JP5533936B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械 Download PDF

Info

Publication number
JP5533936B2
JP5533936B2 JP2012112939A JP2012112939A JP5533936B2 JP 5533936 B2 JP5533936 B2 JP 5533936B2 JP 2012112939 A JP2012112939 A JP 2012112939A JP 2012112939 A JP2012112939 A JP 2012112939A JP 5533936 B2 JP5533936 B2 JP 5533936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical plate
mountain
construction machine
plate
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012112939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013238077A (ja
Inventor
登志郎 植田
健一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2012112939A priority Critical patent/JP5533936B2/ja
Publication of JP2013238077A publication Critical patent/JP2013238077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5533936B2 publication Critical patent/JP5533936B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

本発明は、油圧ショベルなどの建設機械の上部旋回体を構成するアッパーフレームの構造に関する。
特許文献1に記載された油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。特許文献1の図5に示されているように、油圧ショベルの上部旋回体2を構成するアッパーフレーム3の上には、キャビン4を含む各種設備が搭載される。また、ブーム5・アーム6・バケット7を備えた作業アタッチメント8がアッパーフレーム3の前部に装着され、アッパーフレーム3の後端部にはカウンタウェイト9が装着される。
特許文献1の図6に示されているように、アッパーフレーム3は、広い範囲に亘って底板10を備え、車幅(左右)方向の中間部において前後方向のほぼ全長に亘る左右一対の縦板(縦リブと称される場合もある)11・12が底板10上に溶接によって取り付けられる。底板10と両縦板11・12とによってアッパーフレーム3の主骨格が構成される。
また、例えば特許文献1の図3に示されている縦板11・12のそれぞれの前部(山形状部)の頂部に、特許文献1の図5に記載の作業アタッチメント8の基端部が取り付けられる。
特開2009−57795号公報
ここで、作業アタッチメント8側から作用する荷重とカウンタウェイト9側から作用する荷重とがアッパーフレーム3を構成する縦板11(12)に同時にかかった場合、縦板11(12)の前後方向中間部に応力が集中してしまう、という構造強度上の問題が従来の縦板11(12)にはあった。縦板11(12)の厚みを増すことで、その強度を確保することが可能であるが、この方法では、縦板11(12)の厚みを非常に大きくしなければならず、アッパーフレームの重量増がはなはだしい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、重量増を抑えつつも、その強度を確保することができるアッパーフレームの構造を提供することである。
本発明は、下部走行体の上に上部旋回体が搭載されてなる建設機械である。前記上部旋回体を構成するアッパーフレームには、後端部にカウンタウェイトが固定されている。当該アッパーフレームは、底板と、前記底板の上に立設された、前記底板の前後方向に延びる縦板と、を備えている。前記縦板の前部は、作業アタッチメントの基端部が取り付けられる頂部を有する山形状とされており、前記縦板には、前記頂部から当該縦板の後部へ向かって斜め下向きに傾斜する途中部分に第2山形状部が形成されている。
本発明によると、作業アタッチメント側から作用する荷重とカウンタウェイト側から作用する荷重とが縦板に同時にかかった場合、縦板に形成された上記第2山形状部により荷重伝播を分散させることができ、これにより縦板の強度を確保することができる。しかも、縦板の厚みを単純に増す、という方法を採らないので、縦板(アッパーフレーム)の重量増も抑えることができる。
本発明の適用対象例である油圧ショベルの側面図である。 本発明の一実施形態に係るアッパーフレームの一部の斜視図である。 図2の平面図である。 図2に示したアッパーフレームに作動油タンクを取り付けた状態を示す斜視図である。 図4の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、各種の建設機械のうち例えば油圧ショベルに適用される。
図1に示すように、油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2の上に上部旋回体3が縦軸(旋回中心)Oまわりに旋回自在に搭載されてなる建設機械である。油圧ショベル1の上部旋回体3の構造体であるアッパーフレーム4の上には、キャビン5を含む各種設備が搭載される。また、ブーム6・アーム7・バケット8を備えた作業アタッチメント9がアッパーフレーム4の前部に装着され、アッパーフレーム4の後端部にはカウンタウェイト10が装着される。
図2〜5を参照しつつ本実施形態のアッパーフレーム4の構造について説明する。なお、以下の説明においては、作業アタッチメント9が装着される側を前方向とし、これを基準に「前後」、「左右」の方向をいうものとする。
