JP5311604B1 - 樹脂製埋設管の防護構造及び樹脂製埋設管用の防護ブロック体 - Google Patents

樹脂製埋設管の防護構造及び樹脂製埋設管用の防護ブロック体 Download PDF

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Abstract

【課題】防護性及び施工性に優れると共に、復旧工事において埋設管や埋設物の修復必要箇所を容易に発見することができる樹脂製埋設管の防護構造及び樹脂製埋設管用の防護ブロック体並びに地中埋設物の防護構造及び地中埋設物用の防護ブロック体を提供する。
【解決手段】地中に埋設された樹脂製の埋設管2を防護するための構造であって、埋設管2の上側には、除去時に重機が必要となる固い舗装層3の下面と前記埋設管2との間の領域を埋めるように防護ブロック体1が設置され、舗装層3を取り除くとその下側の防護ブロック体1が表出し、該防護ブロック体1を取り除くとその下側の埋設管2が表出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、地中に埋設された樹脂製の埋設管を防護するための防護構造とその防護構造に用いられる防護ブロック体に関する。
近年、ガス管や水道管、あるいは、各種のケーブルが挿通されるケーブル保護管等の地中埋設管は、鋼製や鋳鉄製のものからポリエチレン等の樹脂製のものへと切り替わりつつある。これは、樹脂製の埋設管が、地震発生時に破損や破裂が起こりにくく、また耐久性にも優れているという理由による。しかしながら、樹脂製の埋設管は、埋設後における他の土木工事の際に掘削機械等によって破損しやすいという問題がある。
かかる問題に対して例えば下記特許文献1,2所載のように樹脂製の埋設管に防護シートを巻き付けておくことが提案されている。しかしながら、防護シートの埋設管への巻き付け作業が煩雑であって施工工数がかかるという問題があるうえに作業者の熟練も必要であり、また、埋設管が防護シートで覆われているために、万一、埋設管が破損した場合にはその破損箇所を発見することが困難であり、ガス管や水道管の場合にはガスや水の漏洩箇所がわかりにくくなるという問題もある。更に、既設の埋設管を掘り起こす必要が生じた場合にも、埋設管の上側の土砂を掘削して取り除く必要があるうえに、その掘削作業時に既設の埋設管を掘削機械で破損させてしまう可能性もある。埋設管が何らかの理由で破損した場合にそれを復旧させるために掘り起こすような場合には、その掘削作業によって逆に破損の程度を悪化させることにもなる。
一方、下記特許文献3,4のように埋設管から上方に離間させた状態で防護シートや防護板を地中に埋設する工法も提案されている。しかしながら、この場合も施工が複雑であるという問題がある。即ち、埋設管の上に一旦所定量の土砂を入れた後に防護シートや防護板を配置し、その上に再び土砂を入れるという作業が必要になり、施工が複雑である。また、既設の埋設管を何らかの理由で掘り起こす必要が生じた場合、防護シートや防護板の深さまでの土砂を一旦取り除いたうえで防護シートや防護板を取り除き、更にその下の土砂を取り除く必要があり、この場合も施工が複雑である。しかも、防護シートや防護板を取り除いた後にその下の土砂を取り除く際に、埋設管までの深さが不明であると同時にその深さにはバラツキも生じているため、掘削機械で土砂を掘る作業によって埋設管を逆に破損させる危険性もあり、破損箇所の復旧工事の場合にはその破損の程度を悪化させる危険性がある。この点は下記特許文献5のように埋設管の存在を知らせるための標識シートを埋設管の上方に離間して埋設する場合も同様である。
かかる問題は樹脂製埋設管の場合のみならず、防護されるべきその他の地中埋設物についても同様に言えることである。
特開2007−132370号公報 実開平7−32292号公報 特開2000−46284号公報 特開2011−114940号公報 