JPH01254109A - 化粧用塗布具およびその製造方法 - Google Patents

化粧用塗布具およびその製造方法

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JPH01254109A
JPH01254109A JP8189188A JP8189188A JPH01254109A JP H01254109 A JPH01254109 A JP H01254109A JP 8189188 A JP8189188 A JP 8189188A JP 8189188 A JP8189188 A JP 8189188A JP H01254109 A JPH01254109 A JP H01254109A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多孔質素材を用いた化粧用塗布具およびその製
造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、化粧用塗布具の塗布部に用いる多孔質素材と
しては、発泡ウレタン、発泡ゴム等の各種発泡体のブロ
ックやシート、あるいは織布(例えば立毛織物等)や不
織布、またこれらを起毛、植毛、植粒したものが多用さ
れている。
そして、化粧用塗布具の用途、化粧料の種類に応じて、
これら発泡体、織布、不織布等の多孔質材は打抜き加工
、絞り加工、aa加工、柄体の取付は等により種々の化
粧用塗布具の塗布部として形成される。
具体的には、打抜き加工によって形成される化粧用塗布
具としては、同質または異質の2枚の発泡材質を貼合わ
せたものや、発泡体の表面に天板と称する織布、不織布
等の指添えシートを貼合せたものがある。
また、絞り加工によって形成される化粧用塗布具として
は各種繊維による立毛布や発泡体シートを任意の形状に
絞り、その絞り口縁部を天板と貼合せたものなどがある
縫製加工によって形成される化粧用塗布具は織布を丸状
に切り周囲を縫い合わせ、内部に発泡体を入れた粉おし
ろい用パフ等がある。
槽体の取付けにより形成される化粧用塗布具は槽体の先
端に塗布部が設けられたもので、アイシャドウなどの細
かい部分のメイクアップ用塗布具や、バッティングバフ
、等として使用される。
(発明が解決しようとする課題〕 ところが、これらの化粧用塗布具においてはそれぞれそ
の接合部分(すなわち貼合せ部分)について品質面およ
び生産性面において次のような問題を有している。
従来実施されている方法によれば、打抜き加工により形
成した複数枚の発泡体を貼合せる場合には、何れかの発
泡体の表面に接着剤を塗布し、この上に他の発泡体を重
ねて、接着剤により接合している。このような方法によ
って作った化粧用塗布具において、接着剤が発泡体内部
に浸透したり、層間剥離(貼合せ部分が剥がれる現象)
が生じたり、接着剤が部分的に多くなってその箇所が部
分的に硬くなったり、接着効果を高めるため強度に圧縮
押圧することにより化粧用塗布具の周縁から接着剤が食
み出したりしすること等が多々生じていた。その結果、
でき上った化粧用塗布具の品質が一定になり難いという
問題があった。
また、前述のような方法では、その報道工程においても
、接着剤を発泡体上に均一に塗布すること、その後貼合
すべき発泡体を正確に重ね合せること、乾燥時の条件設
定や、その条件を一定に保つこと(溶剤揮散条件等)等
が必要とされるが、製造条件の再現性が極めて低く、且
つ製造条件の設定に手間を要するために製造上でも問題
があった。
一方、発泡体表面に指添え用の天板シートを貼合せたり
、発泡体シートを絞り、絞り口縁部に天板シートを貼合
せたりして化粧用塗布具を作る場合には、天板シートの
裏面に予めホットメルト性の接着剤を塗布しておきJこ
の天板シートを発泡体表面または絞り口縁部に重ね合わ
せた後、天板表面より加熱して、接着剤を融解して、発
泡体と天板とを貼合せている。
ところが、この方法においては熱伝導の悪い天板シート
を通して天板シート裏面のホットメルト性接着剤を融解
させるため、熱により天板シートの素材劣化を生じたり
、ときには、加熱板に接触する発泡体まで劣化させてし
まうことがある。また、加熱接着効果を高めるために、
天板シートと発泡体とを強度に圧縮押圧するのであるが
、この様な押圧圧縮によってホットメルト接着剤の食み
出し等が生じて、化粧用塗布具を汚損してしまったりし
て、品質が安定し難いという問題がある。
半面、前述のような接着剤の食み出しを防ぐために圧縮
度を下げると、天板と発泡体との接着が不充分となり、
剥離してしまう。このように、極めて微妙な条件をコン
トロールしなければならず生産管理が困難であった。
また、縫製加工によって化粧用塗布具を製造する場合は
、織布の周囲の縫い合わせに手間がかかるという問題が
ある。
また、槽体の先端にチップ状塗布部を取付けた化粧用塗
布具を製造する場合も、前述した打抜き加工により形成
した複数枚の発泡体を貼合せる場合と同様の問題が生じ
たり、槽体と塗布部の接着が旨くいかずに、使用してい
る内にチップが槽体から抜けてしまうものもある。
本願出願人はこれらの問題を解決するために、先に特開
昭59−211407号公iに開示されているような化
粧用塗布具およびその製造方法を提案した。この特開昭
59−211407号公報の方法によれば、金属薄板の
両面にホットメルト接着剤をコーティング処理し、塗布
部となる多孔質素材と貼合せ部材との間に前記ホットメ
ルト接着剤層を形成した金属薄板を挟み込み、これらを
重ね合せた状態で交番磁場中に置き、金属薄板を発熱さ
せてホットメルト接着剤層を溶融させて重ね合せた多孔
質素材、金属薄板および貼合せ部材を互いに貼合せる。
従って、この方法により製造される化粧用塗布具は、塗
布部となる多孔質素材と貼谷せ部材との間に金属薄板が
介在しており、該金属薄板と前記多孔質材との間および
該金II薄板と前記貼合せ部材との間にホットメルト性
接着剤層があり、前記多孔質素材および貼合せ部材は前
記ホットメルト性接着剤層によって金属薄板の各面にそ
れぞれ接着されている。
この特開昭59−211407号公報に開示した化粧用
塗布具は、前述した従来の塗布具に見られる問題は解決
しているが、塗布具としての使用機能上、種々の問題が
新に生じている。
すなわち、金属薄板の両面に塗布されたホットメルト接
着剤により多孔質素材と貼合せ部材とを貼合せているが
、塗布具として仕上げた場合、特に発泡体と発泡体を貼
合せて、打抜き・研磨加工して仕上げた場合等は、貼合
せ箇所の周縁に金属薄板が露出することを避けることが
できない。
このため、塗布具を使用の際、この露出した金属薄板の
周縁が皮膚に接触し、刺激感を与えるという問題が生じ
た。
しかも、この金属薄板は極薄くしても通常は5〜7μ程
度までである。従って、刺激感もかなり強く、また金属
が板状であるので金属の特性からして剛性が大きくて、
塗布郡全体に腰があり過ぎ、硬い感じがして、使い難い
。特に、塗布部が小さなチップであったり、あるいは塗
布具を用いて細かい箇所に化粧料を塗布する場合には適
していない。
また、金属薄板がμ単位で厚いので、磁場による発熱量
が大きく、瞬時に高温度になり、接着する塗布素材の熱
破壊が生じ易い。しかも、発熱量のコントロールが難し
いので、接着を均一に行うことが難しい。
更に、貼合せ箇所の周縁に金属薄板が露出し、金属薄板
の側面が見えるが、金属薄板は全体を着色することがで
きない。従って、塗布部の側面には金属色が見え、冷た
い感じや皮膚を傷付けそうな感じがするという理由で使
用者に好まれないことがある。
その他、金1lIWI板を使用するので、製造原価が比
較的高価になるという問題もある。
また、本願出願人は前述した従来の問題を解決するため
に、特開昭59−211407号公報に開示した発明の
他に、特開昭59−211408号公報において、次の
ような化粧用塗布具およびその製造方法を提案した。す
なわち、特開昭59−211408号公報の方法によれ
ば、ホットメルト接着性を有する樹脂熱可塑性合成樹脂
に金属粉末を混練してホットメルト接着性シートを成形
し、このシートを塗布部となる多孔質素材と貼合せ部材
との間に挟み込み、これらを重ね合せた状態で交番磁場
中に置き、金属粉末を誘導電流により発熱させて、金属
粉末含有ホットメルト接着性シートを溶融させ、重ね合
せた多孔質素材、金属粉末含有シートおよび貼合せ部材
を互いに貼合せる。
この方法により、ホットメルト接着性シートを溶融させ
るためには、多】(例えば樹脂の10倍程度の量)の金
属粉末を混練しなければ、金属粉末が充分に発熱しない
か、又は溶融させるまでに長時問掛かってしまう。しか
るに、多量の金属粉末を混線すると、ホットメルト接着
性シートが厚く、硬くなり、その結果、製造される化粧
用塗布具も、塗布郡全体に腰があり過ぎ、硬い感じがし
て、使い難くなるという問題がある。また、特開昭59
−211407号公報の化粧用塗布具と同様に、塗布具
の周縁に金属粉末が露出し、これが皮膚に接触し、刺激
感を与えるという問題もある。
また、多量の金属粉末を使用するので高価になるという
問題もある。
〔発明の目的〕
本発明は前述の問題に鑑みてなされたものであり、その
目的とする点は、従来の塗布具の有する問題点、および
本願出願人の提案した特開昭59−211407号公報
および特開昭59−211408号公報に開示した発明
にみられる問題点を全て一掃した塗布具およびその製造
方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明における化粧用塗布
具は、柔軟なベースシートの表面に金属被Ill又は金
属メッキ層を形成した導電性シートとホットメルト接着
剤との組合せ、又はホットメルト性接着機能を有するシ
ートを金属メッキ処理した、表面に金属メッキ層を有す
るホットメルト接着シートを用いて、化粧用塗布具の塗
布部となる多孔質素材と貼合せ部材とを貼合せたもので
ある。
前記貼合せ部材は多孔質素材や指添え用の天板とするこ
とができる。多孔質素材とした場合は、両面が塗布部と
なる化粧用塗布具が得られる。
本発明の化粧用塗布具の形態は、従来知られているどの
ような形態のものであってもよく、例えば指挿入用テー
プ付き又はテープなしの両面が塗布部であるパフ、片面
のみが塗布部である天板付きパフ、塗布部が槽体の先端
に取付けられた柄付き塗布具等とすることができる。
前記柔軟なベースシート又はホットメルト性接着機能を
有するシートにはその表面に金属被膜層又は金属メッキ
層が施されるが、これらベースシート又はホットメルト
接着シートは無孔のフィルム状でも、孔開きのフィルム
状でも、あるいはネット状でもよい。なお、多孔質素材
と貼合せ部材とをしっかりと貼合せる場合は無孔のフィ
ルム状のものが好ましく、塗布部にソフトな感じを持た
せたい場合には孔開き状又はネット状のフィルム、又は
多孔賀状のホットメルトシートを用いることが好ましい
前記導電性シート又は金属メッキ層を有するホットメル
ト接着シートは化粧用塗布具の塗布部のほぼ全体に亘っ
て入れてもよいし、あるいは必要な部分のみに入れても
よい。例えば、塗布部となる多孔質素材が薄いものや粗
い発泡体である場合は、化粧料の通り抜は防止や塗布部
に腰を持たせるのために、塗布部のほぼ全面に導電性シ
ート又は金属メッキ層を有するホットメルト接着シート
入れてもよい。また、縫製加工により円形のパフとする
代りに、リング状の導電性シート又は金属メッキ層を有
するホットメルト接着シートを用いて、パフの周縁のみ
を貼合せるようにしてもよい。
このように周縁のみとすると、塗布品中央は接着されて
ないので、元のままソフトである。
また、本発明の化粧用塗布具の製造方法として/ は、先ず、柔軟なベースシートの表面に金属被膜層又は
金属メッキ層を形成した導電性シート又はホットメルト
性接着機能を有するシート上に直接金属メッキ処理した
表面に金属メッキ層を有するホットメルト接着シートを
用意し、そして前記導電性シートを用いる場合はホット
メルト接着剤を導電性シート又は多孔質素材又は貼合せ
部材に塗布するか、あるいはシート状のホットメルト接
着剤を別に用意し、次に、多孔質素材と貼合せ部材との
間に前記導電性シートをホットメルト接着剤と組合せた
状態で又は前記金属メッキ層を有するホットメルト接着
シートを挟み込み、これらを重ね合せ状態で交番磁場中
に置いて前記導電性シート又はホットメルト接着シート
の金属を発熱させ、ホットメルト接着剤を溶融させて、
重ね合せた多孔質素材と貼合せ部材を互いに接着するも
のである。
前記金属被膜層の形成は真空蒸着、スパッタリング、イ
オンプレーティング等で行う。
前記金属メッキ層の形成は無電解メッキで行えばよい。
〔作 用〕
本発明において使用する、金属被膜層又は金属メッキ層
はその厚みが約50A〜3000人が技術的に可能であ
り、好ましくは、約300人〜1500A程度である。
このように本発明の金属被膜層又は金属メッキ層は先に
本願出願人の提案した金liI薄板に比較すると、数1
000分の1から数10分の1の厚みである。
従って、本発明の化粧用塗布具によれば、貼合せ部は従
来の金属薄板を用いた場合と異なって、金属板的な硬い
刺激感を皮膚に与えず、化粧用塗布具の使用感は極めて
良好である。
本発明の製造方法においては、多孔質素材と貼合せ部材
の間に挟み込まれた金属被膜層又は金属メッキ層は交番
磁場中に置かれると誘導電流が発生し、ヒステリシス損
と渦電流によるジュール熱にって発熱が生じる。この加
熱された金属が周囲のホットメルト成分を溶融させる。
そして、溶融したホットメルト接着剤により多孔質素材
と貼合せ部材とを貼合せることができる。
前記溶融時間は極めて短時間でよく、例えば、10分の
数秒程度でもホットメルト成分を溶融させることができ
る。従)で、極めて生産効率よく塗布具を製造すること
ができる。
また、本発明の方法においては、金属被膜層や金属メッ
キ層は真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティン
グ等や金属メッキより形成するので、金11iil板の
製造に比較して簡単に形成でき、且つ製造コストが極め
て安価である。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基いて本発明の詳細な説明する
本発明における化粧用塗布具は、柔軟なベースシート1
1の表面に金属被膜層又は金属メッキ層12を形成した
導電性シート1とホットメルト接着剤2との組合せ(第
1図〜第3図)、又はホットメルト性接着機能を有する
シート61上に金属メッキ処理した表面に金属メッキ層
62を有するホットメルト接着シート6(第5図)を用
いて、化粧用塗布具の塗布部となる多孔質素材4と貼合
せ部材5とを貼合せたものである。
第1図は本発明の化粧用塗布具の一実施例の断面図であ
る。なお、第1図以下の図面において、判り易くするた
めに、ベースシート11、金属被膜層又は金属メッキ層
12およびホットメルト接着剤層2の厚みは多孔質素材
4や貼合せ部材5の実際の厚みに比較して拡大して描か
れている。
第1図に示した実施例においては、多孔質素材4は発泡
体であり、貼合せ部材5も発泡体であり、両面が塗布部
となっている化粧用塗布具(例えばパフ)である。この
化粧用塗布具の中心には、導電性シート1が入っており
、この導電性シート1の両表面には、加熱すると溶融す
るホットメルト性接着剤層2.2が設けられている。こ
の接着剤層2.2を介して発泡体からなる2つの発泡体
4.5が貼合されている。
この実施例においては、導電性シート1は柔軟なベース
シート11とこのベースシート11の片面に形成された
金属被膜層12からなる。
この実施例における柔軟なベースシート11としては、
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等のフィ
ルムを用いればよい。フィルムの厚さは1〜200μ程
度、好ましくは3〜20μ程度である。
金属被膜層12の材質としては、アルミニウム、銅、鉄
、錫、亜鉛、ニッケル、ステンレス、クローム等の良導
電性の材料が適している。塗布具として使用するので、
酸化およびそれに伴う錆の問題を考慮すると、アルミニ
ウム材が特に好適である。
金属被膜層12の厚さは、50人〜3000A程度、好
ましくは300人〜1500人程度である。この金属被
膜層12の厚さはホットメルト接着剤2の量、加熱時間
等を考慮して適宜選定すればよい。
加熱すると溶融して接着性を発揮するホットメルト性接
着剤層2としては、ポリエチレン、ボレブロビレン、ポ
リエステル、ポリアミド、アクリル、ウレタン、酢酸ビ
ニル、塩化ビニル等の熱可塑性合成樹脂の単体もしくは
誘導体、もしくはこれらの樹脂の変性体、又はこれらの
樹脂とロジンもしくは若干のワックスを混合して得られ
たもの等が適しており、融点が比較的低く、且つ加熱す
ると接着性を発揮するものが好適である。
塗布部となる発泡体4.5は、発泡ポリウレタン、発泡
ポリエチレン、発泡塩化ビニル、発泡ポリビニルアルコ
ールもしくは発泡セルロース等の各穫合成樹脂発泡体、
発泡アクリルニトリルブタジェンラバーもしくは発泡天
然ゴム等の各種発泡ゴム体、天然海綿等が好適である。
また、塗布部となる発泡体4.5としては、前述した発
泡体のみならず、これら発泡体の表面に植毛、または種
粒したものでもよい。
なお、多孔質素材4.5として発泡体に代えて、各種の
織布、不織布、編物或はこれらの表面に植毛、または種
粒したものからなる塗布材を用いて、塗布部としてもよ
い。
この化粧用塗布具はベースシート11が無孔のフィルム
状であると、化粧用塗布具の使用時にこのフィルム11
により化粧料が反対側に浸通ることを防止できる。
次に、第1図に示した化粧用塗布具の製造方法について
説明する。
先ず、柔軟なベースシート11を用意し、このベースシ
ート11の表面上に前述した金属被膜層12を形成する
。被膜の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリン
グ法、高周波励起のイオンプレーティング法等の方法で
行えばよい。すなわち、超真空中、低圧容器中、又は稀
ガス中で金属を蒸発又は飛散させて、それをベースシー
ト11に衝突させて、ベースシート11上に金属の単結
晶の極薄い躾を形成させる。このようにしてベースシー
ト11と金属被膜層12からなる導電性シート1が得ら
れる。
前記の方法で得られた導電性シート1の両面に、すなわ
ち、ベースシート11の表面および金8被膜層12の表
面に、ホットメルト接着機能を有する樹脂を溶融して又
はホットメルト接着剤を有機溶剤に溶解して、適宜の公
知のコーティング方法によりコーティングする。コーテ
ィング方法としては、例えば、■ダイス押出機によるカ
ーテンコーティング方法、加熱ロールコート、加熱ナイ
フコート、又はホットメルト接着剤を有機溶剤に溶解し
て、これをグラビアコートで塗布する方法等を用いれば
よい。このようにして、導電性シート1の両面にホット
メルト接着剤2が一体的に設けられた接着シートが得ら
れる。
或は、前記コーティングに代えて、ホットメルト接着機
能を有する樹脂製シート2を2枚用意しておき、これら
を適宜の接着剤を用いて又は加熱接着(前記ホットメル
ト接着シート2による自己接着)により、それぞれベー
スシート11の表面と金属被膜層12の表面に仮接着し
て貼合せて、導電性シート1とホットメルト接着剤2と
が一体となった接着シートを形成してもよい。
このようにして、導電性シート1が中層に位置し、その
表面にホットメルト接着剤層2.2を形成した接着シー
トができあがる。
次いで、前記接着シートの片側に化粧用塗布具の塗布部
となる発泡体4が位置し且つ反対側に同じく塗布部とな
る発泡体5が位置するように前記発泡体4、接着シート
(ホットメルト接着剤2゜導電性シート1およびホット
メルト接着剤2)およびは発泡体5を重ね合せ、前記重
ね合せ状態で交番磁場中に置いて、導電性シート1の金
属被膜層12に電11誘導により電流を誘導して、渦電
流やヒステリシス損によって発熱させる。これにより、
導電性シート1の表面のホットメルト接着剤層2.2は
加熱され、溶融するので、重ね合された発泡体4と発泡
体5は互いに接着される。
前記交番磁場中における金属被膜層12の加熱は、高周
波誘導加熱、低周波誘導加熱のいずれで行ってもよい。
この場合、加熱温度がホットメルト接着剤2.2を溶融
させるには充分であるが、発泡体4.5を溶融又は劣化
させない程度の温度となるように、金属被膜層12を加
熱する。従って、発泡体4.5の劣化を防ぐために、前
述したホットメルト接着剤層2.2は発泡体4.5より
も融点の低いものを用いることが好ましい。
前述の如く、発熱した導電性シート1は、その表面のホ
ットメルト接着剤2.2を溶融して発泡体4.5を接着
する。この際に、全体を少し押圧して、−度溶融したホ
ットメルト接着剤が固化するまで押圧した状態に維持す
ると接着部分が強固に接合する。接着剤が固化すると貼
合せが完了して、第1図に示した本発明の化粧用塗布具
が得られる。
前述したようにホットメルト接着剤2を導電性シート1
と一体として用意すると、多孔質素材4と貼合せ部材5
との貼合せ時に取扱いが簡単で便利である。
第2図は本発明の化粧用塗布具の別の実施例の断面図で
ある。この実施例においては、多孔質素材4は発泡体で
あり、貼合せ部材5は厚手の不織布であり、第1図に示
した実施例と同様に両面が塗布部となっている化粧用塗
布具である。
なお、多孔質素材4として発泡体に代えて、厚手の不織
布、織布、編物或はこれらの表面に植毛、または種粒し
たものからなる塗布材を用いて、塗布部としてもよい。
この化粧用塗布具の中心には、導電性シート1が入って
おり、この導電性シート1の両側には、加熱すると融解
するホットメルト接着剤層2.2がある。この接着剤層
