JPH1181374A - 作業機械 - Google Patents
作業機械Info
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- JPH1181374A JPH1181374A JP23833197A JP23833197A JPH1181374A JP H1181374 A JPH1181374 A JP H1181374A JP 23833197 A JP23833197 A JP 23833197A JP 23833197 A JP23833197 A JP 23833197A JP H1181374 A JPH1181374 A JP H1181374A
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Abstract
を図り、部品管理コストや製造コストの増大を抑えるこ
とのできる作業機械を提供することを解決課題とする。 【解決手段】 本発明では、上部旋回体20′,20″
の内部に、互いに形態の異なる後端小旋回型用支承手段
40′および超小旋回型用支承手段40″を択一的に配
置可能とする空間を確保した状態で、該上部旋回体2
0′,20″の内部にエンジン本体80、ラジエータ8
1、燃料タンク83、作動油タンク73、オイルクーラ
72、オイルポンプ71、制御バルブユニット70およ
びバッテリ90を配設している。
Description
なるベースプレートに支承手段を設けるとともに、前記
旋回基台の内部に、少なくともエンジン本体、ラジエー
タおよび燃料タンクを含むエンジンユニットと、少なく
とも作動油タンク、オイルクーラ、前記エンジン本体に
よって駆動されるオイルポンプおよび油圧の供給を制御
する制御バルブユニットを含む油圧供給部品と、少なく
ともバッテリを含む電気系部品とを配設し、さらに前記
支承手段を介して前記旋回基台に作業機を支承させるよ
うにした作業機械の改良に関するものである。
作業規模に応じて機体重量が1t未満のものから100
tを越えるものまで数多くの重量クラスに分類され、さ
らに同一重量クラス内においても作業条件によって標準
型作業機械、後端小旋回型作業機械、超小旋回型作業機
械等々のように複数の型に分類される。
7091号公報に示されるように、下部走行体の車幅に
対して上部旋回体に何等の制限がなく、上部旋回体の基
底となるベースプレートの前端から支承用縦リブを突設
し、該支承用縦リブの先端ボス部に作業機を支承させて
構成したものである。
の後端部に十分量のカウンタウエイトを配設することが
できるため、同一クラスにおいても広範囲な作業領域が
確保されることになるが、上部旋回体の旋回に伴ってそ
の後端部、並びに支承用縦リブの先端部がそれぞれクロ
ーラから車幅方向に突出することになるため、周囲に十
分なスペースがある場所での作業が主体となる。
されることもあり、例えば特開平5−125744号公
報に示されるように、上部旋回体の後端をクローラの車
幅内において旋回するように構成したもので、ベースプ
レートの前端から支承用縦リブを突設し、該支承用縦リ
ブの先端ボス部に作業機を支承させている。
重量クラスの標準型作業機械に比べて作業領域をある程
度縮小させざるを得ないものの、上部旋回体の後端部が
クローラから車幅方向に突出しないため、上述した標準
型作業機械に比べて、より狭小な場所での作業が可能と
なる。
ることもあり、例えば特開昭61−76850号公報や
特開平3−156037号公報に示されるように、上部
旋回体の後端をクローラの車幅内において旋回するよう
に構成するとともに、該上部旋回体の旋回円内に支承用
縦リブを配設したものである。
回体のいずれの箇所もがその旋回に伴ってクローラから
車幅方向に突出しないため、後端小旋回型作業機械より
もさらに狭小な場所での作業が可能となる。
業機械では、従来より同一の型であれば、隣接する重量
クラスのもの相互間において、燃料タンクや作動油タン
ク、あるいは制御バルブユニット等の一部の部品を共通
化することは行われている。
機械および超小旋回型作業機械のように、互いに作業機
の支承態様が相違する作業機械相互間にあっては、当該
作業機を支承するための支承用縦リブの形態が異なって
おり、上部旋回体に対する各支承用縦リブの占有空間も
異なることになる。
スの作業機械といえども、上部旋回体の内部に配設する
各種部品、例えばエンジン本体、ラジエータおよび燃料
タンク等のエンジンユニットや、作動油タンク、オイル
クーラ、エンジン本体によって駆動されるオイルポンプ
および油圧の供給を制御する制御バルブユニット等の油
圧供給系部品、さらにはバッテリ等の電気系部品をそれ
ぞれ支承用縦リブの形態に応じて機種毎に設計するとと
もに、これら部品を取り付けるためのブラケット類およ
び各種部品間を接続するための配管やケーブルの類をも
機種毎に設計し、支承用縦リブを配置した残りの空間に
これらを配設するようにしている。
業機の支承態様こそ互いに相違するものの、上部旋回体
の寸法や形状といった外形的要素がほぼ同一であるとと
もに、上述した上部旋回体の内部に配設すべき各種部品
に関してはそれぞれの種類や個数がほぼ同一である。
各種部品を機種毎に設計した場合には、当該部品および
それらを取り付けるためのブラケット類はもちろん、配
管やケーブルといったものまで、当然に他の機種に用い
ることができないため、複数種の作業機械を製造する際
に取扱部品点数を著しく増加させ、これに伴って部品管
理コストや製造コストの増大を招来する結果となる。
間において可及的に部品の共通化を図り、部品管理コス
トや製造コストの増大を抑えることのできる作業機械を
提供することを解決課題とする。
項1に記載の発明では、旋回基台の基底となるベースプ
レートに支承手段を設けるとともに、前記旋回基台の内
部に、少なくともエンジン本体、ラジエータおよび燃料
