが撓んで所定の高減
衰力制御をする際には、上記サブリーフバルブ21aをも
同時に大きく撓むことになって、該サブリーフバルブ21
aが常に撓み作動をすることになり、該サブリーフバル
ブ21aの破断等が招来され易くなって、該サブリーフバ
ルブ21aの寿命が短くなる不都合がある。
また、上記従来提案にあっては、ピストン20の一端面
の内周側にサブリーフバルブ21aのためのバルブシート2
0dを形成すると共に、ピストン20の一端面の外周側にメ
インリーフバルブ21bのためのバルブシート20eをしかも
上記内周側のバルブシート20dに対して段差を有するよ
うに形成する必要があり、構造が複雑になってピストン
20における高い精度管理が要求されることになる不都合
がある。
この考案は、前記した事情に鑑みて考案されたもので
あって、その目的とするところは、高い精度管理が要求
されないと共に、ピストン速度の微低速用のリーフバル
ブの寿命を長くし、かつ、ピストン速度の微低速域にお
ける低減衰力制御が容易に可能になるようにした油圧緩
衝器の減衰バルブを提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を構成するため、本考案の第1の構成は、
シリンダ内にピストンを介してピストンロッドが移動自
在に挿入され、ピストンはシリンダ内に二つの油室を区
画し、ピストンには二つの油室を連通するポートを形成
し、ポートの出口端に形成したシート面にリーフバルブ
を開閉自在に配設している油圧緩衝器において、前記リ
ーフバルブが上記シート面に当接する微低速用リーフバ
ルブと、上記シート面と反対側において微低速用リーフ
バルブに重ねたオリフイス付きリーフバルブとからな
り、リーフバルブの外周は、上記シート面と当該シート
面と反対側に配設されたれスプリングで付勢されたスプ
リングシートとで挾持され、リーフバルブの内周はピス
トン内方に設けたガイドの外周に対して任意の隙間を形
成しながら撓み自在に支持され、ピストンの低速域では
リーフバルブの内周が撓み、ピストンの中高速域ではリ
ーフバルブの外周部が撓むようにしたことを特徴とする
ものである。
同じく、第2の構成は、シリンダ内にピストンを介し
てピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシ
リンダ内に二つの油室を区画し、ピストンには二つの油
室を連通するポートを形成し、ポートの出口端に形成し
たシート面にリーフバルブを開閉自在に配設している油
圧緩衝器において、前記リーフバルブが上記シート面に
当接するオリフイス付きリーフバルブと、上記シート面
と反対側においてオリフイス付きリーフバルブに重ねた
微低速用リーフバルブとからなり、リーフバルブの外周
部は、上記シート面と当該シート面と反対側に配設され
たスプリングで付勢されたスプリングシートとで挾持さ
れ、オリフイス付きリーフバルブは内周が固定され、微
低速用リーフバルブの内周はピストン内方に設けたガイ
ドの外周に対して任意の隙間を形成しながら撓み自在に
支持され、ピストンの低速域では微低速用リーフバルブ
の内周が撓み、ピストン中高速域ではリーフバルブの外
周部が撓むようにしたことを特徴とするものである。
[作用] 伸長時に一方の油室の油がポートを介してリーフバル
ブに作用し、ピストンの微低速域では微低速用リーフバ
ルブの内周が撓んで減衰力を発生し、中高速域ではオリ
フイス前後の差圧でリーフバルブ全体がスプリングシー
トに抗して開き中高速域の減衰力を発生する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例を示す。
シリンダ1内にピストン11を介してピストンロッド2
が移動自在に挿入され、ピストン11はシリンダ1内にロ
ッド側油室Aとピストン側油室Bとを区画し、二つの油
室A,Bはピストン11に設けた圧側ポート11Aと伸側ポート
11Bを介して連通している。
圧側ポート11Aの出口端にはチェックバルブ5が開閉
自在に配設されている。
伸側ポート11Bの出口端にはとシート面11E上に当接す
るバルブストッパー6が設けられ、シート面11Dとバル
ブストッパー6の下面に上記出口端を開閉するリーフバ
ルブVが配設されている。
ピストンロッド2の小径部2aにはバルブ押え3と、バ
ネ4と、チェックバルブ5と、ピストン11と、バルブス
トッパー6と、ガイド9と、が順次挿入され、これらは
ピストンナット13で締結されている。
ピストンナット13の外周にはスプリングシート10とス
プリング12が挿入され、スプリングシート10はスプリン
グ12で上方に付勢され、このスプリングシート10とピス
トン下面のシート部11DとでリーフバルブVの外周部上
下面が挟持されている。
リーフバルブVは微低速用リーフバルブ7とこの微低
速用リーフバルブ7の下面に重ねたオリフイス付きリー
フバルブ8とで構成され、微低速用リーフバルブ7の内
周上面はバルブストッパー6に支持されている。
ガイド9は環座を兼ねており、このガイド9の外周に
は第2図に示すように複数の突起9Bが突設され、リーフ
バルブVの内周面がこの突起9Bに対して撓み自在に支持
され、この突起9Bを設けたことによりリーフバルブVと
ガイド9との間には軸方向の隙間9Aが形成され、低速域
ではリーフバルブVの内周が下方に撓むと共に隙間9Aよ
り油が流れる。
オリフイス付きリーフバルブ8は第1図及び第3図に
示すように、外周に複数の切欠きからなるオリフイス8A
が形成され、このオリフイス8AはリーフバルブV下方の
油室Cをピストン側油室Bに開口させている。
上記減衰バルブはピストン11に設けた例を示している
が、ベースバルブのバルブボディのポート出口端に同一
の構造を設けてもよい。この場合には圧側減衰バルブと
して使用できる。
微低速用リーフバルブ7の内周部上面はバルブストッ
パー6を使用せず、シート面11Eを高く形成してこのシ
ート面11Eに当接させてもよい。
ガイド9の厚みは第1図ではリーフバルブVの厚みに
等しく成形されているが、ガイド9の厚みはリーフバル
ブVの厚みより大きくてもよい。
リーフバルブVの内周面はガイド9の外周突起に当接
させているが、ガイド9を円筒体に成形し、リーフバル
ブVの内周にガイド9の外周面に当接する突起を形成し
てもよい。
次に作動について述べる。
圧縮作動時にはピストン11が下降し、ピストン側油室
Bの油が圧側ポート11Aよりチェックバルブ5を押し開
いてロッド側油室Aに流出する。
ピストン11が上昇する伸長時には油室Aの油が伸側ポ
ート11BよりリーフバルブVを押し開いて他方の油室B
に流出し、リーフバルブVの作用で伸側減衰力を発生す
る。
この際、ピストンの低速域ではポート11Bの油がリー
フバルブVの内周を下方に撓わませ、隙間9Aと油室Cと
オリフイス8Aを介して流れ、リーフバルブV、特に微低
速用リーフバルブ7の撓みによる減衰力を発生する。
中高速域になるとオリフイス8Aの前後の差圧が大きく
なり、この前圧がスプリング12のばね力に打ち勝ち、ポ
ート11Bからの油はリーフバルブVの外方を撓わませ、
且つスプリングシート10を下降させ、シート面11Dとリ
ーフバルブVとの間を介して油室Bに流出し、リーフバ
ルブVの撓みによる中高速域の減衰力を発生させる。
第4図及び第5図は本考案の他の実施例に係り、これ
はピストンナット13をガイドとして利用しているもので
ある。
他の構成は第1図の実施例と同じであり、同一の符号
を符すことで詳細は省略する。
ピストン11の下部中央に窪み11aとシート面11Eを形成
し、ピストンナット13の先端部を延長してガイド9aを形
成し、このガイド9a内に嵌合させている。
リーフバルブVの内周上面はシート面11Eに当接さ
せ、更にリーフバルブVの内周には複数の突起Vaを形成
し、リーフバルブVの内周をこの突起Vaを介してガイド
9aに撓み自在に当接させ、リーフバルブVとガイド9aと
の間に隙間9Aを形成させている。
作用は第1図の実施例と同じである。
