JPH01267028A - 紙容器における封筒貼り部の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内填物に対する保香！ｌ−５性に優れた性質を
有する紙容器における封筒貼り部の形成方法に関するも
のて、カス・・リヤー性を有する紙容器用の積層シート
によって、内填物に刻する保香特性に優れた性質を有す
る紙容器を得る際の封筒貼り部を、前記積層シートにお
ける端面を紙容器内周面に露出させることなく形成する
ものであり、確実に、かつ、極めて効率良く前記封筒貼
り部を形成する方法を提供するものである。

〔従来の技術〕

従来の紙容器は、紙容器を得る際に使用される成形用累
月である積層シートの有する熱溶着能によって接合部か
形成されているのが普通てあり、−殻内には、容器内の
内填物と接する容器内周面層となる層かポリオレフィン
系樹脂層で形成されている成形用累月における前記ポリ
オレフイノ系樹脂層の有する熱溶着能によって、１１丁
記接合部か形成されている。

〔発明か解決しようとする課題〕

ところで、前記容器内周面層かポリオレフイノ系樹脂層
で構成されている紙容器は、該容器の成形用累月たる積
層シートを得る際のポリオレフィン系樹脂層の形成時や
該積層シートによる紙容器の成形時に、ポリオレフィン
系樹脂が熱分解を受けて脂肪族炭化水素等の揮発性成分
を生成することとなり、この揮発性成分か容器内に収容
さ拉て℃・ろオレンジノコース等の内填物内に移行する
結果、内填物に変味や異臭か発生するという弊害を有す
るばかりでなく、前記紙容器の内周面層をなすポリオレ
フィン系樹脂層は、内填物中のｉ３３成分を吸着し易か
ったりあるいは透過し易かったりするため、容器内の内
填物の風味か変化して損なわれ易いという欠点をも有す
る。

これに対して、本発明方法は、カス／・リヤー性を有す
る紙容器用積層シートによって、内偵物に勾する保香勃
性と−Ｊノスバリャー勤性とにおいて優れた性質を有す
る紙容器を得る際の封筒貼り部を、該封筒貼り部に、シ
ール用テープを介装させながら形成するものであり、極
めて効率良く、かつ、確実に、前記」］１筒貼り部を形
成する方法を提供するものである。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明の紙容器における封筒貼り部の形成方法は、ガス
バリヤー性層を積層構成中に含む包装材用基材からなる
中間層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層と、４０
″Ｃ以上のガラス転移温度を有する低結晶性線状飽和ポ
リエステル樹脂による裏面層とを具備する紙容器用積層
ンー１〜によって、紙容器内周面層か前記積層ソートに
す〕ける裏面層である４０’Ｃ以−１−のカラス転移７
品度を有する低結晶性線状飽和ポリエステル樹脂層て構
成される紙容器を得る際の封筒貼り部の形成方法であり
、前記封筒貼り部の形成に際して、カス・・リヤー特性
を有する中芯層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層
と、接着性ポリオレフィン系樹脂、接着性ポリエステル
樹脂あるいはこ挑らの混合樹脂による裏面層との積層構
成からなるンール用テープを使用するものである。

すなわち、本発明の紙容器における封筒貼り部の形成方
法は、前記紙容器用積層シートの一方の側辺部」二に他
方の側辺部を重畳し、該重畳部を接着することによって
紙容器における封筒貼り部を形成する際に、前記積層構
成のンール用テープを使用するものてあって、紙容器用
積層／−トにおける他方の側辺部の裏面層と、シール用
テープの裏面層との間の接着を、火炎シール法によって
ｆ）なうものである。

