JPH072512A - 岩石から純粋な無定形シリカの製造方法 - Google Patents

岩石から純粋な無定形シリカの製造方法

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JPH072512A
JPH072512A JP6031037A JP3103794A JPH072512A JP H072512 A JPH072512 A JP H072512A JP 6031037 A JP6031037 A JP 6031037A JP 3103794 A JP3103794 A JP 3103794A JP H072512 A JPH072512 A JP H072512A
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amorphous silica
sodium
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rock
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JP6031037A
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Iosev Alexander
イオセフ アレキサンダー
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Rotem Fertilizers Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 非晶質シリカを含有する岩石からの純粋な無
定形シリカの製造方法の提供。 【構成】 (a)上記の岩石を、水酸化ナトリウムおよ
び炭酸ナトリウムより成るアルカリ性溶液中に溶解させ
て、珪酸ナトリウムの溶液を得る(上記の溶解段階にお
けるSiO2 とNa2 Oとの間の重量比が0.5ないし
3.0の範囲内である。);(b)上記珪酸ナトリウム
中に重炭酸ナトリウムを添加することによって純粋な無
定形シリカおよび同時生成される炭酸ナトリウムを沈殿
させる;および(c)塩化ナトリウムを用いる塩析反応
によって炭酸ナトリウム溶液を結晶性重炭酸ナトリウム
に変換し、本工程に再循還させる;より成る。好ましい
具体化に従えば、アルカリ性溶液を、水酸化カルシウム
を用いる炭酸ナトリウムの苛性化によって得る。上記の
溶解段階における好ましい水酸化ナトリウムの濃度は、
重量で4%ないし14%の範囲内である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、岩石(rock)から
の純粋なシリカの製造方法に関する。さらに詳細には、
本発明はポーセラナイト、珪藻土、および無定形石英の
ような非晶質シリカを含有する岩石からの純粋な無定形
シリカの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポーセラナイトは、不純物と考えられる
他の成分の中の主化合物としての非晶質活性シリカより
成る堆積岩の典型的な例である。イスラエルに存在する
ポーセラナイト鉱物の主成分の典型的な分析は、次の通
りである: −SiO2 :69% −CO2 :7%および −Na2 O:0.45% 非晶質シリカを含有する岩は、世界の多くの場所で見出
される。イスラエルでは、大量のポーセラナイトが使用
されることなくナハル・ジン(Nahal Zin)の
近くのリン酸塩鉱の沈着物をおおっている。さらに、リ
ン酸塩鉱を採掘するためには大量のポーセラナイトが除
去されなくてはならず、この事実は重大な生態学的問題
を構成する。活性シリカは、充てん剤、増量剤、吸着
剤、支持体(support)、歯みがき剤などのよう
な多くの目的に有用な価値ある物質として公知である。
文献としては、アルカリ金属珪酸塩および、硫酸または
塩酸のような鉱酸から活性シリカを得るための種々の方
法を記載している多くの特許がある。米国特許第3,9
93,497号に例えば、硫酸およびアルミニウム含有
イオンで処理した珪酸ナトリウム溶液から、沈殿シリカ
が得られる。
【0003】東ドイツ国特許第293,097号では、
アルカリ金属珪酸塩溶液をかくはんしながら酸または酸
性物質と反応させ、電解質濃度が0.3Nに達する前に
陽イオンおよび非イオン界面活性剤の混合物を添加する
ことによって粉末無定形シリカが得られる。
【0004】公知方法により種々の高品質の純粋シリカ
が得られるけれども、これらの主たる欠点は、これらが
アルカリ金属珪酸塩のような比較的高価な出発試薬を必
要とすることである。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】無定形シリカを含有す
