JP2020050292A - 作業機械 - Google Patents

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【課題】組立性を損なうことなく、シートのスライド量を適切に制限した作業機械を提供する。【解決手段】作業機械は、床に固定され、側方に突出する第1凸部が一体形成されたスタンドと、スタンドに支持され、後部に第2凸部が一体形成されたキャリアと、キャリアに支持されたシートと、スタンド及びキャリアの間に配置されて、キャリア及びシートをスタンドに対して前後方向にスライドさせるスライド機構とを備え、スライド機構によるスライド範囲内の規制位置にキャリアが位置するときに、第1凸部及び第2凸部が互いに当接して、規制位置より前方へのキャリアのスライドを規制する。【選択図】図3

Description

本発明は、前後方向にスライド可能なシートを備える作業機械に関する。
特許文献1には、運転室の底板に設置されたシート台座と、シート台座の上面において前後方向に延びるスライドレールと、スライドレールによって前後方向にスライド可能なシートとを備える油圧ショベルが記載されている。これにより、オペレータの体格に合わせてシートの位置を調整することができる。
特開2013−227727号公報
油圧ショベルに代表される作業機械は、その用途に応じて、大型から小型まで数多くの機種が提供されている。ただし、機種毎の専用部品が多くなると、設計、製造、管理の各コストが増大するので、部品の共通化が進んでいる。そして、共通化しやすい部品の代表例として、シートを前後方向にスライドさせるスライド機構が挙げられる。
ここで、大型の作業機械と、小型の作業機械とでは、運転室内部のスペースが異なる。そのため、大型の運転室に合わせて設計したスライド機構を小型の運転室に適用しようとすると、狭い小型の運転室のスペースに合わせてスライド量を制限する必要が生じる。しかしながら、追加部品を取り付けてスライド量を制限しようとすると、狭い運転室内での組み立て作業が難しいという課題を生じる。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、組立性を損なうことなく、シートのスライド量を適切に制限した作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、運転室の床に固定され、側方に突出する第1凸部が一体形成されたスタンドと、前記スタンドに支持され、後部に第2凸部が一体形成されたキャリアと、前記キャリアに支持されたシートと、前記スタンド及び前記キャリアの間に配置されて、前記キャリア及び前記シートを前記スタンドに対して前後方向にスライドさせるスライド機構とを備え、前記スライド機構によるスライド範囲内の規制位置に前記キャリアが位置するときに、前記第1凸部及び前記第2凸部が互いに当接して、前記規制位置より前方への前記キャリアのスライドを規制することを特徴とする。
本発明によれば、組立性を損なうことなく、シートのスライド量を適切に制限することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベルの側面図。 運転室に設置されるシートの周辺の側面図。 スタンド、キャリア、及びスライド機構の分解斜視図。 スライド範囲の後端位置にキャリアが配置された状態を示す斜視図。 規制位置にキャリアが配置された状態を示す斜視図。
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベル100の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル100に搭乗して操作する作業者の視点を基準としている。また、作業機械の具体例は油圧ショベル100に限定されず、ダンプトラック、モータグレーダー、ホイールローダー等であってもよい。
図1に示すように、油圧ショベル100は、走行体101と、走行体101上に旋回フレーム102Aを介して旋回可能に設けられた旋回体102と、旋回体102の前方に取り付けられたフロント作業機103と、旋回体102の略中央に支持された運転室104とを主に備える。
