JPH01315422A - 芳香族ポリスルホン - Google Patents
芳香族ポリスルホンInfo
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- JPH01315422A JPH01315422A JP63146378A JP14637888A JPH01315422A JP H01315422 A JPH01315422 A JP H01315422A JP 63146378 A JP63146378 A JP 63146378A JP 14637888 A JP14637888 A JP 14637888A JP H01315422 A JPH01315422 A JP H01315422A
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Landscapes
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、370°CX1時間のゲル化率が2%以下で
ある芳香族ポリスルホンに関するものである。
ある芳香族ポリスルホンに関するものである。
(産業上の利用分野)
芳香族ポリスルホンは、耐熱性2機械性能及び耐薬品性
に優れており、商業的に実用性の高いものである。
に優れており、商業的に実用性の高いものである。
(従来の技術とその課題)
芳香族ポリスルホンは、高軟化点を有する熱可塑性物質
である。この高軟化点の為、高温における溶融粘度が高
くなり、射出成形等の成形加工時に350°C前後の高
温が必要である。
である。この高軟化点の為、高温における溶融粘度が高
くなり、射出成形等の成形加工時に350°C前後の高
温が必要である。
しかしながら、特公昭42−7799号、特公昭45−
21318号、特公昭46−21458号及び特公昭5
5−23574号等に開示されている方法で製造した芳
香族ポリスルホンは、350°C以上では熱安定性に問
題があリ、成形中に溶融粘度が増加したり、色が淡黄色
から褐色に変化したりする。
21318号、特公昭46−21458号及び特公昭5
5−23574号等に開示されている方法で製造した芳
香族ポリスルホンは、350°C以上では熱安定性に問
題があリ、成形中に溶融粘度が増加したり、色が淡黄色
から褐色に変化したりする。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、かかる問題点を解決すべく鋭意検討した
結果、驚くべきことに、370°C×1時間のゲル化率
が2%以下である芳香族ポリスルホンを用いると、成形
中に溶融粘度が増加したり、色が淡黄色から褐色に変化
したりすることがないことを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
結果、驚くべきことに、370°C×1時間のゲル化率
が2%以下である芳香族ポリスルホンを用いると、成形
中に溶融粘度が増加したり、色が淡黄色から褐色に変化
したりすることがないことを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち本発明は、成形時に溶融粘度が増加したり、色が淡
黄色から褐色に変化したりすることがない、370°C
で1時間のゲル化率が2%以下である、一般式(I)で
示される繰り返し単位を有する芳香族ポリスルホンに関
するものである。
黄色から褐色に変化したりすることがない、370°C
で1時間のゲル化率が2%以下である、一般式(I)で
示される繰り返し単位を有する芳香族ポリスルホンに関
するものである。
本発明でいう370°Cで1時間のゲル化率が2%以下
である芳香族ポリスルホンは、下記に述べる方法で得る
ことが出来るが、本発明はこれに限定されるものではな
く、370°Cで1時間のゲル化率が2%以下である芳
香族ポリスルホンなら、いかなる方法で製造してもかま
わない。
である芳香族ポリスルホンは、下記に述べる方法で得る
ことが出来るが、本発明はこれに限定されるものではな
く、370°Cで1時間のゲル化率が2%以下である芳
香族ポリスルホンなら、いかなる方法で製造してもかま
わない。
ゲル化率測定法
芳香族ポリスルホンパウダーを3cmX3cmX0.3
cmにプレス成形(280°C×30分)し、試験片を
作成する。この試験片を370°Cの電気炉中に1時間
放置した後、N、N−ジメチルホルムアミド200me
に溶解させる(−晩装置)。次に不溶解分を2号ガラス
フィルターで♂別し、160°Cで乾燥してその不溶解
分の重量を測定し、次式に従ってゲル化率を求める。
cmにプレス成形(280°C×30分)し、試験片を
作成する。この試験片を370°Cの電気炉中に1時間
放置した後、N、N−ジメチルホルムアミド200me
に溶解させる(−晩装置)。次に不溶解分を2号ガラス
フィルターで♂別し、160°Cで乾燥してその不溶解
分の重量を測定し、次式に従ってゲル化率を求める。
一般に芳香族ポリエーテルは、以下の方法にて合成する
ことが出来る。例えば、極性溶媒中で二価フェノールと
アルカリ金属の水酸化物の水溶液より二価フェノールの
アルカリ金属二塩を合成し、系中の水分を除去した後、
ジハロゲノベンゼノイド化合物を添加して重縮合反応さ
せる方法、又は二価フェノールとジハロゲノベンゼノイ
ド化合物及びアルカリ金属水酸化物の水溶液とを、極性
溶媒中で系中の水分を除去させなから重縮合反応させる
方法、もしくは二価フェノールとジハロゲノベンゼノイ
ド化合物とを極性溶媒中アルカリ金属炭酸塩の存在下に
て重縮合反応させる方法等がある。
ことが出来る。例えば、極性溶媒中で二価フェノールと
