JPH03244845A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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Publication number
JPH03244845A
JPH03244845A JP3914190A JP3914190A JPH03244845A JP H03244845 A JPH03244845 A JP H03244845A JP 3914190 A JP3914190 A JP 3914190A JP 3914190 A JP3914190 A JP 3914190A JP H03244845 A JPH03244845 A JP H03244845A
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JP
Japan
Prior art keywords
damping force
piston
valve
disc valve
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3914190A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kagawa
伸一 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両等に用いられる油圧緩衝器に関する。
(従来の技術) 車両には、操縦安定性や乗り心地性を良好にするため、
車両の走行性能や重量などに応じて最適な減衰力特性を
発生する油圧緩衝器が取付けられている。
油圧緩衝器は、−船釣に、シリンダ内を2つの室に区間
するピストンをシリンダ内に摺動自在に収納し、ピスト
ンに2つの室を連通ずる連通路を形成し、連通路の下流
側に位置させてディスクバルブを配置するとともに2つ
の室を常時小さな流路面積で連通させるオリフィス通路
を形成した構成となっているが、特にビストンの高速動
作域において高い減衰力を得るために、ピストンに形成
する連通路の流路面積を小さくして、連通路を流れる油
液にしぼり作用が生じるようにしたものがある。
この油圧緩衝器では、ピストンの動作速度が遅いときに
は、第4図の実線へに示すようにオノフィス通路の絞り
による二次曲線的に変化する減衰力を発生する。ピスト
ン速度が速くなると、実線Bに示すようにディスクバル
ブの開弁による勾配の小さい直線的な減衰力を発生し、
その後、連通路の絞りにより勾配の大きな二次曲線的に
変化する減衰力を発生する。なお、図中、連通路の絞り
がない場合(ディスクバルブのみ)の減衰力持件を一点
鎖線Cで示す。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、連通路の絞りを利用して高い減衰力を得
ようとするものでは、車両の急制動時や急に物に乗り上
げたときなどにピストンが高速で変位すると連通路内で
の油液の絞りにより第4図の一点鎖線りで示すように二
次曲線的に増加する非常に大きな減衰力を発生してしま
う。そのため、背圧を受ける側のディスクバルブが破損
したり、ピストン外周部に設けたシール部材が外れたり
するおそれがあった。また、ディスクバルブの破損やシ
ール部材の外れを防止するために、各部材の安全率を高
(見込まなくてはならず、コスト高になるという問題点
があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、減衰力
の非常に大きな上昇を抑えてディスクバルブの破損を防
止でき、かつ装置の低廉化が図れる油圧緩衝器を提供す
ることを目的とする。
(課厘を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、シリンダ内のピ
ストンの摺動により、区画された2つの室間を連通ずる
連通路内に生じる油液の流動を制御して減衰力を発生さ
せる減衰力発生機構を有する油圧緩衝器において、 前記減衰力発生機構を、 前記連通路の下流側に配置したディスクバルブと、 前記連通路と前記ディスクバルブとの間に配置され、前
記ディスクバルブに油圧を加えるなめの加圧室と、 前記連通路を塞ぐように前記加圧室に設けられ、開弁圧
力を前記ディスクバルブの開弁圧力より大きく設定した
リリーフバルブと、前記連通路と前記加圧室とを連通ず
るように設けられ、油液の流動を制限する絞り通路し から構成したことをPr徴とする。
(作 用) 二〇H4成によれば、ディスクバルブによる減資力と絞
り通路とによる減衰力とが合わさって勾配の大きな二次
曲線的に変化する減衰力が得られ、ピストンが高速で変
位した場合には絞り通路による非常に大きな減衰力を発
生させる前にリリーフバルブが開いて、リリーフバルブ
とディスクバルブとにより直線的に変化する減衰力を発
生させ、これにより、減衰力の非常に大きな上昇を抑え
ることができる。
(実施例) つぎに、本発明の実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。
本実施例の油圧緩衝器1は複筒式のものであり、内筒(
シリンダ)2にはピストンロッド3に取付けられたピス
トン4がシール部材5を介して摺動自在に嵌合し、この