る天然岩から無定形シリカを得る方法を提供することが
本発明の目的である。本発明のもう一つの目的は、安価
な試薬を用いて天然岩から無定形シリカを得る方法を提
供することである。無定形シリカを含有する天然岩から
非常に高純度の無定形シリカを得るための簡単な方法を
提供することは、本発明のさらにもう一つの目的であ
る。比較的高い表面積を有する高純度の無定形シリカを
得る簡単な方法を提供することは、本発明の別の目的で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、非晶質シリカ
を含有する岩石から純粋な無定形シリカを製造する方法
に関連し、この方法は、段階:(a)上記の岩石を水酸
化ナトリウムおよび炭酸ナトリウムより成るアルカリ性
溶液に溶解させて珪酸ナトリウムの溶液を得る;ここ
で、上記溶解段階におけるSiO2 対Na2 Oの重量比
が0.5ないし3.0の範囲内に保持されている;
(b)上記珪酸ナトリウム中に重炭酸ナトリウムを添加
することにより純粋無定形シリカおよび同時生成される
炭酸ナトリウムを沈殿させる;および(c)気体の二酸
化炭素を用いる炭化および塩化ナトリウムを用いる塩析
反応により、炭酸ナトリウム溶液を結晶性重炭酸ナトリ
ウムに変換して工程に再循環させる、ことを特徴とす
る。予想外のことには、この範囲外ではシリカ溶解の効
率はかなり低下し、望ましくない反応が起こることがわ
かった。好ましい具体化に従えば、必要な水酸化ナトリ
ウムはこの工程中に同時生成され、一方炭酸ナトリウム
溶液は塩析反応によって結晶性重炭酸ナトリウムに変換
される。
【0007】図1には、アルカリ度の関数として、シリ
カ溶解の効率(SiO2 /Na2 O)を相関させる3つ
のグラフが示されている。認められることができるよう
に、シリカ溶解の程度は、反応容器中に導入されるシリ
カ(SiO2 として表わされる)対アルカリ度(Na2
Oとして表わされる)の重量比に依存する。最大溶解を
得るためには、Na2 Oの濃度は8%であるべきであ
る。認められる通り、溶解度は、この濃度でかなり増大
する。供給されるSiO2 /Na2 Oの好ましい重量比
は、0.8ないし3である。1.5の比率未満そして上
記Na2 O濃度でさえ、シリカ溶解度はかなり低下す
る。驚くべきことに、Na2 O1単位あたり1当量より
多いSiO2 を利用することが可能であることがわかっ
た。またSiO2 対Na2 Oの重量比1.1未満でも、
少量のシリカだけが溶解する。変換を増加させるため
に、本方法に使用すべき好ましい水酸化ナトリウムの濃
度は3%ないし20%(重量で)であり、最も好ましく
は4%ないし14%である。4%未満では、大量の溶液
を取り扱わねばならず、一方14%より上では、得られ
る塊は、この系内に起こる種々の望ましくない反応のた
めに、非常に粘稠で取り扱うのが困難である。
【0008】図2には、好ましい具体化についての本方
法の反応工程フローシートが示されている;最終段階か
ら同時生成され、出発物質の岩石の中に存在する不純物
を含有するであろう炭酸ナトリウム13を、容器(A)
内で水酸化カルシウムのスラリー1と反応させると、水
酸化ナトリウムおよび炭酸カルシウムのスラリー2が生
成される。この段階に含まれる反応は次の通りである: (1)Na2 CO3 +Ca(OH)2 =CaCO3 +2
NaOH 50°ないし150℃の範囲、好ましくは80°ないし
100℃の範囲、内の温度で実施されるこの反応は、円
滑にそして化学量論的に進行する。得られる炭酸カルシ
ウムは、それが濾過を助け、また次の段階に存在する有
機物およびその他の不純物のいくらかを吸収するので、
有益な効果をもつ。
【0009】上で得たスラリーを容器(B)に運び、こ
の容器(B)でスラリーは、50ないし350メッシュ
(タイラースケール)の範囲内の粒径に粉砕された非晶
質シリカを含有する岩石と反応して、珪酸ナトリウムの
溶液を生成する。得られる混合物を濾過し(C)、水道
水5による洗浄後に炭酸カルシウムより成る固体を捨て
る(6)。包含される反応は下記の通りである: (2)2NaOH+シリカを含有する岩石→Na2
iO3 珪酸ナトリウムおよび洗浄溶液7を容器(D)に運び、
これにより重炭酸ナトリウム20を添加することによっ
て、過剰の珪酸ナトリウムを無定形純粋シリカおよび炭
酸ナトリウムに変換する。この段階に包含される反応は
下記の通りである: (3)Na2 SiO3 +2NaHCO3 =2Na2 CO
3 +SiO2 +H2 O 無定形シリカを沈殿させるための重炭酸ナトリウムとの
反応が迅速速度論(rapid kinetics)お
よび制御された反応速度の観点から最も好ましく、この
結果、所望の性質をもつ生成物を得ることが可能にな
る。硫酸または硝酸のような通常の鉱酸に対して弱酸で