タンクを含むエンジンユニットと、少なくとも作動油タ
ンク、オイルクーラ、前記エンジン本体によって駆動さ
れるオイルポンプおよび油圧の供給を制御する制御バル
ブユニットを含む油圧供給部品と、少なくともバッテリ
を含む電気系部品とを配設し、さらに前記支承手段を介
して前記旋回基台に作業機を支承させてなる作業機械に
おいて、前記旋回基台の内部に、互いに形態の異なる複
数種の支承手段を択一的に配置可能とする空間を確保し
た状態で、該旋回基台の内部に前記エンジンユニット、
前記油圧供給系部品および前記電気系部品を配設してい
る。
ば、旋回基台の内部にエンジンユニット、油圧供給系部
品および電気系部品を配設する場合に、予め互いに形態
の異なる複数種の支承手段を択一的に配置可能とする空
間を確保しているため、ベースプレートに配置する支承
手段の種類に関わらず、すなわち機種の相違に関わらず
同一重量クラスの作業機械で、これらエンジンユニッ
ト、油圧供給系部品および電気系部品として互いに共通
の部品を適用し、かつこれら部品を互いに同一の位置に
配設することができるようになり、部品管理コストや製
造コストの点で極めて有利となる。
いて、エンジンユニット、油圧供給系部品および電気系
部品を上部旋回体の同一の場所に配設することが可能で
あるから、これら部品を取り付けるためのブラケット類
および各種部品間を接続するための配管やケーブルの類
をも共通のものを適用することができ、取扱部品点数の
大幅な削減を図ることができるばかりか、設計の段階に
おいて作業の共通化や簡略化を図ることができるととも
に、製造の段階において製造ラインの共用化、さらには
製造ラインにおける作業効率の向上を期待することもで
きる。
台の基底となるベースプレートに支承手段を設けるとと
もに、前記旋回基台の内部に、少なくともエンジン本
体、ラジエータおよび燃料タンクを含むエンジンユニッ
トと、少なくとも作動油タンク、オイルクーラ、前記エ
ンジン本体によって駆動されるオイルポンプおよび油圧
の供給を制御する制御バルブユニットを含む油圧供給部
品と、少なくともバッテリを含む電気系部品と、旋回モ
ータとを配設し、さらに前記支承手段を介して前記旋回
基台に作業機を支承させてなる作業機械において、前記
旋回基台の内部に、互いに形態の異なる複数種の支承手
段を択一的に配置可能とする空間および該支承手段の相
違に応じて前記旋回モータを互いに異なる位置に配置可
能とする空間をそれぞれ確保した状態で、該旋回基台の
内部に前記エンジンユニット、前記油圧供給系部品およ
び前記電気系部品を配設している。
も、旋回基台の内部にエンジンユニット、油圧供給系部
品および電気系部品を配設する場合に、予め互いに形態
の異なる複数種の支承手段を択一的に配置可能とする空
間を確保しているため、機種の相違に関わらず同一重量
クラスの作業機械で、これらエンジンユニット、油圧供
給系部品および電気系部品として互いに共通の部品を適
用し、かつこれら部品を互いに同一の位置に配設するこ
とができるようになり、部品管理コストや製造コストの
点で極めて有利となるとともに、これら部品を取り付け
るためのブラケット類および各種部品間を接続するため
の配管やケーブルの類をも共通のものを適用することが
でき、取扱部品点数の大幅な削減を図ることができるば
かりか、設計の段階において作業の共通化や簡略化を図
ることができるとともに、製造の段階において製造ライ
ンの共用化、さらには製造ラインにおける作業効率の向
上を期待することもできる。
支承手段の相違に応じて旋回モータを互いに異なる位置
に配置可能とする空間をも確保するようにしているた
め、例えば比較的小さい重量クラスの作業機械におい
て、機種毎に旋回モータを相互に同一の位置に配置する
ことができない場合にも、上述した作用効果を期待する
ことができるとともに、当該旋回モータおよびこれを取
り付けるためのブラケットの共通化を図ることも可能と
なる。
基づいて本発明を詳細に説明する。図1乃至図4は、本
発明に係る作業機械の第1実施形態を概念的に示したも
ので、それぞれ比較的小型の重量クラスに属し、かつい
ずれも建設現場において掘削等の土木作業を行う場合に
適用する後端小旋回型の作業機械と超小旋回型の作業機
械とを例示している。なお、図1乃至図4の各図中にお
いては、それぞれ(a)に後端小旋回型作業機械MR1
を示す一方、それぞれ(b)に超小旋回型作業機械UU
1 を示している。また、以下の記載および図中において
は便宜上、後端小旋回型作業機械MR1 と超小旋回型作
業機械UU1 とで相互に共通となる要素に同一の符号を
付す一方、共通とはならないが互いに対応する要素には
同一の符号を付した上で、さらに後端小旋回型作業機械
MR1 のものの符号に「′」を、超小旋回型作業機械U
U1 のものの符号に「″」を付して説明していく。
械MR1 ,UU1 は、それぞれ共通の下部走行体10を
備えている。下部走行体10は、トラックフレーム11
の両側に左右一対のクローラ12を備えるとともに、該
トラックフレーム11の内部にこれらクローラ12を個
別に駆動するための一対の走行用油圧モータ(図示せ
ず)および油圧スイベルジョイント13を備えており、
各走行用油圧モータ(図示せず)を駆動させることによ
り、それぞれのクローラ12を介して前進、後退、旋
回、ターンといった走行を行うことが可能である。
を成すもので、平面視において相互に平行、かつ互いの
外側縁間距離Wが前後方向長さLよりも小となる態様
で、トラックフレーム11の両側に配設したクローラス
プロケット14およびクローラアイドラ15の間に巻回
している。
シャフト16と、該シャフト16に回動可能に嵌合させ
たロータ17とを備えたもので、ロータ17を上方に配
置させ、かつシャフト16の軸心を鉛直方向に沿わせた
状態で、各シャフト16を介して下部走行体10の固設
プレート18に固定している。
しては、上述したクローラ12式の代わりに車輪式のも
