JPH0613391Y2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JPH0613391Y2
JPH0613391Y2 JP1988067595U JP6759588U JPH0613391Y2 JP H0613391 Y2 JPH0613391 Y2 JP H0613391Y2 JP 1988067595 U JP1988067595 U JP 1988067595U JP 6759588 U JP6759588 U JP 6759588U JP H0613391 Y2 JPH0613391 Y2 JP H0613391Y2
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JP
Japan
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valve
sub
piston
rod
valve seat
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JP1988067595U
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育夫 太田
健一 居波
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KYB Corp
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の車体と車軸間に介装されて路面からの振
動を減衰する油圧緩衝器に関する。
[従来の技術] この種、従来の油圧緩衝器として、例えば、第4図に示
すものが開発されている。(実願昭61−195212
号)。
これはシリンダ11内にピストン12を介してピストン
ロッド13が移動自在に挿入され、ピストン12はシリ
ンダ11内にロッド側油室14と反ロッド側油室15と
を区画し、ピストンには二つの油室14,15を連通す
るポート16を設け、このポート16の反ロッド側の口
端にメインバルブ18を開閉自在に設け、更に二つの油
室14,15を連通するバイパス20a,20,20
b,20cをピストンロッド13とバルブシート24,
24aに形成し、バイパスの下流側端部たるバルブシー
ト24aの端面にサブバルブ25を設け、このサブバル
ブ25は間座28を介してストッパ27で支持されたも
のである。
バルブシート24aには、バイパス20cと通じる開口
部20dが形成され、サブバルブ25はこの開口部20
dを開閉するようにバルブシート24aの端面に当接し
ている。
伸側作動時の低速域では油室14の油がバイパスよりサ
ブバルブ25を押し開き、中・高速域では油室14の油
がポート16よりメインバルブ18を押し開き、伸長時
にはサブバルブ25とメインバルブ18との合成の減衰
力が発生する。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の油圧緩衝器ではメインバルブ18がバルブシ
ート24で支持され、サブバルブ25はバルブシート2
4aと間座26とストッパ27とで支持されるため部品
点数が多く、構造が複雑である。更にサブバルブ25は
比較的大きな空間たる開口部20dに対向しているか
ら、圧縮作動時に油室15の油圧がサブバルブ25に作
用した時、このサブバルブ25が開口部20d側に大き
く彎状に撓み、繰り返して撓んでいるうちに破損するこ
とがある。
そこで、本考案の目的は構造が簡単であり、サブバルブ
の破損を防止できる油圧緩衝器を提供することあある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案の構成は、シリンダ
内にピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入
され、ピストンはシリンダ内にロッド側油室と反ロッド
側油室とを区画し、ピストンには前記二つの油室を連通
するポートを設け、このポートの反ロッド側口端にメイ
ンバルブを開閉自在に設け、他方前記二つの油室を連通
するバイパスを設け、このバイパスの下流側端部にサブ
バルブを開閉自在に設けた油圧緩衝器に於て、ピストン
ロッドにバルブシートを設け、このバルブシートとピス
トンとの間に前記メインバルブとサブバルブを隣接して
設け、更にバルブシートの内周とピストンロッドの外周
との間に前記バイパスに連通する環状の通路を設け、更
に、前記バルブシートの端面に複数のリブを形成し、各
リブの間に前記環状の通路と反ロッド側油室とを連通す
る通路を形成し、サブバルブが前記リブに支持されなが
らバルブシートの通路を開閉することを特徴とするもの
である。
[作用] 伸長時の低速域では、バイパスからの油圧でサブバルブ
が開き、中・高速域ではポートからの油圧でメインバル
ブが開いて二つのバルブによる合成の減衰力が発生す
る。圧縮時に反ロッド側油室の油圧がサブバルブの端面
に作用してもサブバルブの他端面はバルブシートのリブ
で支えられているから撓まず、破損しない。
[実施例] 以下本考案の実施例を第1図〜第3図にもとづいて説明
する。
第1図は本考案の一実施例に係る油圧緩衝器を示す。
シリンダ11内にピストン12を介してピストンロッド
13が移動自在に挿入され、シリンダ11内にピストン
12が上下二つの油室たるロッド側油室14と反ロッド
側油室15とを区画している。
ピストンロッド13にはバルブストッパ21、圧側リー
フバルブ19、ピストン12、メインバルブたる伸側リ
ーフバルブ18、サブバルブたる伸側サブリーフバルブ
25、バルブシート26、ワッシャ36、ピストンナッ
ト37が直列に挿入され、各部材がピストンロッド13
の段部とピストンナット37とで挾持されている。しか
もメインバルブたる伸側リーフバルブ18とサブバルブ
たる伸側サブリーフバルブ25は隣接してピストン12
とバルブシート26とで挾持されている。
ピストン12には前記二つの油室14,15を通じさせ
る伸ポート16と圧ポート17が形成され、伸ポート1
6の反ロッド側、即ち油室15側口端に伸メインバルブ
たるリーフバルブ18が開閉自在に設けられ、圧ポート
17のロッド側、即ち油室14側口端には圧側リーフバ
ルブ19が開閉自在に設けられている。
ピストンロッド13には油室14に開口するバイパスた
る通路20a,20bとが形成され、バルブシート26
には通孔20bと油室15に通じるバイパスの一部たる
通路26a,26bが形成され、バイパスの下流側たる
通路26bの口端にサブバルブを構成する圧側リーフバ
ルブ25が開閉自在に設けられている。
バイパスの途中にはニードル弁40が設けられ、ニード
ル弁40はコントロールロッド41と調整部材42を介
して外部から位置決めされ、バイパスの通路面積を調整
している。
バルブシート26は、第2図、第3図に示すように、本
体の上面に放射状の複数のリブ26cを形成し、このリ
ブ26cは巾広部26c′と小径部26c″とからな
り、各リブ26c間に通路26bが区画され、更にバル
ブシート26の本体中央の内周に環状の通路26aが形
成されている。
即ち、この環状の通路26aはバルブシート26の内周
とピストンロッド13の外周との間に設けられてバイパ
スの一部をなす通孔20bに連通している。各リブ間の
通路26bは油をサブバルブたるサブリーフバルブ25
の外周付近まで均一に導く。
巾広部26c′,26c′間に区画される通路は狭い
が、小径部26c″,26c″間に区画される通路面積
は大きくてサブリーフバルブ25に対する受圧面積を大
きくしている。
サブリーフバルブ25の端面は各リブ26cに支持さ
れ、図に於て油室15の油圧がサブリーフバルブ25に
作用しても各リブ26cがサブリーフバルブ25を支え
ているから極部的に撓むことが無く、サブリーフバルブ
25が変形したり、破損するのが防止される。
伸長作動時には油室14の油が伸ポート16を介して伸
側リーフバルブ18を撓ませて油室15に流れ、一部は
バイパスたる通孔20a−通路20−通孔20b−通路
26a−通路20bより伸側サブリーフバルブ25を撓
ませて油室15に流出する。
この際、伸側リーフバルブ18により減衰力が発生し、
他方通孔20aによるオリフィス特性の減衰力も発生し
ようとするが、サブリーフバルブ25のバルブ特性によ
る減衰力も発生するから結局リーフバルブ18とサブリ
ーフバルブ25とで合成の特性による伸側減衰力が発生
する。即ち極低速域ではサブリーフバルブ25が開くま
ではオリフィス特性の低い減衰力が発生せず、サブリー
フバルブ25が開いた時多少高い減衰力が発生する。従
って極低速域ではサブリーフバルブ25が働き極低速域
の減衰力を適当に決めることができる。この際サブリー
フバルブ25の剛性を選択することにより適当にコント
ロールできる。
圧縮作動時には、油室15の油が圧ポート17より圧側
リーフバルブ19を上方に撓ませて油室14に流出し、
ピストンロッド侵入量体積分の油はベースバルブを介し
てリザーバに流れ、圧側リーフバルブ19とベースバル
ブによる圧側減衰力が発生する。
[考案の効果] 本考案によれば、次の効果がある。
メインバルブとサブバルブは隣接しながらピストンと
バルブシートとで挾持されているだけであるから部品点
数が少なく、構造が簡単である。
サブバルブはバルブシートに設けたリブに支持されて
いるから、圧縮時に反ロッド側油室の油圧がサブバルブ
に作用してもサブバルブはリブで変えられており、撓む
のが防止され、これにより変形、破損が防止される。
メイン流れに対してバイパスを設け、このバイパスの
下流側にサブバルブを設けたから、バイパスの流れがサ
ブバルブで制御され、極低速域での減衰力が極度に低く
なるのが防止され、サブバルブで減衰力特性を適当にコ
ントロールできる。
極低速域での減衰力が極度に低下せず、適当にコント
ロールできるから、車両のあらゆる使用に対応できる。
バイパス中にニードル弁等のバルブを挿入して流量を
可変制御すれば減衰力調整も可能となる。
メインバルブとサブバルブを隣接して設け、バルブシ
ートの内周とピストンロッドの外周との間にバイパスに
連通する環状の通路を設け、この通路を介してロッド側
油室の圧力をサブバルブに導くようにしたからピストン
部における長手方向の寸法が短くなり、有効ストローク
を大きく確保できる。
各リブの間に環状の通路と反ロッド側油室とを連通す
る通路を形成したから油をサブバルブの外周付近まで均
一に導くことができ、サブバルブにおける発生応力の低
減を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る油圧緩衝器の一部縦断
面図、第2図はバルブシートの横断面図、第3図はバル
ブシートの一部縦断面図、第4図は従来の油圧緩衝器の
縦断面図である。 11…シリンダ、12…ピストン、13…ピストンロッ
ド、14…ロッド側油室、15…反ロッド側油室、16
…ポート、18…メインバルブたるリーフバルブ、20
a,20,20b,26b…バイパス、25…サブバル
ブ、26…バルブシート、26a…環状の通路、26c
…リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内にピストンを介してピストンロ
    ッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダ内にロ
    ッド側油室と反ロッド側油室とを区画し、ピストンには
    前記二つの油室を連通するポートを設け、このポートの
    反ロッド側口端にメインバルブを開閉自在に設け、他方
    前記二つの油室を連通するバイパスを設け、このバイパ
    スの下流側端部にサブバルブを開閉自在に設けた油圧緩
    衝器に於て、ピストンロッドにバルブシートを設け、こ
    のバルブシートとピストンとの間に前記メインバルブと
    サブバルブを隣接して設け、更にバルブシートの内周と
    ピストンロッドの外周との間に前記バイパスに連通する
    環状の通路を設け、更に、前記バルブシートの端面に複
    数のリブを形成し、各リブの間に前記環状の通路と反ロ
    ッド側油室とを連通する通路を形成し、サブバルブが前
    記リブに支持されながらバルブシートの通路を開閉する
    ことを特徴とする油圧緩衝器。
JP1988067595U 1988-05-23 1988-05-23 油圧緩衝器 Expired - Lifetime JPH0613391Y2 (ja)

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