ピストン4により内筒2内が上室6と下室7とに区画さ
れている。
ピストン4には、上室6と下室7とを連通ずる伸び開運
通路8および縮み開運通路9がピストンロッド3の軸線
に対して斜めに形成されている。そして、伸び開運通路
8は、一方がピストン4の上側端面で上室6に開口し、
他方がこのピストン4の下側端面に形成されている凹部
10の底部に設けた環状溝11に開口している。また、
縮み開運通路9は、一方がピストン4の下側端面で下室
7に開口し、他方がこのピストン4の上側端面に形成さ
れている凹部12の底部に設けた環状溝13に開口して
いる。
伸び開運通路8の下流側であるピストン4の下側には、
ピストン4の伸び行程時に減衰力を発生させる伸び側減
衰力発生機構14が設けられ、縮み開運通路9の下流側
であるピストン4の上…1jには、ピストン4の縮み行
程時に減衰力を発生させる縮み側減衰力発生機構15が
設けられている。
まず、減衰力発生機構14の構成を説明する。
ピストン4の下側には、凹部10を塞ぐように複数枚の
伸び側のディスクバルブ16が積層して設けられている
。この伸び側のディスクバルブ16と凹部lOとにより
伸び側の加圧室17が構成され、この伸び側の加圧室1
7には、伸び側のディスクバルブ16の開弁圧力P1よ
り大きい圧力P2で開弁するように設定された伸び側の
りノーフディスクバルブ18(リリーフバルブ)が環状
溝11を塞ぐように設けられている。伸び側のリリーフ
ディスクバルブ18には伸び開運通路8および環状溝1
1と伸び側の加圧室17とを連通ずる絞り通路としての
小孔19が形成されている。この小孔19の流路面積は
伸び開運通路8の流路面積よりも小さく設定されている
また、縮み側減衰力発生機構15は、次のように構成さ
れている。ピストン4の上側には凹部12を塞ぐように
伸び側のディスクバルブ16より少ない複数枚の縮み側
のディスクバルブ20が積層して設けられている。この
縮み側のディスクバルブ20と凹部12とにより縮み側
の加圧室21が構成され、この縮み側の加圧室21には
、縮み側のディスクバルブ20の開弁圧力Q、より大き
い圧力Q2で開弁するように設定された縮み側のノリー
フディスクバルブ22(リリーフバルブ)が環状溝13
を塞ぐように設けられている。縮み側のリリーフディス
クバルブ22には、縮み開運通路9と縮み側の加圧室2
1とを連通する絞り通路としての小孔23が形成されて
いる。この小孔23の流路面積は縮み開運通路9の流路
面積よりも小さく設定されている。
なお、伸び側のディスクバルブ16のうち最上部のもの
には、オリフィス通路24が形成されており、このオリ
フィス通路24を介して上室6と下室7とが常時連通さ
れている。
以りの構成の油圧緩衝器lに係る作用を説明する。
伸び行程において、ピストン4の動作速度が遅いときに
は、上室6内の油液が伸び開運通路8、小孔I9、伸び
側の加圧室17を通って、オリフィス通路24により絞
られて、第3図に実線Eで示すような二次曲線的なオリ
フィス特性の減衰力を発生する。
ピストン4の動作速度が速くなり、伸び側の加圧室17
の油圧がP、に達すると伸び側のディスクバルブ16の
外周側が撓んで、減衰力を発生する。このとき、小孔1
9による伸び側の加圧室17に流入する油液に対する絞
り作用は小さ(、前述した伸び側のディスクバルブ16
による減衰力によって実線Fで示すような勾配の小さい
直線的な減衰力が得られる。
さらに、ピストン4の動作速度が速くなると、小孔19
の絞り作用が太き(なって実線Flに示すように二次曲
線的に急激に上昇する減衰力となるが、伸び開運通路8
に連通した環状溝11と伸び側の加圧室17との差圧が
圧力P2に達すると、伸び側のリリーフディスクバルブ
18が開き、伸び側のリリーフディスクバルブ18と伸
び側のディスクバルブ16とにより実線Gで示すような
勾配の小さい直線的に変化する減衰力を発生する。
ところで、前述した従来の油圧緩衝器では、ピストン4
の動作速度が極めて速くなった場合、第3図の一点鎖線
りで示すように2次曲線的に増加する減衰力を発生した
が、これに対し、この油圧緩衝器では減衰力の上昇を低
く抑えることができ、伸び側のディスクバルブ16、伸
び側のリリーフディスクバルブ18、縮み側のディスク
バルブ20、縮み側のリリーフディスクバルブ22およ
びシール部材5等に大きな力を加えることがなくなって
、これらを仮構させることがなくなる。また、このこと
により安全率を高く見込まなくても済むことになり、装
置の低廉化が図れる。
縮み行程時における、ピストン4の摺動により縮み開運
通路9を流動する油液を縮み側減衰力発生機構15によ
り制御する作用については5上記伸び行程と同じである
ため説明は省略する。なお、このとき発生する減衰力は
第3図の実線H,I、Jで示すようになり、この場合に
もピストン4の動作速度が速(なったときに、極めて大
きな減衰力が発生するのが抑えられ、伸び側のディスク
バルブ16、伸び側のリリーフディスクバルブ18、縮
み側のディスクバルブ20、縮み側のリリーフディスク
バルブ22およびシール部材5等に大きな力が働くよう
なことがなくなって、これらを破損させることを防止で
きる。
なお、小孔19.23の流路面積を変更することによっ
て、種々の減衰力特性を得ることができる。
また、本実施例では小孔19.23をそれぞれ伸び側の
