JP2007278039A - 建設機械 - Google Patents

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英司 赤羽根
Nobumi Toyoura
信海 豊浦
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Masayuki Takano
誠之 高野
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Abstract

【課題】下部走行体に上部旋回体が旋回自在に支持された建設機械において、作業荷重の大きな作業を行う場合等にカウンタウエイトを後方に移動させることができるように構成するにあたり、カウンタウエイトの旋回フレームに対する取付ピッチが狭くなってしまうことなく、しかもカウンタウエイトの移動量に対する機体安定性の向上効果が高くなるようにする。
【解決手段】旋回フレーム6を、作業機および旋回ベアリングが取付けられる前側旋回フレーム7と、カウンタウエイトおよびエンジンが取付けられ、且つ前側旋回フレーム7に前後移動自在に組付けられる後側旋回フレーム8とを用いて構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば油圧ショベルのように、下部走行体に上部旋回体が旋回自在に支持された建設機械の技術分野に属するものである。
一般に、油圧ショベルのように、下部走行体の上方に上部旋回体が旋回自在に支持される建設機械においては、上部旋回体の前部に、掘削作業や運搬作業、吊上げ作業等の各種作業を行うための作業機が取付けられる一方、上部旋回体の後部には、作業荷重とのバランスをとるべくカウンタウエイトが取付けられている。
ところで、機体に働く作業荷重は、作業機の重量、作業機に積載される土砂等の積載物の重量、あるいは作業内容等により変化するが、大きな作業荷重が働く作業のときでも機体の安定性を確保できるようにするためには、バランスさせるカウンタウエイトの重量を重くしたり、あるいは旋回中心からの距離を延ばすことが有効である。
しかしながら、カウンタウエイトの重量増加はそのまま機体全体の重量増加になり、また、旋回中心からの距離を延ばすと上部旋回体の旋回半径が大きくなることになって、輸送性や、狭小な場所での作業性が低下する惧れがある。
そこで、従来、作業荷重が大きい作業を行うとき等、必要な場合にのみ、増量カウンタウエイトを追加してカウンタウエイト全体の増量を増加させたり(例えば、特許文献1参照。)、カウンタウエイトの一部を張出ウエイトとして機体後方側に移動させたり(例えば、特許文献2参照。)、あるいはカウンタウエイトを前後傾動自在に設けて重心位置を後方にずらしたり(例えば、特許文献3参照。)する技術が知られている。
特開平11−200419号公報 特開2002−161554号公報 実開平5−7747号公報
しかるに、前記特許文献1のように増量カウンタウエイトを追加するものは、予め増量カウンタウエイトが用意されていないと対応できないばかりか、増量カウンタウエイトの脱着に労力と手間がかかるという問題がある。一方、特許文献2のものは、カウンタウエイトの一部の張出ウエイトしか機体後方に移動しないため、張出ウエイトの移動距離、つまり旋回半径の増加に対する機体安定性の向上効果が低いという問題がある。また、特許文献2のようにカウンタウエイトだけを機体後方に移動させるものは、カウンタウエイトを移動させたときに該カウンタウエイトの旋回フレームに対する取付ピッチが狭くなって、カウンタウエイトの固定が不安定になるという問題もある。さらに、特許文献3のものは、カウンタウエイトを前後傾動させることで重心位置をずらすものであるから、カウンタウエイト後端の移動距離の約半分しか重心位置が移動せず、安定性向上効果が低いうえ、重量の重いカウンタウエイトを傾動自在に支持する支持部材に大きな負荷が働いて、早期に破損してしまう惧れがあり、これらに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、下部走行体に旋回ベアリングを介して上部旋回体を旋回自在に支持せしめてなる建設機械において、前記上部旋回体の架台となる旋回フレームを、作業機および旋回ベアリングが取付けられる前側旋回フレームと、カウンタウエイトが取付けられ、且つ前側旋回フレームに前後移動自在に組付けられる後側旋回フレームとを用いて構成したことを特徴とする建設機械である。
そして、この様にすることにより、大きな作業荷重が働く作業を行う場合等には、後側旋回フレームを後方に移動せしめることで、上部旋回体の旋回中心からカウンタウエイトまでの距離が延びることになって、機体の安定性を確実に向上せしめることができるが、この場合に、カウンタウエイトは、後側旋回フレームに取付けられたままの状態で移動することになるから、カウンタウエイトだけを後方に移動させるもののようにカウンタウエイトの旋回フレームに対する取付ピッチが狭くなってしまうような不具合がなく、カウンタウエイトは常に十分な取付ピッチで旋回フレームに強固固定されることになる。
請求項2の発明は、後側旋回フレームには、上部旋回体に搭載されるエンジン、燃料タンク、作動油タンク等の重量装置のうち少なくとも一つの重量装置が搭載されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械である。
そして、この様にすることにより、後側旋回フレームを後方に移動せしめることで、カウンタウエイトだけでなく少なくとも一つの重量装置も後方に移動することになるから、後側旋回フレームの移動距離に対する機体安定性の向上効果が大きく、もって、上部旋回体の旋回半径の増加を抑えるべく後側旋回フレームの移動量を小さく設定しても、機体安定性を効果的に向上せしめることができる。
請求項3の発明は、前側旋回フレームは、前部に作業機が取付けられる左右一対のメインフレームを備える一方、後側旋回フレームは、後部にカウンタウエイトが取付けられ、且つ前記メインフレームに平行な左右一対の支持フレームを備えると共に、後側旋回フレームは、支持フレームがメインフレームにガイドされる状態で前側旋回フレームに対して前後方向スライド移動することを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械である。
そして、この様にすることにより、後側旋回フレームを安定且つスムーズな状態で前後移動せしめることができる。
請求項4の発明は、前側旋回フレームは、前部に作業機が取付けられる左右一対のメインフレームを備える一方、後側旋回フレームは、前記メインフレームに緊緩自在に締結されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の建設機械である。
そして、この様にすることにより、後側旋回フレームを前側旋回フレームに強固に締結することができる。
請求項5の発明は、前側旋回フレームに、軸芯方向が前後方向を向き、且つ後側旋回フレームに螺合する回転シャフトを設け、該回転シャフトの回転によって後側旋回フレームを前後移動せしめる構成にしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の建設機械である。
そして、この様にすることにより、前側旋回フレームに対して後側旋回フレームを前後移動せしめることができる。
請求項6の発明は、左右一対の回転シャフトを設けると共に、これら回転シャフトの螺子溝を逆向きにしたことを特徴とする請求項5に記載の建設機械である。
そして、この様にすることにより、回転シャフトの回転方向のモーメントが打消されて、後側旋回フレームの前後移動をよりスムーズに行うことができる。
請求項7の発明は、移動用モータの駆動に基づいて後側旋回フレームを前後移動せしめる移動手段と、締結用モータの駆動に基づいて後側旋回フレームを前側旋回フレームに緊緩自在に締結する締結手段とを設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の建設機械である。
そして、この様にすることにより、作業荷重が大きい作業を行う場合等に、吊クレーンや工具等を必要とすることなく、また予め増量カウンタウエイトを用意しておく必要もなく、さらに人手も必要とせず、簡単に後側旋回フレームを後方に移動させて機体安定性の向上を図れることになって、作業性の向上に貢献できる。
