JP2869395B2 - 電子機器収納用箱 - Google Patents

電子機器収納用箱

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JP2869395B2
JP2869395B2 JP8821397A JP8821397A JP2869395B2 JP 2869395 B2 JP2869395 B2 JP 2869395B2 JP 8821397 A JP8821397 A JP 8821397A JP 8821397 A JP8821397 A JP 8821397A JP 2869395 B2 JP2869395 B2 JP 2869395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背板部の下側前方に底
板部を張設してなる箱本体を、前板部の上側後方に天板
部を、両側後方に側板部を張設してなるカバーで施蓋し
た屋内外に設置可能な電子機器収納用箱に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カバーを外すことにより箱本体の前面、
上面及び両側面も開放されるこの種の電子機器収納用箱
は、防水機能を持たせ屋外に設置できるものとするた
め、従来は図6に示すようにカバー21の前板部22の
上側後方に張設した天板部23と両側後方張設した側板
部24、24の各基端に内向きの横覆板部23aと縦覆
板部24a、24aを張設して、本体25の背板部26
の上側外面と両側外面を覆い雨水の浸入を防止するもの
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ものは防水性には優れているが、カバー21を本体25
に着脱するには、カバー21を完全に上下方向にスライ
ドさせる必要があり作業性が劣る問題と、スライド高さ
であるカバー21の高さ分設置箇所の上部に空間を必要
とする問題があった。本発明はこれらの問題を解決し、
防水性に優れ、しかもカバーの着脱が容易な電子機器収
納用箱を提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、背板部の下側前方に底板部を張
設してなる箱本体を、前板部の上側後方に天板部を、ま
た両側後方に側板部を張設してなるカバーで施蓋した電
子機器収納用箱において該箱本体の背板部の両端面に
方向に第1の水切り溝が外側堤板部と中側堤板部とによ
り、第2の水切り溝が中側堤板部と内側堤板部とにより
設け、また、前記第1の水切り溝に中側堤板部に設けた
切欠部を介してカバーの両側板部の内面に突設した係止
用突起を背板部の前方側から着脱自在に嵌合できるよう
にしたことを特徴とするものである。なお、カバーの前
板部、両側板部の下方内周面に鍔板部を張設し、該鍔板
部を箱本体の底板部の上面周縁に設けた低段部に係合し
た構造とすることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2において、
1は背板部2の下端前方に底板部3を張設してなる箱本
体であり、該箱本体1の背板部2の両端面に縦方向に第
1の水切り溝4が外側堤板部4aと中側堤板部4bとに
より、第2の水切り溝5が中側堤板部4bと内側堤板部
5aとにより形成されて設けられている。6は前記箱本
体1を施蓋するカバーであり、該カバー6は前板部7の
上側後方に天板部8を、また前板部7の両側後方に側板
部9、9を張設したものであり、天板部8の基端から下
方に向け、両側板部9、9の基端間に亙って前記背板部
2の上部外面を覆う横覆板部10を設けてある。
【0006】11はカバー6の両側板部9、9の内面、
すなわち該両側板部9、9の基端に形成した拡大段部9
aの内面にそれぞれ上下に2個突設した係止用突起であ
り、図3及び図4に示すように、該係止用突起11は前
記箱本体1の中側堤板部4bに設けた切欠部12を介し
て第1の水切り溝4に背板部2の前方側から着脱自在に
嵌合できるものとされている。なお、前記内側堤板部5
aが該係止用突起11の切欠部12を介しての第1の水
切り溝4への嵌合の障害にならないように、図5に示す
ように該内側堤板部5aの先端を係止用突起11の突出
分だけ基端側に位置するものとし、中側堤板部4bの第
2の水切り溝5側の面が前記拡大段部9aの段部9bと
当接するとともに、内側堤板部5aの先端面が側板部9
の内面と当接するものとされている。
【0007】また、前記係止用突起11は第1の水切り
溝4の上下の連通を阻害しないものとするため、先端が
溝底4cに当接するものは図5に示すように中央を凹ま
せているが、係止用突起11の先端が溝底4cに当接し
ないものとしてもよい。13は第1の水切り溝4に設け
た係止用突起11を受ける段部であり、該係止段部13
には連通用の切込13aが設けられている。14はカバ
ー6の前板部7、両側板部9、9の下方内周面に張設し
た鍔板部であり、該鍔板部14は前記箱本体1の底板部
3の上面周縁に設けた低段部3aに係合して密閉性を高
めている。15は底板部3に設けた膜付ゴムブッシュ1
6を嵌着した配線孔である。
【0008】このように構成されたものは、箱本体1の
背板部2の両端面とカバー6の両側板部9、9の内面と
の接触箇所は、背板部2の両端面に縦方向に第1の水切
り溝4と第2の水切り溝5が設けられているので、該接
触箇所の外部から雨水が浸入しても先ず第1の水切り溝
4の下端から外部に排出でき、仮に切欠部12等からこ
の第1の水切り溝4を越え浸入する雨水があっても溝内
に係止用突起11等の障害物のない雨水の流れ易い第2
の水切り溝5により外部に排出できるものであるから、
箱内に浸入するおそれのないものである。さらに、電柱
等に取り付けた場合、背面側からの風圧等により、第1
の水切り溝4の外側堤板部4aと側板部9の拡大段部9
aとの当接面の間隙から風と共に塵が侵入する可能性が
あるが、外部とは連通するが内部は連通しない第1の水
切り溝4、第2の水切り溝5により背面側からの風圧等
を逃がし内部に浸入させないため、防水性のみならず防
塵性にも優れた効果のあるものである。また、天板部8
の基端から下方に向け、両側板部9、9の基端間に亙っ
て前記背板部2の上部外面を覆う横覆板部10を設けて
あるので、背板部2の上端から雨水が全く浸入するおそ
れのないものである。また、カバー6の前板部7、両側
板部9、9の下方内周面に張設した鍔板部14が前記箱
本体1の底板部3の上面周縁に設けた低段部3aに係合
しているので、底板部3側からの風雨を的確に防ぐこと
ができるものである。従って、本実施例の形態ではパッ
キンを使用しなくても優れた防水効果を発揮できる。
【0009】また、カバー6を箱本体1から取り外すに
は、先ずカバー6を前記横覆板部10の上下幅分を上方
にスライドさせ、横覆板部10が背板部2の上端から外
れる位置であって係止用突起11が第1の水切り溝4の
中側堤板部4bに設けた上がり止め部17に当たり背板
部2の前方側から着脱できる位置とし、その後該カバー
6を前方引けば、カバー6は的確に箱本体1から外すこ
とのできるものである。逆にカバー6を箱本体1に施蓋
するには、背板部2の前方側から係止用突起11が第1
の水切り溝4の背板部2の前方側から着脱できる位置に
したうえ、該カバー6を背板部2側に押し込み係止用突
起11が第1の水切り溝4内に達するとともに横覆板部
10の内面が背板部2の外面に添う位置に達したら、カ
バー6を下方にスライドさせる。これにより係止用突起
11が第1の水切り溝4に嵌合されるとともに横覆板部
10が背板部2の上端を覆って的確に施蓋することがで
きる。従って、カバー6の上下方向のスライド距離は横
覆板部10の上下幅分でよいので、着脱作業が容易に行
える。また、箱の設置箇所の上部空間も、横覆板部10
の上下幅分のみ確保すればよいという利点もある。尚、
前記実施の形態は、カバー6に横覆板部10を設けてい
るが、カバー6に横覆板部10を設けることなく箱本体
1の背板部2の上端面に、背板部2の両端面に縦方向に
設けてある第1の水切り溝4と第2の水切り溝5を延長
して、略コ字状としても防水の効果を得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、背板部の下側前方に底板部を張設してなる箱本体
を、前板部の上側後方に天板部を、また両側後方に側板
部を張設してなるカバーで施蓋した電子機器収納用箱に
おいて、箱本体の背板部とカバーの接触箇所に第1、第
2の水切り溝と横覆板部を設け、また、カバーの係止用
突起を第1の水切り溝に背板部の前方側から着脱できる
ものとしたことにより、防水性、防塵性に優れたものと
したうえ、カバーの開閉作業も容易に行えるようにした
ものである。従って、本発明は従来の電子機器収納用箱
の問題を解決したものとして、業界に寄与するところ大
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を分解して示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態を示す一部切欠斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の要部を分解して示す斜視
図である。
【図4】本発明の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の要部を示す断面図であ
る。
【図6】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 箱本体 2 背板部 3 底板部 3a 低段部 4 第1の水切り溝 4a 外側堤板部 4b 中側堤板部 4c 溝底 5 第2の水切り溝 5a 内側堤板部 6 カバー 7 前板部 8 天板部 9 側板部 9a 拡大段部 9b 段部 10 横覆板部 11 係止用突起 12 切欠部 13 段部 13c 連通用の切込 14 鍔板部 15 配線孔 16 膜付ゴムブツシュ 17 上がり止め部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背板部(2) の下側前方に底板部(3) を張
    設してなる箱本体(1) を、前板部(7) の上側後方に天板
    部(8) を、また両側後方に側板部(9) 、(9) を張設して
    なるカバー(6) で施蓋した電子機器収納用箱において該
    箱本体(1) の背板部(2) の両端面に縦方向に第1の水切
    り溝(4) が外側堤板部(4a)と中側堤板部(4b)とにより、
    第2の水切り溝(5) が中側堤板部(4b)と内側堤板部(5a)
    とにより設け、また、前記第1の水切り溝(4) に中側堤
    板部(4b)に設けた切欠部(12)を介してカバー(6) の両側
    板部(9) 、(9) の内面に突設した係止用突起(11)を背板
    部(2) の前方側から着脱自在に嵌合できるようにしたこ
    とを特徴とする電子機器収納用箱。
  2. 【請求項2】カバー(6) の前板部(7) 、両側板部(9) 、
    (9) の下方内周面に鍔板部(14)を張設し、該鍔板部(14)
    を箱本体(1) の底板部(3) の上面周縁に設けた低段部
    (3) に係合したことを特徴とする請求項1に記載の電子
    機器収納用箱。
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