ある重炭酸ナトリウムは、最終生成物に制御されたpH
を得させるささいな熱効果を包含し、この結果高い表面
積を有する易流動性粉末が得られ、微細粒子の凝集が避
けられるであろう。
【0010】炭酸ナトリウムおよびシリカの溶液を含有
するスラリー11を濾過して(E)、無定形シリカ生成
物12および炭酸ナトリウムの溶液を得る。シリカのケ
ーキを水14で洗浄し、得られる溶液15を濾液13に
加える。このようにして、炭酸ナトリウムの溶液は重量
で0.1%未満のSiO2 を含有するであろう。好まし
い具体化においては、上記の洗浄後に得られるケーキを
さらに塩酸の希溶液で洗浄し、これによって銅,アルミ
ナ,ナトリウムおよびマンガンおよびその酸化物のよう
なすべての金属成分を完全に除去して、99%より高い
純度をもつ最終無定形シリカを生成する。さらに、希H
Cl溶液で洗浄すると、無定形シリカ生成物の表面積が
有意に改良されることがわかった。その結果、HClの
希溶液(15g/l)で洗浄したときの603m2 /g
と比較して、HClによる洗浄を全く行なわなければ生
成物の表面積は128m2 /gであった。
【0011】最も好ましい具体化に従えば、上記段階に
必要な重炭酸ナトリウムは、この工程で得られる炭酸ナ
トリウムから、炭化および塩化ナトリウムを用いる塩析
反応によって生成される。炭化は、重炭酸ナトリウムを
得るために、炭酸ナトリウムとの反応に二酸化炭素を使
用することによって実施される。この段階に包含される
化学反応は次の通りである: (4)Na2 CO3 +CO2 +H2 O=2NaHCO3
(溶液) (5)NaHCO3 (溶液)+NaCl(固体)=Na
HCO3 (固体)+NaCl(溶液) この具体化の主な利点の一つは、それが、炭酸ナトリウ
ムとともに存在するシリカの事実上完全な回収を可能に
することである。またそれは、必要な試薬を最小にまで
減少させることができ、その実質量は本工程で同時生成
される。濾過段階(H)においては、捨てられるべき水
溶液21は、アルカリ性溶液に可溶なCa,Mg,Z
n,Al2 3 のような、シリカ含有岩中に普通に存在
する陽イオン性不純物の大部分を含有しており、この結
果、非常に純粋な無定形シリカが生成される。
【0012】
【効果】バッチ式で実施される融解によるような岩石か
ら無定形シリカを得るための公知方法と比較して、本発
明に従う方法は、重大なメリットをもつ連続法で実施す
ることができるという特別な利点を有する。
【0013】
【実施例】本発明を、下記の実施例によって本明細書で
この後具体的に説明するが、これらの実施例は本発明を
よりよく理解するためにのみ示されるものであって、そ
の範囲を制限するものではないことは理解されるであろ
う。当技術分野に習熟した人は、本明細書を読んだ後、
添付された特許請求の範囲によりカバーされる本発明か
らはずれることなく、多少の変更を挿入することができ
るであろう。
【0014】実施例中では、他に説明がない限り濃度は
重量パーセントで示される。実施例1 実験を、下記のように連続法で実施した:温度約85℃
の2022ml/h(ミリリットル/時)の炭酸ナトリ
ウムの溶液(8.77% Na2 O)を、約60分間4
37g/h(g/時)の水酸化カルシウムと完全に混合
した。得られたスラリーに、61.8%のSiO2 を含
有し、粒径50メッシュを有するナハル・ジン(Nah
al Zin)からのポーセラナイト627g/hを加
えると、重量比SiO2 /Na2 Oが1.40であっ
た。混合物のかくはんを約30分間続けて、得られたス
ラリーを真空濾過し、固体を800ml/hの水で洗浄
した。この洗浄から得られた溶液を、上記の濾液に加え
て、3818ml/hの溶液および1417g/hの固
体を得た。上記の濾液および固体の分析は、次の通りで
あった: 固 体(乾量基準で) 濾 液 SiO2 :19.04% SiO2 :6.44% Na2 O: 2.8 % Na2 O :6.44% SiO2 /Na2 O:1.0 出発物質のポーセラナイトからのシリカ溶解の収率は7
1.4%であった。
【0015】濾液を、かくはん機を備えた容器内に導入
し、この中に重炭酸ナトリウムのスラリーを約40分導
入した。工程の最終段階で塩化ナトリウムによるその塩
析後に沈殿した重炭酸ナトリウム1166g/h(乾量
基準で)を3346g/hのスラリー中で再スラリー化
することによってスラリーを製造した。反応混合物を温
度約50℃に保持するとシリカの沈殿がみられた。沈殿
の最後に痕跡のシリカのみ(0.1)が溶液中に残っ
た。
【0016】スラリーを濾過して、ケーキを900ml
/hの温水(約60℃)で洗浄した。洗浄したシリカの
ケークを、HClの希溶液で再スラリー化してpHを約
6として、再濾過した。ケーキを、その塩化物含量が1
