JP2519900B2 - シヨツクアブソ−バの減衰力発生装置 - Google Patents
シヨツクアブソ−バの減衰力発生装置Info
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- JP2519900B2 JP2519900B2 JP61175277A JP17527786A JP2519900B2 JP 2519900 B2 JP2519900 B2 JP 2519900B2 JP 61175277 A JP61175277 A JP 61175277A JP 17527786 A JP17527786 A JP 17527786A JP 2519900 B2 JP2519900 B2 JP 2519900B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/348—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用、特に四輪車用シヨツクアブソーバの
減衰力発生装置に関する。
減衰力発生装置に関する。
この種従来のシヨツクアブソーバとして、例えば実開
昭60−101242号公報に開示されたものが開発されてい
る。
昭60−101242号公報に開示されたものが開発されてい
る。
このシヨツクアブソーバは二つの油室を通じさせる通
路の口端にサブリーフバルブと、このサブリーフバルブ
より剛性の大きいメインバルブとをワツシヤを介して積
層させたものであり、低速域ではサブリーフバルブがワ
ツシヤを支持点として撓むことにより減衰力を発生さ
せ、しかもこの低速域の減衰力はサブリーフバルブの厚
さとワツシヤの支持径の変更により低い値から高い値に
自由に設定できるものである。
路の口端にサブリーフバルブと、このサブリーフバルブ
より剛性の大きいメインバルブとをワツシヤを介して積
層させたものであり、低速域ではサブリーフバルブがワ
ツシヤを支持点として撓むことにより減衰力を発生さ
せ、しかもこの低速域の減衰力はサブリーフバルブの厚
さとワツシヤの支持径の変更により低い値から高い値に
自由に設定できるものである。
しかしながら、この従来のシヨツクアブソーバでは次
のような不具合がある。
のような不具合がある。
低速域減衰力はサブリーフバルブの剛性により決ま
るが、このサブリーフバルブの板厚の標準値は数種類に
決つており、この数種類のうちの任意のものを選択する
上では減衰力を自由に設定できる分けであるが、無段階
に設定できる分けではないから設定の自由度の範囲にも
限界があり、減衰力にもばらつきが生ずる。
るが、このサブリーフバルブの板厚の標準値は数種類に
決つており、この数種類のうちの任意のものを選択する
上では減衰力を自由に設定できる分けであるが、無段階
に設定できる分けではないから設定の自由度の範囲にも
限界があり、減衰力にもばらつきが生ずる。
サブリーフバルブと並列に圧側減衰力の一部を負担
させる背面絞り手段が設けられているから、例えばピス
トンの下降時に下部室と上部室間に圧力差が発生し、サ
ブリーフバルブはこの圧力差の圧に耐える強度が必要
で、伸側低速域減衰力が低い場合は背面絞りが実施でき
ない場合がある。
させる背面絞り手段が設けられているから、例えばピス
トンの下降時に下部室と上部室間に圧力差が発生し、サ
ブリーフバルブはこの圧力差の圧に耐える強度が必要
で、伸側低速域減衰力が低い場合は背面絞りが実施でき
ない場合がある。
高速域ではサブリーフバルブとメインバルブが撓む
が、この時サブリーフバルブのほぼ中央は環座のエツジ
を支点にして大きく撓み、外周端はメインバルブの上面
で支えられる。この為サブリーフバルブは環座のエツジ
部で彎曲して盛り上がり、均一に撓めないから、変形し
たり、盛り上がつた部分に割れが発生し易い。
が、この時サブリーフバルブのほぼ中央は環座のエツジ
を支点にして大きく撓み、外周端はメインバルブの上面
で支えられる。この為サブリーフバルブは環座のエツジ
部で彎曲して盛り上がり、均一に撓めないから、変形し
たり、盛り上がつた部分に割れが発生し易い。
サブリーフバルブは上流側の油室と下流側の圧力差
で開くが、その差圧が高く急激に開いて油が流出する時
スイツシユ音が発生する。
で開くが、その差圧が高く急激に開いて油が流出する時
スイツシユ音が発生する。
従つて本発明の目的は減衰力のばらつきが発生せず、
サブリーフバルブの耐久性を向上させ、スイツシユ音が
発生しないシヨツクアブソーバの減衰力発生装置を提供
