JPH0720205Y2 - 土工機の座席構造 - Google Patents

土工機の座席構造

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JPH0720205Y2
JPH0720205Y2 JP1989098391U JP9839189U JPH0720205Y2 JP H0720205 Y2 JPH0720205 Y2 JP H0720205Y2 JP 1989098391 U JP1989098391 U JP 1989098391U JP 9839189 U JP9839189 U JP 9839189U JP H0720205 Y2 JPH0720205 Y2 JP H0720205Y2
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box
control
frame
shaped frame
seat
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寿之 松本
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行車体上に搭載した旋回フレームに、エン
ジン、操縦部及び油圧駆動式の作業装置を装備し、前記
旋回フレーム内に、前記作業装置に対する油圧制御機構
の収納室を形成してあり、かつ、前記操縦部における座
席及び制御装置を、前記旋回フレーム上に載設した箱状
フレームの上部に配設してあり、操縦レバーを備えた操
縦ボックスを前記座席の両横側に配設した土工機の座席
構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の土工機の座席構造では、座席及び制御装
置を載設するための箱状フレームが下方側に開放した状
態で旋回フレーム上に設けられるとともに、旋回フレー
ムの上部を覆うようにステップを設け、かつ、座席の両
横側の操縦ボックスを、例えば実開昭61-97462号公報に
開示されたもののように、ステップから立ち上がる状態
に設けていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のものにあっては、旋回フレーム内の収納室に
おける油圧制御機構での発熱、つまり作動油の昇温やコ
ントロールバルブ等からの発熱によって、収納室での温
度が高くなり、収納室内に熱気がこもるようになると、
その熱気が対流によって箱状フレームに上昇して、箱状
フレーム内にも熱がこもり易く、又、操縦ボックスに対
してもステップや箱状フレームを介して収納室からの熱
が伝達され易くなっていた。このため、箱状フレーム上
部に設けた制御装置や、座席のシート部分、そして操縦
ボックスにおいても温度が高くなり、居住環境が低下す
るとともに、熱に敏感な電子素子等を備えてなる制御装
置に対しても耐久性や信頼性を低下させてしまう等の欠
点があった。
本考案は、上記実情を鑑みてなされたものであって、旋
回フレーム内の収納フレームからの熱の座席や制御装置
及び操縦ボックスへの伝達を極力抑制できる土工機の座
席構造の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る土工機の座席構造は、上記目的を達成する
ために、冒記構造のものにおいて、前記旋回フレームと
前記箱状フレームとを遮断部材で仕切るとともに、前記
箱状フレームの側壁部に換気孔を設け、かつ、前記操縦
ボックスを、前記換気孔より上方部位において外側方に
張出し配設してあることを特徴構成とする。
上記特徴構成による作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
すなわち、旋回フレームと箱状フレームとを遮断部材で
仕切るから、旋回フレーム内の収納室にこもった熱気が
対流によって箱状フレームに移動することは阻止され、
その熱の伝達は、遮断部材や旋回フレーム上部のステッ
プ等を介してなされるに過ぎないため、箱状フレーム内
の温度上昇の程度は小さくなるとともに、箱状フレーム
で多少の温度上昇があっても、箱状フレーム内の熱気が
箱状フレームの側壁部の換気孔か外方へ流出することで
箱状フレームでの温度上昇が一層抑制される。さらに、
操縦ボックスを、前記換気孔より上方部位において外側
方に張出し配設してあるから、従来のように旋回フレー
ムの上部のステップ等を介して操縦ボックスに旋回フレ
ームからの熱が直接伝達されることはないため、操縦ボ
ックスでの温度上昇も抑制されるとともに、箱状フレー
ム内で熱気を幾分帯びた空気が換気孔から出てきても、
張り出した操縦ボックスの下面部で換気孔からの空気は
外側方へ案内され、その空気が操縦者に当たることを極
力避けるようにでき、また、従来のように操縦者の足や
ひざが操縦ボックスに当たらないようにできる。
〔考案の効果〕
従って、旋回フレーム内の収納室からの熱の伝達が抑制
されて、箱状フレーム上の座席や制御装置、及び操縦ボ
ックスでの温度上昇も抑制されるので、操縦部での居住
環境や制御装置の耐久性等が悪化することなく良好に維
持できるようになった。又、操縦ボックスが箱状フレー
ムの換気孔より上方部位に張り出し配設してあること
で、足元空間も広くなり、この点でも居住性の向上が図
れるに至った。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図に、土工機の一例としてのバックホウ作業車を示
している。
このバックホウ作業車は、左右一対のクローラ走行装置
(1)を備えた走行車体(2)に、旋回フレーム(3)
を縦軸芯(P)周りで全旋回操作自在に取付け、その旋
回フレーム(3)上に、エンジン(4)及び操縦部
(5)を装備するとともに、旋回フレーム(3)の操縦
部(5)より前方側端部に、スイングブラケット(6)
を介して作業装置としてのバックホウ装置(7)を装備
して構成してある。
第1図及び第2図に示すように、旋回フレーム(3)内
には、バックホウ装置(7)を駆動する各油圧シリン
ダ、旋回フレームを旋回するための油圧モータ、及び、
クローラ走行装置を駆動するための油圧モータに対する
コントロールバルブを組付けてなる油圧制御機構(8)
を配設した収納室(9)を形成してある。そして、エン
ジン(4)の前方がわの操縦部(5)箇所における旋回
フレーム(3)の上部には、収納室(9)を閉塞する状
態で板材(10)を固設してあるとともに、座席(11)及
び制御装置としてのコントロールボックス(12)を載設
するための箱状フレーム(13)を、前記板材(10)上に
載設固定してある。よって、板材(10)は、第1図に示
すように、旋回フレーム(3)と箱状フレーム(13)と
を仕切る遮断部材を成しているとともに、ステップ構造
を成している。第1図に示すように、箱状フレーム(1
3)の上部には、前記油圧制御機構(8)、後述の操縦
ボックス(15),(15)、及び、操縦部(5)のパネル
等の各機器に対して電気的に接続された制御装置として
のコントロールボックス(12)を載設固定し、さらにコ
ントロールボックス(12)の上面部には、操縦者が着座
するための座席(11)を載設固定してある。そして、第
1図及び第2図に示すように、箱状フレーム(13)の両
側壁部(13a,(13a)には、箱状フレーム(13)の内外
を連通させる換気孔(14),(14)を形成してあるとと
もに、これら換気孔(14),(14)より上方部位の、前
記コントロールボックス(12)の両横側部には、外側方
へ張出した状態で、操縦ボックス(15),(15)に配設
してある。これら操縦ボックス(15),(15)には、夫
々、バックホウ装置(7)及び旋回用油圧モータを操作
するための操作レバー(16),(17)を、十字揺動操作
自在に設けてある。
上記構成により、油圧制御機構(8)のコントロールバ
ルブ等からの発熱や作動油の油温上昇によって旋回フレ
ーム(3)内の収納室(9)での温度が高くなって収納
室(9)に熱気がこもっても、旋回フレーム(3)と箱
状フレーム(13)とは板材(10)で仕切られているか
ら、収納室(9)の熱気が箱状フレーム(13)内に対流
することはない。このため、箱状フレーム(13)及びそ
の内部空間での温度上昇は小さく、箱状フレーム(13)
内での温度が多少上昇しても、箱状フレーム(13)内の
熱気は前記換気孔(14),(14)を通して外部へ放出さ
れることになり、箱状フレーム(13)上のコントロール
ボックス(12)や座席(11)、及び操縦ボックス(1
5),(15)での温度上昇は極力抑制されることにな
る。
〔別実施例〕
本考案は、上記実施例の他に次のように実施しても良
い。
バックホウ作業車の他に、旋回フレームを備えた各
種土工機に適用すること。
例えば制御装置が座席より後方がわで箱状フレーム
上に載設してある等、箱状フレームに対して座席及び制
御装置の配置構造を適宜変更すること。
換気孔の形状及び個数を適宜変更すること。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る土工機の座席構造の実施例を示し、
第1図は座席構造の要部を示す一部縦断正面図、第2図
は座席構造を示す側面図、第3図はバックホウ作業車を
示す全体側面図である。 (2)……走行車体、(3)……旋回フレーム、(4)
……エンジン、(5)……操縦部、(7)……作業装
置、(8)……油圧制御機構、(9)……収納室、(1
0)……遮断部材、(11)……座席、(12)……制御装
置、(13)……箱状フレーム、(13a)……側壁部、(1
4)……換気孔、(15)……操縦ボックス、(16),(1
7)……操縦レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体(2)上に搭載した旋回フレーム
    (3)に、エンジン(4)、操縦部(5)及び油圧駆動
    式の作業装置(7)を装備し、前記旋回フレーム(3)
    内に、前記作業装置(7)に対する油圧制御機構(8)
    の収納室(9)を形成してあり、かつ、前記操縦部
    (5)における座席(11)及び制御装置(12)を、前記
    旋回フレーム(3)上に載設した箱状フレーム(13)の
    上部に配設してあり、操縦レバー(16),(17)を備え
    た操縦ボックス(15),(15)を前記座席(11)の両横
    側に配設した土工機の座席構造において、前記旋回フレ
    ーム(3)と前記箱状フレーム(13)とを遮断部材(1
    0)で仕切るとともに、前記箱状フレーム(13)の側壁
    部(13a)に換気孔(14)を設け、かつ、前記操縦ボッ
    クス(15),(15)を、前記換気孔(14)より上方部位
    において外側方に張出し配設してあることを特徴とする
    土工機の座席構造。
JP1989098391U 1989-08-22 1989-08-22 土工機の座席構造 Expired - Lifetime JPH0720205Y2 (ja)

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JPH0340351U JPH0340351U (ja) 1991-04-18
JPH0720205Y2 true JPH0720205Y2 (ja) 1995-05-15

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