JPH01183653A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH01183653A
JPH01183653A JP705088A JP705088A JPH01183653A JP H01183653 A JPH01183653 A JP H01183653A JP 705088 A JP705088 A JP 705088A JP 705088 A JP705088 A JP 705088A JP H01183653 A JPH01183653 A JP H01183653A
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group
dye
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JP705088A
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English (en)
Inventor
Takeshi Shibata
剛 柴田
Kazuma Takeno
数馬 武野
Toshiaki Aono
俊明 青野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01183653A publication Critical patent/JPH01183653A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/24Photosensitive materials characterised by the image-receiving section
    • G03C8/26Image-receiving layers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱現像により、可動性の色素を画像状に形成さ
せ、この色素を色素固定要素に固定する画像形成方法に
関する。
(従来の技術とその問題点) ハロゲン化銀を用いる写真法は、他の写真法、たとえば
電子写真法やジアゾ写真法に比べて感度や階調調節など
の写真特性にすぐれているので、従来から最も広範に用
いられている。
熱現像で色画像(カラー画像)を得る方法については、
多くの方法が提案されている。現像薬の酸化体とカプラ
ーとの結合により色画像を形成する方法については、米
国特許第3.531.285号、同3、761.270
号、ベルギー特許第802.519号およびリサーチデ
ィスクロージャー誌(1975年9月)31頁、32頁
、米国特許第4.021.240号などに提案されてい
る。
このような方法においては、熱現像後露光部分に還元銀
の像と色画像とが同時に生ずるため、色画像が濁るとい
う欠点がある。
これらの欠点を改善するため、加熱により画像状に可動
性(拡散性)の色素を形成または放出させ、この可動性
の色素を、水などの溶媒によって媒染剤を有する色素固
定要素(受像材料ともいう)に転写する方法、高沸点有
機溶剤により色素固定要素に転写する方法、色素固定要
素に内蔵させた親水性熱溶剤により色素固定要素に転写
する方法、可動性の色素が熱拡散性または昇華性であり
、支持体等の色素受容要素に転写する方法が提案されて
いる(米国特許第4.463.079号、同第4.47
4.867号、同第4.478.927号、同第4.5
07.380号、同第4.500.626号、同第4.
483.914号:特開昭58−149046号、同5
B−149047号、同59−152440号、同59
−154445号、同59−165054号、同59−
180548号、同59−168439号、同59−1
74832号、同59−174833号、同59−17
4834号、同59−174835号など)。
このような熱現像方式の画像形成方法を用いて得られる
カラー画像は、放出された色素を十分色素固定層に移動
することができないため、最大濃度が低いという問題が
あった。
さらに、色素固定層中に形づくられた転写色像の光堅牢
性が低いという問題もあった。
上記問題点を解決するため、特開昭61−118748
号には、色素固定要素に金属錯体を含有させる事が提案
されてふり、例示されている化合物を含有させることに
より、高い最大濃度と光堅牢性を有する色素像の色素固
定要素が得られた。しかし、この方法では、まだ光堅牢
性に関し、性能が不十分であった。
たとえば、感光要素と色素固定要素と密着させ、少量の
水ならびに塩基および/または塩基ブレカーサの存在下
で加熱して、現像および転写を行う画像形成方法におい
ては、転写色像の光堅牢性が劣っており、特開昭61−
118748号記載の化合物を含有させてもその効果が
十分ではなく、さらに光堅牢性を向上させる画像形成方
法の開発が望まれていた。
(発明の目的) 本発明の目的は、加熱転写色像の光堅牢性を向上させる
画像形成方法を提供することである。また、本発明の別
の目的は、光堅牢性を向上させる画像形成方法に用いる
熱現像写真用写真要素を提供することであり、また加熱
によって画像状に生じた可動性色素の光堅牢性が高い色
素固定要素を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 前記従来技術の問題点および本発明の目的は、支持体上
に少なくとも感光性ハロゲン化銀、バインダーおよびハ
ロゲン化銀が銀に還元される反応に対応または逆対応し
て拡散性の色素を形成または放出する色素供与性化合物
を有してなる熱現像カラー感光要素を画像露光し、熱現
像して拡散性の色素像を色素固定要素の色素固定層に転
写する画像形成方法にふいて、該色素固定要素の色素固
定層またはこれに隣接する層に、転写前、転写中あるい
は転写後に下記−形成CI)〜〔X〕で表わされる錯体
の少なくとも一種を含有させることを特徴とする画像形
成方法により解決された。
−形成CI) 一般式〔■〕 式中、[Catlは錯体を中性ならしめるために必要な
陽イオンを示し、nは1または2を示し、MlはCu、
 Co、N1、PdまたはPtを示す。
Rは、置換または無置換の、アルキル基、アリール基ま
たは複素環基を示し、同一の配位子中の2つのRは互い
に結合して環を形成してもよい。
−形成〔■〕 式中、R21〜R24は、それぞれ、水素原子、ハロゲ
ン原子、シアノ基、水酸基、または直接もしくは2価の
連結基を介して間接的にベンゼン環上の炭素原子に結合
する、アルキル基、アリール基、シクロアルキル基、も
しくは複素環基を示し、これらは同じでも異っていても
よく、また、R”−LR24のうち、隣り合った二つの
置換基は結合して環を形成してもよい。また、二つのR
24は互いに結合して環を形成してもよい。
R”、R211は、それぞれ、水素原子、アルキル基、
アルキルチオ基、アリール基、アリールチオ基、複素環
チオ基、またはシアノ基を示し、これらはそれぞれ同じ
でも異っていてもよく、R2SとR26は結合して環を
形成していてもよい。
−形成CVI) 一般式〔■〕 l(l′ 一般式〔■〕 式中、R”−’−R”、R”〜R44、R4″〜R”は
、それぞれ、ハロゲン原子、水素原子、または直接もし
くは2価の連結基を介して間接的にベンゼン謹上の炭素
原子に結合する、アルキル基、アIJ−ル基、シクロア
ルキル基、もしくは複素環基を示し、これらは同じでも
異っていてもよく、又、これらのうち隣りあった置換基
は結合して環を形成してもよい。R311、R37は、
それぞれ、アルキル基、またはアリール基を示し、これ
らは同じでも異っていてもよい。R”、R”、R45、
R4′、R52、R53は、それぞれ、水素原子、アル
キル基、アリール基、またはシアノ基を示し、これらは
それぞれ同じでも異なっていてもよく、23gとR”、
R45とR4G、RS 2とRS 3はそれぞれ結合し
て環を形成していてもよい。
一般式(IX) 式中、M2はN1、Co、 Cu、 PdまたはPtを
表わし、X及びX′ は、それぞれ独立に、酸素又は硫
黄を表わし、(Cat:]は錯体を中性ならしめるため
に必要な陽イオンを表わし、Aは下記式:(ここで、R
aoは水素原子又はアルキル基を表わし、Ra +及び
R82は、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無
置換のフェニル基、ニトリル基又はアルキル基を表わす
)の基を表わす。
以下、本発明の詳細な説明する。
最初に、上記一般式〔■〕〜〔■〕をさらに詳細に説明
する。
上記一般式〔■〕、〔■〕、CIV〕中の[:Cat]
で表わされる2価の無機陽イオンとしては、アルカリ土
類金属、たとえば、Mg+4、Ca”、Sr−またはB
a”などをあげることができる。
一般式〔■〕、([[)、〔■〕中の〔Cat〕で表わ
される2価の有機陽イオンとしては、ビスオニウムイオ
ン(たとえば、ビスアンモニウムイオン、またはビスホ
スホニウムイオンなど)などをあげることができる。
一般式〔I〕、〔■〕、〔■〕中の(Cat〕で表わさ
れる1価の無機陽イオンとしては、たとえばアルカリ金
属(たとえば、シl+、Na+またはに+など) 、N
)1.+をあげることができる。また1価の有機陽イオ
ンとしてはたとえばオニウムイオン(たとえば4級アン
モニウムイオン、4級ホスホニウムイオンまたは3級ス
ルホニウムイオンなど)などをあげることができる。
上記のオニウムイオンの中で本願発明に好ましく用いら
れるものは、下記の一般式(r a)、(I b)、(
IC)、(I d)、(I e) 、又は(If)で表
わすことができる。
一般式(r a) R2−N“−R4 一般式(I b) 、、、、−z ’ −、、、 \ 7′ 一般式(Ic) \ 7゛ N′″ / \ R6R7 一般式(I d) 一般式(I e) R’ ”−S ”−Rl 4 一般式(I f> Rl 、 R14は、それぞれ独立に、炭素数1ないし
20のアルキル基(置換基部分の炭素原子を除く)、ま
たは炭素数6ないし14のアリール基(W換基部分の炭
素原子を除く)を表わす。R”は水素原子、炭素数1な
いし20のアルキル基(置換基部分の炭素原子を除<)
、または炭素数6ないし14のアリール基(置換基部分
の炭素原子を除く)を表わす。
R1〜R′5で表わされるアルキル基としては、たとえ
ば、メチル基、n−ブチル基、1so−アミル基、n−
ドデシル基、またはn−オクタデシル基などをあげるこ
とができる。R1、RI5で表わされるアリール基とし
ては、たとえばフェニル基、またはα−ナフチル基など
をあげることができる。
上記のアルキル基またはアリール基は置換されていても
よく、置換基としては例えばシアン基、ハロゲン原子(
弗素原子、塩素原子、臭素原子など)、炭素数1ないし
20のアルキル基(たとえば、メチル基、エチル基、n
−ブチル基、n−オクチル基、ヘキサデシル基、オクタ
デシル基、メトキシエトキシエチル基など)、炭素数6
ないし14のアリール基(たとえば、フェニル基、トリ
ル基、α−ナフチル基、メトキンフェニル基など)、炭
素数7ないし30のアラルキル基(たとえば、ベンジル
基、6−フェニルオクチル基、アニシル基など)、アル
コキシ基(たとえば、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基、メトキシエトキシ基など)、アリ
ーロキシ基(たとえば、フェノキシ基、トリロキシ基、
メトキシフェノキシ基など)、アルコキシカルボニル基
(たとえば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、n〜ブトキシカルボニル基、フェノキシメトキシ
カルボニル基など)、アリーロキシカルボニル基(たと
えば、フェノキシカルボニル基、トリロキシカルボニル
基、メトキシフェノキシカルボニル基など)、アシル基
(たとえば、アセチル基、ベンゾイル基、p−メトキシ