走行体101は、各々が前後方向に延びる左右一対の無限走行履帯101Aを備える。エンジン(図示省略)の駆動力が油圧モータ(図示省略)を通じて無限走行履帯101Aに伝達されることにより、走行体101が走行する。なお、図1ではクローラ式の油圧ショベル100を図示しているが、装輪式でもよい。
旋回体102は、フロント作業機103及び運転室104を支持した状態で、走行体101に対して旋回可能に支持されている。エンジンによって旋回モータ(図示省略)が駆動されることにより、旋回体102が旋回する。なお、図1に示す油圧ショベル100は、所謂「小旋回機」である。小旋回機とは、油圧ショベル100を平面視したときに、旋回体102の旋回角度に拘わらず、左右一対の無限走行履帯101Aの前端、後端、及び両外側端で囲まれる範囲に旋回体102が収まる機種を指す。ただし、本発明を適用可能な作業機械は、小旋回機に限定されない。
フロント作業機103は、旋回体102に俯仰可能に支持されたブーム103Aと、ブーム103Aの先端に揺動可能に支持されたアーム103Bと、アーム103Bの先端に揺動可能に支持されたバケット103Cとを含む。ブームシリンダ103D、アームシリンダ103E、バケットシリンダ103Fに油圧ポンプ(図示省略)から作動油が供給されることによって、フロント作業機103が動作する。
運転室104は、油圧ショベル100を操縦するオペレータが搭乗する内部空間を有する。そして、運転室104の左側面には、オペレータが運転室104に乗降するための出入口(開口)104Aが形成されている。なお、図1には出入口104Aが常に開放された開放型の運転室104を図示しているが、出入口をドアで開閉可能な閉鎖型の運転室でもよい。
運転室104の内部空間には、走行体101を走行させ、旋回体102を旋回させ、フロント作業機103の動作させるための作業者の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する信号をコントローラ(図示省略)に出力する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。すなわち、運転室104に搭乗した作業者が操作装置を操作することによって、油圧ショベル100が動作する。
次に、図2を参照して、運転室104の内部空間に設置される構成部品を説明する。図2は、運転室104に設置されるシート10の周辺の側面図である。運転室104には、オペレータが着席するシート10と、シート10の後方に配置される空調装置11と、シート10を支持するスタンド20、キャリア30、及びサスペンション40とが主に配置されている。
シート10は、オペレータが前方を向いて座れるように配置されている。また、シート10は、その前方に配置される操作装置(図示省略)との距離を調節するために、スタンド20、キャリア30、及びスライド機構50A、50B(図3参照)によって、運転室104の床104Bに対して前後方向にスライド可能に支持されている。空調装置11は、シート10の後方で床104Bに固定されている。空調装置11は、所定温度の空気を生成して運転室104内に排出するエアーコンディショナーである。
次に、図3〜図5を参照して、スタンド20、キャリア30、及びスライド機構50A、50Bの詳細を説明する。図3は、スタンド20、キャリア30、及びスライド機構50A、50Bの分解斜視図である。図4は、スライド範囲の後端位置にキャリア30が配置された状態を示す斜視図である。図5は、スライド範囲内の規制位置にキャリア30が配置された状態を示す斜視図である。
スタンド20は、運転室104の床104Bと略平行に延設された天壁21と、天壁21の前端から下方に突出する前壁22と、天壁21の左後端から下方に突出する左後壁23と、天壁21の右後端から下方に突出する右後壁24とを主に備える。一方、スタンド20の左側面及び右側面には、天壁21と交差する立壁が設けられていない。
前壁22、左後壁23、及び右後壁24は、天壁21の延設方向と交差する方向に延設された立壁である。前壁22、左後壁23、及び右後壁24は、スタンド20の強度を増加させるリブとして機能すると共に、ボルト(図示省略)などによって床104Bに固定するための固定部としても機能する。これにより、スタンド20は、床104Bから上方に離間した位置に保持される。
また、スタンド20は、第1凸部25を有する。第1凸部25は、天壁21の右端面の一部を右方に延長して形成されている。第1凸部25は、天壁21と平行で且つ天壁21と面一である。第1凸部25は、前後方向におけるスタンド20の中央よりやや後方に設けられている。ただし、第1凸部25の具体的な位置は、図3の例に限定されない。
スタンド20は、例えば、平板を折り曲げて形成される。より詳細には、平板を打ち抜き加工して、天壁21、前壁22、左後壁23、右後壁24、及び第1凸部25それぞれに対応する部分を含む形状の平板を得る。次に、前壁22、左後壁23、及び右後壁24に相当する部分を曲げ加工して、図3の形状となる。一方、第1凸部25を形成するのに、独立した曲げ工程は必要ない。すなわち、スタンド20の製造工程において、第1凸部25を形成する場合と、第1凸部25を形成しない場合とでは、打ち抜き加工時の抜型の形状が異なるだけである。
このように、スタンド20を構成する天壁21、前壁22、左後壁23、右後壁24、及び第1凸部25は、一体形成されている。ただし、少なくとも天壁21及び第1凸部25が一体形成されていればよく、それ以外の別体の部品がスタンド20に事後的に組み付けられてもよい。
キャリア30は、スライド機構50A、50Bを介してスタンド20に支持されている。キャリア30は、運転室104の床104Bと略平行に延設された天壁31と、天壁31の前端から下方に突出する前壁32と、天壁31の左端から下方に突出する左壁33と、天壁31の右端から下方に突出する右壁34とを主に備える。
前壁32、左壁33、及び右壁34は、天壁31の延設方向と交差する方向に延設された立壁である。また、前壁32、左壁33、及び右壁34は、天壁31の端面の概ね全域に延設されている。前壁32、左壁33、及び右壁34は、キャリア30の強度を増加させるリブとして機能する。
また、キャリア30は、第2凸部35を有する。第2凸部35は、右壁34の下端の一部を下方に延長して形成されている。第2凸部35は、右壁34と平行で且つ右壁34と面一である。第2凸部35は、前後方向におけるキャリア30の後端に設けられている。ただし、第2凸部35の具体的な位置は、図3の例に限定されない。
キャリア30は、例えば、平板を折り曲げて形成される。より詳細には、平板を打ち抜き加工して、天壁31、前壁32、左壁33、右壁34、及び第2凸部35それぞれに対応する部分を含む形状の平板を得る。次に、前壁32、左壁33、及び右壁34に相当する部分を曲げ加工して、図3の形状となる。一方、第2凸部35は右壁34を折り曲げ形成する際に形成されるので、第2凸部35を形成するのに独立した曲げ工程は必要ない。すなわち、キャリア30の製造工程において、第2凸部35を形成する場合と、第2凸部35を形成しない場合とでは、打ち抜き加工時の抜型の形状が異なるだけである。
このように、キャリア30を構成する天壁31、前壁32、左壁33、右壁34、及び第2凸部35は、一体形成されている。ただし、少なくとも右壁34及び第2凸部35が一体形成されていればよく、それ以外の別体の部品がキャリア30に事後的に組み付けられてもよい。
スライド機構50A、50Bは、スタンド20及びキャリア30の間に配置されて、シート10、キャリア30、及びサスペンション40を、スタンド20に対して前後方向にスライド可能に支持する。スライド機構50Aは天壁21、31の左端に設けられており、スライド機構50Bは天壁21、31の右端に設けられている。
スライド機構50A、50Bは、天壁21の上面に固定されて前後方向に延びる下ガイド51A、51Bと、天壁31の下面に固定されて前後方向に延びる上ガイド52A、52Bと、スタンド20及びキャリア30の上下方向の間隔を調整するスペーサー53A、53Bとを備える。上ガイド52A、52Bは、前後方向に移動可能に下ガイド51A、51Bに当接している。
また、スライド機構50Bは、下ガイド51A、51Bに対する上ガイド52A、52Bのスライドをロックするロック位置と、ロックを解除するアンロック位置との間で操作可能なレバー54Bを備える。レバー54Bがロック位置のとき、下ガイド51A、51Bに対する上ガイド52A、52Bのスライドが規制される。また、レバー54Bをロック位置からアンロック位置に操作すると、ロックが解除されてシート10、キャリア30、及びサスペンション40がスタンド20に対して前後方向にスライド可能になる。さらに、レバー54Bから手を離すと、レバー54Bはロック位置に戻る。
サスペンション40は、油圧ショベル100が発生させる振動を吸収して、シート10に伝わる振動を低減する。サスペンション40の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、防振ゴム、スプリング、ダンパー、或いはこれらの組み合わせによって構成される。
シート10、スタンド20、キャリア30、サスペンション40、及びスライド機構50A、50Bを組み立てると、図2に示すように、シート10の下方において、スタンド20、キャリア30、及びサスペンション40が上下方向に積層される。また、図4及び図5に示すように、第1凸部25及び第2凸部35は、スタンド20及びキャリア30の右側、すなわち、シート10を挟んで出入口104Aと反対側に配置される。
スタンド20、キャリア30、及びスライド機構50A、50Bを組み立てたとき、第1凸部25は、右壁34の下端より下方で、且つ第2凸部35の下端より上方に位置する。換言すれば、第2凸部35は、第1凸部25より下方にまで突出している。また、第2凸部35は、天壁21の右側面より右方で、且つ第1凸部25の突出端(右端)より左方(基端側)にする。すなわち、第1凸部25は、キャリア30を前後方向に移動させる際の第2凸部35の進路上に配置されている。
次に、図4及び図5を参照して、スタンド20に対してキャリア30がスライドするときの第1凸部25及び第2凸部35の位置関係を説明する。図4及び図5は、スライド機構50A、50Bがキャリア30をスライドさせ得る範囲を、スライド範囲として図示している。このスライド範囲は、スライド機構50A、50Bの機能(性能)として、キャリア30をスライドさせることができる範囲であって、下ガイド51A、51B及び上ガイド52A、52Bの長さによって定まる。
すなわち、図4に示すキャリア30は、スライド範囲の後端位置に配置されている。換言すれば、キャリア30は、スライド機構50A、50Bによって、図4の位置より後方へ移動することが規制されている。そして、図4に示すキャリア30の位置でシート10と空調装置11とが接触しないように、シート10、スタンド20、キャリア30、サスペンション40、及びスライド機構50A、50Bが運転室104内に設置される。
このとき、第1凸部25及び第2凸部35は、前後方向に離間している。より詳細には、第2凸部35は、第1凸部25より後方に位置している。すなわち、キャリア30がスライド範囲の後端位置に配置されているとき、第1凸部25及び第2凸部35は、キャリア30のスライドを規制しない。
次に、レバー54Bをアンロック位置に移動させてシート10を前方にスライドさせると、シート10と共にキャリア30が前方にスライドして、第2凸部35が第1凸部25に近づく。そして、図5に示すように、キャリア30が規制位置に到達すると、第2凸部35の前端が第1凸部25の後端に当接する。すなわち、互いに当接する第1凸部25及び第2凸部35によって、規制位置より前方へのキャリア30のスライドが規制される。
なお、図4及び図5に示すように、規制位置は、スライド範囲内に位置する。より詳細には、規制位置は、スライド範囲の前端位置と後端位置との間の位置である。すなわち、第1凸部25及び第2凸部35がなければ、キャリア30は、スライド機構50A、50Bによって、規制位置より前方の前端位置までスライド可能である。換言すれば、第1凸部25及び第2凸部35は、キャリア30がスライド可能な範囲を、スライド機構50A、50Bによるスライド範囲の一部に制限している。
なお、図4及び図5では、キャリア30の後端の位置を基準として、スライド範囲及び規制位置を図示している。しかしながら、スライド範囲及び規制位置の図示の仕方は、図4及び図5の例に限定されない。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態のように、スタンド20に一体形成された第1凸部25と、キャリア30に一体形成された第2凸部35とを接離させて、スタンド20に対するキャリア30のスライド量を規制することによって、組立性を損なうことなく、シート10のスライド量を適切に制限することができる。
より詳細には、小型の油圧ショベル100と、油圧ショベル100より大型の油圧ポンプとで、シート10、サスペンション40、及びスライド機構50A、50Bを共通して使用できる。一方、スタンド20及びキャリア30は小型の油圧ショベル100用であり、大型の油圧ポンプ用には、第1凸部25及び第2凸部35がないこと以外は同一形状のスタンド及びキャリアを用意すればよい。
これにより、小型の油圧ショベル100と、大型の油圧ショベルとで、シート10、スタンド20、キャリア30、サスペンション40、及びスライド機構50A、50Bの大部分を共通化できる共に、同一の手順で組み立てることができる。また、第1凸部25及び第2凸部35の位置が異なる複数セットのスタンド20及びキャリア30を容易しておくことにより、様々な広さの運転室104に対応できる。
また、上記の実施形態によれば、天壁21の一部を延長して第1凸部25を形成し、右壁34の一部を延長して第2凸部35を形成した。これにより、第1凸部25及び第2凸部35の有無に対応する抜型を用意するだけで、第1凸部25及び第2凸部35を形成するための独立した工程が必要なくなる。その結果、製造工程を複雑化させることなく、シート10のスライド量を適切に制限することができる。
また、上記の実施形態によれば、出入口104Aをシート10の左側(幅方向の一方側)に設け、第1凸部25及び第2凸部35をシート10の右側(幅方向の他方側)に設けた。これにより、出入口104Aを通じて運転室104に搭乗するオペレータにとって、第1凸部25及び第2凸部35が目に留まりにくく、且つ邪魔にもなりにくい。
なお、上記の実施形態では、第1凸部25及び第2凸部35によって、規制位置より前方へのキャリア30のスライドを規制する例を説明したが、規制位置より後方へのキャリア30のスライドを規制してもよい。また、第1凸部25及び第2凸部35を二組設けて、第1規制位置より前方へのキャリア30のスライドと、第2規制位置より後方へのキャリア30のスライドとの両方を規制してもよい。なお、第1規制位置及び第2規制位置は共にスライド範囲内の位置であり、第2規制位置は第1規制位置より後方の位置である。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
10 シート
11 空調装置
20 スタンド
21 天壁
22 前壁
23 左後壁
24 右後壁
25 第1凸部
30 キャリア
31 天壁
32 前壁
33 左壁
34 右壁
35 第2凸部
40 サスペンション
50A,50B スライド機構
51A,51B 下ガイド
52A,52B 上ガイド
53A,53B スペーサ
54B レバー
100 油圧ショベル(作業機械)
101 走行体
101A 無限走行履帯
102 旋回体
102A 旋回フレーム
103 フロント作業機
103A ブーム
103B アーム
103C バケット
103D ブームシリンダ
103E アームシリンダ
103F バケットシリンダ
104 運転室
104A 出入口
104B 床

Claims (3)

  1. 運転室内の床に固定され、側方に突出する第1凸部が一体形成されたスタンドと、
    前記スタンドに支持され、後部に第2凸部が一体形成されたキャリアと、
    前記キャリアに支持されたシートと、
    前記スタンド及び前記キャリアの間に配置されて、前記キャリア及び前記シートを前記スタンドに対して前後方向にスライドさせるスライド機構とを備え、
    前記スライド機構によるスライド範囲内の規制位置に前記キャリアが位置するときに、前記第1凸部及び前記第2凸部が互いに当接して、前記規制位置より前方への前記キャリアのスライドを規制することを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記第1凸部は、平板を折り曲げて形成される前記スタンドの天壁と面一で且つ前記天壁の一部を側方に延長して形成され、
    前記第2凸部は、平板を折り曲げて形成される前記キャリアの立壁と面一で且つ前記立壁の一部を下方に延長して形成されていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記運転室は、幅方向の一方側に出入口を有し、
    前記第1凸部及び前記第2凸部は、前記シートを挟んで前記出入口と反対側に配置されていることを特徴とする作業機械。
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