しかして、本発明の紙容器におげろ封筒貼り部の形成方
法の第１王程は、紙容器用積層シートの一方の側辺部子
に他方の側辺部を重畳し、該重畳部を接清することによ
って紙容器における封筒貼り部を形成する際に、前記紙
容器用積層シートの側辺部同志の重畳部において容器内
面側に位置することとなる前記積層シートの一方の側辺
部の裏面層に対して、シール用テープを、該ソール用テ
ープの一方の側辺部を表面層側に折り曲げて反転させた
反転部の端面と前記積層シートの一方の側辺部の端面と
か揃うようにした状態で接当させ、かつ、前記ソール用
テープを、該ソール用テープが前記紙容器用積層ノー１
−の一方の側辺部における裏面層とり１．１面と表面層
とを被覆するようにして、前記紙容器用積層シートの一
方の側辺部に巻き伺けると共に、前記紙容器用積層シー
トの−・方の側辺部における裏面層とシール用テープの
裏面層とを、また、紙容器用積層シートの一方の側辺部
における表面層とソール用テープの表面層とを、それぞ
柱、熱・・−等の通常の熱圧法によって熱溶融接名する
ものてあり、また、同１に’Ｈに、前記ソール用テープ
の反転部における表面層同志の接着をも行なうものであ
る。

前記第１−工程に続く第２工程は、前記積層シートの一
方の側辺部に巻ぎ付けられ、接着されているシール用デ
ープの裏面層上に、前記紙容器用積層シートの他方の側
辺部を重畳させ、前記巻き伺けらｈているノール用テー
プおける裏面層と前記紙容器用積層シートの他方の側辺
部における裏面層とを熱圧接着することによって、内周
面層か積層シートにおける裏面層で構成さｊ″ｌている
筒状体を得るものであり、萌記シール用テープおける裏
面層と前記紙容器用積層’ｙ−ｌ・の他方の側辺部にお
ける裏面層との間の熱圧接着工程を、火炎シール法によ
って行なうものである。

すなわち、前記熱圧接着予定部分における積層シートの
他方の裏面層と７−ル用テープの裏面層とのそノ１ぞれ
の面を火炎処理に伺して熱溶融させた後、前記両面が熱
溶融状態にある間に、前記火炎処理に付されている面同
志の所定の部分、すなわち、前記巻き伺けられているシ
ール用テープの裏面層と前記紙容器用積層シートの他方
の側辺部における裏面層とをそｈぞれ接当さぜ、該接当
部分を加圧することによって、内周面層が前記積層シー
トの裏面層で構成されている所定の筒状体を得るもので
ある。

前記構成からなる本発明方法で利用する紙容器用積層シ
ートは、積層構成中にガスバリヤー層、例えば、金属層
、エチレン−ヒニルアルコール系共重合体樹脂層、延伸
ポリエチレン−デレフデレ−１−樹脂層、ポリ塩化ヒニ
リテン樹脂層等からなるガスバリヤー層を含む包装材用
草月と、前記紙容器用積層シートにおける表面層をなす
ポリオレフイノ裏樹脂層と、同しく、前記紙容器用積層
；／−１−における裏面層をなす低結晶性線状飽和ポリ
エステル樹脂層との積層シートてあって、該積層ノーＩ
・において裏面層をなす前記４０’Ｃ以」二のツノラス
転移温度を有する低結晶性線状飽和ポリエステル樹脂層
が、該樹脂層を構成している線状飽和ポリエステル樹脂
のカラス転移温度未満の溝度雰囲裏中て優れた保香性能
を発揮するものであり、−殻内に、紙容器内の内填物か
４０°Ｃ未満に維持されるものであることとの関係で、
前記線状飽和ポリエステル樹脂層による優れた保香性能
か利用し得るものである。

尚、前記紙容器用積層シートにおける線状飽和ポリエス
テル樹脂層は、これが低結晶性の樹脂で形成されている
ものであることから、例えば、内填物の充填な熱充填て
行なう場合等の加熱を受けても、前記ポリエステル樹脂
層の熱接着特性か損なわれるようなことかなく、内填物
の充填操作に続いて実施される紙容器の封減部の形成に
おいて、優れた熱接着強度が得られたものである。

また、前記紙容器用積層シートによる封筒貼り部の形成
に際して使用されるノール用テープは、ガスバリヤー特
性を有する中芯層、すなわチ、金属層、　工＋レノービ
ニルアルコール系共重合体樹脂層、延伸ポリエチレン−
テレフチレート樹脂層、ポリ塩化ヒニリデン樹脂層等に
よるガスバリヤ−層を有する中芯層と、ポリオレフィン
系樹脂に」＝る表面層と、接着性ポリオレフィン系樹脂
、接着性ポリエステル樹脂あるいはこれらの混合樹脂に
よる裏面層との積層構成からなるものてあり、該シール
用テープにおいて裏面層をなす樹脂層と、前記紙容器用
積層／−Ｉ・における裏面層をなず４０°Ｃ以−ヒのカ
ラス移転温度な有する低結晶性線状飽和ポリエステル樹
脂層との間の後盾を、火炎シール法による熱溶融接１つ
て達成し得るものである。

前記紙容器用積層シートにおける裏面層をなす４０″Ｃ
以上のカラス転移温度を有する低結晶性線状飽和ポリニ
スデル樹脂層は、例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、］］＋４−フタジオール１．４−ソ／
クロヘキサンソメタノール等のアルコール成分と、アン
ピン酸、セ・・ノン酸等の脂肪族ンカルボン酸や、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ノフェニルカルボ７　ｅ　Ｑ
Ｙの芳香族／カルホン酸によるンカルホン酸成分、」−
Ｌ体内には、エチレンクリコールとテレフタル酸、エチ
レンクリコールとイソフタル酸とプレフタルＳ、１−、
４−ノ／クロヘキサンノメタノールとイソフタル酸とテ
レフタル酸、プロピ１／ングリコールとイソフタル酸と
テレフタル酸等の共縮合重合体を利用して形成し得るか
、酸成分中の脂肪族ンカルホン酸成分か１０重量％以上
しこなる共縮合重合体の場合には、この共縮合重合体に
よる飽和ポリニスデル樹脂層はその保香性能が低下する
傾向を有しているので好ましくない。

また、前記４０°Ｃ以上のカラス転移温度を有する低結
晶性線状飽和ポリエステル樹脂層は、これが厚さ５／１
ｍ未満になると樹脂層の安定性か悪く、ヒートノールに
よる密封性か悪くなり、また、２００μ７１１を越える
ようになると、得られる紙容器用積層シートあるし・は
シール用テープか固くなって、折り曲げ加工特性が悪く
なる、　ことから、通常は、厚さ５〜２００μｍの範囲
内て形成されていることか好ましい。

本発明方法で利用する前記紙容器用積層シートにおける
表面層は、この積層シートによって成形される紙容器に
外部からの耐水性を伺与するものであると同時に、前述
の積層／−ｌ−の表面層とシール用テープの表面層をな
すポリオレフィン系樹脂層との間に、熱バー等（・こよ
る熱溶７、能をもたらずものてあっ−Ｃ１紙容器用積層
ン−’、−に）６ける表面層と７−ル用テープにおける
表［１７１層とは、例えば、低密度ポリエチレン。

中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−
酢酸ヒニル共重合体、エチレンーアクリル酸共重合体、
エヂレノーアクリル酸メチル共重合体、エチレン　α・
オレフィン共重合体。

さらにはポリプロピレン等によって、厚さ３〜１５０μ
ｍ程度に形成さ石ているものである。

前記紙容器用積層シートは、前記４０’Ｃ以上のカラス
転移温度を有する低結晶性線状飽和ポリエステル樹脂層
からなる裏面層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層
とが、積層構成中にガスバリヤー性層を含む包装材用草
月に積層されてるものであって、紙容器に成形されるに
適した積層シートとなり得る包装材用見料、例えば、ア
ルミニュウム？Ｆ）、紙層、オレフィン系樹脂層、ポリ
エステル延伸フィルム層等を利用した厚さ４０〜１．０
００μｍ、　Ｉ−度の包装材用草月が使用されるもので
ある。

なお、前述の紙容器用積層シートにおける前述の４０°
Ｃ以上のガラス転移温度を有する低結晶性線状飽和ポリ
エステル樹脂層からなる裏面層は、前記包装材用基Ｈに
対して、例えば、接着性ポリオレフィン系樹脂やイソン
アネート系接着剤等の接着剤層を利用して積層されるの
が一般的である。

また、前記紙容器用積層／−トは、例えば、ブリックタ
イプ、ゲーヘルトソプタイブ、さらには円筒体等の紙容
器に成形されるものであり、主として、紙容器における
胴貼り部分をなす封筒貼り部の形成に際して、本発明方
法が適用されるものである。