同じく第6図は本考案の他の実施例に係り、これはリ
ーフバルブVのガイドとスプリングシート10のガイドを
一つのガイドで共用されたものである。
即ち、ピストン11とピストンナット13との間にガイド
9Bを挿入させ、このガイド9Bの上端にフランジ状のバル
ブストッパー6aを形成している。
バルブストッパー6aにはリーフバルブVの内周上面を
当接し、リーフバルブVの内周は任意の隙間を設けなが
ら、第2図及び第5図と同じようにガイド9Bに撓み自在
に当接させ、更にガイド9Bの下方外周にはスプリングシ
ート10の筒部内周を上下スライド自在に挿入させてい
る。
作用は第1図の実施例と同じである。
第7図乃至第9図は本考案の他の実施例を示し、これ
はオリフイス付きリーフバルブを微低速用リーフバルブ
の上面に重ねたものである。
リーフバルブVは上側のオリフイス付きリーフバルブ
8と下側の微低速用リーフバルブ7とからなり、各リー
フバルブ7,8間にはスペーサ22を介在させ、オリフイス
付リーフバルブ8とスペーサ22とはピストン11とガイド
9とで内周が挟持されて固定され、微低速用リーフバル
ブ7の内周は第2図と同じように任意の隙間を形成しな
がらガイド9の外周に撓み自在に支持されている。
オリフイス付きリーフバルブ8のオリフイス8Bはポー
ト11Bに開口し、リーフバルブVの下方油室Cはスプリ
ングシート10に設けた孔又は切欠き23を介してピストン
側油室Bに開口し、この切欠き23の開口面積はオリフイ
ス8Bの開口面積より大きく形成されている。
油室Cの油はスプリングシート10の内周クリアランス
を通して下方へ一部流出させることにしてもよい。
スペーサ22は第9図に示すように、外周リング片22c
と内側リング片22dとこれらのリング片22c,22dを連結す
る連結片22Bと、リング片22c,22dとの間に形成された開
口部22Aとからなり、開口部22Aはオリフイス8Bに対向
し、オリフイス8Bから油圧が開口部22Aを介して微低速
用リーフバルブ7の上面に作用するようになっている。
オリフイス付きリーフバルブ8とスペーサ22とはオリ
フイス8Bを開口部22Aに対して位置決めして組み立てる
か、或いはピストンロッド2の小径部2aの外周に突起を
設け、この突起にオリフイス付きリーフバルブ8とスペ
ーサ22の内周リング片22dの内周に設けた凹部を嵌合さ
せている。
突起と凹部は上記と逆に形成してもよい。
ピストンの微低速域ではオリフイス8Bからの油圧が開
口部22Aを介して微低速用リーフバルブ7に作用し、か
つ、これの内周を撓わませ、油室Cと切欠き23を介して
ピストン側油室Bに流出し、微低速用リーフバルブ7の
撓みによる減衰力を発生する。
中高速域ではオリフイス8Bの前後に差圧が発生し、オ
リフイス付きリーフバルブ8とスペーサ22と微低速用リ
ーフバルブ7の外周をスプリング12に抗して撓わませ、
その時に中高速域の減衰力を発生する。
第10図は本考案の他の実施例に係り、これはリーフバ
ルブVの下面に切欠きリーフバルブ23を設けたものであ
る。
他の構造は第9図の実施例と実質的に同じである。
即ち、切欠きリーフバルブ23には外周に複数の切欠き
23Aを形成し、これは微低速用リーフバルブ7の下面に
重ね、内周が撓むようになっている。
切欠き23Aの開口面積はオリフイス8Bの開口面積より
大きくなっている。
切欠き23Aは油室Cをピストン側室Bに連通させてお
り、スプリングシート11には切欠き又は孔が形成されて
いる。
作用は第9図の実施例と同じである。
[考案の効果] 本考案によれば、次の効果がある。
請求項(1)の考案によれば、リーフバルブが微低
速域では内周が撓み、中高速域では外周が撓むため、リ
ーフバルブは常に外周のみが撓むわけではなく、リーフ
バルブの耐久性が向上されて寿命を長くでき、低減衰力
制御を容易にすることができる。
請求項(2)の考案によれば、定速域では微低速用
リーフバルブの内周のみが撓み、オリフイス付きリーフ
バルブは撓まず、更に中高速域ではリーフバルブ全体の
