JPH01230270A - バイポーラ型トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

バイポーラ型トランジスタ及びその製造方法

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JPH01230270A
JPH01230270A JP63055023A JP5502388A JPH01230270A JP H01230270 A JPH01230270 A JP H01230270A JP 63055023 A JP63055023 A JP 63055023A JP 5502388 A JP5502388 A JP 5502388A JP H01230270 A JPH01230270 A JP H01230270A
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single crystal
layer
conductivity type
insulating film
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JP63055023A
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Yoshihisa Okita
沖田 佳久
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は超高速論理集積回路装置の能動素子を構成す
るバイポーラ型トランジスタの構造及びその製造方法に
関するものである。
[従来の技術] 一般に超高速論理集積回路にはECL (エミッタ・カ
ップルド参ロジック)回路が用いられるが、ECL回路
の動作速度を向上させるために回路を構成するトランジ
スタのパラメータに要求される事項としては、大別して
以下の2点が挙げられる。
1つは回路定数としてのトランジスタ・パラメータすな
わち、寄生容量と寄生抵抗の低減であり、もう1つはト
ランジスタ性能すなわち、fr(遮断周波数)の向上で
ある。これらの要求事項を達成するために重要となるト
ランジスタの要素としでは、ベース抵抗r′、コレクタ
飽和抵抗’ C8’b ベース・コレクタ接合容量c 1コレクタ・基板C 接合容ff1c  %及び実効ベース幅WBが挙げられ
S る。これらの要素は何れも極力小さい事が望ましいが、
とりわけcTcとWBの効果が大きい。cTcについて
は、回路の寄生容量として悪影響を及ぼす因子であるだ
けでなくfrを制限する因子でもあるため、cTCの低
減は素子及び回路の両面において重要となる。
また、W については、fTがWの2乗に層比例して向
上することから他の因子に比して寄与率が高くこれも重
要な因子である。
以上の見地から、これまでの動作速度向上のアブローチ
は、何れもベース領域を重要視したものが多く、具体的
には活性ベース層の浅接合化(WBの縮小)と外部ベー
ス領域の縮小(cTcの低減)の2点を重点に行なわれ
てきた。
しかしながら、上述のようなトランジスタの縮小は同時
に集積回路の集積度の向上にも寄与するため、必然的に
回路は大規模となり消費電力の増大を招く。消費電力の
増大は、回路内の配線における電流密度の増大による信
頼性の低下や発熱による特性変動等の種々の問題を引き
起こす。従って、トランジスタの性能としては低動作電
流で高動作速度が得られることが必要となる。このよう
な観点から前記トランジスタ・パラメータを検討すると
、Cの低減がcW  の低減と合わせTS      
TC’  B て重要となる。
上記の点に鑑みてなされた特公昭61−54255号公
報に開示された技術を以下に説明する。第4図(a)〜
(h)は−従来例としてこの文献に示された製造方法を
示す工程断面図である。
まず、第4図(a)に示すように、基板201の全面に
形成した酸化膜202をパターニングして、トランジス
タを形成する部分に単結晶領域である、開口部201a
を露出させる。
次に第4図(b)に示すように、前記開口部201aか
らn型不純物を拡散して埋込みコレクタ層203を形成
する。なお、p十領域204はp型基板201の表面領
域の114′埋込み領域203以外の領域に設けられた
p+チャネルカット領域である。
そして、第4図(C)に示すように、n型エピタキシャ
ル成長を行うと、単結晶領域である開口部201a上に
は単結晶層205aが、酸化膜202上には多結晶層2
05bがそれぞれ形成される。
ついで、第4図(d)に示すように、全面にn型不純物
を所定の条件で拡散すると、単結晶層205aと多結晶
層205bとにおける不純物の拡散係数の差により25
1a及び251bに示すようなp型頭域が形成される。
つぎに、第4図(c)に示すように、C!フ4+02の
混合ガスを用いたドライエツチングによりエッチバック
を行なうと、エツチングの濃度依存性により表面の平坦
化が達成される。
以後の工程は第4図(f’) 、 (g)及び(h)に
図示するにとどめ詳細な説明は上記文献に譲るが、公知
の写真食刻技術と不純物拡散技術とを用いることにより
、活性ベース層207a、外部ベース領域207b。
ベース電極211c、コレクタ補償領域209a、コレ
クタ電極209b及びエミツタ層210を夫々形成する
なお、これらの図において、211aはコレクタ電極、
211bはエミッタ電極である。
上記に示したような従来の製造方法は微細写真食刻技術
の適用により、cTCとcTsの両方を低減でき、かつ
、そのcTsは、同レベルの微細化がなされたアイソブ
レーナ・トランジスタと比して著しく小さいという特徴
を有していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来の製造方法とそれによ
って作製されたバイポーラ型トランジスタにおいては、
エミッタ領域とベース領域のパターニングをいずれも写
真食刻技術により行なっているため、素子の微細化は同
技術の有する最小解像寸法及び最小位置合せ精度によっ
て制限される。
したがって、同レベルの微細化を施したアイソブレーナ
・トランジスタと比較して、cTSは低減できるがr 
′と’TCについては低減が不可能でbb あるという問題がある。
さらに上記の従来技術においては、ベース及びコレクタ
の各電極が活性層の片側のみに取り付けられるため、ベ
ース、コレクタ各々の直列抵抗成分「  、r ゛の低
減にも限界があった。
cs   bb そして、以上の問題のほかに、ベース電極多結晶シリコ
ン及びコレクタ電極多結晶シリコンの表面は一様にシリ
コン酸化膜で覆われており、集積回路を形成する際には
、配線パターンとの接続のために、写真食刻技術を用い
たシリコン酸化膜の開口、いわゆるコンタクト工程が必
要となる。そのため、回路の集積度を上げて配線遅延を
減少させ集積回路全体としての動作速度の向上を図る際
に、コンタクト工程の寸法精度・位置合せ精度が制限因
子となる。
また、電極多結晶シリコンの分割(パターニング)手段
として選択酸化技術を用いているため、工程全体として
の熱処理量が大きく、工程初期に形成された埋込コレク
タ層が熱拡散に困って拡がり、耐圧を低下させるという
問題がある。
この発明は、上記のような写真食刻技術の能力限界によ
る素子の微細化、すなわち寄生パラメータ低減の限界を
除去し、r   =r  、CTC1cs     b
b cTsの何れの寄生パラメータをも同時に低減できると
ともに、コンタクト工程の精度による高集積化(即ち高
速化)の制限及び大量の熱処理に起因する直流特性の低
下という問題点を除去し、トランジスタ単体としての直
流特性及び動作速度の向上のみならず、集積回路として
の動作速度の向上にも寄与できるバイポーラ型トランジ
スタとその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の請求項1に係るバイポーラ型トランジスタは
、半導体基板(基体)のトランジスタ形成領域に開口部
を設けた絶縁膜上にエピタキシャル成長によって開口部
の底部に形成された基体と反対導電型の埋込みコレクタ
単結晶層と、同時に開口側壁及び絶縁膜上に形成された
コレクタ電極多結晶層と、これら2つの結晶層上に施し
た選択酸化による分割手段を介して上記の埋込みコレク
タ単結晶層上に選択エピタキシャル成長により形成した
低濃度コレクタ単結晶層と、これと同時に通常エピタキ
シャル成長によって形成されたベース電極多結晶層と、
再び選択酸化により上記低濃度コレクタ単結晶層上に通
常エピタキシャル成長工程でトランジスタ領域に生ずる
凹部から不純物導入により形成した基板と同じ導電型の
活性ベース単結晶層と、この凹部の側壁のみに形成した
絶縁膜を用いて凹部を狭め、狭められた凹部の底部に露
出された活性ベース単結晶上に埋込まれた多結晶シリコ
ン層と、この多結晶シリコンを介して活性ベース単結晶
層中に不純物を導入して形成した基板と反対導電型のエ
ミッタ単結晶層とを構成して得られる対称電極構造を有
するものである。
また、請求項2に係る発明のバイポーラ型トランジスタ
の製造方法は、シリコン基板全面に酸化膜を形成し、ト
ランジスタを形成したい部位の前記酸化膜を選択的に除
去し、全面にエピタキシャル成長を行なうことによって
埋込コレクタ単結晶層とコレクタ電極多結晶層とを同時
形成し、公知の選択酸化技術を用いて前記コレクタ電極
多結晶層を酸化膜に依り分割したのち、前記選択酸化膜
を一旦除去し、トランジスタとなる凹部の側壁のみに前
記選択酸化工程で用いた耐酸化性膜を絶縁膜として残留
させ、前記埋込コレクタ単結晶層の表面を露出させたの
ち、選択エピタキシャル成長と通常エピタキシャル成長
を連続して行なうことにより、低濃度コレクタ単結晶層
とベース゛電極多拮晶層とを同時形成し、再び選択酸化
により前記ベース電極多結晶層を分割したのち、前記通
常エピタキシャル成長工程でトランジスタ領域に生じる
凹部から不純物を導入して活性ベース層を形成し、前記
凹部の側壁のみに絶縁膜を形成して凹部を狭め、前記狭
められた凹部の底部に前記活性ベース層を露出させた後
、前記狭められた凹部に多結晶シリコンを埋め込み、前
記多結晶シリコンを介して′fFJ記活性ベース層中に
不純物を導入してエミツタ層を形成するものである。
さらに、請求項3に係るこの発明のバイポーラ型トラン
ジスタの製造方法は、シリコン基板全面に酸化膜を形成
し、トランジスタを形成したい部分の前記酸化膜を選択
的に除去し、全面にエピタキシャル成長を行なうことに
より埋込コレクタ単結晶シリコン層と、コレクタ電極多
結晶シリコン層とを同時形成し、公知の写真食刻技術を
用いて前記コレクタ電極多結晶シリコン層を分割した後
、トランジスタとなる凹部の側壁を含む前記コレクタ電
極多結晶シリコン層の表面のみに絶縁膜を形成し、選択
エピタキシャル成長と通常エピタキシャル成長を連続し
て行なうことにより低濃度コレクタ単結晶シリコン層と
ベース電極多結晶シリコン層とを同時形成し、再び公知
の写真食刻技術を用いて前記ベース電極多結晶シリコン
層を分割した後、前記通常エピタキシャル成長工程でト
ランジスタ領域に生じる凹部から不純物を拡散して活性
ベース層を形成し、この凹部の側壁のみに絶縁膜を形成
して凹部を狭め、この狭められた凹部内のみに多結晶シ
リコンを埋め込みこの多結晶シリコンを介して前記活性
ベース層中に不純物を導入してエミツタ層を形成するも
のである。
[作用コ この発明の請求項1に係るバイポーラ型トランジスタは
、平面的に同軸対称の構造であり、ベース及びコレクタ
の活性領域の全周にわたってそれぞれの電極がとりつけ
られた構造を有するので、ベース及びコレクタのとくに
直列抵抗成分が低減される。また、電極多結晶層が直接
活性層に接続され、かつ電極多結晶層相互は絶縁膜によ
り分離される構造のため、高濃度接合に起因する接合耐
圧は低下せず、また接合容量は増大しない。
また、この発明の請求項2に係る製造方法においては、
絶縁膜にトランジスタ形成領域の凹部を設け、この凹部
の内部に活性層(単結晶)、電極層(多結晶)、絶縁層
を形成することにより、コレクタ、ベース、エミッタの
順で薄膜形成技術とエツチング技術のみを用いて形成す
るものであり、従来広く行われていた写真食刻技術を駆
使する位置合せ制御及び寸法制御の煩瑣な技術を必要と
しない。
また、この発明の請求項3に係る製造方法においては、
ベース及びコレクタの各電極多結晶シリコンのパターニ
ングを写真食刻法で行うものであり、その後の工程にお
いてこれらの多結晶シリコン電極パターンの周囲に側壁
絶縁膜が形成されるから、これを利用することにより配
線のためのコンタクト工程では写真食刻技術が不要とな
り、絶縁膜の全面異方性エツチングを用いれば自己整合
のみでコンタクト領域が形成される。さらに、この製造
工程中には、高温処理を行う選択酸化工程を用いないの
で、工程完了までの間に熱拡散による各拡散層の不純物
分布の変動がほとんどない。
[実施例] 実施例1; m1図はこの発明の請求項1に係るバイポーラ型トラン
ジスタの構造の一実施例を示す断面説明図である。この
トランジスタはもう一つの発明の製造方法に準拠して形
成されるものであるため、後記実施例に示す第2図の製
造工程説明図と関連させて同一部分符号を用いて説明す
る。
図において、101は第1導電型の半導体基体のp−型
シリコン基板(以下これを基板という)であり、115
はこの基板101の一主面上に形成された厚いシリコン
酸化膜102とシリコン窒化膜103とが形成する第1
の絶縁膜に基板1の表面に達するように形成された開口
部であり、この開口部115を中心としてその中にトラ
ンジスタが形成される。
104は開口部115の底部に露出した基板101の表
面上のみに開口部115の最小巾の1/2より薄い膜厚
で形成されたコレクタ用の埋込層をなすn中型シリコン
単結晶層(第2導電型の第1の単結晶半導体層)であり
、105−2は開口部115の側壁を含む前記第1の絶
縁膜103の表面のみに開口部115の最小中1/2よ
り薄い膜厚で設けられ、かつ所定のパターンに画定され
たコレクタ用のn十型シリコン多結晶層(第2導電型の
第1の多結晶半導体層)である。
118は開口部115の側壁被覆部を含むに型シリコン
多結晶層105−2の表面上のみに設けられたシリコン
酸化膜(第2の絶縁膜) 、107−3は側壁シリコン
窒化膜である。108−1は第2の絶縁膜118と第1
の単結晶半導体層104とにより形成される第1の凹部
11Bを半ば埋め込むように形成された第2導電型の第
2の半導体層すなわちざ型シリコン単結晶層である。
120は、第2の絶縁膜118と第2の単結晶半導体層
tog−tとにより、第1の凹部tteの上部に形成さ
れた第2の凹部119の底部の第2の単結晶半導体層1
08−1の表面上のみに、第2の凹部119の最小[1
1の1/2より薄い膜厚で設けられたベース用の第1の
導電型の第3の単結晶半導体層(p型シリコン単結晶層
すなわち活性ベース層)であり、109−2は第2の凹
部119の側壁を含む第2の絶縁膜118の表面上のみ
に第2の凹部119の最小11の1/2より薄い膜厚で
設けられ、かつ所定のパターンに画定されたベース用の
第1の導電型の第2の多結晶半導体層(p十型シリコン
多結晶層)である。
110は第2の凹部119の側壁被覆部を含む第2の多
結晶半導体層109−2の表面上のみに形成された緩衝
酸化膜からなる第3の絶縁膜であり、114はこの第3
の絶縁膜110と活性ベース層をなす第3の単結晶半導
体層120とにより形成された第3の凹部130内のみ
に設けられ、かつこの第3の凹部130を完全に埋め込
んで形成される第2の導電型のエミッタ電極用の多結晶
半導体層である。
121は第3の多結晶半導体層114と第3の単結晶半
導体層120との界面を含み、第2の多結晶半導体層1
09−2と第3の単結晶半導体層120との界面を含ま
ない範囲の単結晶半導体層120中に設けられ、かつ第
2の単結晶半導体層iog−iよりも高い電荷担体濃度
を有する第2導電型領域すなわちn中型エミッタ領域で
ある。
以上のような構成において、ざ型シリコン単結晶層10
8−1とp型シリコン単結晶層120とに型エミッタ領
域121とが層状のnpn型バイポーラトランジスタを
形成するものである。
すなわち、n7’42シリコン単結晶層108−1はコ
レクタ領域であり、n中型の押込み層104を介してn
j型シリコン多結晶層105−2をコレクタ電極として
取出される。また、p型シリコン単結晶層120は活性
ベース層を構成し、これと接続するp十型シリコン多結
晶層109−2をベース電極として取出される。n+型
シリコン単結晶層121はエミッタ領域をなし、n型の
シリコン多結晶層114を電極として外部に取出される
実施例2; 第2図(A)〜(L)はこの発明の請求項2に係る製造
方法の一実施例を示すもので、第1図の実施例に示した
バイポーラ型トランジスタの製造工程断面図である。工
程図(A)〜(L)の順にしたがって各工程と形成状態
を説明する。
(A)まず、p−型シリコン基板(第1の導電型の半導
体基体二以下基板という) 101に公知の技術によっ
てp十型チャネルストッパ領域(図示は省略、第3図参
照)を形成したのち、基板101表面に0.5〜1.0
 μttr ノシリコン酸化膜102と、5oo〜10
00人のシリコン窒化膜103とを形成する。そして写
真食刻技術を用いて、トランジスタを形成する領域のこ
れらの酸化膜102及び窒化膜103をエツチングして
基板101表面を露出させる。115はこのようにして
得られた開口部である。
(B)エピタキシャル成長に依りイ型シリコン層を形成
すると、露出した基板101上には埋込コレクタ層とな
るイ型シリコン単結晶層104が、シリコン酸化膜10
2及びシリコン窒化膜103上にはコレクタ電極となる
イ型シリコン多結晶層105−1が、各々形成される。
そして、後の選択酸化工程のために、v!衝層となる5
00−100[)人のシリコン酸化膜10Bと耐酸化性
膜となる1000〜3000人のシリコン窒化膜107
−1を形成する。
(C)写真食刻技術を用いてシリコン窒化膜107−1
をパターニングし、これをマスクとしてに型シリコン多
結晶層105−1の選択酸化を行なって、コレクタ電極
多結晶シリコン領域105−2を画定した後、前記選択
酸化JIfl10Bを除去する。ここで、選択酸化膜1
06の除去は5〜10%の緩衝弗酸を用いればシリコン
窒化膜103及び107−1及び多結晶シリコン105
−2がエツチングストッパとなるため、容易に行なうこ
とが可能である。
(D)図示しないフォトレジスト若しくはポリイミド樹
脂を塗布し、02プラズマによりエッチバックを行なっ
て、トランジスタ領域の凹部11B及びコレクタ電極分
離領域117をフォトレジストで埋め、さらにシリコン
窒化膜107−1の異方性エツチングを行なうことによ
り、第1の凹部116内にシリコン窒化膜107−2を
残す。そして熱酸化を行なってコレクタ電極多結晶シリ
コン105−2上のみに2000〜3000人のシリコ
ン酸化膜118を形成する。
(E)シリコン窒化膜107−2の異方性エツチングに
より側壁窒化膜107−3を形成し、続いてシリコン酸
化膜118の異方性エツチングを行なって n+型シリ
コン(埋込コレクタ)単結晶層104の表面を露出させ
る。
(F)選択エピタキシャル成長技術を用いて、前記に型
シリコン(埋込コレクタ)単結晶層104上のみ低濃度
コレクタ層となるn−型シリコン単結晶層108−1を
成長させる。この時成長層の厚さは、成長後の表面が前
記側壁窒化膜107−3の上面と一致するように設定す
る事が望ましい。続いて、通常のエピタキシャル成長を
行なって、ざ型シリコン単結晶層108−2と、ベース
電極となる多結晶シリコン層109−1とを同時形成す
る。
(G)再び選択酸化を行なうために500〜1000人
の緩衝シリコン酸化膜110と、3000〜6000人
のシリコン窒化膜ttt−iとを形成する。この時シリ
コン窒化膜11i1の厚さは、この段階におけるトラン
ジスタ領域の第2の凹部119を埋め込み、かつ、この
部分のシリコン窒化膜111−1表面が平坦となるよう
な膜厚とする。
(11)前記シリコン窒化膜11i−iをパターニング
し、選択酸化を行なってシリコン酸化膜112を形成し
、これによって、ベース電極となる多結晶シリコン領域
109−2を画定する。
(+)スパッタエツチングによりシリコン窒化膜111
−2と選択酸化膜112の双方を同時にエッチバックし
て表面を平坦化する。この時、エッチバック量としては
、シリコン窒化膜111−2の20〜50%か残存する
ように設定することが望ましい。続いてシリコン窒化膜
111−2のみを異方性エツチングにより、エッチバッ
クして、トランジスタ領域の第2の凹部119内のみに
シリコン窒化膜1113を残存させたのち、n型不純物
、例えば硼素(B)を加速エネルギー20〜30keV
 、ドーズ量1O15〜11016a”−2の条件でイ
オン注入して多結晶シリコン領域109−2をp中型と
し、ベース電極となる第2のシリコン多結晶層109−
2を形成する。その後、熱酸化を行なって前記ベース電
極多結晶シリコン!09−2表面のみに2000〜30
00人のシリコン酸化膜110を形成する。
(J)シリコン窒化膜111−3を熱リン酸等を用いて
除去し、緩衝シリコン酸化膜110を通してn型不純物
例えば硼素を加速エネルギー5〜1OkeV、ドーズm
1012〜10’cm−”の条件でイオン注入してp型
の活性ベース層120を形成する。
(K)1000〜3000人のシリコン窒化膜を形成し
、異方性エツチングを用いてエッチバックを行ない、側
壁シリコン窒化膜113を形成した後シリコン酸化膜1
10をエツチングしてエミッタ開口部130を形成する
(L)2000〜4000人の多結晶シリコン膜を形成
したのち、前記側壁窒化膜113の上面が露出する迄で
、異方性エツチングによって、エッチバックを行なって
、エミッタ開口部130に多結晶シリコン114を埋め
込む。続いて前記多結晶シリコン114の表面を100
〜200人程度酸化し、n型不純物、例えば砒素(As
)を加速エネルギー40〜50keV 、 ドーズ量1
016〜io17cm”−2の条件でイオン注入し、非
酸化性雰囲気中で熱処理を行なって活性ベース層120
の中にn+型エミッタ領域121を形成し第2図(L)
に示す最終不純物分布の構造のトランジスタを得る。
実施例3゜ 第3図(a)〜(Ω)はこの発明の請求項3に係る製造
方法の一実施例を示すバイポーラ型トランジスタの製造
工程断面図である。(a)〜(N)の工程図順にその工
程と形成状悪を説明する。
(a) p−型シリコン基板(第1導電型の半導体基体
)301に公知の技術を用いてp十型チャンネルホッパ
領域(図示せず)を形成した後f型シリコン基板301
(以下基板という)表面全面に0.5〜1.0μm厚の
シリコン酸化膜(第1の絶縁膜)102を形成する。そ
して、写真食刻技術を用いて、トランジスタを形成する
領域の前記酸化膜302をエツチングして開口部315
を形成して基板101表面を露出させる。
(b)第2導電型の半導体層をエピタキシャル成長する
ことにより、ヤ型シリコン層を全面に形成すると(a)
工程で露出した基板301上には、埋込みコレクタ層と
なるn中型単結晶シリコン層(第1の単結晶゛半導体層
)303が、シリコン酸化膜302上にはコレクタ電極
となるに型多結晶シリコン層(第1の多結晶半導体層)
 304−1が各々形成される。ここで第1の凹部31
Bが形成される。そして、緩衝層となる500〜100
0人厚のシリコン酸化膜305と、その上に耐酸化性膜
となる1000〜3000人厚のシリコン窒化膜30[
i−1を全面に形成する。
(c)写真食刻技術を用いて、シリコン窒化膜30B−
1、シリコン酸化膜305及び多結晶シリコン層304
−2を同一パターンに画定する。
(d)フォトレジスト若しくは、ポリイミド樹脂を塗布
し、02プラズマを用いた異方性工・ソチングによりエ
ッチバックを行なってトランジスタ領域の第2の凹部3
17内を埋め、シリコン窒化膜の異方性エツチングを行
なうことにより、第2の凹部317内のみにシリコン窒
化膜30G−2を残す。そして熱酸化を行なってコレク
タ電極多結晶シリコン304−2上のみに2000〜3
000人厚のシリコン酸化膜(第2の絶縁膜)327を
形成する。
(C)シリコン窒化膜30B−2異方性工・ソチングに
より側壁シリコン窒化膜30B−3を形成し、続いてシ
リコン酸化膜305の異方性エツチングを行なってヤ型
単結晶ンリコン層303の表面を露出させる。
(r)選択エピタキシャル成長技術を用いて、前記ヤ型
単結晶シリコン層303上のみに低濃度コレクタ層とな
るr型単結晶シリコン層(第2導電型の第2の単結晶半
導体層) 307−1を成長させる。
この時、成長層の厚さは成長後の表面が前記側壁シリコ
ン窒化膜30B−3の上面と一致するように設定するこ
とが望ましい。続いて、通常のエピタキシャル成長を行
なって、ざ型単結晶シリコン層(第3の単結晶半導体層
) 307−2と、ベース電極となる多結晶シリコン層
(第2の多結晶半導体層)308−1とを同時形成する
(g)500〜1000人厚の緩衝シリコン酸化膜30
9と、3000〜6000人厚のシリコン窒化膜310
−1とを全面に形成する。この時、シリコン窒化膜31
0−1はこの段階におけるトランジスタ領域の凹部(第
3の凹部)318を埋め込み、かつ、この部分のシリコ
ン窒化膜310−1表面が平坦となるような膜厚とする
(h)シリコン窒化膜310−1、シリコン酸化膜30
9、及び、多結晶シリコン層308−1を写真食刻技術
により同一パターンに画定する。シリコン窒化膜310
−2及び多結晶シリコン層30g−2が形成される。
(1)シリコン窒化膜310−2を異方性エツチングに
よりエッチバックしてトランジスタ領域の第3の凹部3
18内のみにシリコン窒化膜310−3を残存させ、n
型不純物、例えば、硼素を加速エネルギー20〜30k
eV、ドーズm 1015〜1011016aの条件で
イオン注入してベース電極多結晶シリコン層308−2
を第1導電型のp中型としてベース電極多結晶シリコン
層308−3を形成する。その後前記ベース電極多結晶
シリコン層308−3の表面のみに2000〜3000
人厚のシリコン酸化膜(第3の絶縁膜)311を構成す
る。
(j) 第3の凹部318の中のシリコン窒化膜310
−3を熱リン酸等を用いて除去し、緩衝シリコン酸化膜
309を通してn型不純物、例えば、硼素を加速エネル
ギー5〜10kcV 、ドーズ量to12〜1013c
In−2の条件でイオン注入して第1導電型のp型シリ
コン単結晶の活性ベース層312を形成する。
(k)1000〜3000人厚のシリコン窒化膜を全面
に形成し、異方性エツチングを用いてエッチバックを行
ない第3の凹部318の中に側壁シリコン窒化1143
13−1を形成する。この時、コレクタ電極多結晶シリ
コン304−2パターンの周囲と、ベース電極多結晶シ
リコン308−2パターンの周囲とにも同時に側壁シリ
コン窒化膜(第4の絶縁膜)313−2が形成される。
続いて、シリコン酸化膜309をエツチングしてエミッ
タ開口を行ないエミッタ開口部319を形成する。
CD )2000〜4000人厚の多結晶シリコン層を
全面に形成したのち、側壁シリコン窒化膜313−1の
上面が露出する迄で、異方性エツチングを用いてエッチ
バックを行なってエミッタ開口部319内にエミッタ電
極多結晶シリコン314を形成する。この時、コレクタ
電極多結晶シリコン304−2パターンの周囲と、ベー
ス電極多結晶シリコン30g−2パタ一ン周囲とには、
同時に、側壁多結晶シリコン320が形成される。続い
て多結晶シリコン層314表面を100〜200人程度
酸化し、n型不純物例えば、砒素を加熱エネルギー40
〜50keV 、ドーズ量1016〜,017cnI−
2の条件でイオン注入し、非酸化性雰囲気中で熱処理を
行なって、活性ベース層312中に第2導電型のn中型
のエミツタ層321を形成して、第1図(F)に示す最
終不純物分布構造のトランジスタが得られる。
なお、この発明のバイポーラ型トランジスタとその製造
方法は上記実施例に示されたようにnpn型バイポーラ
トランジスタだけでなくpnpmバイポーラトランジス
タにも適用しうるちのであるばかりでなく、素子構成部
分の濃度を含む組成及び膜厚その他の寸法なども上記実
施例に限定されるものではない。
[発明の効果コ 以上詳細に説明したように、この発明の請求項1に係る
バイポーラ型トランジスタは平面的に同軸構造であり、
ベース、コレクタ各々の活性領域の周辺部全周にわたっ
て電極が取り付けられた形となるため、ベース及びコレ
クタの直列抵抗成分を著しく低減でき、従って、動作速
度を全動作電流域にわたって向上させることが可能であ
る。
さらに、この発明によるバイポーラ型トランジスタには
、高濃度に不純物が導入された、いわゆる補償領域が無
く、電極多結晶層が直接、活性層に接続され、かつ、電
極多結晶層相互は絶縁膜により分離されているため、高
濃度接合による接合耐圧劣化や接合容量増大といった問
題を生じること無くトランジスタを微細化することが可
能である。
また、この発明の請求項2に係る製造方法によれば、基
板上に形成した酸化膜をエツチングしてトランジスタ領
域に凹部を形成し、前記凹部の内壁に、活性層、電極層
、絶縁層を順次、コレクタ、ベース、エミッタの順で、
薄膜形成技術とエツチング技術のみを用いて形成するた
め、写真食刻技術による位置合せ制御及び寸法制御が不
要となり、写真食刻技術の位置合せ精度及び最小解像寸
法の限界を超える微細なトランジスタを極めて再現性良
く作製することが可能である。
さらに、この発明の製造方法によれば、各電極多結晶シ
リコンを選択酸化技術を用いてパターニングしているた
め、トランジスタ領域の表面が平滑であり、配線の微細
化高信頼性化、低抵抗化も同時に達成できる効果がある
また、この発明の請求項3に係る製造方法によれば、ベ
ース及びコレクタの各電極多結晶シリコンのパターニン
グを写真食刻法により行なうようにしたので、その後の
工程で該多結晶シリコン電極パターンの周囲に側壁絶縁
膜が形成されるため、コンタクト工程に於て写真食刻技
術が不要となり、絶縁膜の全面異方性エツチングによっ
て自己整合でコンタクト領域を形成できる。従って、回
路の集積度の向上と、これによる動作速度の向上が可能
である。また、この製造工程中には、選択酸化工程が無
いため、熱拡散による不純物分布の変動が小さく、高周
波特性及び直流特性の双方が良好なトランジスタを再現
性良く作製することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すバイポーラ型トラン
ジスタの断面構成説明図、第2図(A)〜(L)は第1
図の実施例のバイポーラ型トランジスタの製造方法を説
明する断面工程図、第3図(a)〜(Ω)はこの発明の
製造方法のもう1つの実施例を示す断面図、第4図(a
)〜(h)は従来のバイポーラ型トランジスタの製造方
法を説明する断面工程図である。 第1図及び第2図(A)〜(L)において、101はp
−型シリコン基板(第1導電型の半導体基体、102は
シリコン酸化膜、(第1の絶縁膜の1層目)、103は
シリコン窒化膜(第1の絶縁膜の2層目)、104は埋
込みコレクタ層をなすイ型シリコン単結晶層(第2導電
型の第1の単結晶半導体層)105−1はコレクタ電極
用のに型シリコン多結晶層(第2導電型の第1の多結晶
半導体層) 、105−2はコレクタ電極をなすイ型シ
リコン多結晶領域、lO6は(緩衝)シリコン酸化膜、
to’y、−tは耐酸化性膜のシリコン窒化膜、1(1
7−2はシリコン窒化膜、107−3は側壁シリコン窒
化膜、108−1はぎ型シリコン単結晶層(第2導電型
の第2の単結晶半導体層) 、108−2はn−型シリ
コン単結晶層(第2導電型の第3の単結晶半導体層) 
、109−1はn−型シリコン多結晶層(第2導電型の
第2の多結晶半導体層) 、109−2はP十型シリコ
ン多結晶領域(ベース電極) 、110は緩衝シリコン
酸化膜(第3の絶縁膜) 、1ll−1はシリコン窒化
膜、111−2はエツチング後のシリコン窒化膜、11
1−3はシリコン窒化膜、112はシリコン酸化膜、1
13は側壁シリコン窒化膜、114はエミッタ電極の多
結晶シリコン、115は開口部、118は第1の凹部、
117はコレクタ電極分離領域、118はシリコン酸化
膜(第2の絶縁膜)、119は第2の凹部、120はp
十型シリコン単結晶領域の活性ベース層、121はに型
シリコン単結晶のに型エミッタ領域、130はエミッタ
開口部である。 また、第3図(a)〜(ff)において、301はp−
型シリコン基板(第1導電型の半導体基体)、302は
シリコン酸化膜(第1の絶縁膜) 、303は埋込みコ
レクタ層のn中型単結晶シリコン層(第1の単結晶半導
体層) 、304−1はn中型多結晶シリコン層(第1
の多結晶半導体層’) 、304−2はコレクタ電極多
結晶シリコン層、305は緩衝用のシリコン酸化膜、3
0[3−1及び306−2はシリコン窒化膜、306−
3は側壁シリコン窒化膜、307−1はn−型単結晶シ
リコン層(第2導電型の第2の単結晶半導体層) 、3
07−2はn−型単結晶シリコン層(第3の単結晶半導
体層) 、308−1はぎ型多結晶層シリコン層(ベー
ス電極用の第2の多結晶半導体層)、308−2はぎ型
ベース電極多結晶シリコン層、308−3はp中型ベー
ス電極多結晶シリコン層、309は緩衝シリコン酸化膜
、310−1 、310−2 、310−3はシリコン
窒化膜、311はシリコン酸化膜(、第3の絶縁膜) 
、312はp型の活性ベース層、313−1 。 313−2は側壁シリコン窒化膜、314はエミッタ電
極多結晶シリコン、315は開口部、316は第1の凹
部、317はトランジスタ領域用の第2の凹部、318
は第3の凹部、319はエミッタ開口部、320は側壁
多結晶シリコン、321はn+型のエミツタ層、327
はシリコン酸化H(第2の絶縁膜)である。 この兄朗のバイホ′ノr寸トラシジズタmma第1囚 第2図(所の3) ハ        へ ()            LLI ソ         9 エ                ハ一 ハ                      シ?
−一一                      
    −ノ\−/ 谷り米の1叉だ11″:XろりNイホシ“ラトフンジ第
4図 (e) スタの工下l凶

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基体の一主面上に形成されたバイポーラ型
    トランジスタにおいて、 第1導電型の前記半導体基体に達する深さの開口部が設
    けられた第1の絶縁膜と、 前記開口部の底部の前記半導体基体表面上のみに前記開
    口部の最小巾の1/2より薄い膜厚で設けられた第2導
    電型の第1の単結晶半導体層と、前記開口部の側壁を含
    む前記第1の絶縁膜の表面上のみに前記開口部の最小巾
    の1/2より薄い膜厚で設けられ、かつ、所定のパター
    ンに画定された第2導電型の第1の多結晶半導体層と、 前記開口部の側壁被覆部を含む前記第1の多結晶半導体
    層の表面上のみに設けられた第2の絶縁膜と、 この第2の絶縁膜と前記第1の単結晶半導体層とにより
    前記開口部内に形成されてなる第1の凹部を半ば埋め込
    むかたちで設けられた第2導電型の第2の単結晶半導体
    層と、 前記第2の絶縁膜と前記第2の単結晶半導体層とにより
    前記第1の凹部の上部に形成された第2の凹部の底部に
    あたる前記第2の単結晶半導体層の表面上のみに、前記
    第2の凹部の最小巾の1/2より薄い膜厚で設けられた
    第2導電型の第3の単結晶半導体層と、 前記第2の凹部の側壁を含む前記第2の絶縁膜の表面上
    のみに、前記第2の凹部の最小巾の1/2より薄い膜厚
    で設けられ、かつ、所定のパターンに画定された第1導
    電型の第2の多結晶半導体層と、 前記第2の凹部の側壁被覆部を含む前記第2の多結晶半
    導体層の表面上のみに設けられた第3の絶縁膜と、 この第3の絶縁膜と前記第3の単結晶半導体層とにより
    、前記第2の凹部内に形成された第3の凹部内のみに設
    けられ、かつ、前記第3の凹部を完全に埋め込んでなる
    第2導電型の第3の多結晶半導体層と、 この第3の多結晶半導体層と前記第3の単結晶半導体層
    との界面を含み、前記第2の多結晶半導体層と前記第3
    の単結晶半導体層との界面を含まない範囲の前記第3の
    単結晶半導体層中に設けられ、かつ、前記第2の単結晶
    半導体層よりも高い電荷担体濃度を有してなる第2導電
    型領域と、この第2導電型領域と前記第3の単結晶半導
    体層中の全周にわたって接し、前記第2の多結晶半導体
    層と前記第3の単結晶半導体層との界面を含み、前記第
    1の単結晶半導体層と前記第2の単結晶半導体層との界
    面を含まない範囲の前記単結晶半導体層中に層状に設け
    られた第1導電型領域とを有し、 前記第1の単結晶半導体層と第1の多結晶半導体層とは
    電気的・機械的に接続されており、前記第3の単結晶半
    導体層と第2の多結晶半導体層とは機械的に接続されて
    いることを特徴とするバイポーラ型トランジスタ。
  2. (2)半導体基体の一主面上に形成されるバイポーラ型
    トランジスタの製造方法において、 第1導電型の上記半導体基板の表面に第1の絶縁膜をパ
    ターニングして形成する第1の工程と、この第1の絶縁
    膜の選択された部分を除去し、前記半導体基体表面の一
    部を露出させる第2の工程と、 上記主面の全面にわたり上記第1及び第2の工程により
    生じた凹部の最小巾の1/2より薄い膜厚の第2導電型
    の半導体層をエピタキシャル成長して前記露出させた半
    導体基体表面上には第1の単結晶半導体層を形成し、ま
    た、前記パターニングされた第1の絶縁膜表面には第1
    の多結晶半導体層を各々同時に形成する第3の工程と、 前記第1の絶縁膜の上面に成長した第1の多結晶半導体
    層のうち選択された領域のみを酸化して酸化膜を形成す
    る第4の工程と、 この酸化膜を除去する第5の工程と、 上記凹部の段差側壁を含む第1の多結晶半導体層表面の
    みに第2の絶縁膜を形成する第6の工程と、 上記第1の単結晶半導体層面上のみに第2導電型の第2
    の単結晶半導体層を選択的に成長させ、上記第1〜第6
    工程により生じた凹部を半ば埋め込む第7の工程と、 上記主面の全面上に上記第1〜第7の工程により生じた
    凹部の最小巾の1/2より薄い膜厚の第2導電型の半導
    体層をエピタキシャル成長させて、上記第2の単結晶半
    導体層面上には第3の単結晶半導体層を、上記第2の絶
    縁膜表面には第2の多結晶半導体層を各々同時に成長さ
    せる第8の工程と、 上記第2の絶縁膜の上方に成長した第2の多結晶半導体
    層のうち、選択された領域のみを酸化して酸化膜を形成
    する第9の工程と、 上記第2の多結晶半導体層のみを不純物導入して第1導
    電型の多結晶半導体層を形成する第10の工程と、 上記第3の単結晶半導体層の表面を含む領域のみを不純
    物導入して第1導電型の単結晶半導体層を形成する第1
    1の工程と、 上記第2の多結晶半導体層表面のみに第3の絶縁膜を形
    成する第12の工程と、 上記第3の単結晶半導体層面上のみに第3の多結晶半導
    体層を形成する第13の工程と、 この第3の多結晶半導体層及びこれと直下に接する上記
    第3の単結晶半導体層の表面を含む領域を不純物導入し
    て第2導電型の単結晶半導体層を形成し、かつ、この第
    2導電型領域が、予め上記第3の単結晶半導体層表面付
    近に形成された上記第1導電型領域に包含されるように
    形成する第14の工程とを含むことを特徴とするバイポ
    ーラ型トランジスタの製造方法。
  3. (3)半導体基体の一主面上に形成されるバイポーラ型
    トランジスタの製造方法において、 第1導電型の半導体基体の一主面上に、第1の絶縁膜を
    形成する第1の工程と、 前記第1の絶縁膜の選択された領域を除去し第1の開口
    部を形成し、前記半導体基体表面の一部を露出させる第
    2の工程と、 上記主面全面にわたり、上記第1及び第2の工程により
    生じた上記開口部が形成する凹部の最小幅の1/2より
    薄い膜厚の第2導電型の半導体層をエピタキシャル成長
    させることにより前記露出させた半導体基体表面上には
    、第1の単結晶半導体層を、上記第2の工程によりパタ
    ーニングされた第1の絶縁膜表面には第1の多結晶半導
    体層を各々同時に形成する第3の工程と、 前記第1の多結晶半導体層のうち選択された領域のみを
    除去する第4の工程と、 段差側壁を含む前記第1の多結晶半導体層表面のみに、
    第2の絶縁膜を形成する第5工程と、前記第1の単結晶
    半導体層面上のみに、第2導電型の第2の単結晶半導体
    層を選択的に成長させ、上記第3〜第5の工程により、
    前記開口部内に生じた第1の凹部を半ば埋め込む第6の
    工程と、上記主面全面にわたり、上記第6の工程により
    上記第1の凹部内に生じた第2の凹部の最小巾の1/2
    より薄い膜厚の第2導電型の半導体層をエピタキシャル
    成長させることにより、前記第2の単結晶半導体層表面
    上には、第3の単結晶半導体層を形成し、また、前記第
    2の絶縁膜上には、第2の多結晶半導体層を、各々同時
    に形成する第7の工程と、 前記第2の多結晶半導体層のうち選択された領域のみを
    除去する第8の工程と、 前記第2の多結晶半導体層を第1導電型に変える第9の
    工程と、 前記第2の多結晶半導体層の表面のみに第3の絶縁膜を
    形成する第10の工程と、 前記第3の単結晶半導体層の表面付近を第1導電型に変
    える第11の工程と、 上記第7〜第9の工程により前記第2の凹部内に生じた
    第3の凹部を埋め尽くさない膜厚の第4の絶縁膜を上記
    主面上の全ての段差側壁のみに形成する第12の工程と
    、 上記第12の工程により前記第3の凹部内に生じた第2
    の開口部の底部のみに前記第3の単結晶層表面を露出さ
    せる第13の工程と、 前記第2の開口部内と上記主面上の全ての段差側壁のみ
    に第3の多結晶半導体層を形成する第14の工程と、 前記第2の開口部内の第3の多結晶半導体層、及び、こ
    れと直下に接する前記第1導電型領域の表面付近を第2
    導電型に変える第15の工程とを含むことを特徴とする
    バイポーラ型トランジスタの製造方法。
  4. (4)第2の単結晶半導体層の成長時点における電荷担
    体濃度は第1の単結晶半導体層の電荷担体濃度よりも低
    く形成することを特徴とする請求項2又は3記載のバイ
    ポーラ型トランジスタの製造方法。
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