更に、前記シール用テープは、ガスバリヤー特性を有す
る中芯層に幻して、ポリオレフィン系樹脂による表面層
と、接着性ポリオレフィン系樹脂、接着性ポリエステル
樹脂あるいはこれらの混合樹脂による裏面層とが積層さ
れている積層構成からなるものであって、例えば、金属
層１合成樹脂層１合成樹脂フィルム層等の単独層あるい
は複合層からなる中芯層に、前記表面層と裏面層とか積
層されてし・るところの、厚さ２０〜２００μ程度の積
層テープが使用される。

前記シール用テープにおける裏面層は、前述の通り、前
記紙容器用積層ソートにおける裏面層をなす４０°Ｃ以
上のカラス転移温度を有する低結晶性線状飽和ポリエス
テル樹脂層との間に、火炎シール法による熱溶融接着か
達成し得るものであって、接着性ポリオレフィン系樹脂
、接着性ポリエステル樹脂あるいはこれらの混合樹脂に
よって、厚さ５〜１００μ程度の樹脂層で構成されてい
るものである。

なお、前記ノール用テープにおける裏面層を構成する接
着性ポリオレフィン系樹脂は、例えハ、ホリエチレン、
エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、
ポリブテン。

ポリイソブチレンのごときポリα−ボレフイン、および
ポリブタンエン、ポリイソプレンのごときポリジオレフ
ィンあるいはこれらの共重合体等と、例えば、カルボン
酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物、カルボン酸エス
テル。

ケトン等に基づくカルボニル（［［）基を単キン基；エ
ーテル基ニオキンラン（＼／）環等との組合せで有する
エチレン系不飽和単量体の１種または２種以上との共重
合体等、具体的には、 Ａ　エチレン系不飽和カルボン酸。

アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、ノトラコノ酸、５−ノルボルネ
ン−２，３−ジカルボン酸等 Ｂ、　エチレン系不飽和無水カルホン酸：無水マレイン
酸、無水ントラコン酸、５−フルボルネン−２，３−ジ
カルボン酸無水物、テトラヒドロ無水フタル酸等 Ｃ１エチレン系不飽和エステル： アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸２
−エチルヘキンル、マレイン酸モノまたはンエチル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、γ−ヒドロキシメタク
リル酸プロピル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、グ
リンンルアクリレート、グリノジルメタクリレ−１・、
β−Ｎ−エチルアミノエチルアクリレート等 Ｄ、　エチレン系不飽和アミ）〜ないしゴミｌ−ニアク
リルアミド、メタクリルアミド、マレイミド等 Ｅ、　エチレ系不飽和アミデヒ［・ないしケトン。

アクロレイン、メタクロレイン、ヒニルメチルケトン、
ヒニルブチルケトン等 のエチレン系不飽和単量体との共重合体等が使用される
ものである。

また、接着性ポリエステル樹脂は、エチレングリコール
とテレフタル酸とを主成分とし、必要に応じて、更に、
多価アルコール、長鎖グリコール、イソフタル酸、脂肪
族ジカルボン酸。

芳香族ジカルボン酸等を使用した共重合体による引張り
弾性率１．０．０００ｋｇ／　ｃａ以下の飽和ポリエス
テル樹脂である。

更に、前記本発明の容器における封筒貼り部の形成方法
の第２工程において、紙容器用積層シートの一方の側辺
部に巻き伺けられ、かつ、接着されているシール用テー
プの裏面層と、紙容器用積層／−トの他方の側辺部の裏
面層との間の接着予定部分に対して施される火炎処理は
、火炎処理面の温度が１８０〜２５０’Ｃ程度、ツノス
圧５＋＋ｕ＋Ａｑ、空気圧３５〜６０ｍｍ　Ａｑ程度の
火炎処理装置によって、処理速度２００　ｍ　／　ｍ　
ｉ　ｎ程度で実施されるイ）のであり、火炎処理によっ
て、処理された樹脂層表面が荒らされ、微細な多数の凹
凸群か該樹脂層面に生成される程度に火炎処理されるの
か好ましい。