上部旋回体3を構成するアッパーフレーム4は、ベースとなる底板11と、底板11の上に溶接によって立設された縦板12とを備えている。底板11の後端部にはカウンタウェイト10が固定される。なお、底板11の上に立設される縦板は、通常、底板11の左右方向に所定の間隔をあけて配置される左右一対の同形状の板であるが、図2〜5においては、もう1枚の縦板の図示を省略している。カウンタウェイトは、底板の後端部ではなく、縦板の後端部に固定されることもある。
(縦板)
縦板12は、底板11の前後方向に延びる向きで底板11の上に立設されている。縦板12の前部14は、作業アタッチメント9の基端部が取り付けられる頂部14aを有する山形状とされている。
縦板12には、その頂部14aから当該縦板12の後部へ向かって斜め下向きに傾斜する途中部分に第2山形状部15が形成されている。第2山形状部15は、水平部15aと傾斜部15bとを有する。頂部14a側が水平部15aとなっている。
縦板12は、例えば1枚の鋼板から切削加工により形成される板である。すなわち、本実施形態の第2山形状部15は、溶接などにより縦板に後付けされたものではない。
本実施形態において、縦板12に形成された第2山形状部15の下方には、リブ板20・21が所定の間隔をあけて設けられている。リブ板20・21の下面は底板11に溶接によって固定され、リブ板20・21の側面は縦板12に溶接によって固定されている。リブ板20・21は、縦板12および底板11に直交する向きに配置されている。また、水平部15aの一端の鉛直下方にリブ板20が設けられ、水平部15aの他端の鉛直下方にもう1枚のリブ板21が設けられている。すなわち、本実施形態では、水平部15aの長さとリブ板20・21の間隔とは略等しい。
(作用効果)
ここで、作業アタッチメント9側から作用する荷重とカウンタウェイト10側から作用する荷重とが縦板12に同時にかかることがある。例えば、凸凹のある荒れた地面を走行しているとき、油圧ショベル1は上下に揺れる。このとき、作業アタッチメント9側から作用する荷重とカウンタウェイト10側から作用する荷重とが縦板12に同時にかかる。
本実施形態では、縦板12の前部14の頂部14aから縦板12の後部へ向かって斜め下向きに傾斜する途中部分に所定高さの第2山形状部15を設けているので、作業アタッチメント9側から作用する荷重とカウンタウェイト10側から作用する荷重とが縦板12に同時にかかったとしても、この第2山形状部15において、荷重伝播は分散する。これにより縦板12の損傷を防止することができる(縦板12の強度を確保することができる)。
作業アタッチメント8から縦板12に作用する荷重のうちの主な大きな荷重は、図2に示す上下方向Aの曲げ荷重である。また、カウンタウェイト9から底板11を介して縦板12に作用する荷重のうちの主な大きな荷重は、図2に示す上下方向Bの曲げ荷重である。このように、作業アタッチメント9側から作用する荷重もカウンタウェイト10側から作用する荷重も主なものはいずれも上下方向の曲げ荷重である。
ここで、縦板12の板厚を増すことで、縦板12の強度を確保することもできる。しかしながら、縦板12の厚み方向は、曲げ荷重が作用する上下方向ではないので、縦板12の板厚を増しても曲げ荷重が作用する上下方向の断面係数はさほど大きくならない。すなわち、縦板12の板厚を増すという方法では、その板厚を非常に大きくしなければならない。
これに対して、本実施形態のような縦板12に第2山形状部15を設ける方法によると、縦板12の板厚を増す方法に比べて、曲げ荷重が作用する上下方向の断面係数を飛躍的に増大させることができる。換言すれば、縦板12の板厚を増すという方法に比べて、縦板12の重量増を抑えることができる。
また、本実施形態では、縦板12に形成された第2山形状部15の下方に、リブ板20・21を設けている。リブ板20・21の側面および下面がそれぞれ縦板12および底板11に固定されているので、これらリブ板20・21により、荷重伝播をより分散させることができる。
(縦板によるタンク支持)
縦板12に形成された第2山形状部15にはタンク支持部材16が取り付けられている。また、底板11の上面にもタンク支持部材18が取り付けられている。図4に示すように、本実施形態では、これらのタンク支持部材16・18を介して作動油タンク17が底板11の上に搭載されている。なお、作動油タンク17は、作業アタッチメント9・下部走行体2などを動かすための作動油を収容するためのタンクである。
本実施形態において、タンク支持部材16は、第2山形状部15のうち作動油タンク17が搭載される側とは反対側の側面の上部に取り付けられている。また、作動油タンク17側面の上下方向における中央部付近には取付ブラケット19が設けられている(図5参照)。作動油タンク17とタンク支持部材16とはこの取付ブラケット19を介してボルト固定されている。
(作用効果)
このように、縦板12に形成された第2山形状部15をタンク支持部として用いることで、タンクの重心に近い位置(タンクの高い位置)でタンクを固定することができる。これにより、凸凹のある荒れた地面を油圧ショベル1が走行する際などの過酷な振動条件時に、タンク支持部材16・18に高い応力が発生することを防止することができる。結果として、作動油タンク17、タンク支持部材16・18の損傷を防止することができる。換言すれば、タンク支持部材16・18に高い応力が発生することを防止できるので、タンク支持部材16・18の強度を従来よりも低くすることができ、その結果、油圧ショベル1を軽量化することができる。
さらには、本実施形態では、第2山形状部15のうち作動油タンク17が搭載される側とは反対側の側面の上部をタンク支持部として用いている。これにより、作動油タンク17と縦板12との間の距離を小さくすることができ、底板11の上に搭載される機器・配管のレイアウトがその分行い易くなる。これは、油圧ショベル1の小型化に寄与する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
1:油圧ショベル
2:下部走行体
3:上部旋回体
4:アッパーフレーム
9:作業アタッチメント
10:カウンタウェイト
11:底板
12:縦板
14:縦板の前部
14a:頂部
15:第2山形状部
16、18:タンク支持部材
17:作動油タンク
20、21:リブ板

