JP3165019B2 - スイッチの排水構造 - Google Patents

スイッチの排水構造

Info

Publication number
JP3165019B2
JP3165019B2 JP34401495A JP34401495A JP3165019B2 JP 3165019 B2 JP3165019 B2 JP 3165019B2 JP 34401495 A JP34401495 A JP 34401495A JP 34401495 A JP34401495 A JP 34401495A JP 3165019 B2 JP3165019 B2 JP 3165019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
wiring board
rubber contact
case
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34401495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09185921A (ja
Inventor
泰禎 大石
和哉 荒居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP34401495A priority Critical patent/JP3165019B2/ja
Publication of JPH09185921A publication Critical patent/JPH09185921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165019B2 publication Critical patent/JP3165019B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチの排水構
造に関し、詳しくは自動車のパワーウインドースイッチ
等において侵入した水をスイッチ外に排水できるように
した排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のパワーウインドスイッチ等
に用いられているラバーコンタクトスイッチ102を示
している。
【0003】このスイッチ102は下ケース1aに配線
基板5が取り付けられ、上ケース1bには配線基板6お
よびこの配線基板6を覆うラバーコンタクトシート20
が設けられている。ラバーコンタクトシート20のラバ
ー接点部21には押圧部材22が接触しており、この押
圧部材22の上端には図示しないキートップが設けら
れ、このキートップの操作によりラバー接点部21を押
圧してスイッチをオンオフさせるようになっている。
【0004】そしてこのスイッチ102は、図4に示す
ようにドア100の窓部101の下部車室内側に取付け
られ、キートップ103を操作することによりドアガラ
スを上昇及び下降させて窓部101の開閉を行なうこと
ができるパワーウインドスイッチとして用いることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなラバーコ
ンタクトスイッチは、ラバーコンタクトシート20が配
線基板6を覆っているので、スイッチに侵入した水が配
線基板6にかかることはないが、排水構造がないため、
ラバーコンタクトシート20上や下ケース1a内に水が
溜まることが避けられず、また、ラバーコンタクトシー
ト20で覆われていない下側の配線基板5には侵入した
水が直接かかってしまい、配線基板5や配線基板5に取
り付けられている電子部品の損傷の要因となっている。
【0006】このような事態は、例えばスイッチ102
をパワーウインドースイッチとして用いた場合、雨中に
ドア100を開放したときにスイッチ102に直接雨が
かかり、あるいは洗車のときに窓部101を全閉状態に
しなかったときにスイッチ102に直接洗浄水がかかる
場合等に生じる虞れがある。
【0007】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、スイッチ内に侵入した水をスイッチ内の配線基板等
を避けてスイッチ外に排水し、スイッチ内機器の保護を
はかったスイッチの排水構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、ケース内に配線基板が設
けられ、この配線基板を覆うラバーコンタクトシートに
複数のラバー接点部が設けられたスイッチにおいて、前
記ラバー接点部を囲む囲い壁と、該囲い壁の内外部を連
通する連通路とを前記ラバーコンタクトシートに形成
し、前記ケース内に該ケースと一体に排水筒を形成する
と共に前記配線基板の下側に設けられる他の配線基板に
前記排水筒を逃げる切欠部を形成し、かつ前記連通路を
前記排水筒に臨ませたことを特徴とする。
【0009】このため、請求項1記載の発明では、囲い
壁内に侵入した水は連通路に流れ込み、排水筒からスイ
ッチ外に排水される。
【0010】
【0011】また、請求項1記載の発明では、侵入した
水は囲い壁でせき止められ、ラバーコンタクトシートの
他の部分に水がかかることが防止できる。
【0012】
【0013】また、請求項1記載の発明では、排水筒に
別部材を必要とせず、また、排水筒がケース外に突出せ
ず、体裁よく排水構造を構成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて説明する。なお、図3と同一部材は同一
