JP2013221373A - 建設機械の旋回フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】機器配置のレイアウトの制約を受けることがなく、旋回フレームの各縦板と底板との溶接部に高応力が発生するのを防止することができるようにする。
【解決手段】旋回フレームが、底板34上に立設された一対の縦板36,37と、各縦板36,37の底板34外縁側の端部に形成されたブーム作動シリンダ軸受部36a,37aと、各縦板36,37間に位置し底板34の上方を延び一端部46aがブーム作動シリンダ軸受部36a,37aの近傍の底板34に接合された上補強板46と、縦板36を挟んで一端部46aと対向する位置に設けられる一方の外補強板48と、縦板37を挟んで一端部46aと対向する位置に設けられる他方の外補強板50と、上補強板46、一対の縦板36,37、および底板34によって形成された空間内に設けられる内補強板52を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に用いて好適な旋回フレーム、さらに詳しくは、旋回フレームの作業腕装置取付け部の補強構造に関する。
油圧ショベル等の上部旋回体を有する建設機械では、走行装置である下部走行体上に旋回自在に設けられた骨組み構造体をなす旋回フレームと、旋回フレーム上に搭載された運転室、エンジン室、およびカウンタウエイト等から上部旋回体を構成している。土砂等の掘削作業時には、上部旋回体を下部走行体に対し旋回運動させて、上下方向に揺動自在に旋回フレームの前部側に取付けられた作業腕装置で土砂等の掘削作業を行うようになっている。
旋回フレームは、底板と底板の上に接合立設された平行に延びる少なくとも一対の縦板と各縦板の底板外縁側の端部に形成され作業腕装置が上下方向に揺動自在に支持される軸受部とからなるセンターフレームと、センターフレームの左,右両側に運転室、作動油タンク、燃料タンク等が支持されるスカートフレームとを備えている。
また、旋回フレームについては、製造コストの低減等を目的として、車両重量の異なる複数の機種で細部のみ異なる略共通の旋回フレームが使用される場合がある。この場合、一の機種のカウンタウエイトの重量を、一の機種と略共通の旋回フレームが使用される他の機種のカウンタウエイトの重量よりも大きくすることにより、一の機種の作業腕装置の掘削作業範囲を他の機種のよりも大きくすることが行われている。
ところで、上部旋回体の旋回を停止させたり、上部旋回体の旋回時等に作業腕装置の先端に取付けられた作業具等に土砂や岩石等が衝突したりすると、作業腕装置からの横方向の荷重が曲げ荷重となって作業腕装置の軸受部近傍の各縦板に作用し、作業腕装置の軸受部近傍の各縦板と底板との溶接部には大きな応力が発生する。
このため、従来技術では、底板の上に一組の一対の縦板を備えた建設機械の旋回フレームにおいて、運転室に近い側の縦板と底板との間で運転室に近い側の縦板を挟んで運転室を支持する運転室支持用の張出しビームと対向する位置に、補強部材が設けられ、作業腕装置の軸受部近傍の運転室に近い側の縦板と底板との溶接部に発生する高応力を補強部材と張出しビームの基端側との間で受承する技術が提唱されている。
前記補強部材は、平板材を2つに折曲げることにより車両前後方向に沿って一定の板幅を有し縦板と底板との間を左,右方向で一定の傾斜角をもって斜めに延びた略長方形状の傾斜板部と、傾斜板部の後側端から略L字状に屈曲した略三角形状の後側の閉塞板部とから構成されている。(特許文献1参照)。
特開平10−37244号公報
上述したとおりの形態の従来の補強部材を用いた建設機械の旋回フレームには、次のとおりの解決すべき課題がある。
すなわち、運転室に近い側の縦板と底板とには補強部材が設けられているが、運転室に遠い側の縦板と底板とには補強部材が設けられておらず、作業腕装置の軸受部近傍の運転室に遠い側の縦板と底板との溶接部に発生する高応力を防止することが難しいという問題がある。
さらに、車両重量の異なる複数の機種で略共通の旋回フレームを使用する場合において、一の機種では運転室に近い側の縦板を挟んで運転室支持用の張出しビームと対向する位置に補強部材を設けることが可能であっても、一の機種と略共通の旋回フレームが使用される他の機種では、機器配置のレイアウトの制約上、運転室支持用の張出しビームの位置を一の機種の運転室支持用の張出しビームの位置よりも車両後方にずらして設けざるを得ないときがある。そのときには、補強部材は車両前後方向に沿って一定の板幅を有しているために、補強部材を運転室に近い側の縦板を挟んで運転室支持用の張出しビームと対向する位置に補強部材を設けることができないことがあり、作業腕装置の軸受部近傍の運転室に近い側の縦板と底板との溶接部に発生する高応力を補強部材と張出しビームの基端側との間で受承することができないという問題もある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、上述した従来の建設機械の旋回フレームに比べて、旋回フレームの各縦板を簡単な構造で効果的に補強し、作業腕装置の軸受部近傍の各縦板と底板との溶接部に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる補強構造を備えた建設機械の旋回フレームを提供することである。
他の技術的課題は、車両重量の異なる複数の機種で略共通の旋回フレームを使用する場合においても、機器配置のレイアウトの制約を受けることがなく、旋回フレームの各縦板を簡単な構造で効果的に補強し、作業腕装置の軸受部近傍の各縦板と底板との溶接部に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる補強構造を備えた建設機械の旋回フレームを提供することである。
本発明によれば、上記技術的課題を達成する建設機械の旋回フレームとして、旋回フレームの底板の上に接合立設された平行に延びる少なくとも一対の縦板と、該各縦板の該底板外縁側の端部に形成され作業腕装置が上下方向に揺動自在に支持される軸受部と、該一対の縦板の間に位置し該一対の縦板に接合されて該底板の上方を延び一端部が該軸受部の近傍の該底板に接合された上補強板と、該一対の縦板の一方を挟んで該一端部と対向する位置に設けられ該一対の縦板の一方と該底板とに接合された一方の外補強板と、該一対の縦板の他方を挟んで該一端部と対向する位置に設けられ該一対の縦板の他方と該底板とに接合された他方の外補強板と、該上補強板、該一対の縦板、および該底板によって形成された空間内に設けられ該一対の縦板と該底板とに接合された内補強板とを備えている建設機械の旋回フレームが提供される。
該内補強板は、矩形であり、該底板に接合される辺と対向する辺にU字状の切欠きを有するのが好都合である。該一方の外補強板は、運転室支持枠を構成する一部材であるのが好ましい。
本発明の建設機械の旋回フレームにおいては、上補強板と一方の外補強板と他方の外補強板と内補強板とで、一対の縦板の内側および両外側から一対の縦板を補強支持できるので、作業腕装置等からの曲げ荷重が作業腕装置の軸受部近傍の各縦板に大きく作用した場合でも、このような曲げ荷重を上補強板と一方の外補強板と他方の外補強板と内補強板とで確実に受承させることができる。この結果、作業腕装置の軸受部近傍の各縦板と底板との溶接部に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる。
さらに、車両重量の異なる複数の機種で略共通の旋回フレームを使用する場合において、一の機種では一対の縦板の一方を挟んで上補強板の一端部と対向する位置に一方の外補強板を設けることが可能であっても、一の機種と略共通の旋回フレームが使用される他の機種では、機器配置のレイアウトの制約上、一方の外補強板を一対の縦板の一方を挟んで上補強板の一端部と対向する位置よりも車両後方にずらして設けざるを得ないときでも、一対の縦板間には内補強板が設けられるため、一対の縦板の一方を挟んで一方の外補強板と対向する位置に内補強板を設けることにより、機器配置のレイアウトの制約を受けることがなく、作業腕装置等からの曲げ荷重が作業腕装置の軸受部近傍の各縦板に大きく作用した場合でも、このような曲げ荷重を上補強板と一方の外補強板と他方の外補強板と内補強板とで確実に受承させることができる。この結果、作業腕装置の軸受部近傍の各縦板と底板との溶接部等に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる。
また、車両重量の異なる複数の機種で略共通の旋回フレームを使用する場合において、一の機種では一対の縦板の他方を挟んで上補強板の一端部と対向する位置に他方の外補強板を設けることが可能であっても、一の機種と略共通の旋回フレームが使用される他の機種では、機器配置のレイアウトの制約上、他方の外補強板を一対の縦板の他方を挟んで上補強板の一端部と対向する位置よりも車両後方にずらして設けざるを得ないときでも、一対の縦板間には内補強板が設けられるため、一対の縦板の他方を挟んで他方の外補強板と対向する位置に内補強板を設けることにより、機器配置のレイアウトの制約を受けることがなく、作業腕装置等からの曲げ荷重が作業腕装置の軸受部近傍の各縦板に大きく作用した場合でも、このような曲げ荷重を上補強板と一方の外補強板と他方の外補強板と内補強板とで確実に受承させることができる。この結果、作業腕装置の軸受部近傍の各縦板と底板との溶接部等に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる。