ベンゾイル基など)、アシルオキシ基(たとえば、アセ
トキシ基、ベンゾイルオキシ基、p−メトキシベンゾイ
ルオキシ基など)、アシルアミノ基(たとえば、アセト
アミド基、ベンズアミド基、メトキシアセトアミド基な
ど)、アニリノ基(たとえば、フェニルアミノ基、N〜
メチルアニリノ基、N−フェニルアニリノ基、N−アセ
チルアニリノ基など)、アルキルアミノ基(たとえばn
−ブチルアミノ基、N、N−ジエチルアミノ基、4−メ
トキシ−〇−ブチルアミノ基など)、カルバモイル基(
たとえば、ロープチルカルバモイル基など)、スルファ
モイル基(たとえば、N、N−ジエチルスルファモイル
基、n−ドデシルスルファモイル基、N−(4−メトキ
シ−ローブチル)スルファモイル基など)、スルホニル
アミノ基(たとえば、メチルスルホニルアミノ基、フェ
ニルスルホニルアミノ基、メトキシメチルスルホニルア
ミノ基など)、スルホニル基(たとえば、メシル基、ト
シル基、メトキシメタンスルホニル基など)などを挙げ
ることができる。
ZlふよびZ2はそれぞれ置換もしくは無置換の5員環
または6員環を形成するのに必要な非金属原子群を表わ
す。これらの5員環または6員環としては、ピリジン環
、イミダゾール環、ピロール環、2−ピロリン環、ピロ
リジン環、ピペリジン環、ピラゾール環、ピラゾリン環
、イミダシリン環などをあげることができる。Zl お
よびZ2で表わされる5員環または6員環に対する置換
基は、前記のR1ないしRlSで表わされる基に対する
置換基として例示したものを包含する。
一般式(I a)で表わされるカチオンとしては、たと
えば、テトラブチルアンモニウムイオン、ヘキサデシル
ベンジルジメチルアンモニウムイオン、テトラメチルア
ンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、
ヘキサデシルトリメチルアンモニウムイオンなどをあげ
ることができる。
一般式(I b)で表わされるカチオンとしては、たと
えばドデシルピリジニウムイオン、ヘキサデシルピリジ
ニウムイオン、ドデシルイミダゾリウムイオンなどをあ
げることができる。
一般式(I c)で表わされるカチオンとしては、たと
えば、N−エチル−N−ヘキサデシルピペリジニウムイ
オン、N−エチル−N−ドデシルピラゾリジニウムイオ
ンなどをあげることができる。
−1)式(Id)で表わされるカチオンとしては、たと
えば、テトラブチルホスホニウムイオン、トリフェニル
ベンジルホスホニウムイオン、トリフェニルブチルホス
ホニウムイオン、ヘキサデシルトリブチルホスホニウム
イオンなどをあげることができる。
一般式(I e)で表わされるカチオンとしては、たと
えば、ヘキサデシルメチルエチルスルホニウムイオン、
ドデシルメチルエチルスルホニウムイオンなどをあげる
ことができる。
一般式(I f)で表わされるカチオンとしては、たと
えばビス(トリフェニルホスホラニリデン)アンモニウ
ムイオンどをあげることができる。
他の有機陽イオンの例として、たとえば、電子を供与し
やすい中性有機分子から生成したラジカルカチオンをあ
げることができる。これらの電子供与体(中性分子)と
しては、たとえば次のような化合物をあげることができ
る。
(Ig−1) (I g−2) (I g−3) (a=1.2.3又は4) (I g−4) UthS               SにI’+3
(Ig−5) 上記−形成〔I〕、(II)で表わされる化合物におい
て、Rで表わされるアルキル基は好ましくは、直鎮もし
くは分岐の炭素数1ないし20のアルキル基を示し、こ
のアルキル基として、たとえばメチル基、エチル基、n
−ブチル基、ローヘキシル基、n−オクチル基、叶ドデ
シル基、ローオクタデシル基などをあげることができる
この場合、アルキル基は更に置換されていてもよく、置
換基として例えば、シアン基、水酸基、カルボキシル基
、スルホ基、ハロゲン原子(たとえば塩素原子、臭素原
子、弗素原子など)、アリール基(たとえば、フェニル
基、トリル基、ナフチル基、クロロフェニル基、メトキ
シフェニル基、アセチルフェニル基など)、アルコキシ
基(たとえば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、
プロポキシ基、メトキシエトキシ基など)、アリーロキ
シ基(たとえばフェノキシ基、トリロキシ基、ナフトキ
シ基、メトキシフェノキシ基など)、アルコキシカルボ
ニル基(たとえば、メトキシカルボニル基、ブトキシカ
ルボニル基、フェノキシメトキシカルボニル基など)、
アリーロキシカルボニル基(たとえば、フェノキシカル
ボニル基、トリロキシカルボニル基、メトキシフェノキ
シカルボニル基などン、アシル基(たとえば、ホルミル
基、アセチル基、バレリル基、ステアロイル基、ベンゾ
イル基、トルオイル基、ナフトイル基、p−メトキシベ
ンゾイル基など)、アシルオキシ基(たとえば、アセト
キシ基など)、アシルアミノ基(たとえば、アセトアミ
ド基、ベンズアミド基、メトキシアセトアミド基など)
、アニリノ基(たとえば、フェニルアミノ基、N−メチ
ルアニリノ基、N−フェニルアニリノ基、N−アセチル
アニリノ基など)、アルキルアミノ基(たとえば、ロー
プチルアミノ基、N、N−ジエチルアミノ基、4−メト
キシ−n−ブチルアミノ基など)、カルバモイル基(た
とえば、ロープチルカルバモイル基、N、N−ジエチル
カルバモイル基など)、スルファモイル基(たとえ11
’、n−ブチルスルファモイル基、N、N−ジエチルス
ルファモイル基、n−ドデシルスルファモイル基、N−
(4−メトキシ−〇−ブチル)スルファモイル基など)
、スルホニルアミノ基(たとえば、メチルスルホニルア
ミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、メトキシメチル
スルホニルアミノ基など)、スルホニル基(たとえば、
メシル基、トシル基、メトキシメタンスルホニル基など
)などを挙げることができる。
Rで表わされるアリール基は好ましくは炭素数6ないし
14のアリール基を示し、特に好ましくはフェニル基を
示す。
この場合、アリール基は更に置換されていてもよく、例
えばメチル基、メトキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、水酸基などで置換されていてもよい。
Rで表わされる複素環基はへテロ原子として、環中に少
くとも1個の窒素原子、酸素原子もしくはイオウ原子を
含む5員ないし6員の複素環基であり、たとえばフリル
基、ヒドロフリル基、チエニル基、ピロリル基、ピロリ
ジル基、ピリジル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、
キノリル基、インドリル基、オキサシリル基、チアゾリ
ル基などをあげることができ、これらの複素環基は、た
とえばニトロ基などで、更に置換されていてもよい。
同一の配位子中の2つのRは互いに結合して環を形成し
ていてもよいが、この場合、好ましくは、5員環ないし
8員環がよい。また、これらの環は、他のへテロ原子、
たとえば、酸素原子、窒素原子、イオウ原子などを含ん
でいてもよい。
また、これらの環は置換されていてもよく(たとえば、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基
など)また、他の環と縮合していてもよい。
一般式〔■〕〜〔■〕の金属錯体は平面四配位の立体構
造を有する。なお−形成CIV)の化合物ではチオケト
ン基が中心金属に関して対称又は非対称にあるかは一義
的に決らないが、本発明では便宜的に一般式(rV)の
ように表わす。
−形成〔I〕〜〔■〕で表わされる化合物の製造は、例
えば特開昭62−174741号および特願昭62−2
34103号に記載された合成法に従っておこなうこと
ができる。
一般式〔I〕〜(rV)で表わされる化合物のうち好ま
しいものを例示すれば次の通りであるが、本発明はこれ
らの例示化合物に限定されるものではないことはもちろ
んである。
(以下余白) 次に、−形成CVIをさらに詳細に説明する。
前記−形成〔■〕で表わされる化合物においてR21,
R24で表わされるハロゲン原子は弗素原子、塩素原子
、臭素原子、沃素原子を包含する。R21〜R24、R
2S、R211で表わされるアルキル基は好ましくは、
炭素数1ないで20のアルキル基を示し、直鎖アルキル
基、分岐アルキル基のいずれであってもよく、また、置
換、無置換のいずれであってもよい。
R21〜R24、R251R26テ表ワサレルアリール
基は、好ましくは炭素数が6ないし14のアリール基で
あり、置換、無置換のいずれであってもよい。
R21〜R”で表わされる複素環基は、好ましくは5員
環または6員環であり、置換、無置換のいずれであって
もよい。
R21,R24で表わされるシクロアルキル基は好まし
くは5員環基または6員環基であり、置換、無置換のい
ずれであってもよい。
R21,R24のうち、隣り合った置換基で互いに結合
して形成される環は好ましくは、6員環であリ、より好
ましくはベンゼン環であり、このベンゼン環は置換、無
置換のいずれであってもよく、また、縮合したものであ
ってもよい。
二つのR24で互いに結合して形成される環は好ましく
は、6員環であり、より好ましくはベンゼン環であり、
このベンゼン環は置換、無置換のいずれであってもよく
、また、縮合したものであってもよい。
R21〜R2′、R25、R2Bで表わされる直鎮もし
くは分岐のアルキル基としては、たとえば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサ
デシル基、オクタデシル基などをあげることができる。
R21〜R24、R2S SR26で表わされるアリー
ル基としては、たとえば、フェニル基、ナフチル基など
をあげることができる。
R21〜R24で表わされる複素環基は、ペテロ原子と
して、環中に少くとも1個の窒素原子、酸素原子もしく
はイオウ原子を含む5ないし6員の複素環基であり、た
とえば、フリル基、ヒドロフリル基、チエニル基、ピロ
リル基、ピロリジル基、ピリジル基、イミダゾリル基、
ピラゾリル基、キノリル基、インドリル基、オキサシリ
ル基、チアゾリル基などをあげることができる。
R”〜R”で表わされるシクロアルキル基としては、た
とえば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロ
へキセニル基、シクロへキサジェニル基などをあげるこ
とができる。
R”〜R24のうち、隣り合った置換基で互いに結合し
て形成される6員環としては、たとえばベンゼン環、ナ
フタレン環、インベンゾチオフェン環、イソベンゾフラ
ン環、イソインドリン環などをあげることができる。
上記のR”〜R24で表わされるアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基あるいは複素環基は2価の連結基
、たとえばオキ7基(−0−) 、チオ基(−3−) 
、アミノ基、オキシカルボニル基、カルボニル基、カル
バモイル基、スルファモイル基、カルボニルアミノ基、
スルホニル基またはカルボニルオキシ基などを介して、
ベンゼン環上の炭素原子に結合していてもよい。
R21,R24で表わされるアルキル基が上記の2価の
連結基を介してベンゼン環上の炭素原子に結合している
例としては、アルコキシ基(たとえば、メトキル基、エ
トキシ基、ブトキシ基、プロポキシ基、n−デシルオキ
シ基、n−ドデシルオキシ基、叶ヘキサデシルオキシ基
など)、アルコキシカルボニル基(たとえばメトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基、ブトキシカルボニ
ル基、n−デシルオキシカルボニル基、n−ヘキサデシ
ルオキシカルボニル基など)、アシル基(たとえば、ア
セチル基、バレリル基、ステアロイル基、ベンゾイル基
、トルオイル基など)、アシルオキシ基(たとえば、ア
セトキシ基、ヘキサデシルカルボニルオキシ基など)、
アルキルアミノ基(たとえば、n−ブチルアミノ基、N
、N−ジエチルアミノ基、N、N−ジデシルアミノ基な
ど)、アルキルスルファモイル基(たとえば、ブチルス
ルファモイル基、N、N−ジエチルスルファモイル基、
n−ドデシルスルファモイル基など)、スルホニルアミ
ノ基(たとえば、メチルスルホニルアミノ基、ブチルス
ルホニルアミノ基など)、スルホニル基(たとえば、メ
シル基、エタンスルホニル基など)、アシルアミノ基(
たとえば、アセチルアミ7基、バレリルアミ7基、バル
ミトイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、トルオイルア
ミノ基など)などをあげることができる。
R”〜R24で表わされるシクロアルキル基が上記の2
価の連結基を介して一般式〔V〕の化合物の謹上の炭素
原子に結合している例としては、シクロへキンルオキシ
基、シクロへキシルカルボニル基、シクロへキシルオキ
シカルボニル基、シクロヘキシルアミノ基、シクロへキ
セニル力ルボニル基、シクロへキセニルオキシ基などを
あげることができる。
R21,R24で表わされるアリール基が上記の2価の
連結基を介して一般式〔■〕の化合物の環上の炭素原子
に結合している例としては、アリーロキシ基(たとえば
、フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アリーロキシカ
ルボニル基(たとえば、フェノキシカルボニル基、ナフ
トキシカルボニル基など)、アシル基(たとえば、ベン
ゾイル基、ナフトイル基など)、アニリノ基(たとえば
、フェニルアミノ基、N−メチルアニリノ基、ドアセチ
ルアニリノ基など)、アシルオキシ基(たとえば、ベン
ゾイルオキシ基、トルオイルオキシ基など)、アリール
カルバモイル基(たとえば、フェニルカルバモイル基な
ど)、アリールスルファモイル基(たとえばフェニルス
ルファモイル基など〉、アリールスルホニルアミノ基(
たとえば、フェニルスルホニルアミノ基、p−トリルス
ルホニルアミ7基など)、アリールスルホニル基(たと
えば、ベンゼンスルホニル基、トシル基など)、アシル
アミノ基(たとえばベンゾイルアミノ基など)をあげる
ことができる。
R25SR211で表わされるアルキルチオ基は直鎖ア
ルキルチオ基、分岐アルキルチオ基のいづれであっても
よく、また、置換、無置換のいづれであってもよい。
R”、R2gで表わされるアルキルチオ基は好ましくは
炭素数が1ないし20のアルキルチオ基であり、たとえ
ばメチルチオ基、エチルチオ基、n−ブチルチオ基、n
−デシルチオ基、n−ヘキサデシルチオ基などをあげる
ことができる。
R25SR”で表わされるアリールチオ基は好ましくは
炭素数が6ないし14のアリールチオ基であり、置換、
無置換のいづれであってもよい。このアリール基として
は、たとえば、フェニルチオ基、I−ナフチルチオ基な
どをあげることができる。
R2S 、 R28で表わされる複素環チオ基の複素環
基は、ヘテロ原子として、環中に少くとも1個の窒素原
子、酸素原子もしくはイオウ原子を含む5ないし6員の
複素環基であり、たとえば、フリル基、ヒドロフリル基
、チオニル基、ピロリル基、ピロリジル基、ピロジル基
、イミダゾリル基、ピラゾリル基、キノリル基、インド
リル基、オキサシリル基、チアゾリル基などをあげるこ
とができる。
R2SとR26は互いに結合して環を形成していてもよ
いが、この場合、好ましくは、5員環または6員環がよ
く、環の構成元素は炭素以外の元素(たとえばO,NS
Sなど)を含んでいてもよい。
上記のR”〜R24で表わされるアルキル基、アリール
基、複素環基、シクロアルキル基、R21〜R24のう
ち隣り合う置換基が互いに結合して形成される6員環、
二つのR24が互いに結合して形成される6員環、R2
s、 R26で表わされるアルキル基、アルキルチオ基
、アリール基、アリールチオ基、’!11.iilチを
基マタハ、R2sとR26が互いに結合して形成される
環は、さらに置換されていてもよく、置換基として例え
ば、ハロゲン原子(たとえば、塩素原子、臭素原子、弗
素原子など)、シアノ基、水酸基、オキソ基、チオキソ
基、直鎖もしくは分岐のアルキル基(たとえば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘ
キサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、メト
キシエトキシエチル基など)、アリール基(たとえば、
フェニル基、トリル基、ナフチル基、クロロフェニル基
、メトキシフェニル基、アセチルフェニル基など)、ア
ルコキシ基(たとえば、メトキシ基、エトキシ基、ブト
キシ基、プロポキシ基、メトキシエトキシ基など)、ア
リールキシ基(たとえば、フェノキシ基、トリロキシ基
、ナフトキシ基、メトキシフェノキシ基など)、アルコ
キシカルボニル基(たとえば、メトキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基、フェノキシメトキシカルボニル
基など)、アリーロキシカルボニル基(たとえば、フェ
ノキシカルボニル基、トリロキシカルボニル基、メトキ
シフェノキシカルボニル基など)、アシル基(たとえば
ホルミル基、アセチル基、バレリル基、ステアロイル基
、ベンゾイル基、トルオイル基、ナフトイル基、p−メ
トキシベンゾイル基など)、アシルオキシ基(たとえば
、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、アシルア
ミノ基(たとえば、アセトアミド基、ベンズアミド基、
メトキシアセトアミド基など)、アニリノ基(たとえば
、フェニルアミノ基、N−メチルアニリノ基、N−フェ
ニルアニリノ基、N−アセチルアニリノ基など)、アル
キルアミノ基(たとえば、n−ブチルアミノ基、N、N
−ジエチルアミノ基、4−メトキシ−n−ブチルアミノ
基など)、カルバモイル基(たとえば、ロープチルカル
バモイル基、NlN−ジエチルカルバモイル基など)、
スルファモイル基(たとえば、叶ブチルスルファモイル
基、N、N−ジエチルスルファモイル基、叶ドデシルス
ルファモイル基、N−(4−メトキシ−叶ブチル)スル
ファモイル基など)、スルホニルアミノ基(たとえば、
メチルスルホニルアミ7基、フェニルスルホニルアミノ
基、メトキシメチルスルホニルアミノ基など)、スルホ
ニル基(たとえば、メシル基、トシル基、メトキシメタ
ンスルホニル基など)などを挙げることができる。
前記−形成(V)で表わされる(ジピリジル)(シス−
1,2−エチレンジチオラド)ニッケル誘導体の製造は
、一般に、次のようにして行うことができる。
無水メタノールにシス−1,2−エチレンジチオール誘
導体又は、そのアルカリ金属塩を溶かす。
(前駆体から調製する場合もある。)この溶液に、(ジ
ピリジル)(ジハロ)ニッケル(1誘導体錯体を粉末又
はメタノール溶液で加えて、かくはんし、生成した沈殿
をろ過する。この沈殿をジクロロメタンなどの有機溶媒
で抽出し、濃縮して、ゆっくりメタノールを加えると求
める錯体の結晶が得られる。
(以下余白) 次に、前記−形成CVII、〔■〕および〔■〕を更に
詳細に説明する。
前記−形成〔■〕、〔■〕および〔■〕で表わされる化
合物において、R’=R”、R40〜R44、R47〜
RS lで表わされるハロゲン原子は弗素原子、塩素原
子、臭素原子、沃素原子を包含する。
R”〜R”、R”〜R”、R4’l〜R8Iで表わされ
るアルキル基は好ましくは炭素数1ないし20のアルキ
ル基を示し、直鎮アルキル基、分岐アルキル基のいずれ
であってもよく、また、置換、無置換のいずれであって
もよい。
R31,R3%、R40〜R1、R47〜R′+で表わ
されるアリール基は、好ましくは炭素数が6ないし14
のアリール基であり、置換、無置換のいづれであっても
よい。
R”%R”% R40〜R44、R”〜RS lで表わ
される複素環基は、好ましくは5員環または6員環であ
り、置換、無置換のいずれであってもよい。
R31〜R0、R40〜R1、R”〜R11で表わされ
るシクロアルキル基は好ましくは5員環基または6員環
基であり、置換、無置換のいずれであってもよい。
R31〜R35、R40〜R”、R”〜R”のうち、隣
り合った置換基が互いに結合して形成される環は好まし
くは、6員環であり、より好ましくはベンゼン環であり
、このベンゼン環は置換、無置換のいずれであってもよ
く、また、縮合したものであってもよい。
R21〜R2S、R40〜R44、R47〜Rslテ表
ワサれる直鎮もしくは分岐のアルキル基としては、たと
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラ
デシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基などをあげ
ることができる。
R21,R3S、R40〜R44、R”〜RS lで表
わされるアリール基としては、たとえば、フェニル基、
ナフチル基な、どをあげることができる。
R3=R”% R”〜R44、R41〜Rslで表わさ
れる複素環基は、ペテロ原子として、環中に少くとも1
個の窒素原子、酸素原子もしくはイオウ原子を含む5な
いし6員の複素環基であり、たとえハ、フリル基、ヒド
ロフリル基、チエニル基、ピロリル基、ピロリジル基、
ピリジル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、キノリル
基、インドリル基、オキサシリル基、チアゾリル基など
をあげることができる。
R31,R3S、R40〜R44、R”〜R5Iで表わ
されるシクロアルキル基としては、たとえば、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、シクロへキセニル基、シ
クロへキサジェニル基などをあげることができる。
R31〜R3S、R40〜R44、R47〜RS lの
うち、隣り合った置換基が互いに結合して形成される6
員環としては、たとえばベンゼン環、ナフタレン環、イ
ンベンゾチオフェン環、イソベンゾフラン環、イソイン
ドリン環などをあげることができる。
上記ノR31,R3S SR40、R44、R47〜R
S + テ表わされるアルキル基、シクロアルキル基、
アリール基あるいは複素環基は2価の連結基、たとえば
オキシ基(−0−)、チオ基(−3−)、アミ7基、オ
キシカルボニル基、カルボニル基、カルバモイル基、ス
ルファモイル基、カルボニルアミノ基、スルホニル基ま
たはカルボニルオキシ基などを介して、ベンゼン環上の
炭素原子に結合していてもよい。
R31,Rお、R40、R44、R”〜RS lで表わ
されるアルキル基が上記の2価の連結基を介してベンゼ
ン環上の炭素原子に結合している例としては、アルコキ
シ基(たとえば、メトキル基、エトキシ基、ブトキシ基
、プロポキン基、n−デシルオキシ基、n−ドデシルオ
キシ基、n−へキサデンルオキシ基など)、アルコキシ
カルボニル基(たとえば、メトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、n−デシル
オキシカルボニル基、n−ヘキサデシルオキシカルボニ
ル基など)、アシル基(たとえば、アセチル基、バレリ
ル基、ステアロイル基など)、アシルオキシ基(たとえ
ば、アセトキシ基、ヘキサデシルカルボニルオキシ基な
ど)、アルキルアミノ基(たとえば、n−ブチルアミノ
基、N、N−ジエチルアミノ基、N、N−ジデシルアミ
ノ基など)、アルキルスルファモイル基(たとえば、ブ
チルスルファモイル基、N、N−ジエチルスルファモイ
ル基、n−ドデシルスルファモイル基など)、スルホニ
ルアミノ基(たとえば、メチルスルホニルアミノ基、ブ
チルスルホニルアミノ基など)、スルホニル基(たとえ