のを適用してももちろん構わない。また、図中の符号1
9aは下部走行体10の前端部にブレード用アーム(図
示せず)を介してブレード(図示せず)を起伏移動可能
に支承するためのアーム支承ブラケットであり、符号1
9bはブレード(図示せず)との間に介在して該ブレー
ド(図示せず)を起伏移動させるブレードリフトシリン
ダアクチュエータ(図示せず)を支承するためのシリン
ダブラケットである。
部走行体10の上部にそれぞれ上部旋回体(旋回基台)
20′,20″を備えている。これら上部旋回体2
0′,20″は、水平方向に延在する個別のベースプレ
ート21′,21″を備えており、該ベースプレート2
1′,21″と下部走行体10のトラックフレーム11
との間に旋回サークル30を介在させた状態で各下部走
行体10の上部に配設している。
の全周に歯を有した旋回大歯車31と、多数のローラ3
2(もしくはコロ)を介して旋回大歯車31の外周部に
回動可能に嵌合させた環状の支持リング33とを備えた
もので、各旋回大歯車31の軸心を油圧スイベルジョイ
ント13の軸心に合致させた状態で該旋回大歯車31を
トラックフレーム11の上面に固設する一方、支持リン
グ33をベースプレート21′,21″の下面に固設す
ることにより、各油圧スイベルジョイント13の軸心を
中心として、これら上部旋回体20′,20″および下
部走行体10が相対的に360°旋回可能となる状態
で、該上部旋回体20′,20″を下部走行体10に支
持させる作用を成す。
型作業機械MR1 のベースプレート21′および超小旋
回型作業機械UU1 のベースプレート21″は、同一寸
法の板材から切り出したもので、上部旋回体20′,2
0″の旋回軸心αから後端縁までの距離、並びに同旋回
軸心αから左右両端縁までの距離が互いに同一で、いず
れも一対のクローラ12の外側縁間距離Wよりも十分小
となる外径を有するとともに、個々の中心部に油圧スイ
ベルジョイント13の上端部、もしくはこれに接続する
油圧配管を通過させるための通孔21a′,21a″を
有しており、それぞれ予設定した位置に支承手段および
各種ブラケット類を固着することによって個別の旋回フ
レーム22′,22″を構成している。
ベースプレート21′には、図7乃至図9に示すよう
に、通孔21a′の直後に位置する部位に仕切用リブ2
3を左右方向に向けて立設するとともに、その前端縁に
おいてほぼ左右分割中心上となる部位から前方に向けて
突出した部位に後端小旋回型用支承手段40′を配設し
ている。
の左右方向長さよりも僅かに長い矩形のプレート状を成
すもので、個々の両端部をそれぞれベースプレート2
1′の左右両端縁から突出させる態様で該ベースプレー
ト21′の上面に固着している。図には明示していない
が、この仕切用リブ23は、その上部に後方に向けて傾
斜する仕切板を接続保持しており、該仕切板(図示せ
ず)と共に旋回フレーム22′の後端部にエンジンルー
ムを規定する作用を成すものである。
切用リブ23よりも前方側において通孔21a′を挟ん
で左右に位置する部位から前方に向けて漸次互いの間隔
を狭める態様で上記ベースプレート21′に立設した一
対の縦リブ部材41′,42′と、これら一対の縦リブ
部材41′,42′の上端部間を閉塞する態様で該縦リ
ブ部材41′,42′に固着させた上端閉塞プレート部
材43′と、円柱状を成し、その軸心を鉛直方向に沿わ
せた状態で上記一対の縦リブ部材41′,42′の前端
部間に固着したボス部材44′とを備え、該ボス部材4
4′の軸心から上部旋回体20′の旋回軸心αまでの距
離が、同旋回軸心αからベースプレート21′の後端縁
までの距離よりも十分大きくなるように構成したもの
で、図5に示すように、ボス部材44′に配設した揺動
ブラケット45′を介して掘削作業機50′を鉛直軸心
回りに揺動可能に支承する作用を成す。
置した地面よりも低い場所を掘削する等の、いわゆるバ
ックホウ作業を行うためのもので、基端部を水平に配置
した場合に先端部が下方に向けて屈曲する略L字状を成
し、該基端部を介して揺動ブラケット45′の上端部に
起伏移動可能に軸着させたブーム51′と、このブーム
51′の先端部に水平軸心回りに揺動可能に軸着したア
ーム52′と、該アーム52′の先端部に水平軸心回り
に揺動可能に軸着した掘削用バケット53′とを備え、
さらにブーム51′の屈曲部と揺動ブラケット45′の
前端部との間にブームシリンダアクチュエータ54′
を、ブーム51′の屈曲部とアーム52′の基端部との
間にアームシリンダアクチュエータ55′を、およびア
ーム52′の基端部と掘削用バケット53′との間にバ
ケットシリンダアクチュエータ56′をそれぞれ介在さ
せることによって構成している。この掘削作業機50′
は、ブームシリンダアクチュエータ54′の駆動によ
り、上部旋回体20′に対してブーム51′を水平な起
伏軸心回りに起伏移動させることができ、またアームシ
リンダアクチュエータ55′の駆動により、ブーム5
1′に対してアーム52′を上述した起伏軸心に平行な
軸心回りに揺動させることができ、さらにバケットシリ
ンダアクチュエータ56′の駆動により、アーム52′
に対して掘削用バケット53′を上述した起伏軸心に平
行な軸心回りに揺動させることができる。なお、図には
明示していないが、後端小旋回型作業機械MR1 におい
ては、揺動ブラケット45′に設けた揺動シリンダブラ
ケット(図示せず)とベースプレート21′との間に揺
動シリンダアクチュエータ(図示せず)を介在させてお
り、該揺動シリンダアクチュエータ(図示せず)の駆動
により、掘削作業機50′を揺動ブラケット45′とと
もにボス部材44′の軸心回りに揺動させることが可能
である。
スプレート21′には、図7乃至図9に示すように、一
対の縦リブ部材41′,42′の相互間において上述し
た通孔21a′よりも前方側、かつ支持リング33より
