JPH01108034A - 中空合成樹脂製品の製造方法 - Google Patents

中空合成樹脂製品の製造方法

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JPH01108034A
JPH01108034A JP26506387A JP26506387A JPH01108034A JP H01108034 A JPH01108034 A JP H01108034A JP 26506387 A JP26506387 A JP 26506387A JP 26506387 A JP26506387 A JP 26506387A JP H01108034 A JPH01108034 A JP H01108034A
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JP
Japan
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synthetic resin
mold
hollow
cover
constituent
Prior art date
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Pending
Application number
JP26506387A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kurita
栗田 仁
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、発泡合成樹脂などからなる中空合成樹脂製品
の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来の中空合成樹脂製品の製造方法のいくつかの例を第
7図ないし第9図に基づいて説明する。
第7図に示す方法は、別々に成形された下部構成体1と
上部構成体2とを接合して、中空合成樹脂製品3を得る
ものである。
しかし、この従来の方法では、成形用の金型が2組必要
な上、下部構成体1と上部構成体2とを溶着などの手段
で接合するために人員と設備とを要し、結局高価になる
また、第8図に示す方法は、金型内に形状保持性のある
水溶性または溶解性または溶融性物質からなる消失性中
子4を装着した後、合成樹脂の成形を行なって、これを
金型から取り出し、ついで、消失性中子4を溶出、溶融
して取り除き、中空合成樹脂製品3を得るものである。
しかし、この従来方法では、消失性中子4の除去に多く
の時間と設備とを要する。
さらに、第9図に示す方法は、ブロー成形品あるいは射
出成形品を接合したものである中空中子5を金型内に装
着した侵、合成樹脂の成形を行なって、これを金型から
取り出し、中空合成樹脂製品3を得るものである。
しかし、この従来の方法では、中空中子5を金型内で位
置固定する必要があるため、金型または中空中子5の構
造が複雑になる。また、中空中子5を経済的に成形する
にはブロー成形が最適であるが、中空中子5を覆って合
成樹脂の成形を行なう際の熱すなわち溶融樹脂の熱やウ
レタン発泡における反応熱(スキン層90℃、コア層1
50℃で、90〜150℃、ただし型温は60℃)と圧
力すなわち射出圧や発泡圧とに耐えて、中空中子5の形
状が保持されなければならないため、中空中子5がブロ
ー成形可能な耐熱性の低い合成樹脂たとえばポリエチレ
ンやポリプロピレンなどからなる場合は、加圧や砂充填
などのなんらかの方法で形状保持を行なう必要がある。
とくに、砂充填の場合は、後に除去する必要がある。一
方、中空中子5が耐熱性の高い合成樹脂たとえばポリカ
ーボネートやフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂からな
る場合は、形状保持を行なう必要は少ないが、熱硬化性
樹脂はブロー成形できず、分割射出成形となるため、接
合工程が必要になる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように、従来の中空合成樹脂製品の製造方法にお
いて、別々に成形した下部構成体と上部構成体とを接合
する方法では、金型が2組必要であるとともに、接合に
人dと設備とを要する問題があり、また、消失性中子を
用いる方法では、消失性中子の除去に多くの時間と設備
を要する問題があり、さらに、中空中子を用いる方法で
は、金型または中空中子の構造が複雑になるとともに、
中空中子がブロー成形可能な合成樹脂からなる場合、形
状保持の必要があり、一方、熱硬化性樹脂からなる場合
、分割射出成形して接合する必要のある問題があった。
本発明は、上述のような問題点を解決しようとするもの
で、より少ない工数と設備とで安価にかつ簡単に中空合
成樹脂製品を製造できるようにすることを目的とするも
のである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の中空合成樹脂製品の製造方法は、第1の上型2
1と下型20とを組み合わせて下部構成体12を成形し
、つぎに、前記第1の上型21と下型20との型開き後
この下型20に残った下部構成体12上にこの下部構成