特開2001−355758号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、防護性及び施工性に優れると共に、復旧工事において埋設管の修復必要箇所を容易に発見することができる樹脂製埋設管の防護構造及び樹脂製埋設管用の防護ブロック体を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る樹脂製埋設管の防護構造は、土砂の上に置かれるようにして地中に埋設された樹脂製の埋設管を防護するための構造であって、埋設管の上側には、除去時に重機が必要となる固い舗装層の下面と前記埋設管との間の領域を埋めるように発泡樹脂製の防護ブロック体が設置され、舗装層を取り除くとその下側の防護ブロック体が表出し、該防護ブロック体を取り除くとその下側の埋設管の上部が土砂から表出する構造とされ、防護ブロック体は、左右一対の下面と、該左右両下面同士の間に位置して埋設管と係合する係合溝とを有し、埋設管の中心線に対して防護ブロック体の左右両下面が下方に位置し且つ係合溝の開口幅が埋設管の外径よりも小さく形成されて、係合溝の左右両側壁面が埋設管を左右に挟み込んで保持することを特徴とする。尚、除去時に重機が必要となる固い舗装層とは、例えばアスファルトやコンクリート、敷石、舗装用ブロック(インターロッキングブロック)等である。
該構成の樹脂製埋設管の防護構造を施工するにあっては、土砂を掘ってそこに埋設管を設置し、その埋設管の上に防護ブロック体を置くようにして設置する。そして、アスファルト等の舗装層を施工する。一方、他の工事の際に重機によって舗装層を取り除くと防護ブロック体が表出するので、他の工事の作業者は、そこに埋設管が埋設されていることを容易に知ることができる。その際、防護ブロック体を取り除けば埋設管が表出するので、表出した埋設管を目視確認しながら他の工事を行うことができる。更に、埋設管が破損等した場合の復旧工事においては、舗装層を取り除いた後に防護ブロック体を取り除けばよい。防護ブロック体を取り除くことで埋設管が表出するので、埋設管の破損箇所等の修復必要箇所を容易に発見することができる。
特に、防護ブロック体が発泡樹脂製であるので、軽量であることから防護ブロック体の設置及び除去がより一層容易になる。従って、重機ではなく手作業で行うことも可能となる。また、カッターやノコギリ等で容易に切断加工することができるので、作業現場において、異形管、埋設管がカーブする箇所、あるいは、埋設管の埋設深さが変動した場合等にも、容易に対応することができる。
また、防護ブロック体の下面に埋設管と係合する係合溝が形成されているので、防護ブロック体の下面が平面である場合に比して施工性が良い。即ち、係合溝が防護ブロック体の埋設管に対する位置決めとなるため容易に埋設管の上側に設置することができる。また、防護ブロック体を取り除いた際において土砂から表出する埋設管の部分が大きくなるので、埋設管をより一層容易に視認することができる。
また、埋設管の中心線に対して防護ブロック体の下面が下方に位置し且つ係合溝の開口幅が埋設管の外径よりも小さく形成されて、係合溝の左右両側壁面が埋設管を左右に挟み込んで保持するので、防護ブロック体を設置する際に防護ブロック体が自立することで作業がより一層容易になる。また、防護ブロック体の係合溝の左右両側壁面が埋設管の上部を咥えるように左右から狭持するので、埋設管が防護ブロック体によって吊り下げ保持された状態になり、比重の小さい防護ブロック体が埋設管の不等沈下を抑制する。
また、防護ブロック体の上面に告知用の表示部が設けられていることが好ましい。告知用の表示部が設けられていると、他の工事の作業者が舗装層を取り除いた際に、その作業者に埋設管の存在をより一層確実に知らせることができる。
また、車道に埋設された埋設管の防護構造である場合には、防護ブロック体が発泡ポリスチレンから構成されると共にその上部が遮水層で被覆されていることが好ましい。防護ブロック体を発泡ポリスチレンから構成することで車道に求められる耐荷重性が容易に得られ、しかも安価に製造できる。また、車道からガソリンや重油等が地中に浸透したとしても防護ブロック体の上部が遮水層で被覆されているので、該遮水層によって発泡ポリスチレン製の防護ブロック体がガソリン等から遮断されて保護される。尚、遮水層は、現場において防護ブロック体に施工してもよいし、後述するように予め遮水層を備えた防護ブロック体を使用するようにしてもよい。遮水層が予め防護ブロック体に備えられていれば現場作業がより一層容易になる。
また、本発明に係る樹脂製埋設管用の防護ブロック体は、土砂の上に置かれるようにして地中に埋設された樹脂製の埋設管を防護するために埋設管の上側に設置される発泡樹脂製の防護ブロック体であって、除去時に重機が必要となる固い舗装層の下面と埋設管との間の領域を埋めることができる程度の高さ寸法を有し、防護ブロック体は、左右一対の下面と、該左右両下面同士の間に位置して埋設管と係合する係合溝とを有し、該係合溝の左右両側壁面が埋設管を左右に挟み込んで保持するように、係合溝に係合する埋設管の中心線に対して防護ブロック体の左右両下面が下方に位置し且つ係合溝の開口幅が埋設管の外径よりも小さいことを特徴とする。