外周が撓わむため、リーフバルブの外周が常に全速域で
外周が撓む場合に比べて耐久性が向上されてれ寿命を長
くでき、低減衰力制御を容易にすることができる。
請求項(1)(2)の考案では、微低速用リーフバ
ルブのシート面とオリフイス付きリーフバルブのシート
面とは一つで共用されているから、シート部の構造が簡
単となり、複数のシート面を設けたものに比べてシート
部の高い精度管理が要求されない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る油圧緩衝器の部分断面
図、第2図はガイドの側面図、第3図はオリフイス付き
リーフバルブの側面図、第4図は他の実施例に係る油圧
緩衝器の部分断面図、第5図はガイド部の横断側面図、
第6図及び第7図は他の実施例に係る油圧緩衝器の部分
断面図、第8図は第7図のオリフイス付きリーフバルブ
の側面図、第9図は第7図のスペーサの側面図、第10図
は他の実施例に係る油圧緩衝器の部分断面図、第11図は
従来の油圧緩衝器の部分断面図である。 [符号の説明] 1……シリンダ、2……ピストンロッド 7……微低速用リーフバルブ 8……オリフイス付きリーフバルブ 9,9a,9B……ガイド、9A……隙間 10……スプリングシート 11……ピストン、11A,11B……ポート 11E……シート面、12……スプリング A,B……油室、V……リーフバルブ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内にピストンを介してピストンロ
    ッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダ内に二
    つの油室を区画し、ピストンには二つの油室を連通する
    ポートを形成し、ポートの出口端に形成したシート面に
    リーフバルブを開閉自在に配設している油圧緩衝器にお
    いて、前記リーフバルブが上記シート面に当接する微低
    速用リーフバルブと、上記シート面と反対側において微
    低速用リーフバルブに重ねたオリフイス付きリーフバル
    ブとからなり、リーフバルブの外周は、上記シート面と
    当該シート面と反対側に配設されたスプリングで付勢さ
    れたスプリングシートとで挾持され、リーフバルブの内
    周はピストン内方に設けたガイドの外周に対して任意の
    隙間を形成しながら撓み自在に支持され、ピストンの低
    速域ではリーフバルブの内周が撓み、ピストンの中高速
    域ではリーフバルブの外周部が撓むようにしたことを特
    徴とする油圧緩衝器の減衰バルブ。
  2. 【請求項2】シリンダ内にピストンを介してピストンロ
    ッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダ内に二
    つの油室を区画し、ピストンには二つの油室を連通する
    ポートを形成し、ポートの出口端に形成したシート面リ
    ーフバルブを開閉自在に配設している油圧緩衝器におい
    て、前記リーフバルブが上記シート面に当接するオリフ
    イス付きリーフバルブと、上記シート面と反対側におい
    てオリフイス付きリーフバルブに重ねた微低速用リーフ
    バルブとからなり、リーフバルブの外周部は、上記シー
    ト面と当該シート面と反対側に配設されたスプリングで
    付勢されたスプリングシートとで挾持され、オリフイス
    付きリーフバルブは内周が固定され、微低速用リーフバ
    ルブの内周はピストン内方に設けたガイドの外周に対し
    て任意の隙間を形成しながら撓み自在に支持され、ピス
    トンの低速域では微低速用リーフバルブの内周が撓み、
    ピストンの中高速域ではリーフバルブの外周部が撓むよ
    うにしたことを特徴とする油圧緩衝器の減衰バルブ。
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