JP2960860B2 - 一体発泡成形用芯材および一体発泡成形法 - Google Patents

一体発泡成形用芯材および一体発泡成形法

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JP2960860B2
JP2960860B2 JP6330702A JP33070294A JP2960860B2 JP 2960860 B2 JP2960860 B2 JP 2960860B2 JP 6330702 A JP6330702 A JP 6330702A JP 33070294 A JP33070294 A JP 33070294A JP 2960860 B2 JP2960860 B2 JP 2960860B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/58Moulds
    • B29C44/581Closure devices for pour holes

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクローズド成形に好適
な一体発泡成形用芯材および該芯材を用いた一体発泡成
形法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のインストルメントパ
ネルなどは、芯材の一側にポリウレタン樹脂などの発泡
体を一体に形成した一体発泡成形品によって構成される
ことがある。前記一体発泡成形品は、所望により前記発
泡体の表面が軟質合成樹脂シートよりなる表皮で覆われ
ている場合もある。
【0003】この一体発泡成形品の製造例を図6に示
す。図示されるように、上下に分割可能な分割成形型6
0は、その両分割型61,62を型閉めすることにより
所定の成形品キャビティ63を形成するようになってい
る。そして、一方の分割型61の型面に芯材64を取り
付けるとともに、他方の分割型62の型面には表皮65
を配置して型閉めする。芯材64が取り付けられる側の
分割型61には、発泡装置の注入ノズル66をセットす
る注入部67が設けられ、また、芯材64には前記注入
部67に対応する注入口68が設けられている。注入ノ
ズル66は、前記注入部67を介して芯材の注入口68
に挿入され、液状発泡原料50を芯材64と表皮65と
の間に注入する。注入された液状発泡原料50は発泡硬
化して、芯材64の一側に発泡体を形成するとともに前
記表皮65と芯材64とを一体化する。
【0004】しかしながら、このような型閉めされた成
形型のキャビティ内に液状発泡原料を導入して発泡させ
るいわゆるクローズド成形法にあっては、次のような問
題点があった。前記芯材64は、分割型61の型面に立
設されたクリップ等により分割型61に取り付けられる
ため、および芯材64成形後の収縮等によって、図7に
示すように、型面には密着せずに型面との間にわずかな
がら隙間を生じることが多い。しかも、前記芯材64の
注入口68は、芯材64の成形寸法のばらつき等を考慮
して、注入ノズル66の外径より所定量大きく設計され
るため、注入口68の内面と注入ノズル66の側面間に
隙間を生じ易い。そのため、前記注入ノズル66から液
状発泡原料50が吐出される際に、芯材の注入口68周
囲のエアーを巻き込んで発泡体にボイドやセル荒れなど
を生じたり、前記注入口68周囲の隙間からキャビティ
内の発泡ガスが抜け過ぎて発泡体表面にヒケが発生する
こともある。また、前記型面と芯材64との間から液状
発泡原料50が漏れて芯材64および型面に不要なバリ
69となって付着することもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題点に鑑み提案されたものであって、一体発泡成形時
に芯材の注入口周囲から液状発泡原料が漏出せず、かつ
発泡体にボイドやセル荒れを生じ難くできる、一体発泡
成形用芯材および一体発泡成形法を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここで提案される発明は
二つあり、一つは一体発泡用の芯材、他は該芯材を用い
た一体発泡成形法である。前記本発明の一体発泡用の芯
材は、注入ノズルから注入される液状発泡原料により、
一側に発泡体を一体に成形する一体発泡成形用芯材にお
いて、該芯材に前記注入ノズルの外径より小さくした注
入口を設けるとともに、当該芯材の発泡体非成形側の前
記注入口周囲に、前記注入ノズルの先端面と当接する環
状の弾性シール材を設けたことを特徴とする。
【0007】また、前記本発明の一体発泡成形法は、芯
材を分割式成形型の一方の分割型の型面に取り付けてそ
の成形型を閉じた後、前記芯材に設けた注入口を介して
注入ノズルから液状発泡原料を注入し、生成する発泡体
と前記芯材とを一体化する発泡成形法において、前記注
入口を前記注入ノズルの外径より小さくするとともに、
前記芯材取り付け型面と対向する芯材表面の前記注入口
周囲に環状の弾性シール材を設け、前記注入ノズル先端
面を前記弾性シール材表面に押し当てて前記液状発泡原
料の注入を行うことを特徴とする。なお、前記芯材の取
り付けは、注入ノズルの固定された分割型の型面に対し
て行ってもよく、あるいは注入ノズル固定前の分割型の
型面に行なってもよい。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一体発泡成形用芯材の一例の
要部を示す斜視図、図2はこの発明の一体発泡成形法の
一例を示す金型断面図、図3はその型閉め状態を示す金
型の断面図、図4は図3の要部を拡大した断面図、図5
は一体発泡成形用芯材の他の例を示す要部の斜視図であ
る。
【0009】図1に示されるように、この発明の一体発
泡成形用芯材10の略中央には、注入ノズルから注入さ
れる液状発泡原料を芯材10の一側に供給するための注
入口11が設けられている。この注入口11は、液状発
泡原料を注入するための発泡装置の注入ノズル25外径
よりやや小さく形成されているとともに、発泡体非成形
側(本図では上面側)の注入口周囲に弾性シール材30
が設けられている。
【0010】弾性シール材30は、ゴムやウレタン発泡
体などが図のような環状に形成されてなるもので、前記
芯材10の注入口11と同様に、注入ノズルの外径より
やや小さい注入口31が設けられている。その弾性シー
ル材30は、前記芯材10の発泡体非成形側に注入口1
1,31を合わせて配置され、一体発泡成形時に注入ノ
ズルの先端を当該弾性シール材表面に当接させ密着させ
るようになっている。それにより、芯材10の注入口3
1周囲と分割型の型面との間の隙間を塞ぎ、芯材10と
型面間への液状発泡原料の漏出を防ぐことができる。
【0011】図2および図3ならびにそのノズル付近を
拡大して示す図4に、前記芯材を用いた一体発泡成形法
を示す。図中の符号20は分割型21,22よりなる分
割式成形型で、型閉めにより所定の成形品キャビティ2
3を形成する。また、符号24は前記分割型21に設け
られた注入部で、注入ノズル25がセットされるように
なっている。なお、前記分割型21,22は、さらに複
数に分割されるものであってもよい。また、本実施例に
おいて、注入ノズル25がセットされない側の分割型2
2の型面には、表皮26が配置されている。
【0012】前記分割型21の型面21aには前記芯材
10が、型面21aに設けられたクリップ(図示せず)
等を利用して取り付けられる。芯材10は、前記弾性シ
ール材30が分割型21の芯材取り付け型面21a側に
対向するようにして配置される。なお、前記注入部24
の周囲の型面21aには弾性シール材30が嵌まること
のできる凹部28が設けられており、前記弾性シール材
30を正しい位置に配置することができる。
【0013】続いて、図3に示されるように、分割型2
1,22を型閉めし、型面21aの前記凹部28からノ
ズル先端が突出するようにして前記注入部24にセット
された注入ノズル25から、表皮26と芯材10との間
に液状発泡原料50を注入する。その際、弾性シール材
30および前記芯材10の注入口11内径が、注入ノズ
ル25の外径よりやや小に形成されているため、図4か
らよりよく理解されるように、注入ノズル25の先端が
前記弾性シール材30に押し当てられることにな。それ
により、前記芯材10の注入口11周囲が確実にシール
されるので、前記注入ノズル25から吐出される液状発
泡原料50が前記注入口11から芯材10と分割型の型
面21aとの間に漏れて不要なバリとなるのを防ぐこと
ができる。さらに、前記注入口11と注入ノズル25と
の間の隙間から空気を液状発泡原料内に巻き込んで、発
泡体にボイド等を形成したり、あるいはキャビティ内に
注入された液状発泡原料から生じる発泡ガスが前記注入
口付近の隙間から抜け過ぎて発泡体表面にヒケを生じる
のを防ぐこともできる。
【0014】なお、図2には、注入ノズル25が固定さ
れた分割型21の型面21aに芯材10を取り付ける例
を示したが、芯材を型面に取り付けた後に注入ノズルを
分割型にセットしてもよい。
【0015】図5は芯材の他の例を示したものである。
この芯材40は、発泡体非成形側の注入口41周囲に保
持用突部42を設けたものである。この保持用突部42
は、弾性シール材30の配置位置の外側に環状に突設さ
れており、弾性シール材30を、前記保持用突部42内
に配置するだけで、その位置決めが簡単かつ確実に行な
える。
【0016】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
よれば、芯材の発泡体非成形側(芯材取り付け型面と対
向する側)の注入口周囲に、注入ノズルの先端と当接す
る環状の弾性シール材が設けられているので、注入ノズ
ルの先端を弾性シール材に押し当てることにより注入口
周囲を確実にシールすることができる。そのため、芯材
の注入口周囲から液状発泡原料が漏れるのを防止して芯
材の注入口周囲にバリを生じないようにでき、しかも成
形される発泡体にセル荒れやボイドなどが発生するのを
防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一体発泡成形用芯材の一例の要部を
示す斜視図である。
【図2】この発明の一体発泡成形法の一例を示す金型断
面図である。
【図3】その型閉め状態を示す金型の断面図である。
【図4】図3の要部を拡大した断面図である。
【図5】一体発泡成形用芯材の他の例を示す要部の斜視
図である。
【図6】一般的な一体発泡成形法の一例を示す金型の断
面図である。
【図7】その要部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
10 芯材 11 注入口 20 分割式成形型 21 分割型 22 分割型 25 注入ノズル 50 液状発泡原料

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注入ノズルから注入される液状発泡原料
    により、一側に発泡体を一体に成形する一体発泡成形用
    芯材において、該芯材に前記注入ノズルの外径より小さ
    くした注入口を設けるとともに、当該芯材の発泡体非成
    形側の前記注入口周囲に、前記注入ノズルの先端面と当
    接する環状の弾性シール材を設けたことを特徴とする一
    体発泡成形用芯材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、弾性シール材が配置
    される注入口周囲の芯材表面に、前記弾性シール材の保
    持用突部を設けたことを特徴とする一体発泡成形用芯
    材。
  3. 【請求項3】 芯材を分割式成形型の一方の分割型の型
    面に取り付けてその成形型を閉じた後、前記芯材に設け
    た注入口を介して注入ノズルから液状発泡原料を注入
    し、生成する発泡体と前記芯材とを一体化する発泡成形
    法において、前記注入口を前記注入ノズルの外径より小
    さくするとともに、前記芯材取り付け型面と対向する芯
    材表面の前記注入口周囲に環状の弾性シール材を設け、
    前記注入ノズル先端面を前記弾性シール材表面に押し当
    てて前記液状発泡原料の注入を行うことを特徴とする一
    体発泡成形法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、弾性シール材が配置
    される注入口周囲の芯材表面に、前記弾性シール材の保
    持用突部を設けたことを特徴とする一体発泡成形法。
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