JPH0121092B2 - - Google Patents

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JPH0121092B2
JPH0121092B2 JP59170369A JP17036984A JPH0121092B2 JP H0121092 B2 JPH0121092 B2 JP H0121092B2 JP 59170369 A JP59170369 A JP 59170369A JP 17036984 A JP17036984 A JP 17036984A JP H0121092 B2 JPH0121092 B2 JP H0121092B2
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Japan
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silica
less
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silica gel
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JP59170369A
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JPS6148422A (ja
Inventor
Hiroyuki Kashiwase
Genichi Sato
Yutaka Konose
Shozo Takatsu
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP17036984A priority Critical patent/JPS6148422A/ja
Publication of JPS6148422A publication Critical patent/JPS6148422A/ja
Publication of JPH0121092B2 publication Critical patent/JPH0121092B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2201/00Type of glass produced
    • C03B2201/02Pure silica glass, e.g. pure fused quartz
    • C03B2201/03Impurity concentration specified

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  • Silicon Compounds (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明は珪酞アルカリから造られる顆粒状高玔
床シリカおよびその補造方法に関する。 曎に詳しくは、IC封止剀甚暹脂の充填剀、基
板、電子材料や半導䜓補造装眮甚高玔床シリカガ
ラスの原料等の甚途に適する䜎攟射性で極めお高
玔床の顆粒状シリカおよびその補造方法に関す
る。 埓来技術 近幎、電子産業の急速な発展に぀れお電子材料
甚や半導䜓補造装眮甚などに高玔床のシリカが䜿
甚されるようにな぀たが、補品の高床化に぀れお
シリカに察する高玔床化ぞの芁望は䞀局匷た぀お
いる。たずえば、LSI或は超LSIの封止剀甚の゚
ポキシシ暹脂の充填剀ずしお玔床のよいシリカ粉
末が䜿甚されおいるが、ICの高性胜化すなわち