2.2を介して発泡体4と不織布5が貼合されている。
この実施例においては、導電性シート1は柔軟なベース
シート11とこのベースシート11の両面に形成された
金属被膜層又は金属メッキ1112からなる。
金属被膜層又は金属メッキ112の材質としては、第1
実施例と同様にアルミニウム、銅、鉄、錫、亜鉛、ニッ
ケル、ステンレス、クローム等の良導電性の材料が適し
ている。また、金属被膜層又は金属メッキ層12の厚さ
は、第1実施例と同様に50A〜3000人程度、好ま
しくは300人〜1500A程度である。
次に、第2図に示した化粧用塗布具の製造方法について
説明する。
先ず、柔軟なベースシート11を用意し、このベースシ
ート11の両面に金属被膜層または金属メッキ層12を
形成する。この場合、第1実施例と同様に真空蒸着法、
スパッタリング法、高周波励起のイオンプレーティング
法等の方法により金属被膜層12を形成するか、無電解
メッキ等により金属メッキ層12を形成する。
別に、ホットメルト接着機能を有する樹脂製シート2を
用意する。
発泡体4と不織布5との間に、シート状ホットメルト接
着剤2、両表面に金属被1Ili!!又は金属メッキ層
12を有する導電性シート1、およびシート状ホットメ
ルト接着剤2を挟み込み、これらを重ね合せた状態で交
番磁場中に置いて、導電性シート1の金属被膜層又は金
属メッキ層12に電磁誘導により電流を誘導して、発熱
させる。これにより、ホットメルト接着剤2.2は加熱
され、溶融し、重ね合された発泡体4と不織布5は互い
に接着される。
なお、ホットメルト接着剤2は、前述した第1実施例の
方法においては導電性シート1と一体として用意してお
り、また第2実施例の方法においては導電性シート1と
は別体として用意しているが、これらの方法とは別の方
法として、ホットメルト接着剤2を多孔質素材4又は貼
合せ部材5に予め塗布しておいてもよい。ホットメルト
接着剤2を塗布した多孔質素材4と貼合せ部材5の間に
導電性シート1を挟み込んで、交番磁場中に置いて、加
熱、接着してもよい。
第3図は、本発明の化粧用塗布具の更に別の実施例を示
す断面図である。
この実施例においては、導電性シート1は多数の孔13
が設けられた柔軟なフィルム状のベースシート11と、
その片面に形成された金属被膜層又は金属メッキ111
2からなる。なお、ベースシート11の片面のみに金属
メッキ1112を形成するには、メッキを行うに際して
ベースシート11の反対側の面をマスキングしておけば
よい。
前記のような孔開きの導電性シート1を用いて多孔質素
材4と貼合せ部材5を接着する場合、導電性シート1の
両側にホットメルト接着剤2を配置してもよいし、或は
、導電性シート1の片側のみにホットメルト接着剤2を
配置してもよい。
第3図に示した実施例では、製造時にホットメルト接着
剤2を片側のみに配置して、多孔質素材(発泡体)4と
貼合せ部材(発泡体)5を貼合せたものである。
すなわち、多孔質素材(発泡体)4と貼合せ部材(発泡
体)5との間に、前記孔開き導電性シート1とホットメ
ルト接着剤2とを挟み込み、これらを重ね合せた状態で
交番磁場中に置いて、導電性シート1の金属被膜層又は
金属メッキ1112に電磁誘導により電流を誘導して、
発熱させる。これにより、ホットメルト接着剤2は加熱
され、溶融する。この際に、重ね合せたもの全体を軽く
押圧すると、溶融したホットメルト接着剤2が導電性シ
ート1の孔13を通って反対側に滲出2aする。この滲
出したホットメルト接着剤2aにより、ホットメルト接
着剤2を配置しなかった側の多孔質素材4又は貼合せ部
材5が接着される。予めホットメルト接着剤2を配置し
た側においてはそのホットメルト接着剤2により多孔質
素材4又は貼合せ部材5が接着される。この場合、特に
、−度溶融したホットメルト接着剤が再び固化するまで
押圧した状態に維持することが好ましい。
このようにして、重ね合された多孔質素材4と貼合せ部
材5とが互いに接着される。
なお、前記方法においてホットメルト接着剤2は、前述
したようにコーティングや接着により予め導電性シート
1と一体としてもよいし、又は、導電性シート1とは別
体としておいてもよく、或は、多孔質素材4又は貼合せ
部材5に塗布しておいてもよい。
第4図は本発明において用いるベースシート11の一実
施例の平面図である。
この実施例のベースシート11はネット状のシートであ
る。このシート11に真空蒸着法、スパッタリング法、
高周波励起のイオンプレーティン・グ法等の方法により
金属被膜層12を形成するか、無電解メッキ等により金
属メッキ層12を形成して、導電性シート1とする。
このネット状の導電性シート1を使用する場合は、前述
した孔開き導電性シート1の場合と同様にホットメルト
接着剤2を導電性シート1の両側設けてもよいし、或は
片側のみとしてもよい。
前記第3図に示した孔開き導電性シート1や第4図に示
したネット状導電性シート1を用いて多孔質素材4と貼
合せ部材5とを貼合せた場合は、無孔のフィルム状導電
性シート1を用いて貼合せた場合よりも、全体的にソフ
トな化粧用塗布具が轡られる。
特に゛、ネット状導電性シート1に接着剤をコーティン
グしてホットメルト接着剤層2を形成し、これを用いて
多孔質素材4と貼合せ部材5とを貼合せた場合は、導電
性シート1およびホットメルト接着剤2が塗布部内部に
おいて全面的に存在するのではなく、部分的に(ネット
状に)しか存在しないので、極めてソフトな化粧用塗布
具が得られる。
また、ベースシート11として、前記無孔のフィルムや
孔開きフィルムやネット状シートに代えて、不織布を用
いてもよい。そして、不織布の上に金属被膜層又は金属
メッキ層12を形成して導電性シート1とすればよい。
不織布をベースシート11とした場合も、ホットメルト
接着剤をコーティング、含浸、或はラミネートすること
により、前記導電性シート1表面にホットメルト接着剤
層2を一体的に設けることができる。また、前述したよ
うに、ホットメルト接着剤2を別体としたり、゛多孔質
素材4や貼合せ部材5に塗布しておいてもよい。
第5図は本発明の化粧用塗布具の別の実施例を示す断面
図である。
この実施例においては、多孔質素材4も貼合せ部材5も
厚手の不織布からなり、両面が化粧用塗布具の塗布部と
なっている。
第5図に示した実施例においては、前述した導電性シー
ト1およびホットメルト接着剤2の組合せに代えて、表
面に金属メッキ層62を有するホットメルト接着シート
6により多孔質素材4と貼合せ部材5が貼合せられてい
る。
ホットメルト接着シート6はホットメルト性接着機能を
有するシート61を金属メッキ処理して、表面に金属メ
ッキ層62を形成したものである。
ホットメルト性接着機能を有するシート61としては、
無孔のフィルム状、孔開きのフィルム状、ネット状、不
織布状、R泡シート状等の適宜の形態のものを使用でき
る。
また、金属メッキ処理は無電解メッキにて行うことが好
ましい。金属メッキ層62の厚さは、第1実施例゛と同
様に50A〜3000A8度、好ましくは300^〜1
500A程度である。
第5図に示した化粧用塗布具を製造するには、先ずホッ
トメルト性接着機能を有するシート61を金属メッキ処
理して表面に金属メッキ層62を有するホットメルト接
着シート6を形成する。このホットメルト接着シート6
を多孔質素材4と貼合せ部材5との間に挟み込んで、こ
れら多孔質素材4、ホットメルト接着シート6および貼
合せ部材5を重ね合せた状態で交番磁場中に置いて、ホ
ットメルト接着シート6の金属メッキ居62を発熱させ
る。この発熱により、ホットメルト接着剤61が溶融し
、これと共に、多孔質素材と貼合せ部材とを圧着する。
このようにすると、圧着により金属メッキ層62の金属
結晶は溶融したホットメルト接着剤層61の中に沈み込
み、又は金属メッキ層62に亀裂が入り、そこからホッ
トメルト接着剤61が表面に浮出して来る。なお、ホッ
トメルト接着シート6に多数のピンホールを開けておく
と、ホットメルト接着剤61がより一層表面に浮出し易
い。表面に浮出したホットメルト接着剤61が多孔質素
材4ヤ貼合せ部材5の表面に沿って又は表面の凹凸に人
込み、多孔質材と貼合せ部材を互いに接着する。
なお、第5図では金属メッキ1162がホットメルト接
着剤層61の表面にあって、多孔質素材4および貼合せ
部材5に接して描かれているが、これは多孔質素材4、
ホットメルト接着シート6および貼合せ部材5を重ね合
せた状態を示し、実際の製造された化粧用塗布具におい
ては、前述したようにホットメルト接着剤61が多孔質
素材4および貼合せ部材5に接している。
第5図について説明したホットメルト接着シート6(す
なわち、ホットメルト性接着機能を有するシート61を
金属メッキ処理して、表面に金属メッキ層62を形成し
たもの)は、第1図から第4図について説明した実施例
および後述する実施例において導電性シート1とホット
メルト接着剤2との組合せの代りに使用することができ
る。
第6図は天板を有する化粧用塗布具の平面図であり、第
7図から第9図は第6図のA−A線に沿って断面した、
それぞれ別の実施例の断面図である。
第7図に示した実施例では塗布部となる多孔質素材4は
発泡体であり、貼合せ部材5は塗布時に指を添える面と
なる天板である。また、この実施例においては、リング
状の導電性シート1およびリング状のホットメルト接着
剤2が使用されている。
天板5としては、不織布、織布、合成皮革、天然皮革ま
たは各種合成樹脂シート等の感触の良好なシート体を用
いることが好ましい。また、これらの天板5の表面には
印刷処理を施してもよい。
天板5の形態は、所望の形状を任意に選定できる。
また、ホットメルト性接着剤2は、その融点が多孔質素
材4および天板5の融点よりも低いものを用いる。
第7図に示した化粧用塗布具を製造する場合、先ず、発
泡体4を絞り加工し、両面にホットメルト接着剤2が形
成されたリング状の導電性シート1を発泡体4の絞り口
部4aの上に載せ、更にその上に天板5を載せて、交番
磁場中に置ぎ、導電性シート1の金属被膜層又は金属メ
ッキ層を発熱させてホットメルト接着剤2を溶融させ、
多孔質素材4と天板5とを接着する。
このようにして発泡体4の絞り口部4aと天板5の周縁
部が接着剤2によって接着した化粧用塗布具が得られる
第8図に示した実施例では、塗布部となる多孔質素材4
として織布に植毛4bしたものを用い、多孔質素材4は
第6図のものと同様に絞り加工されている。そして、天
板5との間に芯となる発泡体3が入っている。
この実施例では、芯となる発泡体3を入れて植毛した織
布4を絞り加工し、その絞り口部4aを発泡体3に接着
固定する。そしてホットメルト接着剤層61と金属メッ
キ層62からなるホットメルト接着シート6を用いて、
絞り加工した織布4と天板5とを接着している。なお、
第8図に示すように絞り口部4aのみを接着するには、
この絞り口部4aの箇所のみを押圧すればよい。
第9図に示した実施例では、多孔質素材4は発泡体の片
面に植毛Jbしたものを用い、これを打抜き加工し、植
毛していない方の面に天板5が導電性シート1の両面に
形成されたホットメルト接着剤2を介して貼合されてい
る。
第9図に示した化粧用塗布具を製造する場合は、導電性
シート1の表面にホットメルト接着剤112を形成して
おき、次に発泡体4の植毛していない方の面と天板5と
の間に導電性シート1を挟み込んで、交番磁場中に置き
、誘導加熱によりホットメルト接着剤2を溶融させて発
泡体4と天板5とを貼合せる。なお、第9図の化粧用塗
布具では発泡体4と天板5とを全面的に接着してもよい
し、あるいは第7図および第8図のものと同様に塗布部
4の周縁部のみを接着してもよい。
第10図から第13図は本発明の化粧用塗布具の一実施
例の製造方法における各工程の断面図、第14図は出来
上がった化粧用塗布具の断面図、第15図はその平面図
である。
この化粧用塗布具は第14因および第15図に示すよう
に、多孔質素材4および貼合せ部材5はいずれも発泡体
に植毛したものであり、塗布具の両面が塗布部とな゛る
円形のパフである。そして、両速布部材4.5の間に指
挿入用のテープ7の端部7aが挟込まれ、両速布部材4
.5および指挿入用テープ7はホットメルト接着剤2に
より貼合せられている。
次に、第10図から第13図に基いてこの化粧用塗布具
の製造方法を説明する。
第10図に示すように、円筒形の装着治具91の中に指
挿入用テープ7を入れ、その上に発泡体4、導電性シー
ト1の両面にホットメルト接着剤層2を一体的に設けた
接着シートの順に載せる。
次に、第゛11図に示すように、前記円筒形の装着治具
91の側面には孔92が設けられており、この孔92か
らブツシャ−93を差込んでテープ7の両端部7aを前
記接着シートの上に折曲げる。
そして、第12図に示すように、導電性シート1の両面
にホットメルト接着剤層2を一体的に設けた接着シート
をその上に載せ、更に発泡体5を積重ねる。更に、第1
3図に示すように、発泡体5の上に押え板94を載せて
、上から軽く加圧する。
そして、このように装着治具91内で積重ね状態のまま
、誘導加熱コイル95を収容した収納台96の上面の受
は台97上に載置する。11導加熱コイル95に高周波
又は低周波の□電流を流すと、交番磁場が発生し、その
結果、導電性シート1の金属被膜層又は金属メッキ層が
発熱し、ホットメルト接着剤2を溶融させる。
この場合、溶融時間は極めて短時間であり、1秒以下、
例えば、10分の数秒程度でもホットメルト成分を溶融
させることができる。
そして、装着治具91ごと交番磁場から外せば、ホット
メルト接着剤2は冷えて固化し、発泡体4.5およびテ
ープ7の貼合せ作業が完了する。
このように、従来では製造し雌かった両面塗布部でテー
プ付きの化粧用塗布具も、本発明の芳法によれば、極め
て簡単に且つ生産効率よく製造することができる。
なお、図示した塗布部材4.5に代えて、第8図に示し
たような絞り加工した塗布部材4.5を用いることもで
きる。
第16(a)図は本発明の化粧用塗布具の別の実施例の
断面図である。
この化粧用塗布具は指挿入用テープの付いた円形のパフ
である。この実施例においては、塗布部となる多孔質素
材4と貼合せられる貼合せ部材5は指挿入用テープであ
る。テープ5の端部の箇所に導電性シート1の両面にホ
ットメルト接着剤2を設けた接着シートを部分的に入れ
て、テープの端部のみ゛を多孔質素材4に固着している
第16(b)図は本発明の化粧用塗布具の別の実施例の
斜視図である。
第16(b)の化粧用塗布具において鱒、第16(a)
図の指挿入用テープの代りに、貼合せ部材5として半円
形の指挿入用当片5が貼合せられており、グO−プ状の
パフとなっている。半円形の指挿入用当片5の周縁の箇
所に導電性シート1の両面にホットメルト接着剤2を設
けた接着シートを部分的に入れて、当片5の周縁のみを
多孔質素材4に固着している。
第17図は本発明の化粧用塗布具の更に別の実施例の断
面図である。
この化粧用塗布具は多孔質素材4および貼合せ部材5が
発泡体であり、導電性シート1の両面にホットメルト接
着剤2を設けた接着シートを用いて貼合せている。
前記発泡体4.5として、ポリウレタン発泡体や、発泡
骨格に比較的低温で軟化・溶融する樹脂を付着させた発
泡体等を用いる。
発泡体4.5の貼合せ時に、発泡体4.5の発泡骨格が
変形する状態まで圧縮して、その圧縮状態のまま交番磁
場中に置き、導電性シート1の金属被膜層又は金属メッ
キ層を発熱させ、この熱によりホットメルト接着剤2を
溶融させるとともに、金属被am又は金属メッキ層近く
の発泡体自身の骨格または発泡骨格に付着した樹脂を軟
化させる。
その後、交番磁場から外して圧縮状態のまま冷やすと、
ホットメルト接着剤2が固化するとともに、金属被膜層
又は金属メッキ層からの熱により軟化していた発泡骨格
自体または骨格に付着していた樹脂は圧縮状態で固化し
、骨格同士は圧縮状態で結合固定されたままとなる。
このようにして得られる化粧用塗布具は第17図いおい
て模式的に発泡状態を示したように、真中の導電性シー
ト1付近では圧縮状態で結合固定されているので発泡体
の見掛は密度が高くなり、熱が充分に及ばなかった外側
の部分は元の・発@密度のままとなる。
この化粧用塗布具は真中に密度の高い部分があるので、
腰のある化粧用塗布具となる。
第18図は別の化粧用塗布具の断面図であり、発泡状態
を模式的に示している。
この実施例においては、貼合せ部材5は芯体であり、密
度の高い発泡体または圧縮により見掛は密度を高めた発
泡体(第18図では圧縮により見掛は密度を高めた発泡
体として模式的に描いている)を用いている。この芯体
5の両面に導電性シート1およびホットメルト接着剤2
をそれぞれ配置して、発泡体4.4を貼合せている。
この実施例では、密度の高い発泡体または予め圧縮によ
り見掛は密度を高めた発泡体を芯体5として用いている
が、第17図について説明したと何様に、貼合せ時に3
枚の発泡体4.5.4を圧縮して、圧縮状態のまま結合
固定すると、第18因のものと似たものが得られる。そ
の場合、発泡体自体5又は発泡体5に付着させた樹脂を
低温で軟化し易いものを用い、発泡体4.4を軟化し難
いものを用いて、ホットメルト接着剤2と発泡体5又は
付着した樹脂のみが軟化する温度で加熱すれば、第18
図のような構造となる。また、3つの発泡体が同じよう
な軟化条件であれば、芯体5の発泡体だけでなく導電性
シート1付近の発泡体4.4も圧縮状態となる。
第19図から第22図は本発明の化粧用塗布具の一実施
例の製造方法における各工程の平面図、第23図から第
25図はその製造方法における各工程の断面図、第26
図は出来上がった化粧用塗布具の平面図である。
この化粧用塗布具は第26図に示すように、貼合せ部材
5も塗布部となる多孔質素材であり、これら多孔質素材
4.5はこの実施例では発泡体である。これら発泡体4
.5はチップの形状の塗布部で、柄体8の先端に取付け
られている。すなわち、再塗布部材4.5の間に柄体8
の先端が差込まれ、再塗布部材4.5および柄体8はホ
ントメルト接着剤2により貼合せられている。
次に、第19図から第25図に基いてこの化粧用塗布具
の製造方法を説明する。
第19図に示すように、2枚の細長い塗布材4.5を用
意する。そして、第20図に示すように、塗布材4.5
にそれぞれ、導電性シート1とホットメルト接着剤2と
を一体とした接着シートを仮接着する。
次に、第21図に示すように、柄体8の受入れ凹部98
aを複数個設けた一対の支承型台98を開いて、前記凹
部98aに柄体8を配置し、支承型台98を閉じて、柄
体8を保持させる。そして、第23図に示すよ、うに、
支承型台98から突出した柄体8の先端8aを上下から
挟むようにして、塗布材4.5を配置する。このように
柄体8の先端8aを塗布材4.5で挟んだ状態のまま、
第24図に示すように、誘導加熱コイル95を収容した
収納台96の上面の受は台97上に載置し、上から押圧
板99で軽く押圧する。そして、コイル95に高周波又
は低周波のN流を流すと、交番磁場が発生し、その結果
、導電性シート1の金属被膜層又は金属メッキ層が発熱
し、ホットメルト接着剤2を溶融させる。溶融時間は極
めて短時間であり、1秒以下、例えば、10分の数秒程
度である。
そして、交番―場から外し、第22図および第25図に
示すように、貼合せた塗布材4.5を各柄体8に合せて
チップ状に打抜き、不要な塗布材部分を捨て、支承型台
98を開けて柄体8を取出す。
このようして、第26図に示したような柄付き塗布具を
得ることができる。
なお、本発明は図示した実施例の化粧用塗布具に限られ
ることなく、両端に塗布部を設けた柄付き化粧用塗布具
としたり、その他公知の種々の形状、形態、用途の化粧
用塗布具に適用できる。
また、本発明の方法によれば、前述したような二層や三
層に限らず、四層以上の条理構造も簡単に製造できるの
で、図示した化粧用塗布具に限らず、化粧料の種類、使
用目的に合わせて種々の形態の化粧用塗布具を自在に貼
合せにより成形することができる。
また、本発明の方法においては、図示した実施例では主
に導電性シート1とホットメルト接着剤2とを一体とし
た接着シートを用いて説明したが、導電性シート1とホ
ットメルト接着剤2との組合せとしてはこれに限られず
、いずれの実施例においても、ホットメルト接着剤2を
別体としてもよく、或は多孔質素材4又は貼合せ部材5
にホットメルト接着剤2を塗布してもよい。また、導電
性シート1とホットメルト接着剤2との組合せの代りに
、ホットメルト接着剤層61の表面に金属メッキ層62
を設けたホットメルト接着シート6を用いてもよい。
また、本発明におけるベースシート11やホットメルト
接着剤2.61は透明なものや無色のものを用いてもよ
いし、或は着色したものを用いてもよい。着色するには
原料の中に着色料を混線してもよいし、ベースシート1
1の場合はシート表面に印刷してもよい。着色した場合
は、貼合せ箇所の側面がカラフルにできる。なお、ベー
スシート11が透明であると、その表面に印刷すれば、
金属被膜層又は金属メッキ層があるので、光線が反射し
、側面にも色が付いているように見える。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明は、化粧用塗布具における塗布部とな
る多孔質素材と貼合せ部材(これは同じく塗布部となる
多孔質素材であったり、指添え用の天板等である)との
接合技術として、金属被膜層又は金属メッキ層とホット
メルト接着剤とを組合せ、金属被膜層又は金属メッキ層
を誘導加熱により加熱し、ホットメルト接着剤を溶融し
て多孔質素材と貼合せ部材とを貼合せることにより、従
、来問題となっている事項を解決した。
本発明において使用する、金属被膜層又は金属メッキ層
はその厚みが約50人〜3000Aが程度である。この
ように本発明の金属被膜層又は金属メッキ層は先に本願
