JPS623553Y2 - - Google Patents

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JPS623553Y2
JPS623553Y2 JP16397781U JP16397781U JPS623553Y2 JP S623553 Y2 JPS623553 Y2 JP S623553Y2 JP 16397781 U JP16397781 U JP 16397781U JP 16397781 U JP16397781 U JP 16397781U JP S623553 Y2 JPS623553 Y2 JP S623553Y2
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JP
Japan
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piston
damping
damping force
orifice
oil chamber
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JP16397781U
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JPS5869136U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両の単筒油圧緩衝器において、減衰
力の調整装置の改良に関する。
運転条件に応じて減衰力を調整することを可能
とした油圧緩衝器として、例えば実開昭54−
117486号公報に開示されたものは、ピストンに減
衰弁と並列に可変オリフイスを設け、オリフイス
開度を外部からの操作により増減して、減衰抵抗
を調整している。
しかしながら、この場合は、仮に可変オリフイ
スを全閉したとしても、減衰弁からの油流がある
ため、オリフイス全閉と全開での減衰力の調整巾
はそれほど大きくできず、このため広範囲の運転
条件に対応して常に最適な減衰特性が得られると
は限らなかつた。
本考案の目的は減衰力の調整巾を大きくとれる
ようにして、広範な運転条件に対応して常に最適
な減衰力を得ることである。
本考案は、シリンダの内部に摺動自由にピスト
ンを収装し、その上下に油室を画成するととも
に、ピストンに伸側、圧側減衰弁を並列に設け、
これら両減衰弁と直列に可変オリフイスをもつ減
衰力調整手段を配設したものである。したがつて
圧側行程では、圧縮される下部油室の作動油はピ
ストンの減衰調整手段、圧側減衰弁を通つて上部
油室へと流れ、また、伸側行程では、上部油室の
作動油は全て伸側減衰弁から減衰力調整手段を経
て下部油室へと流れ、このようにしていずれにお
いても減衰力調整手段に移動作動油の全量が流
れ、よつて減衰力調整手段の開度変化に応じて大
きく減衰特性を変化させられるのである。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図において、シリンダ3に摺動自由にピス
トン4が収装され、ピストン4のピストンロツド
5は軸受6を貫通して外部に延び、車体側へ図示
しないブラケツトを介して連結される。
シリンダ3の下部にはブラケツト8が固設さ
れ、図示しない車軸が連結されるとともに、シリ
ンダ3の下部にはフリーピストン9が摺動自由に
挿入される。したがつて、ピストン4の上下に油
室A,Bが形成され、フリーピストン9の下部に
はガス室Cが形成される。
ピストン4には伸側と圧側でそれぞれ一方向に
開く減衰弁12,13が並列に配置され、これら
減衰弁12,13には減衰力調整手段15を経由
して作動油が流通する。
この調整手段15はピストンロツド5を貫通し
て回転する操作ロツド16の先端に、異なつた口
径の複数のオリフイス17をもつ円盤18が取り
付けられ、ロツド16の回転により、各減衰弁1
2,13とそれぞれ連通する通口19の通路有効
径(オリフイス径)を増減する。
なお、操作ロツド16は例えばロータリソレノ
イド20により駆動される。21は通口19およ
び円盤18を収めたケースで、ピストンロツド5
に螺合している。
以上のように構成され、次にその作用を説明す
る。
ピストンロツド5の伸側行程では、縮小する上
部油室Aの圧力は高まり、拡大する下部油室Bの
圧力は低下しようとする。
このため、上部油室Aの作動油は、伸側減衰弁
12を経て下部油室Bに流入する。
このとき、減衰弁12と直列に通口19が配置
されているので、作動油には全て通口19から可
変的なオリフイス17を通る。
したがつて、このオリフイス17の開度を円盤
18を回わして調整することにより、第2図にも
示すように、実質的な減衰力をオリフイス径に応
じて大巾に調整できるのである。なお、第2図で
は、オリフイス17を開いたとき(実線)と閉じ
たとき(点線)の2位置の制御状態を示してい
る。(ただし、オリフイス17を閉じたときは漏
れ流量により高減衰力を生じる) 次に、ピストンロツド5が侵入する圧側行程で
は、前記と逆に下部油室Bの圧力が高まり、上部
油室Aの圧力が低下する。
したがつて縮小する油室Bの作動油は、ピスト
ン4の通口19から圧側減衰弁13を通つて上部
油室Aへと流入し、かつピストンロツド5の侵入
体積分の油は、フリーピストン9を介してガス室
Cを収縮させる。
したがつて、この圧側においても、油室Bの作
動油はオリフイス17を経由することになり、上
記伸側と同様にオリフイス径を変えることによ
り、大幅に減衰力を変化させられるのである。
以上のように本考案によれば、伸側、圧側いず
れの行程でも、減衰弁と直列の減衰力調整手段
(可変オリフイス)に全ての作動油を流すように
したので、このオリフイス径を選択することによ
り大巾に減衰力を調整でき、運転条件に応じて最
適な減衰特性を付与できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の断面図、第2図
は減衰力特性を示す説明図である。 3……シリンダ、4……ピストン、5……ピス
トンロツド、9……フリーピストン、12,13
……減衰弁、15……減衰力調整手段、16……
操作ロツド、17……オリフイス、18……円
盤、19……通口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内部に摺動自由にピストンロツドと連
    結するピストンを収装して、その上下に油室を画
    成し、当該ピストン部に、並列に設けた伸側、圧
    側減衰弁と、これら両減衰弁と直列に可変オリフ
    イスをもつ減衰力調整手段とを配置したことを特
    徴とする油圧緩衝器の減衰力調整装置。
JP16397781U 1981-11-02 1981-11-02 油圧緩衝器の減衰力調整装置 Granted JPS5869136U (ja)

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JP16397781U JPS5869136U (ja) 1981-11-02 1981-11-02 油圧緩衝器の減衰力調整装置

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JP16397781U JPS5869136U (ja) 1981-11-02 1981-11-02 油圧緩衝器の減衰力調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS5869136U JPS5869136U (ja) 1983-05-11
JPS623553Y2 true JPS623553Y2 (ja) 1987-01-27

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ID=29956250

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JP16397781U Granted JPS5869136U (ja) 1981-11-02 1981-11-02 油圧緩衝器の減衰力調整装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2818989B2 (ja) * 1992-08-31 1998-10-30 トキコ株式会社 油圧緩衝器

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Publication number Publication date
JPS5869136U (ja) 1983-05-11

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