JPH08322124A - 電気接続箱の防水構造 - Google Patents

電気接続箱の防水構造

Info

Publication number
JPH08322124A
JPH08322124A JP7123994A JP12399495A JPH08322124A JP H08322124 A JPH08322124 A JP H08322124A JP 7123994 A JP7123994 A JP 7123994A JP 12399495 A JP12399495 A JP 12399495A JP H08322124 A JPH08322124 A JP H08322124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof
wall
waterproof wall
water
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7123994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Nakamura
昌芳 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7123994A priority Critical patent/JPH08322124A/ja
Publication of JPH08322124A publication Critical patent/JPH08322124A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース底壁に設けた排水口からの浸水を防止
する。 【構成】 電気接続箱のケース底壁11に排水口12を
設け、該排水口の周縁に、一部周縁12dを残してケー
ス内部側へ上向き突出する縦防水壁13を設け、該縦防
水壁の先端に連結すると共に排水口と対向する横防水壁
14を設け、上記縦防水壁と連続していない横防水壁の
先端より、排水口側に向けて下向きに突出する下向き防
水壁15を設け、かつ、ケース底壁は排水口に向けて下
向きに傾斜させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンルー
ム等に搭載する電気接続箱の防水構造に関し、特に、電
気接続箱のケース底壁に開口した排水口からの浸水を防
止するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンルームに搭載するジャ
ンクションボックス等の電気接続箱においては、激しい
雨が降った場合や高圧洗浄水で洗浄した場合等には、電
気接続箱の内部に浸水が発生するため、電気接続箱のロ
アケース、あるいはロアカバーを被せている場合には、
ロアカバーの底壁に排水口を設け、電気接続箱の内部に
浸水した水を排水口から外部に排出し、電気接続箱の内
部に水が溜まらないようにしている。
【0003】上記電気接続箱に設ける排出口について
は、従来、種々のタイプのものが提案されている。実開
昭56−136429号では、図4に示すように、ケー
ス底壁1に開口した排水口2のケース外面側に防水壁3
を突設し、該防水壁3の一部を排水口側へと傾斜させて
いる。上記ケース底壁の外面側に防水壁3を突設した場
合、電気接続箱が大型化し、大きな設置スペースを必要
とする問題がある。
【0004】上記問題を解消するため、ケース内部側へ
突出させた防水壁を設けて、排水口からのケース内部へ
の浸水を防止する構成としたものが、実開昭63−13
1519号と、実開昭63−172215号で提案され
ている。前記従来技術は図5(A)、後記従来技術は図
5(B)に示す構造で、いずれも、ケース底壁1に開口
した排水口2と対向するケース内部側に所要間隔をあけ
て防水板4を設け、該防水板4の左右両側から排水口2
へと矢印X1で示すように排水する構成とされている。
上記防水板4は、その前後方向の両端を底壁1から縦壁
を介して連続して設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図5(A)(B)
に示す防水構造では、防水板を排水口2と間隔をあけて
対向し、防水板4が排水口2と連続していないため、排
水用の左右側の隙間を通して、外部側から矢印X2に示
すように、ケース内部への浸水が発生しやすい。
【0006】図5(A)の防水構造は、図5(B)の防
水構造より、防水板4が排水口2よりも大きくされてい
るため、矢印X2からの浸水が若干発生しにくい。しか
しながら、防水板4を排水口2より大きくするには、ケ
ースを樹脂成形する場合、一対の金型では形成できず、
スライド型が必要となり、金型製作費用が高くなり、コ
ストアップの要因となる。
【0007】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
ケース底壁に開口した排水口からの浸水を確実に防止で
きると共に、スライド型を必要とせず一対の金型で成形
できるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電気接続箱のケース底壁に排水口を設
け、該排水口の周縁に、一部周縁を残してケース内部側
へ上向き突出する縦防水壁を設け、該縦防水壁の先端に
連結すると共に排水口と対向する横防水壁を設け、上記
縦防水壁と連続していない横防水壁の先端より、排水口
側に向けて下向きに突出する下向き防水壁を設け、か
つ、ケース底壁は排水口に向けて下向きに傾斜させてい
るていることを特徴とする電気接続箱の防水構造を提供
している。
【0009】上記電気接続箱は、一対の上下型からなる
金型で一体に樹脂成形して設けている。また、上記ケー
ス底壁の下方傾斜は、縦防水壁を設けていない部分が最
下位となるように傾斜させることが好ましい。
【0010】
【作用】上記構造の電気接続箱では、排水口からケース
内部に進入しようとする水のうち、上向きに進入する水
は排水口と対向する横防水壁で遮断され進入できない。
斜め上向きで進入する水は排水口の周囲の縦防水壁によ
り遮断され進入できない。また、縦防水壁が形成されて
いない隙間から進入する水は横防水壁から下向きに突出
した下向き防水壁で遮られ進入しにくい。仮に、隙間か
らケース底壁の内面に沿って浸水が発生しても、ケース
底壁は排水口に向かって下方傾斜しているため、進入し
た水は傾斜面に沿って排出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1はバスバー、ヒューズ、リレー等を収容
および搭載する電気接続箱のロアケース10を示し、該
ロアケース10の底壁11は、中央部に向かって下方傾
斜させ、中央部が最も下位となるように設定している。
ロアケース10および該ロアケースと組みつけて電気接
続箱を形成するアッパケース(図示せず)は、夫々金型
を用いて樹脂で一体成形している。
【0012】上記ロアケース底壁11の中央部には、図
2(A)(B)に示すように、四角形状の排水口12を
開口しており、排水口12の三辺12a、12b、12
cの周縁から、ケース内部側の上向きに縦防水壁13を
突設している。残り一辺12dからは縦防水壁は突設し
ていない。
【0013】上記縦防水壁13の上端を連結すると共
に、排水口12と所定寸法Hをあけて対向する横防水壁
14を設けている。該横防水壁13の縦防水壁14と連
続していない先端14aは、排水口12の辺12dと寸
法Cをあけている。横防水壁14の先端14aから排水
口12側に向かって下向きに突出した下向き防水壁15
を突設している。上記寸法Cは下向き防水壁15を成形
するための型Mを抜くために必要な最小寸法としてい
る。
【0014】上記下向き防水壁15の突出量Dは、排水
口12の辺12dと下向き防水壁15の下端15aとの
隙間Sを通してケース内部からの排水が十分になされる
と共に、隙間Sを通してケース外部からの浸水をある程
度遮断できるように設定している。
【0015】上記構造とすると、ケース内部に浸水した
水は、ケース底壁11に落下し、傾斜面を伝って排水口
12に集まり、辺12d側の隙間Sを通って外部に排出
される。
【0016】一方、ケース外部からは、上向きに進入す
る水Z1は排水口と対向する横防水壁で14遮断され進
入できない。斜め上向きで進入する水Z2は排水口の周
囲の縦防水壁13により遮断され進入できない。また、
縦防水壁13が形成されていない隙間Sから進入する水
Z3は下向き防水壁15で遮断される。隙間Sから底壁
11の内面に沿って進入しようとする水Z4は底壁11
の傾斜面に沿って排水口12側へと下方傾斜して落下
し、ケース内部へ進入できない。
【0017】上記のように、ケース外部から排水口12
を通して進入しようとする水は遮断され、防水を略確実
に図ることができる。また、本発明の防水構造では、横
防水壁14および下向き防水壁15をスライド型を用い
ずに、上下型のみで成形することができる。
【0018】図3は本発明の変形例を示し、ケース底壁
11の傾斜は、縦防水壁13を設けていない排水口12
の辺12dが最も下位となるように形成している。該構
成とすると、ケース内部に進入して縦防水壁13の周囲
に集まった水が、排水口12の辺12d側へと流れ、隙
間Sから、よりスムーズに排出することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる電気接続箱の防水構造によれば、排水口の周囲
に設ける防水壁をケース内部側に設けているため、電気
接続箱が大型化しない。また、排水口の周囲を、一部を
残して上向きに突出した縦防水壁で覆うと共に、該縦防
水壁の上端に連続させた横防水壁で排水口と対向させて
いるため、上向きおよび縦防水壁へ向かう浸水を防止で
きる。縦防水壁を設けておらず内部からの排水のために
確保している隙間には、横防水壁から下向き防水壁を突
出させているため、上記隙間からの浸水も防止できる。
【0020】さらに、上記防水構造を設けると、スライ
ド型を用いずに、上下型だけで成形でき、ケース成形用
の金型作製費用を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のロアケースの正面図であ
る。
【図2】 図1のロアケースに設けた排水部分を示し、
(A)は要部拡大断面図、(B)は(A)の平面図であ
る。
【図3】 本発明の変形例を示す要部断面図である。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【図5】 (A)(B)は他の従来例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ロアケース 11 底壁 12 排水口 13 縦防水壁 14 横防水壁 15 下向き防水壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱のケース底壁に排水口を設
    け、該排水口の周縁に、一部周縁を残してケース内部側
    へ上向き突出する縦防水壁を設け、該縦防水壁の先端に
    連結すると共に排水口と対向する横防水壁を設け、上記
    縦防水壁と連続していない横防水壁の先端より、排水口
    側に向けて下向きに突出する下向き防水壁を設け、か
    つ、ケース底壁は排水口に向けて下向きに傾斜させてい
    ることを特徴とする電気接続箱の防水構造。
JP7123994A 1995-05-23 1995-05-23 電気接続箱の防水構造 Withdrawn JPH08322124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123994A JPH08322124A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 電気接続箱の防水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123994A JPH08322124A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 電気接続箱の防水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08322124A true JPH08322124A (ja) 1996-12-03

Family

ID=14874414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7123994A Withdrawn JPH08322124A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 電気接続箱の防水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08322124A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930686A1 (en) * 1998-01-16 1999-07-21 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Wiring box with shielded water outlet
JP2001186627A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Yazaki Corp 電気接続箱の水抜き構造
JP2006105931A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Matsushita Electric Works Ltd 熱線式検知器
DE102013210627A1 (de) 2012-06-07 2013-12-12 Yazaki Corporation Elektrischer Anschlusskasten
JP2014085366A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Giken Torasutemu Kk 天井取付型センサ
WO2015076214A1 (ja) * 2013-11-22 2015-05-28 矢崎総業株式会社 電気接続箱
KR20200120310A (ko) * 2019-04-12 2020-10-21 주식회사 만도 차량의 전자제어장치
CN112824155A (zh) * 2019-11-20 2021-05-21 矢崎总业株式会社 液体排出结构

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930686A1 (en) * 1998-01-16 1999-07-21 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Wiring box with shielded water outlet
JP2001186627A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Yazaki Corp 電気接続箱の水抜き構造
JP2006105931A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Matsushita Electric Works Ltd 熱線式検知器
JP4639746B2 (ja) * 2004-10-08 2011-02-23 パナソニック電工株式会社 熱線式検知器
DE102013210627A1 (de) 2012-06-07 2013-12-12 Yazaki Corporation Elektrischer Anschlusskasten
JP2013255351A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Yazaki Corp 電気接続箱
US9066423B2 (en) 2012-06-07 2015-06-23 Yazaki Corporation Electrical junction box
JP2014085366A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Giken Torasutemu Kk 天井取付型センサ
JP2015104194A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 矢崎総業株式会社 電気接続箱
WO2015076214A1 (ja) * 2013-11-22 2015-05-28 矢崎総業株式会社 電気接続箱
KR20200120310A (ko) * 2019-04-12 2020-10-21 주식회사 만도 차량의 전자제어장치
CN112824155A (zh) * 2019-11-20 2021-05-21 矢崎总业株式会社 液体排出结构
EP3826122A1 (en) * 2019-11-20 2021-05-26 Yazaki Corporation Liquid discharge structure
JP2021083233A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 矢崎総業株式会社 液体排出構造
US11679815B2 (en) 2019-11-20 2023-06-20 Yazaki Corporation Liquid discharge structure
CN112824155B (zh) * 2019-11-20 2024-03-01 矢崎总业株式会社 液体排出结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6982379B2 (en) Automotive electrical connection box and a method of mounting it
JPH0750829Y2 (ja) 電気接続箱
JP4901374B2 (ja) 電気接続箱の排水構造
JP4413945B2 (ja) 電気接続箱の排水構造体
JP2002369335A (ja) 電気接続箱の二重壁構造
CN100361356C (zh) 电接线盒的防水结构
JP4180248B2 (ja) 電気接続箱
EP1107278A2 (en) Electrical connector housing
JPH08322124A (ja) 電気接続箱の防水構造
JP5791000B2 (ja) 電気接続箱
AU726364B2 (en) Electrical junction box assembly with an electrical unit therein
JP4063020B2 (ja) 電気接続箱の排水構造
JP3052807B2 (ja) 電気接続箱の排水構造
JP4002801B2 (ja) 電気接続箱の排水構造
JP2012085473A (ja) 車搭用プロテクタの水抜き構造
JPH06327121A (ja) 電気接続箱
JP3028749B2 (ja) 電気接続箱の排水構造
JP3501071B2 (ja) 電気接続箱
JPH0750830Y2 (ja) ジャンクションボックスの水抜き構造
JP3464394B2 (ja) 電気接続箱の排水構造
JP3473474B2 (ja) コネクタ接続箱
JPH09321450A (ja) 電気機器収納用箱体
JP3414301B2 (ja) 電気接続箱
JP3139278B2 (ja) 電気接続箱
JP2019075953A (ja) カバー構造及び電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020806