Claims (4)

  1. 下部走行体の上に上部旋回体が搭載されてなる建設機械において、
    前記上部旋回体を構成するアッパーフレームには、後端部にカウンタウェイトが固定されており、
    前記アッパーフレームは、
    底板と、
    前記底板の上に立設された、前記底板の前後方向に延びる縦板と、
    を備え、
    前記縦板の前部は、作業アタッチメントの基端部が取り付けられる頂部を有する山形状とされており、
    前記縦板には、前記頂部から当該縦板の後部へ向かって斜め下向きに傾斜する途中部分に第2山形状部が形成されていることを特徴とする、建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記底板に下面が固定されるとともに前記縦板に側面が固定されるリブ板が、前記第2山形状部の下方に設けられていることを特徴とする、建設機械。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械において、
    前記第2山形状部がタンク支持部として用いられていることを特徴とする、建設機械。
  4. 請求項3に記載の建設機械において、
    前記第2山形状部の、タンクが搭載される側とは反対側の側面の上部がタンク支持部として用いられていることを特徴とする、建設機械。
JP2012112939A 2012-05-17 2012-05-17 建設機械 Active JP5533936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012112939A JP5533936B2 (ja) 2012-05-17 2012-05-17 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012112939A JP5533936B2 (ja) 2012-05-17 2012-05-17 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013238077A JP2013238077A (ja) 2013-11-28
JP5533936B2 true JP5533936B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=49763333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012112939A Active JP5533936B2 (ja) 2012-05-17 2012-05-17 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5533936B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7166067B2 (ja) * 2018-03-22 2022-11-07 株式会社日立建機ティエラ 建設機械

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07150589A (ja) * 1993-11-26 1995-06-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機
JP2001049695A (ja) * 1999-08-12 2001-02-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の旋回フレーム
US7401812B2 (en) * 2003-03-13 2008-07-22 Andry Lagsdin Stabilizer pad for vehicles
JP2009057795A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013238077A (ja) 2013-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4655815B2 (ja) 建設機械のキャビン
JP5810683B2 (ja) 建設機械のキャブ支持構造
JP5666234B2 (ja) 建設機械
JP5979187B2 (ja) 建設機械のキャブ支持構造
JP2007030866A (ja) 建設機械におけるキャブ支持上部フレーム構造
JP2013087455A (ja) 作業機械
JP5810821B2 (ja) 建設機械のアッパーフレーム
JP6012043B2 (ja) 旋回フレームおよび作業機械
US9745717B2 (en) Construction machine
JP2013241751A (ja) 建設機械
WO2016182033A1 (ja) 上部旋回体
JP2014105499A (ja) 建設機械のアッパーフレーム
JP5533936B2 (ja) 建設機械
JP6262118B2 (ja) 建設機械の旋回フレーム
JP2018178442A (ja) 作業機械
JP6174969B2 (ja) 建設機械のキャブ支持構造
JP2008291541A (ja) 建設機械
JP6557019B2 (ja) 建設機械
JP4984923B2 (ja) 建設機械のアッパーフレーム
JP7286414B2 (ja) 建設機械のフレーム
JP2021001434A (ja) 作業車両
JP6694677B2 (ja) 旋回フレーム、およびそれを備えた作業機械
JP6714481B2 (ja) 上部旋回体
JP7128032B2 (ja) 建設機械のフレーム
JP6714480B2 (ja) 上部旋回体フレーム、およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5533936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250