尚、１１１」記入炎処理と、該火炎処理か施された面同
志１重畳、加圧する際の加圧処理との間のタイムラフが
大きくなりすきる七、加圧時の接合面のｆｊｌｉＬ度が
低下し、得られろシール強度か小さくなるのて、前記タ
イツ・ラフは０５秒以内に設定するのが好ましい。

〔実　施　例〕

以下、本発明の紙容器における封筒貼り部の形成方法の
具体的な構成を実施例をもって説明する。

実施例１ 第２図において、符号１−て表示さ石る包装材用見料、
すなわち、坪量４００９　／　ｒｌの耐酸紙／厚さ１５
μｍのアイオノマー樹脂「ハイミラン１６５２　：　Ｅ
井デュポンポリケミカル■製」層／厚さ９μｍのアルミ
ニュウム７′Ｉ／厚さ１２μ〃ｔの二軸延伸ホリエチレ
ンテレフタレートフィルム層から７．Ｃる積層構成の包
装材用Ｊ、’−’、　Ａ＝４１に対して、該包装材用基
Ａ」］−の耐酸紙面に、厚さ３０μ７ｎのポリオレフィ
ン系樹脂「ミラソン］６Ｐ：三井石油化学工業■製」層
からなる表面層２を形成Ｉ−１また、前記親装置′Ａ用
草月１の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
層面に、厚さ３０μｍのエチレン−α・オレフィン共重
合体樹脂「ウル［・ゼソクス２０２０Ｌ　　三井石油化
学工業■製」層／厚さ１０μｍの接着性ポリオレフィン
樹脂「アトマーＡＴ’　４６９Ｃ正月石油化学工業■製
」層／厚さ２０μｎｚの線状飽和ポリエステル樹脂ｒＰ
ＥＴ　Ｇ　６７６３　：カラス転移湿度８１°Ｃ，イー
ストマンコタソク社製−１層からなる五層共押し出しフ
ィルム３を、該フィルム３におけるポリエステル樹脂層
４か裏面層となイ）ようにして積層することによって、
本発明方法て使用する紙容器用積層シートの１実施例品
５を得た。

なお、前記紙容器用積層ノー１−５において符壮６て表
示さＪしる部分は、前記五層共押し出しフィルト３にお
けるエチレン−α・オレフィン共沖合体樹脂層と接層性
ポリオレフィン樹脂層との積層部分である。

他方、第３図において、ポリオレフィン系樹脂「ミラソ
／１６Ｐ：三Ｊ１石油化学二■二業■製」による厚さ２
０μの表面層すと、接着性ポリエステル系樹脂　〔バイ
ロンＧ　Ｍ　９９０　　東洋紡績■製〕による厚さ２０
μの裏面層Ｃとを、シールテープ用草月ｄ１すなわち、
厚さ２０μのアルミニュウム箔と厚さ１２μの二軸延伸
ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムとの積層シー
トからなるノールテープ用基材ｄに積層することによっ
て得られた、ポリオレフイノ系樹脂層／アルミニュウム
箔／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム
／接着性ポリエステル系樹脂の積層構成からなる、幅２
４朋、厚さ７２μのシール用テープａを得た。

次いて、前述の紙容器用積層シート５を、３８０ｍｍ　
Ｘ　３６０朋の、ゲーヘルトノブ型紙容器用のブランク
板に打ち抜き、該打ち抜かれた積層シートの一方の側辺
部７に対して、前記ソール用テープａを、前記ノール用
テープａの一方の側辺部を該テープａにおける表面層す
側に反転させた幅約５朋に亘る反転部の裏面層Ｃと、前
記紙容器用積層シート５の一方の側辺部７における裏面
層４とが接当するように、しかも、前記紙容器用積層ノ
ー１−の一方の側辺部７における表面層２と裏面層４．
と端面８とが前記ノール用テープａによって被覆される
ようにして巻ぎ付けた後、前記巻きイ」けられているシ
ール用テープａと前記紙容器用積層／−１−の一方の側
辺部７との接当部分を、該接当部分の上、下に、３２０
°Ｃのヒートシールバーを接当し、２Ｉｃｇ　／　ｃＪ
の圧力をかけながら、加熱面が３００°Ｃになるまて加
熱、加圧することによって、第４図にて符号Ｂて表示さ
れる熱接着部を形成し、一方の側辺部７がシール用テー
プａによってり１１面処理されている積層ン−１・９を
得た。

史に、前記端面処理されている積層／−ト９の他方の側
辺部］０りこおける裏面層４−の幅約５　ｍｍに亘る部
分と、前記一方の側辺部７に熱圧接着されている前述の
シール用テープａにおける裏面層Ｃのうちの前記積層ノ
ー１−９の他方の側辺部］０と接着される接着予定部分
とをそれぞれ火炎処理に付し、該処理面をそれぞれ熱溶
融させ、更に、これら両処理面が熱溶融状態にある間に
、前記積層シートの一方の側辺部７上に他方の側辺部］
Ｏを重量させ、前述の火炎処理面同志を接当させた後、
前記火炎処理が伺されている面同志の接当部分を、第１
−図にて矢印て表示される側からゴムロールで加圧する
ことによって、第１図で符号Ａで表示される部分の接着
部を形成すると同時に、前述の積層シート９における裏
面層４が内周面層とされている筒状体を得　ブこ　。

／ｆお、前記火炎処理は、シール用テープにおける裏面
層に対しては、カス圧５ｙ＋ｍＡｑ、空気圧３９ｍｍＡ
ｑの予備処理用第１−バーナーと、カス圧５ｍｍＡｑ、
空気圧４．７ｍｍＡｑの第２バーナーとによって、また
、積層ノーＩ・の裏面層に対しては、カス圧５　ｍｍΔ
ｑ、空気圧：４４ｍｍＡｑの予備処理用第１／ζ−ナー
と、カス圧５＋＋＋＋＋＋Ａｑ、空気圧６０ｍｍＡｑの
第２バーナーとによって、コンベアスピード２００ｍ／
ｍｉｎ、て実施したもので、火炎処理面の加熱温度は２
５０゛Ｃである。

前記得られた筒状体における封筒貼り部の接合面の剥離
を指先で試みたところ、積層／−トにおけろ紙層内ての
断層破壊が生じてしまい、積層シートの表面層２と裏面
層４との間の界面、シール用テープａと積層シート９と
の間の界面の剥離はなかった。

比較例１ 前記実施例１．て使用したシール用テープａが接着され
ている紙容器用積層ノー１−９を利用して、前記実施例
１における封筒貼り部と同一の構成からなる封筒貼り部
を、前記ノール用テープａを紙容器用積層／−ト５の一
方の側辺部７に接着する際の条件と同一の熱圧接着条件
で得ることによって、内周面層が積層シート９の裏面層
で構成されている筒状体？得た。

なお、前記比較例１て得られた筒状体における封筒貼り
部の接合部の剥離を指先て試みたところ、前記実施例１
の封筒貼り部の接着部Ａに相当する部分に、熱量不足に
よる剥離が発生した。

〔発明の作用、効果〕

本発明の紙容器における封筒貼り部の形成方法は、ガス
バリヤ−外層を積層構成中に含む包装相用基相からなる
中間層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層と、４０
°Ｃ以上のカラス転移温度を有する低結晶性線状飽和ポ
リニスデル樹脂による裏面層とを具備する紙容器用積層
シートの一方の側辺部−トに他方の側辺部を重畳し、該
重畳部を接着することからなる紙容器における封筒貼り
部の形成方法において、前記紙容器用積層シートの側辺
部同志の重畳部において容器内面側に位置することとな
る前記積層シートの一方の側辺部に対して、ガスバリヤ
−特性を有する中芯層と、ポリオレフィン系樹脂による
表面層と、接着性ポリオレフィン系樹脂、接着性ポリエ
ステル樹脂あるいはこれらの混合樹脂による裏面層との
積層構成からなるシール用テープを、該シール用テープ
の一方の側辺部を該テープの表面層側に折り曲げて反転
させた反転部における裏面層と、前記積層シートにおけ
る裏面層とが接するように、しかも、前記シール用テー
プが前記紙容器用積層シートの一方の側辺部に寸６ける
裏面層と端面と表面層とを被覆ずろようにして、１）Ｉ
Ｓ記ンノー用テープ接尚させて巻きイ・］けると共に、
前記紙容器用積層シートの一方の側辺部における裏面層
とシール用テープの裏面層とな、また、紙容器用積層ノ
ー　トの一方の側辺部における表面層とシール用テープ
の表面層とを、それぞれ、熱圧接着し、次いて、前記積
層シートの一方の側辺部に熱圧接箔されているソール用
テープの裏面層と紙容器用積層シートの他方の側辺部に
おける裏面層とを、火炎処理による熱溶融接着によって
接着するものである。

すなわち、前記本発明方法は、ガスバリヤー特性を有す
る中芯層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層と、接
着性ポリオレフィン系樹脂、接着性ポリニスデル樹脂あ
るし・はこれらの混合樹脂による裏面層との積層構成か
らなるソール用テープを使用するものであり、前述の積
層シートの他方の側辺部、すなわち、得られる紙容器の
封筒貼り部における外周面に位置することとなる積層シ
ートの側辺部おける裏面層と前記ソール用テープにおけ
る裏面層との間の熱圧接着を、火炎処理による熱溶融接
着によって行なうものである。

而して、前記本発明方法においては、ガスバリヤ−層を
積層構成中に含む包装材用見料と、ポリオレフィン系樹
脂による表面層と、４０°Ｃ以上のカラス転移温度を有
する低結晶性線状飽和ポリエステル樹脂による裏面層と
を具備する紙容器用積層シートによって、容器内周面層
が４０°Ｃ以上のカラス転移温度を有する結晶性線状飽
和ポリエステル樹脂層て構成される紙容器を得るもので
あり、しかも、前記紙容器（こおける封筒貼り部を、前
記積層／−ト中のノノス・（リヤー層やソール用テープ
中のガスバリヤー層を容器内周面に露出させることなく
形成し得るものである、すなわち、例えば、金属層や塩
化ビニリデン樹脂層等のガスバリヤー層を容器内周面に
露出させることなく形成するものであるから、内填物に
対する保香特性と衛生性とンこ優れた性質を有する紙容
器か得られるものである。

また、前記本発明方法では、前述の通り、得られる紙容
器における封筒貼り部において、紙容器外周面側に位置
する積層／−トにおける他方の側辺部の裏面層とソール
用テープの裏面層との間の接着を、火炎処理による熱圧
接着て行なうものであるから、シール用テープにおける
火炎処理された樹脂層は、該樹脂層の１部分が溶融１酸
化され、また、同じく火炎処理された積層／−トにおけ
る裏面層即ち４０°Ｃ以上のガラス転移温度を有する低
結晶性線状飽和ポリエステル樹脂層は、該樹脂層表面が
荒らされ、微細な多数の凹凸群が前記樹脂層面に生成さ
れるので、火炎処理に続く加圧工程で、前記表面が溶融
状態にあるシール用テープにおける裏面層をなす樹脂層
が、前記低結晶性線状飽和ポリエステル樹脂層の表面の
凹凸の凹部内に深く食い込むようにして侵入し、両者の
間の接合が得られるものであり、強固な接着部が得らＪ
するものである。

従って、本発明方法では、内填物に対する保香特性と衛
生性とガスバリヤ−特性とに優れた性質を有する紙容器
における封筒貼り部を、極めて効率の良い熱ノール方法
て、確実に形成し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１−図は本発明方法によって得られた紙容器用積層シ
ートの封筒貼り部の模型断面図、第２図は、本発明方法
で使用する紙容器用積層シートの１実施例品の模型断面
図、第３図は、本発明方法で使用するシール用テープの
１−実施例品の模型断面図、第４−図は、前記第２図に
示された紙容器用積層シートと、前記第３図に示された
シール用テープとを使用し、本発明方法の封筒貼り部を
得る途中工程を示す模型断面図である。 １−ツノスバリャー層を積層構成中に含む包装材用見料
、２　ポリオレフィン系樹脂による表面層、４：４０″
Ｃ以上のガラス転移温度を有する低結晶性線状飽和ポリ
エステル樹脂層からなる裏面層、５：紙容器用積層シー
ト、７９紙容器用積層シートにおける一方の側辺部、８
：紙容器用積層シートの一方の側辺部７における端面、
９　ノール用テープによって端面が処理されている積層
／−ト、１−Ｏ紙容器用積層シートにおける他方の側辺
部、ａ：シール用テープ、ｂ°ンノー用テープａの表面
層、Ｃ：シール用テープａの裏面層、ｄ　ノール用テー
プａにおける中芯層、Ａ′封筒貼り部における積層／−
＋−５の他方の側辺部における裏面層４−とシール用テ
ープにおける裏面層Ｃとの間の接着部。 特許出願人　　大日本印刷株式会社 代　　理　　人　　　市　　　川　　　理　　　置所　
　　井　　　清　　　子 手続補正書（師） 平成　１年　７月１４日 特許庁長官　　吉　１）　　文　毅　　殿１　事件の表
示 昭和６３年　特　許　願第９５８６４号２　発明の名称 紙容器における封筒貼り部の形成方法 ３　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 （２８９）　　大日木印刷株式会社 ４代理人 〒１５２東京都目黒区中根１丁目７番２２−１１０１号
５　補正の対象 ６　補正の内容 明細書第１２頁第６行〜第１３頁第７行目の［前記紙容
器用積層シートにおける　・好ましくない。Ｊを下記の
通りに補正する。 記 「　前記紙容器用積層シートにおける裏面層をなず４０
’Ｃ以上のガラス転移温度を有する低結晶性線状飽和ポ
リエステル樹脂層は、例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、１，４−ブタンジオール、１．１
−シクロへキ勺ンジメタノール等のアルコール成分と、
アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸や、テ
レフクル酸、イソフクル酸、ジフェニルジカルボン酸等
の芳香族ジカルボン酸等によるジカルボン酸成分とによ
る共縮合重合体、具体的には、エチレングリコールとテ
レフタル酸、エチレングリコールとイソフタル酸とテレ
フタル酸、■、４−シクロヘキザンジメタノールとエチ
レングリコ−せの共縮合重合体を利用して形成し得る。 なお、酸成分中の脂肪族ジカルボン酸成分が１０重量％
以上になる共縮合重合体の場合には、該共縮合重合体に
よる飽和ポリエステル樹脂層は、その保香性能が低下す
る傾向を有しているので好ましくない。」 以　　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガスバリヤー性層を積層構成中に含む包装材用基材から
   なる中間層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層と、
   ４０℃以上のガラス転移温度を有する低結晶性線状飽和
   ポリエステル樹脂による裏面層とを具備する紙容器用積
   層シートの一方の側辺部上に他方の側辺部を重畳し、該
   重畳部を接着することからなる紙容器における封筒貼り
   部の形成方法において、前記紙容器用積層シートの側辺
   部同志の重畳部において容器内面側に位置することとな
   る前記積層シートの一方の側辺部に対して、ガスバリヤ
   ー特性を有する中芯層と、ポリオレフィン系樹脂による
   表面層と、接着性ポリオレフィン系樹脂、接着性ポリエ
   ステル樹脂あるいはこれらの混合樹脂による裏面層との
   積層構成からなるシール用テープを、該シール用テープ
   の一方の側辺部を該テープの表面層側に折り曲げて反転
   させた反転部における裏面層と、前記積層シートにおけ
   る裏面層とが接するように、しかも、前記シール用テー
   プが前記紙容器用積層シートの一方の側辺部における裏
   面層と端面と表面層とを被覆するようにして、前記シー
   ル用テープを接当させて巻き付けると共に、前記紙容器
   用積層シートの一方の側辺部における裏面層とシール用
   テープの裏面層とを、また、紙容器用積層シートの一方
   の側辺部における表面層とシール用テープの表面層とを
   、それぞれ、熱圧接着し、次いで、前記積層シートの一
   方の側辺部に熱圧接着されているシール用テープの裏面
   層と紙容器用積層シートの他方の側辺部における裏面層
   とを、火炎処理による熱溶融接着によって接着すること
   を特徴とする紙容器における封筒貼り部の形成方法。