体12との間に中空部11を形成する覆体13をほぼ密
着状態で固定し、つぎに、前記覆体13を固定した下部
構成体12が残った下型20に第2の上型22を組み合
わせて前記覆体13を覆ってかつ前記下部構成体12と
一体的に上部構成体14を成形することによって、前記
下部構成体12と覆体13と上部構成体14とからなる
中空合成樹脂製品10を得るものである。
(作用) 本発明の中空合成樹脂製品の製造方法では、第1の上型
21と下型20とで下部構成体12を成形した後に、上
型のみを第2の上型22に取り換えて、下部構成体12
と一体的に上部構成体14を成形することにより、下部
構成体12と上部構成体14との別工程での接合を不要
にしているとともに、成形に必要な金型を1組手にして
いる。また、下型20に第2の上型22を組み合わせる
前に、後に上部構成体14で覆われる覆体13を下部構
成体12上に固定して、これら覆体13と下部構成体1
2との間に中空部11を形成することにより、除去の面
倒な消去性中子、あるいは、金型内への装着、形状保持
、成形の面倒な中空中子の使用を不要にしている。
(実施例) 以下、本発明の中空合成樹脂製品の製造方法の第1実施
例を第1図ないし第3図に基づいて説明する。
まず、この方法により製造される中空合成樹脂製品10
の構成を第3図に基づいて説明する。
この中空合成樹脂製品10は、その内部に中空部11を
有し、この中空部11の下部である第1の中空部111
を形成している下部構成体12と、この下部構成体12
上に密着固定されて前記中空部11の上部である第2の
中空部112を形成している覆体13と、前記下部構成
体12の上端面121および前記覆体13の上面131
を覆う上部構成体14とにより構成されている。そして
、前記下部構成体12および上部構成体14は、たとえ
ばABSや硬質ウレタンのような合成樹脂からなってい
る。一方、前記覆体13は、ABSやポリカーボネート
、フェノール樹脂、金屈のような比較的熱変形量の少な
い材料からなっている。
また、前記下部構成体12の上端面121には、全周ま
たは適宜個所に第1の凹部122が形成されており、一
方、前記上部構成体14の下端面141には、全周また
は適宜個所に前記第1の凹部122と対応する形で凸部
142が形成されている。そして、これら第1の凹部1
22と凸部142との嵌合により、前記下部構成体12
と上部構成体14との固定状態が確実なものとなってい
る。さらに、前記覆体13の最下部132の全周または
適宜個所に突出部133が形成されており、この突出部
133は、前記下部構成体12の上端面121に形成さ
れた対応する第2の凹部123に上方から嵌合されてい
る。
つぎに、成形用の金型の構成を第1図および第2図に基
づいて説明する。
20は前記下部構成体12の外形を特定する形状の下型
である。また、21は前記下部構成体12の上端面12
1と第1の中空部111とを特定する形状の第1の上型
である。さらに、22は前記上部構成体14の外形を特
定する形状の第2の上型である。そして、前記第1の上
型21は下型20と組み合わされて第1のキャビティ2
3を形成する。また、前記第1の上型21は、前記下部
構成体12の第1の凹部122と第2の凹部123とを
形成するための第1の突出部211と第2の突出部21
2とを有しているとともに、これら突出部211. 2
12により囲まれた中央部に前記第1の中空部111を
形成するための第3の突出部213を有している。一方
、前記第2の上型22は、前記下型20それに前記下部
構成体12および覆体13と組み合わされて第2のキャ
ビティ24を形成する。
つぎに、製造方法について説明する。
まず、第1図に示すように、下型20と第1の上型21
とを組み合わせて、形成された第1のキャビティ23内
に溶融した合成vAmまたはその原液を射出または注入
し、下部構成体12を成形する。
つぎに、成形された下部構成体12を下型20に残した
まま、この下型20と第1の上型21とを型開きする。
つぎに、第2図に示すように、下部構成体12の第2の
凹部123に覆体13の突出部133を嵌合する形で、
覆体13を下部構成体12上にほぼ密着状態で固定する
。この状態で、これら下部構成体12および覆体13間
に中空部11が形成される。
つぎに、下型20と第2の上型22とを組み合わせて、
形成された第2のキャビティ24内に溶融した合成樹脂
またはその原液を射出または注入し、上部構成体14を
成形する。このとき、下部構成体12と上部構成体14
とが一体的に固着される。
つぎに、下型20と第2の上型22とを型開きして、で
きた中空合成樹脂製品10を取り出す。第3図は、でき
た中空合成樹脂製品10を示している。
なお、上部構成体14を成形する際に、樹脂圧で覆体1
3が許容範囲以上に変形するときには、覆体13と下部
構成体12とで形成される中空部11内に空気、水など
の加圧流体を導入して成形を行ない、硬化後、この加圧
流体を除去してもよい。
つぎに、上述の方法の効果を従来の方法と対、比しなが
ら説明する。
第7図に示した従来の方法と異なり、下部構成体12お
よび上部構成体14を成形するための金型が1組手で済
む。また、成形後の接合作業がないので、人員と設備を