リリーフディスクバルブ18および縮み側のリリーフデ
ィスクバルブ22に形成した場合を例にしたが、小孔1
9を伸び開運通路8または環状溝11と伸び側の加圧室
17とを連通ずるようにピストン4に形成してもよいし
、また小孔23を縮み開運通路9または環状溝13と縮
み側の加圧室21とを連通ずるようにピストン4に形成
してもよい。
さらに、上記実施例では、本発明の減衰力機構を、ピス
トンに設けた減衰力発生機構に適用した場合を例にした
が、本発明の減衰力機構を、シリンダ内と内筒および外
筒の間のリザバ室との間での油液の流動を制御して減衰
力を発生する、ボトム側に設けられた減衰力発生機構に
適用してもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明はピストンが高速で変位し
た場合に、リリーフバルブが開くことにより、勾配の小
さい直線的に変化する減衰力を発生して減衰力の非常に
大きな上昇を抑えられるので、ディスクバルブ、リリー
フバルブあるいはシール部材等に大きな荷重を加えるこ
とがなくなってこれらの破損を防止できる。また、この
ように破損防止を行なえることにより各部材の安全率を
高(設定しな(でも済むことになって装置の低廉化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の油圧緩衝器の要部を示す断
面図、 第2図は同油圧緩衝器で示す部分断面図、第3図は同油
圧緩衝器の減衰力特性を示す図、 第4図は従来の油圧緩衝器の減衰力特性を示す図である
。 1・・・油圧緩衝器    2・・・シリンダ3・−・
ピストンロッド  4・−・ピストン6・・・上室  
     7・・・下室8・・・伸び開運通路   9
・・・縮み開運通路10−・・凹部       12
・−・凹部14・・・伸び側減衰力発生機構 15・・・縮み側減衰力発生機構 16・・・伸び側のディスクバルブ 17・・・伸び側の加圧室 18・・・伸び側のリリーフディスクバルブ19・・−
小孔 20・・・縮み側のディスクバルブ 21・・・縮み側の加圧室 22・・・縮み側のリリーフディスクバルブ23・・・
小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダ内のピストンの摺動により、区画された
    2つの室間を連通する連通路内に生じる油液の流動を制
    御して減衰力を発生させる減衰力発生機構を有する油圧
    緩衝器におい て、 前記減衰力発生機構を、 前記連通路の下流側に配置したディスクバ ルブと、 前記連通路と前記ディスクバルブとの間に 配置され、前記ディスクバルブに油圧を加えるための加
    圧室と、 前記連通路を塞ぐように前記加圧室に設け られ、開弁圧力を前記ディスクバルブの開 弁圧力より大きく設定したリリーフバルブ 前記連通路と前記加圧室とを連通するよう に設けられ、油液の流動を制限する絞り通路と、 から構成したことを特徴とする油圧緩衝器。
JP3914190A 1990-02-20 1990-02-20 油圧緩衝器 Pending JPH03244845A (ja)

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JP3914190A JPH03244845A (ja) 1990-02-20 1990-02-20 油圧緩衝器

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JPH03244845A true JPH03244845A (ja) 1991-10-31

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ID=12544832

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JP3914190A Pending JPH03244845A (ja) 1990-02-20 1990-02-20 油圧緩衝器

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JP (1) JPH03244845A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002266936A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Kayaba Ind Co Ltd 免震装置
EP1655167A1 (en) 2004-11-04 2006-05-10 HONDA MOTOR CO., Ltd. Electric motor control apparatus
JP2008208870A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Kayaba Ind Co Ltd 緩衝器のバルブ構造
JP2014013083A (ja) * 2008-06-05 2014-01-23 Tenneco Automotive Operating Co Inc 入れ子式の高速逆止バルブ

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