JPH0237461B2 - Mokushitsukeshoban - Google Patents
MokushitsukeshobanInfo
- Publication number
- JPH0237461B2 JPH0237461B2 JP785884A JP785884A JPH0237461B2 JP H0237461 B2 JPH0237461 B2 JP H0237461B2 JP 785884 A JP785884 A JP 785884A JP 785884 A JP785884 A JP 785884A JP H0237461 B2 JPH0237461 B2 JP H0237461B2
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- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- board
- decorative
- wood
- veneers
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は木質化粧板に係り、更に詳述すれば
大型ツキ板上に自然物の形態等に加工した小型の
ツキ板柄物を取付け、該小型ツキ板上をも含めて
刺しゆう仕上げした刺しゆう模様を設けた木質化
粧板に関するものである。
大型ツキ板上に自然物の形態等に加工した小型の
ツキ板柄物を取付け、該小型ツキ板上をも含めて
刺しゆう仕上げした刺しゆう模様を設けた木質化
粧板に関するものである。
従来高級タンス、サイドボード等の家具類ある
いは建材としては台板上に天然銘木より切削され
たツキ板と称する極薄板を貼付け積層した化粧合
板が用いられている。これらは天然木の木理模
様、杢、瘤等を生じた自然のなせる模様を生ずる
ものであるが、このツキ板に各種の繊維糸をもつ
て装飾模様を刺しゆうすることによりツキ板の裏
割れ、穴明き等の欠陥を補強、隠蔽し、併せて変
化に富む模様を天然木理上に顕現した木質化粧板
は公知である。
いは建材としては台板上に天然銘木より切削され
たツキ板と称する極薄板を貼付け積層した化粧合
板が用いられている。これらは天然木の木理模
様、杢、瘤等を生じた自然のなせる模様を生ずる
ものであるが、このツキ板に各種の繊維糸をもつ
て装飾模様を刺しゆうすることによりツキ板の裏
割れ、穴明き等の欠陥を補強、隠蔽し、併せて変
化に富む模様を天然木理上に顕現した木質化粧板
は公知である。
この従来のツキ板に刺しゆうを施しこれを台板
上に貼付けた木質化粧板は、画一的な平面模様の
刺しゆうしかできないので芸術的面白味に欠ける
という欠点のほかに、刺しゆうを施したツキ板を
台板上に貼付ける際、ツキ板の裏面に突出した刺
しゆう糸層と略同じ厚さの樹脂層を刺しゆう糸の
ない部分のみに設け、ツキ板の裏面を略平らにし
た後台板上に貼付けていた。したがつて貼付前工
程が面倒で加工性が悪いと云う欠点があつた。
上に貼付けた木質化粧板は、画一的な平面模様の
刺しゆうしかできないので芸術的面白味に欠ける
という欠点のほかに、刺しゆうを施したツキ板を
台板上に貼付ける際、ツキ板の裏面に突出した刺
しゆう糸層と略同じ厚さの樹脂層を刺しゆう糸の
ない部分のみに設け、ツキ板の裏面を略平らにし
た後台板上に貼付けていた。したがつて貼付前工
程が面倒で加工性が悪いと云う欠点があつた。
この発明は上述した欠点を除去することを目的
とするもので、その特徴とするところは裏打ち部
材をツキ板の裏面に熱可塑性接着剤をもつて貼付
けた大型のツキ板材の表面に特定の形状に加工し
た小型のツキ板からなる飾りツキ板を部分的に仮
付けし、前記両ツキ板に刺しゆうを施した後、台
板上に水型のツキ板を、この大型のツキ板上に小
型のツキ板をそれぞれ本貼付けし、前記洋ツキ板
上に刺しゆう糸の太さよりも十分に厚い合成樹脂
層を設け、該層の表面を研磨して平滑化せしめた
変化に富む繊細美麗な立体模様を有する木質化粧
板を提供するものである。以下この発明を図に示
す一実施例について詳述する。
とするもので、その特徴とするところは裏打ち部
材をツキ板の裏面に熱可塑性接着剤をもつて貼付
けた大型のツキ板材の表面に特定の形状に加工し
た小型のツキ板からなる飾りツキ板を部分的に仮
付けし、前記両ツキ板に刺しゆうを施した後、台
板上に水型のツキ板を、この大型のツキ板上に小
型のツキ板をそれぞれ本貼付けし、前記洋ツキ板
上に刺しゆう糸の太さよりも十分に厚い合成樹脂
層を設け、該層の表面を研磨して平滑化せしめた
変化に富む繊細美麗な立体模様を有する木質化粧
板を提供するものである。以下この発明を図に示