符号で示している。
【0015】図1および図2において、スイッチAのケ
ース1は横長箱状の下ケース1a上に上ケース1bが嵌
め込まれて構成されている。下ケース1aの側壁2の前
部(図1の左側)と後部隅部の2箇所に排水筒3が下ケ
ース1aと一体に形成されている。排水筒3の下部は側
壁部2に形成された切欠部4に通じている。
【0016】下ケース1a内に嵌め込まれている下側の
配線基板5には排水筒3を逃げるための切欠部15が形
成されている。
【0017】上ケース1bの下端部には上側の配線基板
6が取り付けられ、この配線基板6を覆うようにラバー
コンタクトシート7が取り付けられている。このラバー
コンタクトシート7には複数のラバー接点部8、8が形
成されている。
【0018】ラバーコンタクトシート7には、例えば前
後2箇所に水の侵入経路となる部分9が存在し、この水
の侵入経路となる部分9が排水構造が必要な部分であ
る。
【0019】これらの水の侵入経路となる部分9、9に
は、該部分9内にあるラバー接点部8を囲むように囲い
壁10が形成され、また、下面にも配線基板6の端縁を
覆う縁部11が形成されている(図2参照)。
【0020】また、連通路12が囲い壁10の内外部を
連通するように設けられる。例えば本実施形態のように
前部の囲い壁10の左隅部に連通路12が形成され、配
線基板6にもこの連通路12の下部に位置する部分に切
欠部13が形成されている。連通路12には下方の突出
する突出縁14が形成され、この突出縁14は配線基板
6の切欠部13に嵌められ、先端を排水筒3に臨ませて
いる(図2参照)。
【0021】後部の囲い壁10の左隅部にも同様の連通
路12が形成され、配線基板6の後端左隅部にも同様の
切欠部13が形成されている。
【0022】各ラバー接点部8には押圧部材16が接触
しており、この押圧部材16の上端には図示しないキー
トップが設けられ、このキートップの操作によりラバー
接点部8を押圧してスイッチをオンオフさせるようにな
っている。
【0023】上記スイッチAを自動車の右側の運転席に
設置したパワーウインドースイッチとして使用する場
合、このスイッチAは前(図1の左側)上がりでかつド
ア側である外(図1の排水筒3の反対側)上がりに設置
される。このように設置すると、水の侵入経路となる部
分9の囲い壁10内に入った水は、最も低い位置にある
連通路12に流れ込み、排水筒3を通ってスイッチ外に
排水される。したがって、下側の配線基板5やこの配線
基板5に取り付けられている電子部品17等、水に弱い
部分に水がかかることがない。
【0024】なお、自動車の左席に設置するスイッチの
場合は左上がりとなるため、連通路12や排水筒3等の
排水部分を図示のものと反対の右側に設ければよい。
【0025】以上のように、本実施の形態のスイッチ
は、意匠やキートップ構造等により防水構造がとりにく
い水の侵入経路となる部分9に囲い壁10を設け、連通
路12から排水筒3を通ってスイッチ外に排水するよう
にしたので、ケース1内に水が溜まったり、配線基板5
や電子部品に水がかかるおそれがなくなる。
【0026】また、囲い壁10は水の侵入経路となる部
分9に部分的に形成したので、侵入した水はこの部分9
でせき止められ、ラバーコンタクトシート7の他の部分
に水がかかることが防止できる。
【0027】また、排水筒3をケース1内に一体的に設
けることにより、排水筒3に別部材を必要とせず、ま
た、排水筒3がケース外に突出せず、体裁よく排水構造
を構成できる。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述したように請求項1記載の発
明によれば、ラバーコンタクトスイッチ部の囲い壁内に
侵入した水は連通路に流れ込み、排水筒からスイッチ外
に排水されるので、ケース内に水が溜まったり、配線基
板や電子部品に水がかかるおそれがなくなり、信頼性の
高いスイッチが得られ、パワーウインドースイッチ等に
おいて、防水構造がとれない場合のスイッチとして好適
に使用できる。
【0029】また、請求項1記載の発明によれば、囲い
壁を形成したので、侵入した水はこの部分でせき止めら
れ、ラバーコンタクトシートの他の部分に水がかかるこ
とが防止できる。
【0030】また、請求項1記載の発明によれば、排水
筒をケース内に一体的に設けたので、排水筒に別部材を
必要とせず、低コストで製造できると共に、排水筒がケ
ース外に突出せず、体裁よく排水構造を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチの排水構造の実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のスイッチの縦断側面図である。
【図4】一般的なパワーウインドースイッチの取付け状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 排水筒 5,6 配線基板 7 ラバーコンタクトシート 8 ラバー接点部 9 水の侵入経路となる部分 10 囲い壁 12 連通路 13,15 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−180760(JP,A) 特開 平8−148054(JP,A) 実開 昭63−43320(JP,U) 実開 昭62−14633(JP,U) 実開 昭58−26131(JP,U) 実用新案登録3023496(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 9/04 H01H 13/06 B60R 16/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に配線基板が設けられ、この配
