JPH0627414Y2 - 装飾用シート - Google Patents
装飾用シートInfo
- Publication number
- JPH0627414Y2 JPH0627414Y2 JP1988090879U JP9087988U JPH0627414Y2 JP H0627414 Y2 JPH0627414 Y2 JP H0627414Y2 JP 1988090879 U JP1988090879 U JP 1988090879U JP 9087988 U JP9087988 U JP 9087988U JP H0627414 Y2 JPH0627414 Y2 JP H0627414Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexibility
- urethane coating
- layer
- coating film
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は屋外設置物，遊戯具などにおいて可変性又は可
撓性を有する物品へ装飾性，耐侯性を与えるためのシー
トに関するものである。
撓性を有する物品へ装飾性，耐侯性を与えるためのシー
トに関するものである。
〈従来の技術及び課題〉 従来比種の物品への装飾性の附与は直接印刷或いは塗布
を施すか、若しくは印刷片を接着していた。
を施すか、若しくは印刷片を接着していた。
したがって印刷，塗布或いは印刷片が物品の変形や可撓
性に追随出来ず、亀裂したり、剥離したり、破損するか
耐侯性に欠ける欠点を有していた。
性に追随出来ず、亀裂したり、剥離したり、破損するか
耐侯性に欠ける欠点を有していた。
〈課題を解決するための手段〉 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
手段は可撓性基体の表面に、その可撓性に追随出来る接
着層を介して着色ウレタン塗膜を設け、その表面に装飾
微細片を混合してなる透明ウレタン塗膜層を形成せし
め、裏面に粘着剤又は接着剤層を形成して装飾用シート
とし、このシートを可変又は可撓性を有する物品に貼着
するものである。
手段は可撓性基体の表面に、その可撓性に追随出来る接
着層を介して着色ウレタン塗膜を設け、その表面に装飾
微細片を混合してなる透明ウレタン塗膜層を形成せし
め、裏面に粘着剤又は接着剤層を形成して装飾用シート
とし、このシートを可変又は可撓性を有する物品に貼着
するものである。
〈作用〉 着色ウレタン塗膜を任意の色彩に施し、かつ、透明ウレ
タン塗膜に装飾微細片を混入してなるから、これを貼着
することによって物品の可撓性に追随し得て装飾効果及
び耐侯性を発揮出来る。
タン塗膜に装飾微細片を混入してなるから、これを貼着
することによって物品の可撓性に追随し得て装飾効果及
び耐侯性を発揮出来る。
〈実施例〉 本考案の実施の一例を図面について説明すると可撓性基
体（１）は可撓性又は湾曲性或いは柔軟で弾性を有する
充実ゴム又は発泡ゴムからなるもので、移行汚染性，反
応汚染性，移行着色性，反応着色性のない配合材料例え
ばクロロプレンゴム発泡体を含むハロゲン化エラストマ
ーなどを用いた合成ゴム又は天然ゴムを黒色又は非黒色
系のシート状物とし、このシート状物の表面に、その可
撓性，湾曲性，柔軟性，弾性，伸縮性に追随し得る接着
剤層（２）を塗布して着色ウレタン塗膜（３）及び装飾
微細片を混合した透明ウレタン塗膜層（４）を設け、裏
面に粘着剤又は接着剤（５）を形成したシート状本体
（Ａ）を設け、これを物品（Ｂ）の表面に貼付ける。
体（１）は可撓性又は湾曲性或いは柔軟で弾性を有する
充実ゴム又は発泡ゴムからなるもので、移行汚染性，反
応汚染性，移行着色性，反応着色性のない配合材料例え
ばクロロプレンゴム発泡体を含むハロゲン化エラストマ
ーなどを用いた合成ゴム又は天然ゴムを黒色又は非黒色
系のシート状物とし、このシート状物の表面に、その可
撓性，湾曲性，柔軟性，弾性，伸縮性に追随し得る接着
剤層（２）を塗布して着色ウレタン塗膜（３）及び装飾
微細片を混合した透明ウレタン塗膜層（４）を設け、裏
面に粘着剤又は接着剤（５）を形成したシート状本体
（Ａ）を設け、これを物品（Ｂ）の表面に貼付ける。
接着剤層（２）は基体（１）と着色ウレタン塗膜（３）
とを良好に接着させることはもちろん、可撓性，湾曲
性，柔軟性，伸縮，弾性に追随できる特性を保持し、両
者（１）（３）とＳＰ値（溶解度指数）近似による凝集
力又は水素結合力を主作用として接着する配合組成を有
するものある。
とを良好に接着させることはもちろん、可撓性，湾曲
性，柔軟性，伸縮，弾性に追随できる特性を保持し、両
者（１）（３）とＳＰ値（溶解度指数）近似による凝集
力又は水素結合力を主作用として接着する配合組成を有
するものある。
この様な接着剤層（２）を基体（１）の表面に塗布して
着色ウレタン塗膜（３）を設ける。尚この接着剤層は透
明でも、半透明でも良く、又任意に着色することも可能
である。
着色ウレタン塗膜（３）を設ける。尚この接着剤層は透
明でも、半透明でも良く、又任意に着色することも可能
である。
着色ウレタン塗膜（３）は基体（１）の風合を損わない
よう可撓性，可変性、或いは柔軟で高い伸び又は弾性を
有し、かつ耐候性，耐水性，耐傷性のすぐれたウレタン
溶液の塗膜であり、該塗膜は100％応力が30Kg/cm2以下
でかつ500％以上の伸びを有するもので、金色，銀色，
他の色など任意に着色された透明或いは半透明の層であ
り、該ウレタン溶液のバインダーは分子量1000〜3000の
ジオールに無黄変型ジイソシアネートを反応させて生成
した末端イソシアネートのプレポリマーとジアミンを反
応させて鎖延長を行い、更に未反応のイソシアネートを
モノアミンからなる重合停止剤を反応させて得られる熱
軟化点が60〜150℃の分子量10,000〜100,000の可溶性ポ
リウレアウレタンからなるもので、結晶性のジオールを
使用する場合には非結晶性でかつ０℃でも液状のジオー
ルを、全ジオール量の30wt％以上併用することが好まし
い。これは結晶性ジオールのみを使用した場合、生成し
たポリウレタンは低温で結晶化するため、塗膜がやや硬
くなり低温での風合を損うおそれがあるためである。
よう可撓性，可変性、或いは柔軟で高い伸び又は弾性を
有し、かつ耐候性，耐水性，耐傷性のすぐれたウレタン
溶液の塗膜であり、該塗膜は100％応力が30Kg/cm2以下
でかつ500％以上の伸びを有するもので、金色，銀色，
他の色など任意に着色された透明或いは半透明の層であ
り、該ウレタン溶液のバインダーは分子量1000〜3000の
ジオールに無黄変型ジイソシアネートを反応させて生成
した末端イソシアネートのプレポリマーとジアミンを反
応させて鎖延長を行い、更に未反応のイソシアネートを
モノアミンからなる重合停止剤を反応させて得られる熱
軟化点が60〜150℃の分子量10,000〜100,000の可溶性ポ
リウレアウレタンからなるもので、結晶性のジオールを
使用する場合には非結晶性でかつ０℃でも液状のジオー
ルを、全ジオール量の30wt％以上併用することが好まし
い。これは結晶性ジオールのみを使用した場合、生成し
たポリウレタンは低温で結晶化するため、塗膜がやや硬
くなり低温での風合を損うおそれがあるためである。
透明ウレタン塗膜層（４）は、着色ウレタン塗膜（３）
と基本的には同質の溶液よりなる透明な層であり、この
塗膜層（４）には後述する装飾微細片（６）が混入され
ており、この微細片（６）の塗膜層（４）中に埋設して
いる場合には層（４）の表面は平滑面であるが、微細片
（６）の一部分が塗膜層（４）の表面に突出している場
合には、塗膜層（４）の表面は微凹凸のザラザラ層とな
る。
と基本的には同質の溶液よりなる透明な層であり、この
塗膜層（４）には後述する装飾微細片（６）が混入され
ており、この微細片（６）の塗膜層（４）中に埋設して
いる場合には層（４）の表面は平滑面であるが、微細片
（６）の一部分が塗膜層（４）の表面に突出している場
合には、塗膜層（４）の表面は微凹凸のザラザラ層とな
る。
装飾微細片（６）は、ポリエチレンフイルム，ポリエス
テルフィルムなどの合成樹脂フィルム（６）′の表面又
は表裏両面に、アルミ蒸着などの金属蒸着（６）″を施
し更にその面に染料で着色（６）して光沢を有せしめ
た、例えば0.5mm以下0.01mm以上の微少な規則的又は不
規則な細片としたものであり、該着色は金色，銀色をは
じめ任意の着色であり、着色ウレタン塗膜（３）の着色
と同色でもよく、異色であってもよい。また、アルミ蒸
着（６）″のように蒸着可能なものであれば、合成樹脂
フィルム（６）′に限定されることなく、紙や金属片な
どでもよい。更に、この塗膜層（４）には香料，消臭
剤，アルミ粉，雲母等を添加することは任意に行い得る
と共に、表面に文字や縞模様，図柄などを一色或は数色
でプリントすることも可能である。
テルフィルムなどの合成樹脂フィルム（６）′の表面又
は表裏両面に、アルミ蒸着などの金属蒸着（６）″を施
し更にその面に染料で着色（６）して光沢を有せしめ
た、例えば0.5mm以下0.01mm以上の微少な規則的又は不
規則な細片としたものであり、該着色は金色，銀色をは
じめ任意の着色であり、着色ウレタン塗膜（３）の着色
と同色でもよく、異色であってもよい。また、アルミ蒸
着（６）″のように蒸着可能なものであれば、合成樹脂
フィルム（６）′に限定されることなく、紙や金属片な
どでもよい。更に、この塗膜層（４）には香料，消臭
剤，アルミ粉，雲母等を添加することは任意に行い得る
と共に、表面に文字や縞模様，図柄などを一色或は数色
でプリントすることも可能である。
接粘着剤層（５）はシート状本体（Ａ）を物品（Ｂ）の
表面に貼着せしめるもので、その粘着剤又は接着剤は天
然ゴム，合成ゴム，ポリビニル等に水添ロジン，テルペ
ン変性フェノール樹脂等を混合してなるポリマー系若し
くはゴム系粘着剤、或はアクリル酸エステルの共重合体
等アクリル系粘着剤又はシリコーン系粘着剤を用いるも
のである。
表面に貼着せしめるもので、その粘着剤又は接着剤は天
然ゴム，合成ゴム，ポリビニル等に水添ロジン，テルペ
ン変性フェノール樹脂等を混合してなるポリマー系若し
くはゴム系粘着剤、或はアクリル酸エステルの共重合体
等アクリル系粘着剤又はシリコーン系粘着剤を用いるも
のである。
物品（Ｂ）は、ゴム，スポンジ，発泡ウレタンなどの弾
性を有するもの、或いは空気などを注入又は封入して可
変，可撓性を有するものからなる屋外設置物，遊戯具な
どを指示するもので特に限定物ではない。
性を有するもの、或いは空気などを注入又は封入して可
変，可撓性を有するものからなる屋外設置物，遊戯具な
どを指示するもので特に限定物ではない。
