JP5181017B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両、特に、カウンタウェイトを備える作業車両に関する。
作業車両には、例えば油圧ショベルのように、カウンタウェイトを備えるものがある。カウンタウェイトは、車体のバランスを取るために、本体フレームの後部に配置される。また、エンジンやラジエータなどの装置が配置される空間を内部に構成するために、カウンタウェイトの前面には凹部が形成される(特許文献1参照)。この凹部は、前面側から後方に向けて凹んだ形状となっており、内部空間の後方を覆う。また、内部空間の上方や前方は、カバー部材によって覆われる。これらのカバー部材は、本体フレームに立設された複数の柱部材や梁部材に取り付けられ支持される(特許文献2参照)。
特開2004−11176号公報 特開2006−335329号公報
上記のような作業車両では、複数の柱部材や梁部材の寸法誤差が、カバー部材の位置精度に大きな影響を与える。このため、カバー部材をカウンタウェイトの表面に対して精度よく配置することが困難である。例えば、カウンタウェイトの上面と面一になるようにカバー部材を設置することは困難である。
本発明の課題は、カバー部材をカウンタウェイトの表面に対して精度よく配置することが容易な作業車両を提供することにある。
第1発明に係る作業車両は、本体フレームと、カウンタウェイトと、第1梁部材と、第1カバー部材とを備える。カウンタウェイトは、凹部を有し、本体フレームの後部に配置される。凹部は、前面側から後方に向けて凹んだ形状を呈しており、カウンタウェイトの上面にまで達する。第1梁部材は、凹部に亘って設けられ、カウンタウェイトの両側端に取り付けられる。第1カバー部材は、第1梁部材および凹部から構成される第1フレーム部の上面に設けられる。
この作業車両では、第1カバー部材は、第1梁部材および凹部から構成される第1フレーム部によって支持される。第1梁部材はカウンタウェイトに取り付けられており、凹部はカウンタウェイトの一部である。このため、カバー部材をカウンタウェイトの表面に対して精度よく配置することが容易である。
第2発明に係る作業車両は、第1発明の作業車両であって、第1カバー部材は、凹部の縁に沿って形成された段部および第1梁部材に載置される。
この作業車両では、第1カバー部材が凹部の縁に沿って形成された段部と第1梁部材とによって支持される。このため、従来、第1カバー部材を支持するために設けられていた多数の柱部材が不要となり、第1カバー部材を支持するための部材の数を削減することができる。
第3発明に係る作業車両は、第1発明の作業車両であって、第2フレーム部と、第2カバー部材とをさらに備える。第2フレーム部は、凹部の前側に配置され、本体フレームに取り付けられる。第2カバー部材は、第2フレーム部によって支持され、凹部によって囲まれた空間の前方を覆う。そして、第1フレーム部と第2フレーム部とは、独立して設けられている。
この作業車両では、第1フレーム部はカウンタウェイト側に設けられ、第2フレーム部は本体フレーム側に設けられる。そして、第1カバー部材は第2フレーム部ではなく第1フレーム部に支持される。このため、第2フレーム部を構成する部材の寸法誤差によって第1カバー部材とカウンタウェイトとの位置精度が低下することを防止することができる。また、第1フレーム部と第2フレーム部とが互いに固定されていないため、第1フレーム部と第2フレーム部との間で振動が伝達され難くなっている。このため、カウンタウェイトと本体フレームとの振動特性が大きく異なる場合でも不快な振動が発生することを抑えることができる。
第4発明に係る作業車両は、第3発明の作業車両であって、第2フレーム部は、複数の柱部材と、第2梁部材とを有する。複数の柱部材は、本体フレームに取り付けられ、上下方向に沿って設けられる。第2梁部材は、柱部材によって支持され、第1梁部材に沿って第1梁部材に対向して配置される。そして、第1梁部材と第2梁部材とは互いに独立している。また、この作業車両は、シール部材をさらに備える。シール部材は、第1梁部材と第2梁部材との隙間を閉じる。
この作業車両では、第1梁部材と第2梁部材とは互いに固定されておらず、第1フレーム部と第2フレーム部との間で振動が伝達され難くなっている。また、第1梁部材と第2梁部材との隙間がシール部材によって閉じられるため、内部の空間の密閉性を高めることができる。