    線基板を覆うラバーコンタクトシートに複数のラバー接
    点部が設けられたスイッチにおいて、 前記ラバー接点部を囲む囲い壁と、該囲い壁の内外部を
    連通する連通路とを前記ラバーコンタクトシートに形成
    し、前記ケース内に該ケースと一体に排水筒を形成する
    と共に前記配線基板の下側に設けられる他の配線基板に
    前記排水筒を逃げる切欠部を形成し、かつ前記連通路を
    前記排水筒に臨ませたことを特徴とするスイッチの排水
    構造。
JP34401495A 1995-12-28 1995-12-28 スイッチの排水構造 Expired - Fee Related JP3165019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34401495A JP3165019B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 スイッチの排水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34401495A JP3165019B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 スイッチの排水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09185921A JPH09185921A (ja) 1997-07-15
JP3165019B2 true JP3165019B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=18365996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34401495A Expired - Fee Related JP3165019B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 スイッチの排水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165019B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154682A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Fuji Heavy Ind Ltd パワーウインド装置
KR100796031B1 (ko) * 2006-10-30 2008-01-21 한국단자공업 주식회사 정션박스
JP5851221B2 (ja) 2011-12-02 2016-02-03 東洋電装株式会社 ハンドルスイッチ
WO2020121696A1 (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 アルプスアルパイン株式会社 装置およびスイッチ装置
JP2024049404A (ja) * 2021-02-19 2024-04-10 アルプスアルパイン株式会社 スイッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09185921A (ja) 1997-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0750829Y2 (ja) 電気接続箱
US5876243A (en) Connector-equipped switch box
JP2000115955A (ja) 電気接続箱の防水構造
JP3285324B2 (ja) 防水ケース
JP3165019B2 (ja) スイッチの排水構造
JP3404459B2 (ja) 電気接続箱の防水構造
JP2869395B2 (ja) 電子機器収納用箱
JP2758119B2 (ja) 電気接続箱
JP3501071B2 (ja) 電気接続箱
JPH0652326U (ja) 電気接続箱の水抜き構造
JP3449009B2 (ja) 自動車用バックドアの防水構造
JP2604861Y2 (ja) 電気接続箱
JPH11215653A (ja) 電気接続箱の防水構造
JP3783249B2 (ja) 自動車用スイッチ
JPH0569980U (ja) 電子機器の防雨構造
JPH0645379Y2 (ja) 自動車用ドアスピーカの防水構造
JPH07246831A (ja) 自動車用換気装置
JPS5936539Y2 (ja) 車両用フロントデツキサイド構造
JP2000315872A (ja) 屋外筐体装置
JPH0131558Y2 (ja)
JPH0110801Y2 (ja)
JP3205984B2 (ja) 洗濯機用補助モータの取り付け構造
JPS587674Y2 (ja) 防水ケ−ス
JP2535174Y2 (ja) フォークリフトトラックのシール装置
JPH06255539A (ja) 車両用フードヒンジ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees