JPH01174729A - 配管の埋設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水道管、ガス管等の配管の埋設方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、水道管、ガス管等の配管の埋設は第５図に示すよ
うな手順で行われている。

■　溝８を掘削する。

■　溝８内に埋戻上ＩＯを突き固め、基盤面を形成する
。

■　基盤面に配管９を敷設する。

■　溝８内の配管９の周囲に埋戻上ｌＯを層状に突き固
める。

■　場合によっては、最終的に地表面にコンクリートを
打設する。

この場合、埋戻上として発生土を用いることはほとんど
なく、川砂や山砂等粒度分゛布の良い良質の砂が用いら
れる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来の方法には以下の問題が
ある。

■　溝を埋め戻すのに良質の埋戻上（砂）が大量に必要
となるが、近年このような砂は入手困難になってきてい
る。

■　埋戻上の中に礫等を入れてしまった場合は取り除き
が困難であり、またそのままにしておくと配管の塗覆装
を傷めることがある。

■　土砂（埋戻上）自体が重いため、埋戻作業に重機（
バックホー、トラック）が必要となる。

■　埋戻上の突き固めを均一に行うことは難しく、特に
配管の斜め下部分の突き固めが難しい。そして、埋戻上
の突き固めが不十分な場合には、地盤法下等によって配
管に負荷応力が発生し、配管内容物の漏洩を引き起こす
ことがある。

■　地盤ひずみが配管に直接伝播するため、地震等によ
り配管が損傷を受は易い。

■　配管の点検、補修の際の掘下げ作業は配管の埋戻し
作業と同様な作業となり、煩雑である。

■　掘上げ作業時には土砂と配管の区別がつきに＜＜、
配管を傷めてしまうことがある。

本発明はこのような従来の問題を生じることのない新た
な配管埋設方法を提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

このため、本発明の方法は、配管を、その周囲に樹脂発
泡体ブロックを配して埋設することをその基本的特徴と
する。

通常、発泡スチロール等の樹脂発泡体ブロックは、配管
周方向でいくつかの分割ブロックに構成され、埋設構内
で配管を囲むようにして組み付けられる。

配管を囲った樹脂発泡体の上部には、必要に応じて土砂
が埋め戻される。

樹脂発泡体としては、発泡スチロール以外にも、他の高
分子材料からなる発泡体を用いることができる。

このような本発明の埋設方法は、上下水道、ガス管、石
油等のバイブラインをはじめ、あらゆる配管の埋設に適
用できる。

〔実　施　例〕

第１図は本発明の埋設方法による配管の埋設状態の一例
を示している。図において、１は埋設溝、２は配管であ
る。

本実施例では、樹脂発泡体ブロックとして、第２図に示
すような新生円形状の溝３０を有し、配管を上下で挟む
一対の樹脂発泡体ブロック３ａ。

３ｂと、これらの上部に配置する平板状の樹脂発泡体ブ
ロック３ｃとを用いたもので、先ず、埋設溝１内に、樹
脂発泡体ブロック３ａをその溝３０を上向きにして嵌め
込み、その溝３０内に配管２を配した後、その上から、
樹脂発泡体ブロック３ｂを載せ、さらにその上に樹脂発
泡体ブロック３Ｃを配したものである。そして、この樹
脂発泡体ブロック３Ｃ上に、土砂６（６０は砂利層、６
１は砂層）を埋め戻している。なお、この土砂は樹脂発
泡体ブロックがコンクリート打設時の熱によって溶は出
すのを防止する上で有利である。

第３図は他の実施例を示すもので、樹脂発泡体ブロック
として、第１図に示すものと同様の上下１対の樹脂発泡
体ブロック３ａ、３ｂと、その両側に配される樹脂発泡
体ブロック３ｄ、３ｅとを用いたものである。

また、第４図は、断面矩形の配管（下水管等）の埋設側
であり、この場合には、先ず、埋設溝１の底部に平板状
の樹脂発泡体ブロック３ｆを敷き、その上に配管２′を
配置するとともに、配管側に上端面が配管上面と面一と
なる平板状の樹脂発泡体ブロック３ｇ、３ｈを配置、さ
らに配管２とこれら樹脂発泡体ブロック３ｇ、３ｈの上
に樹脂発泡体ブロック３１を配したものである。なお、
この樹脂発泡体ブロック３１の上には土砂６′が埋め戻
され、その上に敷石８が敷設されている。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明の配管の埋設方法によれば、土砂の代
りに樹脂発泡体ブロックを周囲に配して配管を埋設する
ため、次のような効果が得られる。

■　埋戻し用の良質の土砂の使用量が極く小量で済み、
配管埋設工事を低コストに行うことができる。

■　埋戻上が配管に直接接触しないため、埋戻土中に礫
が含まれていても配管の塗覆装を傷付けることがない。

■　材質が均一で、強度も十分な発泡スチロール等の樹
脂発泡体が配管を囲むため、地盤性下等によって配管に
負荷応力が発生したり、地震時の地盤ひずみが配管に直
接伝播することが少なく、内容物の漏洩等を効果的に抑
えることができる。

■　樹脂発泡体ブロックは軽量（重量が土砂の約１／　
１０Ｇ）であるため、取扱いが容易である。

■　樹脂発泡体ブロック中に配管を敷設するため、掘り
上げて配管を露出させることが容易である。

■　配管の点検や補修のための掘上げ作業に際しても重
機（バックホー、トラック）を用いる必要がなく、この
ため配管を傷めることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による配管の埋設状態を示す
断面図である。第２図は第１図における埋設構造の上下
樹脂発泡体ブロックと配管との分解斜視図である。第３
図は本発明法の他の実施例による配管理設状態を示す断
面図である。第４図は本発明法の他の実施例による配管
理設状態を示す断面図である。第５図は従来法による配
管理設状態を示す断面図である。 図において、１は埋設溝、２．２′は配管、３ａ〜３１
は樹脂発泡体ブロック、６，６′は土砂を各示す。 第　　１　　図 第２１図 第３図 第４図 第　５　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 配管を、その周囲に樹脂発泡体のブロックを配して埋設
   することを特徴とする配管の埋設方法。