WO2020256051A1 - 作業車両 - Google Patents

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將義 野元
佐々木 誠
宏章 田中
池田 健
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Abstract

作業車両としての油圧ショベルは、旋回フレーム(14)と、キャブ(30)とを備える。キャブ(30)は、旋回フレーム(14)と隙間(210)を設けて対向する床部材(40)と、床部材(40)上に設けられ、運転席(31)を支持する支持台(61)と、床部材(40)の左端部(220)に接続される柱部材(43L)と、柱部材(43L)および支持台(61)に接続される補強部材(71)とを有する。油圧ショベルは、隙間(210)に設けられ、床部材(40)から旋回フレーム(14)に向けて突出する規制部材(81)をさらに備える。規制部材(81)は、上下方向における隙間(210)の長さよりも小さい突出長さを有し、支持台(61)の下方に設けられる。

Description

作業車両
 本開示は、作業車両に関する。
 たとえば、特開2010-95999号公報(特許文献1)には、旋回フレームと、旋回フレーム上に設けられ、運転室を区画形成するキャブとを備える油圧ショベルが開示されている。
特開2010-95999号公報
 上述の特許文献1に開示される油圧ショベルは、不整地または傾斜地で作業を行なうことがあるため、このような作業場所でオペレータの誤った操作により転倒することが想定される。油圧ショベルが転倒し、キャブに対して過大な外力が加わると、キャブが変形してオペレータの居住空間に制約が生じる可能性がある。
 そこで本開示の目的は、キャブに対して過大な外力が加わる場合に、キャブを過度に変形させない作業車両を提供することである。
 本開示に従った作業車両は、旋回フレームと、キャブとを備える。キャブは、旋回フレーム上に設けられる。キャブは、床部材と、支持台と、第1柱部材と、補強部材とを有する。床部材は、上下方向において旋回フレームと隙間を設けて対向する。支持台は、床部材上に設けられる。支持台は、運転席を支持する。第1柱部材は、上下方向に延びる。第1柱部材は、左右方向における床部材の一方端部に接続される。補強部材は、床部材上に設けられる。補強部材は、第1柱部材および支持台に接続される。作業車両は、規制部材をさらに備える。規制部材は、隙間に設けられる。規制部材は、旋回フレームおよび床部材のいずれか一方から、旋回フレームおよび床部材のいずれか他方に向けて突出する。規制部材は、上下方向における隙間の長さよりも小さい突出長さを有する。規制部材は、支持台または補強部材の下方に設けられる。
 本開示に従えば、キャブに対して過大な外力が加わる場合に、キャブを過度に変形させない作業車両を提供することができる。
本実施の形態における油圧ショベルを示す斜視図である。 キャブおよび旋回フレームを示す斜視図である。 旋回フレームを示す斜視図である。 キャブを示す斜視図である。 キャブを示す別の斜視図である。 図2中のVI-VI線上の矢視方向に見た油圧ショベルを部分的に示す断面図である。 図4中のキャブ内を部分的に示す斜視図である。 図4中のキャブ内を部分的に示す別の斜視図である。 図7および図8中の支持台を示す斜視図である。 図7および図8中の支持台を示す別の斜視図である。 図7および図8中の補強部材を示す斜視図である。 図7および図8中の補強部材を示す別の斜視図である。 油圧ショベルの転倒時におけるキャブの変形を示す断面図である。 図13中の2点鎖線XIVで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。 油圧ショベルの転倒時にキャブの変形がさらに進行した状態を示す断面図である。 キャブ内を示す上面図である。
 本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
 図1は、本実施の形態における油圧ショベルを示す斜視図である。まず、油圧ショベルの全体構造について説明する。
 図1に示されるように、油圧ショベル100は、車両本体11と、作業機12とを有する。車両本体11は、旋回体13と、走行装置15とを有する。
 走行装置15は、一対の履帯15Crと、走行モータ15Mとを有する。油圧ショベル100は、履帯15Crの回転により走行可能である。走行モータ15Mは、走行装置15の駆動源として設けられている。なお、走行装置15が車輪(タイヤ)を有してもよい。
 旋回体13は、走行装置15上に設けられている。旋回体13は、旋回中心26を中心として、走行装置15に対して旋回可能である。旋回中心26は、上下方向に延びる軸である。旋回体13は、キャブ(運転室)30を有する。キャブ30内には、オペレータの居住空間120が形成されている。オペレータの居住空間120には、運転席31が設けられている。オペレータは、居住空間120に搭乗し、運転席31に着座して油圧ショベル100を操作する。
 旋回体13は、エンジンフード19と、旋回体13の後部に設けられるカウンタウェイトとを有する。エンジンフード19には、エンジン、作動油タンク、エアクリーナおよび油圧ポンプなどが収容されている。
 作業機12は、車両本体11に取り付けられている。作業機12は、旋回体13に取り付けられている。作業機12は、地面の掘削などの作業を行なう。作業機12は、ブーム16と、アーム17と、バケット18とを有する。