尚、基体（１）の裏面に設ける接粘着剤層（５）には、
セパレートで保護し、使用時にこのセパレートを剥離し
て貼着するように形成することや物品への貼着時に、そ
の物品の表面又は基体の裏面に該接着剤を塗布して貼着
することも任意である。
セパレートで保護し、使用時にこのセパレートを剥離し
て貼着するように形成することや物品への貼着時に、そ
の物品の表面又は基体の裏面に該接着剤を塗布して貼着
することも任意である。
〈効果〉 本考案は可撓性基体の表面に、その可撓性に追随出来る
接着層を介して着色ウレタン塗膜及び装飾微細片を混合
してなる透明ウレタン塗膜層を形成してなるから、可撓
性，可変性，弾性，屈曲性などを有する物品へ貼着して
も、それに追随出来、その物品の表面へ貼着することに
よって装飾効果を付与し得て、かつカラフルな色彩のシ
ートであり、着色及び透明ウレタン塗膜に亀裂，変色，
退色，剥離が生じるおそれはなく、風合を損うことのな
いものである。
接着層を介して着色ウレタン塗膜及び装飾微細片を混合
してなる透明ウレタン塗膜層を形成してなるから、可撓
性，可変性，弾性，屈曲性などを有する物品へ貼着して
も、それに追随出来、その物品の表面へ貼着することに
よって装飾効果を付与し得て、かつカラフルな色彩のシ
ートであり、着色及び透明ウレタン塗膜に亀裂，変色，
退色，剥離が生じるおそれはなく、風合を損うことのな
いものである。
図面は本考案装飾用シートの一実施例を示すもので第１
図は断面図、第２図は装飾微細片の拡大断面図であり、
図中（１）は可撓性基体、（２）は接着層、（３）は着
色ウレタン塗膜、（４）は透明ウレタン塗膜層、（５）
は接粘着剤層、（６）は装飾微細片、（６）′はそのフ
ィルム、（６）″は着色蒸着層である。
図は断面図、第２図は装飾微細片の拡大断面図であり、
図中（１）は可撓性基体、（２）は接着層、（３）は着
色ウレタン塗膜、（４）は透明ウレタン塗膜層、（５）
は接粘着剤層、（６）は装飾微細片、（６）′はそのフ
ィルム、（６）″は着色蒸着層である。
Claims (1)
- 【請求項１】可撓性基体の表面に、その可撓性に追随出
来る接着層を介して着色ウレタン塗膜を設け、その表面
に装飾微細片を混合してなる透明ウレタン塗膜層を形成
せしめ、裏面に接粘着剤層を積層させてなる装飾用シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988090879U JPH0627414Y2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 装飾用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988090879U JPH0627414Y2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 装飾用シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0212832U JPH0212832U (ja) | 1990-01-26 |
| JPH0627414Y2 true JPH0627414Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31315388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988090879U Expired - Lifetime JPH0627414Y2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 装飾用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627414Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2609340B2 (ja) * | 1990-03-20 | 1997-05-14 | 株式会社日立ビルシステムサービス | 乗客コンベア用デザインハンドレールの製造方法 |
| JP2609341B2 (ja) * | 1990-03-23 | 1997-05-14 | 株式会社日立ビルシステムサービス | デザインハンドレールの製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5845044U (ja) * | 1981-09-19 | 1983-03-26 | バンドー化学株式会社 | 化粧材 |
| JPS59190847A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-29 | 東洋インキ製造株式会社 | 化粧シ−トおよび化粧材の製造法 |
| JPS6170033U (ja) * | 1984-10-15 | 1986-05-13 |
-
1988
- 1988-07-08 JP JP1988090879U patent/JPH0627414Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0212832U (ja) | 1990-01-26 |
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