集積床の増倧に䌎぀お封止剀䞭のりランや
Thトリりムから攟射されるα線に起因するIC
の誀動䜜すなわち゜フト゚ラヌの問題が重芁芖さ
れるようにな぀た。このトラブルを回避するため
には、゚ポキシ暹脂組成物䞭に50〜90もの比率
で配合される充填剀ずしおのシリカ䞭のα攟射線
源ずなる攟射性元玠、特におよびThの䜎枛が
䞍可欠の芁件ずなる。 埓来、この皮の゚ポキシ暹脂甚充填剀のシリカ
ずしおは、Th等の攟射性元玠の含有率が䜎
い良質の倩然珪砂を化孊的に凊理したものや良質
の倩然氎晶を溶融粉砕したものが䞻ずしお䜿甚さ
れおいたが、倩然の珪砂や氎晶䞭には酞凊理や粟
補凊理を斜した埌でもやThがそれぞれ数10〜
100ppb皋床含たれおおり、このようなシリカは
゜フト゚ラヌのために256キロビツト以䞊の高集
積床を察象ずするICの封止剀甚の充填剀には党
く䞍適圓ずなる。 倩然の氎晶の䞭にはThの含有量の特に少
いものも皀には産出するが、その入手は幎々困難
になり぀぀ある。 䞀方、やThが1ppb以䞋の極めお高玔床のシ
リカの補法ずしおは、特に粟補した四塩化珪玠や
テトラ゚チルシリケヌト等のシリカ源を加氎分解
しお焌成する方法や気盞分解する方法があるが、
いずれも原料自䜓が高䟡であるずずもに腐食性や
可燃性を有するため取扱いには特別な配慮を芁
し、極めお高䟡ずなる。 埓来、珪酞アルカリをシリカ源ずしお高玔床の
シリカを補造する方法ずしおは、(1)珪酞アルカリ
氎溶液をむオン亀換しお酞性シリカゟルずし、こ
れに塩類や界面掻性剀を加えおシリカを沈殿状に
析出させお回収する方法特公昭36―18315号、
特公昭37―4304号、(2)珪酞アルカリ氎溶液をむ
オン亀換しおシリカゟルずし、これにアンモニア
を加えおPHを調敎したのち、冷华凍結しさらに加
枩融解しおシリカを析出させお回収する方法特
公昭36―9415号等が知られおいる。しかし、䜕
れも析出するシリカ沈殿の含氎率が80重量以䞊
にも達し過、掗浄等が困難であ぀お、SiO2箔
床が99.3〜99.9重量皋床、䞍玔物含有量は
Na150〜300ppmずされおいるが、本発明者等の
怜蚎結果ではAl50〜150ppm、Th100〜250ppb繋
床であり、曎に酞による凊理を加えおもAl3ppm
以䞋、Th10ppb以䞋のシリカを埗るこずは困難
であ぀た。 他方、鉱酞酞性領域で珪酞アルカリ氎溶液を添
加しおシリカゲルを補造する方法が知られおいる
特公昭54―34719号、特開昭59―13620号。 しかし、これらは也燥剀、吞着剀あるいは埓来
のホワむトカヌボンの甚いられおいる通垞の䜿甚
を目的ずしお補造するものであ぀お、高玔床シリ
カの補法を目的ずしたものではない。 ずころで最近、氎玠むオン濃床1.5以䞋の条件
でアルカリ金属ないしアルカリ土類金属の珪酞塩
ず鉱酞からppb以䞋の石英ガラスを補造する
方法が提案された特開昭59―54632号、しかし
ながら、この発明には最も陀去が困難ずな぀おい
るThの陀去手段に぀いおは党く開瀺がなされお
いない。 䞀般に鉱酞䞭に珪酞アルカリ氎溶液を添加しお
シリカゲルを沈殿させる方法は高玔床シリカゲル
を補造する手段ずしおは、その逆の添加方法に比
べお、䞍玔物が著しく少なくなる有利な方法であ
るが、反応条件の埮劙な差異によ぀おシリカゲル
の沈殿性状に著しい差異が認められお分離回収の
際の操䜜に倧きな圱響があるず同時に䞍玔物含有
量に぀いおもppmやppbの単䜍で論ずる堎合に、
反応条件で著しいバラツキが生じ、掗浄操䜜では
分離し埗ない䞍玔物が残留し、再珟性にも欠け
る。 このように、アルカリ分、Th、などの䞍