することである。
サブリーフバルブの耐久性を向上させ、スイツシユ音が
発生しないシヨツクアブソーバの減衰力発生装置を提供
することである。
上記の目的を達成するため、本発明の構成は、ピスト
ンロツドの下部にピストンナツトを介してピストンが締
結され、当該ピストンロツドはピストンを介してシリン
ダ内に移動自在に挿入され、シリンダ内にはピストンを
介して二つの油室が区画され、二つの油室はピストンに
形成したメイン通路を介して連通され、メイン通路の口
端に中・高速域の減衰力を発生させるメインバルブを設
けたシヨツクアブソーバにおいて、二つの油室を連通さ
せるバイパス通路が前記メイン通路と並列に設けられ、
このバイパス通路はピストンロツドに形成した通路と、
ピストンナツトに形成した室及びオリフイスポートと、
ピストンナツトの上面に形成した環状溝とで構成され、
環状溝の口端に低速域で減衰力を発生させるサブリーフ
バルブを開閉自在に設けると共に当該サブリーフバルブ
に対向してテーパ面又は円弧面を有するバルブストツパ
が設けられていることを特徴とするものである。
ンロツドの下部にピストンナツトを介してピストンが締
結され、当該ピストンロツドはピストンを介してシリン
ダ内に移動自在に挿入され、シリンダ内にはピストンを
介して二つの油室が区画され、二つの油室はピストンに
形成したメイン通路を介して連通され、メイン通路の口
端に中・高速域の減衰力を発生させるメインバルブを設
けたシヨツクアブソーバにおいて、二つの油室を連通さ
せるバイパス通路が前記メイン通路と並列に設けられ、
このバイパス通路はピストンロツドに形成した通路と、
ピストンナツトに形成した室及びオリフイスポートと、
ピストンナツトの上面に形成した環状溝とで構成され、
環状溝の口端に低速域で減衰力を発生させるサブリーフ
バルブを開閉自在に設けると共に当該サブリーフバルブ
に対向してテーパ面又は円弧面を有するバルブストツパ
が設けられていることを特徴とするものである。
低速域ではバイパス通路を介して流れる油がサブリー
フバルブを押し開いて流出し、この時低減衰力が発生す
る。環状溝内ではオリフイスポートによつて圧力降下が
あるからサブリーフバルブを開いた時スイツシユ音が発
生しない。又サブリーフバルブは開いた時その背面がバ
ルブストツパのテーパ面又は円弧面と当接するから開く
開度が一定で減衰力にばらつきが生じない。しかもサブ
リーフバルブはテーパ面又は円弧面に沿つて撓むから撓
む角度に無理がなく、部分的に応力が集中せずサブリー
フバルブを変形したり、破損させない。
フバルブを押し開いて流出し、この時低減衰力が発生す
る。環状溝内ではオリフイスポートによつて圧力降下が
あるからサブリーフバルブを開いた時スイツシユ音が発
生しない。又サブリーフバルブは開いた時その背面がバ
ルブストツパのテーパ面又は円弧面と当接するから開く
開度が一定で減衰力にばらつきが生じない。しかもサブ
リーフバルブはテーパ面又は円弧面に沿つて撓むから撓
む角度に無理がなく、部分的に応力が集中せずサブリー
フバルブを変形したり、破損させない。
以下本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るシヨツクアブソーバ
を示す。
を示す。
シヨツクアブソーバ1はシリンダ2と、シリンダ2内
に摺動自在に挿入された隔壁部材たるピストン3と、ピ
ストン3に結合されたピストンロツド4と、ピストン3
で区画された上下油室5,6とを有している。
に摺動自在に挿入された隔壁部材たるピストン3と、ピ
ストン3に結合されたピストンロツド4と、ピストン3
で区画された上下油室5,6とを有している。
シリンダ2の下部には隔壁部材たるバルブハウジング
7が結合され、このバルブハウジング7は下部油室6と
シリンダ2の外側に設けたリザーバとを区画している。
7が結合され、このバルブハウジング7は下部油室6と
シリンダ2の外側に設けたリザーバとを区画している。
ピストンロツド4の下部には上部バルブストツパ8と
皿形又はたこ足状のリーフスプリング9と、チエツクバ
ルブ10とピストン3と伸側メインリーフバルブ11と下部
バルブストツパ12と伸側サブリーフバルブ13とが順次直
列に挿入され、ピストンロツド4の最下部に螺合された
ピストンナツト14でこれらの部材が締結されている。
皿形又はたこ足状のリーフスプリング9と、チエツクバ
ルブ10とピストン3と伸側メインリーフバルブ11と下部
バルブストツパ12と伸側サブリーフバルブ13とが順次直
列に挿入され、ピストンロツド4の最下部に螺合された
ピストンナツト14でこれらの部材が締結されている。
バルブハウジング7にはベースバルブ機構が組み込ま
れている。即ち、バルブハウジング7の中央にバルブガ
イド15が挿入され、このバルブガイド15の上部には上部
バルブストツパ16とリーフスプリング23とチエツクバル
ブ17が挿入され、同じくバルブガイド15の下方には圧側
メインリーフバルブ19と下部バルブストツパ20と圧側サ
ブリーフバルブ29とが挿入され、これらの部材はバルブ
ガイド15の上部かしめ部24と下部バルブシート部22とで
バルブハウジング7の上下両側に挾持されている。
れている。即ち、バルブハウジング7の中央にバルブガ
イド15が挿入され、このバルブガイド15の上部には上部
バルブストツパ16とリーフスプリング23とチエツクバル
ブ17が挿入され、同じくバルブガイド15の下方には圧側
メインリーフバルブ19と下部バルブストツパ20と圧側サ
ブリーフバルブ29とが挿入され、これらの部材はバルブ
ガイド15の上部かしめ部24と下部バルブシート部22とで
バルブハウジング7の上下両側に挾持されている。
ピストン3には二つの油室を通じさせるメイン通路た
る伸側ポート25と圧側ポート26とが軸方向に穿たれてい
る。伸側ポート25の下部口端にはメインバルブたるメイ
ンリーフバルブ11が開閉自在に配設され、このメインリ
ーフバルブ11の内周基端は下部バルブストツパ12の内周
環状突起で保持され、メインリーフバルブ11の外周外面
とバルブストツパ12との間には前記突起分の隙間が設け
られている。
る伸側ポート25と圧側ポート26とが軸方向に穿たれてい
る。伸側ポート25の下部口端にはメインバルブたるメイ
ンリーフバルブ11が開閉自在に配設され、このメインリ
ーフバルブ11の内周基端は下部バルブストツパ12の内周
環状突起で保持され、メインリーフバルブ11の外周外面
とバルブストツパ12との間には前記突起分の隙間が設け
られている。
圧側ポート26は単なる吸込み用のポートとして形成さ
れてもよいが、背面絞り用に使用するためオリフイスポ
ートとして形成してもよい。このポート26の上部口端に
はチエツクバルブ10が開閉自在に設けられている。伸側
ポート25の上部口端に対向するバルブストツパ8、リー
フスプリング9、チエツクバルブ10にはそれぞれ開口部
が形成されている。
れてもよいが、背面絞り用に使用するためオリフイスポ
ートとして形成してもよい。このポート26の上部口端に
はチエツクバルブ10が開閉自在に設けられている。伸側
ポート25の上部口端に対向するバルブストツパ8、リー
フスプリング9、チエツクバルブ10にはそれぞれ開口部
が形成されている。
他方伸側ポート25と並列に低速域で低減衰力を発生さ
せるために使用するバイパス通路27が設けられている。
このバイパス通路27はピストンロツド4に形成した通路
28とピストンナツト14に形成した室29と同じくピストン
ナツト14に形成したオリフイスポート30とピストンナツ
ト14の上面に形成し、且つオリフイスポート30に直接開
口する環状溝31とから成つている。通路28は上部油室5
に開口し、環状溝31は下部油室6に開閉される。環状溝
31の口端シート面にはサブリーフバルブ13が開閉自在に
設けられている。
せるために使用するバイパス通路27が設けられている。
このバイパス通路27はピストンロツド4に形成した通路
28とピストンナツト14に形成した室29と同じくピストン
ナツト14に形成したオリフイスポート30とピストンナツ
ト14の上面に形成し、且つオリフイスポート30に直接開
口する環状溝31とから成つている。通路28は上部油室5
に開口し、環状溝31は下部油室6に開閉される。環状溝
31の口端シート面にはサブリーフバルブ13が開閉自在に
設けられている。
サブリーフバルブ13の基端は下部バルブストツパ12の
基端下部で挾持されている。
基端下部で挾持されている。
バルブストツパ12の下面外周にはテーパ面33又は円弧
面が形成され、静止状態ではテーパ面33又は円弧面とサ
ブリーフバルブ13の上面間に隙間が形成され、サブリー
フバルブ13はこの隙間の間隔分上方に撓み得るものであ
り、最大に撓んだ時サブリーフバルブ13の上面がテーパ
面33又は円弧面に均一に当接する。
面が形成され、静止状態ではテーパ面33又は円弧面とサ
ブリーフバルブ13の上面間に隙間が形成され、サブリー
フバルブ13はこの隙間の間隔分上方に撓み得るものであ
り、最大に撓んだ時サブリーフバルブ13の上面がテーパ