 ブーム16は、ブームピン23を介して、車両本体11(旋回体13)に回動可能に連結されている。アーム17は、アームピン24を介して、ブーム16に回動可能に連結されている。バケット18は、バケットピン25を介して、アーム17に回動可能に連結されている。
 作業機12は、ブームシリンダ20Aおよびブームシリンダ20Bと、アームシリンダ21と、バケットシリンダ22とをさらに有する。
 ブームシリンダ20A、ブームシリンダ20B、アームシリンダ21およびバケットシリンダ22は、作動油によって駆動される油圧シリンダである。ブームシリンダ20Aおよびブームシリンダ20Bは、ブーム16の両側に一対に設けられており、ブーム16を回動動作させる。アームシリンダ21は、アーム17を回動動作させる。バケットシリンダ22は、バケット18を回動動作させる。
 なお、本明細書において、前後方向とは、運転席31に着座したオペレータの前後方向である。運転席31に着座したオペレータの正面方向が、前方であり、運転席31に着座したオペレータの背後方向が、後方である。左右方向(側方)とは、運転席31に着座したオペレータの左右方向である。運転席31に着座したオペレータが正面を向いたときの右側が、右方であり、運転席31に着座したオペレータが正面を向いたときの左側が、左方である。上下方向とは、前後方向および左右方向を含む平面に直交する方向である。地面のある側が、下方であり、空のある側が、上方である。
 図2は、キャブおよび旋回フレームを示す斜視図である。図3は、旋回フレームを示す斜視図である。
 図1から図3に示されるように、旋回体13は、旋回フレーム14をさらに有する。旋回フレーム14は、旋回体13の土台をなすフレーム体であり、走行装置15の直上に設けられている。旋回フレーム14には、キャブ30およびエンジンフード19等が搭載されている。旋回フレーム14には、作業機12が取り付けられている。
 図3に示されるように、旋回フレーム14は、底板95と、左右一対の縦板93(93L,94R)と、複数のリブ部91(91A、91B,91C)とを有する。
 底板95は、水平方向に広がる板材からなる。縦板93は、底板95上に立設されている。縦板93は、左右方向に直交する板材からなる。縦板93Lおよび縦板93Rは、左右方向において互いに間隔を設けて対向している。縦板93Lおよび縦板93Rの間には、図1中のブーム16が配置されている。縦板93には、図1中のブームピン23が挿入されるピン孔94が設けられている。
 リブ部91は、底板95上に設けられている。リブ部91は、左右方向に延びている。リブ部91は、前後方向が幅方向となり、左右方向が長手方向となり、上下方向が高さ方向となるリブ形状を有する。複数のリブ部91は、縦板93Lの左方に設けられている。リブ部91A、リブ部91Bおよびリブ部91Cは、挙げた順に、前方から後方に並んでいる。リブ部91Aおよびリブ部91Cには、それぞれ、後述するフロントダンパー96(96L,96R)およびリヤダンパー97(97L,97R)が取り付けられるダンパー取り付け孔92が設けられている。
 図2および図3に示されるように、キャブ30は、縦板93Lの左方に設けられている。キャブ30は、複数のリブ部91の上方に設けられている。
 図4および図5は、キャブを示す斜視図である。図4および図5に示されるように、キャブ30は、前側面30Aと、後側面30Bと、右側面30Cと、左側面30Dと、上面30Eと、底面30Fとを有する直方体形状の箱体からなる。
 前側面30Aは、前方を向いて設けられている。後側面30Bは、後方を向いて設けられている。右側面30Cは、右方を向いて設けられている。右側面30Cは、左右方向において、図1に示される作業機12と対向している。左側面30Dは、左方を向いて設けられている。上面30Eは、上方を向いて設けられている。底面30Fは、下方を向いて設けられている。底面30Fは、上下方向において、図2中の旋回フレーム14と対向している。
 キャブ30は、床部材40と、左右一対の柱部材42(42L,42R)と、左右一対の柱部材43(43L,43R)と、左右一対の柱部材44(44L,44R)と、梁部材51,52,53と、左右一対の桁部材54(54L,54R)と、左右一対の桁部材55(55L,55R)とを有する。
 床部材40、柱部材42、柱部材43、柱部材44、梁部材51,52,53、桁部材54および桁部材55は、溶接により互いに一体化されることによってキャブフレームを構成している。
 床部材40は、底面30Fに設けられている。床部材40は、板材(たとえば、鋼板)から構成されている。
 柱部材42、柱部材43、柱部材44、梁部材51,52,53、桁部材54および桁部材55は、一方向に長尺状に延びるフレーム材からなる。柱部材42、柱部材43、柱部材44、梁部材51,52,53、桁部材54および桁部材55は、オペレータの居住空間120の周りに設けられている。オペレータの居住空間120は、柱部材42、柱部材43、柱部材44、梁部材51,52,53、桁部材54および桁部材55により取り囲まれた位置に設けられている。
 柱部材42、柱部材43および柱部材44は、床部材40上に立設されている。柱部材42、柱部材43および柱部材44は、床部材40に接続されている。柱部材42、柱部材43および柱部材44は、上面30Eおよび底面30Fの間において、上下方向に延びている。