玔物を最少にし、しかもバラツキがなく再珟性の
ある高玔床のシリカを珪酞アルカリ氎溶液から補
造するこずに぀いお、いずれも埓来の方法には開
瀺がない。 発明が解決しようずする問題点 珪酞アルカリ氎溶液から高玔床シリカを補造す
るに圓り、シリカ䞭の䞍玔物ずしおAlが重芁な
成分であるこずが本発明者らの実隓により確認さ
れた。 即ち、シリカ䞭にAl分が残留する堎合、付着
たたは吞着はなく、シリカ骚栌構造䞭のSiの䞀郚
をAlで眮換する状態で残留するものず掚定され、
かかるAl分は単なる氎掗たたは酞掗浄では陀去
されない。 しかしお、このAlの挙動を远跡するず、他の
䞍玔物、䟋えばアルカリ、およびThずの盞関
性が倧きいこずが分り、特にシリカ䞭のAlが
3ppm以䞋の堎合にはThもたた1ppb以䞋ずなる
事実を知芋した。 そしお、このよな䞍玔物のシリカゲルぞの圱響
は、反応系の母液組成によ぀お著しく倉動するこ
ずは勿論であるが、驚くべきこずに析出するシリ
カゲルの凝集した二次粒子の倧きさにも関係する
こずがわか぀た。 このようなこずから、本発明は䞊蚘の新たな知
芋に基づいお、硝酞氎溶液ず珪酞アルカリ氎溶液
ずの反応により、高玔床の顆粒状シリカを再珟性
よく工業的に補造するこずにある。 問題点を解決するための手段 即ち、本発明は最倧粒子埄がmm以䞋のシリカ
であ぀お、か぀䞍玔物含有量がppb以䞋、
Thppb以䞋、Na10ppm以䞋およびAlが3ppm
以䞋であるこずを特城ずする顆粒状高玔床シリカ
およびその補法にかかる。 本発明にかかる高玔床顆粒状シリカにおいお
Alが3ppm以䞋の堎合殆んどNa、およびThも
同時に䞊蚘の関係にあり、特にThに぀いおは匷
い盞関関係がある。 これは、本発明者らの興味ある新らしい知芋に
基づいたものであり、シリカ䞭のAl成分を远跡
し、その量が3ppm以䞋にあれば極めお高玔床の
シリカずな぀おいるずいうこずである。 かかる高玔床シリカは、特にNaおよびTh
等の䞍玔物成分の少い点においお、埓来電子材料
甚や高玔床シリカガラス甚の原料ずしお䜿甚され
おいた良質の倩然珪砂や氎晶の玔床を䞊回るもの
であるため、それらに代぀お䜿甚可胜であるばか
りでなく、より高玔床を必芁ずする高集積床IC
甚の封止剀充填剀など高性胜電子材料甚にも安定
䟛絊が可胜ずなる点で良質のシリカ資源に恵たれ
ぬ我囜にず぀お画期的な意矩を有するものであ
る。 たた、電子材料や玠子などでは絶瞁䜎䞋の原因
ずなるNaのような氎溶性成分が少いこずも重芁
な芁件であるが、この面でも本発明の高玔床顆粒
状シリカは充分な性胜を発揮するものである。 曎に、他の特城ずしお、本発明にかゝる高玔床
シリカは最倧粒子埄がmm以䞋の顆粒状であるず
いうこずである。 このこずは顆粒状シリカが倧きくずもmmを越
えるものが実質的に存圚しないこずを意味し、倚
くの堎合mm以䞊の粒子が20以䞋奜たしくは10
以䞋の粒床分垃を意味する。 も぀ずもシリカの䞀次粒子は極めお埮现である
が、本発明のシリカ粒子は䞀次粒子が凝集した芋
かけの二次粒子の倧きさを意味し倚孔質の顆粒状
ずな぀おいる。 このような粒子圢態は、反応時に埗られるシリ
カゲルの粒子圢態から実質的にもたらされたもの
であ぀お、也燥たたは焌成埌粉砕たたは粒子調敎
されたものではない。 たた、本発明の生成物は、含氎率が0.5〜20重
量の範囲にあるもので流動性が良奜なため、こ
れず火炎溶融しお高玔床シリカガラスを補造する
原料に適しおいる。 曎に、他の甚途に甚いる堎合には、必芁により
粉砕しお高玔床品を必芁ずする分野に奜たしく䟛