面33又は円弧面に均一に当接する。
室29はあらかじめ空間を形成しておき、この空間をキ
ヤツプ32で密封し、キヤツプ32はピストンナツト14の下
端をかしめて固定する。
ヤツプ32で密封し、キヤツプ32はピストンナツト14の下
端をかしめて固定する。
オリフイスポート30として図示のように軸方向に沿つ
て垂直に形成し、このポート30に対向する室29の横巾を
大きくするためには加工上どうしてもキヤツプ32が必要
となるが、第3図の実施例のようにオリフイスポート30
を斜めに沿つて形成する場合にはキヤツプ部32aはピス
トンナツト14と一体に成形することができる。
て垂直に形成し、このポート30に対向する室29の横巾を
大きくするためには加工上どうしてもキヤツプ32が必要
となるが、第3図の実施例のようにオリフイスポート30
を斜めに沿つて形成する場合にはキヤツプ部32aはピス
トンナツト14と一体に成形することができる。
更に第1図のオリフイスポート30は軸方向に沿つて長
く成形しているが、第2図の実施例に示すようにオリフ
イスポート30を短かく成形してもよい。
く成形しているが、第2図の実施例に示すようにオリフ
イスポート30を短かく成形してもよい。
次にベースバルブ部について述べるが、その構造は実
質的にピストン部のバルブ機構と同じである。
質的にピストン部のバルブ機構と同じである。
バルブハウジング7の中央に下部油室6とリザーバを
通じさせる圧側ポート34と伸側ポート35を形成し、圧側
ポート34の下部口端にはサブリーフバルブ19を開閉自在
に設け、伸側ポート35の上部口端にはチエツクバルブ15
が開閉自在で設けられている。
通じさせる圧側ポート34と伸側ポート35を形成し、圧側
ポート34の下部口端にはサブリーフバルブ19を開閉自在
に設け、伸側ポート35の上部口端にはチエツクバルブ15
が開閉自在で設けられている。
圧側ポート34と並列に低速域での低減衰力を発生させ
るバイパス通路36が形成されている。バイパス通路36は
バルブガイド15に形成した通路37とオリフイスポート38
とオリフイスポート38に開口する環状溝39とからなり、
環状溝39の口端にはサブリーフバルブ21が開閉自在に設
けられている。サブリーフバルブ21の基端はバルブスト
ツパ20の内周側基端で挾持されている。
るバイパス通路36が形成されている。バイパス通路36は
バルブガイド15に形成した通路37とオリフイスポート38
とオリフイスポート38に開口する環状溝39とからなり、
環状溝39の口端にはサブリーフバルブ21が開閉自在に設
けられている。サブリーフバルブ21の基端はバルブスト
ツパ20の内周側基端で挾持されている。
バルブストツパ20の下面外周側にはテーパ面40又は円
弧面が形成され、このテーパ面40等を形成した分、サブ
リーフバルブ21との間に隙間が形成され、この隙間の間
隔分サブリーフバルブ21が撓み得るようになつている。
弧面が形成され、このテーパ面40等を形成した分、サブ
リーフバルブ21との間に隙間が形成され、この隙間の間
隔分サブリーフバルブ21が撓み得るようになつている。
次に作動について述べる。
伸長作動時において、低速域では、メインリーフバル
ブ11の剛性がサブリーフバルブ13の剛性より大きいか
ら、上部油室5の油は通路28−室29−オリフイスポート
30−環状溝31を流れ、サブリーフバルブ13を押し開いて
下部油室6に流れ、この時、サブリーフバルブ13の撓み
と流動抵抗により低速域時の低減衰力を発生させる。一
方、ピストンロツド4の体積分の油はリザーバよりベー
スバルブ側の伸側ポート35よりチエツクバルブ35を押し
開いて下部油室6に導入される。
ブ11の剛性がサブリーフバルブ13の剛性より大きいか
ら、上部油室5の油は通路28−室29−オリフイスポート
30−環状溝31を流れ、サブリーフバルブ13を押し開いて
下部油室6に流れ、この時、サブリーフバルブ13の撓み
と流動抵抗により低速域時の低減衰力を発生させる。一
方、ピストンロツド4の体積分の油はリザーバよりベー
スバルブ側の伸側ポート35よりチエツクバルブ35を押し
開いて下部油室6に導入される。
しかして、バイパス通路28を油が流れる時、オリフイ
スポート30の前後に圧力差が発生し、環状溝31の圧力は
室29の圧力より低く、いわゆる圧力降下があり、降下し
た圧力でサブリーフバルブ13を撓ませて油が流出し、オ
リフィスポート30からの噴流が直接下部油室6に解放さ
れないことから、スイッシュ音の発生が防止される。