ば、メシル基、エタンスルホニル基など)、またはアシ
ルアミノ基(たとえば、アセチルアミノ基、バレリルア
ミノ基、バルミトイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、
トルオイルアミノ基など)などをあげることができる。
R31〜R2S、R40、R44、R4ff 〜RS 
I テ表ワサれる7クロアルキル基が上記の2価の連結
基を介して一般式CVI)〜〔■〕の化合物の環上の炭
素原子に結合している例としては、シクロヘキシルオキ
シ基、シクロへキシルカルボニル基、シクロへキンルオ
キシ力ルボニル基、シクロへキシルアミノ基、シクロへ
キセニル力ルボニル基またはシクロへキセニルオキシ基
等を挙げることができる。
R31,R3S、R40〜R44、R4’7〜RS +
で表わされるアリール基が上記の2価の連結基を介して
一般式(Vl)〜〔■〕の化合物の環上の炭素原子に結
合している例としては、アリーロキシ基(たとえば、フ
ェノキシ基、ナフトキシ基など)、アリーロキシカルボ
ニル基(たとえば、フェノキシカルボニル基、ナフトキ
シカルボニル基など)、アシル基(たとえば、ベンゾイ
ル基、ナフトイル基など)、アニリノ基(たとえば、フ
ェニルアミノLN−メチルアニリノ基、N−アセチルア
ニリノ基など)、アシルオキシ基(たとえば、ベンゾイ
ルオキシ基、トルオイルオキシ基など)、アリールカル
バモイル基(たとえば、フェニルカルバモイル基など)
、アリールスルファモイル基(たとえばフェニルスルフ
ァモイル基など)、アリールスルホニルアミノ基(たと
えば、フェニルスルホニルアミノ基、p−トリルスルホ
ニルアミノ基など)、アリールスルホニル基(たとえば
、ベンゼンスルホニル基、トシル基など)、およびアシ
ルアミノ基(たとえばベンゾイルアミノ基など)をあげ
ることができる。
上記のR31〜R3s、R40、R44、R47〜R5
Iで表わされるアルキル基、アリール基、複素環基、シ
クロアルキル基または、隣り合う置換基が互いに結合し
て形成される6員環は、更に置換されていてもよく、置
換基としては例えば、ハロゲン原子(たとえば、塩素原
子、臭素原子、弗素原子など)、シアノ基、水酸基、直
鎮もしくは分岐のアルキル基(たとえば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデ
シル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、メトキシエ
トキシエチル基など)、アリール基(たとえば、フェニ
ル基、トリル基、ナフチル基、クロロフェニル基、メト
キシフェニル基、アセチルフェニル基など)、アルコキ
ン基(たとえば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基
、プロポキシ基、メトキシエトキシ基など)、アリーロ
キシ基(たとえば、フェノキシ基、トリロキシ基、ナフ
トキシ基、メトキシフェノキシ基など)、アルコキンカ
ルボニル基(たとえば、メトキシカルボニル基、ブトキ
シカルボニル基、フェノキシメトキシカルボニル基など
)、アリーロキシカルボニル基(たとえば、フェノキシ
カルボニル基、トリロキシカルボニル基、メトキシフェ
ノキシカルボニル基など)、アシル基(たとえば、ホル
ミル基、アセチル基、バレリル基、ステアロイル基、ベ
ンゾイル基、トルオイル基、ナフトイル基、p−メトキ
シベンゾイル基など)、アシルオキシ基(たとえば、ア
セトキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、アンルアミノ
基(たとえば、アセトアミド基、ベンズアミド基、メト
キシアセトアミド基など)、アニリノ基(たとえば、フ
ェニルアミノ基、N−メチルアニリノ基、N−フェニル
アニリノ基、N−アセチルアニリノ基など)、アルキル
アミ7基(たとえば、n−ブチルアミノ基、N、N−ジ
エチルアミン基、4−メトキシ−〇−ブチルアミノ基な
ど)、カルバモイル基(たとえば、n−ブチルカルバモ
イル基、N、N−ジエチルカルバモイル基など)、スル
ファモイル基(例えハ、ロープチルスルファモイル基、
N、N−ジエチルスルファモイル基、叶ドデンルスルフ
ァモイル基、N−(4−メトキシ−叶ブチル)スルファ
モイル基など)、スルホニルアミノ基(たとえば、メチ
ルスルホニルアミン基、フェニルスルホニルアミン基、
メトキシメチルスルホニルアミノ基など)、スルホニル
基(たとえば、メシル基、トシル基、メトキンメタンス
ルホニル基など)などを挙げることができる。
R36、R37で表わされるアルキル基は、好ましくは
炭素数1ないし20のアルキル基を示し、このアルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−ブチル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−ドデシル基
、n−ヘキサデシル基などをあげることができる。
R36、R”で表わされるアリール基は、好ましくはフ
ェニル基を示し、このフェニル基は、例えばメチル基、
メトキン基、ハロゲン原子などで置換されていてもよい
R311、R3G、R4S、R”、R”、R53で表わ
されるアルキル基は好ましくは炭素数1ないし20のア
ルキル基を示し、このアルキル基として、たとえばメチ
ル基、エチル基、n−ブチル基、ローへキンル基、叶オ
クチル基、n−ドデシル基、叶へキサデシル基などをあ
げることができる。
この場合、アル千ル基は、更に置換されていてもよく、
例えば、炭素数1ないし20のアルコキシ基(たとえば
メトキシ基、エトキシ基、n−ブトキン基など)などで
置換されてもよい。
R38、R39、R4S、R46、R52、R53で表
わされるアリール基は、好ましくはフェニル基であり、
この場合、フェニル基は、更に置換されていてもよく、
例えば、炭素数1ないし20のアルキル基(たとえばメ
チル基、エチル基、n−ブチル基、n−オクチル基、n
−デシル基など)、炭素数1ないし20のアルコキシ基
(たとえばメトキシ基、エトキシ基、n−ブトキシ基、
n−ドデシルオキシ基など)、シアノ基などで置換され
ていてもよい。
R″″とR39、R4SとR46、R52とRS 3は
それぞれ結合して環を形成していてもよいが、この場合
、好ましくは、5員環または6員環がよく、環の構成元
素は炭素以外の元素(たとえば0、N、Sなど)でもよ
い。また、これらの環はハロゲン、アルキル基、アルコ
キシ基によって置換されていてもよくまたは他の環と縮
合していてもよい。
前記−形成(VDないし〔■〕で表わされる(α−ジイ
ミン)(シス−1,2−エチレンジチオラド)ニッケル
誘導体の製造は、一般に次のようにして行うことができ
る。
無水メタノールにcis−1,2−エチレンジチオール
誘導体又は、そのアルカリ金属塩を溶かす。
(前駆体から調製する場合もある。)この溶液に、ビス
(α−ジイミン)ニッケル(It)ハライドまたは(α
−ジイミン)(ジハロ)ニッケル(II) i体を粉末
又は、メタノール溶液で加えてかくはんし、生成した沈
殿をろ過する。この沈澱をジクロロメタンなどの有機溶
媒で抽出し、濃縮して、ゆっくりメタノールを加えると
求める錯体の結晶が得られる。
前記−形成(V3、(VI〕、〔■〕、〔■〕で表され
る化合物のうち好ましいものを例示すれば次の通りであ
るが、本発明はこれらの例示化合物に限定されるもので
はないことはもちろんである。
QC4H3(n) 一般式〔■〕および〔X〕で表される化合物の詳細は5
0−87649号に記載されておりその具体例としては
下記の化合物を挙げることができる。
本発明に使用する金属錯体の添加量には特に制限がない
が、使用する色素供与性物質に対するモル比で約0.0
1〜1が適当であり、なかでも0゜1〜0.5が好まし
い。
金属錯体はゼラチン等の親水性コロイド水溶液に溶解さ
せるか、又は通常のオイル分散法あるいは、固体分散に
より乳化分散物をつくり、これらの水溶液又は乳化分散
物を色素固定層又はその隣接層用塗布液に添加する事が
できる。
また、本発明の金属錯体と併用して、酸化防止剤、UV
吸収剤、露光増白剤などを併用して用いることもできる
色素の拡散転写により画像を形成するシステムにおいて
は感光要素と共に色素固定要素が用いられる。色素固定
要素は感光要素とは別々の支持体上に別個に塗設される
形態であっても、感光要素と同一の支持体上に塗設され
る形態であってもよい。感光要素と色素固定要素相互の
関係、支持体との関係、白色反射層との関係は米国特許
第4゜500.626号の第57mに記載の関係が本願
にも適用できる。
本発明に好ましく用いられる色素固定要素は媒染剤とバ
インダーを含む層を少なくとも1層有する。媒染剤は写
真分野で公知のものを用いることができ、その具体例と
しては米国特許第4,500.626号第58〜59欄
や特開昭61−88256号第(32)〜(41)頁に
記載の媒染剤、特開昭62−244043号、同62−
244036号等に記載のものを挙げることができる。
また、米国特許第4,463.079号に記載されてい
るような色素受容性の高分子化合物を用いてもよい。
色素固定要素には必要に応じて保護層、剥離層、カール
防止層などの補助層を設けることができる。
特に保護層を設けるのはを用である。
感光要素や色素固定要素の構成層のバインダーには親水
性のものが好ましく用いられる。その例としては特開昭
62−253159号の(26)頁〜(28)頁に記載
されたものが挙げられる。具体的には、透明か半透明の
親水性バインダーが好ましく、例えばゼラチン、ゼラチ
ン誘導体等のタンパク質またはセルロース誘導体、デン
プン、アラビアゴム、デキストラン、プルラン等の多糖
類のような天然化合物と、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド重合体、その他の合
成高分子化合物が挙げられる。また、特開昭62−24
5260号等に記載の高吸水性ポリマー、すなわち−C
OOMまたは一5O3M(Mは水素原子またはアルカリ
金属)を有するビニルモノマーの単独重合体またはこの
ビニルモノマー同士もしくは他のビニルモノマーとの共
重合体(例えばメタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸
アンモニウム、住友化学■製のスミカゲルL−5H)も
使用される。これらのバインダーは2種以上組み合わせ
て用いることもできる。
微量の水を供給して熱現像を行うシステムを採用する場
合、上記の高吸水性ポリマーを用いることにより、水の
吸収を迅速に行うことが可能となる。また、高吸水性ポ
リマーを色素固定層やその保護層に使用すると、転写後
に色素が色素固定要素から他のものに再転写するのを防
止することができる。
本発明において、バインダーの塗布量は1m2当たり2
0g以下が好ましく、特に10g以下、更には7g以下
にするのが適当である。
感光要素や色素固定要素の構成層に用いる硬膜剤として
は、米国特許第4,678,739号第41欄、特開昭
59−116655号、同62−245261号、同6
1−18942号等に記載の硬膜剤が挙げられる。より
具体的には、アルデヒド系硬膜剤(ホルムアルデヒドな
ど)、アジリジン系硬膜剤、エポキシ系硬膜剤 ビニルスルホン系硬膜剤(N、 N’−エチレン−ビス
(ビニルスルホニルアセタミド)エタンなど)、N−メ
チロール系硬膜剤(ジメチロール尿素など)、あるいは
高分子硬膜剤(特開昭62−234157号などに記載
の化合物)が挙げられる。
本発明において感光要素及び/又は色素固定要素には画
像形成促進剤を用いることができる。画像形成促進剤に
は銀塩酸化剤と還元剤との酸化還元反応の促進、色素供
与性物質からの色素の生成または色素の分解あるいは拡
散性色素の放出等の反応の促進および、感光材料層から
色素固定層への色素の移動の促進等の機能があり、物理
化学的な機能からは塩基または塩基プレカーサー、求核
性化合物、高沸点有機溶媒(オイル)、熱溶剤、界面活
性剤、銀または銀イオンと相互作用を持つ化合物等に分
類される。ただし、これらの物質群は一般に複合機能を
有しており、上記の促進効果のいくつかを合せ持つのが
常である。これらの詳細については米国特許4,678
,739号第38〜40欄に記載されている。
塩基プレカーサーとしては、熱により脱炭酸する有機酸
と塩基の塩、分子内求核置換反応、ロッセン転位または
ベックマン転位によりアミン類を放出する化合物などが
ある。その具体例は米国特許4,511,493号、特
開昭62−65038号等に記載されている。
少量の水の存在下に熱現像と色素の転写を同時に行うシ
ステムにおいては、塩基及び/又は塩基プレカーサーは
色素固定要素に含有させるのが感光要素の保存性を高め
る意味で好ましい。
上記の他に、欧州特許公開210.660号に記載され
ている難溶性金属化合物およびこの難溶性金属化合物を
構成する金属イオンと錯形成反応しうる化合物(錯形成
化合物という)の組合せや、特開昭61−232451
号に記載されている電解により塩基を発生する化合物な
ども塩基プレカーサーとして使用できる。特に前者の方
法は効果的である。この難溶性金属化合物と錯形成化合
物は、感光要素と色素固定要素に別々に添加するのが有
利である。
感光要素及び/又は色素固定要素には、現像時の処理温
度および処理時間の変動に対し、常に一定の画像を得る
目的で種々の現像停止剤を用いることができる。
ここでいう現像停止剤とは、適性現像後、速やかに塩基
を中和または塩基と反応して膜中の塩基濃度を下げ現像
を停止する化合物または銀および銀塩と相互作用して現
像を抑制する化合物である。
具体的には、加熱により酸を放出する酸プレカーサー、
加熱により共存する塩基と置換反応を起す親電子化合物
、または含窒素へテロ環化合物、メルカプト化合物およ
びその前駆体等が挙げられる。
更に詳しくは特開昭62−253159号(31)〜(
32)頁に記載されている。
感光要素または色素固定要素の構成層(バック層を含む
)には、寸度安定化、カール防止、接着防止、膜のヒビ
割れ防止、圧力増減感防止等の膜物性改良の目的で種々
のポリマーラテックスを含有させることができる。具体
的には、特開昭62−245258号、同62−136
648号、同62−110066号等に記載のポリマー
ラテックスのいずれも使用できる。特に、ガラス転移点
の低い(40℃以下)ポリマーラテックスを媒染層に用
いると媒染層のヒビ割れを防止することができ、またガ
ラス転移点が高いポリマーラテックスをバック層に用い
るとカール防止効果が得られる。
感光要素および色素固定要素の構成層には、可塑剤、ス
ベリ剤、あるいは感光要素と色素固定要素の剥離性改良
剤として高沸点有機溶媒を用いることができる。具体例
には特開昭62−253159号の(25)頁、同62
−245253号などに記載されたものがある。
更に、上記の目的のために、各種のシリコーンオイル(
ジメチルシリコーンオイルからジメチルシロキサンに各
種の有機基を導入した変性シリコーンオイルまでの総て
の/リコーンオイルンを使用できる。その例としては、
信越シリコーン■発行の「変性シリコーンオイル」技術
資料P6−18Bに記載の各種変性シリコーンオイル、
特にカルボキシ変性シリコーン(商品名X−22−37
10)などが有効である。
また特開昭62−215953号、特願昭622368
7号に記載のシリコーンオイルも有効である。
感光要素や色素固定要素には退色防止剤を用いてもよい
。退色防止剤としては、本発明の金属錯体のほかに例え
ば酸化防止剤、紫外線吸収剤があ酸化防止剤としては、
例えばクロマン系化合物、クマラン系化合物、フェノー
ル系化合物(例えばヒンダードフェノール類)、ハイド
ロキノン誘導体、ヒンダードアミン誘導体、スピロイン
ダン系化合物がある。また、特開昭61−159644
号記載の化合物も有効である。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物(
米国特許筒3.533,794号など)、4−チアゾリ
ドン系化合物(米国特許筒3.352.681号など)
、ベンゾフェノン系化合物(特開昭46−2784号な
ど)、その他特開昭54−48535号、同62−13
6641号、同61−88256号等に記載の化合物が
ある。
また、特開昭62−260152号記載の紫外線吸収性
ポリマーも有効である。
有用な退色防止剤の例は特開昭62−215272号(
125)〜(137)頁に記載されている。
色素固定要素に転写された色素の退色を防止するための
退色防止剤は予め色素固定要素に含有させておいてもよ
いし、感光要素などの外部から色素固定要素に供給する
ようにしてもよい。
上記の酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体はこれら同
士を組み合わせて使用してもよい。
感光要素や色素固定要素には蛍光増白剤を用いてもよい
。特に色素固定要素に蛍光増白剤を内蔵させるか、感光
要素などの外部から供給させるのが好ましい。その例と
しては、K、 Veenkataraman編rThe
 Che+n1stry of 5ynthetic 
Dyes J第V巻第8章、特開昭61−143752
号などに記載されている化合物を挙げることができる。
より具体的には、スチルベン系化合物、クマリン系化合
物、ビフェニル系化合物、ベンゾオキサシリル系化合物
、ナフタルイミド系化合物、ピラゾリン系化合物、カル
ボスチリル系化合物などが挙げられる。
蛍光増白剤は退色防止剤と組み合わせて用いることがで
きる。
感光要素や色素固定要素の構成層には、塗布助剤、剥離
性改良、スベリ性改良、帯電防止、現像促進等の目的で
種々の界面活性剤を使用することができる。界面活性剤
の具体例は特開昭62−173463号、同62−18
3457号等に記載されている。
感光要素や色素固定要素の構成層には、スベリ性改良、
帯電防止、剥離性改良等の目的で有機フルオロ化合物を
含ませてもよい。有機フルオロ化合物の代表例としては
、特公昭57−9053号第8〜17欄、特開昭61−
20944号、同62−135826号等に記載されて
いるフッ素系界面活性剤、またはフッ素油などのオイル
状フッ素系化合物もしくは四フッ化エチレン樹脂などの
固体状フッ素化合物樹脂などが挙げられる。
感光要素や色素固定要素にはマット剤を用いることがで
きる。マット剤としては二酸化ケイ素、ポリオレフィン
またはポリメタクリレートなどの特開昭61−8825
6号(29)頁記載の化合物の他に、ベンゾグアナミン
樹脂ビーズ、ポリカーボネート樹脂ビーズ、AS樹脂ビ
ーズなどの特願昭62−110064号、同62−11
0065号記載の化合物がある。
その他、感光要素および色素固定要素の構成層には、熱
溶剤、消泡剤、防菌防バイ剤、コロイダルシリカ等を含
ませてもよい。これらの添加剤の具体例は特開昭61−
88256号第(26)〜(32)頁に記載されている
感光要素や色素固定要素の支持体としては、処理温度に
耐えることのできるものが用いられる。
一般的には、紙、合成高分子(フィルム)が挙げられる
。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリイミド、セルロース類(例えばトリアセチル
セルロース)またはこれらのフィルム中へ酸化チタンな
どの顔料を含有させたもの、更にポリプロピレンなどか
ら作られるフィルム法合成紙、ポリエチレン等の合成樹
脂パルプと天然バルブとから作られる混抄紙、ヤンキー
紙、バライタ紙、コーチイツトペーパー(特にキャスト
コート紙)、金属、布類、ガラス類等が用いられる。
これらは、単独で用いることもできるし、ポリエチレン
等の合成高分子で片面または両面をラミネートされた支
持体として用いることもできる。
この他に、特開昭62−253159号(29)〜(3
1)頁に記載の支持体を用いることができる。
これらの支持体の表面に親水性バインダーとアルミナゾ
ルや酸化スズのような半導性金属酸化物、カーボンブラ
ックその他の帯電防止剤を塗布してもよい。
熱現像感光要素は、基本的には支持体上に感光性ハロゲ
ン化銀、バインダーを有するものであり、さらに必要に
応じて有機金属塩酸化剤、色素供与性化合物(後述する
ように還元剤が兼ねる場合がある)などを含有させるこ
とができる。これらの成分は同一の層に添加することが
多いが、反応可能な状態であれば別層に分割して添加す
ることもできる。例えば着色している色素供与性化合物
はハロゲン化銀乳剤の下層に存在させると感度の低下を
防げる。還元剤は熱現像感光要素に内蔵するのが好まし
いが、例えば後述する色素固定要素から拡散させるなど
の方法で、外部から供給するようにしてもよい。
イエロー、マゼンタ、シアンの3原色を用いて色度図内
の広範囲の色を得るためには、少なくとも3層のそれぞ
れ異なるスペクトル領域に感光性を持つハロゲン化銀乳
剤層を組み合わせて用いる。
例えば青感層、緑感層、赤感層の3層の組み合わせ、緑
感層、赤感層、赤外感光層の組み合わせなどがある。各
感光層は通常型のカラー感光材料で知られている種々の
配列順序を採ることができる。
また、これらの各感光層は必要に応じて2層以上に分割
してもよい。
熱現像感光要素には、保護層、下塗り層、中間層、黄色
フィルター層、アンチハレーション層、バック層などの
種々の保助層を設けることができる。
本発明に使用し得るハロゲン化銀は、塩化銀、臭化銀、
沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀のいずれで
もよい。
本発明で使用するハロゲン化銀乳剤は、表面潜像型乳剤
であっても、内部潜像型乳剤であってもよい。内部潜像
型乳剤は造核剤や光カブラセとを組合わせて直接反転乳
剤として使用される。また、粒子内部と粒子表層が異な
る相を持ったいわゆるコアシェル乳剤であってもよい。
ハロゲン化銀乳剤は単分散でも多分散でもよく、単分散
乳剤を混合して用いてもよい。粒子サイズは0.1〜2
μm。
特に0.2〜1.5μmが好ましい。ハロゲン化銀粒子
の晶癖は立方体、8面体、14面体、高アスペクト比の
平板状その他のいずれでもよい。
具体的には、米国特許第4,500,626号第50欄
、同第4,628,021号、リサーチ・ディスクロー
ジャー誌(以下RDと略記する)17029 (197
8年)、特開昭62−253159号等に記載されてい
るハロゲン化銀乳剤のいずれもが使用できる。
ハロゲン化銀乳剤は未後熟のまま使用してもよいが通常
は化学増感して使用する。通常型感光材料用乳剤で公知
の硫黄増感法、還元増感法、貴金属増感法などを単独ま
たは組合わせて用いることができる。これらの化学増感
を含窒素複素環化合物の存在下で行うこともできる(特
開昭62−253159号)。
本発明において使用される感光性ハロゲン化銀の塗設量
は、銀換算1mgないし10g/m′の範囲である。
本発明に用いられるハロゲン化銀は、メチン色素類その
他によって分光増感されてもよい。用いられる色素には
、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素
、複合メロシアニン色素、ホロポーラ−シアニン色素、
ヘミシアニン色素、スチリル色素およびヘミオキソノー
ル色素が包含される。
具体的には、米国特許第4,617,257号、特開昭
59−180550号、同60−140335号、RD
17029 (1978年)12〜13頁等に記載の増
感色素が挙げられる。
これらの増感色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合わせを用いてもよく、増感色素の組合わせは特に、強
色増感の目的でしばしば用いられ増感色素とともに、そ
れ自身分光増感作用をもたない色素あるいは可視光を実
質的に吸収しない化合物であって、強色増感を示す化合
物を乳剤中に含んでもよい(例えば米国特許第3.61
5゜641号、特願昭61−226294号等に記載の
もの)。
これらの増感色素を乳剤中に添加する時期は化学熟成時
もしくはその前後でよいし、米国特許第4.183,7
56号、同4,225,666号に従ってハロゲン化銀
粒子の核形成前後でもよい。
添加量は一般にハロゲン化銀1モル当り10−1′ない
し10−2モル程度である。
本発明においては、感光性ハロゲン化銀と共に、有機金
属塩を酸化剤として併用することもできる。
このような有機金属塩の中、有機銀塩は、特に好ましく
用いられる。
上記の有機銀塩酸化剤を形成するのに使用し得る有機化
合物としては、米国特許第4.500゜626号第52
〜53欄等に記載のベンゾトリアゾール類、脂肪酸その
他の化合物がある。また特開昭60−113235号記
載のフェニルプロピオール酸銀などのアルキニル基を有
するカルボン酸の銀塩や、特開昭61−249044号
記載のアセチレン銀も有用である。有機銀塩は2種以上
を併用してもよい。
以上の有機銀塩は、感光性ハロゲン化銀1モルあたり、
0,01ないし10モル、好ましくは0.01ないし1
モルを併用することができる。感光性ハロゲン化銀と有
機銀塩の塗布量合計は銀換算で50mgないし10 g
 / m’が適当である。
本発明においては種々のカブリ防止剤または写真安定剤
を使用することができる。その例としては、RDI 7
643 (1978年)24〜25頁に記載のアゾール
類やアザインデン類、特開昭59−168442号記載
の窒素を含むカルボン酸類およびリン酸類、あるいは特
開昭59−111636号記載のメルカプト化合物およ
びその金属塩、特開昭62−87957号に記載されて
いるアセチレン化合物類などが用いられる。
本発明に用いる還元剤としては、熱現像感光材料の分野
で知られているものを用いることができる。また、後述
する還元性を有する色素供与性化合物も含まれる(この
場合、その他の還元剤を併用することもできる)。また
、それ自身は還元性を持たないが現像過程で求核試薬や
熱の作用により還元性を発現する還元剤プレカーサーも
用いることができる。
本発明に用いられる還元剤の例としては、米国特許第4
,500,626号の第49〜50欄、同第4.483
,914号の第30〜31i、同第4,330.617
号、同第4,590,152号、特開昭60−1403
35号の第(IT)〜(18)頁、同57−40245
号、同56−138736号、同59−178458号
、同59−53831号、同59−182449号、同
59−182450号、同60−119555号、同6
0−128436号から同60−128439号まで、
同60−198540号、同60−181742号、同
61−259253号、同62−244044号、同6
2−131253号から同62−131256号まで、
欧州特許第220,746A2号の第78〜96頁等に
記載の還元剤や還元剤プレカーサーがある。
米国特許第3.039.869号に開示されているもの
のような種々の還元剤の組合せも用いることができる。
耐拡散性の還元剤を使用する場合には、耐拡散性還元剤
と現像可能なハロゲン化銀との間の電子移動を促進する
ために、必要に応じて電子伝達剤および/または電子伝
達剤プレカーサーを組合せて用いることができる。
電子伝達剤またはそのプレカーサーは、前記した還元剤
またはそのプレカーサーの中から選ぶことができる。電
子伝達剤またはそのプレカーサーはその移動性が耐拡散
性の還元剤(電子供与体)より大きいことが望ましい。
特に有用な電子伝達剤は1−フェニル−3−ピラゾリド
ン類またはアミノフェノール類である。
電子伝達剤と組合せて用いる耐拡散性の還元剤(電子供
与体)としては、前記した還元剤の中で感光要素の層中
で実質的に移動しないものであればよく、好ましくはハ
イドロキノン類、スルホンアミドフェノール類、スルホ
ンアミドナフトール類、特開昭53−110827号に
電子供与体として記載されている化合物および後述する
耐拡散性で還元性を有する色素供与性化合物等が挙げら
れる。
本発明に於いては還元剤の添加量は銀1モルに対して0
.01〜20モル、特に好ましくは0.1〜10モルで
ある。
本発明においては、画像形成物質として銀を用いること
ができる。また高温状態下で銀イオンが銀に還元される
際、この反応に対応して、あるいは逆対応して可動性色
素を生成するか、あるいは放出する化合物、すなわち色
素供与性化合物を含有することもできる。
本発明で使用しうる色素供与性化合物の例としてはまず
、酸化カップリング反応によって色素を形成する化合物
(カプラー)を挙げることができる。このカプラーは4
当量カプラーでも、2当壷カプラーでもよい。また、耐
拡散性基を脱離基に持ち、酸化カップリング反応により
拡散性色素を形成する2当量カプラーも好ましい。この
耐拡散性基はポリマー鎖をなしていてもよい。カラー現
像薬およびカプラーの具体例はジェームズ著「ザ・セオ
リー・オブ・ザ・フォトグラフィック・プロセス」第4
版(T、 H,James″The Theory o
f thePhotographic Process
’ ) 291〜334頁、および354〜361頁、
特開昭58−123533号、同58−149046号
、同58−149047号、同59−111148号、
同59−124399号、同59−174835号、同
59−231539号、同59−231540号、同6
0−2950号、同60−2951号、同60−142
42号、同60−23474号、同60−66249号
等に詳しく記載されている。
また、別の色素供与性化合物の例として、画像状に拡散
性色素を放出乃至拡散する機能を持つ化合物を挙げるこ
とができる。この型の化合物は次の一形成CLI:lで
表わすことができる。
(Dye−Y) 、 −Z   CL I〕Dyeは色
素基、−時的に短波化された色素基または色素前駆体基
を表わし、Yは単なる結合または連結基を表わし、Zは
画像状に潜像を有する感光性銀塩に対応または逆対応し
て (Dye−Y)、、−Zで表わされる化合物の拡散性に
差を生じさせるか、または、Dyeを放出し、放出され
たDyeと(Dye−Y)、、−7との間に拡散性にお
いて差を生じさせるような性質を存する基を表わし、n
は1または2を表わし、nが2の時、2つのDye−Y
は同一でも異なっていてもよい。
−形成(L I〕で表わされる色素供与性化合物の具体
例としては下記の■〜■の化合物を挙げることができる
。なお、下記の■〜■はハロゲン化銀の現像に逆対応し
て拡散性の色素像(ポジ色素像)を形成するものであり
、■と■はハロゲン化銀の現像に対応して拡散性の色素
像(ネガ色素像)を形成するものである。
■米国特許第3,134,764号、同第3゜362.
819号、同第3,597,200号、同第3.544
,545号、同第3. 482. 972号等に記載さ
れている、ハイドロキノン系現像薬と色素成分を連結し
た色素現像薬。この色素現像薬はアルカリ性の環境下で
拡散性であるが、ハロゲン化銀と反応すると非拡散性に
なるものである。
■米国特許第4,503.137号等に記されている通
り、アルカリ性の環境下で拡散性色素を放出するがハロ
ゲン化銀と反応するとその能力を失う非拡散性の化合物
も使用できる。その例としては、米国特許第3,980
,479号等に記載された分子内求核置換反応により拡
散性色素を放出する化合物、米国特許第4,199,3
54号等に記載されたインオキサシロン環の分子内巻き
換え反応により拡散性色素を放出する化合物が挙げられ
る。
■米国特許第4,559,290号、欧州特許第220
,746A2号、公開枝根87−6199等に記されて
いる通り、現像によって酸化されずに残った還元剤と反
応して拡散性色素を放出する非拡散性の化合物も使用で
きる。
その例としては、米国特類第4. 139. 389号
、同第4,139,379号、特開昭59−18533
3号、同57−84453号等に記載されている還元さ
れた後に分子内の求核置換反応により拡散性の色素を放
出する化合物、米国特許第4.232,107号、特開
昭59−101649号、同61−88257号、RD
24025(1984年)等に記載された還元された後
に分子内の電子移動反応により拡散性の色素を放出する
化合物、西独特許第3.008,588A号、特開昭5
6−142530号、米国特許第4,343゜893号
、同第4.619,884号等に記載されている還元後
に一重結合が開裂して拡散性の色素を放出する化合物、
米国特許第4.450,223号等に記載されている電
子受容後に拡散性色素を放出するニトロ化合物、米国特
許第4,609.610号等に記載されている電子受容
後に拡散性色素を放出する化合物などが挙げられる。
また、より好ましいものとして、欧州特許第220.7
46A2号、公開枝根87−6199、特願昭62−3
4953号、同62−34954号等に記された一分子
内にN−X結合(Xは酸素、硫黄または窒素原子を表す
)と電子吸引性基を有する化合物、特願昭62−106
885号に記された一分子内に5O2−X (Xは上記
と同義)と電子吸引性基を有する化合物、特願昭62−
106895号に記された一分子内にPO−X結合(X
は上記と同義)と電子吸引性基を有する化合物、特願昭
62−106887号に記された一分子内にc−x’結
合(X’ はXと同義かまたは−802−を表す)と電
子吸引性基を有する化合物が挙げられる。
この中でも特に−分子内にN−X結合と電子吸引性基を
有する化合物が好ましい。その具体例は欧州特許第22
0,746A2に記載された化合物(1)〜(3) 、
(7)〜(10)、(12)、(13)、(15)、(
23)〜(26)、(31)、(32)、(35)、(
36)、(40)、(41)、(44)、(53)〜(
59)、(64)、(70)、公開枝根87−6199
に記載された化合物(11)〜(23)などである。
■拡散性色素を脱離基に持つカプラーであって還元剤の
酸化体との反応により拡散性色素を放出する化合物(D
DRカプラー)。具体的には、英国特許第1,330,
524号、特公昭48−39165号、米国特許第3,
443.940号、同第4,474,867号、同第4
. 483. 914号等に記載されたものがある。
■ハロゲン化銀または有機銀塩に対して還元性であり、
相手を還元すると拡散性の色素を放出する化合物(DR
R化合物)。この化合物は他の還元剤を用いなくてもよ
いので、還元剤の酸化分解物による画像の汚染という問
題がなく好ましい。
その代表例は、米国特許第3,928,312号、同第
4,053,312号、同第4. 055. 428号
、同第4,336,322号、特開昭59−65839
号、同59−69839号、同53−3819号、同5
1−104.343号、RD17465号、米国特許第
3,725,062号、同第3,728,113号、同
第3. 443. 939号、特開昭58−11653
7号、同57−179840号、米国特許第4,500
,626号等に記載されている。DRR化合物の具体例
としては前述の米国特許第4,500,626号の第2
2欄〜第44欄に記載の化合物を挙げることができるが
、なかでも前記米国特許に記載の化合物(1)〜(3)
 、(10)〜(13)、(16)〜(19)、(28
)〜(30)、(33)〜(35)、(38)〜(40
)、(42)〜(64)が好ましい。また米国特許第4
,639,408号第37〜39欄に記載の化合物も有
用である。
その他、上記に述べたカプラーや一形成CL r)以外
の色素供与性化合物として、有機銀塩と色素を結合した
色素銀化合物(リサーチ・ディスクロージャー誌197
8年5月号、54〜58頁等)、熱現像銀色素漂白法に
用いられるアゾ色素(米国特許第4.235,957号
、リサーチ・ディスクロージャー誌、1976年4年号
、30〜32頁等)、ロイコ色素(米国特許第3,98
5.565号、同4゜022.617号等)なども使用
できる。
色素供与性化合物、耐拡散性還元剤などの疎水性添加剤
は米国特許第2,322,027号記載の方法などの公
知の方法により感光要素の層中に導入することができる
。この場合には、特開昭59−83154号、同59−
178451号、同59−178452号、同59−1
78453号、同59−178454号、同59−17
8455号、同59−178457号などに記載のよう
な高沸点有機溶媒を、必要に応じて沸点50℃〜160
℃の低沸点有機溶媒と併用して、用いることができる。
高沸点有機溶媒の量は用いられる色素供与性化合物1g
に対して10g以下、好ましくは5g以下である。また
、バインダー1gに対してlcc以下、更にはQ、 5
cc以下、特に0.3cc以下が適当である。
特公昭51−39853号、特開昭51−59943号
に記載されている重合物による分散法も使用できる。
水に実質的に不溶な化合物の場合には、前記方法以外に
バインダー中に微粒子にして分散含有させることかでき
る。
疎水性化合物を親水法コロイドに分散する際には、種々
の界面活性剤を用いることができる。例えば特開昭59
−157636号の第(37)〜(38)頁に界面活性
剤として挙げたものを使うことができる。
本発明においては感光要素に現像の活性化と同時に画像
の安定化を図る化合物を用いることができる。好ましく
用いられる具体的化合物については米国特許第4,50
0,626号の第51〜52欄に記載されている。
感光要素に画像を露光し記録する方法としては、例えば
カメラなどを用いて風景や人物などを直接撮影する方法
、プリンターや引伸機などを用いてリバーサルフィルム
やネガフィルムを通して露光する方法、複写機の露光装
置などを用いて、原画をスリットなどを通して走査露光
する方法、画像情報を電気信号を経由して発光ダイオー
ド、各種レーザーなどを発光させ露光する方法、画像情
報をCRT、液晶デイスプレィ、エレクトロルミネッセ
ンスデイスプレィ、プラズマデイスプレィなどの画像表
示装置に出力し、直接または光学系を介して露光する方
法などがある。
感光要素へ画像を記録する光源としては、上記のように
、自然光、タングステンランプ、発光ダイオード、レー
ザー光源、CRT光源などの米国特許第4,500.6
26号第56欄記載の光源を用いることができる。
また、前記の画像情報は、ビデオカメラ、電子スチルカ
メラ等から得られる画像信号、日本テレビジョン信号規
格(NTSC)に代表されるテレビ信号、原画をスキャ
ナーなど多数の画素に分割して得た画像信号、CG、C
ADで代表されるコンビニ−ターを用いて作成された画
像信号を利用できる。
熱現像工程での加熱温度は、約り0℃〜約250℃で現
像可能であるが、特に約り0℃〜約180℃が有用であ
る。色素の拡散転写工程は熱現像と同時に行ってもよい
し、熱現像工程終了後に行ってもよい。後者の場合、転
写工程での加熱温度は、熱現像工程における温度から室
温の範囲で転写可能であるが、特に50℃以上で熱現像
工程における温度よりも約10℃低い温度までがより好
ましい。
色素の移動は熱のみによっても生じるが、色素移動を促
進するために溶媒を用いてもよい。
また、特開昭59−218443号、同61−2380
56号等に詳述されるように、少量の溶媒(特に水)の
存在下で加熱して現像と転写を同時または連続して行う
方法も有用である。この方式においては、加熱温度は5
0℃以上で溶媒の沸点以下が好ましい、例えば溶媒が水
の場合は50℃以上100℃以下が望ましい。
現像の促進および/または拡散性色素の色素固定層への
移動のために用いる溶媒の例としては、水または無機の
アルカリ金属塩や有機の塩基を含む塩基性の水溶液(こ
れらの塩基としては画像形成促進剤の項で記載したもの
が用いられる)を挙げることができる。また、低沸点溶
媒、または低沸点溶媒と水もしくは塩基性の水溶液との
混合溶液なども使用することができる。また界面活性剤
、カブリ防止剤、難溶性金属塩と錯形成化合物を溶媒中
に含ませてもよい。
これらの溶媒は、色素固定要素、感光要素またはその両
者に付与する方法で用いることができる。
その使用量は全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶媒の
重量以下(特に全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶媒
の重量から全塗布膜の重量を差引いた歪量下)という少
量でよい。
感光層または色素固定層に溶媒を付与する方法としては
、例えば、特開昭61−147244号(26)頁に記
載の方法がある。また、溶媒をマイクロカプセルに閉じ
込めるなどの形で予め感光要素もしくは色素固定要素ま
たはその両者に内蔵させて用いることもできる。
また色素移動を促進するために、常温では固体であり高
温では溶解する親水性熱溶剤を感光要素または色素固定
要素に内蔵させる方式も採用できる。親水性熱溶剤は感
光要素、色素固定要素のいずれに内蔵させてもよく、両
方に内蔵させてもよい。また内蔵させる層も乳剤層、中
間層、保護層、色素固定層いずれでもよいが、色素固定
層および/またはその隣接層に内蔵させるのが好ましい
親水性熱溶剤の例としては、尿素類、ピリジン類、アミ
ド類、スルホンアミド類、イミド類、アルコール類、オ
キシム類その他の複素環類がある。
また、色素移動を促進するために、高沸点有機溶剤を感
光要素及び/又は色素固定要素に含有させておいてもよ
い。
現像および/または転写工程における加熱方法としては
、加熱されたブロックやプレートに接触させたり、熱板
、ホットブレッサー、熱ローラ−、ハロゲンランプヒー
ター、赤外および遠赤外ランプヒーターなどに接触させ
たり、高温の3囲気中を通過させるなどがある。また、
感光要素または色素固定要素に抵抗発熱体層を設け、こ
れに通電して加熱してもよい。発熱体層としては特開昭
61−145544号等に記載のものが利用できる。
感光要素と色素固定要素とを重ね合わせ、密着させる時
の圧力条件や圧力を加える方法は特開昭61−1472
44号(27)頁に記載の方法が適用できる。
本発胡の写真要素の処理には種々の熱現像装置のいずれ
もが使用できる。例えば、特開昭59−75247号、
同59−177547号、同59−181353号、同
60−18951号、実開昭62−25944号等に記
載されている装置などが好ましく使用される。
(以下余白) (実施例) 実施例1 表−1の構成で塗布し、受像材料R−1を作った。
表−1受像材料R−1の構成 表−1(続き) シリコーンオイル(1)* 界面活性剤(1)* C,、II□n+、−■−3O,Na  (n=約12
.6)界面活性剤(2)* 界面活性剤(3)* し113 界面活性剤(4)* 界面活性剤(5)車 水溶性ポリマー(1)本 スミカゲル5−H(住友化学(株>n 水溶性ポリマー(2)* デキストラン(分子量7万) 媒染剤(1)* 高沸点有機溶媒(1)* レオフォス95(味の素(株Iの 硬膜剤(1)* 硬膜剤(2)* 1.3−ビニルスルホニル−2−プロパツールマット剤
(1)本 シリカ マット剤(2)* ベンゾグアナミン樹脂  (平均粒径15μ11)車高
沸点有機溶媒は油滴として添加される。
′1;のつくり および、ロ ζ 10%ゼラチン水溶液100gにドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムの5%水溶液5mAを加え、さらにレ
オフォス−95を20g加えてホモブレンダーにて10
,0OOr、1.m、で6分間乳化分散して得た油滴の
分散物を色素固定層(第2N>の塗布液中に添加した。
次に油滴中に下記金属錯体(a)〜(C)を0 、2g
/ rd含む以外は受像材料(R−1)と同様にしてそ
れぞれ色像材料(R−2)〜(R−4)を作成した。
次に感光材料の作り方について述べる。
ポリエチレンテレフタレート支持体上に表−2の構成で
塗布し、感光材料(K−1)を作成した。
表−2感光材料(K−1) 表−2(続き1) 表−2(続き2) 表−2(続き2) 水溶性ポリマー(1)*   スミカゲルL−5(H)
  住人化学■製界面活性剤(1)*    エーロゾ
ルOT界面活性剤(2)”    (、H,、−o−0
(CH2Cl2.O)、o11界面活性剤(3)”  
  ’i 2 )1m s @ sas Na界面活性
剤(4)ICsH19−■−0(CH,CH20)、H
硬膜剤0)本1.2−ビス(ビニルスルフォニルアセト
アミド)エタン 高沸点有機溶媒(1)*   トリシクロへキシルフォ
スフェートマゼンタ色素供与性物質(2) シアン色素供与性物質(3) 第1N用の乳剤(1)の作り方について述べる6良く攪
拌しているゼラチン水溶液(水10100O中にゼラチ
ン20gと塩化ナトリウム3gを含み75℃に保温した
もの)に塩化ナトリウムと臭化カリウムを含有している
水溶液600m12と硝酸銀水溶液(水600mQに硝
酸銀0.59モルを溶解させたもの)を同時に40分間
にわたって等流量で添加した。このようにして平均粒子
サイズ0.35μ層の単分散立方体塩臭化銀乳剤(臭素
80モル%)を調製した。
水洗、脱塩後チオ硫酸ナトリウム5II1gと4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3,3a、 ?−テトラザイ
ンデン20mgを添加して60℃で化学増感を行なった
。乳剤の収量は600gであった。
次に第3層用の乳剤(n)の作り方についてのべる。
良く攪拌しているゼラチン水溶液(水10100O中に
ゼラチン20gと塩化ナトリウム3gを含み75℃に保
温したもの)に塩化ナトリウムと臭化カリウムを含有し
ている水溶液600+oQと硝酸銀水溶液(水600n
+flに硝酸銀0.59モルを溶解させたもの)と以下
の色素溶液(1)とを、同時に40分にわたって等流量
で添加した。このようにして平均粒子サイズ0.35μ
mの色素を吸着させた単分散立方体塩臭化銀乳剤(臭素
80モル%)を調製した。
水洗、脱塩後チオ硫酸ナトリウム5mgと4−ヒドロキ
シ−6−メチル−1,3,3a、 7−チトラザインデ
ン20mgを添加して60℃で化学増感を行なった。乳
剤の収量は600gであった。
色素溶液(1)・・・増感色素(D−22) 160n
+gをメタノール400n+Rに溶解したもの 次に第5層用の乳剤(m)の作り方について述べる。
良く攪拌しているゼラチン水溶液(水10100O中に
ゼラチン20gとアンモニウムを溶解させ50℃に保温
したもの)に沃化ナトリウムと臭化カリウムを含有して
いる水溶液1000mQと硝酸銀水溶液(水10100
Oに硝酸銀1モルを溶解させたもの)を同時にρAgを
一定に保ちつつ添加した。このようにして平均粒子サイ
ズ0.5μmの単分散八面体沃臭化銀乳剤(沃素5モル
%)を調製した。
水洗、脱塩後塩化金酸(4水塩)5mgとチオ硫酸ナト
リウム2gを添加して60℃で金および硫黄増感を施し
た。乳剤の収量は1kgであった。
次に色素供与性物質のゼラチン分散物の作り方について
述べる。
イエローの色素供与性物質(1) 13g、高沸点有機
溶媒(1) 6.5g、電子供与体(ED−11)6.
5gをシクロへキサノン31mQに添加溶解し、10%
ゼラチン溶液100gとドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダの2.5%水溶液60mMとを攪拌混合した後、ホ
モジナイザーで10分間、110000rpにて分散し
た。この分散液をイエローの色素供与性物質の分散物と
言う。
マゼンタの色素供与性物質(2)16.8g、高沸点有
機溶媒(1)8.4g、電子供与体(E−11) 6.
3gをシクロへキサノン37mflに添加溶解し、10
%ゼラチン溶液100g、  ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダの2.5%水溶液60+Qとを攪拌混合した
後、ホモジナイザーで10分間、110000rpにて
分散した。この分散液をマゼンタの色素供与性物質の分
散物と言う。
シアンの色素供与性物質(3)15.4g、高沸点有機
溶媒(1)7.7g、電子供与体(ED−11)6.O
gをシクロへキサノン37mQに添加溶解し、10%ゼ
ラチン溶液100gとドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダの2.5%水溶液60dとを攪拌混合した後、ホモジ
ナイザーで10分間、110000rpにて分散した。
この分散液をシアンの色素供与性物質の分散物と言う。
上記多層構成のカラー感光材料にタングステン電球を用
い、連続的に法度が変化しているB、G。
R及びグレーの色分解フィルターを通して5000ルツ
クスで1710秒間露光した。
この露光済みの感光材料を緩速20mm/seeで送り
ながら、その乳剤面に15m12/ mの水をワイヤー
バーで供給し、その後直ちに受像材料と膜面が接するよ
うに重ね合わせた。
吸水した膜の温度が85℃となるように温度調節したヒ
ートローラーを用い、20秒間加熱した。次に受像材料
からひきはがすと、受像材料(R−1)〜(R−4)上
にB、G、Rおよびグレーの色分解フィルターに対応し
てブルー、グリーン、レッド、グレーの像が得られた。
次にこれらの像を有する受像材料の膜面上に、紫外線吸
収層を有する透明フィルムを重ね合わせ、アトラスC,
I 65ウエザオメーターを用い、色像上にキセノン光
(10万ルクス)を7日間照射した。キャノン光照射前
後での色像濃度を測定し色像の光に対する堅牢性を評価
した。
それぞれの最高濃度(反射濃度)と反射濃度1.0での
色素残存率を測定し、表−3に示した。
表−3 光照射前の色素濃度 表−3の結果より本発明の金属錯体を受像材料に含有さ
せることにより、色素残存率が高くなり、光堅牢性が向
上することが明らかである。
実施例2 表−4の構成で塗布し、受像材料R−5を作った。
表−4受像材料R−5の構成 表−4(Mき) 接着防止剤(1)* 四フッ化エチレン樹脂(テフロン30−J 三井・デュ
ポンフロロケミカッ剛製) 紫外線吸収剤 水溶性ポリマー(3)* ポリメタクリル酸ナトリウム 酸化防止剤(1)零 蛍光増白剤(1)* その他の化合物は実施例1で使用したものと同じである
次に受像材料R−5の金属錯体(a)を金属錯体(b)
または(c)にかえる以外は同様にして、それぞれ受像
材料R−6、R−7を作成した。
次に感光材料(K−1)を用い、実施例1と全く同様の
操作をして、受像材料R−5、R−6、R−7と加熱現
像転写を行い、受像材料R−5〜R−7上に色分解フィ
ルターに対応してブルー、グリーン、レッド、グレーの
像が得られた。
次に実施例1と同様な方法により、それぞれ最高濃度(
反射濃度)と反射濃度1.0での色素残存率を測定し、
表−5に示した。
表−5 表−5の結果より本発明の金属錯体を受像材料に含有さ
せることにより、色素残存率が高くなり、光堅牢性が向
上することは明らかである。
実施例3 表−6の構成で塗布し、感光材料(K−2)を作った。
表−6感光材料(K−2) 表−6(続き1) 表−6(続き2) 表−6(続き3) 高沸点有機溶媒(1)トリノニルフォスフェート水溶性
ポリマー(1)   スミカゲルL−5(11)  住
人(ヒバ畑製界面活性剤(1)     エーロゾルO
T界面活性剤(3)CgH工、−Qo−0(CH□鉗2
0)3゜H界面活性剤(4)    C9H□、−0−
0(C11□C)120)!lII界面活性剤(5)C
zj(is  00− SO,Na硬膜剤      
  1,3−ビニルスルホニ/L/−2−プロパツール 72チ″化合物  1so−C,、H7ωNH−O−C
=a1増感色素 第5層用の乳剤の作り方について述べる。
乳剤(I) 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水800i中にゼラ
チン20gと塩化ナトリウム3gと化合物へ 0.015gとを溶解させて65℃に保温したもの)に
下記I液と■液を70分間かけて添加した。■液と■液
の添加開始と同時に 増感色素(A) 0.24gを(メタノール120cc+水120cc 
)溶液に溶解させた色素溶液を添加しはじめ60分かけ
て添加した。
AgNO3(g)     100         
−KBr   (g)               
 56NaCJ  (g)             
    7■液と■液の添加終了後すぐにKBr 2g
を水20mAに溶解させて添加し、10分間放置した。
水洗、脱塩後ゼラチン25gと水100−を加えpHを
6.4、PAgを7.8に調節した。得られた乳剤は粒
子サイズが約0.5μmの立方体単分散乳剤であった。
この乳剤を60℃に保ち、トリエチルチオ尿素1.3m
g、 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、7
−チトラザインデン100mgを同時に加えて最適に化
学増感した。収量は650gであった。
第3層用乳剤の作り方についで述べる。
乳 剤(■) 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水800+nRにゼ
ラチン20gと塩化ナトリウム2gと化合物01、−N
   N−α。
\/ 0.015gとを溶解させて65℃に保温したもの)に
下記■液と■液を60分かけて添加した。
I液と■液の添加開始と同時に 増感色素(B) 0.16gをメタノール80mmに溶解させた色素溶液
を添加しはじめ40分かけて添加した。
AgN 03 (g)    100      −K
Br  (g)            56NaC1
(g)            7■液と■液の添加終
了後10分間放置したあと温度降下し、水洗、脱塩を行
ない、その後ゼラチン25gと水100社を加えpHを
6.5.pAgを7.8に調節した。
p)1. PAgを調節したあとトリエチルチオ尿素と
4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−チト
ラザインデンを加え60℃で最適に化学増感した。
得られた乳剤は粒子サイズが約0.35μmの立方体単
分散乳剤で収量は650gであった。
第1層用乳剤の作り方について述べる。
乳 剤(■) 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水10100O中に
ゼラチン20gと塩化ナトリウム4gとH3 0、02gとを溶解させて60℃に保温したもの)に臭
化カリウム49gと塩化ナトリウム10.5 gとを含
む水溶液600mff1と硝酸銀水溶液(水600d中
に硝酸銀0.59モルを溶解させたもの)を同時に等流
量で50分かけて添加した。水洗、脱塩後ゼラチン25
gと水ZOOdを加えてpi(を6.4に調整し、j・
リエチルチオ尿素と4−ヒドロキシ−6−メチル−1,
3,3a、7−チトラザインデンを用いて最適の化学増
感を行ない、平均粒径0.4μmの立方体単分散乳剤(
■)700gを得た。
有機銀塩の作り方について述べる。
有機銀塩(1) ベンゾトリアゾール銀乳剤の作り方について述べる。
ゼラチン28gとベンゾトリアゾール13.2gを水3
00mQに溶解した。この溶液を40℃に保ち攪拌した
。この溶液に硝酸銀17gを水100mQに溶かした液
を2分間で加えた。
このベンゾトリアゾール銀乳剤のpHを調整し、沈降さ
せ、過剰の塩を除去した6その後、pl+を6.30に
合わせ、収量400gのベンゾトリアゾール銀乳剤を得
た。
有機銀塩(2) ゼラチン20gと4−アセチルアミノフェニルプロピオ
ール酸5.9gを0.1%水酸化ナトリウム水溶液10
00dとエタノール200mflに溶解した。
この溶液を40℃に保ち攪拌した。
この溶液に硝酸銀4.5gを水200mρに溶かした液
を5分間で加えた。
この分散物のpHをg整し、沈降させ過剰の塩を除去し
た。この後、pHを6.3に合わせ収量300gの有機
銀塩(2)の分散物を得た。
次に、色素供与性物質のゼラチン分散物の作り方につい
て述べる。
イエローの色素供与性物質(Y)15g、高沸点有機溶
媒(1) 7.5g、還元剤(1) 0.3g、および
メルカプト化合物(1) 0.3gを酢酸エチル451
1Mに添加溶解し、10%ゼラチン溶液100gとドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダの2.5%水溶液60m
Mとを攪拌混合した後、ホモジナイザーで10分間、 
lQQOOrpmにて分散した。この分散物をイエロー
の色素供与性物質の分散物と言う。
マゼンタの色素供与性物質(M)15g、高沸点有機溶
媒(1) 7.5g、還元剤(1) 0.3gおよびメ
ルカプト化合物(1) 0.15gを酢酸エチル25m
Mに添加溶解し、10%ゼラチン溶液100g、 ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダの2.5%水溶液60m
flとを攪拌混合した後、ホモジナイザーで10分間、
110000rpにて分散した。この分散液をマゼンタ
の色素供与性物質の分散物と言う。
シアンの色素供与性物質(C) 15g、高沸点有機溶
媒(1) 7.5g、還元剤(1) 0.4g、および
メルカプト化合物(1) 0.6gを酢酸エチル40m
Rに添加溶解し。
10%ゼラチン溶液100gとドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダの2.5%水溶液60dとを攪拌混合した後
、ホモジナイザーで10分間、110000rpにて分
散した。この分散液をシアンの色素供与性物質の分散物
と言う。
前記多層構成のカラー感光材料をキセノンフラッシュ管
を用いて10−4秒露光した。その際連続的に濃度が変
化しているG、R,IR3色分解フィルターを通して露
光した。
露光済みの感光材料の乳剤面に11@Q/rrrの水を
ワイヤーバーで塗布し、その後実施例1に記した受像材
料R−1、R−2、R−3、R−4と膜面が接するよう
に各々重ね合せた。次いで吸水した膜の温度が93℃と
なるように温度調節したヒートローラーを用い、25秒
間加熱したあと受像材料からひきはがすと受像材料上に
G、RlIRの3色分解フィルターに対応してイエロー
、マゼンタ、シアンの像が得られた。
次に実施例1と同様な方法により、それぞれの最高濃度
(反射濃度)と反射濃度1.0での色素残存率を測定し
、表−7に示した。
表−7 表−7の結果より、本発明の金属錯体を受像材料に含有
させることにより、色素残存率が高くなり、光堅牢性が
向上することは明らかである。
(発明の効果) 本発明により、高い最高濃度を有し、かつ光堅牢性の優
れた色素像が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀、バインダ
    ーおよびハロゲン化銀が銀に還元される反応に対応また
    は逆対応して拡散性の色素を形成または放出する色素供
    与性化合物を有してなる熱現像カラー感光要素を画像露
    光し、熱現像して拡散性の色素像を色素固定要素の色素
    固定層に転写する画像形成方法において、該色素固定要
    素の色素固定層またはこれに隣接する層に、転写前、転
    写中あるいは転写後に下記一般式〔 I 〕〜〔X〕で表
    わされる錯体の少なくとも一種を含有させることを特徴
    とする画像形成方法。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、〔Cat〕は錯体を中性ならしめるために必要な
    陽イオンを示し、nは1または2を示し、M^1はCu
    、Co、Ni、PdまたはPtを示す。 Rはアルキル基、アリール基または複素環基を示し、同
    一の配位子中の2つのRは互いに結合して環を形成して
    もよい。 一般式〔V〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^2^1〜R^2^4は、それぞれ、水素原子
    、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、または直接もしく
    は2価の連結基を介して間接的にベンゼン環上の炭素原
    子に結合する、アルキル基、アリール基、シクロアルキ
    ル基、もしくは複素環基を示し、これらは同じでも異っ
    ていてもよく、また、R^2^1〜R^2^4のうち、
    隣り合った二つの置換基は結合して環を形成してもよい
    。また、二つのR^2^4は互いに結合して環を形成し
    てもよい。 R^2^5、R^2^6は、それぞれ、水素原子、アル
    キル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールチオ基
    、複素環チオ基、またはシアノ基を示し、これらはそれ
    ぞれ同じでも異っていてもよく、R^2^5とR^2^
    6は結合して環を形成していてもよい。 一般式〔VI〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔VII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔VIII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^3^1〜R^3^5、R^4^0〜R^4^
    4、R^4^7〜R^5^1は、それぞれ、ハロゲン原
    子、水素原子、または直接もしくは2価の連結基を介し
    て間接的にベンゼン環上の炭素原子に結合する、アルキ
    ル基、アリール基、シクロアルキル基、もしくは複素環
    基を示し、これらは同じでも異っていてもよく、又、こ
    れらのうち隣りあった置換基は結合して環を形成しても
    よい。R^3^6、R^3^7は、それぞれ、アルキル
    基、またはアリール基を示し、これらは同じでも異って
    いてもよい。R^3^8、R^3^9、R^4^5、R
    ^4^6、R^5^2、R^5^3は、それぞれ、水素
    原子、アルキル基、アリール基、またはシアノ基を示し
    、これらはそれぞれ同じでも異なっていてもよく、R^
    3^8とR^3^9、R^4^5とR^4^6、R^5
    ^2とR^5^3はそれぞれ結合して環を形成していて
    もよい。 一般式〔IX〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔X〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、M^2はNi、Co、Cu、PdまたはPtを表
    わし、X及びX′は、それぞれ独立に、酸素又は硫黄を
    表わし、〔Cat〕は錯体を中性ならしめるために必要
    な陽イオンを表わし、Aは下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ (ここで、R^6^0は水素原子又はアルキル基を表わ
    し、R^6^1及びR^6^2は、それぞれ独立に、水
    素原子、フェニル基、ニトリル基又はアルキル基を表わ
    す)の基を表わす。
JP705088A 1988-01-18 1988-01-18 画像形成方法 Pending JPH01183653A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005232158A (ja) * 2004-01-06 2005-09-02 Mitsubishi Chemicals Corp ジチオレート系金属錯体の製造方法

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