す一実施例について詳述する。
この発明の化粧板は以下のようにして加工され
る。まず第１図ａに示すように天然銘木のフリツ
チより切削により作られた極薄のツキ板１１には
第１図ｂに示すように予じめ前記ツキ板の厚さと
略等しい厚さの和紙あるいは布のような裏打部材
１２を熱可塑性接着剤１３ａをもつて貼付け、こ
の裏打部材１２の非貼付け面にも前記接着剤１３
ａの厚さと合せて前記ツキ板１１の厚さと等しく
なる程度の厚さ熱可塑性接着剤１３ｂが付けられ
ているツキ板材１に第２図に示すようにこの上に
取付ける特定の形状に加工された後述する飾りツ
キ板材２の輪郭をなどるような輪郭縫い３を排油
性の糸を用いて行なう。
る。まず第１図ａに示すように天然銘木のフリツ
チより切削により作られた極薄のツキ板１１には
第１図ｂに示すように予じめ前記ツキ板の厚さと
略等しい厚さの和紙あるいは布のような裏打部材
１２を熱可塑性接着剤１３ａをもつて貼付け、こ
の裏打部材１２の非貼付け面にも前記接着剤１３
ａの厚さと合せて前記ツキ板１１の厚さと等しく
なる程度の厚さ熱可塑性接着剤１３ｂが付けられ
ているツキ板材１に第２図に示すようにこの上に
取付ける特定の形状に加工された後述する飾りツ
キ板材２の輪郭をなどるような輪郭縫い３を排油
性の糸を用いて行なう。
次に第３図ａ〜ｃに示すようにツキ板材１上の
前記輪郭縫い個所に前記ツキ板材と同じようにツ
キ板２１の裏面に裏打部材２２を熱可塑性接着剤
２３ａで貼付け、前記裏打部材の非貼付け面にも
前記と同じ接着剤２３ｂを付けたツキ板材を特定
の形状この実施例においては松の幹に加工した飾
りツキ板材２を加熱治具をもつて部分的に加熱圧
着して取付ける。
前記輪郭縫い個所に前記ツキ板材と同じようにツ
キ板２１の裏面に裏打部材２２を熱可塑性接着剤
２３ａで貼付け、前記裏打部材の非貼付け面にも
前記と同じ接着剤２３ｂを付けたツキ板材を特定
の形状この実施例においては松の幹に加工した飾
りツキ板材２を加熱治具をもつて部分的に加熱圧
着して取付ける。
このあと、第４図ａ〜ｃおよび第５図に示すよ
うに排油性糸（金糸および銀糸）４１を用いて例
えばエンブロインダミシンで地表部分の刺しゆう
４ａ、幹部、枝部ならびに葉部の刺しゆう４ｂ〜
４ｄを施す。
うに排油性糸（金糸および銀糸）４１を用いて例
えばエンブロインダミシンで地表部分の刺しゆう
４ａ、幹部、枝部ならびに葉部の刺しゆう４ｂ〜
４ｄを施す。
このようにして加工された化粧ツキ板５を第６
図に示すようにむく板、合板あるいはプレス板等
からなる台板６上に乗せ、加熱加工することによ
り前述した熱可塑性接着剤１３ａ，１３ｂおよび
２３ａ，２３ｂをもつてツキ板材１と飾りツキ板
２および台板６間を貼り合せる。
図に示すようにむく板、合板あるいはプレス板等
からなる台板６上に乗せ、加熱加工することによ
り前述した熱可塑性接着剤１３ａ，１３ｂおよび
２３ａ，２３ｂをもつてツキ板材１と飾りツキ板
２および台板６間を貼り合せる。
この貼り合せ加工が終ると、第７図ａに示すよ
うに化粧ツキ板５上にまず密着補助剤（シーラ）
７１を複数回スプレー塗りして表面の凹凸を少な
くし、このあと第７図ｂに示すようにポリエステ
ル樹脂の溶剤７２を複数回刷毛塗りして更に表面
の凹凸を少なくする。このようにして化粧ツキ板
上に透明な保護層７を形成し、この保護層７を第
７図ｃに示すようにサンドペーパーで研磨して平
滑化したあと、この保護層７上に仕上げスプレー
を施し表面層８を形成する。
うに化粧ツキ板５上にまず密着補助剤（シーラ）
７１を複数回スプレー塗りして表面の凹凸を少な
くし、このあと第７図ｂに示すようにポリエステ
ル樹脂の溶剤７２を複数回刷毛塗りして更に表面
の凹凸を少なくする。このようにして化粧ツキ板
上に透明な保護層７を形成し、この保護層７を第
７図ｃに示すようにサンドペーパーで研磨して平
滑化したあと、この保護層７上に仕上げスプレー
を施し表面層８を形成する。
以上述べたようにこの発明は、裏打ち部材をツ
キ板の裏面に熱可塑性接着剤をもつて貼付けた大
型のツキ板材の表面に特定の形状に加工した小型
のツキ板からなる飾りツキ板を部分的に仮付け、
前記両ツキ板に刺しゆうを施した後、台板上に大
型のツキ板を、この大型のツキ板上に小型のツキ
板をそれぞれ本貼付けし、前記両ツキ板上に刺し
ゆう糸の太さりも十分に厚い合成樹脂層を設け、
該層の表面を研磨して平滑化せしめたので飾りツ
キ板と刺しゆう糸層による表面の凹凸模様で美し
くしかも著しく立体的な芸術味に富む化粧板が得
られるし、ツキ板材および合板に貼着する接着剤
層で裏面刺しゆう糸の凹凸を吸収し、表の凹凸は
その上に塗る保護層による吸収し得るため加工性
がよく、量産化が容易で自動生産が可能なため安
価に提供できる等の効果を有する。
キ板の裏面に熱可塑性接着剤をもつて貼付けた大
型のツキ板材の表面に特定の形状に加工した小型
のツキ板からなる飾りツキ板を部分的に仮付け、
前記両ツキ板に刺しゆうを施した後、台板上に大
型のツキ板を、この大型のツキ板上に小型のツキ
板をそれぞれ本貼付けし、前記両ツキ板上に刺し
ゆう糸の太さりも十分に厚い合成樹脂層を設け、
該層の表面を研磨して平滑化せしめたので飾りツ
キ板と刺しゆう糸層による表面の凹凸模様で美し
くしかも著しく立体的な芸術味に富む化粧板が得
られるし、ツキ板材および合板に貼着する接着剤
層で裏面刺しゆう糸の凹凸を吸収し、表の凹凸は
その上に塗る保護層による吸収し得るため加工性
がよく、量産化が容易で自動生産が可能なため安
価に提供できる等の効果を有する。
図はいずれもこの発明一実施例を示すもので第
１図ａ，ｂは加工前のツキ板材の構成を示す平面
図と断面図、第２図はパターン輪郭縫いした状態
の平面図、第３図ａ〜ｃはツキ板材上に飾りツキ
板材を取付ける過程を示す説明図、第４図ａ〜ｃ
はツキ板材および飾りツキ板材上に刺しゆうを施
して行く過程を示す説明図、第５図は刺しゆうが
完了した化粧ツキ板の断面図、第６図は台板上に
この化粧ツキ板を貼付けた状態の断面図、第７図
ａ〜ｄは化粧ツキ板上に保護層の加工過程を示す
説明図である。 １…ツキ板材、２…飾りツキ板材、３…パター
ン輪郭縫い、４…刺しゆう、５…化粧ツキ板、６
…台板、７…保護層。
１図ａ，ｂは加工前のツキ板材の構成を示す平面
図と断面図、第２図はパターン輪郭縫いした状態
の平面図、第３図ａ〜ｃはツキ板材上に飾りツキ
板材を取付ける過程を示す説明図、第４図ａ〜ｃ
はツキ板材および飾りツキ板材上に刺しゆうを施
して行く過程を示す説明図、第５図は刺しゆうが
完了した化粧ツキ板の断面図、第６図は台板上に
この化粧ツキ板を貼付けた状態の断面図、第７図
ａ〜ｄは化粧ツキ板上に保護層の加工過程を示す
説明図である。 １…ツキ板材、２…飾りツキ板材、３…パター
ン輪郭縫い、４…刺しゆう、５…化粧ツキ板、６
…台板、７…保護層。
Claims (1)
- １ 裏打ち部材をツキ板の裏面に熱可塑性接着剤
をもつて貼付けた大型のツキ板材の表面に熱可塑
性樹脂を裏面に塗着固化した特定形状の小型の飾
りツキ板を部分的に仮付けし前記両ツキ板に刺し
ゆうを施した後、台板上に大型のツキ板を、この
大型のツキ板上に小型のツキ板をそれぞれ本貼付
けし、前記両ツキ板上に刺しゆう糸の厚みよりも
十分に厚い合成樹脂層を設け、該層の表面を研磨
して平滑化せしめたことを特徴とする木質化粧
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP785884A JPH0237461B2 (ja) | 1984-01-18 | 1984-01-18 | Mokushitsukeshoban |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP785884A JPH0237461B2 (ja) | 1984-01-18 | 1984-01-18 | Mokushitsukeshoban |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60152757A JPS60152757A (ja) | 1985-08-12 |
| JPH0237461B2 true JPH0237461B2 (ja) | 1990-08-24 |
Family
ID=11677342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP785884A Expired - Lifetime JPH0237461B2 (ja) | 1984-01-18 | 1984-01-18 | Mokushitsukeshoban |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0237461B2 (ja) |
-
1984
- 1984-01-18 JP JP785884A patent/JPH0237461B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60152757A (ja) | 1985-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |