JP2851415B2 - 発泡成形品のシール部の構造体 - Google Patents
発泡成形品のシール部の構造体Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、発泡成形品のシール部の構造体に関し、一
層詳細には、発泡材料が所定の充填空間から漏出するこ
とを阻止するとともに、発泡時に生じるガス抜きを効率
的に行なうことにより空洞による製品不良の発生を阻止
することが可能な発泡成形品のシール部の構造体に関す
る。
層詳細には、発泡材料が所定の充填空間から漏出するこ
とを阻止するとともに、発泡時に生じるガス抜きを効率
的に行なうことにより空洞による製品不良の発生を阻止
することが可能な発泡成形品のシール部の構造体に関す
る。
[従来の技術] 従来より、自動車内部のインストルメントパネル、ト
リムパネル、あるいはセーフティパネル等の内装部材と
して、表皮と芯材とからなる一体発泡成形品が用いられ
ている。
リムパネル、あるいはセーフティパネル等の内装部材と
して、表皮と芯材とからなる一体発泡成形品が用いられ
ている。
一般に、表皮と芯材との一体発泡成形品は、上型と下
型からなる成形型に、表皮と芯材の各々をセットし、表
皮と芯材との間に発泡材料を注入した後に成形型を型合
わせし、次いで前記発泡材料を発泡させることにより得
られる。
型からなる成形型に、表皮と芯材の各々をセットし、表
皮と芯材との間に発泡材料を注入した後に成形型を型合
わせし、次いで前記発泡材料を発泡させることにより得
られる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記の方法では、成形型の型合わせを
した後に発泡材料を発泡させるため、表皮と芯材との間
のガス抜きが十分に行われず、このガスによって空洞が
発生し、あるいは発泡体を表皮と芯材の外部へと漏出さ
せ、結果的に製品不良を招来させている不都合を露呈し
ている。
した後に発泡材料を発泡させるため、表皮と芯材との間
のガス抜きが十分に行われず、このガスによって空洞が
発生し、あるいは発泡体を表皮と芯材の外部へと漏出さ
せ、結果的に製品不良を招来させている不都合を露呈し
ている。
前記の不都合を克服すべく、特開平1−196315号は、
「表皮芯材一体発泡成形のシール方法」に係る技術的思
想を開示している。すなわち、この技術的思想によれ
ば、シール部にウレタン原料をスプレーし、そこに生じ
たウレタンフォームをシール材として機能させガス抜き
を行っている。従って、バリおよび内部に空洞のない一
体成形品が得られる。しかし、前記技術的思想では、特
殊な方法によりシール材を形成しているため、新たに煩
雑な工程を付加することが必要となる。この結果、生産
コストの高騰を招き、実質的には、実用に供することに
支障をきたしている。
「表皮芯材一体発泡成形のシール方法」に係る技術的思
想を開示している。すなわち、この技術的思想によれ
ば、シール部にウレタン原料をスプレーし、そこに生じ
たウレタンフォームをシール材として機能させガス抜き
を行っている。従って、バリおよび内部に空洞のない一
体成形品が得られる。しかし、前記技術的思想では、特
殊な方法によりシール材を形成しているため、新たに煩
雑な工程を付加することが必要となる。この結果、生産
コストの高騰を招き、実質的には、実用に供することに
支障をきたしている。
また、実開平1−80319号は、「樹脂成形金型のエア
抜き構造」に係る技術的思想を開示している。すなわ
ち、この技術的思想によれば、成形金型の少なくとも一
方のパーティング面に、キャビティを取り囲むガスケッ
トを配置してキャビティ内外を隔絶する樹脂成形金型に
おいて、前記ガスケット内にガス抜き孔を開口し、型締
め弾性変形される前記ガスケットまたは別の弾性部材か
らなる栓体を、開口部に対し開閉可能に臨ませ、ガス抜
きを行っている。しかし、前記の実開平1−80319号に
開示された技術的思想では、その効果に比して、コスト
が高騰するばかりか、装置全体が大型化してしまう不都
合が顕在化している。
抜き構造」に係る技術的思想を開示している。すなわ
ち、この技術的思想によれば、成形金型の少なくとも一
方のパーティング面に、キャビティを取り囲むガスケッ