も内方側に位置する部位にモータ取付孔21b′を形成
し、さらに図1(a)に示すように、このモータ取付孔
21b′の上部周縁に固着したモータ取付用ブラケット
24を介して当該モータ取付孔21b′に旋回油圧モー
タ25を配設している。
タイプのもので、図1(a)および図2(a)に示すよ
うに、その最終出力軸25aに旋回ピニオン26を固着
保持し、上述したモータ取付孔21b′を介して最終出
力軸25aの先端を鉛直下方に向けるとともに、旋回ピ
ニオン26を旋回サークル30の旋回大歯車31に歯合
させた状態でベースプレート21′の上面に保持させて
おり、駆動した場合に上述した旋回軸心αを中心として
下部走行体10と上部旋回体20′とを相対的に360
°旋回させる作用を成す。
に、ベースプレート21′に対するこれらモータ取付孔
21b′および旋回油圧モータ25の配設位置に関して
は、上述したように、本第1実施形態の作業機械が比較
的小型の重量クラスに属し、その他の部位においては一
対の縦リブ部材41′,42′、もしくは仕切用リブ2
3に干渉することになるため、唯一縦リブ部材41′,
42′相互間にのみ形成することができるもので、後端
小旋回型用支承手段40′を適用する後端小旋回型作業
機械MR1 に固有の位置となっている。なお、図中の符
号43a′は、後端小旋回型用支承手段40′の上端閉
塞プレート部材43′に形成した切欠であり、モータ取
付用ブラケット24に対向する部位に該モータ取付用ブ
ラケット24よりも僅かに大径の弧状を成している。
プレート21″には、図10乃至図12に示すように、
通孔21a″の直後において上述した後端小旋回型作業
機械MR1 の旋回フレーム22′と同一となる位置に仕
切用リブ23を左右方向に向けて立設するとともに、こ
の仕切用リブ23よりも前方側において僅かに右方側に
ずれた部位に超小旋回型用支承手段40″を配設してい
る。
MR1 のものと共通であり、個々の両端部をそれぞれベ
ースプレート21″の左右両端縁から突出させる態様で
該ベースプレート21″の上面に固着している。図には
明示していないが、この仕切用リブ23も、その上部に
後方に向けて傾斜する仕切板(図示せず)を接続保持し
ており、該仕切板(図示せず)と共に旋回フレーム2
2″の後端部にエンジンルームを規定する作用を成して
いる。
行となり、かつ仕切用リブ23に対して直角となる態様
で上記ベースプレート21″に立設した左右一対の縦リ
ブ部材41″,42″を具備し、これら縦リブ部材4
1″,42″の中央上方部および前端下方部の互いに対
向する部位にそれぞれブーム用軸装着孔46″およびア
クチュエータ用軸装着孔47″を貫設するとともに、各
軸装着孔46″,47″の周縁にそれぞれ互いに対向す
る態様でブーム用ボス部材48″およびアクチュエータ
用ボス部材49″を配設することによって構成したもの
で、図6に示すように、各ボス部材48″,49″を介
してオフセット型掘削作業機50″を起伏移動可能に支
承する作用を成す。なお、図10に示すように、超小旋
回型用支承手段40″を構成する一対の縦リブ部材4
1″,42″は、左方側のものが僅かに長く、ベースプ
レート21″の前端側から僅かに突出することになるも
のの、その先端縁から旋回軸心αまでの距離が、同旋回
軸心αからベースプレート21″の後端縁までの距離よ
りも小さくなるように構成している。
示すように、上述した後端小旋回型作業機械MR1 の掘
削作業機50′と同様、バックホウ作業を行うためのも
ので、ブーム51″、アーム52″および掘削用バケッ
ト53″を備えるとともに、ブームシリンダアクチュエ
ータ54″、アームシリンダアクチュエータ55″およ
びバケットシリンダアクチュエータ56″を備えてお
り、ブーム51″の基端部をブーム用ボス部材48″間
に軸着させ、かつブームシリンダアクチュエータ54″
の基端部をアクチュエータ用ボス部材49″間に軸着さ
せている。このオフセット型掘削作業機50″は、ブー
ムシリンダアクチュエータ54″の駆動により、上部旋
回体20″に対してブーム51″を水平な起伏軸心回り
に起伏移動させることができ、またアームシリンダアク
チュエータ55″の駆動により、ブーム51″に対して
アーム52″を上述した起伏軸心に平行な軸心回りに揺
動させることができ、さらにバケットシリンダアクチュ
エータ56″の駆動により、アーム52″に対して掘削
用バケット53″を上述した起伏軸心に平行な軸心回り
に揺動させることができるのはもちろん、ブームシリン
ダアクチュエータ54″、アームシリンダアクチュエー
タ55″およびバケットシリンダアクチュエータ56″
をそれぞれ適宜伸縮作動させることにより、ブーム5
1″、アーム52″および掘削用バケット53″のそれ
ぞれを上部旋回体20″の最大旋回円以内に配置させる
ことが可能となる。
では、上述したブーム51″をその基端部側から順次第
1ブーム部51a″、第2ブーム部51b″および第3
ブーム部51c″に3分割するとともに、第1ブーム部
51a″と第3ブーム部51c″との間に第2ブーム部
51b″と平行となるリンク桿51d″を支承させるこ
とによってこれら第2ブーム部51b″およびリンク桿
51d″によって第1ブーム部51a″および第3ブー
ム部51c″の間に平行リンクを構成し、さらに第2ブ
ーム部51b″の基端部と第3ブーム部51c″との間
にオフセットシリンダアクチュエータ51e″を介在さ
せるようにしており、該オフセットシリンダアクチュエ
ータ51e″の駆動により、掘削用バケット53″の向
きを変更することなく、アーム52″以先を第1ブーム
部51a″に対して左右にオフセットさせることができ
る。
プレート21″には、図10乃至図12に示すように、
左方側の縦リブ部材41″,42″よりもさらに左方
側、かつ支持リング33よりも内方側に位置する部位に
モータ取付孔21b″を形成し、さらに図1(b)に示
すように、このモータ取付孔21b″の上部周縁に固着
したモータ取付用ブラケット24を介して当該モータ取
付孔21b″に旋回油圧モータ25を配設している。
機械MR1 で適用する旋回油圧モータ25と共通のもの
で、図1(b)および図2(b)に示すように、その最
終出力軸25aに旋回ピニオン26を固着し、該最終出
力軸25aの先端を鉛直下方に向けるとともに、旋回ピ
ニオン26を旋回サークル30の旋回大歯車31に歯合
させた状態でベースプレート21″の上面に保持させて
おり、駆動した場合に上述した旋回軸心αを中心として
下部走行体10と上部旋回体20″とを相対的に360
°旋回させる作用を成す。
うに、ベースプレート21″に対するこれらモータ取付
孔21b″および旋回油圧モータ25の配設位置に関し
ては、上述したように、本第1実施形態の作業機械が比
較的小型の重量クラスに属し、その他の部位においては
一対の縦リブ部材41″,42″、もしくは仕切用リブ
23に干渉することになるため、唯一左方側の縦リブ部
材41″,42″よりもさらに左方側にのみ形成するこ
とができるもので、超小旋回型用支承手段50″を適用
する超小旋回型作業機械UU1 に固有の位置、つまり上
述した後端小旋回型作業機械MR1 とは互いに異なる位
置となっている。
業機械MR1 の旋回フレーム22′および超小旋回型作
業機械UU1 の旋回フレーム22″は、さらに図7乃至
図12に示すように、それぞれマウントブラケット6
0、バッテリ取付用ブラケット61、燃料タンク取付用
ブラケット62および複数の外装部品保持用ブラケット
63を備え、また油圧供給系部品として制御バルブユニ
ット70を備えている。これらマウントブラケット6
0、バッテリ取付用ブラケット61、燃料タンク取付用
ブラケット62、外装部品保持用ブラケット63および
制御バルブユニット70は、それぞれが互いに同一の構
成を有したもので、後端小旋回型作業機械MR1 の旋回
フレーム22′および超小旋回型作業機械UU1 の旋回
フレーム22″において相互に同一となる位置、換言す
れば、後端小旋回型作業機械MR1 の旋回フレーム2
2′においては後端小旋回型用支承手段40′に代え
て、その対応する位置に超小旋回型用支承手段40″を
配設するとともに、該超小旋回型用支承手段40″に応
じて旋回油圧モータ25の取付位置を変更した場合の空
間を確保し、これら両支承手段40′,40″並びに旋
回油圧モータ25のいずれにも干渉しない位置に配設す
る一方、超小旋回型作業機械UU1 の旋回フレーム2
2″においては超小旋回型用支承手段40″に代えて、
その対応する位置に後端小旋回型用支承手段40′を配
設するとともに、該後端小旋回用型支承手段40′に応
じて旋回油圧モータ25の取付位置を変更した場合の空
間を確保し、これら両支承手段40′,40″並びに旋
回油圧モータ25のいずれにも干渉しない位置に配設し
ている。
ト21′,21″における仕切用リブ23よりも後方側
に位置する部位に、該仕切用リブ23とともに矩形状を
成す態様で配設したもので、図1乃至図4に示すよう
に、それぞれの上部に、後端小旋回型作業機械MR1 と
超小旋回型作業機械UU1 とで互いに共通となり、かつ
エンジンユニットの構成部品であるエンジン本体80お
よびラジエータ81を搭載している。
(図示せず)の一端部側に位置する部位に冷却ファン8
2を具備し、かつクランクシャフト(図示せず)の他端
部側に位置する部位にオイルポンプ71を接続設置した
もので、該クランクシャフト(図示せず)の軸心を仕切
用リブ23の延在方向に沿って配置させ、かつ冷却ファ
ン82を右方側に配置する態様で、上記マウントブラケ
ット60を介してベースプレート21′,21″に保持
させている。オイルポンプ71は、油圧供給系部品の構
成部品であり、エンジン本体80から動力を得て駆動す
る。
80の冷却ファン82の直径とほぼ同一の幅を有した直
方状を成すもので、その一側面を冷却ファン82に近接
する態様で上記マウントブラケット60を介してベース
プレート21′,21″に保持させており、その他側面
に油圧供給系部品の構成部品であるオイルクーラ72を
保持している。オイルクーラ72は、ラジエータ81よ
りも小型の直方状を成すもので、その一側面をラジエー
タ81の他側面に近接させた状態で該ラジエータ81に
並設させている。
よび図10に示すように、ベースプレート21′,2
1″の前端部における各支承手段40′,40″よりも
右方側に位置する部位に配設したもので、図1乃至図4
に示すように、それぞれの上部に、後端小旋回型作業機
械MR1 と超小旋回型作業機械UU1 とで互いに共通と
なり、かつ電気系部品の構成部品であるバッテリ90を
搭載している。バッテリ90は、従前より一般に用いら
れているものと同様に直方状を成すもので、その長手方
向を仕切用リブ23の延在方向に合致させた状態でバッ
テリ取付用ブラケット61を介してベースプレート2
1′,21″に保持させている。
および図10に示すように、ベースプレート21′,2
1″におけるバッテリ取付用ブラケット61の直後に位
置する部位に配設したもので、図1乃至図4に示すよう
に、それぞれの上部に、後端小旋回型作業機械MR1 と
超小旋回型作業機械UU1 とで互いに共通となり、かつ
エンジンユニットの構成部品である燃料タンク83を搭
載しているとともに、仕切用リブ23との間において両
作業機械MR1 ,UU1 で互いに共通となり、かつ油圧
供給系部品の構成部品である作動油タンク73を保持し
ている。
分な高さを有し、かつ一側方に膨出する部分83aを含
んだものであり、該膨出部分83aをバッテリ90の上
方域に配置した状態で燃料タンク取付用ブラケット62
を介してベースプレート21′,21″に保持させてい
る。
で、燃料タンク83にほぼ密接する態様で該燃料タンク
83の直後に配設している。
図7乃至図10に示すように、ベースプレート21′,
21″の周縁部において互いの間に適宜な間隔を確保し
た部位に配設したもので、図1乃至図4に示すように、
それぞれの外側面間に、後端小旋回型作業機械MR1 と
超小旋回型作業機械UU1 とで互いに共通となる外装パ
ネル100およびカウンタウエイト101を保持してい
る。
101は、各旋回フレーム22′,22″の外周部分を
装うとともに、エンジンルームの外周部分を規定するた
めのもので、上述した複数の外装部品保持用ブラケット
63を介して該旋回フレーム22′,22″に取り付け
ている。
ネル100は、上部旋回体20′,20″の旋回軸心α
からそれぞれの最外周部までの距離が、いずれも一対の
クローラ12の外側縁間距離Wよりも小となるように構
成しており、該上部旋回体20′,20″が旋回した場
合にいずれの箇所もがクローラ12から車幅方向に突出
することがない。なお、各外装パネル100は、それぞ
れ複数のパーツを組み合わせることによって構成してお
り、たとえばその後端の上方部分100aが他の部分に
対して開閉移動可能であり、該当部分100aを開放し
た場合に外部からエンジンルームへのアクセスを可能に
し、またその右側上方部分100bが他の部分に対して
開閉移動可能であり、該当部分100bを開放した場合
に外部からバッテリ90、燃料タンク83、作動油タン
ク73、オイルクーラ72およびラジエータ81へのア
クセスを可能とする。
油タンク73と各作業機50′,50″、旋回油圧モー
タ25および走行用油圧モータ(図示せず)等の油圧機
器との間に介在し、これら各油圧機器への油圧供給を制
御するためのもので、ベースプレート21′,21″の
前端部における各支承手段40′,40″よりも左方側
に位置する部位に配設している。
制御バルブユニット70の上方に水平に配置した床板プ
レートであり、該床板プレート110′,110″を基
板として個々の上部に運転者が着座して操作するための
個別のキャビン120′,120″を構成している。
械MR1 および超小旋回型作業機械UU1 によれば、上
述したように、後端小旋回型作業機械MR1 の旋回フレ
ーム22′においては後端小旋回型用支承手段40′に
代えてその対応する位置に超小旋回型用支承手段40″
を配設するための空間を確保する一方、超小旋回型作業
機械UU1 の旋回フレーム22″においては超小旋回型
用支承手段40″に代えてその対応する位置に後端小旋
回型用支承手段40′を配設するための空間を確保した
状態で、上部旋回体20′,20″にエンジン本体8
0、ラジエータ81および燃料タンク83等のエンジン
ユニットと、作動油タンク73、オイルクーラ72、オ
イルポンプ71および制御バルブユニット70等の油圧
供給系部品と、バッテリ90等の電気系部品とをそれぞ
れ配設するようにしているため、機種の相違に関わら
ず、これらエンジンユニット、油圧供給系部品および電
気系部品として互いに共通の部品を適用し、かつ互いに
同一の位置に配設することができるようになり、部品管
理コストや製造コストの点で極めて有利となる。しか
も、各支承手段40′,40″に応じて旋回油圧モータ
25の取付位置を変更した場合の空間をも確保するよう
にしているため、旋回油圧モータ25の取付位置が互い
に相違するものの、上述した作用効果が何等損なわれる
ことがなく、また旋回油圧モータ25およびモータ取付
用ブラケット24の共通化を図ることができる。
小旋回型作業機械UU1 とで、同一の部品を同一の位置
に配設しているのであるから、これら部品を取り付ける
ためのブラケット類61,62,63および各部品間を
接続するための配管やケーブルの類、具体的には、エン
ジン本体80とラジエータ81との間のラジエータホー
ス(図示せず)、燃料タンク83とエンジン本体80と
の間の燃料供給パイプ(図示せず)、作動油タンク73
とオイルポンプ71との間、オイルポンプ71とオイル
クーラ72との間、オイルクーラ72と制御バルブユニ
ット70との間、および制御バルブユニット70と油圧
スイベルジョイント13との間の各油圧供給パイプ(図
示せず)、さらにはエンジン本体80のオルタネータ
(図示せず)とバッテリ90との間のケーブル(図示せ
ず)等々、にそれぞれ共通のものを適用することが可能
となり、取扱部品点数の大幅な削減を図ることができる
ばかりか、設計の段階において作業の共通化や簡略化を
図ることができるとともに、製造の段階において製造ラ
インの共用化、さらには製造ラインにおける作業効率の
向上を期待することもできる。
においては、比較的小型の重量クラスに属し、旋回油圧
モータ25の配設位置が支承手段40′,40″に応じ
て互いに異なるものを例示しているが、図13の第2実
施形態のように、比較的大型の重量クラスに属する作業
機械であれば、旋回油圧モータをも互いに同一の位置に
配設することが可能である。なお、図13においても、
(a)に後端小旋回型用支承手段240′を介して掘削
用作業機(図示せず)を支承する後端小旋回型作業機械
MR2 を示す一方、(b)に超小旋回型用支承手段24
0″を介してオフセット型掘削作業機(図示せず)を支
承する超小旋回型作業機械UU2 を示している。また、
以下の記載および図中においては便宜上、後端小旋回型
作業機械MR2 と超小旋回型作業機械UU2 とで相互に
共通となる要素に同一の符号を付す一方、共通とはなら
ないが互いに対応する要素には同一の符号を付した上
で、さらに後端小旋回型作業機械MR2 のものの符号に
「′」を、超小旋回型作業機械UU2 のものの符号
に「″」を付して説明していく。
機械MR2 および超小旋回型作業機械UU2 では、第1
実施形態の作業機械MR1 ,UU1 で適用したベースプ
レート21′,21″よりも大型のベースプレート22
1′,221″を適用してそれぞれ上部旋回体(旋回基
台)220′,220″の旋回フレーム222′,22
