JPH01259043A - 発泡シート - Google Patents

発泡シート

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JPH01259043A
JPH01259043A JP63326361A JP32636188A JPH01259043A JP H01259043 A JPH01259043 A JP H01259043A JP 63326361 A JP63326361 A JP 63326361A JP 32636188 A JP32636188 A JP 32636188A JP H01259043 A JPH01259043 A JP H01259043A
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foamed sheet
foam
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Kazumi Mai
和美 舞
Hisao Takegawa
竹川 久男
Akio Midorikawa
翠川 昭雄
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は平滑面を有する各種部材に対して密着性のある
発泡シートに関する。更に詳しくは、特定の微細孔をも
つ表面構造と連通気泡をもつ内部構造を有するとともに
特定の合成樹脂から成ることを特徴とした、平滑面を有
する部材に対する密着性に優れた発泡シートに関するも
のである。
(従来の技術与皐0俳曇鼻) 平滑面、即ち非多孔質でありて平坦々面を有する部材(
以下、平滑材と称する。)は、種々の産業分野で不可欠
な有用部材である。従ってかかる平滑材及びその表面を
保護、被覆、包装、固定すること、平滑材表面に他のシ
ート状機能部材を固定する\こと、又、そのシート状機
能部材を適宜剥離して平滑材表面を復元させること、或
はそれを繰返すことなどのために使用される平滑面に密
着性のあるシート状材料は産業上重要々材料である。
また、平滑材の表面はその製造工程に起因して、又はそ
の機能を維持向上させるために、或は製造後の意図しな
い原因等により油膜等が付着した状態であることが多い
。このため、上述の平滑材に対するものと同様に油膜等
の付着した平滑材に対しても密着性のあるシート状材料
は、産業上重要な材料である。
従来よシ平滑材或はその表面を保護、被覆、固定する技
術的措置としていわゆる塗装、印刷、接着等の技術及び
加工剤が開発され実用されている。
しかしこれらは平滑材或はその表面を改質するものであ
り、適宜平滑材表面を復元することはできない。
又、従来より平滑材或はその表面を保護、被覆、固定す
るためK、或は平滑材表面に他のシート状機能部材を固
定するために、更にはこれを剥離して平滑材表面を復元
することを可能にしようとする技術的措置として、粘着
技術及び粘着剤あるいは粘着剤を塗布したシート状物が
開発され実用されている。更に特公昭62−31757
号、向62−31758号の如く、発泡体に粘着剤を含
浸・塗布した粘着発泡体が提案されており、発泡体のク
ッシ四ン性等により保護特性の向上が期待される。
しかしながら、これは、いずれも粘着剤による密着性発
現を意図したものであり、平滑材表面の復元時K、粘着
剤の一部の残存や付加的な汚れの吸着等により必ずしも
充分とは言えない欠点がある。更に、平滑材表面に油膜
等が付着している場合には、全く密着性を示さないとい
う根本的な欠点を有しているものである。そのため、平
滑材表面への密着性シート状物の適用に先立って、平滑
材表面から油膜等を除去するための洗浄工程を必要とす
る等、経済的な損失を生じせしめ、時にはそれに起因し
て、平滑材の機能をも損じる等の問題をかかえている。
以上の如く、平滑材表面に適用される密着性シートとし
て、種々の技術的措置に適応できること及び清浄な平滑
材表面を繰返し復元できることが要望されており、更に
は油膜等の付着した平滑材にも適用できることが強く要
望されているが従来の技術では全てを満足させることは
できない。
(発明が解決しようとする%’4Ll))本発明は、前
述のような従来技術では達成し得なかった平滑材或はそ
の表面の保護、被覆、包装、固定及び平滑材表面への他
の機能部材の固定等に係る諸問題を解決しようとするも
のである。特に本発明は、清浄な平滑材表面を復元し得
ること、及び油膜等の付着した平滑材にも適用すること
ができる密着性に優れた発泡シートを提供することを目
的とするものである。
〔発明の構成〕
(、%栗拝iを解決するための手段) 本発明者らは、上述の如き平滑材に係る工業的に有用な
密着性発泡シートを得るべく、就づく清浄な平滑材表面
を復元することが可能であって、又、油膜等の付着した
平滑材にも適用することができる密着性発泡シートを得
るべく、鋭意研究した結果、本発明に到達した。
本発明を概説すれば、本発明は、 支持体上又は支持体なしに成形された内部に気泡を含む