アルカリ金属の水酸化物の水溶液より二価フェノールの
アルカリ金属二塩を合成し、系中の水分を除去した後、
ジハロゲノベンゼノイド化合物を添加して重縮合反応さ
せる方法、又は二価フェノールとジハロゲノベンゼノイ
ド化合物及びアルカリ金属水酸化物の水溶液とを、極性
溶媒中で系中の水分を除去させなから重縮合反応させる
方法、もしくは二価フェノールとジハロゲノベンゼノイ
ド化合物とを極性溶媒中アルカリ金属炭酸塩の存在下に
て重縮合反応させる方法等がある。
本発明で言う370°Cで1時間のゲル化率が2%以下
である芳香族ポリスルホンは、上記反応方法において末
端を熱的に安定な化合物で処理することにより得られる
。そのような方法としては、例えば末端封止剤である一
価のフェノール、もしくはモノハロゲノベンゼノイド化
合物、或いはモノハロゲノアルキル化合物を反応の初め
から、もしくは後添加にて反応させて末端を封止する方
法、或いは上記反応方法において、初めから二価フェノ
ールに対してジハロゲノベンゼノイド化合物を過剰に用
いて反応させる方法等により合成することが出来る。
である芳香族ポリスルホンは、上記反応方法において末
端を熱的に安定な化合物で処理することにより得られる
。そのような方法としては、例えば末端封止剤である一
価のフェノール、もしくはモノハロゲノベンゼノイド化
合物、或いはモノハロゲノアルキル化合物を反応の初め
から、もしくは後添加にて反応させて末端を封止する方
法、或いは上記反応方法において、初めから二価フェノ
ールに対してジハロゲノベンゼノイド化合物を過剰に用
いて反応させる方法等により合成することが出来る。
本発明によって得られる芳香族ポリスルホンは、その優
れた耐熱性9機械性能及び耐薬品性により、電気絶縁用
途、耐熱部品、調理用具、コーティング材料、精密部品
等に用いることが出来る。
れた耐熱性9機械性能及び耐薬品性により、電気絶縁用
途、耐熱部品、調理用具、コーティング材料、精密部品
等に用いることが出来る。
(実施例)
本発明を以下の実施例及び比較例にて詳細に説明するが
、これをもって本発明を制限するものではない。
、これをもって本発明を制限するものではない。
実施例1
撹拌機、窒素導入管、温度計及び先端に受器を付した凝
縮器とを備えた40t!、反応缶内に、2,2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,
000モ)し)、4.4−ジクロロジフェニルスルホン
(8.160モル)、無水炭酸カリウム2211g (
16.000モル)及びN,N−ジメチルアセトアミド
12 kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系内を
窒素に置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ、2
時間かけて約2kgのN,N−ジメチルアセトアミドを
留出させた。同時に約144gのH2Oが留出された。
縮器とを備えた40t!、反応缶内に、2,2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,
000モ)し)、4.4−ジクロロジフェニルスルホン
(8.160モル)、無水炭酸カリウム2211g (
16.000モル)及びN,N−ジメチルアセトアミド
12 kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系内を
窒素に置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ、2
時間かけて約2kgのN,N−ジメチルアセトアミドを
留出させた。同時に約144gのH2Oが留出された。
その後、還流状態で更に4時間反応させた後、温度を室
温まで戻し、析出した塩及び過剰の炭酸カリウムを枦別
し、ヂ液を大量のメタノール中に注いで生成ポリマーを
沈殿させた。生成ポリマーを単離し、数回メタノール及
び水で洗浄した後、150°Cで3時間減圧乾燥させた
。
温まで戻し、析出した塩及び過剰の炭酸カリウムを枦別
し、ヂ液を大量のメタノール中に注いで生成ポリマーを
沈殿させた。生成ポリマーを単離し、数回メタノール及
び水で洗浄した後、150°Cで3時間減圧乾燥させた
。
得られたポリマーの収率は98%で、1%wt / v
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度11redは0.48 a i / gで
、270メガヘルツ(MHz)、’H−NMR測定によ
りポリマーの末端基は95%以上が であることがわかった。
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度11redは0.48 a i / gで
、270メガヘルツ(MHz)、’H−NMR測定によ
りポリマーの末端基は95%以上が であることがわかった。
また、370°Cで1時間のゲル化率は、1.3%であ
った。
った。
次に、得られたポリマーを340°Cで射出成形したが
、何ら異常は認められなかった。
、何ら異常は認められなかった。
実施例2
撹拌機、窒素導入管、温度計及び先端に受器を付した凝
縮器とを備えた40℃反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モル)、4.4’−ジクロロジフェニルスルホン22
51g(7,840モル)、(4−クロロフェニル)ス
ルホニルベンゼン80.4g (0,320モル)、無
水炭酸カリウム2211g (16,000モル)及び