2″を構成しており、個々の中心部に形成した通孔22
1aの直前となる互いに同一の位置、換言すれば、後端
小旋回型作業機械MR2 の旋回フレーム222′におい
ては後端小旋回型用支承手段240′に代えて、その対
応する位置に超小旋回型用支承手段240″を配設した
場合の空間を確保する一方、超小旋回型作業機械UU2
の旋回フレーム222″においては超小旋回型用支承手
段240″に代えて、その対応する位置に後端小旋回型
用支承手段240′を配設した場合の空間を確保し、こ
れら両支承手段240′,240″のいずれにも干渉し
ない位置に共通のモータ取付用ブラケット224を介し
て共通の旋回油圧モータ225を配設するようにしてい
る。
ンジンユニット、油圧供給系部品および電気系部品の各
構成部品もベースプレート221′,221″の互いに
同一の位置に配設している。具体的には、ベースプレー
ト221′,221″に立設した仕切用リブ223より
も後方側で互いに同一となる位置に互いに共通となるエ
ンジン本体280およびラジエータ281を配設すると
ともに、上記仕切用リブ223よりも前方側において各
支承手段240′,240″よりも左方側で互いに同一
となる位置に互いに共通となる燃料タンク283を配設
し、さらに上記仕切用リブ223よりも前方側において
各支承手段240′,240″よりも右方側に位置する
部位で互いに同一となる位置に前方側から互いに共通と
なるバッテリ290、制御バルブユニット270および
作動油タンク273を順次配設している。
スプレート221′,221″は、同一寸法の板材から
切り出したもので、上部旋回体220′,220″の旋
回軸心αから後端縁までの距離、並びに同旋回軸心αか
ら左右両端縁までの距離が互いに同一で、いずれも図示
していない一対のクローラの外側縁間距離よりも十分小
となる外径を有している。また、図中の符号282はエ
ンジン本体280におけるクランクシャフト(図示せ
ず)の一端部側に位置する部位に配設した冷却ファン、
符号271はクランクシャフト(図示せず)の他端部側
に位置する部位に接続設置したオイルポンプ、符号27
2はラジエータ281の他側面に保持させたオイルクー
ラであり、いずれも後端小旋回型作業機械MR2 と超小
旋回型作業機械UU2 とで共通の部品を適用している。
さらに、図には明示していないが、これら各作業機械M
R2 ,UU2 では、ベースプレート221′,221″
の互いに同一となる位置にそれぞれ複数の外装部品保持
用ブラケットを配設し、該外装部品保持用ブラケットを
介して旋回フレーム222′,222″に互いに共通と
なる外装パネル(図示せず)およびカウンタウエイト
(図示せず)を保持させている。
械MR2 および超小旋回型作業機械UU2 によれば、上
述したように、後端小旋回型作業機械MR2 の旋回フレ
ーム222′においては後端小旋回型用支承手段24
0′に代えてその対応する位置に超小旋回型用支承手段
240″を配設するための空間を確保する一方、超小旋
回型作業機械UU2 の旋回フレーム222″においては
超小旋回型用支承手段240″に代えてその対応する位
置に後端小旋回型用支承手段240′を配設するための
空間を確保した状態で、各旋回フレーム222′,22
2″にエンジン本体280、ラジエータ281および燃
料タンク283等のエンジンユニットと、作動油タンク
273、オイルクーラ272、オイルポンプ271およ
び制御バルブユニット270等の油圧供給系部品と、バ
ッテリ290等の電気系部品と、旋回油圧モータ225
とをそれぞれ配設するようにしているため、機種の相違
に関わらず、これらエンジンユニット、油圧供給系部
品、電気系部品および旋回油圧モータ225として互い
に共通の部品を適用し、かつ互いに同一の位置に配設す
ることができるようになり、部品管理コストや製造コス
トの点で極めて有利となる。
小旋回型作業機械UU2 とで、同一の部品を同一の位置
に配設しているのであるから、これら部品を取り付ける
ためのブラケット類および各部品間を接続するための配
管やケーブルの類、具体的には、エンジン本体280と
ラジエータ281との間のラジエータホース(図示せ
ず)、燃料タンク283とエンジン本体280との間の
燃料供給パイプ(図示せず)、作動油タンク273とオ
イルポンプ271との間、オイルポンプ271とオイル
クーラ272との間、オイルクーラ272と制御バルブ
ユニット270との間、制御バルブユニット270と油
圧スイベルジョイント213との間、および制御バルブ
ユニット270と旋回油圧モータ225との間の各油圧
供給パイプ(図示せず)、さらにはエンジン本体280
のオルタネータ(図示せず)とバッテリ290との間の
ケーブル(図示せず)等々、にそれぞれ共通のものを適
用することが可能となり、取扱部品点数の大幅な削減を
図ることができるばかりか、設計の段階において作業の
共通化や簡略化を図ることができるとともに、製造の段
階において製造ラインの共用化、さらには製造ラインに
おける作業効率の向上を期待することができるようにな
る。
施形態では、いずれも後端小旋回型作業機械と超小旋回
型作業機械との間で部品の共通化を図るようにしたもの
を例示しているが、本発明では、その他の機種間におい
ても同様に部品の共通化を図ることができるのはいうま
でもない。また、上部旋回体に掘削作業機を支承させて
なる作業機械を例示しているが、その他の作業機をその
他の旋回基台に支承させても同様の作用効果を期待する
ことができる。なお、掘削作業機を支承させた作業機械
において、後端小旋回型作業機械にブームが一体となっ
た掘削作業機を支承させる一方、超小旋回型作業機械に
ブームを複数の部分から構成したオフセット型掘削作業
機を支承させるようにしているが、これら作業機に関し
ても共通のものを支承させるようにして構わない。ま
た、後端小旋回型作業機械と超小旋回型作業機械とで互
いに異なる異なる掘削作業機を支承させた場合であって