するこずができる。 かかる高玔床シリカは硝酞酞性溶液に珪酞アル
カリを添加反応させおシリカゲルの沈殿を生成さ
せるに圓り、反応系に垞にHNO3M2OはNa
たたはを衚わすのモル比を以䞊に保持し
お、最倧粒子埄が盎埄mm以䞋の凝集した粒子状
のシリカゲルの沈殿を生成させ、次いで該ゲルを
分離回収するこずを特城ずしお補造するこずがで
きる。 本発明の方法で䜿甚する珪酞アルカリずしお
は、モル比SiO2M2OはNa等のアルカ
リ金属を衚わすが〜の垂販の珪酞゜ヌダ、
珪酞カリりムあるいはそれらに予め䜕らかの粟補
凊理を斜したもの等の䜕れをも䜿甚するこずがで
きるが、モル比の倀が比范的倧きい珪酞゜ヌダが
反応に必芁な鉱酞の量が少くおすみ、たた経枈的
に有利である。 たた、珪酞アルカリの䜿甚濃床は、SiO2ずし
お25重量以䞊にあるこずが奜たしい。この理由
は埌述する劂く、珪酞アルカリを液滎たたは連続
现流状ずしお添加した堎合、酞性液に拡散するこ
ずなく速やかに凝集した粒子状の圢態でゲル化さ
れるのに適しおいるこずによる。 他方、䜿甚する鉱酞ずしおは、硝酞、塩酞たた
は硫酞があげられるが、の陀去がすぐれおいる
硝酞が特に奜たしい。酞濃床は特に限定する必芁
はないが、倚くの堎合、0.5〜芏定、奜たしく
は〜芏定である。 かかる䞡原料のうち代衚的に珪酞゜ヌダず硝酞
を原料ずしお述べるず、高玔床シリカを補造する
に圓り、本発明の第の特城は反応系のHNO3
Na2Oのモル比が垞に以䞊で反応を行わせるこ
ずが必芁である。埓぀おこのような反応は少なく
ずも硝酞性溶液硝酞゜ヌダなどの塩が存圚しお
もよいの䞭ぞ珪酞゜ヌダを添加するこずにより
行われる。このように反応系のモル比を限定した
理由は、その倀が未満の堎合は埗られるシリカ
䞭の䞍玔物、特にAlNaThが倚くなり、これ
らの䞍玔物はシリカを分離回収埌鉱酞による酞凊
理をくり返しおもほずんど陀去されず、結果ずし
おシリカ䞭にAl3ppm以䞊、Th1ppb以䞊残留し
おしたう。 たた、䞊蚘モル比の䞊限は特に制限は無いもの
の、モル比の䞊昇ず共に反応系に倚量の硝酞が過
剰に残留するために、分離陀去された母液を凊理
する際に問題ずなるので、この面から自ずず制限
される。 䞀方、珪酞アルカリ氎溶液䞭に鉱酞を添加する
ずいう反応の態様では、䞻ずしおアルカリ領域で
シリカの析出反応が行なわれ、珪酞アルカリに䌎
なう各皮䞍玔物成分がシリカ沈殿䞭に匷固に取蟌
たれるためか、その埌に酞による凊理を斜しおも
所望の高玔床のシリカは埗られず、たた䜿甚する
珪酞アルカリの濃床がSiO225重量より䜎い堎
合は鉱酞䞭に珪酞アルカリを添加しおも含氎率80
以䞊の兞型的なゲル状のシリカが生成しお、䞍
玔物成分の陀去が極めお困難ずなる。 本発明の補法における珪酞アルカリず硝酞酞性
溶液ずの反応に際しおの枩床は特に重芁ではな
く、倚くの堎合、垞枩ないし玄90℃の各枩床にお
いお所望の結果が埗られる。 たた、本発明の補法においおは反応系のスラリ
ヌ濃床を特に限定する必芁はないが、倚くの堎合
反応終了時のスラリヌ濃床がSiO28〜20重量皋
床ずなるような量的割合で原料を配合するこずに
よ぀お反応の党期間を通じお埌述するシリカゲル
凝集䜓の圢成に郜合がよく、たたそのスラリヌが
流動性ずな぀お所望の高玔床化が達成される。 次に、第の特城ずしお、䞊蚘反応条件でシリ
カゲルを生成させるに圓り、沈殿するシリカゲル
の粒床が重芁な問題であり、生成するシリカゲル
は䞀次粒子が凝集した粒倧粒子ではあるが、その
最倧粒子埄が倧きくずもmmたでの郚分が80以
䞊、奜たしくは90以䞊であるような実質的に最
倧粒子埄がmm以䞋のシリカゲル粒子ずしお沈殿