削減でき、コスト安にできる。
また、第8図に示した従来の方法とは異なり、消失性中
子4を用いないので、消失性中子4の除去に要する時間
と設備とが必要なく、簡単に中空合成樹脂製品10を得
られる。
さらに、第9図に示した従来の方法では、中空中子5を
金型内に装着するために構造が複雑になっていたのに対
して、本方法では、覆体13を簡単な構造で容易に下部
構成体12上に固定することができる。また、中空部1
1の大きさが同じであっても、覆体13の体積は中空中
子5の体積より小さくなる。さらに、覆体13は、中空
体である必要はないので、耐熱性の高い合成樹脂とりわ
け熱硬化性樹脂による一体成形で容易に製作することが
できる。そして、覆体13を耐熱性の高い合成樹脂製と
できることにより、上部構成体14の成形時における覆
体13の形状保持の必要性も少なくなる。
第4図および第5図はそれぞれ本発明の第2実施例およ
び第3実施例を示すもので、これら実施例は、中空部1
1の形成方法の変形例である。第2実施例では、中空部
11を全部下部構成体12内に形成される第1の中空部
111としており、覆体13内に形成される第2の中空
部112はない。この方法によれば、覆体13が板状で
よいので、耐熱性上有利であるとともに、より軽量化で
きる。逆に、第3実施例では、中空部11を全部第2の
中空部112としているが、この方法では、覆体13が
大型になってしまうので、耐熱性と1聞に関しては、第
2実施例の方がより好ましい。しかし、製品表面に残る
上部構成体14と下部構成体12どの接合線番製品下端
部に設定したいときには、この実施例が有効である。
また、第6図は本発明の第4実施例を示すもので、この
実施例は、覆体13の固定方法の変形例である。上述の
第1実施例では、覆体13の最下部132に水平方向へ
屈曲させて形成された突出部133を下部構成体12の
上端面121の内周部に形成された段差状の第2の凹部
123に嵌合させていたが、第4実施例では、覆体13
の最下部132に水平方向へ屈曲させてからさらに下方
へ屈曲させて形成された突出部133を下部構成体12
の上端面121に形成された溝状の凹部123に嵌合さ
せており、覆体13の固定状態をより確実なものとして
いる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第1の上型と下型とを組み合わせて下
部構成体を成形し、型開き後下型に残った下部構成体上
にこの下部構成体とで中空部を形成する覆体を固定し、
さらにこの状態の下型と第2の上型とを組み合わせて上
部構成体を成形するので、下部構成体および上部構成体
を成形する金型が1組半で済むとともに、成形後の接合
作業が必要なく、また、消失性中子を除去するような必
要性がなく、さらに、覆体は下部構成体上に簡単に固定
でき、覆体は体積の小さなものでよいとともに、中空体
である必要のない覆体は耐熱性の高い合成樹脂で一体成
形して容易に製作することができ、したがって、より少
ない工数と設備とで安価かつ簡単に中空合成樹脂製品を
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の中空合成樹脂製品の製造
方法の第1実施例を示すもので、第1図は第1の上型と
下型とを組み合わせて下部構成体を成形した状態の説明
断面図、第2図は第2の上型と下型とを組み合わせた後
でかつ上部構成体を成形する前の状態の説明断面図、第
3図は製造された中空合成樹脂製品の説明断面図である
。また、第4図ないし第6図は本発明の第2実施例ない
し第4実施例をそれぞれ示す説明断面図である。 さらに、第7図ないし第9図は従来の中空合成樹脂製品
の製造方法の3つの例をそれぞれ示す説明断面図である
。 10・・中空合成樹脂製品、11・・中空部、12・・
下部構成体、13・・覆体、14・・上部構成体、20
・・下型、21・・第1の上型、22・・第2の上型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の上型と下型とを組み合わせて下部構成体を
    成形する工程と、 前記第1の上型と下型との型開き後この下型に残つた下
    部構成体上にこの下部構成体との間に中空部を形成する
    覆体をほぼ密着状態で固定する工程と、 前記覆体を固定した下部構成体が残った下型に第2の上
    型を組み合わせて前記覆体を覆つてかつ前記下部構成体
    と一体的に上部構成体を成形する工程と、 を有することを特徴とする中空合成樹脂製品の製造方法
JP26506387A 1987-10-20 1987-10-20 中空合成樹脂製品の製造方法 Pending JPH01108034A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04133580U (ja) * 1991-05-30 1992-12-11 兼松デユオフアスト株式会社 連結固着具の打込機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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