00ppm未満になる(乾量基準で)まで、温水で洗浄
した。618g/h(61.4%水分)の湿潤純粋シリ
カを250℃の静電オーブン(static ove
n)中で乾燥させて、265g/hの乾燥無定形シリカ
生成物を得た。
【0017】0.5%のSiO2 を含有する920g/
hの最初の洗浄溶液を、別のサイクルで使用するために
苛性化のための第一段階に再循還させた。
【0018】最終的な無定形シリカ生成物(6.5%水
分)の分析は、次の通りであった: SiO2 :99.6% Al2 3 :0.08% N
2 O:0.06% Fe2 3 :166ppm Mn:1ppm未満 C
u:1ppm未満 Ba:4ppm Zn:1.5ppm C
d:0.3ppm Ni:0.5ppm Ca:5ppm C
r:3ppm Ti:0.5ppm Mg:4ppm 生成物の物性は次の通りであった: 比表面積(BET):581 嵩密度[突き固めたもの(tamped)]:152g/l 2022ml/hの上記濾液を、温度80℃に保持した
苛性化用の容器に再循還させて、必要なアルカリ性溶液
を生成させた。残留する3544ml/hの濾液を容器
内に導入し、ここで170g/hの二酸化炭素を泡立た
せて、重炭酸ナトリウム9.9%および炭酸ナトリウム
0.97%より成る溶液を得た。完全に混合しながら、
温度約40℃で785g/hの固体塩化物を加えてスラ
リーを得て、これを濾過した。得られた固体は、135
2g/hの結晶性重炭酸ナトリウム(14%湿度)より
成り、工程に再循還させた。0.49%の炭酸ナトリウ
ムおよび0.19%の重炭酸ナトリウムならびに溶解し
た陽イオン不純物を含む3614ml/hの濾液を捨て
た。実施例2 (連続操作で) 温度約90℃で1328ml/hの炭酸ナトリウム
(8.77% Na2 O)を約1時間230.0g/h
の水酸化カルシウムと混合した。得られたスラリーに、
粒径約50メッシュのポーセラナイト(61.8%のS
iO2 を含有するナハル・ジンから得たもの)731g
/hを加えると、重量比SiO2 /Na2 Oは2.30
であった。約30分間完全にかきまぜた後、得られたス
ラリーを真空濾過して、固体を水(615ml/h)で
洗浄した。ポーセラナイトからのシリカ溶解の収率は6
1%であった。この洗浄から得られた溶液を濾液に加え
ると、2465ml/hの溶液および1089g/hの
固体が得られた。この溶液および固体の分析は、次の通
りであった: 固 体(乾量基準で) 溶 液 SiO2 :34.44% SiO2 :9.83% Na2 O: 3.0 % Na2 O :7.29% 湿 度 :44.6 % SiO2 /Na2 O:1.4 % この溶液を、かくはん機を備えた容器内に導入して、こ
の中に約40分間重炭酸ナトリウムのスラリーを導入し
た。このようにして、工程の最終段階で温度約50℃で
塩化ナトリウムにより重炭酸ナトリウムを塩析させた後
に沈殿した重炭酸ナトリウムを、再スラリー化すること
によって製造した混合物は、スラリー1091g/h中
の重炭酸ナトリウム380.3g/h(乾量基準で)で
あった。混合物を温度約50℃に保つと、シリカの沈殿
がみられた。この沈殿の最後には、溶液中には0.1%
未満の痕跡量のシリカのみがみられた。スラリーを濾過
して、ケーキを347ml/hの温水(約60℃)で洗
浄した。洗浄したシリカのケーキを希HClによって再
スラリー化して、pH約6まで再洗浄して濾過した。ケ
ーキ上の残留塩化物が100ppm未満(乾量基準で)
になるまで、ケーキを温水で洗浄した。
【0019】618g/h(61.4%温度)の量の湿
潤純粋シリカをオーブン中で温度250℃で乾燥させ
て、265gの純粋無定形シリカを得た。
【0020】0.5%のシリカを含有する370ml/
hの最初の洗浄溶液を別のサイクルの苛性化段階に再循
還させた。含水率6.3%を有する無定形シリカ生成物
の分析は、次の通りであった: SiO2 :99.7% Mn:1ppm未満 Z
n:2.0ppm Al2 3 :0.10% Cu:1ppm未満 C
d:0.2ppm Na2 O :0.08% Ba:5ppm N
i:0.8ppm Fe2 3 :58ppm Ca:7ppm C
r:3 ppm Mg:6ppm Ti:0.5ppm 生成物の物性は次の通りであった: 比表面積(BET):583 嵩密度−突き固めたもの:162g/l 上で得た最終濾液1328ml/hを苛性化用の容器に
再循還させ、こうして溶解用のアルカリ性溶液を生成さ
せた。残留する1156ml/hの濾液を容器内に導入
し、ここで125g/hの純粋な二酸化炭素を泡立たせ
ることにより得られた溶液は、9.9%の重炭酸ナトリ
ウムおよび0.97%の炭酸ナトリウムより成ってい
た。温度約30℃で連続的にかくはんしながら256.