第5発明に係る作業車両は、第4発明の作業車両であって、作動油タンクまたは燃料タンクをさらに備える。作動油タンクまたは燃料タンクは、第1梁部材の前側であって第2梁部材の側方に配置される。そして、シール部材は、さらに第1梁部材と、作動油タンクまたは燃料タンクとの隙間を閉じる。
この作業車両では、第1梁部材と、作動油タンクまたは燃料タンクとの隙間がシール部材によって閉じられるため、内部の空間の密閉性をさらに高めることができる。
作業車両の側面図。 旋回体の構造の一部を示す斜視図。 旋回体のフレーム構造を示す斜視図。 旋回体のフレーム構造を示す上面図。 図3におけるIV−IV断面図。 図3においてカウンタウェイトが取り外された状態を示す図。
符号の説明
15 カウンタウェイト
17 本体フレーム
19 第1フレーム部
20 第2フレーム部
44 第1カバー部材
45 第2カバー部材
59 第1梁部材
61〜63 複数の柱部材
64 第2梁部材
66 シール部材
100 作業車両
1.全体構造
本発明の一実施形態に係る作業車両100を図1に示す。図1は、作業車両100の側面図である。作業車両100は、いわゆる油圧ショベルであって、走行体1と、作業機2と、旋回体3とを備えている。なお、以下の説明において使用する「左右」「前後」「前面背面」という文言は、キャブ13内においてオペレータが椅子に座ったときに向く方向(図1においてカウンタウェイト15から作業機2に向かう方向)を基準とする方向を示すものとする。
走行体1は、履帯式の走行機構を有しており、履帯11が回転駆動されることによって作業車両100を走行させる。
作業機2は、旋回体3の前部に取り付けられており、掘削等の各種作業を行うためのものである。作業機2は、ブーム21と、アーム22と、バケット23と、各種の油圧シリンダ24〜26とを有する。ブーム21は、旋回体3に対して回転可能に取り付けられており、ブームシリンダ24によって駆動される。アーム22は、ブーム21に対して回転可能に取り付けられており、アームシリンダ25によって駆動される。バケット23はアーム22に対して回転可能に取り付けられており、バケットシリンダ26によって駆動される。作業機2は、油圧シリンダ24〜26によって、ブーム21、アーム22、バケット23を上下に移動させながら、掘削等の作業を行うことができる。
旋回体3は、旋回装置12を介して走行体1に載置されており、上下方向に延びる回転軸を中心に旋回することができる。以下、旋回体3の構造について詳細に説明する。
2.旋回体3の詳細構造
旋回体3は、図1に示すように、キャブ13、エンジン14、カウンタウェイト15、を有している。また、旋回体3は、図2に示すように、タンク部16、本体フレーム17、外装カバー18、第1フレーム部19(図3、図4参照)、第2フレーム部20(図3、、図4、図6参照)を有している。
キャブ13は、内部にオペレータ用の空間が形成された箱型の構造体である。キャブ13の内部には、オペレータが着座するシート、レバーやペダル等の操作用部材、各種の計器類が設けられている(図示せず)。また、キャブ13は、本体フレーム17の左側前部に載置されており、作業機2の左側方に位置している。詳細には、キャブ13は、後述する一対の縦板部35,36(図2参照)の左側方であって後述するエンジンルームRの前方に配置される。
図2に示すタンク部16は、燃料タンク16a、作動油タンク16b、および、これらの機器の配管(図示せず)などを有する。タンク部16は、本体フレーム17の右側前部に載置されており、作業機2の右側方に位置している。詳細には、タンク部16は、一対の縦板部35,36の右側方であってエンジンルームRの前方に配置される。
図1に示すエンジン14は、走行体1や作業機2を駆動するための駆動源であって、エンジンルームR内に配置されている。
図2に示す本体フレーム17は、上述したキャブ13、エンジン14、カウンタウェイト15などが載置されるフレームであり、センターフレーム31と、第1サイドフレーム32と、第2サイドフレーム33とを有する。
センターフレーム31は、本体フレーム17における左右方向の中央に位置しており、上述した旋回装置12に取り付けられる部分である。センターフレーム31は、底面部34と、一対の縦板部35,36と、前板部37とを有する。
底面部34は、センターフレーム31の底面を構成し、水平に配置された板状の部材である。
一対の縦板部35,36は、前後方向に延びる板状の部材であり、底面部34上に立設されている。縦板部35,36は、底面部34上において互いに左右方向に距離を隔てて配置されている。
前板部37は、縦板部35,36を補強するために、縦板部35,36の前端部の間に設けられている。前板部37には、ブラケット38〜41が設けられている。ブラケット38〜41には、左右方向に貫通する孔が設けられている。縦板部35,36のうち、これらのブラケット38〜41に対向する部分にも孔が設けられており、これらの孔に通される係止ピン(図示せず)を介して作業機2が縦板部35,36の間に取り付けられる。なお、前板部37の下部には、開口42が設けられており、作業機2の油圧シリンダ24〜26へ延びる油圧配管がこの開口42に通される。
第1サイドフレーム32は、センターフレーム31の左側部に連結されている。第1サイドフレーム32の前部には、キャブ13が載置される。
第2サイドフレーム33は、センターフレーム31の右側部に連結されている。第2サイドフレーム33には、タンク部16が載置される。
カウンタウェイト15は、掘削時等において車体のバランスをとるために本体フレーム17の後部に設けられている。カウンタウェイト15は、例えば、鋼板を組み立てて形成した箱の中に屑鉄やコンクリート等を入れて固めたものである。カウンタウェイト15の背面は、作業車両100の外部に面しており、滑らかに湾曲した形状を有している。一方、図3および図4に示すように、カウンタウェイト15の前面は、複雑に凹凸した形状を有しており、全体として前面側から後方に向けて凹んだ形状を呈する凹部43となっている。凹部43は、カウンタウェイト15の上面にまで達しており、凹部43によって囲まれた空間の上方は後述する第1カバー部材44(図2参照)によって覆われる。この凹部43によって囲まれた空間、すなわち、凹部43の前側の空間は、エンジン14が配置されるエンジンルームRとなっている。なお、カウンタウェイト15の上面には、凹部43の縁に沿って、段部51が形成されている。段部51は、カウンタウェイト15の上面の他の部分より僅かに低くなっており、後述する第1カバー部材44の後端部又は側端部が載置される。
図2に示す外装カバー18は、作業車両100の外部に面して配置され、旋回体3の後部の外面を構成する。外装カバー18は、第1カバー部材44と、第2カバー部材45とを有する。
第1カバー部材44は、第1フレーム部19(図3、図4参照)によって支持される。第1カバー部材44は、複数の別体の部材から構成されており、後述する第1梁部材59(図3、図4参照)とカウンタウェイト15の上面との間に亘って設けられる。このため、第1カバー部材44の後端部及び側端部は、カウンタウェイト15の段部51に合致する形状を有している。また、第1カバー部材44の前端部は、第1梁部材59に沿った直線状の形状を有している。第1カバー部材44は、第1部材52、第2部材53、第3部材54を有している。第1部材52は、第3部材54の左側に位置しており、第2部材53は第3部材54の右側に位置している。第3部材54は、第1部材52と第2部材53との間に位置している。第3部材54の上面は、カウンタウェイト15の上面よりも上方に位置しているが、第1部材52の上面および第2部材53の上面は、カウンタウェイト15の上面と概ね面一に配置されている。
第2カバー部材45は、第2フレーム部20(図3、図4参照)によって支持される。第2カバー部材45は、エンジンルームRの前方および上方を覆う。第2カバー部材45は、上面部55と隔壁部56とを有する。
上面部55は、後述する第2梁部材64(図3、図4参照)上に配置されており、カウンタウェイト15の上面や第1カバー部材44の上面と概ね面一に設けられている。また、上面部55の右側方には、作動油タンク16bの上面が位置しており、上面部55は、作動油タンク16bの上面とも概ね面一に配置されている。上面部55の後端部は、第2梁部材64に沿った直線状の形状を有しており、第1カバー部材44の前端部に対向している。上面部55は、第1カバー部材44と共にエンジンルームRの上方を覆っている。
隔壁部56は、概ね上下方向に沿って配置されており、隔壁部56の上端は、上面部55の前端と繋がっている。隔壁部56は、エンジンルームRの前方を覆っており、エンジンルームRを他の空間と仕切っている。
第1フレーム部19は、図3、図4に示すように、1本の第1梁部材59とカウンタウェイト15の凹部43とによって構成されている。第1梁部材59は、凹部43の右側端部と左側端部とに亘って設けられており、水平に配置されている。第1梁部材59は、凹部43の右側端部と左側端部とにおいてカウンタウェイト15の両側端に取り付けられており、ボルト等の固定手段によって固定されている。
第2フレーム部20は、凹部43の前側に配置され、本体フレーム17に取り付けられている。第2フレーム部20は、複数の柱部材61〜63と、複数の梁部材64,65とを有する。
複数の柱部材61〜63は、本体フレーム17に取り付けられており、上下方向に沿って設けられている。ここで、複数の柱部材61〜63には、第1柱部材61と、第2柱部材62と、第3柱部材63とがある。
第1柱部材61は、一対の縦板部35,36のうちキャブ13に隣接する縦板部36の内側面に固定される。第1柱部材61は、ボルト等の固定手段によって縦板部36に固定されている。また、第1柱部材61の下端部は、図5に示すように、底面部34よりも上方に位置している。なお、図5は、図3におけるIV−IV断面図であるが、理解の容易のため、カウンタウェイト15や本体フレーム17の一部などを省略して記載している。
第2柱部材62は、第1柱部材61に対して左右方向に距離を隔てて配置されており、第1柱部材61に対して概ね左右対称に設けられている。第2柱部材62は、一対の縦板部35,36のうち第1柱部材61が固定されていない方の縦板部35の内側面に固定されている。第2柱部材62は、第1柱部材61と同様に、ボルト等の固定手段によって縦板部35に固定されている。また、第2柱部材62の下端部は底面部34よりも上方に位置している。
第3柱部材63は、第1柱部材61および第2柱部材62に対して左右方向に距離を隔てて配置されている。第3柱部材63は、一対の縦板部35,36の左側方でありキャブ13の後方に配置される。第3柱部材63の下端部は、ボルト等の固定手段によって第1サイドフレーム32に固定されている。
複数の梁部材64,65には、第2梁部材64と第3梁部材65とがある。
第2梁部材64は、第1柱部材61と第2柱部材62と第3柱部材63とに亘って設けられている。第2梁部材64は、第1柱部材61、第2柱部材62、第3柱部材63の上端部に固定されており、第1柱部材61、第2柱部材62、第3柱部材63によって支持されている。第2梁部材64は、上述したように、第2カバー部材45の上面部55(図2参照)を支持している。また、第2梁部材64は、水平に配置されており、第1梁部材59に沿って第1梁部材59に対向して配置されている。ただし、第1梁部材59と第2梁部材64とは互いに固定されておらず、その間には、図3、図4に示すように、第1梁部材59と第2梁部材64との隙間を閉じるシール部材66が設けられている。
また、第2梁部材64の側方には上述したタンク部16が配置されている(図2参照)。タンク部16は、第1梁部材59の前方に位置しており、第1梁部材59は、車幅方向に並んで配置された第2梁部材64とタンク部16とに対向している。上述したシール部材66は第1梁部材59に取り付けられており、タンク部16と第1梁部材59との隙間も閉じている。
第3梁部材65は、第1柱部材61と第2柱部材62とに亘って設けられている。第3梁部材65は第1梁部材59と第2梁部材64の高さ方向における中間部に固定されており、第1柱部材61と第2柱部材62とを補強している。
以上のように、第1フレーム部19と前記第2フレーム部20とは、互いに固定されておらず独立して設けられている。このため、第1梁部材59が取り付けられた状態のままカウンタウェイト15を本体フレーム17から取り外すことができる。カウンタウェイト15が本体フレーム17から取り外されると、図6に示すように、第1梁部材59は本体フレーム17から取り外され、且つ、第2フレーム部20が本体フレーム17上に残された状態となる。
3.特徴
この作業車両100では、第1カバー部材44は、第1フレーム部19に支持されている。また、第1フレーム部19は、本体フレーム17に設けられているのではなく、第1梁部材59とカウンタウェイト15の凹部43とで構成されている。このため、第1カバー部材44をカウンタウェイト15に対して精度よく配置することができる。また、第1カバー部材44は、第2フレーム部20に取り付けられていない。このため、第1カバー部材44の位置は、第2フレーム部20の寸法誤差の影響を受けない。また、第1カバー部材44が正しい位置から若干ずれた位置に取り付けられた場合でも、部材数の多い第2フレーム部20の位置調整を行う必要がないため、容易に位置調整を行うことができる。これにより、この作業車両100では、第1カバー部材44をカウンタウェイト15の上面と面一に配置することが容易である。
また、この作業車両100では、第1フレーム部19は第1梁部材59とカウンタウェイト15の凹部43とで構成されており、第2フレーム部20は本体フレーム17に取り付けられる。ここで、第1フレーム部19と第2フレーム部20とが互いに固定されていないため、第1フレーム部19と第2フレーム部20との間での振動の伝達が抑えられる。従って、カウンタウェイト15と本体フレーム17との振動特性が異なる場合においても、作業車両100において不快な振動が発生することが抑えられる。
さらに、この作業車両100では、第1梁部材59が取り付けられた状態のままカウンタウェイト15を本体フレーム17から取り外すことができる。従って、第1フレーム部19を組立体として、本体フレーム17の製造とは別工程で製造することができる。このため、作業車両100の製造工程を簡略化することができる。
4.他の実施形態
上記の実施形態では、第1フレーム部19は、カウンタウェイト15と第1梁部材59によって構成されているが、カウンタウェイト15と第1梁部材59とに加えて、車体前後方向に亘る他の部材をさらに有するものであってもよい。ただし、部品点数削減の観点からは、上記のようにカウンタウェイト15と第1梁部材59によって第1フレーム部19が構成されているか、又は、できるだけ少ない部材によって構成されることが望ましい。
上記の実施形態では、カウンタウェイト15の上面や外装カバー18の上面が水平に配置されているが傾斜して配置されてもよい。また、カウンタウェイト15の上面と、外装カバー18の上面とが面一に配置される場合に限らず、外装カバー18がカウンタウェイト15の上面から若干高い位置関係で配置されていても良いし、逆に若干低い位置関係で配置されてもよい。
上記の実施形態では、作業車両100として油圧ショベルが例示されているが、カウンタウェイト15を備えるものであれば別種の作業車両であってもよい。
本発明は、カバー部材をカウンタウェイトの表面に対して容易に精度よく配置することができる効果を有し、作業車両として有用である。

Claims (5)

  1. 本体フレームと、
    前面側から後方に向けて凹んだ形状を呈し上面にまで達する凹部を有し、前記本体フレームの後部に配置されるカウンタウェイトと、
    前記凹部に亘って設けられ前記カウンタウェイトの両側端に取り付けられる第1梁部材と、
    前記第1梁部材および前記凹部から構成される第1フレーム部の上面に設けられる第1カバー部材と、
    を備える作業車両。
  2. 前記第1カバー部材は、前記凹部の縁に沿って形成された段部および前記第1梁部材に載置される、
    請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記凹部の前側に配置され、前記本体フレームに取り付けられる第2フレーム部と、
    前記第2フレーム部によって支持され、前記凹部によって囲まれた空間の前方を覆う第2カバー部材と、
    をさらに備え、
    前記第1フレーム部と前記第2フレーム部とは、互いに独立して設けられている、
    請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記第2フレーム部は、前記本体フレームに取り付けられ上下方向に沿って設けられる複数の柱部材と、前記柱部材によって支持され前記第1梁部材に沿って前記第1梁部材に対向して配置される第2梁部材と、を有し、
    前記第1梁部材と前記第2梁部材とは互いに独立しており、
    前記第1梁部材と前記第2梁部材との隙間を閉じるシール部材をさらに備える、
    請求項3に記載の作業車両。
  5. 前記第1梁部材の前側であって前記第2梁部材の側方に配置される作動油タンクまたは燃料タンクをさらに備え、
    前記シール部材は、さらに前記第1梁部材と、前記作動油タンクまたは前記燃料タンクとの隙間を閉じる、
    請求項4に記載の作業車両。
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