 柱部材42Lおよび柱部材42Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。柱部材42Lおよび柱部材42Rは、左右方向において互いに対向する位置に設けられている。柱部材42Lは、前側面30Aおよび左側面30Dが交わる角部に設けられている。柱部材42Lは、左側面30Dの前端部に設けられている。柱部材42Rは、右側面30Cの前端部に設けられている。柱部材42Lおよび柱部材42Rは、図1に示される運転席31よりも前方に設けられている。
 柱部材43Lおよび柱部材43Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。柱部材43Lおよび柱部材43Rは、左右方向において互いに対向する位置に設けられている。柱部材43Lおよび柱部材43Rは、図1に示される運転席31の側方に設けられている。柱部材43Lは、左側面30Dに設けられている。柱部材43Rは、右側面30Cに設けられている。柱部材43Lおよび柱部材43Rは、柱部材42Lおよび柱部材42Rよりも後方に設けられている。
 柱部材44Lおよび柱部材44Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。柱部材44Lおよび柱部材44Rは、左右方向において互いに対向する位置に設けられている。柱部材44Lは、左側面30Dおよび後側面30Bが交わる角部に設けられている。柱部材44Lは、左側面30Dの後端部に設けられている。柱部材44Rは、右側面30Cおよび後側面30Bが交わる角部に設けられている。柱部材44Rは、右側面30Cの後端部に設けられている。柱部材44Lおよび柱部材44Rは、柱部材43Lおよび柱部材43Rよりも後方に設けられている。柱部材44Lおよび柱部材44Rは、図1に示される運転席31よりも後方に設けられている。
 梁部材51,52,53、桁部材54および桁部材55は、上面30Eに設けられている。梁部材51、梁部材52および梁部材53は、左右方向に延びている。桁部材54および桁部材55は、前後方向に延びている。
 梁部材51は、前側面30Aおよび上面30Eが交わる角部に設けられている。梁部材51の左端部は、柱部材42Lおよび後述する桁部材54Lの接続部に接続されている。梁部材51の右端部は、柱部材42Rおよび後述する桁部材54Rの接続部に接続されている。
 梁部材52は、梁部材51よりも後方に設けられている。梁部材52の右端部は、柱部材43Rの上端部に接続されている。梁部材52の左端部は、柱部材43Lの上端部に接続されている。
 梁部材53は、上面30Eおよび後側面30Bが交わる角部に設けられている。梁部材53は、梁部材52よりも後方に設けられている。梁部材53の右端部は、柱部材44Rの上端部に接続されている。梁部材53の左端部は、柱部材44Lの上端部に接続されている。
 桁部材54Lおよび桁部材54Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。桁部材54Lおよび桁部材54Rは、左右方向において互いに対向する位置に設けられている。
 桁部材54Lは、左側面30Dおよび上面30Eが交わる角部に設けられている。桁部材54Lの前端部は、柱部材42Lの上端部に接続されている。桁部材54Lおよび柱部材42Lは、一体のフレーム材から構成されている。桁部材54Lの後端部は、柱部材43Lの上端部に接続されている。桁部材54Rは、右側面30Cおよび上面30Eが交わる角部に設けられている。桁部材54Rの前端部は、柱部材42Rの上端部に接続されている。桁部材54Rおよび柱部材42Rは、一体のフレーム材から構成されている。桁部材54Rの後端部は、柱部材43Rの上端部に接続されている。
 桁部材55Lおよび桁部材55Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。桁部材55Lおよび桁部材55Rは、左右方向において互いに対向する位置に設けられている。
 桁部材55Lは、左側面30Dおよび上面30Eが交わる角部に設けられている。桁部材55Lの前端部は、柱部材43Lの上端部に接続されている。桁部材55Lの後端部は、柱部材44Lの上端部に接続されている。桁部材55Rは、右側面30Cおよび上面30Eが交わる角部に設けられている。桁部材55Rの前端部は、柱部材43Rの上端部に接続されている。桁部材55Lの後端部は、柱部材44Rの上端部に接続されている。
 図1および図4に示されるように、キャブ30は、天井部材45と、扉部材32とをさらに有する。天井部材45は、上面30Eに設けられている。天井部材45は、板材(たとえば、鋼板)から構成されている。天井部材45は、梁部材51,52,53、桁部材54および桁部材55上に設けられている。
 扉部材32は、左側面30Dにおいて開閉可能に設けられている。扉部材32は、オペレータが居住空間120に対して入退室する時に開閉される。
 図4に示されるように、キャブ30は、前方透明部材46と、下方透明部材47と、側方透明部材48とをさらに有する。前方透明部材46、下方透明部材47および側方透明部材48は、光が透過可能な透明部材から構成されている。前方透明部材46、下方透明部材47および側方透明部材48は、たとえば、ガラスまたはアクリルから構成されている。