1g/hの塩化ナトリウムを加えてスラリーを得て、こ
れを濾過した。得られたケーキは、441g/hの重炭
酸ナトリウムの結晶(14%湿度)より成り、これを工
程に再循還させた。0.49%の炭酸ナトリウムおよび
1.9%の重炭酸ナトリウムならびに溶解した陽イオン
不純物を含有する、1180ml/hの量で得られた濾
液を捨てた。
【図面の簡単な説明】
【図1】比SiO2 /Na2 Oとして表わしたシリカ溶
解の効率と、Na2 Oの百分率として表わしたアルカリ
度との間の相関関係を表わす。
【図2】本発明に従う方法の反応工程フローシートを表
わす。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段階: (a)非晶質シリカを含有する岩石を、水酸化ナトリウ
    ムおよび炭酸ナトリウムを含むアルカリ性溶液に溶解さ
    せて、珪酸ナトリウムの溶液を得る;ここで、該溶解段
    階におけるSiO2 とNa2 Oとの間の重量比が0.5
    ないし3.0の範囲である; (b)上記珪酸ナトリウム中に重炭酸ナトリウムを添加
    することにより純粋な無定形シリカおよび同時生成する
    炭酸ナトリウムを沈殿させる;および (c)気体状二酸化炭素を用いる炭化および塩化ナトリ
    ウムを用いる塩析反応により、炭酸ナトリウム溶液を結
    晶性重炭酸ナトリウムに変換してこの工程に再循環させ
    る;ことを特徴とする、非晶質シリカを含有する岩石か
    ら純粋な無定形シリカを製造する方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ性溶液を炭酸ナトリウムの水酸
    化カルシウムによる苛性化によって得る、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 溶解段階で加える反応体の重量比SiO
    2 /Na2 Oが0.8と3との間である、請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 得られるシリカのケーキを最初に水で洗
    浄し、続いて塩酸の希溶液でさらに洗浄する、請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 アルカリ性溶液中の水酸化ナトリウムの
    濃度が重量で3%ないし20%の範囲である、請求項1
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記溶解段階の水酸化ナトリウムの濃度
    が重量で4%ないし14%の範囲内である、請求項5に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 溶解段階で使用するシリカを含有する岩
    石が50ないし350メッシュ[タイラースケール]の
    範囲内の粒径を有する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 苛性化段階で使用する炭酸ナトリウムが
    シリカ分離の段階で同時生成される、請求項1記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 アルカリ性溶液によるシリカを含有する
    岩石の溶解中に、多少の炭酸カルシウムが存在する、請
    求項1ないし8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記炭酸カルシウムがシリカ生成物の
    濾過を助け、そして非晶質シリカを含有する岩石中に存
    在する不純物の大部分を保持する、請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 非晶質シリカを含有する岩石がポーセ
    ラナイト、珪藻土および無定形シリカから選択される、
    請求項1ないし10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 連続法で実施する、請求項1ないし1
    1に記載の方法。
JP6031037A 1993-02-02 1994-02-02 岩石から純粋な無定形シリカの製造方法 Pending JPH072512A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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IL104,722 1993-02-14
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