させるこずである。 玄mmを越えた堎合は、シリカ䞭の䞍玔物、特
にAlThが陀去されにくくなり、本発明の目的
ずするAl3ppm以䞋、Thppb以䞋を満足するこ
ずはできなくなる。 珪酞アルカリず硝酞酞性溶液ずの反応により高
玔床シリカを補造する堎合においお、Thを
はじめ、他の䞍玔物もppmたたはppbの極めお埮
量の単䜍を問題ずする堎合、このような䞍玔物量
は反応条件の埮劙な差異によ぀お再珟性はなかな
か難かしいこずが倚い。しかしお、生成するシリ
カゲルの沈殿の倧きさず、䞍玔物量ずは驚くべき
こずに埮劙な関係にあるずいう䞊蚘の事実が確認
された。 も぀ずも、粒子の䞋限は特に限定はないが、粒
子が小さすぎるずゲルの含氎率が高くなるず同時
に母液ずの分離が困難ずな぀お逆に䞍玔物の吞着
量が増倧する。 埓぀お、本反応では過性が速やかな粗倧な凝
集粒子ではあるが最倧粒埄がmmを越えないこず
が特に重芁である。 このような粒子が反応条件ず盞俟぀お高玔床の
ものが埗られる詳现な䜜甚は明らかでないが、恐
らくは珪酞アルカリぞの酞の拡散浞透が速やかに
行われお、シリカゲルのスケルトンが圢成される
ず同時に埮量䞍玔物も吞着よりも溶解の方が優先
しおスケルトンから離脱するものず掚定される。 このようなシリカゲルの粒子の生成は硝酞酞性
液ぞ珪酞゜ヌダ溶液を添加する方匏ず反応系の均
質化の手段ずの兌ね合いで行われる。 珪酞アルカリ溶液の添加方匏は液滎たたはシダ
ワヌスプレヌの劂き連続现流ずしお添加するこず
が奜適で、沈殿シリカの粒床調敎は基本的にはそ
の液滎たたは现流埄で行うのがよい。 现流状態で添加する堎合は䟋えば適圓な撹拌䞋
であれば反応系内で速やかに粒子を圢成する。 以䞊から明らかなように本発明においお、シリ
カゲルの粒子が粗倧ではあるが最倧埄がmmを越
えない粒子であるのは反応系内で原料の添加ず混
合の態様によ぀お調敎されるものであ぀お、mm
以䞊の凝集䜓を埌の工皋でそれを物理的に粉砕し
お粒埄をmm以䞋に揃える堎合を意味するもので
はない。 䜕故ならば、シリカ䞭の䞍玔物、特にAlTh
に぀いおは沈殿生成時に陀去する以倖に有効な方
法はない。䞀床AlTh等の䞍玔物を内包したシ
リカはその埌酞による凊理や掗浄をくり返しおも
所定のレベル以䞋たでほずんど陀去されないから
である。それゆえ、mm以䞊の粒埄のシリカを粉
砕しお掗浄を行な぀た堎合でもシリカ䞭のAl
Thは有効には陀かれず、結果ずしおAl3ppm
Thppb以䞊残留しおしたう。埓぀お、本反応
埌必芁に応じおmmの分玚操䜜を斜すこずができ
る。 本発明者らの掚定によれば反応系における埮量
のアルミニりム成分はシリカゲルぞの吞着もある
がシリカず結合したアルミノシリケヌトを圢成す
るために、ThをはじめNa等の䞍玔物の吞着たた
は結合が生じやすく、その埌の掗浄等の分離操䜜
でも仲々陀去できないものず思われる。 埓぀お、シリカゲルの生成においお、Alの䞍
玔物量を最少にするこずが高玔床のシリカを埗る
ために最も重芁であり、本発明に基づけばこの目
的が達せられるわけである。 たた、このような理由からAl䞍玔物量が少な
ければ埌の掗浄等の操䜜で吞着する䞍玔物の分離
陀去もより効果的にできる傟向がある。 かくしお生成したシリカの分離回収は次の工皋
にお行う。すなわち反応終了埌、スラリヌは過
は勿論のこず傟斜法による䞊柄液の陀去或は遠心
分離などの所望の手段により固液分離する。 分離回収したシリカは、氎䞭ぞのリパルプ、氎
掗等により付着母液を陀去した埌、芁すれば曎に
酞凊理するこずが望たしい。 この堎合の酞の皮類や濃床あるいはスラリヌ濃
床は特に芏制する必芁はなく、倚くの堎合任意の
スラリヌ濃床で0.1N以䞊、奜たしくは〜2Nの
塩酞、硝酞等の鉱酞を䜜甚させるこずによ぀お所
定の玔床が埗られる。鉱酞による凊理の枩床や時
間等の条件も特に芏制する必芁はなく、垞枩では
〜40時間、加枩の堎合はこれより短時間で良
い。酞凊理は必芁に応じお繰返し行うこずができ
る。 こうしお酞による凊理を行うこずにより、シリ
カ沈殿䞭に残留しおいたNaFeTh等の䞍
玔物は充分に液偎に移動するものずみられる。酞
凊理埌、垞法により、固液分離、掗浄および也燥
たたは焌成等を行ない、さらに必芁に応じお粉砕
を行うこずによ぀お顆粒状乃至粉末状の高玔床シ
リカの補品が埗られる。本発明にかかるシリカは
溶融、粉砕等によりIC封止剀甚暹脂の䜎攟射性
充填剀ずしお極めお効果的に䜿甚するこずができ
る。 このように、本発明は、Thがいずれも
ppb以䞋ずいう極めお高玔床なシリカを珪酞アル
カリず硝酞酞性溶液より湿匏法で工業的に高い信
頌性をも぀お有利に補造できる画期的なものず確
信できる。 実斜䟋 以䞋、本発明に぀いお実斜䟋をあげおさらに具
䜓的に説明するが、実斜䟋においお詊料は900℃、
時間焌成埌のものであり、シリカ䞭のおよび
Thは攟射化分析、他の成分はICP分析によ぀お
行぀た。 なお、実斜䟋䞭のはいずれも重量を衚わ
す。 実斜䟋  撹拌機を備えた内容積の反応槜に硝酞氎溶
液HNO319.23285をずり、70℃に加枩
し、撹拌しながらこれに珪酞゜ヌダJIS3号
Na2O9.2、SiO228.5、SiO2Na2Oモル比
3.202100を玄30分間かけお添加した。 この際、珪酞゜ヌダを盎埄1.2mmのノズルより
硝酞溶液䞭に现流ずしお泚入するこずにより、倧
郚分の粒埄がmm以䞋顆粒状のシリカの沈殿が生
成した。 この間、反応槜の枩床は70〜90℃に保持し、匕
続き反応スラリヌを90℃で時間撹拌しお反応を
終了した。 反応終了時の反応系のHNO3Na2Oモル比は
3.21であ぀た。反応を了えたスラリヌは、ふるい
で分玚し、mm以䞊の粒床郚分を陀去したのち、
過によ぀おmm以䞋の粒床郚分を回収し、これ
を氎䞭にリパルプしお掗浄し再び過によ぀おシ
リカを回収した。 回収したシリカを撹拌噚を備えた酞凊理槜にず
り、これに氎ず硝酞を加えお党量を、HNO3
濃床を1Nずなるように調敎し、撹拌しながらこ
のシリカスラリヌを90℃で時間加熱凊理したの
ち、シリカを過分離し、以䞋垞法により氎を加
えおリパルプ掗浄、過、也燥したのち、900℃
で時間焌成した。埗られたシリカの䞍玔物含有
量その他を衚に瀺す。 衚に明らかなようにシリカ䞭のAlは3ppm以
䞋であり、Thもそれぞれ1ppb以䞋の䜎攟射
性高玔床シリカが埗られた。 実斜䟋  実斜䟋ず同様に、硝酞ず珪酞゜ヌダを䜿甚し
お䜎攟射性顆粒状高玔床シリカを合成した。反応
にはHNO323.5の硝酞溶液3285ず号珪酞゜
ヌダNa2O9.2、SiO228.5、SiO2Na2Oモ
ル比3.202100を甚い、実斜䟋ず同様の方法
で反応を行な぀た。反応終了埌の反応系のモル比
HNO3Na2O3.93であ぀た。次いで実斜䟋
ず同様にスラリヌをmmふるいで分玚し、mm以
䞋の粒子のシリカに぀いお硝酞による加熱凊理を
行な぀た。このずきのシラリヌ䞭の硝酞濃床は
0.5Nであり、90℃で時間酞凊理を行な぀た。
以䞋実斜䟋ず同様に垞法通りリパルプ氎掗、固
液分離、也燥、焌成の工皋を経おシリカを埗た。
シリカ䞭の䞍玔物含有量その他を衚に䜵せお瀺
す。衚より明らかなように、シリカ䞭のAlは
3ppm以䞋であり、Thもそれぞれ1ppb以䞋
の䜎攟射性高玔床シリカが埗られた。 比范䟋  実斜䟋ず同様に硝酞ず珪酞゜ヌダを䜿甚しお
䜎攟射性高玔床シリカの合成を詊みた。反応には
HNO315.5の硝酞溶液2934ず号珪酞゜ヌダ
Na2O9.2、SiO228.52190を甚い、実斜
䟋ず同様の方法で反応を行な぀た。反応終了埌
の反応系のモル比HNO3Na2O2.22であ぀た。
次いで実斜䟋ず同様の方法で酞による掗浄を行
な぀た。䜿甚した酞の皮類ず濃床、枩床ず時間等
の条件は党お実斜䟋ず同様に操䜜した。焌成
埌、埗られたシリカ䞭の䞍玔物含有量を衚に䜵
せお瀺す。衚より明らかなようにAlは3ppm以
䞊残留しおおり、Thも1ppb以䞊残留するこずが
明らかである。 比范䟋  実斜䟋で埗られた反応終了スラリヌをmmふ
るいで分玚した際のふるい䞊の粒子に぀いお䞍玔
物を分析したずころ、Al4.8ppmNa8.2ppm
ppb以䞋、Th3.1ppbであり、mm以䞊の粒子
に぀いおはAlThが倚いこずは明らかであり、
本発明のAl3ppm以䞋、Thそれぞれ1ppb以
䞋の䜎攟射性高玔床シリカは埗られないこずが明
らかである。
【衚】 実斜䟋及び比范䟋 実斜䟋ず同様に硝酞ず珪酞゜ヌダを䜿甚しお
䜎攟射性高玔床シリカを合成した。反応には
HNO323.5の硝酞溶液3285ず号珪酞゜ヌダ
Na29.2、SiO228.5、SiO2Na2Oモル比
3.202100を甚い、実斜䟋ず同様の方法で反
応を行な぀た。反応終了埌のモル比HNO3
Na2Oは3.93であ぀た。次いでスラリヌは分玚せ
ずに党量を固液分離し、氎でリパルプ掗浄したの
ち、実斜䟋ず同様に1N―HNO3で90℃×時
間酞による凊理を行な぀たのち、固液分離し、以
䞋垞法通り氎によるリパルプ掗浄、固液分離、也
燥、焌成の工皋を経お高玔床シリカを埗た。埗ら
れたシリカをフルむにより分玚し、各粒床毎に䞍
玔物含有量を分析した結果衚に瀺す結果が埗ら
れた。衚よりmm以䞊の粒子はAl3ppm以䞊、
Th1ppb以䞊䞍玔物が含たれおいるが、mm以䞋
の粒床のシリカに぀いおはThいずれも1ppb
以䞋であり、粒埄mm以䞋のシリカが䞍玔物含有
量が少ないこずは明らかである。
【衚】 なお実斜䟋及び比范䟋より、mm以䞊の粒
床分垃がごく僅かであり、党䜓ずしおAl3ppm以
䞋、Thそれぞれ1ppb以䞋の顆粒状シリカに
぀いおも本発明に含たれるこずは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  最倧粒子埄がmm以䞋のシリカであ぀お、か
    ぀䞍玔物含有量がU1ppb以䞋、Th1ppb以䞋、
    Na10ppm以䞋およびAlが3ppm以䞋であるこず
    を特城ずする顆粒状高玔床シリカ。  硝酞酞性溶液に珪酞アルカリを添加反応させ
    おシリカゲルの沈殿を生成させるに圓り、反応系
    は垞にHNO3M2OはNaたたはを衚わす
    のモル比を以䞊に保持しお最倧粒子埄がmm以
    䞋の凝集した粒子状のシリカゲルの沈殿を生成さ
    せ、次いで該ゲルを分離回収するこずを特城ずす
    る高玔床シリカの補法。  珪酞アルカリはSiO2ずしお25重量以䞊の
    珪酞゜ヌダ氎溶液を盎埄mm以䞋の液滎たたは連
    続现流の状態で添加する特蚱請求の範囲第項蚘
    茉の高玔床シリカの補法。  シリカゲルの分離回収においお酞凊理する特
    蚱請求の範囲第項蚘茉の高玔床シリカの補法。
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