連続樹脂層から構成される発泡シートにおいて、前記発
泡シートの表面の少なくとも一つの面が微細孔を有する
平坦な連続樹脂面を形成し、該微細孔はその径よシ大な
る径をもつ内部の気泡に連続し、該内部の気泡は他の気
泡と細径管にて連続しγ2構造を有し、かつ該連続樹脂
層が合成樹脂から成ることを特徴とする発泡シートに関
するものである。
以下、本発明の構成について詳しく欣明する。
本発明の発泡シートの厚みは、少なくとも0.1瓢好ま
しくは0.5〜5mである。0.1順より薄い場合は、
平滑面への密着力が低下し、又、クツシラン性も低下す
るため保護力、被覆力、固定力も低下するので好ましく
ない。
次に、本発明の発泡シートの表面構造及び内部構造につ
いて説明する。
本発明の発泡シートにおいて、少くとも一つの表面が微
細孔を有する平坦な連続樹脂面で構成される。そして前
記微細孔はその平均径より大なる平均径の内部気泡に連
続し、該内部の気泡は他の内部の気泡と細径管にて連続
した構造である必要がある。
未発13Aにおいて微細孔を有する平坦な連続史脂面と
は、樹脂フィルムに孔をあけた如き微細孔がほぼ均質に
分布した構造を意味する。微細孔の径及び空隙率は特に
限定するものではないが、微細孔の平均径が50μ、空
隙率が5〜25チ以下であるのが好ましい。この範囲を
越える時は、密着力が低下する傾向にある。
本発明において、表面層よシ中心部に存在する内部の気
泡は平均径は、前記した表面の微細孔の平均径より大で
ある必要がある。好ましくは1.5〜5倍であることが
必要である。
これらは、発泡シートの表面及び断面の顕微鏡観察によ
って確認することができる。
本発明の発泡シートを構成する合成樹脂は何ら限定され
るものではなく、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、フ
ッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、エポキシ樹脂、アルキ
ッド樹脂、ブタジェン系合成ゴム等が例示され、これら
は単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
中でもウレタン樹脂とガラス転移温度−10℃以下のア
クリル樹脂及び/又はブタジェン系合成ゴムの混合物が
好ましく、ウレタン樹脂とガラス転移温度−10〜−5
0’Cのアクリル樹脂及び/又はブタジェン系合成ゴム
の混合物がより好ましい。
ウレタン樹脂は、特に限定されるものではなくポリエー
テルポリオール、ポリエーテルポリオール、及びその他
のポリマーポリオール等の高分子xysリオールと、芳
香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート及
び脂環族ポリイソシアネート等のポリイソシアネートと
、低分子量ポリオール1,4+、)アミン、水等の鎖伸
長剤、必要ならその他の反応成分及び添加剤等、公知の
成分を使用することKより例えば調製することができる
又、本発明のウレタン樹脂囚成分は、前記した出発物質
を用いて公知の製造法により製造することができる。例
えば、乳化剤と機械的な剪断力とKよる強制乳化法や、
ウレタン樹脂骨格中に連結されたイオン性或は非イオン
性親水成分による自己乳化法等によシ、上記成分からな
るウレタン樹脂が水中に微粒子状に分散した形態で製造
することができる。
前記ポリエーテルポリオールとしては、エチレングリコ
ール、ジエチレンクリコール、トリエチレングリコール
、1・2プロピレンクリコール、トリメチレングリコー
ル、卜3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコ
ール、グリセリン、ソルビトール、蔗糖、アコニット酸
、トリメリット酸、ヘミメリット酸、燐酸、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、
トリイソプロ・ぐノールアミン、ピロがロール、・ソヒ
ドロ安息香酸、ヒドロキシフタール酸、1・2・3−プ
ロ、41ントリチオールなどの如き活性水素原子を少な
くとも2個有する化合物の1種またはそれ以上を開始剤
としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブ
チレンオキサイド、スチレンオキサイド、エビクロルヒ
Pリン、テトラヒドロフラン、シクロヘキシレン、ナト
のモノマーの1[またはそれ以上を常法により付加重合
することによって製造される。
一方ポリエステルポリオールは例えばエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1・2−プロぎレンゲリコール、トリメチレングリコー
ル、1・3−ブチレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、ソルビトールなどの如く少なくとも2
個のヒドロキシル基を有する化合物の1種または2f!
