JPS6120840Y2 - - Google Patents

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JPS6120840Y2
JPS6120840Y2 JP9779579U JP9779579U JPS6120840Y2 JP S6120840 Y2 JPS6120840 Y2 JP S6120840Y2 JP 9779579 U JP9779579 U JP 9779579U JP 9779579 U JP9779579 U JP 9779579U JP S6120840 Y2 JPS6120840 Y2 JP S6120840Y2
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JP
Japan
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case body
opening
piece
periphery
case
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JP9779579U
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JPS5617725U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテレビ信号のブースター回路、分岐
回路、分配回路その他を収納する為に用いられる
ケース、更に詳しくは屋外において用いられるケ
ースに関する。
この種の共同受信機器用ケースにあつてケース
本体の前面の開口部の周縁から鍔状の張出片を張
出させ、一方上記開口部をぴつたりと塞ぐ蓋体の
周縁に上記張出片をそれぞれにぴつたりと密着す
る状態で包囲する包囲片を備えさせたもの(例え
ば実開昭54−35107号公報に示されたもの)は、
上記包囲片に雨水が降りかかると、その雨水が包
囲片と張出片との間の毛管現象によつてケース本
体の内側に滲み込み、内部の高周波回路を濡らし
たりする問題点があつた。しかもその滲み込んだ
雨水は、抜け場がない為ケース本体の内部に溜ま
り、やがては上記高周波回路を水浸しにしてしま
う問題点があつた。
そこで本考案は上記問題点の解決を目的とする
もので、張出片の側に張出片と包囲片とにより囲
まれた状の空間を備えられることにより、上記
雨水の滲み込みを効果的に防止でき、その上、ケ
ース本体の内部と上記空間の立ち部分とを繋ぐ水
抜孔を備えることにより、万が一上記雨水が滲み
込んでも上記状の空間を流れ落ちる雨水による
引抜効果によつての滲み込んだ雨水をスムーズに
排出できるようにした共同受信機器用ケースの提
供を目的とする。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。1はケース本体で、周知の如く上板2、底板
3、側板4及び背板5でもつて前面6を開口させ
た凹状に形成してあり、内部には種々の高周波電
子回路の収容空間7が備わつている。尚底板3に
は図示されるように段部3aを形成して、ケース
本体内奥部の収容空間7の底面3bよりも、開口
部側の底面3cが低くなるようにしてある。8は
給電線引出用の透孔、8aは防水キヤツプの装着
部で、透孔8を囲むように形成してある。9は周
知の取付具で、このケース屋外に立設されたマス
トに取付ける為のものである。10は前側面の開
口部の周縁に張出状に周設した張出片で、壇状に
形成された膨出部11と、膨出部11の前縁から
鍔状に張出させた張出片12とから成る。13は
水抜孔で、第2図に明示されるように底面3cの
延長線上に形成してある。14は収納空間7に収
納された高周波回路を示し、周知の如く基板14
aに種々の回路要素を止着して構成してある。
次に15は蓋体で、ケース本体1の開口部を覆
うに充分な大きさの板状に形成してある。16は
蓋体15の周縁に周設した包囲片で、蓋体15の
周縁からケース本体1の奥行方向に延設させた持
出片17と、持出片17の先端からケース本体1
における上板2及び側板4に向けて延設させた防
水片18とにより、前記張出片10を包囲するに
充分な大きさに形成してある。また防水片18の
先端部18aは、その先端面18a′及び内面18
a″共にケース本体1の外表面に(面18a′は非張
出部の外表面に、また面18a″は膨出部11の後
面に)夫々当接させてある。19は上記膨出部1
1、張出片12、持出片17及び防水片18によ
つて囲まれた空間で、第3図に明示されるように
状に形成されている。またその立ち部分19a
には前記水抜孔13が開口しており、更にまたそ
の下端19a′は大気中に開口させてある。
上記構成のものの使用中において降雨があつた
場合、ケース本体1の開口部は蓋体15で覆われ
ており、更に張出部10は包囲片16によつて包
囲されてしまつている為、雨水が収納空間7に入
り込むことはない。
また上記の場合において符号AあるいはBで示
される部分に付着した水滴が、ケース本体1の外
表面と防水片先端部18aの先端面18a′との間
の微細なすき間や、膨出部11の後面と先端部1
8aの内面18a″との間の微細なすき間を毛細管
現象により伝わつて、空間19に入つて来るよう
なことがあつても、空間19の断面積は毛細管現
象を阻止するに充分な大きさにしてあり、また空
間19は第3図に示されるような状に形成しそ
の下端19a′を大気中に開口させてある為、上記
空間19に入り込んだ雨水は矢印21あるいは2
2で示されるように流れて下端19a′から排出さ
れてしまう。従つて収納空間7内への侵水は防止
される。
更にまた、万が一にも空間19に入つた水が張
出片12と蓋体15との間のわずかなすき間から
ケース内ににじみ入り、その水が蓋体15の内面
15aを伝い降りてきても、その水は段下部分の
底面3c上に溜まり、高周波回路14を濡らすよ
うなことはない。また底面3c上に溜まつた水滴
23は水抜孔13から排出されるは勿論のこと、
その排出は第4図に示されるように、空間19に
おける立ち部分19aを矢印22方向に流れ落ち
る水滴による引抜の効果も手伝つて極めて良好に
行なわれる。
次に第5図及び第6図は本願の異なる実施例を
示すもので、夫々形状の異なる水抜孔13e,1
3f例を示すものである。水抜孔をこのような形
状にすることによつて、水抜孔からの水の排出を
より良好に行なわせることができる。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と
考えられる部分には、前図と同一の符号にアルフ
アベツトのe,fを付して重複する説明を省略し
た。(また、次図のものにおいても同様の考えで
アルフアベツトのgを付して重複する説明を省略
する。) 次に第7図は底面3cgに傾斜を持たせた例を
示すもので、このようにすることにより、底面3
cgの中央部付近に溜まつた水滴をも素早く水抜
孔13gに向け移動させてそこから排出させるこ
とができる。
以上のようにこの考案にあつては、蓋体15の
周縁に設けた包囲片16がケース本体1の開口部
6の周縁を包囲し、しかもその包囲状態において
は、開口部の周縁から張出させた張出片12の後
側に包囲片16と上記張出片12とによつて囲ま
れた空間19が状に周設されているものである
から、このケースの使用中において雨水がかかつ
たりしても、その雨水がケース内に侵入すること
を前述の如く包囲片16及び上記空間19によつ
て確実に防止できる特長があり、これによりケー
ス本体内に備えられる高周波回路14が濡れたり
することを防止して、その電気的特性を良好に保
ち得る有用性がある。
しかも上記のような使用中において万一雨水が
しみ入り、それが蓋体15を伝つてケース本体1
の底面上に垂れ落ちてくるようなことがあつて
も、ケース本体の底面には、蓋体によつて覆われ
た開口部6の側よりも高周波回路が収容される奥
部が一段高くなるよう段差を設けているから、侵
入した水を段下部分に溜めて、高周波回路を濡ら
してしまう事故を防止できる特長がある。
更に上記のように侵入した雨水を段下部分に溜
めるものであつても、ケース本体1の周縁におい
て上記段下部分の底面3cの延長線上に水抜孔1
3を設け、しかもその水抜孔13は上記の状に
周設された空間19における立ち部分19aに開
口させてあるから、上記段下部分に雨水が溜まり
かけると、その水が水抜孔13から自然に流出す
るは勿論のこと、上記状の空間19の立ち部分
19aを流れ落ちる水が上記溜まつた水を引き抜
く効果も働いて、極めてスムーズにその溜まつた
水を排出することができ、上記段下部分に溜まつ
た水が溢れて上記高周波回路を濡らしてしまつた
りする事故を未然に防止できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一
部破断後方斜視図、第2図は縦断面図、第3図は
−線断面図、第4図は水抜孔付近の拡大図、
第5図及び第6図は夫々水抜孔の異なる実施例を
示す断面図、第7図はケース本体の底面の形状の
異なる例を示す部分断面図。 1……ケース本体、6……開口部、15……蓋
体、16……包囲片、19……空間、13……水
抜孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面を開口させた箱形状であつて、内部におけ
    る奥部には高周波回路を存置させるようにしたケ
    ース本体と、上記ケース本体の開口部を覆うよう
    その開口部に対向配置させた蓋体とから成り、上
    記ケース本体には、その開口部の上側及び左右両
    側の周縁から外方に向けて鍔状に張出させた張出
    片を備えさせ、一方、上記蓋体の上側及び左右両
    側の周縁には上記ケース本体における開口部の上
    側及び両側の周縁を包囲するに充分な大きさの包
    囲片を周設し、しかも該包囲片は、ケース本体に
    おける開口部の周縁から張出させた張出片の後側
    に、包囲片と上記張出片とにより囲まれた空間が
    状に形成されるように上記周縁を包囲させ、更
    に上記状の空間の下端は大気中に開口させた共
    同受信機器用ケースにおいて、上記ケース本体に
    おける底面には、上記高周波回路が備えられる奥
    部よりも開口部の側が低くなるよう段差を持た
    せ、一方上記ケース本体における開口部の周縁に
    は、上記開口部側の底面の延長線上の位置におい
    て、ケース本体の内部と上記状の空間の立ち部
    分とを連通させる水抜孔を穿設したことを特徴と
    する共同受信機器用ケース。
JP9779579U 1979-07-16 1979-07-16 Expired JPS6120840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9779579U JPS6120840Y2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9779579U JPS6120840Y2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5617725U JPS5617725U (ja) 1981-02-16
JPS6120840Y2 true JPS6120840Y2 (ja) 1986-06-23

Family

ID=29330579

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JP9779579U Expired JPS6120840Y2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2562422Y2 (ja) * 1990-10-31 1998-02-10 カヤバ工業株式会社 油圧緩衝器の減衰バルブ
JP2720379B2 (ja) * 1995-07-28 1998-03-04 日本アンテナ株式会社 電子機器ケース

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Publication number Publication date
JPS5617725U (ja) 1981-02-16

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