 前方透明部材46および下方透明部材47は、前側面30Aに設けられている。前方透明部材46および下方透明部材47は、左右方向において、柱部材42Lおよび柱部材42Rの間に設けられている。前方透明部材46および下方透明部材47は、柱部材43よりも前方に設けられている。前方透明部材46および下方透明部材47は、運転席31よりも前方に設けられている。前方透明部材46は、下方透明部材47の上方に設けられている。
 側方透明部材48は、右側面30Cに設けられている。側方透明部材48は、前後方向において、柱部材42R、柱部材43Rおよび柱部材44Rの間に渡って設けられている。側方透明部材48は、前後方向において、柱部材42Rおよび柱部材43Rの間にのみ渡って設けられてもよい。
 下方透明部材47および側方透明部材48が、固定式である一方、前方透明部材46は、開閉動作可能な可動式である。前方透明部材46は、前側面30Aを開状態とする位置と、前側面30Aを閉状態とする位置との間で開閉動作する。前方透明部材46は、前側面30Aを開状態とする位置に動作した時、上面30Eに移動する。
 図6は、図2中のVI-VI線上の矢視方向に見た油圧ショベルを部分的に示す断面図である。図6中には、左右方向における運転席31の中心位置101と、左右方向におけるキャブ30の中心位置102とが示されている。
 図2から図6に示されるように、油圧ショベル100は、左右一対のフロントダンパー96(96L,96R)と、左右一対のリヤダンパー97(97L,97R)とをさらに有する。フロントダンパー96およびリヤダンパー97は、上下方向において、キャブ30(床部材40)と、旋回フレーム14(リブ部91Aおよびリブ部91C)との間に介挿されている。フロントダンパー96およびリヤダンパー97は、キャブ30を弾性的に支持している。
 フロントダンパー96は、キャブ30の前端部に設けられている。フロントダンパー96Lおよびフロントダンパー96Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。リヤダンパー97は、キャブ30の後端部に設けられている。リヤダンパー97Lおよびリヤダンパー97Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。上面視において、フロントダンパー96L、フロントダンパー96R、リヤダンパー97Lおよびリヤダンパー97Rは、キャブ30の四隅に設けられている。
 フロントダンパー96は、床部材40およびリブ部91Aに取り付けられている。リヤダンパー97は、床部材40およびリブ部91Cに取り付けられている。リブ部91Bは、前後方向において、フロントダンパー96およびリヤダンパー97の間に設けられている。
 床部材40は、上下方向において、旋回フレーム14と隙間210を設けて対向している。床部材40は、上下方向において、リブ部91(91A,91B,91C)と隙間210を設けて対向している。
 図7および図8は、図4中のキャブ内を部分的に示す斜視図である。図6から図8に示されるように、柱部材43Lは、床部材40の左端部220に接続されている。柱部材43Rは、床部材40の右端部230に接続されている。
 キャブ30は、支持台61と、補強部材71とをさらに有する。支持台61および補強部材71は、オペレータの居住空間120に設けられている。支持台61および補強部材71は、床部材40上に設けられている。
 支持台61は、左右方向において、床部材40の左端部220から離れた位置に設けられている。支持台61は、左右方向において、床部材40の右端部230から離れた位置に設けられている。支持台61は、運転席31の中心位置101を挟んで左右両側に跨がって設けられている。支持台61は、キャブ30の中心位置102を挟んで左右両側に跨がって設けられている。
 支持台61は、床部材40に接続されている。支持台61は、ボルトにより、床部材40に締結されている。運転席31は、床部材40から上方に離れた位置に設けられている。運転席31は、支持台61により支持されている。運転席31は、支持台61上に設けられている。
 補強部材71は、左右方向において、柱部材43Lおよび支持台61の間に設けられている。補強部材71は、左右方向において、運転席31の中心位置101よりも床部材40の左端部220寄りの位置に設けられている。補強部材71は、左右方向において、キャブ30の中心位置102よりも床部材40の左端部220寄りの位置に設けられている。
 補強部材71は、柱部材43Lおよび支持台61に接続されている。補強部材71は、ボルトにより、柱部材43Lおよび支持台61に締結されている。補強部材71は、床部材40に接続されている。補強部材71は、ボルトにより、床部材40に締結されている。
 図9および図10は、図7および図8中の支持台を示す斜視図である。図7から図10に示されるように、支持台61は、金属(たとえば、鋼材)から構成されている。支持台61は、左右一対の脚部63(63L,63R)と、横板部62と、後板部64と、フランジ部66と、第1接続部67とを有する。
 脚部63は、床部材40から上方に立ち上がるように設けられている。脚部63Lおよび脚部63Rは、左右方向において互いに間隔を設けて配置されている。脚部63の下端部は、床部材40に締結されている。脚部63Lの下端部は、左右方向において、運転席31の中心位置101(キャブ30の中心位置102)よりも床部材40の左端部220寄りの位置において、床部材40に締結されている。脚部63Rの下端部は、左右方向において、運転席31の中心位置101(キャブ30の中心位置102)よりも床部材40の右端部230寄りの位置において、床部材40に締結されている。