以上と、マロン酸、マレイン酸、コノ・り醪、アジピン
酸、酒石酸、ピメリン酸、セパシン酸、しゆう酸、フタ
ール酸、テレフタール酸、ヘキサヒドロフタール酸、ア
コニット酸、トリメリット酸、ヘミメリット酸などの如
く少なくとも2個のカルゲキシル基を有する化合物の1
種または2種以上を常法によって縮重合することによっ
て製造される。
ぼりエーテルポリオール及びポリエステルポリオールは
、単独で用いることができるのはもちろん、2種以上混
合して用いることもでき、更にエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、l・2−プロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、1・3−ブチレングリコール、テ
トラメチレングリコール、ヘキサメチレンクリコール、
デカメチレングリコール、グリセリン、トリメテロ−/
l/ f C1/4171,2ンタエリスリトール、ソ
ルビトールなどの如き低分子量ポリオールと混合して使
用することができる。
また有機ポリイソシアネートとしては脂肪族、脂環族ま
たは芳香族ポリイソシアネート、例えば2.4−)リレ
ンジイソシアネート、2.ロートリレ/ジイソシアネー
ト、m−7エニレンゾイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、4.4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、テトラメチレンツイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、トリメチルへキサメチレンジイソシアネート、1
.4−シクロキヘキシレンジイソシアネート、4.4′
−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、3.3’
−ツメチル−4,4′−ビフェニレンジインシアネート
、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフエニレンジイ
ソシアネート、3.3′−ジクロロ−4,4′−ビフェ
ニレンジイソシアネー)、1.5−ナフタレンジイソシ
アネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジインシア
ネート等が挙げられる。
鎖伸長剤はイソシアネート基と反応し得る少くとも2個
の活性水素原子を有する化合物であって、例、t ハエ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、ジエチレングリコール、モノエタ
ノールアミン、エチレンジアミン、トリエチレンジアミ
ン、1・2−プロピレンシアミン、ヘキサメチレンシア
ミン、N−エタノールエチレンジアミン、 N−N’−
ジェタノールエチレンジアミン、m−フェニレンジアミ
ン、2・4−トリレンジアミン、ビス−4−アミノフェ
ニルメタン、3・3′−ジクロロ−4・4′−ジアミノ
ジフェニルメタン、♂ペラシン、2−メチルビ4ラジン
の如キグリコール類、アルカノールアミン類、ジアミン
類が代表的な例であるが、アルキレンジアミン1モルと
アクリルアミド2モルとの反応生成物、アルキレンジア
ミン1モルとアクリロニトリル2モルとの反応生成物、
ヒドラジン類、酸ヒドラジド類及び水も使用出来る。
本発明のアクリル樹脂(B)成分は、特に限定纏れるも
のではなく、例えば(メタ)アクリル酸エステルモノマ
ー、官能基含有モノマー等を主成分とし、必要なら少量
の(メタ)アクリル酸誘導体モノマー、(メタ)アクリ
ル酸誘導体モノマー以外のビニルモノマーを共重合する
等、公知の成分を使用することができる。その成分及び
量比についてはTgが一10℃以下、中でも−10〜−
50℃となるようにすることが好ましい。製造方法も特
に限定されるものではなく、公知の方法で製造すること
ができる。例えば、アニオン系乳化剤、ノニオン系乳化
剤、カチオン系乳化剤等を用いたいわゆる乳化重合法に
よりアクリル樹脂をエマルジョン状態で製造することが
できる。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ
)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(
メタ)アクリル酸インチル。
(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプ
チル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル
酸オクタデシル等が例示される。
官能基含有モノマーとしては(メタ)アクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸及びそれらの無水物、フマル酸、イ
タコン酸、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノエチル
、イタコン酸モノn−ブチル、(メタ)アクリル酸−2
−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロ
キシプロピル、(メタ)アクリル酸グリシジル、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル
アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等が例示さ
れる。
(メタ)アクリル酸誘導体モノマーとしては(メタ)ア
クリロニトリル、(メタ)アクリルアミド等が例示され
る。
(メタ)アクリル酸誘導体モノマー以外のビニルモノマ
ーとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビ
ニリデン、臭化ビニリデン、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、クロルスチレン、2,4−ジブ
ロムスチレン、塩化ビニル、エチレン等が例示される。
また、ブタジェン系合成ゴムは特に限定されるものでは
なく、ブタジェン−1,3,2−メチル−ブタジェン−
1,3および2−クロロブタジェン−1,3等のブタジ
ェン、好ましくはブタジェン−1,3とスチレン、アク
リロニトリル、メタクリル酸エステル等とを主成分とし
前記の如き官能基含有モノマーを必要により共重合する
等、公知の成分を使用することができる。但し、その成
分及び量比についてはTgが一10℃以下、中でも−1
0〜−50℃となるようにすることが好ましい。製造方
法の例としては例えば高圧乳化重合法によシ、ブタジェ
ン系合成ゴムをエマルジョン状態で製造することができ
る。
本発明の発泡シートの製造時における合成樹脂の形態は
特に限定されるものではないが、液状、中でもエマルジ
ョンであることが好ましい。樹脂固形分含有率も特に限
定されないが、通常30〜60重量%である。
前記ウレタン樹脂囚とTg −10℃以下のアクリル樹
脂及び/又はブタ・ジエン系合成ゴム(B)との固形分
t t 比(A) / (B)は9515〜20/80
、中でも90/10〜50150が好ましい。(B)成
分が10〜50重量%であると特に高強度で、繰り返し
の着脱性に優れ、かつ特に油膜に被われた場合の密着性
に優れたものとなる傾向がある。
本発明の密着性発泡シートの製造方法は特に限定される
ものではないが、例えば、エマ/I/ジ四ンの機械発泡
法により適宜条件を選定することにより得ることができ
る。
次に、エマルジョンの機械発泡法による製造法の1例の
概略を説明する。
ウレタン樹脂エマルジョンとTgが一10℃以下のアク
リル樹脂エマルジョン及び/又はブタジェン系合成コ0
ムエマルジ嘗ンとの所定量比の混合エマル−)重ンに、
必要なら起泡剤、整泡剤、粘度調節剤、架橋剤、着色剤
、充填剤、老化防止剤、防カビ剤及びその他の添加剤を
配合し、オークスミキサ−等の機械発泡機にて空気と混
合し、気泡を包含する発泡エマルジ1ンを調製する。こ
れを布帛、合成樹脂フィルム、紙、木材、金属、ガラス
、プラスチックフオーム等の支持体上に塗布し、熱処理
する方式にて配合、機械発泡、塗工及び熱処理の各工程
の条件を選定することにより本発明の発泡シートを得る
ことができる。この場合、支持体に付着した面の反対の
面が本発明の発泡シートの機能面となる。同時に、離型
紙上或は離型性枠内で成形した後に、これらを除去して
支持体なしの本発明の密着性発泡シートを得ることがで
きる。この場合、いずれの面も本発明の機能面となり得
るものである。
本発明の上記発泡シートの製造時において混合エマルジ
ヨンに添加することのできる起泡剤としては、例えばラ
ウリン酸ナトリウム、ヤシ油膜けん、ミリスチン酸ナト
リウム、ステアリン酸アンモニウム、パルミチン酸ナト
リウム、オレイン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸エ
ステルナトリウム、高級脂肪酸アミドアルキルスルホン
酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸ジェタノールアマイド、サ
ポニン、ゼラチン、またはカゼインなどが挙げられる。
炭ea1〜20のパーフルオロアルキル基又はフルオロ
アルキル基を有するフッ素系界面活性剤も使用できる。
整泡剤としては公知慣用のものがいずれも使用可能であ
シ、好ましくはシリコーンオイルが用いられる。シリコ
ーンオイルとしては例えば、ジメチルシリコーンオイル
、メチルフェニルシリコーンオイル、アミン変性シリコ
ーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイルなどが
挙げられる。
その添加量は、エマル217100重量部に対して0.
2〜2重量部使用される。シリコーンオイルを予めエマ
ルジ曹ン化したものも使用できる。
粘度調整剤としては例えばカゼイン、アルギン酸塩、ア
ラビヤゴム、ベントナイト、クレー、カルブキシ化メチ
ルセルローズ、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドンコポリマー、ポリエチレンオキシドポリマー、ポ
リアクリル酸エマルジ四ンなどが挙げられる。これらの
添加量は混合エマル・ゾ曹ンの固形分100重量部に対
して普通0、1〜5部、好ましくは0.5〜3部である
。粘度は1000〜15000 cpsが適当である。
架橋剤としては、例えば水溶性のメラミン−ホルムアル
デヒド樹脂、水溶性の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、水
溶性のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンポリグ
リシジルエーテル。
ソルビトール、ポリグリシジルエーテル、ビスフン等の
エチレンイミン誘導体等のアジリジン系化合物、ブロッ
クトポリイソシアネート等が挙げられる。Σれい中で′