トを配置してキャビティ内外を隔絶する樹脂成形金型に
おいて、前記ガスケット内にガス抜き孔を開口し、型締
め弾性変形される前記ガスケットまたは別の弾性部材か
らなる栓体を、開口部に対し開閉可能に臨ませ、ガス抜
きを行っている。しかし、前記の実開平1−80319号に
開示された技術的思想では、その効果に比して、コスト
が高騰するばかりか、装置全体が大型化してしまう不都
合が顕在化している。
さらには、特開昭56−15341号に開示された「インス
トルメントパネル」に係る技術的思想によれば、多数本
からなる凹状のスリットを一定間隔で設けることによ
り、残留するガスを外部に好適に導いている。しかしな
がら、前記特開昭56−15341号に開示された技術的思想
を用いて発泡体の漏出を防止しようとすると、表皮と芯
材とが面当たりとなるため、シールに必要な押圧力が過
大となり、また、複雑な形状を有するインストルメント
パネル等の部材に均一な荷重を負荷してシールを行うこ
とは困難となっている。
トルメントパネル」に係る技術的思想によれば、多数本
からなる凹状のスリットを一定間隔で設けることによ
り、残留するガスを外部に好適に導いている。しかしな
がら、前記特開昭56−15341号に開示された技術的思想
を用いて発泡体の漏出を防止しようとすると、表皮と芯
材とが面当たりとなるため、シールに必要な押圧力が過
大となり、また、複雑な形状を有するインストルメント
パネル等の部材に均一な荷重を負荷してシールを行うこ
とは困難となっている。
そこで、シール効果を確実なものとするために、押圧
力を高めると、ガス抜きが困難となる問題が生ずる。一
方、押圧力を小さくした場合や、不均一な押圧荷重によ
り過小な荷重がかかる部位では、発泡体の漏出が生じ、
この結果、必要な発泡体の量が確保されず、発泡体の充
填不良を招き、空洞による製品不良が発生する不都合が
露呈している。
力を高めると、ガス抜きが困難となる問題が生ずる。一
方、押圧力を小さくした場合や、不均一な押圧荷重によ
り過小な荷重がかかる部位では、発泡体の漏出が生じ、
この結果、必要な発泡体の量が確保されず、発泡体の充
填不良を招き、空洞による製品不良が発生する不都合が
露呈している。
従って、本発明の目的は、表皮と芯材との一体発泡成
形品の成形に際して、所定の充填空間からの発泡体の漏
出を確実に阻止するとともに、ガス抜きの効率を向上さ
せ、空洞による製品不良の発生を阻止し、空洞部への他
の材料の注入、バリ取り等の後処理の工程を不要とする
とともに、生産効率を著しく向上することができる発泡
成形品のシール部の構造体を提供することにある。
形品の成形に際して、所定の充填空間からの発泡体の漏
出を確実に阻止するとともに、ガス抜きの効率を向上さ
せ、空洞による製品不良の発生を阻止し、空洞部への他
の材料の注入、バリ取り等の後処理の工程を不要とする
とともに、生産効率を著しく向上することができる発泡
成形品のシール部の構造体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、表皮と芯材
との間に、発泡材料を注入発泡させて得られる表皮と芯
材との一体発泡成形品のシール部の構造体であって、 前記発泡材料の漏出を阻止する複数の発泡材漏出防止
用リブをシール部の縁部に配設し、前記複数の発泡材漏
出防止用リブ相互の間にガス抜き通路を設けることを特
徴とする。
との間に、発泡材料を注入発泡させて得られる表皮と芯
材との一体発泡成形品のシール部の構造体であって、 前記発泡材料の漏出を阻止する複数の発泡材漏出防止
用リブをシール部の縁部に配設し、前記複数の発泡材漏
出防止用リブ相互の間にガス抜き通路を設けることを特
徴とする。
[作用] 本発明では、表皮と芯材の一体発泡成形品において、
表皮と芯材とが接合されるシール部の縁部に、複数の発
泡材漏出防止用リブを配設し、さらに、前記複数の発泡
材漏出防止用リブ相互間にガス抜き通路を配設してい
る。従って、この構造体を用いて、重合して押圧された
表皮と芯材との間の空間で発泡材原料を注入発泡させる
時、前記空間内に存在するガスは、発泡に伴い前記空間
内で発泡材の占める体積が急激に増加することにより、
前記ガス抜き通路より迅速に押し出され排出される。
表皮と芯材とが接合されるシール部の縁部に、複数の発
泡材漏出防止用リブを配設し、さらに、前記複数の発泡
材漏出防止用リブ相互間にガス抜き通路を配設してい
る。従って、この構造体を用いて、重合して押圧された
表皮と芯材との間の空間で発泡材原料を注入発泡させる
時、前記空間内に存在するガスは、発泡に伴い前記空間
内で発泡材の占める体積が急激に増加することにより、
前記ガス抜き通路より迅速に押し出され排出される。
一方、発泡した発泡材は、発泡材漏出防止用リブによ
って、所定の空間以外への漏出を阻止される。
って、所定の空間以外への漏出を阻止される。
[実施例] 次に、本発明に係る発泡成形品のシール部の構造体に
ついて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
ついて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
第1図乃至第3図において、参照符号10は本発明に係
る発泡成形品のシール部の構造体を示し、当該構造体10
は、基本的には、芯材12と、表皮14と、発泡材漏出防止
用リブ16と、ガス抜き通路18とから構成されている。
る発泡成形品のシール部の構造体を示し、当該構造体10
は、基本的には、芯材12と、表皮14と、発泡材漏出防止
用リブ16と、ガス抜き通路18とから構成されている。
発泡材漏出防止用リブ16は、0.5mmから1.0mm程度の厚
みを有し、その中央部位に実質的に空間を画成してい
る。本実施例においては、この中央部位に画成された空
間が外部と連通状態にあるコ字状体で形成されている。
すなわち、発泡材漏出防止用リブ16は、表皮と芯材との
一体発泡成形品の縁側のシール部において、芯材12と表
皮14との間にあって、開口部16aが発泡体19の流動して
来る方向とは反対の方向に指向して開口するように形成
されている。
みを有し、その中央部位に実質的に空間を画成してい
る。本実施例においては、この中央部位に画成された空
間が外部と連通状態にあるコ字状体で形成されている。
すなわち、発泡材漏出防止用リブ16は、表皮と芯材との
一体発泡成形品の縁側のシール部において、芯材12と表
皮14との間にあって、開口部16aが発泡体19の流動して
来る方向とは反対の方向に指向して開口するように形成
されている。
第1図および第3図に示すように、発泡材漏出防止用
リブ16は、複数個配設され、隣接する発泡材漏出防止用
リブ16同士は、0.5mmから1.0mm程度離間し、ガス抜き通
路18を構成する。この場合、芯材12と、表皮14と、発泡
材漏出防止用リブ16は、重合して押圧されている。
リブ16は、複数個配設され、隣接する発泡材漏出防止用
リブ16同士は、0.5mmから1.0mm程度離間し、ガス抜き通
路18を構成する。この場合、芯材12と、表皮14と、発泡
材漏出防止用リブ16は、重合して押圧されている。
本実施例においては、発泡材漏出防止用としてコ字状
部材を用いたが、ロ字状の中空方形状部材を用いること
も可能である。なお、コ字状部材およびロ字状部材など
の中央部位に実質的に空間部分を画成した膨出形状体を
用いるのは、表皮14と芯材12が相互に面で当接すること
を防止し、小さな力で十分な押圧力を全縁面に加え、発
泡材の充填不良を生じることを回避するためである。
部材を用いたが、ロ字状の中空方形状部材を用いること
も可能である。なお、コ字状部材およびロ字状部材など
の中央部位に実質的に空間部分を画成した膨出形状体を
用いるのは、表皮14と芯材12が相互に面で当接すること
を防止し、小さな力で十分な押圧力を全縁面に加え、発
泡材の充填不良を生じることを回避するためである。
本発明に係る発泡成形品のシール部の構造体は基本的
には以上のように構成されるものであり、次にその作用
並びに効果について説明する。
には以上のように構成されるものであり、次にその作用
並びに効果について説明する。
先ず、芯材12および表皮14を各々成形型20a、20bの所
定位置にセットし、発泡材の原料を流入させる。
定位置にセットし、発泡材の原料を流入させる。
次に、成形型20a、20bを型合わせして芯材12と表皮14
とを接合させ、シール部を形成する。この時、芯材12
と、発泡材漏出防止用リブ16および表皮14は、成形型20
a、20bにより、重合し且つ押圧されて接合し、しかもガ
ス抜き通路18が構成されている。
とを接合させ、シール部を形成する。この時、芯材12
と、発泡材漏出防止用リブ16および表皮14は、成形型20
a、20bにより、重合し且つ押圧されて接合し、しかもガ
ス抜き通路18が構成されている。
そこで、成形型20a、20bにセットされた芯材12と表皮
14との間に型合わせにより画成される空間22内に所望の
形状の発泡体19を充填する。
14との間に型合わせにより画成される空間22内に所望の
形状の発泡体19を充填する。
この時、発泡体19の発泡により発生したガス、および
成形型20a、20bの型合わせ時に空間22に残留したガス
は、発泡体19の体積の膨張に伴い前記ガス抜き通路18よ
り迅速に排出される。一方、発泡した発泡材は、発泡材
漏出防止用リブ16によって、所定の空間から外部への漏
出を阻止され、ガス抜き通路18から微量が漏出するのみ
に留まる。すなわち、ガス抜きが効率的に行われること
により、発泡体19内にガス溜りによる空洞の発生が阻止
される。このため、例えば、インストルメントパネル等
の複雑な形状からなる部材において、表皮14が一部薄く
なる複雑な形状部位にあっても発泡体19の漏出を阻止す
ることができる。
成形型20a、20bの型合わせ時に空間22に残留したガス
は、発泡体19の体積の膨張に伴い前記ガス抜き通路18よ
り迅速に排出される。一方、発泡した発泡材は、発泡材
漏出防止用リブ16によって、所定の空間から外部への漏
出を阻止され、ガス抜き通路18から微量が漏出するのみ
に留まる。すなわち、ガス抜きが効率的に行われること
により、発泡体19内にガス溜りによる空洞の発生が阻止
される。このため、例えば、インストルメントパネル等
の複雑な形状からなる部材において、表皮14が一部薄く
なる複雑な形状部位にあっても発泡体19の漏出を阻止す
ることができる。
また、発泡材漏出防止用リブ16は、中央部位に実質的
に空間部分を画成した膨出形状体が用いられているため
に、型合わせ時に必要以上の押圧力を加える必要がな
く、発泡体19の充填不良や、ガス抜き通路18が芯材12と
表皮14とにより閉塞されることを原因とするガス抜き不
良を回避することができる。
に空間部分を画成した膨出形状体が用いられているため
に、型合わせ時に必要以上の押圧力を加える必要がな
く、発泡体19の充填不良や、ガス抜き通路18が芯材12と
表皮14とにより閉塞されることを原因とするガス抜き不
良を回避することができる。
なお、シール部をトリミングする場合においては、発
泡材漏出防止用リブ16の開口部16aは発泡体19が流出し
て来る方向に対面して開口することも可能である。ま
た、芯材12と発泡材漏出防止用リブ16を射出成形等によ
り一体成形することも可能である。
泡材漏出防止用リブ16の開口部16aは発泡体19が流出し
て来る方向に対面して開口することも可能である。ま
た、芯材12と発泡材漏出防止用リブ16を射出成形等によ
り一体成形することも可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係る発泡成形品のシール部の
構造体において、表皮と芯材とが接合されるシール部
に、複数の発泡材漏出防止用リブを配設し、さらに、前
記複数の発泡材漏出防止用リブ相互間にガス抜き通路を
配設することにより、重合し且つ押圧された表皮と芯材
との間の空間で発泡材原料をを発泡させる時、前記空間
内に発泡作用によって発生したガスや、前記空間内に残
留していたガスを迅速に排出する効果が得られる。
構造体において、表皮と芯材とが接合されるシール部
に、複数の発泡材漏出防止用リブを配設し、さらに、前
記複数の発泡材漏出防止用リブ相互間にガス抜き通路を
配設することにより、重合し且つ押圧された表皮と芯材
との間の空間で発泡材原料をを発泡させる時、前記空間
内に発泡作用によって発生したガスや、前記空間内に残
留していたガスを迅速に排出する効果が得られる。
また、前記のようにガスの排出を素早く行うことが可
能であるために、発泡部材内に残留する可能性のあるガ
スに起因した空洞の画成を阻止することができる。しか
も、複雑な形状を有する部材等において、表皮、あるい
は芯材の強度が不足する部分での発泡材の漏出を阻止す
る効果が得られる。
能であるために、発泡部材内に残留する可能性のあるガ
スに起因した空洞の画成を阻止することができる。しか
も、複雑な形状を有する部材等において、表皮、あるい
は芯材の強度が不足する部分での発泡材の漏出を阻止す
る効果が得られる。
従って、高品質の表皮と芯材との一体発泡成形品が得
られるので、漏出部位の補修等の後処理が不要となり、
製造コストの低減が図られる効果を奏する。
られるので、漏出部位の補修等の後処理が不要となり、
製造コストの低減が図られる効果を奏する。
第1図は、本発明に係る発泡成形品のシール部の構造体
の好適な実施例を表す表皮を取り除いた時の部分概略
図、 第2図は、本発明に係る発泡成形品のシール部の構造体
の好適な実施例を表す縦断面図、 第3図は、本発明に係る発泡成形品のシール部の構造体
の好適な実施例を表す横断面である。 10……発泡成形品のシール部の構造体 12……芯材 14……表皮 16……発泡材漏出防止用リブ 16a……開口部 18……ガス抜き通路 20a、20b……成形型 22……空間
の好適な実施例を表す表皮を取り除いた時の部分概略
図、 第2図は、本発明に係る発泡成形品のシール部の構造体
の好適な実施例を表す縦断面図、 第3図は、本発明に係る発泡成形品のシール部の構造体
の好適な実施例を表す横断面である。 10……発泡成形品のシール部の構造体 12……芯材 14……表皮 16……発泡材漏出防止用リブ 16a……開口部 18……ガス抜き通路 20a、20b……成形型 22……空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:58 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B29C 33/00 - 33/76
Claims (2)
- 【請求項1】表皮と芯材との間に、発泡材料を注入発泡
させて得られる表皮と芯材との一体発泡成形品のシール
部の構造体であって、 前記発泡材料の漏出を阻止する複数の発泡材漏出防止用
リブをシール部の縁部に配設し、前記複数の発泡材漏出
防止用リブ相互の間にガス抜き通路を設けることを特徴
とする発泡成形品のシール部の構造体。 - 【請求項2】請求項1記載の構造体において、 発泡材漏出防止用リブは、中央部位に実質的に空間部分
を画成した膨出形状体であることを特徴とする発泡成形
品のシール部の構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2304466A JP2851415B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 発泡成形品のシール部の構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2304466A JP2851415B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 発泡成形品のシール部の構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04175112A JPH04175112A (ja) | 1992-06-23 |
JP2851415B2 true JP2851415B2 (ja) | 1999-01-27 |
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ID=17933359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2304466A Expired - Fee Related JP2851415B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 発泡成形品のシール部の構造体 |
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---|---|
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