スポート30の前後に圧力差が発生し、環状溝31の圧力は
室29の圧力より低く、いわゆる圧力降下があり、降下し
た圧力でサブリーフバルブ13を撓ませて油が流出し、オ
リフィスポート30からの噴流が直接下部油室6に解放さ
れないことから、スイッシュ音の発生が防止される。
又、サブリーフバルブ13が上方に撓んだ時、その撓み
量はバルブストツパ12との間の隙間の大きさで規制さ
れ、常に一定であるから減衰力の大きさにばらつきが生
じない。
量はバルブストツパ12との間の隙間の大きさで規制さ
れ、常に一定であるから減衰力の大きさにばらつきが生
じない。
更にサブリーフバルブ13はバルブストツパ12のテーパ
面33又は円弧面に沿つて順次なめらかに撓むから、一部
分に応力の集中が無く変形したり、割れたり、破損する
のが防止される。
面33又は円弧面に沿つて順次なめらかに撓むから、一部
分に応力の集中が無く変形したり、割れたり、破損する
のが防止される。
更にピストン速度が中・高速域になると、上部油室5
の油はバイパス通路28からの流れに加えて、伸側ポート
25よりメインリーフバルブ11を撓ませて下部油室6に流
れ、メインリーフバルブ11の作用で中・高速域の中・高
速減衰力が発生する。
の油はバイパス通路28からの流れに加えて、伸側ポート
25よりメインリーフバルブ11を撓ませて下部油室6に流
れ、メインリーフバルブ11の作用で中・高速域の中・高
速減衰力が発生する。
他方、圧縮作動時に於て、先ず低速域では下部油室6
の油の一部は圧側ポート26よりチエツクバルブ10を押し
開いて上部油室5に流出し、一部の油はバルブガイド15
の通路37−オリフイスポート38−環状溝39に流れ、サブ
リーフバルブ21を押し開いてリザーバ側に流出する。こ
の時サブリーフバルブ21の作用で低速域の低減衰力を発
生させる。
の油の一部は圧側ポート26よりチエツクバルブ10を押し
開いて上部油室5に流出し、一部の油はバルブガイド15
の通路37−オリフイスポート38−環状溝39に流れ、サブ
リーフバルブ21を押し開いてリザーバ側に流出する。こ
の時サブリーフバルブ21の作用で低速域の低減衰力を発
生させる。
圧側ポート26がオリフイスポートとして形成されてい
る場合には背面絞りが発生し、オリフイスポートによる
減衰力とサブリーフバルブ21による減衰力が得られる。
る場合には背面絞りが発生し、オリフイスポートによる
減衰力とサブリーフバルブ21による減衰力が得られる。
スイツシユ音の防止、減衰力のばらつき防止、サブリ
ーフバルブの強度保償は上記ピストン部のサブリーフバ
ルブ13で述べた場合と同じである。
ーフバルブの強度保償は上記ピストン部のサブリーフバ
ルブ13で述べた場合と同じである。
次に第4図は本発明の他の実施例に係り、これはサブ
リーフバルブの取り付け位置を変更したものである。作
用効果は上記の場合と同一であるから詳細は省略する。
又同一の符号で示す部材は第1図の部材と同一の作用、
効果を有し、実質的に同一の部材である。
リーフバルブの取り付け位置を変更したものである。作
用効果は上記の場合と同一であるから詳細は省略する。
又同一の符号で示す部材は第1図の部材と同一の作用、
効果を有し、実質的に同一の部材である。
ピストンナツト14にキヤツプ32とサブリーフバルブ13
と下部バルブストツパ12をかしめ固定している。ピスト
ンナツト41の上部はメインリーフバルブ11のバルブスト
ツパを兼ねている。キヤツプ32にはオリフイスポート30
と環状溝31を形成し、環状溝31の口端にはサブリーフバ
ルブ13が開閉自在に設けられ、このサブリーフバルブ13
の外周基端がバルブストツパ12の外周で挾持されてい
る。
と下部バルブストツパ12をかしめ固定している。ピスト
ンナツト41の上部はメインリーフバルブ11のバルブスト
ツパを兼ねている。キヤツプ32にはオリフイスポート30
と環状溝31を形成し、環状溝31の口端にはサブリーフバ
ルブ13が開閉自在に設けられ、このサブリーフバルブ13
の外周基端がバルブストツパ12の外周で挾持されてい
る。
同じく、ベスースバルブ部において、バルブガイド15
の下部にキヤツプ32とサブリーフバルブ21と下部バルブ
ストツパ20がかしめ固定されている。バルブガイド15の
上部はメインリーフバルブ19のバルブストツパを兼ねて
いる。バルブガイド15とキヤツプ32にはバイパス通路36
を構成する通路37と室41とオリフイスポート38と環状溝
39とが形成され、環状溝39の口端にサブリーフバルブ21
が開閉自在に設けられ、このサブリーフバルブ21の外周