請求項8の発明は、締結手段を、前側旋回フレームに回り止めされ且つ前後移動自在な状態で支持される左右のスライドブロックと、これらスライドブロックの前部および後部にそれぞれ螺合する四本の螺子とを用いて構成する一方、該四本の螺子の螺子溝を、前後および左右で逆向きにすると共に、各螺子を締結する締結用モータの回転方向を、前後および左右で逆方向となるように構成したことを特徴とする請求項7に記載の建設機械である。
そして、この様にすることにより、締結時にスライドブロックに作用する四本の螺子の回転方向のモーメントを、互いに打消すことができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は建設機械の一例である油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2の上方に旋回ベアリング3を介して旋回自在に支持される上部旋回体4、該上部旋回体4に装着される作業機5等の各部から構成されている。
6は前記上部旋回体4の架台となる旋回フレームであって、該旋回フレーム6は、後述する前側旋回フレーム7と後側旋回フレーム8とに分割されていると共に、後側旋回フレーム8は前側旋回フレーム7に対して前後方向スライド移動自在に組付けられている。
前側旋回フレーム7は、旋回ベアリング3が取付けられる底面板25、該底面板25から立設され、前後方向に延びる左右一対のメインフレーム9L、9R、該左右一対のメインフレーム9L、9Rの前半側左右外方に設けられ、キャブ15や図示しない作動油タンク、燃料タンク等の各種部材装置が搭載される左右の前側サイドフレーム10L、10R等から形成されている。
前記左右のメインフレーム9L、9Rは、所定間隔を存して平行状に配される2枚の縦板9La、9Lb、9Ra、9Rbと上面板9Lc、9Rcとによって箱型形状に形成されているが、該左右のメインフレーム9L、9Rの前部には、前記作業機5の基端部が支軸(図示せず)を介して取付支持される作業機取付座11L、11Rが形成されている。また、左右のメインフレーム9L、9Rの後半側は、上記左右の前側サイドフレーム10L、10Rよりも後方に延びているが、該左右のメインフレーム9L、9Rの後半側には、各メインフレーム9L、9Rに一個づつ計二個の左右のスライドブロック12L、12Rが、回り止めされ且つ前後移動自在な状態で内嵌されていると共に、該左右のスライドブロック12L、12R内嵌部位の上側の上面板9Lc、9Rcには、後述する計四本の螺子13がそれぞれ前後方向移動自在に貫通する計四本のスリット14が開設されている。
さらに、15L、15Rは左右の移動用モータであって、これら移動用モータ15L、15Rは、出力軸となる左右の回転シャフト17L、17Rの軸芯方向が前後方向を向くように、左右のメインフレーム9L、9Rの後半側前端部間に支架されるブラケット16に取付けられている。そして、前記左右の回転シャフト17L、17Rの外周には、左右の回転シャフト17L、17Rで逆向きとなる螺子溝が刻設されていると共に、左右の移動用モータ15L、15Rは、左右の回転シャフト17L、17Rの回転方向が逆方向となるように駆動制御される。
一方、後側旋回フレーム8は、前記メインフレーム9L、9Rに平行な左右の支持フレーム18L、18R、これら左右の支持フレーム18L、18Rの上端部間を連結する床面部19、左右の支持フレーム18L、18Rの左右外方に設けられる左右の後側サイドフレーム20L、20R等から形成されている。
前記左右の支持フレーム18L、18Rは、左右のメインフレーム9L、9Rの左右外側に前後移動自在に外嵌されていて、後述するように移動用モータ15L、15Rの駆動に基づいて後側旋回フレーム8が前側旋回フレーム7に対して前後方向スライド移動する場合に、左右の支持フレーム18L、18Rが左右のメインフレーム9L、9Rにガイドされる状態で移動するようになっているが、該左右の支持フレーム18L、18Rの後部には、カウンタウエイト21が取付ボルト(図示せず)を介して取付支持されるウエイト取付座22L、22Rが形成されている。
また、前記左右の支持フレーム18L、18Rの上端部間を連結する床面部19は、左右のメインフレーム9L、9Rの後半側の上方を覆っているが、該床面部19には図示しないエンジンが搭載されている。さらに左右の支持フレーム18L、18Rの左右外方に設けられる左右の後側サイドフレーム20L、20Rには、エンジンにより駆動する油圧ポンプや各種冷却装置(図示しないが、ラジエータやオイルクーラー等)等が搭載されている。而して、後側旋回フレーム8が前側旋回フレーム7に対して前後方向スライド移動する場合に、カウンタウエイト21に加えて、エンジンや油圧ポンプ、各種冷却装置も移動するようになっている。
さらに、23L、23Rは前記床面部19の前端部から垂下形成される左右の前面板であって、該左右の前面板23L、23Rには、前述した左右の回転シャフト17L、17Rが螺合している。そして、左右の移動用モータ15L、15Rの駆動に基づき左右の回転シャフト17L、17Rが回転することで左右の前面板23L、23Rが前後移動し、これによって後側旋回フレーム8は、前側旋回フレーム7に対し、前側サイドフレーム10L、10Rと後側サイドフレーム20L、20Rとが略隙間なく連続した状態となる通常位置と、前側サイドフレーム10L、10Rと後側サイドフレーム20L、20Rとの間に間隔Dが生じる後方位置とに前後方向スライド移動するようになっており、この様にして、本発明の移動用モータの駆動に基づいて後側旋回フレームを前後移動せしめる移動手段が構成されている。
一方、24は前記床面部19に取付けられる計四個の締結用モータであって、これら締結用モータ24の出力軸となる計四本の螺子13は、床面部19および左右のメインフレーム9L、9Rの上面部9Lc、9Rcに開設されたスリット14を貫通して、前述した左右のスライドブロック12L、12Rの前部および後部にそれぞれ螺合している。そして、締結用モータ24の駆動により螺子13を回転させて緊締することによって、前側旋回フレーム7の左右のメインフレーム9L、9Rと後側旋回フレーム8の床面部19とを一体的に締結できる一方、螺子13を緩めることによって、上記前側旋回フレーム7と後側旋回フレーム8との締結が解除されて、前述した後側旋回フレーム8の前後スライド移動を行えるようになっており、この様にして、本発明の締結用モータの駆動に基づいて後側旋回フレームを前側旋回フレームに緊緩自在に締結する締結手段が構成されている。
ここで、前記左右のスライドブロック12L、12Rの前部および後部に螺合する計四本の螺子13は、前後および左右で逆向きとなる螺子溝(例えば、右前と左後の螺子13が正螺子で左前と右後の螺子13が逆螺子)が刻設されていると共に、各螺子13を締結せしめる締結用モータ24の回転方向は、前後および左右で逆方向となるように駆動制御されるようになっている。また、左右のスライドブロック12L、12Rの前部および後部に穿設される螺子孔の螺子溝も、前記四本の螺子13に対応して、前後および左右で逆向きとなるように形成されている。
前記移動用モータ15L、15Rおよび締結用モータ24の駆動は、操作スイッチ(図示しないが、例えばキャブ15内に配される)の操作に基づいて自動的に行われる。つまり、例えば通常位置の後側旋回フレーム8を後方位置に移動させる場合には、操作スイッチを後方位置側に操作すると、まず、締結用モータ24が駆動して前側旋回フレーム7と後側旋回フレーム8との締結が解除され、続いて移動用モータ15L、15Rが駆動して後側旋回フレーム8を後方位置まで移動せしめる。その後、再び締結用モータ24が駆動して前側旋回フレーム7と後側旋回フレーム8とを一体的に締結するようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、上部旋回体4の架台となる旋回フレーム6は、作業機4および旋回ベアリング3が取付けられる前側旋回フレーム7と、カウンタウエイト21が取付けられ、且つ前側旋回フレーム7に前後方向スライド移動自在に組付けられる後側旋回フレーム8とを用いて構成されている。
而して、大きな作業荷重が働く作業(例えば、積載量の大きな作業機や重量の重い作業機による作業、吊荷作業等)のときや、足場の悪い現場で作業するとき等、機体安定性の向上が必要な場合には、後側旋回フレーム8を後方に移動せしめることで、上部旋回体4の旋回中心(旋回ベアリング3の中心)からカウンタウエイト21までの距離が延びることになって、機体の安定性を確実に向上せしめることができる。
しかもこのものは、後側旋回フレーム8を後方に移動せしめることで、カウンタウエイト21だけでなく、後側旋回フレーム8に搭載されるエンジンや油圧ポンプ、各種冷却装置等も後方に移動することになるから、後側旋回フレーム8の移動距離、つまり上部旋回体4の旋回半径の増加に対する機体安定性の向上効果が大きく、もって、上部旋回体4の旋回半径の増加を抑えるべく後側旋回フレーム8の移動量を小さく設定しても、機体安定性を効果的に向上せしめることができる。
さらに、カウンタウエイト21は、後側旋回フレーム8に固定されたままの状態で移動することになるから、カウンタウエイトだけを後方に移動させるもののようにカウンタウエイトの旋回フレームに対する取付ピッチが狭くなってしまうような不具合がなく、カウンタウエイト21は常に十分な取付ピッチで後側旋回フレーム8に強固固定されることになる。
また、このものでは、作業機4を取付けるべく前側旋回フレーム7に備えられる左右一対のメインフレーム9L、9Rと、カウンタウエイト21を取付けるべく後側旋回フレーム8に備えられる左右一対の支持フレーム18L、18Rとが平行に設けられていると共に、後側旋回フレーム8は、上記左右の支持フレーム18L、18Rが左右のメインフレーム9L、9Rにガイドされる状態で前側旋回フレーム7に対して前後方向スライド移動する構成になっているから、後側旋回フレーム8を安定且つスムーズに前後移動せしめることができる。
さらに、後側旋回フレーム8の前後移動は、前側旋回フレーム7に設けられた左右の駆動モータ15L、15Rの駆動に基づいて、後側旋回フレーム8の前面板23L、23Rに螺合する左右の回転シャフト17L、17Rが回転することにより行われるが、該左右の回転シャフト17L、17Rの螺子溝は逆向きに形成されていると共に、左右の回転シャフト17L、17Rは回転方向が逆方向となるように制御されるため、回転方向のモーメントが打消されて、後側旋回フレーム8の前後移動をよりスムーズに行うことができる。
さらにまた、後側旋回フレーム8を通常位置、後方位置の各位置で前側旋回フレーム7に締結するにあたり、後側旋回フレーム8は、作業機4を取付けるべく前側旋回フレーム7に備えられる左右一対のメインフレーム9L、9Rに締結される構成になっているから、後側旋回フレーム8の前側旋回フレーム7への締結を強固なものとすることができる。
そのうえ、前記後側旋回フレーム8の締結は、左右のメインフレーム9L、9Rに回り止めされ且つ前後移動自在な状態で内嵌される左右のスライドブロック12L、12Rと、該左右のスライドブロック12L、12Rの前部および後部に螺合する計四本の螺子13を用いて行われることになるが、該螺子13の螺子溝は、前後および左右で逆向きに形成されていると共に、各螺子13を締結する締結用モータ24の回転方向は、前後および左右で逆方向となるように制御されるため、締結時における各スライドブロック12L、12Rの前後、および左右のスライドブロック12L、12Rに働く回転方向のモーメントが互いに打消されることになって、締結時にスライドブロック12L、12Rやメインフレーム9L、9Rに無理な負荷が働いてしまうことを、確実に回避できる。
一方、後側旋回フレーム8の前後移動、および前側旋回フレーム7と後側旋回フレーム8との締結、締結解除は、移動用モータ15L、15R、および締結用モータ24のモータ駆動に基づいて行われる構成になっているから、作業荷重が大きい作業を行う場合等、機体安定性を向上させたい場合に、吊クレーンや工具等を必要とすることなく、また予め増量カウンタウエイトを用意しておく必要もなく、さらに人手も必要とせず、簡単に後側旋回フレーム8を後方に移動させて機体安定性の向上を図れることになって、作業性の向上に貢献できる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、上記実施の形態では、後側旋回フレームに搭載される重量装置としてエンジンを例示したが、例えば、燃料タンクや作動油タンク等の重量装置を機体後部側に配する場合には、これら燃料タンクや作動油タンク等の重量装置を後側旋回フレームに搭載するように構成することもできる。そして、この様に何れかの重量装置を後側旋回フレームに搭載することにより、後側旋回フレームの移動に伴いカウンタウエイトだけでなく重量装置も移動することになって、後側旋回フレームの移動距離に対する機体安定性の向上効果が大きくなる。
また、上記実施の形態では、左右一対の回転シャフトを設けると共に、これら左右の回転シャフトの螺子溝を逆向きにすることで、回転方向のモーメントを打ち消して後側旋回フレームの前後移動がスムーズに行われるように構成したが、これに限定されることなく、回転シャフトは一本であっても良い。
さらに、移動用モータおよび締結用モータは、電動モータでも油圧駆動モータでも良いことは勿論である。
油圧ショベルの側面図である。 後側旋回フレームが通常位置のときの旋回フレームの平面図である。 後側旋回フレームが後方位置のときの旋回フレームの平面図である。 (A)は後側旋回フレームが通常位置のときの旋回フレームの斜視図、(B)は後側旋回フレームが後方位置のときの旋回フレームの斜視図である。 旋回フレームの背面図である。 前側旋回フレームの斜視図である。 (A)は後側旋回フレームが通常位置のときの上部旋回体の側面図、(B)は後側旋回フレームが後方位置のときの上部旋回体の側面図である。
符号の説明
2 下部走行体
3 旋回ベアリング
4 上部旋回体
5 作業機
6 旋回フレーム
7 前側旋回フレーム
8 後側旋回フレーム
9L、9R メインフレーム
12L、12R スライドブロック
13 螺子
15L、15R 移動用モータ
17L、17R 回転シャフト
18L、18R 支持フレーム
21 カウンタウエイト
24 締結用モータ

Claims (8)

  1. 下部走行体に旋回ベアリングを介して上部旋回体を旋回自在に支持せしめてなる建設機械において、前記上部旋回体の架台となる旋回フレームを、作業機および旋回ベアリングが取付けられる前側旋回フレームと、カウンタウエイトが取付けられ、且つ前側旋回フレームに前後移動自在に組付けられる後側旋回フレームとを用いて構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 後側旋回フレームには、上部旋回体に搭載されるエンジン、燃料タンク、作動油タンク等の重量装置のうち少なくとも一つの重量装置が搭載されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  3. 前側旋回フレームは、前部に作業機が取付けられる左右一対のメインフレームを備える一方、後側旋回フレームは、後部にカウンタウエイトが取付けられ、且つ前記メインフレームに平行な左右一対の支持フレームを備えると共に、後側旋回フレームは、支持フレームがメインフレームにガイドされる状態で前側旋回フレームに対して前後方向スライド移動することを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前側旋回フレームは、前部に作業機が取付けられる左右一対のメインフレームを備える一方、後側旋回フレームは、前記メインフレームに緊緩自在に締結されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の建設機械。
  5. 前側旋回フレームに、軸芯方向が前後方向を向き、且つ後側旋回フレームに螺合する回転シャフトを設け、該回転シャフトの回転によって後側旋回フレームを前後移動せしめる構成にしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の建設機械。
  6. 左右一対の回転シャフトを設けると共に、これら回転シャフトの螺子溝を逆向きにしたことを特徴とする請求項5に記載の建設機械。
  7. 移動用モータの駆動に基づいて後側旋回フレームを前後移動せしめる移動手段と、締結用モータの駆動に基づいて後側旋回フレームを前側旋回フレームに緊緩自在に締結する締結手段とを設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の建設機械。
  8. 締結手段を、前側旋回フレームに回り止めされ且つ前後移動自在な状態で支持される左右のスライドブロックと、これらスライドブロックの前部および後部にそれぞれ螺合する四本の螺子とを用いて構成する一方、該四本の螺子の螺子溝を、前後および左右で逆向きにすると共に、各螺子を締結する締結用モータの回転方向を、前後および左右で逆方向となるように構成したことを特徴とする請求項7に記載の建設機械。
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