本発明に従って構成された旋回フレームを備えた建設機械の典型例である油圧ショベルを左前から見た斜視図。 図1に示す旋回フレームを示す斜視図。 図1に示す旋回フレームを示す平面図。 図2に示す上補強板等を拡大して示す斜視図。 図3中の矢示A−A方向からみた断面図。 図3に示す作業腕装置の軸受部近傍の上補強板等を拡大して示す平面図。 内補強板を示す斜視図。 一対の縦板の一方を挟んで上補強板の一端部と対向する位置に一方の外補強板を設けることができない場合の一方の外補強板等を拡大して示す平面図。 一対の縦板の他方を挟んで上補強板の一端部と対向する位置に他方の外補強板を設けることができない場合の他方の外補強板等を拡大して示す平面図。
以下、本発明に従って構成された建設機械の旋回フレームについて、代表的な旋回型作業機である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
図1を参照して説明する。全体を番号2で示す油圧ショベルは、走行装置である下部走行体4、下部走行体4上に鉛直軸線を中心に旋回自在に設けられた上部旋回体6を備えている。
上部旋回体6は、骨組み構造体をなす旋回フレーム8、旋回フレーム8上に搭載された運転室10、エンジン室12、およびカウンタウエイト14等から構成されている。土砂等の掘削作業時には、上部旋回体6を下部走行体4に対し旋回運動させて、上下方向に揺動自在に旋回フレーム8の前部側に取付けられた作業腕装置16で土砂等の掘削作業を行うようになっている。
作業腕装置16は、上下方向に揺動自在に旋回フレーム8の前部側に取付けられたブーム18、ブーム18の先端に揺動自在に取付けられたアーム20、アーム20の先端に揺動自在に取付けられた作業具22、旋回フレーム8とブーム18の間にはブーム18を作動させるためのブーム作動シリンダ24,24、ブーム18とアーム20の間にはアーム20を作動させるためのアーム作動シリンダ26、およびアーム20と作業具22の間には作業具22を作動させるための作業具作動シリンダ28を備えている。
図2および図3を参照して説明する。旋回フレーム8は、前部側にブーム18が取付けられるセンターフレーム30、センターフレーム30の左,右両側に設けられ運転室10等が支持されるスカートフレーム32,33を備えている。
センターフレーム30は、底板34、底板34の上に接合立設された平行に延びる一対の縦板36,37、旋回フレームの車両前後方向の中心線Cを挟んで縦板36,37と略対称となる位置で底板34の上に接合立設された平行に延びる他の一対の縦板38,39を有し、一対の縦板を二組備えている。一対の縦板36,37は運転室10に近い側に設けられており、他の一対の縦板38,39は運転室10に遠い側に設けられている。
縦板36,37,38,39の各々の、底板34外縁側の端部には、ブーム作動シリンダ24が上下方向に揺動自在に支持されるブーム作動シリンダ軸受部36a,37a,38a,39aが形成されている。縦板36,37,38,39の各々の、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a,38a,39aの後方には、ブーム18が上下方向に揺動自在に支持されるブーム軸受部36b,37b,38b,39bが形成されている。
スカートフレーム32は、車両側方の外縁となったサイドフレーム40、サイドフレーム40と共に運転室10を下側から支持する運転室支持用の張出しビーム42、張出しビーム42より車両前方に位置してサイドフレーム40の前端に接合され張出しビーム42と平行に延びた横梁部44aと前端側が横梁部44aに接合され一対の縦板36,37と平行に延びた縦梁部44bとで構成された略L字形状の運転室支持枠44を備えている。
図2、図3とともに図4から図7を参照して説明する。一対の縦板36,37の間に上補強板46が設けられており、上補強板46は各縦板36,37に接合されている。各縦板36,37の一方の外側に一方の外補強板48が設けられており、一方の外補強板48は縦板36と底板34とに接合されている。各縦板36,37の他方の外側に他方の外補強板50が設けられており、他方の外補強板50は縦板37と底板34とに接合されている。上補強板46と各縦板36,37と底板34とによって形成された空間内に内補強板52が設けられており、内補強板52は各縦板36,37と底板34とに接合されている。
上補強板46は、底板34の上方を延びるよう設けられている。上補強板46の一端部46aは、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37aの近傍の底板34に接合されている。
一方の外補強板48は、縦板36を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置に設けられており、且つ運転室支持枠44の縦梁部44bの後端に接合され運転室支持枠44を構成する一部材となっている。
他方の外補強板50は、縦板37を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置に設けられている。
内補強板52は、上補強板46と各縦板36,37と底板34とによって形成された空間内であって、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a近傍に設けられており、且つ矩形であり、底板34に接合される辺52aと対向する辺52bにU字状の切欠き52cを有している。
上述したとおりの、建設機械の旋回フレームの作業腕装置取付け部の補強構造の作用を説明する。
本発明に従って構成された建設機械の旋回フレームによれば、旋回フレームの底板34の上に接合立設された平行に延びる一対の縦板36,37と、各縦板36,37の底板34外縁側の端部に形成されブーム作動シリンダ24,24が上下方向に揺動自在に支持されるブーム作動シリンダ軸受部36a,37aと、一対の縦板36,37の間に位置し一対の縦板36,37に接合されて底板34の上方を延び一端部46aがブーム作動シリンダ軸受部36a,37aの近傍の底板34に接合された上補強板46と、縦板36を挟んで一端部46aと対向する位置に設けられ縦板36と底板34とに接合された一方の外補強板48と、縦板37を挟んで一端部46aと対向する位置に設けられ縦板37と底板34とに接合された他方の外補強板50と、上補強板46、一対の縦板36,37、および底板34によって形成された空間内に設けられ一対の縦板36,37と底板34とに接合された内補強板52とが備えられる。
従って、上補強板46と一方の外補強板48と他方の外補強板50と内補強板52とで、一対の縦板36,37の内側および両外側から一対の縦板36,37を補強支持できるので、作業腕装置16等からの曲げ荷重がブーム作動シリンダ軸受部36a,37a近傍の各縦板36,37に大きく作用した場合でも、このような曲げ荷重を上補強板46と一方の外補強板48と他方の外補強板50と内補強板52とで確実に受承させることができる。この結果、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a近傍の各縦板36,37と底板34との溶接部に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる。
図8を参照して説明する。車両重量の異なる複数の機種で略共通の旋回フレーム8を使用する場合において、一の機種では縦板36を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置に一方の外補強板48を設けることが可能であっても、一の機種と略共通の旋回フレーム8が使用される他の機種では、機器配置のレイアウトの制約上、縦板36を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置より車両後方にずらして一方の外補強板48を設けざるを得ないときがある。このとき、一対の縦板36,37間に内補強板52が設けられていなければ、作業腕装置16等からの曲げ荷重がブーム作動シリンダ軸受部36a,37a近傍の各縦板36,37に作用すると、一方の外補強板48が縦板36を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置にないことにより、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a付近に発生する応力が円滑に流れることができず、一方の外補強板48と縦板36の接合部に高応力が発生することがある。
本発明に従って構成された建設機械の旋回フレームでは、一対の縦板36,37間には内補強板52が設けられるため、上述したようなときには、図8に示すように縦板36を挟んで一方の外補強板48と対向する位置に合わせて内補強板52を設けることにより、機器配置のレイアウトの制約を受けることがなく、作業腕装置16等からの曲げ荷重がブーム作動シリンダ軸受部36a,37a近傍の各縦板36,37に大きく作用した場合でも、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a付近に発生する応力の流れを円滑にすることができ、このような曲げ荷重を上補強板46と一方の外補強板48と他方の外補強板50と内補強板52とで確実に受承させることができる。この結果、一方の外補強板48と縦板36の接合部等ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a付近に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる。
図9を参照して説明する。車両重量の異なる複数の機種で略共通の旋回フレーム8を使用する場合において、一の機種では縦板37を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置に他方の外補強板50を設けることが可能であっても、一の機種と略共通の旋回フレーム8が使用される他の機種では、機器配置のレイアウトの制約上、縦板37を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置より車両後方にずらして他方の外補強板50を設けざるを得ないときがある。このとき、一対の縦板36,37間に内補強板52が設けられていなければ、作業腕装置16等からの曲げ荷重がブーム作動シリンダ軸受部36a,37a近傍の各縦板36,37に作用すると、他方の外補強板50が縦板37を挟んで上補強板46の一端部46aと対向する位置にないことにより、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a付近に発生する応力が円滑に流れることができず、他方の外補強板50と縦板37の接合部に高応力が発生することがある。
本発明に従って構成された建設機械の旋回フレームでは、一対の縦板36,37間には内補強板52が設けられるため、上述したようなときには、図9に示すように縦板37を挟んで他方の外補強板50と対向する位置に合わせて内補強板52を設けることにより、機器配置のレイアウトの制約を受けることがなく、作業腕装置16等からの曲げ荷重がブーム作動シリンダ軸受部36a,37a近傍の各縦板36,37に大きく作用した場合でも、ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a付近に発生する応力の流れを円滑にすることができ、このような曲げ荷重を上補強板46と一方の外補強板48と他方の外補強板50と内補強板52とで確実に受承させることができる。この結果、他方の外補強板50と縦板37の接合部等ブーム作動シリンダ軸受部36a,37a付近に高応力が発生するのを防止することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる。
また、内補強板52は、矩形であり、底板34に接合される辺52aと対向する辺52bにU字状の切欠き52cを有することにより、作業腕装置16等からの曲げ荷重によって発生する応力が切欠き52cへ流れ、縦板36と内補強板52との溶接部分の52b側の端部、および縦板37と内補強板との溶接部分の52b側の端部に発生する高応力を緩和することができ、溶接部の耐久性や寿命等を向上することができる。
さらに、運転室支持枠44を構成する一部材として、一方の外補強板48が運転室支持枠44の縦梁部44bの後端に接合されることにより、レイアウトの制約上、運転室10側に位置する一方の外補強板48を充分に大きくすることができない場合においても、運転室10側に位置する一方の外補強板48の補強部材としての機械的強度を高めることができる。
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
本実施例においては、一対の縦板が所定の間隔をおいて底板の上に二組接合立設された旋回フレームに基づいて説明したが、一対の縦板が一組接合立設された旋回フレームであってもよい。
8:旋回フレーム
16:作業腕装置
34:底板
36,37:縦板
36a,37a:ブーム作動シリンダ軸受部
44:運転室支持枠
46:上補強板
46a:上補強板の一端部
48:一方の外補強板
50:他方の外補強板
52:内補強板
52a:内補強板の底板に接合される辺
52b:内補強板の底板に接合される辺と対向する辺
52c:内補強板のU字状の切欠き

Claims (3)

  1. 旋回フレームの底板の上に接合立設された平行に延びる少なくとも一対の縦板と、
    該各縦板の該底板外縁側の端部に形成され作業腕装置が上下方向に揺動自在に支持される軸受部と、
    該一対の縦板の間に位置し該一対の縦板に接合されて該底板の上方を延び一端部が該軸受部の近傍の該底板に接合された上補強板と、
    該一対の縦板の一方を挟んで該一端部と対向する位置に設けられ該一対の縦板の一方と該底板とに接合された一方の外補強板と、
    該一対の縦板の他方を挟んで該一端部と対向する位置に設けられ該一対の縦板の他方と該底板とに接合された他方の外補強板と、
    該上補強板、該一対の縦板、および該底板によって形成された空間内に設けられ該一対の縦板と該底板とに接合された内補強板とを備えている、
    ことを特徴とする建設機械の旋回フレーム。
  2. 該内補強板は、矩形であり、該底板に接合される辺と対向する辺にU字状の切欠きを有する、請求項1記載の建設機械の旋回フレーム。
  3. 該一方の外補強板は、運転室支持枠を構成する一部材であることを特徴とする、請求項1又は2記載の建設機械の旋回フレーム。
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