基端がバルブストツパ20の外周で挾持されている。
の下部にキヤツプ32とサブリーフバルブ21と下部バルブ
ストツパ20がかしめ固定されている。バルブガイド15の
上部はメインリーフバルブ19のバルブストツパを兼ねて
いる。バルブガイド15とキヤツプ32にはバイパス通路36
を構成する通路37と室41とオリフイスポート38と環状溝
39とが形成され、環状溝39の口端にサブリーフバルブ21
が開閉自在に設けられ、このサブリーフバルブ21の外周
基端がバルブストツパ20の外周で挾持されている。
上記第1図の実施例と同じく、バイパス通路27,36を
低速域において油が流れ、サブリーフバルブ13,21がそ
れぞれ伸長時、圧縮時の低減衰力を発生させる。
低速域において油が流れ、サブリーフバルブ13,21がそ
れぞれ伸長時、圧縮時の低減衰力を発生させる。
同じく、第5図は本発明の他の実施例に係り、これは
第4図の実施例を変形し、サブリーフバルブ13,21を内
周固定した例である。
第4図の実施例を変形し、サブリーフバルブ13,21を内
周固定した例である。
即ち、キヤツプ30,32の中央にバフブ保持部42,43をそ
れぞれ貫通し、このバルブ保持部42,43の外周にサブリ
ーフバルブ13,21とバルブストツパ12,20を差し込んでそ
の内周基端をかしめ固定したものである。
れぞれ貫通し、このバルブ保持部42,43の外周にサブリ
ーフバルブ13,21とバルブストツパ12,20を差し込んでそ
の内周基端をかしめ固定したものである。
キヤツプ32,32にはオリフイスポート30,38と環状溝3
1,39がそれぞれ形成されている。
1,39がそれぞれ形成されている。
第6図は本発明の他の実施例に係る。
これは、ピストン部における伸側メインバルブとして
リーフバルブ44とバルブ45とを重ねたのを使用し、バル
ブ45とピストンナツト14aとの間にスプリング46を介装
させ、リーフバルブ44を常時閉じ方向に付勢したもので
ある。低速域の減衰力を発生させるバイパス通路27とサ
ブリーフバルブ13の構造は第4図の実施例と同じであ
る。
リーフバルブ44とバルブ45とを重ねたのを使用し、バル
ブ45とピストンナツト14aとの間にスプリング46を介装
させ、リーフバルブ44を常時閉じ方向に付勢したもので
ある。低速域の減衰力を発生させるバイパス通路27とサ
ブリーフバルブ13の構造は第4図の実施例と同じであ
る。
更にベースバルブ部に於ては、第1図のバルブガイド
の構造を変形し、パイプ状のバルブガイド48にバルブシ
ート47を挿入してかしめたものを使用し、バルブガイド
48に通路49とオリフイスポート50を形成し、バルブシー
ト47に通路51と環状溝52を形成したものである。この場
合には孔加工が容易である。
の構造を変形し、パイプ状のバルブガイド48にバルブシ
ート47を挿入してかしめたものを使用し、バルブガイド
48に通路49とオリフイスポート50を形成し、バルブシー
ト47に通路51と環状溝52を形成したものである。この場
合には孔加工が容易である。
更に第7図は本発明の他の実施例に係り、これは第6
図の場合と同じく、メインバルブとしてリーフバルブ44
とバルブ45とを使用し、メインバルブはスプリング46を
閉じ方向に付勢され、更に低速域の減衰力を発生させる
サブリーフバルブ13は第5図の実施例と同じく内周固定
となつている。更にベースバルブは第4図の実施例と同
じく外周固定のサブリーフバルブ21を使用したものであ
る。
図の場合と同じく、メインバルブとしてリーフバルブ44
とバルブ45とを使用し、メインバルブはスプリング46を
閉じ方向に付勢され、更に低速域の減衰力を発生させる
サブリーフバルブ13は第5図の実施例と同じく内周固定
となつている。更にベースバルブは第4図の実施例と同
じく外周固定のサブリーフバルブ21を使用したものであ
る。
更に第8図は本発明の他の実施例に係り、これは伸側
メインバルブの構造が異なるタイプのシヨツクアブソー
バに低速域の低減衰力発生機構を応用した例を示す。
メインバルブの構造が異なるタイプのシヨツクアブソー
バに低速域の低減衰力発生機構を応用した例を示す。
即ち、ピストン51にポート52を形成し、このポート52
にメインリーフバルブ53を開閉自在に設け、メインリー
フバルブ53の上部にポート59を穿つたバルブ押え54を置
き、このバルブ押え54とハウジング56との間にスプリン
グ55が介装されている。
にメインリーフバルブ53を開閉自在に設け、メインリー