特に、車道に埋設された埋設管を防護するための防護ブロック体である場合には、発泡ポリスチレンから構成されると共にその上部が遮水層で被覆されていることが好ましい。
以上のように、本発明においては、樹脂製の埋設管と舗装層の下面との間の領域を埋めるように防護ブロック体が設置されるので、施工性と防護性に優れていると共に、復旧工事においても修復必要箇所を容易に発見することができる。
本発明の一実施形態における防護ブロック体を示す斜視図。 同防護ブロック体の要部を示す正面図。 同防護ブロック体を用いた、埋設管の防護構造を示す断面図。 本発明の他の実施形態における埋設管の防護構造を示す断面図。 本発明の他の実施形態における埋設管の防護構造を示す断面図。 本発明の他の実施形態における埋設管の防護構造を示す断面図。 本発明の他の実施形態における防護ブロック体を示す斜視図。 本発明の他の実施形態における防護ブロック体を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態に係る防護ブロック体とそれを用いた防護構造について図1〜図3を参酌しつつ説明する。本実施形態における防護ブロック体1は、地中に埋設される樹脂製の埋設管2をその上側から防護するためのものであって、図1に示すように全体として直方体形状に形成されている。埋設管2は、例えばガス管や上下水道管、給湯用配管、電力ケーブルや通信ケーブル等の各種のケーブルが挿通されるケーブル保護管等であり、代表的にはポリエチレン製である。
防護ブロック体1は、発泡樹脂製であって、上面10と四つの側面11,12と下面13とを有していて、上面10と下面13は埋設管2の配管方向P(軸線方向)に沿って長い長方形となっている。防護ブロック体1の上面10及び下面13の幅W即ち短手方向の寸法は、図2にも示しているように、防護対象物である埋設管2の外径Aよりも大きい。そして、防護ブロック体1の下面13には、埋設管2と係合する係合溝14が配管方向Pの全長に亘って形成されている。該係合溝14は、上方に向かって凹んでいて下方に開口しており、図2のように全体として横断面視円弧状の溝形状であって、その天面14a及び両側壁面14bは埋設管2の外周面と略一致する周面となっている。該係合溝14の周面は、埋設管2の中心線Cを中心として180度(半周分)を越えた角度範囲を有している。従って、埋設管2の中心線Cは防護ブロック体1の下面13よりも上方に位置することになり、また、係合溝14の開口幅Bは埋設管2の外径Aよりも小さくなる。尚、係合溝14の開口幅Bは埋設管2の外径Aに対して例えば90%程度とすることが好ましい。このように係合溝14の開口幅Bが埋設管2の外径Aよりも小さいため、防護ブロック体1の係合溝14の左右両側壁面14bは埋設管2の上部を左右両側から挟み込んで保持することができる。また、防護ブロック体1を埋設管2にその上方から設置する場合、防護ブロック体1の係合溝14の左右両側壁面14bがその保有弾性によって若干左右外側に開きつつ埋設管2が係合溝14に嵌り込むことになる。防護ブロック体1を埋設管2の上部に設置すると、防護ブロック体1の係合溝14の左右両側壁面14bがその弾性復元力によって埋設管2の上部を左右両側から挟み込むので、防護ブロック体1は自立することができる。
一方、防護ブロック体1の上面10及び四つの側面11,12は何れも平面に形成されており、その上面10には告知用の表示部としての告知用テープ15が貼着されている。該告知用テープ15は、防護ブロック体1の上面10の長手方向即ち配管方向Pに沿ってその全長に亘って貼着されている。告知用テープ15は、防護ブロック体1の上面10に対して目立つことが必要であり、従って、例えば、防護ブロック体1の上面10の色とは異なる色に着色されたものや、あるいは、上方から視認しやすい模様や文字、マーク等が印刷等されたものが好適である。
尚、防護ブロック体1の寸法については埋設管2のサイズや施工場所等によって種々変更されるものであり、その配管方向Pの長さLは施工性や運搬性、製造容易性を考慮して設定されるが、標準的な長さLとしては例えば1m〜2m程度とすることができる。また、防護ブロック体1の高さHは埋設管2の埋設深さによって定まり、例えば30cm〜1m程度であって、後述するように地表に形成される舗装層3の下面と埋設管2との間の領域を埋めることができる程度の高さHを少なくとも有している。通常、防護ブロック体1の高さHは幅Wよりも大きい。
