JPH0427414Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0427414Y2
JPH0427414Y2 JP14374689U JP14374689U JPH0427414Y2 JP H0427414 Y2 JPH0427414 Y2 JP H0427414Y2 JP 14374689 U JP14374689 U JP 14374689U JP 14374689 U JP14374689 U JP 14374689U JP H0427414 Y2 JPH0427414 Y2 JP H0427414Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
coaster
veneer
protective layer
embroidery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14374689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0382072U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14374689U priority Critical patent/JPH0427414Y2/ja
Publication of JPH0382072U publication Critical patent/JPH0382072U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0427414Y2 publication Critical patent/JPH0427414Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Table Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はコースタに係り、さらに詳しくは木
理模様を有するツキ板材に施した刺しゆうを含め
て透明な保護層を形成することで表面に刺しゆう
による凹凸模様を有するゴージヤスな感じで繰返
し使用できるコースタに関する。
[従来の技術] この種のコースタとしては厚手紙に印刷を施し
た使い捨てのコースタが多用されているが、この
コースタは飲用コツプ等をその上に置いた場合、
コツプの表面に結露した水がコツプ表面をつたわ
つて流下してコースタとコツプ底面との間に入い
り込む。
そしてこの入いり込んだ水の表面張力と粘性に
よりコツプを持ち上げてその内容飲料を飲もうと
する際にコースタも一緒に持ち上がつて来てしま
う結果となり、著しく不体裁な場面が出現すると
いう問題点の他にコースタ自体が安つぽくお粗末
なものである。
[考案が解決しようとする課題] そこでこれらの問題点を解消すべく努力して厚
紙にプレス加工により凹凸模様を付与したコース
タも有るが、このものにおいては凹凸模様により
コースタの水によるコツプ付着の持ち上がりは少
しは防止できるが、なにぶんにも厚紙製であるの
で、使用途中に凹凸模様が水分でつぶれてしまう
結果となり、コツプと共にコースタが持ち上がつ
てしまうことが多かつた。
またこれとてもに使い捨ての安つぽい感じのコ
ースタであるので、高級クラブや結婚披露宴等の
最高級感を必要とする席には相応しくないという
問題点があつた。
この考案は前記した各問題点を除去するため
に、木理模様を有するツキ板材に施した刺しゆう
を含めて透明な保護層を形成し、台板に接着する
ことで表面に刺しゆうによる凹凸模様を有するゴ
ージヤスな感じで繰返し使用できるコースタを得
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記したこの考案の目的は、裏面に裏打ち部材
を熱可塑性の接着剤で貼着したツキ板材に刺しゆ
う糸で刺しゆうを施し、前記ツキ板材と刺しゆう
とを保護するための透明な保護層を前記ツキ板材
と刺しゆうとの表面に前記刺しゆう糸による凹凸
を残して形成し、かつ前記ツキ板材を前記裏打ち
部材を挟んで台板に接着剤で接着固定することで
達成される。
また刺しゆう糸として排油性刺しゆう糸を用い
てもよい。
[作用] 天然木を極く薄く切削して作つたツキ板材の裏
面に熱可塑性接着剤により和紙や布地などの裏打
ち部材を貼着することで、前記ツキ板材と裏打ち
部材とに同時に刺しゆう糸で刺しゆうを施すこと
ができる。
そしてツキ板材は前記接着剤と裏打ち部材によ
り亀裂防止状態にあるので、刺しゆう針による刺
しゆう実行時においてツキ板材に亀裂が生じるこ
となく美しい刺しゆうが実行できる。
ツキ板材と刺しゆうとの表面に刺しゆう糸によ
る凹凸を残して透明な保護層を極く薄い肉厚で設
けたことで、刺しゆう糸により保護層の表面に凹
凸模様が形成され、水分によるコースタのコツプ
底面に対する付着がなくなり、コースタの持ち上
がりを防止できる。
また、前記透明かつ極薄の保護層によりツキ板
材と刺しゆう糸層による表面の凹凸模様が著しく
立体的となる。
しかも刺しゆう糸に排油性刺しゆう糸を用いた
場合には保護層形成時における溶融樹脂が刺しゆ
う糸に滲み込まないので糸の持つ色合いがそのま
ま表現できる。
ツキ板材を台板に貼着するための接着剤層で裏
面糸の凹凸を吸収でき、表の凹凸はそのまま極薄
の保護層により表現し得る。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
先ずこの考案の基本構成は、先ず天然木を極く
薄く切削して作つたツキ板材1の裏面に和紙やガ
ーゼ布地とか薄手の木綿布地などの裏打ち部材a
をボンド系の熱可塑性の接着剤bで第5図に示す
ように貼着したツキ板材1に第6図に示すように
排油性刺しゆう糸2(例えば金糸および銀糸等)
で刺しゆう3を施す。
次いで前記ツキ板材1と刺しゆう3とを保護す
るための透明なポリオレフイン系樹脂からなる保
護層4を第4図に示すように前記ツキ板材1と刺
しゆう3との表面に前記刺しゆう糸2による凹凸
を残して形成するのであるが、その前に予じめ前
記ツキ板材1を第7図に示す状態を経て第8図に
示すように前記裏打ち部材aを挟んで台板5に接
着剤bで接着固定することで第1図から第3図ま
でに示すようなこの考案によるコースタcを作る
ことができる。
すなわちこの考案の化粧版は以下のようにして
加工する。
まず第5図に示すように天然銘木のフリツチか
ら切削により作られた極薄のツキ板材1には第5
図に示すように予じめ前記ツキ板材の厚さと略等
しい厚さの和紙あるいは布のような裏打ち部材a
を熱可塑性の接着剤bをもつて貼付ける。
このあと、第6図に示すように排油性刺しゆう
糸(金糸および銀糸)2を用いて例えばエンブロ
イダミシンでボタン花や幾何学模様などの刺しゆ
う3を施す。
このようにして加工された化粧ツキ板材1Aを
第7図に示す状態を経てむく板・合板あるいはプ
レス板等からなる台板5上に第8図に示すように
乗せ、加熱プレス加工することにより前述した熱
可塑性接着剤bをもつてツキ板材1を台板5上に
貼着固定する。
すなわち裏打ち部材aを挟んで台板5上にツキ
板材1の裏面を接着剤bで接着固定して貼り合わ
せることで第8図に示すようなコースタ素材を得
る。
この貼り合せ加工が終るとツキ板材1上に刺し
ゆう3を含めて密着助剤(シーラ)を軽く吹き付
け、上記コースタ素材をその端面に細いピンを差
し、糸などで吊下げながら透明なポリエステル溶
液中に浸漬して引き上げる。
その後は自然乾燥させたり温風により乾燥して
コースタ素材の外面に被着したポエステル薄膜に
よる保護層4を固化することで、第4図および第
1図から第3図までの各図に示すような表面に刺
しゆう糸2による凹凸に沿つた凹凸部が形成され
た極薄で立体感のある保護層4を有するコースタ
cが完成する。
[考案の効果] この考案は以上説明したように構成されている
ので、以下に記載する効果を奏する。
天然木を極く薄く切削して作つたツキ板材1の
裏面に熱可塑性の接着剤bにより和紙や布地など
の裏打ち部材aを貼着することで、ツキ板材1は
前記接着剤bと裏打ち部材aにより亀裂防止状態
にあるので、刺しゆう針による刺しゆう実行時に
おいてツキ板材1に亀裂が生じることなく美しい
刺しゆうが実行できる。
ツキ板材1と刺しゆう3との表面に刺しゆう糸
2による凹凸を残して透明な保護層4を極く薄い
肉厚で設けたことで、刺しゆう糸2により保護層
4の表面に凹凸模様が形成れ、台板を貼着固定し
た後のこの考案によるコースタcは水分によるコ
ースタのコツプ底面に対する付着がなくなり、コ
ースタの持ち上がりを防止できる効果がある。
また前記透明かつ極薄の保護層によりツキ板材
と刺しゆう糸層による表面の凹凸模様が著しく立
体的となる。
ツキ板材を台板に貼着するための接着剤層で裏
面糸の凹凸を吸収でき、表の凹凸はそのまま極薄
の保護層により表現し得る等の効果もある。
請求項2によれば、刺しゆう糸に金糸や銀糸等
の排油性刺しゆう糸を用いたので、刺しゆう表面
に形成すべき保護層の形成時における溶融樹脂が
刺しゆう糸に滲み込まないので保護層形成後にお
いて糸のもつ色合いをそのまま表現できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の1実施例を示すもの
で、第1図はコースタの平面図、第2図はコース
タの斜視図、第3図はコースタの他の実施例の平
面図、第4図はコースタの一部を拡大した断面
図、第5図から第8図まではそれぞれコースタの
加工途中の説明用の要部拡大断面図である。 1……ツキ板材、2……刺しゆう糸、3……刺
しゆう、4……保護層、5……台板、a……裏打
ち部材、b……接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 裏面に裏打ち部材aを熱可塑性の接着剤bで
    貼着したツキ板材1に刺しゆう糸2で刺しゆう
    3を施し、前記ツキ板材1と刺しゆう3とを保
    護するための透明な保護層4を前記ツキ板材1
    と刺しゆう3との表面に前記刺しゆう糸2によ
    る凹凸を残して形成し、かつ前記ツキ板材1を
    前記裏打ち部材aを挟んで台板5に接着剤bで
    接着固定してなるコースタ。 2 刺しゆう糸2に排油性刺しゆう糸を用いてな
    る請求項1記載のコースタ。
JP14374689U 1989-12-13 1989-12-13 Expired JPH0427414Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14374689U JPH0427414Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14374689U JPH0427414Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0382072U JPH0382072U (ja) 1991-08-21
JPH0427414Y2 true JPH0427414Y2 (ja) 1992-07-01

Family

ID=31690501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14374689U Expired JPH0427414Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0427414Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0382072U (ja) 1991-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4564406A (en) Method of and means for combination design transfer and application of heat reactivatable adhesive
JPH0427414Y2 (ja)
WO2006087807A1 (ja) 刺繍アップリケ並びに刺繍アップリケ製造方法並びに刺繍製品製造方法
KR20130076439A (ko) 오프셋인쇄 방식의 무늬를 가진 가열용 전사지 및 그 제조방법
JPH01216834A (ja) 刺しゅう柄付き木質化粧板およびその製造方法
JPS63479Y2 (ja)
JPS6119015Y2 (ja)
JPS58180689A (ja) 衣服等にアツプリケを貼着する方法
KR200282795Y1 (ko) 열가공 및 열정착 라벨 원단구조
JP3058807U (ja) 押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートと、その装飾表示用シートを構成するためのシート用セット及び台紙用シート、並びにその装飾表示用シートで形成された装飾表示体
JPH0438996Y2 (ja)
JPH01216833A (ja) 刺しゅう柄付き木質化粧板およびその製造方法
CA1237893A (en) Method of and means for combination design transfer and application of heat reactivatable adhesive
JPS6389397A (ja) 両面に図柄が現れる素材シ−トの製造方法
JPS621263Y2 (ja)
JPS6243327Y2 (ja)
JPS63158239A (ja) 織物化粧材の製造方法
JPH09111521A (ja) パット
KR880002847Y1 (ko) 의류장식용 인조귀석 부착시이트
JPH0372648U (ja)
JPH0237461B2 (ja) Mokushitsukeshoban
JPS6344871B2 (ja)
JP3033790U (ja) 熱接着貼合貼り紙
JPH0551480B2 (ja)
JPH06170945A (ja) 芯材の化粧方法