フバルブ53の上部にポート59を穿つたバルブ押え54を置
き、このバルブ押え54とハウジング56との間にスプリン
グ55が介装されている。
伸長時メインリーフバルブ53の内周が下方に撓み、圧
縮時にはスプリング55に抗してメインリーフバルブ53と
バルブ押え54がリフトしポート52からの油が上部油室5
に流出するものである。
縮時にはスプリング55に抗してメインリーフバルブ53と
バルブ押え54がリフトしポート52からの油が上部油室5
に流出するものである。
ピストンロツド14にはピストンナツト57が螺合され、
このピストンナツト57に第4図と同じサブリーフバルブ
13を含む低減衰力発生用のバルブ機構が組み込まれてい
る。
このピストンナツト57に第4図と同じサブリーフバルブ
13を含む低減衰力発生用のバルブ機構が組み込まれてい
る。
本発明によれば、次の効果が得られる。
メインバルブを通る油路と並列にバイパス通路が設
けられているから、低速域ではバイパス通路を流れる油
がサブリーフバルブを押し開いて低減速力を発生し、中
・高域ではメインバルブより中・高減衰力を発生でき
る。
けられているから、低速域ではバイパス通路を流れる油
がサブリーフバルブを押し開いて低減速力を発生し、中
・高域ではメインバルブより中・高減衰力を発生でき
る。
バイパス通路はピストンロツド内の通路,ピストン
ナツト内の室,オリフイスポート及び環状溝で構成され
ているから、室より環状溝に油が流れる時オリフイスポ
ートの前後に差圧が発生し、環状溝内で圧力降下が発生
するからサブリーフバルブを開いて油が流出する時スイ
ツシユ音の発生が防止できる。
ナツト内の室,オリフイスポート及び環状溝で構成され
ているから、室より環状溝に油が流れる時オリフイスポ
ートの前後に差圧が発生し、環状溝内で圧力降下が発生
するからサブリーフバルブを開いて油が流出する時スイ
ツシユ音の発生が防止できる。
サブリーフバルブとバルブストツパとの間にはバル
プストツパに形成したテーパ面又は円弧面に対応する一
定の隙間があり、サブリーフバルブはこの隙間分撓み得
るもので、その撓み量が常に一定に規制されるから減衰
力がばらつかない。
プストツパに形成したテーパ面又は円弧面に対応する一
定の隙間があり、サブリーフバルブはこの隙間分撓み得
るもので、その撓み量が常に一定に規制されるから減衰
力がばらつかない。
同じくサブリーフバルブの撓み時に、テーパ面は円
弧面に沿つてスムースに且つ均一に撓むから、サブリー
フバルブの一部分に応力が集中せず、一部分が変形した
り、割れたり、破損するのが防止される。
弧面に沿つてスムースに且つ均一に撓むから、サブリー
フバルブの一部分に応力が集中せず、一部分が変形した
り、割れたり、破損するのが防止される。
室とオリフイスポートと環状溝とがピストンナツト
に形成されているから、これらをあらかじめ形成した後
にピストンナツトをピストンロツドに結合するだけでバ
イパスが形成されるから加工性が向上し、組付性も向上
する。
に形成されているから、これらをあらかじめ形成した後
にピストンナツトをピストンロツドに結合するだけでバ
イパスが形成されるから加工性が向上し、組付性も向上
する。
バイパスを構成する室がピストンナツトに形成され
ているから、この室をピストンロツドに関係なく成形で
きる。即ちピストンロツドの直径に影響されることなく
大きく形成でき、設計の自由度がある。
ているから、この室をピストンロツドに関係なく成形で
きる。即ちピストンロツドの直径に影響されることなく
大きく形成でき、設計の自由度がある。
第1図乃至、第8図は本発明の各実施例に係るシヨツク
アブソーバの一部縦断正面図である。 2…シリンダ、3,51…ピストン、5,6…油室、11,53…メ
インバルブ、13,21…サブリーフバルブ、25,34,52…メ
イン通路、27…バイパス通路、30,38…オリフイスポー
ト、31,39…環状溝、33…テーパ面。
アブソーバの一部縦断正面図である。 2…シリンダ、3,51…ピストン、5,6…油室、11,53…メ
インバルブ、13,21…サブリーフバルブ、25,34,52…メ
イン通路、27…バイパス通路、30,38…オリフイスポー
ト、31,39…環状溝、33…テーパ面。
Claims (2)
- 【請求項1】ピストンロツドの下部にピストンナツトを
介してピストンが締結され、当該ピストンロツドはピス
トンを介してシリンダ内に移動自在に挿入され、シリン
ダ内にはピストンを介して二つの油室が区画され、二つ
の油室はピストンに形成したメイン通路を介して連通さ