も、掘削用バケット並びにこの掘削用バケットをアーム
に対して揺動させるバケットシリンダアクチュエータと
して相互に共通のものを適用することができるのはもち
ろんである。さらに、旋回基台が如何なる機種のもので
あっても、下部走行体に関しては、トラックフレームお
よびクローラといった主要構成部品の共通化を図ること
が可能である。
施形態では、エンジンユニットとしてエンジン本体、ラ
ジエータおよび燃料タンクを含み、油圧供給系部品とし
て作動油タンク、オイルクーラ、オイルポンプおよび制
御バルブユニットを含み、電気系部品としてバッテリを
含むものを例示しているが、これらエンジンユニット、
油圧供給系部品および電気系部品のそれぞれが上述した
部品以外のものを含んでいてももちろんよい。
実施形態で例示した各部品の配置態様は、いずれもこれ
らに限定されるものではなく、同一種類の部品を配置す
る場合にもその他の配置態様を採りうるのはもちろんで
ある。
に示したもので、(a)は後端小旋回型作業機械におけ
る上部旋回体の内部を示す平面図、(b)は超小旋回型
作業機械における上部旋回体の内部を示す平面図であ
る。
機械の左側面図、(b)は図1(b)に示した超小旋回
型作業機械の左側面図である。
機械の右側面図、(b)は図1(b)に示した超小旋回
型作業機械の右側面図である。
機械の背面図、(b)は図1(b)に示した超小旋回型
作業機械の背面図である。
ける作業機の支承態様を示した側面図である。
る作業機の支承態様を示した側面図である。
用する旋回フレームを概念的に示した平面図である。
用する旋回フレームを概念的に示した側面図である。
用する旋回フレームを概念的に示した底面図である。
用する旋回フレームを概念的に示した平面図である。
用する旋回フレームを概念的に示した側面図である。
用する旋回フレームを概念的に示した底面図である。
的に示したもので、(a)は後端小旋回型作業機械にお
ける旋回フレームの平面図、(b)は超小旋回型作業機
械における旋回フレームの平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 旋回基台の基底となるベースプレートに
支承手段を設けるとともに、前記旋回基台の内部に、少
なくともエンジン本体、ラジエータおよび燃料タンクを
含むエンジンユニットと、少なくとも作動油タンク、オ
イルクーラ、前記エンジン本体によって駆動されるオイ
ルポンプおよび油圧の供給を制御する制御バルブユニッ
トを含む油圧供給部品と、少なくともバッテリを含む電
気系部品とを配設し、さらに前記支承手段を介して前記
旋回基台に作業機を支承させてなる作業機械において、
前記旋回基台の内部に、互いに形態の異なる複数種の支
承手段を択一的に配置可能とする空間を確保した状態
で、該旋回基台の内部に前記エンジンユニット、前記油
圧供給系部品および前記電気系部品を配設したことを特
徴とする作業機械。 - 【請求項2】 旋回基台の基底となるベースプレートに
支承手段を設けるとともに、前記旋回基台の内部に、少
なくともエンジン本体、ラジエータおよび燃料タンクを
含むエンジンユニットと、少なくとも作動油タンク、オ
イルクーラ、前記エンジン本体によって駆動されるオイ
ルポンプおよび油圧の供給を制御する制御バルブユニッ
トを含む油圧供給部品と、少なくともバッテリを含む電
気系部品と、旋回モータとを配設し、さらに前記支承手
段を介して前記旋回基台に作業機を支承させてなる作業
機械において、前記旋回基台の内部に、互いに形態の異
なる複数種の支承手段を択一的に配置可能とする空間お
よび該支承手段の相違に応じて前記旋回モータを互いに
異なる位置に配置可能とする空間をそれぞれ確保した状
態で、該旋回基台の内部に前記エンジンユニット、前記
油圧供給系部品および前記電気系部品を配設したことを
特徴とする作業機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23833197A JPH1181374A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 作業機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23833197A JPH1181374A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 作業機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1181374A true JPH1181374A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17028629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23833197A Pending JPH1181374A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 作業機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1181374A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007063870A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
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1997
- 1997-09-03 JP JP23833197A patent/JPH1181374A/ja active Pending
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