 横板部62は、水平方向に平行な板形状を有する。横板部62は、床部材40から上方に離れた位置に設けられている。横板部62は、脚部63Lの上端部と、脚部63Rの上端部との間を接続している。横板部62は、脚部63Lおよび脚部63Rとともに、前後方向に延びるトンネル形状をなしている。
 後板部64は、前後方向に直交する板形状を有する。後板部64は、支持台61の後端部に設けられている。後板部64は、左右方向において、脚部63Rから脚部63Lに向けて延び、さらに脚部63Lから左方に突出する位置まで延びている。後板部64は、第2接続部65を有する。第2接続部65は、後板部64の左端部に設けられている。第2接続部65は、後板部64が脚部63Lから左方に突出する位置に設けられている。
 フランジ部66は、後板部64の下端部から後方に向けて延出している。左右方向に見た場合に、フランジ部66は、後板部64とともにL字形状をなしている。フランジ部66は、水平方向に平行な板形状を有し、床部材40に重ね合わされている。フランジ部66は、床部材40に締結されている。
 第1接続部67は、水平方向に平行な板形状を有する。第1接続部67は、上下方向において、フランジ部66と対向している。第1接続部67は、後板部64が脚部63Lから左方に突出する位置において、後板部64の上端部から後方に向けて延出している。第1接続部67は、左右方向において、柱部材43Lと対向する位置に設けられている。
 図11および図12は、図7および図8中の補強部材を示す斜視図である。図7、図8、図11および図12に示されるように、補強部材71は、金属(たとえば、鋼材)から構成されている。補強部材71は、基板部72と、アングル部74と、第3接続部73と、第4接続部75とを有する。
 基板部72は、左右方向に直交する板形状を有する。基板部72は、左右方向において、柱部材43Lに重ね合わされている。基板部72は、柱部材43Lに締結されている。
 アングル部74は、基板部72から右方に突出している。アングル部74は、床部材40から上方に向けて立ち上がるように設けられている。アングル部74の下端部は、床部材40に締結されている。
 第3接続部73は、基板部72から右方に突出している。第3接続部73は、前後方向に直交する板形状を有する。第3接続部73は、アングル部74から前方に離れた位置に設けられている。第3接続部73は、前後方向において、支持台61の第2接続部65に重ね合わされている。第3接続部73は、支持台61の第2接続部65の後方に配置されている。第3接続部73は、支持台61の第2接続部65に締結されている。
 第4接続部75は、基板部72から右方に突出している。第4接続部75は、前後方向において、第3接続部73およびアングル部74の間を接続している。第4接続部75は、床部材40から上方に離れた位置に設けられている。第4接続部75は、支持台61の第1接続部67の上方に配置されている。支持台61の第1接続部67は、アングル部74の前方に配置されている。第4接続部75は、支持台61の第1接続部67に締結されている。
 なお、上記に説明した支持台61および補強部材71の形状は、一例であって、特に限定されるものではない。補強部材71と、支持台61および柱部材43Lとの接続構造は、ボルトによる締結に限られず、たとえば、溶接であってもよい。
 図6に示されるように、床部材40は、高剛性部260と、低剛性部270とを有する。高剛性部260および低剛性部270は、左右方向に並んでいる。高剛性部260は、低剛性部270よりも高い剛性を有する。
 高剛性部260は、左右方向において、床部材40の左端部220から補強部材71および支持台61が設けられる範囲に渡っている。低剛性部270は、左右方向において、床部材40の右端部230から補強部材71および支持台61が設けられない範囲に渡っている。低剛性部270は、左右方向において、床部材40の右端部230から支持台61の右端部69までの間に渡っている。低剛性部270は、補強部材71および支持台61から露出している。
 図5および図6に示されるように、油圧ショベル100は、規制部材81をさらに有する。規制部材81は、床部材40および旋回フレーム14(リブ部91B)の間の隙間210に設けられている。規制部材81は、旋回フレーム14および床部材40のいずれか一方から、旋回フレーム14および床部材40のいずれか他方に向けて突出している。規制部材81は、床部材40に設けられている。規制部材81は、床部材40から旋回フレーム14に向けて突出している。
 規制部材81は、床部材40から下方に向けて突出するピン形状を有する。床部材40からの規制部材81の突出長さH2は、上下方向における隙間210の長さH1よりも小さい(H2<H1)。規制部材81の突出長さH2は、床部材40と、規制部材81の突出端との間の上下方向の長さに対応している。隙間210の長さH1は、床部材40と、リブ部91Bの頂面91aとの間の上下方向の長さに対応している。規制部材81は、上下方向において、旋回フレーム14(リブ部91B)と隙間を設けて対向している。
 床部材40からの規制部材81の突出長さは、規制部材81の突出端と、旋回フレーム14との間の隙間の長さよりも小さい(H2<H1-H2)。床部材40からの規制部材81の突出長さは、規制部材81の突出端と、旋回フレーム14との間の隙間の長さ以上であってもよい(H2≧H1-H2)。