かかる防護ブロック体1の製法としては大きく二つあり、一つは上記形状を成形により形成する方法であり、もう一つは所定形状に形成された既製の発泡樹脂製のブロックを切削する等、種々加工することにより形成する方法である。このような防護ブロック体1を構成する発泡樹脂としては種々のものが採用可能である。この発泡樹脂としては、例えば、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等が挙げられる。特に、耐圧強度の点からは、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂が好ましい。また、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、スチレン−エチレン共重合体やスチレン−プロピレン共重合体は、耐薬品性を有しているため、ガソリンや軽油、灯油等に対する耐性に優れており、アスファルトとの接触に対しても強いことから、車道用として好ましいものである。また、発泡倍率は、用途に応じて決定されるが、例えば10〜100倍であり、特には30〜60倍が好ましく、車道用としては10〜30の低倍率のものが好ましい。
尚、着色したビーズを用いて成形したり、あるいは、識別用のカラービーズをミックスして成形することも好ましく、例えばガス管や水道管といった埋設管2の種類毎に防護ブロック体1の色を変えることにより埋設管2の種類を容易に判別できるようにしてもよい。また、上述の告知用テープ15の色や模様、文字、配置等を変えることで埋設管2の種別を表すようにしてもよい。
次に、以上のように構成された防護ブロック体1を使用した防護構造について説明する。図4のように、地中の所定深さのところに埋設管2が埋設されており、該埋設管2を防護すべくその上側に防護ブロック体1が設置され、更にその防護ブロック体1の上側には舗装層3が形成され、該舗装層3の上面が地表面となっている。該舗装層3はそれを除去する際に路面カッター等の重機が必要となる固い層であって、一層から構成される場合もあれば複数の層から構成される場合もあり、その層数や層構成は路面の用途や耐荷重の大きさ等から決定される。
埋設管2の上部には防護ブロック体1の下面13の係合溝14が係合しており、防護ブロック体1は埋設管2から上側に向けて鉛直方向に延びていて、その上面10は舗装層3の下面又はその近傍まで達している。即ち、防護ブロック体1は舗装層3と埋設管2を上下に橋渡しするようにして舗装層3の下面と埋設管2との間に埋設されており、舗装層3の下面と埋設管2との間の領域は土砂ではなく防護ブロック体1によって事実上占有されている。従って、埋設管2の上方は舗装層3に至るまで防護ブロック体1によって事実上占有されている一方、埋設管2の側方や下方は元土である土砂4で覆われることになる。
尚、防護ブロック体1は埋設管2に沿って埋設される。従って、埋設管2が直線状に設置されている場合にはそれに合わせて直線的に配置され、埋設管2が曲がっている場合にはそれに合わせて曲がって配置され、コーナー部においてもそれに合わせて配置される。上述した直方体形状の防護ブロック体1は直線状の埋設管2に設置される場合のものであり、コーナー部等の曲がった箇所には防護ブロックもそれに合わせて曲がった形状に形成される。また、埋設管2同士の接続部分には管継ぎ手等が使用されることから他の部分に対して局所的に大径となったり異形となったりするが、そのような接続部分においてはその外形形状に合わせて防護ブロック体1の下面13が形成される。防護ブロック体1が発泡樹脂製である場合には現場において防護ブロック体1を容易に加工することができ、その下面13の形状を例えば埋設管2の接続部分に対応して現場で加工することも容易であり、その配管方向Pの長さや高さ等についても現場で容易に微調整することができる。