N、N−ジメチルアセトアミド12kgを仕込み、1時
間窒素ガスを導入し、系内を窒素に置換した。温度を反
応液の沸点まで上昇させ、2時間かけて約2kgのN、
N−ジメチルアセトアミドを留出させた。同時に約14
4gのH2Oが留出された。その後、還流状態で更に4
時間反応させた後、温度を室温まで戻し、析出した塩及
び過剰の炭酸カリウムをP別し、♂液を大量のメタノー
ル中に注いで生成ポリマーを沈殿させた。生成ポリマー
を単離し、数回メタノール及び水で洗浄した後、150
°Cで3時間減圧乾燥させた。
縮器とを備えた40℃反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モル)、4.4’−ジクロロジフェニルスルホン22
51g(7,840モル)、(4−クロロフェニル)ス
ルホニルベンゼン80.4g (0,320モル)、無
水炭酸カリウム2211g (16,000モル)及び
N、N−ジメチルアセトアミド12kgを仕込み、1時
間窒素ガスを導入し、系内を窒素に置換した。温度を反
応液の沸点まで上昇させ、2時間かけて約2kgのN、
N−ジメチルアセトアミドを留出させた。同時に約14
4gのH2Oが留出された。その後、還流状態で更に4
時間反応させた後、温度を室温まで戻し、析出した塩及
び過剰の炭酸カリウムをP別し、♂液を大量のメタノー
ル中に注いで生成ポリマーを沈殿させた。生成ポリマー
を単離し、数回メタノール及び水で洗浄した後、150
°Cで3時間減圧乾燥させた。
得られたポリマーの収率は96%で、1%wt / v
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度rlredは0.55de/gで、270
メガヘルツ(MHz)、”H−NMR測定によりポリマ
ーの末端基は95%以上が であることがわかった。
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度rlredは0.55de/gで、270
メガヘルツ(MHz)、”H−NMR測定によりポリマ
ーの末端基は95%以上が であることがわかった。
また、370°Cで1時間のゲル化率は、1.5%であ
った。
った。
次に得られたポリマーを340°Cで射出成形したが、
何ら異常は認められなかった。
何ら異常は認められなかった。
実施例3
撹拌機、窒素導入管、温度計及び先端に受器を付した凝
縮器とを備えた40e反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モ)L/)、4.4’−ジクロロジフェニルスルホン
(7.840モル)、無水炭酸カリウム2211 g
(16.000モル)及びN,N−ジメチルアセトアミ
ド12kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系内を
窒素に置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ、2
時間かけて約2kgのN,N−ジメチルアセトアミドを
留出させた。同時に約144gのH2Oが留出された。
縮器とを備えた40e反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モ)L/)、4.4’−ジクロロジフェニルスルホン
(7.840モル)、無水炭酸カリウム2211 g
(16.000モル)及びN,N−ジメチルアセトアミ
ド12kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系内を
窒素に置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ、2
時間かけて約2kgのN,N−ジメチルアセトアミドを
留出させた。同時に約144gのH2Oが留出された。
その後、還流状態で更に4時間反応させた後、100°
Cまで降温し、塩化メチルガスを124/minの流量
で30分間吹き込んだ。その後、室温まで降温し、析出
した塩及び過剰の炭酸カリウムを枦別し、♂液を大量の
メタノール中に注いで生成ポリマーを沈殿させた。生成
ポリマーを単離し、数回メタノール及び水で洗浄した後
、150°Cで3時間減圧乾燥させた。
Cまで降温し、塩化メチルガスを124/minの流量
で30分間吹き込んだ。その後、室温まで降温し、析出
した塩及び過剰の炭酸カリウムを枦別し、♂液を大量の
メタノール中に注いで生成ポリマーを沈殿させた。生成
ポリマーを単離し、数回メタノール及び水で洗浄した後
、150°Cで3時間減圧乾燥させた。
得られたポリマーの収率は95%で、1%wt / v
olのN,N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度11redはo.46at/gで、270
メガヘルツ(MHz)、 IH−NMR測定によりポリ
マーの末端基は95%以上がCH30−であることがわ
かった。
olのN,N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度11redはo.46at/gで、270
メガヘルツ(MHz)、 IH−NMR測定によりポリ
マーの末端基は95%以上がCH30−であることがわ
かった。
また、370°Cで1時間のゲル化率は、2.0%であ
った。
った。
次に得られたポリマーを340°Cで射出成形したが、
何ら異常は認められなかった。
何ら異常は認められなかった。
実施例4
撹拌機,窒素導入管,温度計及び先端に受器な付した凝
縮器とを備えた40℃反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モル)、4.4’−ジクロロジフェニルスルホン23
42g(8,160モル)、フェノール30g (0,
320モル)、無水炭酸カリウム2211 g (16
,000モル)及びN、N−ジメチルアセトアミド12
kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系内な窒素に
置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ、2時間か
けて約2kgのN、N−ジメチルアセトアミドを留出さ
せた。同時に約144gのH2Oが留出された。その後
、還流状態で更に4時間反応させた後、温度を室温まで
戻し、析出した塩及び過剰の炭酸カリウムを枦別し、P
液を大量のメタノール中に注いで生成ポリマーを沈殿さ
せた。生成ポリマーを単離し、数回メタノール及び水で
洗浄した後、150°Cで3時間減圧乾燥させた。
縮器とを備えた40℃反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モル)、4.4’−ジクロロジフェニルスルホン23
42g(8,160モル)、フェノール30g (0,
320モル)、無水炭酸カリウム2211 g (16
,000モル)及びN、N−ジメチルアセトアミド12
kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系内な窒素に
置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ、2時間か
けて約2kgのN、N−ジメチルアセトアミドを留出さ
せた。同時に約144gのH2Oが留出された。その後
、還流状態で更に4時間反応させた後、温度を室温まで
戻し、析出した塩及び過剰の炭酸カリウムを枦別し、P
液を大量のメタノール中に注いで生成ポリマーを沈殿さ
せた。生成ポリマーを単離し、数回メタノール及び水で
洗浄した後、150°Cで3時間減圧乾燥させた。
得られたポリマーの収率は96%で、1%wt / v
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度Tiredは0.47 d e / gで
、270メガヘルツ(MHz)、’H−NMR測定によ
りポリマーの末端基は95%以上が であることがわかった。
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度Tiredは0.47 d e / gで
、270メガヘルツ(MHz)、’H−NMR測定によ
りポリマーの末端基は95%以上が であることがわかった。
また、370°Cで1時間のゲル化率は、1.3%であ
った。
った。
次に得られたポリマーを340°Cで射出成形したが、
何ら異常は認められなかった。
何ら異常は認められなかった。
比較例1
撹拌機、窒素導入管、温度計及び先端に受器を付した凝
縮器とを備えた40℃反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モル)、4,4′−ジクロロジフェニルスルホン22
51g(7,840モル)、無水炭酸カリウム2211
g (16,000モル)及びN、N−ジメチルアセト
アミド12kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系
内を窒素に置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ
、2時間かけて約2kgのN、N−ジメチルアセトアミ
ドを留出させた。同時に約144gのH2Oが留出され
た。その後、還流状態で更に4時間反応させた後、温度
を室温まで戻し、析出した塩及び過剰の炭酸カリウムを
枦別し、枦液を大量のメタノール中に注いで生成ポリマ
ーを沈殿させた。生成ポリマーを単離し、数回メタノー
ル及び水で洗浄した後、150°Cで3時間減圧乾燥さ
せた。
縮器とを備えた40℃反応缶内に、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1826g (8,00
0モル)、4,4′−ジクロロジフェニルスルホン22
51g(7,840モル)、無水炭酸カリウム2211
g (16,000モル)及びN、N−ジメチルアセト
アミド12kgを仕込み、1時間窒素ガスを導入し、系
内を窒素に置換した。温度を反応液の沸点まで上昇させ
、2時間かけて約2kgのN、N−ジメチルアセトアミ
ドを留出させた。同時に約144gのH2Oが留出され
た。その後、還流状態で更に4時間反応させた後、温度
を室温まで戻し、析出した塩及び過剰の炭酸カリウムを
枦別し、枦液を大量のメタノール中に注いで生成ポリマ
ーを沈殿させた。生成ポリマーを単離し、数回メタノー
ル及び水で洗浄した後、150°Cで3時間減圧乾燥さ
せた。
得られたポリマーの収率は96%で、1%wt / v
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度rlredは0.50 d 4 / gで
、270メガヘルツ(MHz)、 IH−NMR測定に
よりポリマーの末端基は95%以上が−OH又は−OK
であることがわかった。
olのN、N−ジメチルホルムアミド溶液中、25°C
での還元粘度rlredは0.50 d 4 / gで
、270メガヘルツ(MHz)、 IH−NMR測定に
よりポリマーの末端基は95%以上が−OH又は−OK
であることがわかった。
また、370°Cで1時間のゲル化率は35%であった
。
。
次に得られたポリマーを340°Cで射出成形しようと
したが、ポリマーがゲル化し、増粘した為、射出成形は
不可能であった。
したが、ポリマーがゲル化し、増粘した為、射出成形は
不可能であった。
(発明の効果)
実施例から明白なように、本発明の芳香族ポリスルホン
は、ゲル化率が2%以下と低く、成形性も極めて良好で
ある。
は、ゲル化率が2%以下と低く、成形性も極めて良好で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記の方法で測定したゲル化率が2%以下である一般式
( I )で示される繰り返し単位を有する芳香族ポリス
ルホン。 ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) ゲル化率測定法 芳香族ポリスルホンパウダーを3cm×3cm×0.3
cmにプレス成形(280℃×30分)し、試験片を作
成する。この試験片を370℃の電気炉中に1時間放置
した後、N,N−ジメチルホルムアミド200mlに溶
解させる(一晩放置)。次に不溶解分を2号ガラスフィ
ルターでろ別し、160℃で乾燥してその不溶解分の重
量を測定し、次式に従ってゲル化率を求める。 ゲル化率(%)=(不溶解分の重量/試験片の重量)×
100
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63146378A JPH01315422A (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 芳香族ポリスルホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63146378A JPH01315422A (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 芳香族ポリスルホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01315422A true JPH01315422A (ja) | 1989-12-20 |
Family
ID=15406358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63146378A Pending JPH01315422A (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 芳香族ポリスルホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01315422A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01315421A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-20 | Daicel Chem Ind Ltd | 芳香族ポリスルホン |
GB2389075A (en) * | 2002-05-31 | 2003-12-03 | Dainippon Printing Co Ltd | Floor material and manufacturing method thereof |
WO2012133641A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 住友化学株式会社 | ハロゲン含有量が低減されたポリスルホンの製造方法 |
WO2012133640A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 住友化学株式会社 | ヒドロキシ末端ポリスルホンの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5312991A (en) * | 1976-07-19 | 1978-02-06 | Ici Ltd | Process for producing aromatic polyether sulfone or ketone |
JPS5334900A (en) * | 1976-07-12 | 1978-03-31 | Ici Ltd | Process for preparing polyether sulfone and*or* ketone |
-
1988
- 1988-06-14 JP JP63146378A patent/JPH01315422A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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GB2389075A (en) * | 2002-05-31 | 2003-12-03 | Dainippon Printing Co Ltd | Floor material and manufacturing method thereof |
GB2389075B (en) * | 2002-05-31 | 2005-03-16 | Dainippon Printing Co Ltd | Floor material and manufacturing method thereof |
WO2012133641A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 住友化学株式会社 | ハロゲン含有量が低減されたポリスルホンの製造方法 |
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