JP3058807U - 押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートと、その装飾表示用シートを構成するためのシート用セット及び台紙用シート、並びにその装飾表示用シートで形成された装飾表示体 - Google Patents

押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートと、その装飾表示用シートを構成するためのシート用セット及び台紙用シート、並びにその装飾表示用シートで形成された装飾表示体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプシェード、ランチョンマット、ポーチ
等の袋物、コースター、しおり等、押花,押葉等の乾燥
植物で装飾しうる各種の装飾表示体を形成するための装
飾表示用シート、及び装飾表示用シートを構成するため
のシート用セット及び台紙用シートに関し、押花等を挟
持貼着させた後においても花の変色等を生じさせること
がなく、また作業が簡単で児童や老人にとっても安全で
手軽に製作を行うことのできる押花,押葉等の乾燥植物
の装飾表示用シートを提供することを課題とする。 【解決手段】 表装材3と、ポリエチレンテレフタレー
トで構成された台紙用シート1とからなり、該表装材3
と台紙用シート1間に押花、押葉等の乾燥植物6が挟持
貼着され、且つ前記表装材3は、乾燥植物6を挟持貼着
した状態で、表面側から乾燥植物6が透視可能となる程
度の透明度を有することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートと、その装飾表示用シ ートを構成するためのシート用セット及び台紙用シート、並びにその装飾表示用 シートで形成された装飾表示体、さらに詳しくは、ランプシェード、ランチョン マット、ポーチ等の袋物、コースター、しおり等、押花,押葉等の乾燥植物で装 飾しうる各種の装飾表示体を形成するための装飾表示用シート、及び装飾表示用 シートを構成するためのシート用セット及び台紙用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートと、そのシートを 用いた装飾表示体に関連する技術としては、特公平5−68358 号に開示されたも のがある。
【0003】 すなわち、この技術は、薄葉紙の裏側に透明な熱可塑性合成樹脂フィルムをラ ミネートしたものをシートとし、このシートとカード類等の被貼着物との間で押 花等を挟持すべく、押花等を介してそのシートを被貼着物に熱圧着して保存用シ ートを形成するものである。
【0004】 そして、この従来のシートは、薄葉紙の裏側に熱可塑性合成樹脂フィルムをラ ミネートして構成したものであるため、押花等を介して被貼着物に貼着するため には、上記ラミネートフィルムを溶融させる必要があり、従ってアイロン等を用 いて熱圧着することによってシートが貼着されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この従来の技術は、そもそも押花を植物標本的見地から、いかにし て長期保存するかという点に主眼がおかれており、また熱圧着というワンタッチ の作業で貼着しうることを特徴としている。
【0006】 しかし、上記のような押花を利用したカード等を装飾体として評価するならば 、植物としての花が有する自然的色彩や形態を極力損なわないようにして、芸術 作品的表現態様を少しでも保持させるのが好ましいことはいうまでもない。
【0007】 この観点から上記従来の技術を評価した場合、熱圧着方式を採用していること によって逆に押花の色彩を損なうおそれがある場合がある。
【0008】 すなわち、花の種類によっては、熱に弱く、熱圧着すると変色するおそれがあ るものもある。従って、この場合には花の色彩や形態を生かした作品を創作する ことができず、押花を利用したカード類の装飾効果を意図した創作的表現の範囲 が制限されることとなる。
【0009】 また、熱圧着方式を採用するため、アイロン等の加熱のための用具が必要とな る。
【0010】 特に、児童や老人等にとっては、この種の加熱用具の利用は、作業に危険を伴 う他、作業自体も煩雑となる。
【0011】 本考案は、このような問題点をすべて解決するためになされたもので、押花等 の挟持貼着後においても花の変色等を生じさせることがなく、また作業が簡単で 児童や老人にとっても安全で手軽に製作を行うことのできる押花,押葉等の乾燥 植物の装飾表示用シートを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決せんとして押花,押葉等の乾燥植物の装飾表 示用シートと、その装飾表示用シートを構成するためのシート用セット及び台紙 用シート、並びにその装飾表示用シートで形成された装飾表示体としてなされた もので、装飾表示用シートとしての特徴は、表装材3と、ポリエチレンテレフタ レートで構成された台紙用シート1とからなり、該表装材3と台紙用シート1間 に押花,押葉等の乾燥植物6が挟持貼着され、且つ前記紙製の表装材3は、前記 乾燥植物6を挟持貼着した状態で、表面側から乾燥植物6が透視可能となる程度 の透明度を有することにある。
【0013】 また、他の装飾表示用シートとしての特徴は、裏面側に感圧性接着剤からなる 接着層4を具備した表装材3と、ポリエチレンテレフタレートで構成された台紙 用シート1とからなり、該表装材3と台紙用シート1間に押花,押葉等の乾燥植 物6が挟持貼着され、且つ前記紙製の表装材3は、前記乾燥植物6を挟持貼着し た状態で、表面側から乾燥植物6が透視可能となる程度の透明度を有することに ある。
【0014】 さらに、装飾表示用シートを構成するためのシート用セットとしての特徴は、 表装材3の裏面側に感圧性接着剤からなる接着層4が設けられ、該接着層3の裏 面側に離型材5が設けられカバー用シート2と、前記カバー用シート2の離型材 5を剥離して前記紙製の表装材3の裏面側との間で押花,押葉等の乾燥植物6を 挟持貼着すべくポリエチレンテレフタレートで構成された台紙用シート1とから なり、前記カバー用シート1の表装材3は、前記台紙用シート1との間で前記乾 燥植物6を挟持貼着した状態で、表面側から乾燥植物6が透視可能となる程度の 透明度を有することにある。
【0015】 さらに、台紙用シートとしての特徴は、裏面側に感圧性接着剤からなる接着層 4を具備した表装材3との間で、該表装材3の表面側から透視可能となるように 押花,押葉等の乾燥植物6を挟持貼着するための台紙用シートであって、ポリエ チレンテレフタレートで構成されてなることにある。
【0016】 さらに、装飾表示体としての特徴は、上記のような装飾表示用シートを所望の 形状に加工して形成されてなることにある。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について説明する。
【0018】実施形態1 図1において、1は台紙用シートで、ポリエチレンテレフタレートで構成され ている。
【0019】 図2及び図3において、2は、カバー用シートで、表面側には薄手の雲竜和紙 からなる表装材3を有し、その表装材3の裏面側には感圧性接着剤からなる接着 層4が設けられている。
【0020】 5は、該接着層4の裏面側に設けられた紙製の離型材を示す。
【0021】 そして、上記台紙用シート1と、カバー用シート2とが、押花,押葉等の乾燥 植物の装飾表示用シートを構成するためのシート用セットとして用いられる。
【0022】 このようなシート用セットを使用する場合には、先ず図4に示すように離型材 5を接着層4から剥離する。
【0023】 そして、図5に示すように前記台紙用シート1上に押花6を載置し、その状態 で、図6に示すように台紙用シート1及び押花6の上に、接着層4を裏面側に具 備した表装材3を載置して押圧すると、その表装材3は接着層4を介して台紙用 シート1及び押花6上に貼着されることとなる。
【0024】 従って、表装材3を台紙用シート1に貼着するための作業が、加熱作業を必要 とせず、台紙用シート1及び押花6上に載置して押圧するだけの作業で非常に容 易に且つワンタッチで行うことができる。
【0025】 このような表装材3の台紙用シート1へのワンタッチの貼着作業によって、図 6に示すような装飾表示用シート7が得られることとなる。
【0026】 このような装飾表示用シート7は、所望の形状、大きさに組み立て、加工する ことにより、たとえばランプシェード、ランチョンマット、コースター、しおり 等を製作することができる。ランプシェードの場合であれば、たとえば筒状に丸 めて制作する等である。
【0027】 また、ポリエチレンテレフタレートからなる台紙用シート1が内側になるよう に2つ折りし且つ端部を閉じることにより、たとえば袋やかばん類、ポーチ等を 製作することができる。
【0028】 この場合において、雲竜和紙からなる表装材3は、表面側から内部の押花6が 透視可能となる程度の透明度を有しており、しかも雲竜和紙特有の模様が現出さ れるため、ランプシェード、ランチョンマット、コースター、しおり等の種々の 装飾表示体を製作すると、優れた装飾的効果が得られることとなるのである。
【0029】実施形態2 本実施形態では、上記実施形態1のポリエチレンテレフタレートのみからなる 台紙用シート1に代えて、複層構造の台紙用シート1を用いる。
【0030】 すなわち、本実施形態の台紙用シート1は、図7に示すようにポリエチレンテ レフタレートからなるフィルム層8の上面に、感圧性接着剤9を介して和紙から なる紙層10が設けられて構成されたものである。
【0031】 本実施形態の台紙用シート1を使用する場合も、上記実施形態1と同様に先ず 離型材5を接着層4から剥離した後、台紙用シート1の紙層10の面側に押花6を 載置し、その状態で接着層4を裏面側に具備した表装材3を載置して押圧するこ とによって、図8に示すような装飾表示用シート7が得られることとなる。
【0032】 尚、図8の実施形態では、台紙用シート1の紙層10の面側に押花6を載置して 表装材3を被せたが、これとは逆に、図9のように台紙用シート1のフィルム層 8の面側に押花6を載置して表装材3を被せてもよい。
【0033】 たとえば、ランプシェード、ランチョンマット、コースター等の場合には、図 8のように紙層10の面側に押花6が載置され、しおり等の場合には、図9のよう にフィルム層8の面側に押花6が載置されることとなる。
【0034】実施形態3 本実施形態では、上記実施形態1及び実施形態2の雲竜和紙からなる表装材3 に代えてポリエチレンテレフタレートからなる表装材3を用いる。
【0035】 そして、表装材3の裏面側には、上記実施形態1や実施形態2の接着層4は設 けられていない。
【0036】 従って、離型材5も必要としない。
【0037】 台紙用シート1としては、上記実施形態2と同様に、ポリエチレンテレフタレ ートからなるフィルム層8の上面に、感圧性接着剤9を介して和紙からなる紙層 10が設けられて構成されたものが用いられる。
【0038】 本実施形態においては、図10に示すように台紙用シート1上に押花6が載置さ れるが、その際に同時に接着剤(図示せず)で押花6が台紙用シート1上に接着 される。
【0039】 そして、接着剤が乾燥した後、図11に示すように表装材3が台紙用シート1及 び押花6上に載置される。
【0040】 すなわち、本実施形態においては、押花6は台紙用シート1上に貼着されてお り、また押花6が台紙用シート1と表装材3間で挟持されるが、表装材3自体は 台紙用シート1に接着されず、単に当接されるだけである。
【0041】 従って、そのままの状態では、表装材3は台紙用シート1上から簡単に除去す ることができ、また不用意に離脱するおそれもある。
【0042】 しかし、表装材3自体が台紙用シート1に接着されていなくとも、たとえば筒 状に丸めて別途準備された係止具等に保持させることにより、表装材3が不用意 に離脱することもない。
【0043】 すなわち、表装材3がポリエチレンテレフタレートで構成されているため、そ の表装材3に腰が生じるとともに一定の弾発力が生じ、従って、筒状に丸められ た表装材3に外向きに弾発力が生じて、表装材3が台紙用シート1に接着されて いなくとも、係止具等に保持されて、装飾表示用シート全体として筒状の形態を 保持させることができるのである。
【0044】実施形態4 本実施形態では、上記実施形態3と同様にポリエチレンテレフタレートからな る表装材3を用いる。
【0045】 台紙用シート1としては、実施形態1と同様にポリエチレンテレフタレートの みからなるものを用いる。
【0046】 本実施形態においても、図11に示すように台紙用シート1上に押花6が載置さ れて接着剤(図示せず)で押花6が台紙用シート1上に接着され、さらに接着剤 が乾燥した後、表装材3が台紙用シート1及び押花6上に載置される。
【0047】その他の実施形態 尚、表装材3としては、台紙用シート1との間で挟着する押花6を透視する観 点や、装飾効果上の観点から、上記実施形態のような雲竜和紙を用いることが好 ましいが、雲竜和紙以外の薄手の和紙を用いることも可能である。
【0048】 紙の素材としては、和紙のような天然繊維からなるものの他、再生繊維や合成 繊維からなる紙を用いることも可能である。
【0049】 また、上記実施形態3や実施形態4のようなポリエチレンテレフタレートを表 装材3として使用することもは可能であり、そのポリエチレンテレフタレート以 外の材質の合成樹脂製のものを使用することも可能である。
【0050】 たとえば、クリアーシートと称される合成樹脂製のものを使用することも可能 である。
【0051】 さらには、紙や合成樹脂以外に布製のものを表装材3として用いることも可能 である。布製のものとしては、たとえばオーガンジやチュール等の鮮明度の高い 透視可能な薄手の布地を使用することが可能である。
【0052】 要は、表面側から押花6が透視可能となる程度の透明度を有するようなもので 表装材3が構成されていればよい。
【0053】 また、接着層4を構成する感圧性接着剤の種類も問うものではなく、たとえば 一般の粘着剤のようなものを使用しうる他、非粘着性の感圧性接着剤を使用する ことも可能である。
【0054】 さらに、上記実施形態では、カバーシート2の裏面側に設けられた離型材5と して紙製のものを用いたが、離型材5の材質はこれに限定されるものではなく、 たとえばポリエチレンテレフタレート製のものを使用することも可能である。
【0055】 また、ポリエチレンテレフタレート以外の合成樹脂製のものを使用することも 可能である。
【0056】 さらに、離型材5を設けることも本発明に必須の条件ではない。
【0057】 たとえば接着層4を構成する感圧性接着剤として粘着剤のようなものを使用す る場合には離型材5が必要であるが、非粘着性の感圧性接着剤を使用する場合に は離型材5は不要である。
【0058】 さらには、接着層4自体も本考案に必須のものではなく、上記実施形態3や実 施形態4のように、ポリエチレンテレフタレートからなる表装材3を用いる場合 には、表装材3に腰が生じるとともに一定の弾発力が生じ、所望形状に組み立て てその形態を保持させるのが容易となるので、接着層4が不要となるのである。
【0059】 さらに、表装材3の表面に、創作面での表現上の手段として、予め所望形状に 形成されたチュール等を表装材3の所定位置に貼着することも可能である。
【0060】 この表装材3がポリエチレンテレフタレートからなる場合には、上記表現上の 手段として和紙を用いることも可能である。
【0061】 さらに、上記実施形態では、装飾表示体として、ランプシェード、ランチョン マット、コースター、しおり等に使用する場合について説明したが、本考案が適 用される装飾表示体の種類はこれに限定されるものではない。
【0062】 さらに、上記実施形態では、台紙用シート1と、表装材3との間に挟持される 被挟持物として押花を用いる場合について説明したが、被挟持物の種類はこれに 限定されるものではなく、たとえば押葉を使用することも可能であり、またこれ 以外の植物を使用することも可能である。
【0063】 要は、乾燥植物が使用されていればよいのである。
【0064】 尚、花の場合には、従来の熱圧着方式で使用し難い熱に弱い花に本考案を適用 する実益があり、この熱に弱い花としては、たとえばサクラ、アジサイ、コデマ リ、フジ、サザンクロス、コチョウラン、キンギョソウ、バンダ、ツツジ(一部 のもの)、ストック、スイートピー、オカトラノオ、ブバルデイア白、クレマチ ス白、バラの花びらの一部、ラウレンティア(イソトマ)、ムラサキケマン、フ ジバカマ、マーガレット(白,ピンク)、エゾエンゴサク、フシグロセンノウ、 チャイブ、カタクリ、ツボサンゴ、ノコギリソウ、ガーベラ(一部のもの)、ボ タン(一部のもの)等が例示される。
【0065】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は、裏面側に感圧性接着剤からなる接着層を具備した表 装材と、ポリエチレンテレフタレートで構成された台紙用シートとで装飾表示用 シートを構成したため、台紙用シート上に乾燥植物を載置した状態で、表装材を 被せて押圧するだけで、その表装材は裏面側の接着層を介して乾燥植物及び台紙 用シートに貼着されることとなり、従って、非常に容易に且つワンタッチで装飾 表示用シートを製作することができるという効果がある。
【0066】 この結果、従来の薄葉紙の裏側に熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートして 構成したシートのように、アイロン等を用いて熱圧着するというような加熱作業 が不要となり、このようなアイロン等の用具を別途必要とせず、手作業のみで非 常に簡易に装飾表示体を製作できるという効果がある。
【0067】 従って、児童や老人等でも、危険を伴うことなく、容易に製作作業を行えると いう利点がある。
【0068】 さらに、加熱によらずに貼着作業を行えるため、たとえばサクラやアジサイ等 、熱に弱い花を使用する場合にも、従来の熱圧着方式のように変色するおそれが なく、従って、このような熱に弱い花であってもその色彩や形態を生かした作品 を創作することができ、よって使用する草花類が制限されることがなく、ひいて は装飾表示体としての装飾効果を意図した創作的表現の範囲に制限を受けること がないという効果がある。
【0069】 さらに、台紙用シートが、ポリエチレンテレフタレートを具備して構成されて いるため、その台紙には腰が生じるとともに一定の弾発力が生じ、従って各種の 装飾表示体、特に立体的な装飾表示体、たとえばランプシェードやかばん類等の ものを制作する場合に、所望の形態を形成する上での加工や組立てが容易に行え るとともに、取扱いも容易になるという利点がある。
【0070】 さらに、表装材が、台紙用シートとの間で乾燥植物を挟持貼着した状態で、表 面側から乾燥植物が透視可能となる程度の透明度を有するため、各種の装飾表示 体とすることにより、優れた装飾効果を奏することができる。
【0071】 さらに、表装材の裏面側に接着層を介して離型材を設けてカバー用シートとし たような場合には、カバー用シートと台紙用シートとをセット物として取扱い又 は販売することが可能となり、販売促進の便宜を図ることができるという利点が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としての台紙用シートの部分断面
図。
【図2】一実施形態としてのカバー用シートの概略平面
図。
【図3】同部分断面図。
【図4】離型材を剥離した状態の部分断面図。
【図5】押花を台紙用シートに載置して挟持する直前の
状態を示す部分断面図。
【図6】押花を挟持,貼着して得られた装飾表示用シー
トの部分断面図。
【図7】他実施形態の台紙用シートの部分断面図。
【図8】他実施形態の装飾表示用シートの部分断面図。
【図9】他実施形態の装飾表示用シートの部分断面図。
【図10】他実施形態の台紙用シートに押花を載置した
状態の部分断面図。
【図11】他実施形態の装飾表示用シートの部分断面
図。
【図12】他実施形態の装飾表示用シートの部分断面
図。
【符号の説明】 1…台紙用シート 2…カバー用シート 3…表装材 4…接着層 5…離型材 6…押花 7…装飾表示用シート

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表装材(3) と、ポリエチレンテレフタレ
    ートで構成された台紙用シート(1) とからなり、該表装
    材(3) と台紙用シート(1) 間に押花,押葉等の乾燥植物
    (6) が挟持貼着され、且つ前記表装材(3) は、前記乾燥
    植物(6) を挟持貼着した状態で、表面側から乾燥植物
    (6) が透視可能となる程度の透明度を有することを特徴
    とする押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シート。
  2. 【請求項2】 裏面側に感圧性接着剤からなる接着層
    (4) を具備した表装材(3) と、ポリエチレンテレフタレ
    ートで構成された台紙用シート(1) とからなり、該表装
    材(3) と台紙用シート(1) 間に押花,押葉等の乾燥植物
    (6) が挟持貼着され、且つ前記表装材(3) は、前記乾燥
    植物(6) を挟持貼着した状態で、表面側から乾燥植物
    (6) が透視可能となる程度の透明度を有することを特徴
    とする押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シート。
  3. 【請求項3】 前記表装材(3) が、雲竜和紙からなる請
    求項1又は2記載の押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示
    用シート。
  4. 【請求項4】 前記表装材(3) が、ポリエチレンテレフ
    タレートで構成されている請求項1記載の押花,押葉等
    の乾燥植物の装飾表示用シート。
  5. 【請求項5】 前記台紙用シート(1) が、ポリエチレン
    テレフタレートのみで構成されている請求項1乃至4の
    いずれかに記載の押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用
    シート。
  6. 【請求項6】 前記台紙用シート(1) が、ポリエチレン
    テレフタレートと、乾燥植物(6) が透視可能となる程度
    の透明度を有する紙とを具備して構成されている請求項
    1乃至4のいずれかに記載の押花,押葉等の乾燥植物の
    装飾表示用シート。
  7. 【請求項7】 表装材(3) の裏面側に感圧性接着剤から
    なる接着層(4) が設けられ、該接着層(3) の裏面側に離
    型材(5) が設けられたカバー用シート(2) と、前記カバ
    ー用シート(2) の離型材(5) を剥離して前記表装材(3)
    の裏面側との間で押花,押葉等の乾燥植物(6) を挟持貼
    着すべくポリエチレンテレフタレートで構成された台紙
    用シート(1) とからなり、前記カバー用シート(1) の表
    装材(3)は、前記台紙用シート(1) との間で前記乾燥植
    物(6) を挟持貼着した状態で、表面側から乾燥植物(6)
    が透視可能となる程度の透明度を有することを特徴とす
    る押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートを構成す
    るためのシート用セット。
  8. 【請求項8】 前記台紙用シート(1) が、ポリエチレン
    テレフタレートのみで構成されている請求項7記載の押
    花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートを構成するた
    めのシート用セット。
  9. 【請求項9】 前記台紙用シート(1) が、ポリエチレン
    テレフタレートと、乾燥植物(6) が透視可能となる程度
    の透明度を有する紙とを具備して構成されている請求項
    7記載の押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートを
    構成するためのシート用セット。
  10. 【請求項10】 前記表装材(3) が、雲竜和紙からなる
    請求項7乃至9のいずれかに記載の押花,押葉等の乾燥
    植物の装飾表示用シートを構成するためのシート用セッ
    ト。
  11. 【請求項11】 裏面側に感圧性接着剤からなる接着層
    (4) を具備した表装材(3) との間で、該表装材(3) の表
    面側から透視可能となるように押花,押葉等の乾燥植物
    (6) を挟持貼着するための台紙用シートであって、ポリ
    エチレンテレフタレートで構成されてなることを特徴と
    する押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートを構成
    するための台紙用シート。
  12. 【請求項12】 ポリエチレンテレフタレートのみで構
    成されている請求項11記載の押花,押葉等の乾燥植物
    の装飾表示用シートを構成するための台紙用シート。
  13. 【請求項13】 ポリエチレンテレフタレートと、乾燥
    植物(6) が透視可能となる程度の透明度を有する紙とを
    具備して構成されている請求項11記載の押花,押葉等
    の乾燥植物の装飾表示用シートを構成するための台紙用
    シート。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至6のいずれかに記載の装
    飾表示用シートを所望の形状に加工して形成されてなる
    ことを特徴とする押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示
    体。
  15. 【請求項15】 被貼着物(5) との間で押花,押葉等の
    乾燥植物(6) を挟持して該乾燥植物(6) を装飾表示する
    装飾表示用シートであって、表面側から乾燥植物(6) が
    透視可能となる程度の透明度を有する表装材(3) と、該
    表装材(3) の裏面側に設けられた感圧性接着剤からなる
    接着層(4) と、接着層(4) の裏面側に設けられたポリエ
    チレンテレフタレートからなる離型材(5) とで構成され
    てなることを特徴とする押花,押葉等の乾燥植物の装飾
    表示用シート。
JP1998008597U 1998-10-30 1998-10-30 押花,押葉等の乾燥植物の装飾表示用シートと、その装飾表示用シートを構成するためのシート用セット及び台紙用シート、並びにその装飾表示用シートで形成された装飾表示体 Expired - Lifetime JP3058807U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002079799A (ja) * 2000-09-04 2002-03-19 Isao Hirose 雲竜和紙シルク灯しびの構成方法とその構造
JP2003159899A (ja) * 2001-11-29 2003-06-03 Masako Yanagawa 押花等の乾燥植物の装飾表示用カード

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