Lり1ビ首L1L齋Δ乙言オ敬了ジ゛リジ゛ン釆イ命乍
リカ\’o>し〜ゝ9本発明の発泡シートは、各種の平
滑材、特に油膜等の付着した平滑材に密着して使用され
る。本発明の対象となる平滑材の具体例として、ガラス
、金属、プラスチックス、陶磁器、石材及び廣作物など
であって平滑面を有するもの、或はこれらを含む複合さ
れた部材が挙げられる。また平滑材が樹脂被膜等で塗工
されたもの、及び紙、布、木材等の多孔質部材の表面が
多孔質を示さなくなる程度に樹脂被膜等で冷型されたも
のも挙げることができる。
〔作用〕
本発明の密着性発泡シートの作用についての技術的根拠
は明確ではないが、次の如くと推察される; (1)6本発明の発泡シートの平滑面に対する密着力の
発現機構は、基材への親和性や化学的結合によるもので
はなく、又、粘着性によるものではなく、表面層の微細
孔と内部の気泡構造及び構成樹脂の物理的特性−特に適
度表弾性−に起因するものと考えられる。しかも基材の
材質ではなく物理的構造、即ち平滑面であることが必要
条件となっている。これは従来の接着剤や粘着剤による
固定方法とは全く異なるものである。
(2)0本発明の発泡シートは、油膜等が付着した平滑
面に対しても密着性を発現するという駕くべき作用を有
する。−殻内には(従来の化学的接着或は粘着技術では
)、むしろ接着或は粘着を阻害するいわば不着性剤と言
うべき、油脂類、就ずく一般に離型剤とbわれるシリコ
ーンオイル、或は乳化剤等の油膜類、及び水腹の付着は
、本発明の密着性発泡シートの密着性を阻害しないので
ある。
これも主に物理的な機能に依存している丸めと考えられ
る。
(3)0本発明の発泡シートは平滑面に密着させ、しか
る後にこれを剥離した時、該平滑面を清浄な状態で復元
させるという有用な特性を持っている。
これも又、従来技術にはみられない現象である。
(4)、更に従来の発泡シート状物、例えば粘着剤を塗
布したシート状物に於ては、その機能面を維持するため
K、保管時にホコリ等の付着による機能低下を生起させ
ないように隔離しておく必要がある。又、粘着テープの
巻物に於ては、テープの背面処理技術が、付加的に必要
な技術的措置となる。
これに対して本発明の発泡シートは、その密着性の発現
が相手基材の表面の物理的構造に依存するものであるた
め、その機能面の維持のために特段の注意を払う必要は
ない。又、背面処理の如き特段の技術的措置を行わなく
とも、例えば紙や布などの多孔性基材を用いるだけで良
い。更に、作業者が取扱う上で、本発明の発泡シートそ
のものは、粘着性を持たないため作業者の手を汚したり
、手を災傷させたりすることはなく極めて取扱い易い。
又、相手基材以外の基材に誤って接触させた場合に於て
も、その基材を損うことがなく、安心して作業すること
が可能となる。
このように、本発明の発泡シートは、密着機能が本発明
の密着性発泡シートと平滑材の平滑面との相互の機能が
合体した時にのみ発現し、これが分離した時は夫々単独
では密着機能を示さない点に留意すべきである。これが
繰返し着脱を可能にしているものと考えられる。
(5)、更に付加的彦作用として、本発明の密着性発泡
シートは弾性に富む発泡体層から構成されることに起因
して、クッシ叢ン性<S撃吸収性)による平滑材の保護
力の向上、クッシ1ン性と厚みによる平滑“材の曲面へ
の追従性の向上が挙げられる。
本発明の発泡シートは従来のシートとは全く異なる上記
作用を有しておシ、各種の利用分野が考えられる。
■室内装飾材(壁装材、テーブルマット、遮光シー ト
 等 ) 支持体として無地または絵柄模様がつけられ九基材、あ
るいは賦形された基材1例えば布帛、紙、合成樹脂フィ
ルムの裏面上に発泡フオームを形成させれば、壁面装飾
のみ力らず冷面保護効果をも有する取りはずし、移動の
容易な壁装材とすることができる。
透湿防水効果のある基材を選べば室内環境の保全効果を
発揮することもできるし、車両内のウィンドガラスへ密
着させれば日光照射による温度上昇を防止できる。
■事務用品・日用品 無色透明な合成樹脂フィルムを支持体としてその上に発
泡シートを形成させれば取りはずし、移動の容易な情報
記録・伝達媒体(例えばホワイトデート)とすることが
できる。
離凰紙を支持体として発泡フオームを形成させた後、一
方の平滑面をゴミ捨て三角コーナーに接着剤で接着し、
他方の平滑面をステンレス流し台に密着させれば、油水
・汚れでも密着性を失うことなく三角コーナーを固定で
きる。
エンボス加工した発泡シートの2つの機能面の一方を固
定具であるフラング類の内側に接着剤で接着すれば、ガ
ラス器具を破損することなく器具に油水・汚れがついて
いても充分に固定することができる。
■シール、ラベル、ワッペン、玩具 幾何学模様や共像型(動物、人間、植物、建造物、風景
等)が印刷・賦形された基材の裏面上に発泡フオームを
形成させれば着脱容易なシール、ラベル、ワッペンとす
ることが、勿論無地の樹脂コート紙を基材に用いればふ
せん紙として用いることができる。共像型の形状や色彩
を選定したワッペン(例えば、風景の印刷された合成樹
脂フィルム上に動物や人間の形に賦形されたワッペンを
任意の位置に固定・移動できる様にしたもの。)は認知
教育材料とすることができる。
また、手袋の掌面に発泡シートを形成させればすべり止
め効果の高い手袋とすることができる。
発泡シートを任意の大きさ・形状に裁断して階段の接足
部に接着すれば転落防止の効果もある。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本
発明の要旨を越えない限り、本発明はこれら実施例のも
のに限定されない。尚、以下の例に記載の%は、重i%
である。
又1本発明の発泡シートの表面及び内部の構造を説明す
るために、顕微鏡の観察結果に基づいてスケッチしたも
のを第1図、2図、3図に示す。
実施例1 平均分子量1000のポリオキシプロピレングリコール
500Iとトリレンジイソシアネート175Iを80℃
にて2時間反応させ末端イソシアネート基のプレポリマ
ーを製造し、これにトルエン135Iを加え、均一溶液
とした。
このプレポリマー溶液12011に、エチレンオキシド
付加モル数25のポリオキシエチレンノニルフェノール
エーテル6.9を溶かした水溶液を961加え、2分間
攪拌し乳化液を得た。これに1.6へキサメチレンジア
ミン8.211を水1ogに溶かした水溶液を滴下し、
2時間攪拌し固形分濃度47%、粘度500センチボイ
ズの安定なウレタン樹脂エマルジッン(a)を得た。
又、攪拌機、温度計を備えたフラスコに水8o、6gナ
トリクムドデシルサル7エー)2F及び過硫酸カルラム
0.51を仕込みN2ガスを吹込みながら75℃に加熱
し攪拌し均一な水溶液とし予め調整したブチルアクリレ
ート8ON、メチルメタアクリレ−)19N、メタアク
リル酸Igから成るモノマー混合物を3時間で滴下した
。その後75℃を保持し、さらに1時間を要して3%過
硫酸カリウム水溶液31t−滴下し、30分後に冷却し
!1度25チアンモニャ水を加えてpH4,6に調整し
固形分濃度55%、粘度1200 セ7チyf!4 f
、Tg−24℃のアクリル樹脂エマ々ジyン(b−1)
を得た。
ここで得たウレタン樹脂エマルジ四ン(a)3500I
とアクリル樹脂エマルジ曹ン(b−x) 15QOJi
Tとの混合エマルジッンを調整した。
次に以下の配合エマルゾ四ンを調製した。
混合エマルジッン        ・・・200oII
カル?キシルメチにセルロースの4チ水溶液    ・
・・   40Fステアリン酸アンモニウムの30%水
溶液   ・・・ 10([’(1)EPICLON 
EM−85−75W       ・40 F(1)ビ
スフェノールAジグリシジルエーテル型エデキシ樹脂(
大日本インキ化学工業(株)製、固形分75%) 前記配合エマルジ胃ンを4M−2(スガ機械製発泡機)
にて処理して発泡エマルジ四ンを調製した。
配合エマルジ璽ン/空気=1/3容積比であった。
これを綿ブロード(÷40)上にクリアランス45wm
にて塗布し、遠赤外線にて予熱した後、100Cで2分
熱風乾燥し、続いて140℃で2分熱風乾燥し、更に1
60℃で2分熱風乾燥処理を行い、冷却して巻取った。
得られた発泡シートの発泡体の表置及び断面を顕微鏡観
察したところ、表面はほぼ均質に分布した平均径約20
μの微細孔を有する、空隙率約20%の平坦な連続樹脂
面であり、この微細孔は内部の気泡と連結しており、内
部の気泡の平均径は約50μであり気泡同志は細径管で
連結していることが確認された。この構造を顕微鏡観察
結果に従ってスケッチすると第1図の如くである。かか
る発泡体の厚みは3.2鴨であった。
(塗布厚に対する厚みの保持率は80%。)かくして得
られたシートの綿ブロード面の反対の面をテスト面とし
た。下記特性試験を行い、その結果を第1表及び第2表
に示した。
参考例1 実施例1で得られた発泡シートを厚み方向でほぼ1/2
となるようにスライスした。スライス面を顕微鏡で観察
したところ、実施例1の表面微細孔よシ大径で、内部気
泡径とほぼ同じ径の表面孔がほぼ均質に分布しているこ
とが認められた。この構造を顕微鏡観察結果に従ってス
ケッチすると第2図の如くである。該スライス面をテス
ト面とした特性試験結果を第1表に示す。
参考例2−A ケミカル発泡法にて得られたウレタンフオーム(発泡体
の厚み4瓢)をテスト片として特性試験を行った。断面
はほぼ独立した気泡があること、及び一つの表面には微
細孔がないことが顕微鏡によシ観察された。この構造を
顕微鏡観察結果に従ってスケッチすると第3図の如くで
ある。該表面をテスト面とした。
参考例2−B 参考例2−Aと同じウレタンフオームをスライスしてテ
スト片を得た。表面には、はぼ内部気泡と同じ径の表面
孔がほぼ均質に分布していることが観察された。発泡体
の厚みは4嘔であった。
参考例3 市販のセロテープを試片とした。結果を第1表及び第2
表に示す。
(特性試験方法) 密着性テスト■:垂直に立てたガラス板に試片のテスト
面を合せ軽く押しつ け、密着の有無を見る。
■:■のガラス板に水をつけて、 ■と同様にテスト。
■:Iのガラス板にシリコンオイ ルをつけて、■と同様にテス ト。
I   ■:ポリエチレン製の11瓶の胴面に試片のテ
スト面を合せ怪 く押しつけ、密着の有無を見 る。
v:■のポリエチレン胴面に乳化 剤(ノイグンEA−80第一工 業製薬)をつけて、■と同様 にテスト。
1    M:(イ)垂直に立てたガラス板に試片のテ
スト面を合せ、軽く押 しつけ密着状態を見る。
(ロ)1日後に剥離し、ガラス表 面状態を観察する。
(ハ)1日後に1回剥離し、剥離 した試片を再び新しいガラス 板に密着させる。これを繰返 し10回目の結果を表示。
参考テスト! =密着テストlのガラス板にかえて、壬
直に固定し九綿ブロ ードを用い、■と同様にテス ト。
■ :参考テスト■の綿ブロードに かえて、口紙A2を用いて、 参考テス)Iと同様にテスト。
実施例2 攪拌機、温度計を備えたフラスコに水1209、ナトリ
ウムドデシルサルフェート29及び過硫酸カリウム0.
5Fを仕込みN2ガスを吹込みながら75℃に加熱し攪
拌して均一な水溶液とし、次いで予め調整したブチルア
クリレート70I、メチルメタアクリレ−) 2519
.アクリルアマイド2i、アクリル酸3IIから成るモ
ノマー混合を3時間要して滴下した。その後75℃に保
持し、さらに1時間要して3%過硫酸カリウム水溶液3
gを滴下し、30分後に冷却し25%アンモニヤ水を加
えてpH4,2に調節し、固形分濃度45チ、粘度12
0センチポイズ、’rg −15℃のアクリル樹脂エマ
ルシロン(b−z)を得た。
アクリル樹脂エマルジ嘗ン(b−1)の代りに上記アク
リル樹脂エマルジ1ン(b−2)150(lを用いて混
合エマルジ欝ンをvI4製した以外は実施例1と同様に
して発泡シートを得た。実施例1とほぼ同様の発泡体構
造であり、厚みは3.2 mであった。(塗布厚に対す
る厚みの保持率は80%。)この発泡シートを用い実施
例1と同様に密着性テスト■を第2表に示した。(但し
、密着性テスト■〜Vと参考テス)I〜■は省略した。
)実施例3 ブチルアクリレ−)6012エチルへキシルアクリレー
ト35I、アクリルアマイド2I!、アクリル酸3II
から成るモノマー混合物を用いる以外は、実施例2と同
様にして…4.6、固形分濃度45チ、粘度120セン
チポイズ、’rg −40℃のアクリル樹脂エマルジョ
ン(b−3)を得た。
アクリル樹脂エマルジョン(b−1)の代りに上記アク
リル樹脂エマルジョン(b−3)1501を用いて混合
エマルジョンを調製した。以外は実施例1と同様にして
発泡シートを得た。実施例1とほぼ同様の発泡体構造で
あり、厚みは3.OIであった。(塗布厚に対する厚み
保持率は75%。)この発泡シートを用い実施例1と同
様に密着性テスト■を行い、その結果を第2表に示した
。(但し、密着性ラス)I−Vと参考テスト■〜■は省
略した。) 実施例4 実施例1のポリウレタン樹脂の1/2重量を下記ブタジ
ェン系合成ゴムエマルジ璽ン(c−x)K(を換えた以
外は実施例1と同様にして発泡シートを得た。実施例1
とほぼ同様の発泡構造であり厚みは3.6 mであった
。(塗布厚に対する厚み保持率は90%。) ブタ・ジエン系合成ゴムエマルジッン(c−1)の製造
例N2ガス置換したがラスライニングオートクレーブ中
にイオン交換水140.91 ドデシルベンゼンスルフ
オン酸ソーダ5g、過硫酸ナトリウム0. II、エチ
レンジアミン四酢酸ナトリウム0.11!、ブタノエン
65g、アクリロニトリル30I、メタアクリル酸5g
、オードデシルメルカプタン031を仕込み、40〜6
0℃で20時間借押して重合を続けた。25%アンモニ
ヤ水で−8,5に調整した後、ストリッピング処理を行
々い固形分を調節した。かくして固形分濃度45%、T
g−46℃のブタジェン系合成ゴム系エマル) vr 
ン(e−1)を得た。
ここで得たブタジェン系合成ゴム系エマルジョン(c−
1)3000.9に実施例1で得たウレタン樹脂エマI
v ’) mン2000I!を加、t[合エマルジョン
を得た。
次に実施例1と同様にして配合エマル・ジョンを調整し
同様に発泡シートを得た。
この発泡シートを用い実施例1と同様に密着性テスト■
を行い、その結果を第2表に示した。
(但し、密着性ラス)I〜■と参考テスト■〜■は省略
した。) 〈第1表〉 〔注〕O;良好、×;不良 試片寸法: 2 tm X 4 cm 実施例5 基材に花柄模様の印刷されたポリエステルフィルムがラ
ミネートされた壁紙の裏面を用いる以外は実施例1と同
様にして発泡シートを得た。発泡体の構造は実施例1と
ほぼ同様であった。この壁紙を表面が樹脂加工されて光
沢のある木材壁に密着させたところ美観上優れたもので
あった。1週間後にこの壁紙をはがしたが壁面は全く汚
染されていなかった。この壁紙は巻いて1ケ月保存した
後、再度壁に密着させたが、その密着性は最初と変わら
なかった。
実施例6 基材に赤に染色されたベルペット植毛布の裏面を用いる
以外は実施例1と同様にして発泡シートを得た。発泡体
の構造は実施例1とほぼ同様であった。これをハートダ
イヤ、クラブ、スペード凰に切り抜いて室内装飾品とし
た。ポリエステル製ドアに1種を貼り、1週間毎に他種
に貼シ替えた。
使用しないものはそのまま重ねて保管した。いずれも良
好な密着性を示し被着ドア面の汚染もなく、従って前回
使用品の跡を残さないため貼替品の形状の違いによって
装飾性を損うことがなかった。
実施例7 基材に表面をフッ素樹脂コートシリマーカー性を付与し
たポリエステルフィルムの裏面を用いる以外は実施例1
と同a!Kして発泡シートを得た。
発泡体の構造は実施例1と同様であった。これを30硼
X40cyの長方形に切り、ホワイトボード9とし、ガ
ラス窓に貼シ掲示用に利用した。1週間後このホワイト
ボードを別室のスチールケース側面に貼替えて使用した
。貼り替えに際してガラス面の汚染は全くなかった。
実施例8 基材に犬の絵、自動車の絵、人形の絵を印刷したポリエ
ステルフィルムの裏面を用いる以外は実施例2と同様に
して発泡シートを得た。発泡体の構造は実施例1とほぼ
同様であった。
この発泡シートを絵に従い切抜き、犬小屋の絵、道路、
樹木の絵を印刷した平滑性ある紙材料と共に玩具とした
。この玩具は密着箇所の自由性の高い新しい知的玩具(
認知教育材料)となった。
実施例9 アルファベットを印刷したポリエステルフィルムの裏面
を用いる以外は実施例8と同様にして発泡シートの裁断
物を得た。このシートはアルファベットのシールとして
自動車のリアウィンドに自分の名前を入れた。着脱も容
品で被着体を汚染しなかった。
〔発明の効果〕
本発明の密着性発泡シートは、各種の平滑面を有する部
材に対して優れた密着性を示す。特に平滑面が油膜等に
より汚染されていても優れた密着性を示すという特徴を
有するものである。従って、本発明の発泡シートは平滑
材あるいはその表面の保護、被覆、包装、固定、及び平
滑材表面への他の機能部材の固定などに極めて有用なも
のである。
本発明の発泡シートはインテリア用品、エフステリア用
品、車両用品、事務用品、玩具、シール、ワッペン、ラ
ベル、すベシ止め用品等の極めて広い用途に使用できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例10発泡シートの表面構造の拡大図、第
2図は第1図A −A’線断面構造の要部拡大図を示す
。 第3図は参考例1の発泡シートの表面構造の拡大図、第
4図は第3図A −A’線断面構造の要部拡大図を示す
。 第5図は参考例2−Aの発泡シートの表面構造の拡大図
、第6図は第5図A −A’線断面構造の要部拡大図を
示す。 a・・・平坦な連続樹脂層、b・・・表面微細孔、C・
・・内部気孔。 特許出願人 大日本インキ化学工業株式会社代 理 人
 弁理士 高  橋  勝  利第1図 第3図 第5図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体上又は支持体なしに成形された内部に気泡を
    含む連続樹脂層から構成される発泡シートにおいて、前
    記発泡シートの表面の少なくとも一つの面が微細孔を有
    する平坦な連続樹脂面を形成し、該微細孔はその径より
    大なる径をもつ内部の気泡に連続し、該内部の気泡は他
    の気泡と細径管にて連続した構造を有し、かつ該連続樹
    脂層が合成樹脂から成ることを特徴とする発泡シート。 2、合成樹脂が、ウレタン樹脂とガラス転移温度−10
    ℃以下のアクリル樹脂及び/又はブタジエン系合成ゴム
    との混合物から成る請求項1記載の発泡シート。 3、合成樹脂が、ウレタン樹脂とガラス転移温度−10
    〜−50℃のアクリル樹脂及び/又はブタジエン系合成
    ゴムとの混合物から成る請求項1記載の発泡シート。 4、ウレタン樹脂とガラス転移温度が−10〜−50℃
    のアクリル樹脂との固形分重量比(ウレタン樹脂/Tg
    が−10〜−50℃のアクリル樹脂)が95〜20/5
    〜80である請求項3記載の発泡シート。 5、連続樹脂層がシリコーンオイルを含んでいる請求項
    4記載の発泡シート。 6、シリコーンオイルの使用量が、連続樹脂層の樹脂固
    形分100重量部に対して0.2〜2重量部である請求
    項5記載の発泡シート。 7、連続樹脂層が、架橋剤で架橋されている請求項6記
    載の発泡シート。 8、架橋剤が、多官能エポキシ化合物及び/又はアジリ
    ジン系化合物である請求項7記載の発泡シート。 9、架橋剤の使用量が、連続樹脂層の樹脂固形分100
    重量部に対して0.1〜5重量部である請求項8記載の
    発泡シート。 10、内部の気孔の平均径が、表面の微細孔の平均径よ
    り1.5〜5倍である請求項9記載の発泡シート。 11、発泡シートの厚さが0.1mm以上である請求項
    10記載の発泡シート。 12、支持体が合成樹脂フィルムである請求項1記載の
    発泡シート。 13、支持体が布帛である請求項1記載の発泡シート。 14、支持体が紙である請求項1記載の発泡シート。 15、請求項1の発泡シートを有する室内装飾品。 16、請求項1の発泡シートを少なくとも片面に有する
    壁紙。 17、請求項1の発泡シートを有する玩具。 18、請求項1の発泡シートを少なくとも片面に有する
    シール、ラベルまたはワッペン。
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