出願人の提案した金属薄板に比較すると、数1000分
の1から数10分の1の厚みである。従って、本発明の
化粧用塗布具によれば、貼合せ部は従来の金属薄板を用
いた場合と興なって、金属板的な硬い刺激感を皮膚に与
えず、化粧用塗布具の使用感は極めて良好である。
本発明によれば、金属層がA単位の薄さであるので、μ
単位の厚さの金属薄板の場合に比較して発熱量が少なく
、著しい高温度になり難い。従って、塗布素材を高温に
より熱破壊する虞がない。
接着状態は時間により調整でき、塗布素材を均一に貼合
せることができる。
また、本発明によれば、金属層の厚みが極めて小さいの
で、貼合せ箇所の周縁に金属層が露出し、金属層の側面
が見えても、金属色はほとんど目立たない。更に、本発
明ではベースシートやホットメルト接着シートを着色す
ることができるので、これらを着色することにより貼合
せ箇所の側面の金属色を目立たなくして、所望の色相に
できる。
これにより、使用者に好まれるカラフルな化粧用塗布具
とできる。
本発明によれば、化粧用塗布具の内部におけるベースシ
ートとして無孔のフィルム状を用いた場合は、化粧用塗
布具の使用時にこのフィルムにより化粧料が反対側に浸
通ることを防止できる。
またベースシート又は金属メッキ層を有するホットメル
ト接着シートとして、孔開きのフィルムや、ネット状シ
ートや織布又は不織布等を用いた場合は、化粧用塗布具
の塗布部がソフトな感じとなる。また、接着剤をベース
シートの片面だけとすることも可能である。
また、従来の圧縮パフは圧縮状態で化粧用塗布具の表面
から加熱して製造するので、表面部分から圧縮状態とな
る。これに対して、本発明によれば、金属被膜層又は金
属メッキ層が化粧用塗布具の内部に配置された金属被g
l!!又は金属メッキ層により加熱するので、従来の圧
縮パフでは得られなかった塗布部の内部が圧縮されてい
る化粧用塗布具を得ることができる。塗布部の内部から
加熱するので塗布部表面の素材の劣化や変形を生じる虞
が全くない。
本発明の製造方法によれば、多孔質素材と貼合せ部材の
間に挟み込まれた金属被膜層又は金属メッキ層は交番磁
場中に置かれると誘導電流が発生し、ヒステリシス損と
渦電流によるジュール熱にって発熱が生じ、この加熱さ
れた金属が周囲のホットメルト成分を溶融させる。そし
て、溶融したホットメルト接着剤により多孔質素材と貼
合せ部材とを貼合せることができる。
前記溶融時間は極めて短時間でよく、例えば、10分の
数秒程度でもホットメルト成分を溶融させることができ
る。従って、極めて生産効率よく塗布具を製造すること
ができる。
また、本発明の方法においては、金属被膜層や金属メッ
キ層は真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティン
グ等や金属メッキより形成するので、金属薄板の製造に
比較して簡単に形成でき、且つ製造コストが極めて安価
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の化粧用塗布具の一実施例の断面図、第
2図は本発明の化粧用塗布具の別の実施例の断面図、第
3図は本発明の化粧用塗布具の更に別の実施例を示す断
面図、第4図は本発明において用いるベースシートの一
実施例の平面図、第5図は本発明の化粧用塗布具の更に
別の実施例を示す断面図、第6図は天板を有する化粧用
塗布具の平面図、第7図から第9図は第6図のA−A線
に沿って断面した、それぞれ別の実施例の断面図、第1
0図から第13図は本発明の化粧用塗布具の一実施例の
製造方法における各工程の断面図、第14図は出来上が
った化粧用塗布具の断面図、第15図はその平面図、第
16(a)図は本発明の化粧用塗布具の別の実!i!例
の断面図、第16(b)図は本発明の化粧用塗布具の更
に別の実施例の斜視図、第17図は本発明の化粧用塗布
具の更に別の実施例の断面図、第18図は本発明の化粧
用塗布具の別の実施例の断面図、第19図から第22図
は本発明の化粧用塗布具の一実施例の製造方法における
各工程の平面図、第23図から第25図はその製造方法
における各工程の断面図、第26図は出来上がった化粧
用塗布具の平面図である。 1・・・導電性シート、 2・・・ホットメルト接着剤
、3・・・芯、      4・・・多孔質素材、5・
・・貼合せ部材、 6・・・ホットメルト接着シート、 7・・・指挿入用テープ、8・・・槽体、11・・・ベ
ースシート、 12・・・金属被膜層又は金属メッキ層、61・・・ホ
ットメルト性接着機能を有するシート、62・・・金属
メッキ層、 95・・・誘導加熱コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塗布部が多孔質素材よりなり、該多孔質素材が貼合
    せ部材と貼合されている化粧用塗布具において、前記多
    孔質素材と貼合せ部材との間に導電性シート状物および
    ホットメルト接着剤があり、前記多孔質素材および貼合
    せ部材は前記ホットメルト接着剤により貼合されており
    、前記導電性シート状物は柔軟なベースシートおよび該
    ベースシートの上に形成された金属被膜層または金属メ
    ッキ層からなることを特徴とする化粧用塗布具。 2、前記導電性シート状物のベースシートが無孔のフィ
    ルム状であり、前記ホットメルト接着剤が前記シート状
    物の両側にある請求項1記載の化粧用塗布具。 3、前記導電性シート状物のベースシートが孔開きのフ
    ィルム状であり、前記ホットメルト接着剤が前記シート
    状物少なくとも片側にある請求項1記載の化粧用塗布具
    。 4、前記導電性シート状物のベースシートがネット状の
    シートであり、前記ホットメルト接着剤が前記シート状
    物少なくとも片側にある請求項1記載の化粧用塗布具。 5、前記導電性シート状物のベースシートが不織布であ
    り、前記ホットメルト接着剤が前記シート状物少なくと
    も片側にある請求項1記載の化粧用塗布具。 6、塗布部が多孔質素材よりなり、該多孔質素材が貼合
    せ部材と貼合されている化粧用塗布具において、前記多
    孔質素材と貼合せ部材との間に金属メッキ層を有するホ
    ットメルト接着剤層があり、前記多孔質素材および貼合
    せ部材は前記ホットメルト接着剤層により貼合されてい
    ることを特徴とする化粧用塗布具。 7、前記貼合せ部材が多孔質素材からなり、該多孔質素
    材も化粧用塗布具の塗布部となる請求項1から6までの
    いずれか1項に記載の化粧用塗布具。 8、前記貼合せ部材が指添え用の天板である請求項1か
    ら6までのいずれか1項に記載の化粧用塗布具。 9、前記貼合せ部材が塗布部の芯体である請求項1から
    6までのいずれか1項に記載の化粧用塗布具。 10、前記貼合せ部材が指挿入用のテープであり、該テ
    ープの両端部が塗布部となる多孔質素材に貼合されてい
    る請求項1から6までのいずれか1項に記載の化粧用塗
    布具。 11、前記塗布部となる多孔質素材と貼合される貼合せ
    部材が多孔質素材からなり、該多孔質素材も化粧用塗布
    具の塗布部となり、両方の多孔質素材の間に柄体の先端
    が挿入されて前記ホットメルト接着剤により接着されて
    おり、これらの多孔質素材からなる塗布部が柄体の先端
    に取付けられている請求項1から6までのいずれか1項
    に記載の化粧用塗布具。 12、化粧用塗布具の塗布部において、前記導電性シー
    ト状物又は金属メッキ層を有するホットメルト接着剤層
    が前記塗布部のほぼ全体に入っている請求項1から11
    までのいずれか1項に記載の化粧用塗布具。 13、化粧用塗布具の塗布部において、前記導電性シー
    ト状物又は金属メッキ層を有するホットメルト接着剤層
    が塗布部の周縁部のみに入っている請求項1から9まで
    のいずれか1項記載の化粧用塗布具。 14、塗布部が発泡体よりなり、該発泡体が貼合せ部材
    と貼合されている化粧用塗布具において、前記発泡体と
    貼合せ部材との間に金属被膜層または金属メッキ層およ
    びホットメルト接着剤があり、前記発泡体および貼合せ
    部材は前記ホットメルト接着剤により貼合されており、
    前記発泡体は前記金属被膜層または金属メッキ層付近の
    発泡骨格が圧縮状態で互いに結合固定されていることを
    特徴とする化粧用塗布具。 15、前記貼合せ部材も発泡体であり、該発泡体も前記
    金属被膜層または金属メッキ層付近の発泡骨格が圧縮状
    態で互いに結合固定されている請求項14記載の化粧用
    塗布具。 16、柔軟なベースシートの表面に金属被膜層又は金属
    メッキ層を形成して導電性シートを作り、該導電性シー
    トの金属被膜層の上にシート状のホットメルト接着剤を
    貼着するか又はホットメルト接着剤を塗布して、導電性
    シートとホットメルト接着剤とが一体となった接着シー
    トを形成し、該接着シートの片側に化粧用塗布具の塗布
    部となる多孔質素材が位置し且つ反対側に貼合せ部材が
    位置するように前記多孔質素材、接着シートおよび貼合
    せ部材を重ね合せ、前記重ね合せ状態で交番磁場中に置
    いて前記導電性シートの金属を発熱させ、前記ホットメ
    ルト接着剤層を溶融させて、重ね合せた多孔質素材と貼
    合せ部材を互いに接着することを特徴とする化粧用塗布
    具の製造方法。 17、柔軟なベースシートの表面に金属被膜層又は金属
    メッキ層を形成して導電性シートを作り、化粧用塗布具
    の塗布部となる多孔質素材と貼合せ部材の間に導電性シ
    ートおよびシート状のホットメルト接着剤を挟み込んで
    重ね合せ、前記重ね合せ状態で交番磁場中に置いて前記
    導電性シートの金属を発熱させ、前記ホットメルト接着
    剤層を溶融させて、重ね合せた多孔質素材と貼合せ部材
    を互いに接着することを特徴とする化粧用塗布具の製造
    方法。 18、柔軟なベースシートの表面に金属被膜層又は金属
    メッキ層を形成して導電性シートを作り、一方、化粧用
    塗布具の塗布部となる多孔質素材もしくは貼合せ部材又
    は両者の表面にホットメルト接着剤を付着し、前記ホッ
    トメルト接着剤が前記導電性シートに面するようにして
    導電性シートの片側に多孔質素材が位置し且つ反対側に
    貼合せ部材が位置するように前記多孔質素材、導電性シ
    ートおよび貼合せ部材を重ね合せ、前記重ね合せ状態で
    交番磁場中に置いて前記導電性シートの金属を発熱させ
    、前記ホットメルト接着剤層を溶融させて、重ね合せた
    多孔質素材と貼合せ部材を互いに接着することを特徴と
    する化粧用塗布具の製造方法。 19、前記方法において、貼合せ部材として多孔質素材
    を用いて、両多孔質素材の間に導電性シートおよびホッ
    トメルト接着剤とともに柄体の先端を挟み、この状態で
    交番磁場中に置いて前記導電性シートの金属を発熱させ
    、前記ホットメルト接着剤層を溶融させて、重ね合せた
    多孔質素材同士を互いに接着するとともに柄体を固着す
    ることを特徴とする請求項16、17又は18記載の化
    粧用塗布具の製造方法。 20、ベースシートの表面に真空蒸着により金属被膜を
    形成することを特徴とする請求項16、17、18又は
    19記載の化粧用塗布具の製造方法。 21、ベースシートの表面にスパッタリングにより金属
    被膜を形成することを特徴とする請求項16、17、1
    8又は19記載の化粧用塗布具の製造方法。 22、ベースシートの表面にイオンプレーティングによ
    り金属被膜を形成することを特徴とする請求項16、1
    7、18又は19記載の化粧用塗布具の製造方法。 23、ベースシートの表面に無電解メッキにより金属メ
    ッキ層を形成することを特徴とする請求項16、17、
    18又は19記載の化粧用塗布具の製造方法。 24、ホットメルト性接着機能を有するシートを金属メ
    ッキ処理して表面に金属メッキ層を有するホットメルト
    接着シートを形成し、前記ホットメルト接着シートの片
    側に化粧用塗布具の塗布部となる多孔質素材が位置し且
    つ反対側に貼合せ部材が位置するように前記多孔質素材
    、ホットメルト接着シートおよび貼合せ部材を重ね合せ
    、前記重ね合せ状態で交番磁場中に置いて前記ホットメ
    ルト接着シートの金属を発熱させ、前記ホットメルト接
    着剤を溶融させるとともに、多孔質素材と貼合せ部材と
    を圧着して、多孔質材と貼合せ部材を互いに接着するこ
    とを特徴とする化粧用塗布具の製造方法。 25、ホットメルト性接着機能を有するシートの表面に
    無電解メッキにより金属メッキ層を形成することを特徴
    とする請求項22記載の化粧用塗布具の製造方法。 26、前記方法において、貼合せ部材として多孔質素材
    を用いて、両多孔質素材の間に金属メッキ層を有するホ
    ットメルト接着シートとともに柄体の先端を挟み、この
    状態で交番磁場中に置いて前記ホットメルト接着シート
    の金属を発熱させ、前記ホットメルト接着剤を溶融させ
    て、重ね合せた多孔質素材同士を互いに接着するととも
    に柄体を固着することを特徴とする請求項24又は25
    記載の化粧用塗布具の製造方法。 27、前記方法において、多孔質素材として発泡体を用
    い、交番磁場中で金属被膜又は金属メッキを発熱させて
    いる際に前記発泡体を押圧して発泡体を圧縮状態とする
    請求項16、17、18、19、24又は26記載の化
    粧用塗布具の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001286335A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Figla Co Ltd 化粧料容器の塗布体の製造方法と、その製造方法による塗布体
JP2008119466A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Geka Brush Gmbh 唇化粧品用アプリケーター

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