れ、メイン通路の口端に中・高速域の減衰力を発生させ
るメインバルブを設けたシヨツクアブソーバにおいて、
二つの油室を連通させるバイパス通路が前記メイン通路
と並列に設けられ、このバイパス通路はピストンロツド
に形成した通路と、ピストンナツトに形成した室及びオ
リフイスポートと、ピストンナツトの上面に形成した環
状溝とで構成され、環状溝の口端に低速域で減衰力を発
生させるサブリーフバルブを開閉自在に設けると共に当
該サブリーフバルブに対向してテーパ面又は円弧面を有
するバルブストツパが設けられているシヨツクアブソー
バの減衰力発生装置。 - 【請求項2】サブリーフバルブの基端がバルブストツパ
の基端で保持され、バルブストツパのサブリーフバルブ
に対向する端面がテーパ面又は円弧面となっている特許
請求の範囲第1項記載のシヨツクアブソーバの減衰力発
生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61175277A JP2519900B2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | シヨツクアブソ−バの減衰力発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61175277A JP2519900B2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | シヨツクアブソ−バの減衰力発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6334338A JPS6334338A (ja) | 1988-02-15 |
JP2519900B2 true JP2519900B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=15993318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61175277A Expired - Fee Related JP2519900B2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | シヨツクアブソ−バの減衰力発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519900B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0613391Y2 (ja) * | 1988-05-23 | 1994-04-06 | カヤバ工業株式会社 | 油圧緩衝器 |
JPH02113142A (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-25 | Tokico Ltd | 油圧緩衝器 |
DE4321903A1 (de) * | 1993-07-01 | 1995-01-12 | Bilstein August Gmbh Co Kg | Kolben für einen hydraulischen Schwingungsdämpfer |
US6340081B1 (en) * | 2000-06-23 | 2002-01-22 | Tenneco Automotive Inc. | Shock absorber having ported plate low speed tunability |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1469428A (en) * | 1973-12-28 | 1977-04-06 | Peddinghaus Carl Ullrich Dr | Shock-absorber piston |
JPS60102536U (ja) * | 1983-12-19 | 1985-07-12 | トキコ株式会社 | 減衰力調整式緩衝器 |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP61175277A patent/JP2519900B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6334338A (ja) | 1988-02-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |