JP7477376B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は作業機械に係り、特に空調装置の配置の最適化を図る技術に関する。
油圧ショベルには、当該油圧ショベルを操縦するオペレータが搭乗する運転室が設けられている。また、油圧ショベルは、工事現場等の粉塵が舞う環境で作業をすることがあるため、運転室は、建屋によって機体の外部と隔てられたものがある。
またさらに、運転室には、内部の温度を調整する空調装置が搭載されている。この空調装置の搭載位置の例として、フロアパネルの上方かつ座席の下方に位置するものや(特許文献1)座席の後方に配設されるものがある(特許文献2)。
特開2015-229904号公報 特開2020-050292号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される技術では、空調装置がフロアパネルの上方かつ座席の下方に位置するため、座席の高さが必要以上に高くなる虞があった。このように座席の高さが必要以上に高くなることは、運転室内の空間を狭めることとなるため、好ましいことではない。
また、上記特許文献2に開示される技術では、座席の後方に空調装置を配設するための空間を形成する必要があるため、運転室内の空間を狭めることとなり、さらなる改善の余地があった。
一方、空調装置に備えられる内気を導入する部分(特許文献1の内気流入口20Bに相当)は、外気と比較して粉塵等が少ない内気を吸気することを想定している。したがって、内気を導入する部分に設けられるフィルタは、外気を導入しやすい環境下で吸気すると、劣化を増進させる虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転室内の空間を良好に保つことができるように空調装置を配置した作業機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の作業機械は、機体の操作を行う運転室と、前記運転室を覆う建屋と、を備えた作業機械において、前記運転室の底面を形成するフロアパネルと、前記フロアパネルの上方に位置する座席と、前記運転室内の空気の温度を調整する空調装置と、前記運転室内の空気を前記空調装置に導く内気導入ダクトと、を有し、前記フロアパネルには、前記座席の下方に対応する位置に開口部が形成され、前記空調装置は、前記開口部に挿通された状態で前記フロアパネルの上側及び下側に亘って配設され、前記内気導入ダクトには、前記運転室内に開放する開放部が形成されており、前記開放部には、フィルタが設けられるよう構成されることを特徴とする。
これにより、フロアパネルの座席の下方に対応する位置に形成された開口部に挿通された状態の空調装置を、フロアパネルの上側及び下側に亘って配設することで、運転室が狭くなることを抑制することが可能とされる。
その他の態様として、前記建屋には、機体左右方向のうち少なくともいずれか一方にオペレータが搭乗する搭乗口が形成されており、前記開放部は、機体前後方向で視て後方に向けて開放するよう形成されてなるのが好ましい。
これにより、オペレータが搭乗する搭乗口が建屋の機体左右方向のうちの少なくともいずれか一方に形成されるのに対し、開放部が機体前後方向で視て後方に向けて開放するよう内気導入ダクトに形成されることで、オペレータが運転室に搭乗する際に、開放部による外気の導入を抑制することが可能とされる。
その他の態様として、前記開放部には、前記フィルタの側部に沿って機体上下方向に延びてなるガイドが形成されており、前記ガイドは、前記フィルタの側部を支持する第1壁部と、前記フィルタの裏面を支持する第2壁部と、前記フィルタの表面を支持する第3壁部と、を含み、前記フィルタは、前記第1壁部、前記第2壁部及び前記第3壁部によって機体前後方向及び左右方向について支持されてなるのが好ましい。
これにより、内気導入ダクトの開放部にはフィルタの側部に沿って機体上下方向に延びるガイドが形成され、ガイドに沿って開放部の上方からフィルタを該開放部に取り付けるようにすることで、開放部の上方からフィルタを簡単に取り付けることが可能とされる。
その他の態様として、前記フィルタの上端には、前記内気導入ダクトの前記開放部に設けられる被係止部に係止する係止部が形成されてなるのが好ましい。
これにより、フィルタの上端に内気導入ダクトの開放部に設けられる被係止部に係止する係止部を形成することで、フィルタを着脱する際にフィルタの上方から作業を行うことができるので、整備性を向上させることが可能とされる。
本発明の作業機械によれば、フロアパネルの座席の下方に対応する位置に形成された開口部に空調装置を上下方向に延びて配設することで、運転室が狭くなることを抑制することができる。これにより、運転室内の空間を良好に保つことができるように空調装置を配置することができる。
本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベルの側面図である。 運転室に設置されるシートの周辺の側面図である。 運転室における空調装置の上視図である。 内気導入ダクトの後方斜視図である。 機体左右方向における左側から視た、フィルタケースの開放部にフィルタを取り付ける態様を説明する説明図である。 機体左右方向における左側から視た、フィルタケースの開放部にフィルタを取り付ける態様を説明する説明図である。 機体左右方向における左側から視た、フィルタケースの開放部にフィルタを取り付ける態様を説明する説明図である。 機体左右方向における左側から視た、フィルタケースの開放部にフィルタを取り付ける態様を説明する説明図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1を参照すると、本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベル1の側面図が示されている。
図1に示すように、油圧ショベル1は、例えば走行体3及び旋回体5を備える所謂小旋回機である。この油圧ショベル1は、油圧ショベル1を上方から視たときに、旋回体5の旋回角度に拘わらず、左右一対の無限走行履帯3aの前端、後端、及び両外側端で囲まれる範囲に旋回体5が収まる機種(所謂小旋回機)である。走行体3は、各々が前後方向に延びる左右一対の無限走行履帯3aを備える。この走行体3は、図示しないエンジンの駆動力によって油圧モータを駆動して無限走行履帯3aを駆動することにより走行する。なお、図1ではクローラ式の油圧ショベル1を図示しているが、装輪式でもよい。
旋回体5は、フロント作業機13及び建屋15を有し、走行体3上に旋回フレーム11を介して旋回可能に支持されている。この旋回体5は、図示しないエンジンによって旋回モータを駆動することにより旋回する。
フロント作業機13は、旋回体5に俯仰可能に支持されるブーム13a、ブーム13aの先端に揺動可能に支持されるアーム13b及びアーム13bの先端に揺動可能に支持されるバケット13cを有してなる。このフロント作業機13は、ブームシリンダ13d、アームシリンダ13e及びバケットシリンダ13fに図示しない油圧ポンプから作動油を供給することにより動作する。
建屋15は、油圧ショベル1を操縦するオペレータが搭乗する内部空間(運転室16)を有する。換言すると、機体1は、運転室16と、運転室16を覆う建屋15と、を備えている。この建屋15には、機体左右方向における左側にオペレータが搭乗するための搭乗口17が形成されており、ドア18によって開閉可能である。運転室16には、走行体3を走行させ、旋回体5を旋回させ、フロント作業機13を動作させるために作業者の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する信号を図示しないコントローラに出力する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。すなわち、運転室16に搭乗したオペレータは、操作装置を操作することにより油圧ショベル1を操作することができる。
図2を参照すると、運転室16に設置されるシート21の周辺の側面図が示されている。運転室16には、シート(座席)21、支持ユニット23及び空調装置25が、運転室16の床面を形成するフロアパネル27に配置されている。
シート21は、オペレータが前方を向いて座れるように配置される座席である。このシート21は、支持ユニット23によってフロアパネル27の上側に支持されている。支持ユニット23は、キャリア23aやサスペンション23bを有している。したがって、支持ユニット23は、キャリア23aによってシート21を前後方向に移動させてオペレータの任意の位置で支持し、サスペンション23bによって機体上下方向の振動がシート21に伝達することを軽減することができる。
図3を参照すると、運転室16における空調装置25の上視図が示されている。空調装置25は、運転室16内の空気の温度を調整する装置であり、機体上下方向から視てフロアパネル27に形成された開口部27aの内側に配設され、フロアパネル27の上方及び下方に延設(図2参照)されてなる。換言すると、空調装置25は、開口部27aに挿通された状態でフロアパネル27の上側及び下側に亘って配設されている。この空調装置25は、稼働装置31、導入切替装置33、外気導入ダクト部材35及びフィルタケース(内気導入ダクト)37を有している。
稼働装置31は、図示しないエンジンの駆動力を利用して稼働し、導入切替装置33から導入される空気の温度を調整して運転室16内に供給する装置である。導入切替装置33は、図示しない切替弁を切り替えることで、空気を外気導入ダクト部材35及びフィルタケース37のいずれか一方と流通可能な態様とすることができる装置である。すなわち、導入切替装置33は、外気及び内気を選択的に導入することが可能である。この導入切替装置33には、機体前後方向で視た後部に、機体左右方向で視て機体1の中央に向かって延びる内気導入ダクト部(内気導入ダクト)33aが形成されている。
詳しくは、内気導入ダクト部33aは、導入切替装置33におけるケースの後端から機体左右方向で視て機体1の中央に向かって延びて形成されるダクト部である。この内気導入ダクト部33aは、導入切替装置33におけるケースの後端と運転室16内とで空気を流通可能に形成されてなる、換言すると、運転室16内の空気を空調装置25に導くように形成されてなる。また、内気導入ダクト部33aは、機体左右方向で視て機体1の中央側の端部がフロアパネル27の上方に開放してなる。したがって、導入切替装置33は、運転室16内の空気(内気)のうち、フロアパネル27の上方に位置する空気を、内気導入ダクト部33aを介して積極的に導入することができる。
図4を参照すると、フィルタケース37の後方斜視図が示されている。内気導入ダクト部33aの端部には、フィルタケース37が配設されている。フィルタケース37は、内気導入ダクト部33aの端部から上方後側に延び、フロアパネル27の上側であって運転室16内の後方に開放する樹脂製のケースである。このフィルタケース37には、後述するフィルタ43が設けられている。外気導入ダクト部材35は、稼働装置31の左側部から後方に延び、建屋15内の左後側に開放して油圧ショベル1の外部の空気(外気)を導入可能にするダクト部材である。
これにより、空調装置25は、オペレータの任意で導入切替装置33を制御して外気導入ダクト部材35または内気導入ダクト部33aのいずれか一方から稼働装置31に空気を供給して温度を調整し、運転室16内に供給することができる。また、空調装置25は、機体上下方向から視てフロアパネル27に形成された開口部27a内に配設され、フロアパネル27の上方及び下方に延設されてなることで、フロアパネル27の上側に空調装置25が位置する場合と比較してフロアパネル27より下方に延設することができる。ゆえに、シート21及び支持ユニット23の機体上下方向における位置を比較的下方に位置させることができる。換言すると、空調装置25がフロアパネル27より下方に延設されることで、運転室16の空間のうち、有効に活用することが可能な空間を広く設けることができる。
ここで、フィルタケース37の後端から内気を導入する開放部41には、フィルタ43が設けられている。フィルタ43は、空気中の粉塵等を吸着しつつ空気を通過させることが可能な部材であり、不織布が内蔵されている。したがって、フィルタケース37は、開放部41から導入される空気をフィルタ43によって浄化して導入切替装置33及び稼働装置31に供給することができる。
一方、フィルタ43は、空気中の粉塵等を吸着するため、空気を通過させる際に当該粉塵等を不織布内に蓄積する(フィルタ43の劣化)。ここで、上記したように、フィルタケース37の開放部41は、フィルタケース37がフロアパネル27の上側であって運転室16内の後側に開放してなる。したがって、フィルタケース37は、外気と比較して粉塵等が少ない運転室16内の空気を取り入れるため、フィルタ43が劣化することを抑制することができる。
また、フィルタケース37の開放部41は、運転室16の機体前後方向で視て後方に向いている、換言すると、運転室16と油圧ショベル1の外部とを接続する入口に対し垂直方向に向いている。したがって、フィルタケース37は、外気を取り込むことを軽減してフィルタ43が劣化することを抑制することができる。
ここで、フィルタケース37の開放部41には、下端支持部51、左右端ガイド部(ガイド)53、左右壁部55及び被係止部57が形成されている。下端支持部51は、フィルタケース37の下端から機体前後方向で視て後方に向かって突出し、開放部41にフィルタ43が取り付けられる際にフィルタ43の下端を支持する支持部である。
左右端ガイド部53は、開放部41にフィルタ43が取り付けられる際にフィルタ43の側部を支持する左右一対の支持部である。具体的には、左右端ガイド部53は、断面で視てコの字状であって、下端がフィルタ43の厚みと同等の幅に形成され、上方に向かうにつれて当該幅が広がるように形成されている。
より具体的には、左右端ガイド部53は、側壁部(第1壁部)53aと、開放部41の周縁から外方に延びてなる枠の一部である垂直平板部(第2壁部)53bと、上側に向かうにつれて後方に傾斜して延びる傾斜平板部(第3壁部)53cと、を含んでいる。したがって、左右端ガイド部53は、側壁部53aによってフィルタ43の側部43dを支持し、垂直平板部53bによってフィルタ43の前面(表面)43f(後述する図5参照)を支持し、傾斜平板部53cによってフィルタ43の後面(裏面)43eを支持することができる。
左右壁部55は、左右端ガイド部53の上方に形成され、開放部41の左右端部から後方に向かって延びる左右一対の平板部である。この左右壁部55は、開放部41にフィルタ43が取り付けられる際にフィルタ43の側部より機体左右方向で視て外側に位置してなる。被係止部57は、開放部41にフィルタ43が取り付けられる際にフィルタ43の上端に形成された係止部43aが係止することが可能な周縁を有する穴である。ここで、フィルタ43の係止部43aは、被係止部57に向かって押圧されることで係止状態となり、摘み43bを係止部43aに向かって押圧することで係止状態を解除することができる。
図5~8を参照すると、機体左右方向における左側から視た、フィルタケース37の開放部41にフィルタ43を取り付ける態様を説明する説明図が示されている。以下、図5~8に沿ってフィルタケース37の開放部41にフィルタ43を取り付ける際のフィルタケース37の作用及び効果を説明する。
フィルタ43は、フィルタケース37の開放部41の上方から下方に移動するようにして取り付けられる。具体的には、まず、オペレータ等の作業者は、フィルタ43を左右壁部55の左右方向内側に位置させ、前面43fがフィルタケース37の上端を滑るようにして下方に移動させる(図5)。次に、作業者は、フィルタ43の下端43cが左右端ガイド部53の上端内側、すなわち、垂直平板部53bと傾斜平板部53cとの前後方向内側に位置するようフィルタ43を下方に移動させる(図6)。このとき、図6に示すように、フィルタ43の前面43fがフィルタケース37の上端から離間する場合であっても、フィルタ43が左右壁部55の左右方向内側に位置するように下方に移動させることが好ましい。
次に、作業者は、下端43cが左右端ガイド部53の内側を通過するようにフィルタ43を下方に移動させて左右端ガイド部53の下端に当接させる(図7)。そして、作業者は、下端43cを軸にして上端の係止部43aを前方に移動させるようにフィルタ43を揺動させて被係止部57に係止させる(図8)。
ところで、上記一連の作業の中で、作業者は、視点がフィルタケース37の開放部41の上方に位置するため、フィルタケース37の開放部41がフィルタ43によって隠れ、視認することが困難である。したがって、フィルタケース37の開放部41に下端支持部51、左右端ガイド部53及び左右壁部55を形成することで、作業者は、フィルタケース37の開放部41を視認することなく、容易にフィルタ43を取り付けることができる。
次に、フィルタケース37の開放部41からフィルタ43を取り外す態様について説明する。まず、作業者は、摘み43bを係止部43aに向かって押圧することで被係止部57に係止する係止部43aの係止状態を解除しつつ係止部43aを後方に移動させるようにフィルタ43を揺動させる(図8、図7の順で参照)。その後、作業者は、フィルタ43を上方に引き抜く(図6、図5の順で参照)。これにより、作業者は、フィルタケース37の開放部41を視認することなく、フィルタ43を取り外すことができる。
したがって、フィルタケース37の開放部41に下端支持部51、左右端ガイド部53、左右壁部55及び被係止部57を形成し、フィルタ43の上端に係止部43aを形成することで、作業者は、フィルタケース37の開放部41を視認することなく、フィルタ43を交換することができる。ゆえに、作業者がフィルタケース37の開放部41を視認するためのスペースを運転室16内に確保することなく、運転室16を形成することができ、ひいては建屋15を小型化することができる。
以上説明したように、本発明に係る作業機械では、油圧ショベル1の操作を行う運転室16と、運転室16を覆う建屋15と、を備えた作業機械において、建屋の底面を形成するフロアパネル27と、フロアパネル27の上方にシート21と、建屋内の空気の温度を調整する空調装置25と、運転室16内の空気を空調装置25に導く内気導入ダクト部33aと、を有し、フロアパネル27には、シート21の下方に対応する位置に開口部27aが形成され、空調装置25は、開口部27aに挿通された状態でフロアパネル27の上側及び下側に亘って配設され、内気導入ダクト部33aには、運転室16内に開放する開放部41が形成されており、開放部41には、フィルタ43が設けられるよう構成される。
従って、フロアパネル27のシート21の下方に対応する位置に形成された開口部27aの内側に空調装置25を、フロアパネル27の上側及び下側に亘って配設することで、運転室16が狭くなることを抑制することができる。またさらに、フロアパネル27の上方に開放部41が位置するので、整備性を向上させることができる。
また、開放部41は、フロアパネル27の上方に位置してなるので、開放部41が油圧ショベル1の外部の空気を導入することを抑制してフィルタ43の劣化を軽減することができる。
そして、建屋15には、機体左右方向のうち少なくともいずれか一方にオペレータが搭乗する搭乗口17が形成されており、開放部41は、機体前後方向で視て後方に向けて開放するよう形成されてなるので、オペレータが運転室16に搭乗する際に開放部41が油圧ショベル1の外部の空気を導入することを抑制してフィルタ43の劣化を軽減させることができる。
そして、開放部41には、フィルタ43の側部に沿って機体上下方向に延びてなる左右端ガイド部53が形成されており、左右端ガイド部53は、フィルタ43の側部43dを支持する側壁部53aと、フィルタ43の後面43eを支持する垂直平板部53bと、フィルタ43の前面43fを支持する傾斜平板部53cと、を含み、フィルタ43は、側壁部53a、垂直平板部53b及び傾斜平板部53cによって機体前後方向及び左右方向について支持されてなるので、開放部41の上方からフィルタ43を簡単に取り付けることができる。
そして、フィルタ43の上端には、フィルタケース37の開放部41に設けられる被係止部57に係止する係止部43aを形成したので、フィルタ43を着脱する際にフィルタ43の上方から作業を行うことができ、整備性を向上させることができる。
以上で本発明に係る作業機械の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、作業機械の具体例として油圧ショベル1を用いて説明したが、ダンプトラック、モータグレーダー、ホイールローダー等の作業機械であってもよい。
また、本実施形態では、内気導入ダクト部33aの端部にフィルタケース37を設け、該フィルタケース37の開放部41にフィルタ43を取り付けるようにしたが、内気導入ダクト部33aとフィルタケース37とを一体に形成するようにしてもよい。
1 油圧ショベル(機体)
15 建屋
16 運転室
17 搭乗口
21 シート(座席)
25 空調装置
27 フロアパネル
27a 開口部
33a 内気導入ダクト部(内気導入ダクト)
37 フィルタケース(内気導入ダクト)
41 開放部
43 フィルタ
43a 係止部
43d 側部
43e 後面(裏面)
43f 前面(表面)
53 左右端ガイド部(ガイド)
53a 側壁部(第1壁部)
53b 垂直平板部(第2壁部)
53c 傾斜平板部(第3壁部)
57 被係止部

Claims (3)

  1. 機体の操作を行う運転室と、
    前記運転室を覆う建屋と、を備えた作業機械において、
    前記運転室の底面を形成するフロアパネルと、
    前記フロアパネルの上方に位置する座席と、
    前記運転室内の空気の温度を調整する空調装置と、
    前記運転室内の空気を前記空調装置に導く内気導入ダクトと、を有し、
    前記フロアパネルには、前記座席の下方に対応する位置に開口部が形成され、
    前記空調装置は、前記開口部に挿通された状態で前記フロアパネルの上側及び下側に亘って配設され、
    前記建屋には、前記機体の左右方向の一方側に搭乗口が形成されており、
    前記内気導入ダクトは、前記機体の左右方向で視て前記搭乗口側から前記機体の中央方向に向かって延びて配設されると共に、前記機体の中央側の端部が前記運転室内、かつ、前記座席の後ろの位置で前記機体の前後方向の後方に向いて開放する開放部を有し、
    前記開放部には、フィルタが設けられ構成されることを特徴とする作業機械。
  2. 前記開放部には、前記フィルタの側部に沿って機体上下方向に延びてなるガイドが形成されており、
    前記ガイドは、
    前記フィルタの側部を支持する第1壁部と、
    前記フィルタの裏面を支持する第2壁部と、
    前記フィルタの表面を支持する第3壁部と、を含み、
    前記フィルタは、前記第1壁部、前記第2壁部及び前記第3壁部によって機体前後方向及び左右方向について支持されてなる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記フィルタの上端には、前記内気導入ダクトの前記開放部に設けられる被係止部に係止する係止部が形成されてなる、
    ことを特徴とする、請求項に記載の作業機械。
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