このような地中埋設管2の防護構造は例えば以下のようにして施工される。即ち、埋設管2を埋設する箇所の土砂4を掘って溝を形成し、その溝の底部に埋設管2を設置する。溝は埋設管2の外径Aよりも幅広に形成して埋設管2の左右両側に所定の余裕を持たせておく。そして、その埋設管2の上に防護ブロック体1を置くようにして設置する。その際、防護ブロック体1の係合溝14を埋設管2の上部に嵌め込むようにする。防護ブロック体1の係合溝14が埋設管2の上部に嵌り込むと、防護ブロック体1の係合溝14の左右両側壁面14bが埋設管2の上部を狭持するので、防護ブロック体1が埋設管2の上に自立する。そして、溝に土砂4を入れ戻して防護ブロック体1の左右両側の空間を土砂4で埋める。土砂4の表面と防護ブロック体1の上面10が略面一となるようにした後、土砂4及び防護ブロック体1の上側にアスファルトやコンクリート等で舗装層3を形成する。
以上のように構成された地中埋設管2の防護構造にあっては上記構成を採用したことにより以下のような利点を有する。
まず、埋設管の埋設施工時には以下のような利点がある。即ち、埋設施工時においては埋設管2の上に防護ブロック体1を設置するだけでよく、保形性を有する防護ブロック体1のみによって埋設管2から舗装層3を形成する高さまでの上下方向の領域を容易に埋めることができる。
また、防護ブロック体1が軽量な発泡樹脂製であるため、防護ブロック体1の設置作業が極めて容易であり、重機を使用しなくても手作業で設置することも可能になる。また、作業現場においてカッターやノコギリ等で容易に切断加工することができるので、直管のみならず、異形管や、埋設管2がカーブする箇所、エルボーや分岐管、あるいは、埋設管2の埋設深さが変動したような場合等においても現場で容易に対応することができる。
また、防護ブロック体1の下面13に係合溝14が形成されていて防護ブロック体1が埋設管2の上に自立可能であるので、防護ブロック体1の左右の溝の空間に土砂4を入れる作業等、防護ブロック体1を設置した後の作業が容易になる。また、係合溝14が防護ブロック体1の埋設管2に対する位置決めとなるため、上方からの作業であっても、埋設管2の上側に防護ブロック体1を正確且つ容易に設置することができる。
更には、発泡樹脂製であるため防護ブロック体1自体が低コストであり、しかも、上述したような施工性にも優れていることから工数も削減でき、トータルとして施工コストを大幅に削減することができる。
また、施工後においては以下のような利点がある。即ち、防護ブロック体1が発泡樹脂製であって、その下面13には係合溝14が形成されて埋設管2の上部を咥えるように狭持する構成であるので、埋設管2が防護ブロック体1によって吊り下げ保持された状態にもなり、比重の小さい防護ブロック体1が埋設管2の不等沈下を抑制する。従って、不等沈下を防止する目的で埋設管2の下方に別途の支持部材を埋設する必要がなくなったり、あるいは、支持部材を用いる場合でも小さなものや簡易なもので済む。
一方、他の工事の際には以下のような利点がある。即ち、他の工事の際には重機によって舗装層3を取り除くことになるが、舗装層3を取り除くと防護ブロック体1が表出するので、他の工事の作業者は、そこに埋設管2が埋設されていることを容易に知ることができる。即ち、舗装層3の除去作業中あるいは作業終了と共に埋設管2の存在を防護ブロック体1によって作業者に確実且つ容易に知らせることができるので、誤って重機で掘り進んで埋設管2を損傷させるという危険性がない。しかも、防護ブロック体1の上面10に該上面10とは異なる色彩の告知用テープ15が貼着されているので、埋設管2の存在をより一層確実に知らせることができる。また、万一掘り進もうとしても埋設管2の上側には防護ブロック体1が存在しているので、該防護ブロック体1によって埋設管2の損傷が防止される。しかも、該防護ブロック体1はその幅Wよりも高さHが大きく、配管方向Pと直交する方向の断面である横断面視において上方に長い縦長形状であるので、例えば薄い板状のものに比して緩衝機能も大きく、埋設管2の破損を確実に防止することができる。更に、防護ブロック体1を取り除けば埋設管2が表出するので、表出した埋設管2を目視確認しながら他の工事を行うことができる。その際、防護ブロック体1が発泡樹脂製であって軽量であることから、容易に防護ブロック体1を除去することができる。また、防護ブロック体1の下面13に係合溝14が形成されているので、防護ブロック体1を取り除いた際において土砂4から表出する埋設管2の部分が大きく、埋設管2をより一層容易に視認することができる。
更に、埋設管2の復旧工事の際には以下のような利点がある。即ち、埋設管2が破損等した場合の復旧工事においては、舗装層3を重機で切断等して取り除いた後に防護ブロック体1を取り除けばよい。防護ブロック体1を取り除くことで埋設管2が表出するので、埋設管2の破損箇所等の修復必要箇所を容易にしかも素早く発見することができる。この復旧工事の際にも、防護ブロック体1が発泡樹脂製であって軽量であることから、容易に防護ブロック体1を除去することができる。また、防護ブロック体1の下面13に係合溝14が形成されているので、防護ブロック体1を取り除いた際において土砂4から表出する埋設管2の部分が大きく、修復必要箇所をより一層容易に発見することができる。
尚、本実施形態では、防護ブロック体1の下面13の係合溝14が埋設管2の外周面と半周分を越えて係合するものについて説明したが、これには限られず、係合溝14が埋設管2の外周面の上側半周分と係合するものであってもよく、またそれよりも浅い係合溝14であってもよい。例えば、図4のように係合溝14が埋設管2の外周面のうち上側半周分未満の部分と係合するような浅いものであってもよい。このように係合溝14が浅い場合には埋設管2の上に防護ブロック体1を設置する際にそれを自立させることが難しくなるものの、係合溝14が埋設管2の上部と係合することによって防護ブロック体1が位置決めされることになり、防護ブロック体1の下面13が平面である場合に比して防護ブロック体1を正確な位置に容易に設置することができるという利点がある。また、係合溝14を設けることにより、防護ブロック体1を取り除いた際において埋設管2の表出面積が大きくなるという利点は維持される。更に、係合溝14は横断面視円弧状でなくてもよく、例えば横断面視V字状や横断面視U字状、あるいは横断面視台形状や横断面視矩形等であってもよい。
また、図5のように防護ブロック体1の幅Wが埋設管2の外径Aと略等しいものであってもよいし、図6のように防護ブロック体1の幅Wが埋設管2の外径Aよりも小さいものであってもよい。上述したように防護ブロック体1の下面13には係合溝14を設けることが好ましいが、図6のようにその下面13を平面としてもよい。また更に、防護ブロック体1の下面13を上側凸の曲面とするのではなく逆に下側凸の曲面等としてもよい。何れにしても、防護ブロック体1を除去することで埋設管2の少なくとも一部が表出すればよい。
尚、車道に埋設される場合には、上述したように防護ブロック体1の発泡樹脂として耐薬品性に優れたスチレン改質ポリオレフィン系樹脂、スチレン−エチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体を用いることが好ましいが、剛性が大きくて耐荷重性に優れているポリスチレンを使用してもよい。防護ブロック体1を発泡ポリスチレン製とする場合には、防護ブロック体1の少なくとも上部にガソリンや軽油、灯油等に対する耐性を付与すべく、図7のように防護ブロック体1の上部を遮水層としての遮水シート16で被覆することが好ましい。遮水シート16は、防護ブロック体1の上面と四つの側面11,12の上部を覆っている。この遮水シート16は例えばポリエチレンシートやポリプロピレンシートであり、これによって発泡ポリスチレン製の防護ブロック体1がガソリンや軽油、灯油等の溶剤から保護される。このように遮水シート16を使用しても、ポリスチレンはその材料費がスチレン改質ポリオレフィン系樹脂、エチレン−スチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体に比して非常に安価であるため、防護ブロック体1の全体の材料費としては安価になる。図7においては遮水シート16を防護ブロック体1の上部に接着等により取り付けている。このように予め防護ブロック体1の少なくとも上部に遮水シート16を装着しておくことにより、現場において遮水シート16を被せる作業が不要になる。但し、防護ブロック体1に予め遮水シート16を装着せずに現場において防護ブロック体1に被せるようにしても構わない。遮水シート16は防護ブロック体1の全体を覆うようにしてもよいがコストの観点から上部のみを被覆することが好ましい。また、図7では防護ブロック体1の四つの側面11,12の上部全てを遮水シート16で覆っているが、四つの側面11,12のうち、配管方向Pと直交する方向の両端に位置する二つの側面11のみを被覆し、配管方向Pの両端に位置する二つの側面12についてはその被覆を省略してもよい。尚、このように遮水シート16で防護ブロック体1の上部を被覆する場合には、遮水シート16の上に告知用テープ15を貼着すればよい。また、遮水層として遮水シート16を用いる他、例えば、防護ブロック体1の上部の表面にガソリン等に対して耐性のあるコーティング剤を塗布して遮水層としての被膜を形成するようにしてもよく、遮水層については種々の構成が採用可能である。
また、埋設管2の復旧工事等において防護ブロック体1を取り出す際にその取り出し作業の作業性を更に向上させるために、防護ブロック体1に持ち手を設けるようにしてもよい。例えば、図8のように防護ブロック体1に帯状のフィルム17(あるいはシート)を上下方向に巻回してその上部を持ち手としてもよい。帯状のフィルム17を防護ブロック体1の側面11に固定しておけば更に好ましく、図8のように帯状のフィルム17の両端を連結して環状にしてもよいし、帯状のフィルム17の両端を連結せずに防護ブロック体1から上方に所定長さ引き出した自由端の状態のままとしておいてもよい。帯状のフィルム17に代えて各種の紐を使用しても無論構わない。帯状のフィルム17や紐を防護ブロック体1の側面11に固定しない場合においては、その両端を防護ブロック体1の上方において結ぶ等して連結させておくことが好ましい。
尚、告知用テープ15は、全長ではなくそれよりも短い長さで貼着されていてもよいし、それ自体で記号や文字を表すように貼着してもよい。また、告知用の表示部としてはこのような告知用テープ15の他、例えば、防護ブロック体1の上面10に直接印刷したり塗装したりして形成してもよい。
また、防護ブロック体1を発泡樹脂製としたが、合成樹脂からなる中空状の構成としても軽量な構造とすることができる。そのような中空状の枠体を用いる場合にはその内部に例えば廃プラスチック等の充填材を充填して耐荷重性を更に向上させてもよい。
更に、上記防護ブロック体1やそれを用いた防護構造は、特に樹脂製の埋設管2を防護することに適したものであるが、樹脂製の埋設管2の他、特に重機によって破損しやすい各種の埋設物を防護するためにも好適に使用できる。
1 防護ブロック体
2 埋設管
3 舗装層
4 土砂
10 上面
11 側面
12 側面
13 下面
14 係合溝
14a 天面
14b 側壁面
15 告知用テープ(告知用の表示部)
16 遮水シート(遮水層)
17 帯状のフィルム
A 埋設管の外径
B 係合溝の開口幅
C 埋設管の中心線
L 防護ブロック体の配管方向の長さ
H 防護ブロック体の高さ
W 防護ブロック体の幅
P 配管方向

Claims (5)

  1. 土砂の上に置かれるようにして地中に埋設された樹脂製の埋設管を防護するための構造であって、
    埋設管の上側には、除去時に重機が必要となる固い舗装層の下面と前記埋設管との間の領域を埋めるように発泡樹脂製の防護ブロック体が設置され、舗装層を取り除くとその下側の防護ブロック体が表出し、該防護ブロック体を取り除くとその下側の埋設管の上部が土砂から表出する構造とされ、
    防護ブロック体は、左右一対の下面と、該左右両下面同士の間に位置して埋設管と係合する係合溝とを有し、埋設管の中心線に対して防護ブロック体の左右両下面が下方に位置し且つ係合溝の開口幅が埋設管の外径よりも小さく形成されて、係合溝の左右両側壁面が埋設管を左右に挟み込んで保持することを特徴とする樹脂製埋設管の防護構造。
  2. 防護ブロック体の上面に告知用の表示部が設けられている請求項1記載の樹脂製埋設管の防護構造。
  3. 車道に埋設された埋設管の防護構造であり、防護ブロック体が発泡ポリスチレンから構成されると共にその上部が遮水層で被覆されている請求項1又は2記載の樹脂製埋設管の防護構造。
  4. 土砂の上に置かれるようにして地中に埋設された樹脂製の埋設管を防護するために埋設管の上側に設置される発泡樹脂製の防護ブロック体であって、
    除去時に重機が必要となる固い舗装層の下面と埋設管との間の領域を埋めることができる程度の高さ寸法を有し、
    防護ブロック体は、左右一対の下面と、該左右両下面同士の間に位置して埋設管と係合する係合溝とを有し、該係合溝の左右両側壁面が埋設管を左右に挟み込んで保持するように、係合溝に係合する埋設管の中心線に対して防護ブロック体の左右両下面が下方に位置し且つ係合溝の開口幅が埋設管の外径よりも小さいことを特徴とする樹脂製埋設管用の防護ブロック体。
  5. 車道に埋設された埋設管を防護するための防護ブロック体であり、発泡ポリスチレンから構成されると共にその上部が遮水層で被覆されている請求項4記載の樹脂製埋設管用の防護ブロック体。
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