JP6714481B2 - 上部旋回体 - Google Patents
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Description
図5に示すウェイト31の揺れにより、支持フレーム50にねじりの変形(歪み、ねじれ)が、次のように生じる。
図5に示す支持フレーム50がねじられたときに支持フレーム50が破損しないように、支持フレーム50の剛性を確保する必要がある。支持フレーム50の剛性を上げるために、例えば支持フレーム50の構成要素の板厚を厚くする、構成要素を大きくする、などが考えられる。しかし、これらの場合、支持フレーム50の質量が増大する。
通常、ウェイト重心31gは、断面中心67cよりも上側Z1にある。そこで、距離Lを短くするために、ウェイト重心31gをできるだけ下げることが考えられる。ウェイト重心31gを下げるために、ウェイト31の下端を下げると、ウェイト31が下部走行体11(図1参照)に干渉するおそれがある。また、ウェイト重心31gを下げるために、ウェイト31の上端を下げると、ウェイト31の質量が減り、建設機械1(図1参照)の安定性が低下するおそれがある。また、ウェイト重心31gを下げるために、ウェイト31の充填材(内容物)の密度を調整することが考えられる。例えば、ウェイト31の上部の充填材の密度に比べ、ウェイト31の下部の充填剤の密度を高くする。具体的には例えば、ウェイト31の上部の充填材を、一般的な充填材(コンクリートなど)とし、ウェイト31の下部の充填剤を、一般的な充填材よりも高密度の充填材とする。しかし、このような高密度の充填材は、一般的な充填材よりも高価であり、ウェイト31のコストが増大するおそれがある。なお、本実施形態において、上記のようにウェイト重心31gを下げてもよい。
図12に、比較例の支持フレームを示す。比較例では、支持フレームの下端の上下方向Z位置は、ベアリング結合面51a(図4参照)の後端からウェイト内配置部567の後端まで、ベアリング結合面51aの上下方向Z位置と同じ位置である。その結果、ウェイト内配置部567の下端の上下方向Z位置は、ウェイト531の下端の上下方向Z位置と一致する。比較例における、ウェイト内配置部567の断面中心567cからウェイト重心531gまでの上下方向Zにおける距離Lを、距離L2とする。
距離Lを短くするために、比較例に対して、図5に示すようにウェイト内配置部67全体を上げることが考えられる。例えば、比較例(図12参照)に対して、ウェイト内配置部67の断面の形状および寸法を変えずに、ウェイト内配置部67の断面全体を距離A上げるとする。この場合、断面中心67cは、断面中心567cに対して、距離A上がる。このとき、慣性モーメントIは、約A×α低減する。よって、比較例に対してウェイト内配置部567(図12参照)の上端のみを距離A上げる場合に比べ、慣性モーメントIを低減させる効果が、約A×α/2大きい。また、この構造では、比較例に対してウェイト内配置部67の質量を増やす必要がない。
図2に示す上部旋回体20による効果は次の通りである。上部旋回体20は、支持フレーム50と、ウェイト31と、を備える。支持フレーム50には、ベアリング13が取り付けられる。ウェイト31は、ベアリング13よりも後側X2で支持フレーム50に支持される。支持フレーム50は、ベアリング結合面51aと、支持フレーム後部60と、を備える。ベアリング結合面51aには、ベアリング13が結合され、ベアリング13が接する。支持フレーム後部60は、支持フレーム50のうち、ベアリング結合面51aの後端よりも後側X2かつウェイト31の前端よりも前側X1の所定前後位置60fから、支持フレーム50の後端までの部分である。支持フレーム後部60は、ウェイト外枠31oの内側に配置される部分であるウェイト内配置部67を備える。ウェイト31の上端は、ウェイト内配置部67の上端よりも上側Z1に配置される。
[構成2]ウェイト重心31gは、ウェイト内配置部67の上端よりも下側Z2、かつ、ウェイト内配置部67の下端よりも上側Z1に配置される。
[構成3]ウェイト重心31gの上下方向Z位置は、前後方向Xから見たウェイト内配置部67の図心(断面中心67c)の上下方向Z位置と一致する。
図6に示すように、上部旋回体20は、エンジン35と、エンジン固定部70と、を備える。エンジン固定部70は、支持フレーム50に固定され、エンジン35を支持する。エンジン固定部70には、エンジン35が固定される。支持フレーム50のうち、上下方向Zから見たときにエンジン35と重なる部分をエンジン直下部65とする。
図7に示すように、支持フレーム50は、上下方向Zに延びる縦板53と、縦板53の上端に固定される上フランジ55と、を備える。
[構成6]エンジン接触部71は、上フランジ55から横(左右方向Y)に突出する突起である。
[構成7]エンジン固定部70は、縦板53とエンジン接触部71とに接続される補強部材73を備える。
図3に示すように、上部旋回体20は、右デッキ81と、左デッキ83と、左右デッキ接続梁85と、を備える。右デッキ81は、支持フレーム50に固定され、支持フレーム50の横(左右方向Y外側)に配置される。左デッキ83は、支持フレーム50に固定され、支持フレーム50に対して右デッキ81とは反対側に配置される。
図8および図9に示すように、図6および図7に示す補強部材73は設けられなくてもよい。
図10を参照して、エンジン固定部70(図6参照)の変形例であるエンジン固定部270について、主に上記実施形態との相違点を説明する。なお、上記実施形態との共通点については、上記実施形態と同一の符号を付し、説明を省略した。
図10に示すエンジン固定部270に代えて、図11に示すエンジン固定ブラケット370が設けられてもよい。エンジン固定ブラケット370の上端は、エンジン直下部65の上端よりも上側Z1に配置される。エンジン固定ブラケット370は、上フランジ55に固定されてもよい。
上記実施形態および変形例の構成要素どうしが組み合わされてもよい。例えば、図6に示すエンジン固定部70と、図10に示すエンジン固定部270と、が組み合わされてもよい。上記実施形態(および変形例)の構成要素の一部が設けられなくてもよい。また、構成要素の数が変更されてもよい。例えば、図3に示す左右デッキ接続梁85は、上記実施形態では1本設けられたが、設けられなくてもよく、2本以上設けられてもよい。また、エンジン固定部70は設けられなくてもよい。
20 上部旋回体
31 ウェイト
35 エンジン
50 支持フレーム
51a ベアリング結合面
53 縦板
55 上フランジ
60 支持フレーム後部
65 エンジン直下部
67 ウェイト内配置部
70、270 エンジン固定部
71、271 エンジン接触部
73 補強部材
81 右デッキ
83 左デッキ
85 左右デッキ接続梁
273 連結部
Claims (7)
- ベアリングが取り付けられる支持フレームと、
前記ベアリングよりも後側で前記支持フレームに支持されるウェイトと、
前記支持フレームに固定され、前記支持フレームの横に配置される右デッキと、
前記支持フレームに固定され、前記支持フレームに対して前記右デッキとは反対側に配置される左デッキと、
前記右デッキと前記左デッキとに接続される左右デッキ接続梁と、
を備え、
前記支持フレームは、
前記ベアリングが結合され、前記ベアリングが接するベアリング結合面と、
前記支持フレームのうち、前記ベアリング結合面の後端よりも後側かつ前記ウェイトの前端よりも前側の所定前後位置から、前記支持フレームの後端までの部分である支持フレーム後部と、
を備え、
前記支持フレーム後部は、前記ウェイトの外枠の内側に配置される部分であるウェイト内配置部を備え、
前記ウェイトの上端は、前記ウェイト内配置部の上端よりも上側に配置され、
前記ウェイトの下端は、前記ウェイト内配置部の下端よりも下側に配置され、
前記支持フレーム後部の下端は、前記ベアリング結合面よりも上側に配置され、
前記左右デッキ接続梁は、前記支持フレーム後部の真下に配置され、前記支持フレームから切り離された状態である、
上部旋回体。 - 請求項1に記載の上部旋回体であって、
前記ウェイトの重心は、前記ウェイト内配置部の上端よりも下側、かつ、前記ウェイト内配置部の下端よりも上側に配置される、
上部旋回体。 - 請求項2に記載の上部旋回体であって、
前記ウェイトの重心の上下方向位置は、前後方向から見た前記ウェイト内配置部の図心の上下方向位置と一致する、
上部旋回体。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の上部旋回体であって、
エンジンと、
前記支持フレームに固定され、前記エンジンを支持し、前記エンジンが固定されるエンジン固定部と、
を備え、
前記支持フレームのうち、上下方向から見たときに前記エンジンと重なる部分をエンジン直下部とし、
前記エンジン固定部の上端の上下方向位置は、前記エンジン直下部の上端の上下方向位置と一致する、または前記エンジン直下部の上端の上下方向位置よりも下側である、
上部旋回体。 - 請求項4に記載の上部旋回体であって、
前記支持フレームは、
上下方向に延びる縦板と、
前記縦板の上端に固定される上フランジと、
を備え、
前記エンジン固定部は、前記エンジンに接するエンジン接触部を備え、
前記エンジン接触部は、前記上フランジと一体的に形成される、
上部旋回体。 - 請求項5に記載の上部旋回体であって、
前記エンジン接触部は、前記上フランジから横に突出する突起である、
上部旋回体。 - 請求項5または6に記載の上部旋回体であって、
前記エンジン固定部は、前記縦板と前記エンジン接触部とに接続される補強部材を備える、
上部旋回体。
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