 規制部材81は、支持台61または補強部材71の下方に設けられている。規制部材81は、支持台61の下方に設けられている。規制部材81は、床部材40の高剛性部260に設けられている。
 規制部材81は、直方体形状を有する。規制部材81の形状は、特に限定されず、たとえば、上下方向が軸方向となる円柱であってもよい。
 図13は、油圧ショベルの転倒時におけるキャブの変形を示す断面図である。図14は、図13中の2点鎖線XIVで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。
 図13および図14に示されるように、油圧ショベル100の転倒時、キャブ30には、左側面30Dへの水平方向の外力(図13中の矢印Fに示される力)が加わる。このような場合にキャブ30が変形することがあっても、キャブ30の過度な変形を防いで、左側面30Dと、キャブ30内のオペレータとの間の距離を十分に確保することが求められる。
 油圧ショベル100においては、床部材40上に、柱部材43Rおよび支持台61に接続される補強部材71が設けられている。このような構成により、柱部材43Rと、床部材40上の補強部材71および支持台61とが、互いに一体となって、左側面30Dへの水平方向の外力を受けるため、柱部材43Rが、床部材40の左端部220における接続部において屈曲することを抑制できる。これにより、左側面30Dが運転席31に着座するオペレータに向けて倒れ込むように変形することを抑制できる。
 また、床部材40は、床部材40の左端部220から補強部材71および支持台61が設けられた左右方向の範囲に渡って、剛性が高められた高剛性部260を有する。このような構成において、左側面30Dへの水平方向の外力が加わった場合に、床部材40は、高剛性部260が左右方向において床部材40の左端部220に近づくほど高く持ち上がるように変形する。より具体的には、床部材40は、高剛性部260および低剛性部270の境界付近で下方に向けて屈曲し、高剛性部260が左右方向において床部材40の左端部220に近づくほど高く持ち上がるように変形する。これにより、運転席31に着座するオペレータの姿勢が右肩下がりとなるため、左側面30Dおよびオペレータ間の距離を十分に確保することができる。
 図15は、油圧ショベルの転倒時にキャブの変形がさらに進行した状態を示す断面図である。
 図15に示されるように、床部材40の変形がさらに進行すると、左側面30Dに加わる外力の下方向成分が増すため、高剛性部260が全体的に下方に沈み込む現象が起こり得る。
 これに対して、油圧ショベル100では、床部材40および旋回フレーム14間の隙間210に、床部材40から旋回フレーム14に向けて突出する規制部材81が設けられている。床部材40からの規制部材81の突出長さは、上下方向における隙間210の長さよりも小さいため、規制部材81は、床部材40の変形の進行に伴って旋回フレーム14に当接する。この際、規制部材81は、高剛性部260を構成する支持台61の下方に設けられているため、規制部材81が旋回フレーム14に当接した時に、高剛性部260の沈み込み現象を抑制することができる。これにより、オペレータの右肩下がりの姿勢が維持されるため、左側面30Dおよびオペレータ間の距離を十分に確保し続けることができる。
 以上の理由により、油圧ショベル100の転倒時に、キャブ30の過度な変形を防いで、キャブ30と、オペレータとの間の距離を十分に確保することができる。
 図13に示されるように、油圧ショベル100においては、オペレータの居住空間120の周りで門型形状をなす柱部材43(43L,43R)および梁部材52によって、高剛性な転倒時保護構造(ROPS)が実現されている。これにより、油圧ショベル100の転倒時に、左側面30Dが運転席31に着座するオペレータに向けて倒れ込むように変形することをより効果的に抑制できる。
 図16は、キャブ内を示す上面図である。図16に示されるように、運転席31は、運転席31Aにより示される前方位置と、運転席31Bにより示される後方位置との間において、前後方向にスライド可能である。
 柱部材43(43L,43R)は、運転席31がスライドする前後方向の全範囲において、運転席31の側方に位置している。これに限られず、柱部材43(43L,43R)が、運転席31がスライドする前後方向の一部範囲において、運転席31の側方に位置する構成であってもよい。
 図6、図15および図16に示されるように、左右方向において、規制部材81は、運転席31の中心位置101と、床部材40の左端部220との間に設けられている。
 このような構成によれば、規制部材81が、左右方向における運転席31の中心位置101よりも床部材40の左端部220寄りの位置において、旋回フレーム14に当接する。この場合、規制部材81が旋回フレーム14に当接した時に、オペレータの左半身の下方(左の足下)において高剛性部260の沈み込み現象が抑制されるため、オペレータの右肩下がりの姿勢が維持され易くなる。これにより、油圧ショベル100の転倒時に、左側面30Dおよびオペレータ間の距離をさらに十分に確保することができる。
 図16に示されるように、左右方向において、規制部材81は、キャブ30の中心位置102と、床部材40の左端部220との間に設けられている。
 左右方向において、フロントダンパー96Lおよびリヤダンパー97Lは、高剛性部260に設けられている。左右方向において、フロントダンパー96Rおよびリヤダンパー97Rは、低剛性部270に設けられている。左右方向において、規制部材81は、フロントダンパー96Lと、フロントダンパー96Rとの間に設けられている。左右方向において、規制部材81は、リヤダンパー97Lと、リヤダンパー97Rとの間に設けられている。左右方向において、規制部材81は、フロントダンパー96Lおよびリヤダンパー97Lと、運転席31の中心位置101(キャブ30の中心位置102)との間に設けられている。
 規制部材81は、柱部材43(43L,43R)よりも前方に設けられている。規制部材81は、前後方向において、柱部材43(43L,43R)と揃う位置に設けられてもよいし、柱部材43(43L,43R)よりも後方に設けられてもよい。規制部材81は、補強部材71よりも前方に設けられている。規制部材81は、前後方向において、補強部材71と揃う位置に設けられてもよいし、補強部材71よりも後方に設けられてもよい。
 規制部材81は、前後方向において、フロントダンパー96(96L,96R)と、リヤダンパー97(97L,97R)との間に設けられている。
 上面視において、規制部材81の少なくとも一部が、支持台61と重なり合っている。規制部材81の一部が、支持台61と重なり合っている。
 このような構成によれば、床部材40の剛性が、規制部材81が設けられた位置において、支持台61により高められている。これにより、床部材40が、規制部材81が旋回フレーム14に当接した時の衝撃によって変形することを抑制できる。結果、高剛性部260の沈み込み現象をより効果的に抑制することができる。
 上面視において、規制部材81の少なくとも一部が、リブ部91Bと重なり合っている。規制部材81の全部が、リブ部91Bと重なり合っている。
 このような構成によれば、高剛性のリブ部91Bが、規制部材81が旋回フレーム14に当接する位置に設けられている。これにより、旋回フレーム14が、規制部材81が旋回フレーム14に当接した時の衝撃によって変形することを抑制できる。結果、高剛性部260の沈み込み現象をより効果的に抑制することができる。
 上面視において、規制部材81は、運転席31がスライドする前後方向の一部範囲において、運転席31と重なり合っている。規制部材81は、運転席31がスライドする前後方向の全範囲において、運転席31と重なり合ってもよい。
 以上に説明した、本実施の形態における油圧ショベル100の構成および効果についてまとめて説明する。
 本開示に従った作業車両としての油圧ショベル100は、旋回フレーム14と、キャブ30とを備える。キャブ30は、旋回フレーム14上に設けられる。キャブ30は、床部材40と、支持台61と、第1柱部材としての柱部材43Lと、補強部材71とを有する。床部材40は、上下方向において旋回フレーム14と隙間210を設けて対向する。支持台61は、床部材40上に設けられる。支持台61は、運転席31を支持する。柱部材43Lは、上下方向に延びる。柱部材43Lは、左右方向における床部材40の一方端部としての左端部220に接続される。補強部材71は、床部材40上に設けられる。補強部材71は、柱部材43Lおよび支持台61に接続される。油圧ショベル100は、規制部材81をさらに備える。規制部材81は、隙間210に設けられる。規制部材81は、旋回フレーム14および床部材40のいずれか一方(床部材40)から、旋回フレーム14および床部材40のいずれか他方(旋回フレーム14)に向けて突出する。規制部材81は、上下方向における隙間210の長さよりも小さい突出長さを有する。規制部材81は、支持台61または補強部材71(支持台61)の下方に設けられる。
 このような構成によれば、床部材40上に、柱部材43Rおよび支持台61に接続される補強部材71が設けられるため、床部材40の左端部220における柱部材43Rの接続強度を高めることができる。これにより、柱部材43Rに対して水平方向の過大な外力が加わった場合に、キャブ30が運転席31に着座するオペレータに向けて倒れ込むように変形することを抑制できる。
 また、柱部材43Rに対して水平方向の過大な外力が加わった場合に、床部材40は、床部材40の左端部220から補強部材71および支持台61が設けられた左右方向の範囲に渡る部分である高剛性部260が、左右方向において床部材40の左端部220に近づくほど高く持ち上がるように変形する。これにより、運転席31に着座するオペレータの姿勢が右肩下がりとなるため、オペレータに向けて倒れ込むように変形するキャブ30からオペレータを遠ざけることができる。
 この際、床部材40の変形が進行すると、高剛性部260が全体的に下方に沈み込む現象が起こり得る。これに対して、支持台61または補強部材71の下方に設けられた規制部材81が旋回フレーム14に当接することによって、高剛性部260の沈み込み現象を抑制できる。これにより、オペレータの右肩下がりの姿勢が維持される。以上の理由により、キャブ30の過度な変形を防いで、キャブ30と、オペレータとの間の距離を十分に確保することができる。
 また、規制部材81は、左右方向における運転席31の中心位置101と、床部材40の左端部220との間に設けられる。
 このような構成によれば、規制部材81が、左右方向における運転席31の中心位置101よりも床部材40の左端部220寄りの位置において、旋回フレーム14に当接する。この場合、規制部材81が旋回フレーム14に当接した時に、オペレータの左半身の下方において高剛性部260の沈み込み現象が抑制されるため、オペレータの右肩下がりの姿勢が維持され易くなる。
 また、上面視において、規制部材81の少なくとも一部が、支持台61と重なり合う。
 このような構成によれば、床部材40の剛性が、規制部材81が設けられた位置において支持台61により高められる。このため、規制部材81が旋回フレーム14に当接した時に、高剛性部260の沈み込み現象をより効果的に抑制することができる。
 また、旋回フレーム14は、底板95と、リブ部91Bとを有する。リブ部91Bは、底板95上に立設される。リブ部91Bは、左右方向に延びる。上面視において、規制部材81の少なくとも一部が、リブ部91Bと重なり合う。
 このような構成によれば、底板95上に立設された補強用のリブ部91Bが、規制部材81が旋回フレーム14に当接する位置に設けられている。このため、規制部材81が旋回フレーム14(リブ部91B)に当接した時に、高剛性部260の沈み込み現象をより効果的に抑制することができる。
 また、キャブ30は、第2柱部材としての柱部材43Rと、梁部材52とをさらに有する。柱部材43Rは、上下方向に延びる。柱部材43Rは、左右方向における床部材40の他方端部としての右端部230に接続される。梁部材52は、左右方向に延びる。梁部材52は、柱部材43Lの上端部と、柱部材43Rの上端部とに接続される。
 このような構成によれば、柱部材43L、梁部材52および柱部材43Rが、オペレータの居住空間120の周りで門型形状をなすため、キャブ30に過大が外力が加わった場合に、キャブ30がオペレータに向けて倒れ込むように変形することをより効果的に抑制できる。
 なお、本実施の形態においては、規制部材81が床部材40に設けられる構成を説明したが、これに限られず、規制部材81が旋回フレーム14(リブ部91B)に設けられる構成であってもよい。
 また、本開示におけるキャブは、油圧ショベルに限られず、クレーン等の各種の作業車両に適用可能である。
 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 11 車両本体、12 作業機、13 旋回体、14 旋回フレーム、15 走行装置、15Cr 履帯、15M 走行モータ、16 ブーム、17 アーム、18 バケット、19 エンジンフード、20A,20B ブームシリンダ、21 アームシリンダ、22 バケットシリンダ、23 ブームピン、24 アームピン、25 バケットピン、26 旋回中心、30 キャブ、30A 前側面、30B 後側面、30C 右側面、30D 左側面、30E 上面、30F 底面、31,31A,31B 運転席、32 扉部材、40 床部材、42,42L,42R,43,43L,43R,44,44L,44R 柱部材、45 天井部材、46 前方透明部材、47 下方透明部材、48 側方透明部材、51,52,53 梁部材、54,54L,54R,55,55L,55R 桁部材、61 支持台、62 横板部、63,63L,63R 脚部、64 後板部、65 第2接続部、66 フランジ部、67 第1接続部、69 右端部、71 補強部材、72 基板部、73 第3接続部、74 アングル部、75 第4接続部、81 規制部材、91,91A,91B,91C リブ部、91a 頂面、92 ダンパー取り付け孔、93,93L,93R 縦板、94 ピン孔、95 底板、96,96L,96R フロントダンパー、97,97L,97R リヤダンパー、100 油圧ショベル、101,102 中心位置、120 居住空間、210 隙間、220 左端部、230 右端部、260 高剛性部、270 低剛性部。

Claims (5)

  1.  旋回フレームと、
     前記旋回フレーム上に設けられるキャブとを備え、
     前記キャブは、
     上下方向において前記旋回フレームと隙間を設けて対向する床部材と、
     前記床部材上に設けられ、運転席を支持する支持台と、
     上下方向に延び、左右方向における前記床部材の一方端部に接続される第1柱部材と、
     前記床部材上に設けられ、前記第1柱部材および前記支持台に接続される補強部材とを有し、さらに、
     前記隙間に設けられ、前記旋回フレームおよび前記床部材のいずれか一方から、前記旋回フレームおよび前記床部材のいずれか他方に向けて突出する規制部材を備え、
     前記規制部材は、上下方向における前記隙間の長さよりも小さい突出長さを有し、前記支持台または前記補強部材の下方に設けられる、作業車両。
  2.  前記規制部材は、左右方向における前記運転席の中心位置と、前記床部材の前記一方端部との間に設けられる、請求項1に記載の作業車両。
  3.  上面視において、前記規制部材の少なくとも一部が、前記支持台と重なり合う、請求項1または2に記載の作業車両。
  4.  前記旋回フレームは、底板と、前記底板上に立設され、左右方向に延びるリブ部とを有し、
     上面視において、前記規制部材の少なくとも一部が、前記リブ部と重なり合う、請求項1または2に記載の作業車両。
  5.  前記キャブは、
     上下方向に延び、左右方向における前記床部材の他方端部に接続される第2柱部材と、
     左右方向に延び、前記第1柱部材の上端部と、前記第2柱部材の上端部とに接続される梁部材とをさらに有する、請求項1または2に記載の作業車両。
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