JP2000073401A - ホイルローダのボンネットフード - Google Patents

ホイルローダのボンネットフード

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JP2000073401A
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rear body
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Sukeyasu Nagata
祐康 永田
Kimitoshi Komeno
公敏 米野
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイルローダの前車体フレーム2を鉛直軸線
まわりで相対回動自在に連結した後車体フレーム3に、
車両推進ならびに作業機駆動用のエンジンを搭載させ、
エンジンの上部にシェル状のボンネットフード13を被
装させると共に、ボンネットフード上面に運転シート1
4を装備させたものにおいて、エンジンルーム内のメン
テナンス性を向上するようにする。 【解決手段】 ボンネットフード13の後端側を機体左
右軸線まわりで、開閉自在に後車体フレーム3の後部に
連結する。また、ボンネットフードを合成樹脂で成形
し、ボンネットフード内周面に配置した補強フレーム2
2に、運転シートと後車体フレーム側に連結するヒンジ
部34とを、ボンネットフードを介して固定するベース
プレート25・29を一体的に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイルローダーの
エンジン及びその周囲の上方を被装するボンネットフー
ドの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アーティキュレート型のホイルロ
ーダは、走行車体の前方にバケットやアーム等の作業機
を備え、該作業機を昇降自在に支持する前フレームと、
エンジン等の駆動部や操向ハンドルや運転シート等を支
持する後フレームとが機体の中央部で左右に回動自在に
支持されていた。前記後フレーム上に載置したエンジン
等はボンネットフードによって蓋状に被装され、該ボン
ネットフードの上面には運転シートが固設され、その前
端部は後フレーム上のステップ後部に枢支させて、ボン
ネットフード後部側を前上方に回動させて開放し、機体
後方よりメンテナンスを行うようにしていた。また、ホ
イルローダの左右後輪のリアアクスルケースは後フレー
ムに対して上下に揺動可能に支持され、不整地の走行時
に地面の凹凸に合わせて左右の後輪を上下動させること
で、後フレームを水平に維持して運転シート上のオペレ
ーターに凹凸が伝わらないようにし、オペレーターの視
線の動きを作業機に合わせられるようにした技術も公知
となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の不整地
において振動を吸収させるために左右の後輪を上下動さ
せる構成においては、後輪とその上方周囲の後輪ハウジ
ングとの隙間を大きくする必要があるため、可及的にエ
ンジンを被装するボンネットフードの位置は高くなり、
ボンネットフードを開けたときの開口位置も高くなり、
機体後側からのエンジン等のメンテナンスは行い難くな
っていた。また、ボンネットフードを前方へ回動する方
式であると、運転シートがハンドルに当たって、開口角
度が制限されていた。また、前記ボンネットフード内に
は補強フレームを固設して剛性を高めるようにしていた
が、該補強フレームはボンネットフード内面に直接に固
定する構成であったために、ボンネットフード製作時に
インサート金具も同時に埋め込む必要があり、コストア
ップとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、次のような手段を用いる。まず前
車体フレームの後部に、鉛直軸線まわりで相対回動自在
に後車体フレームを連結し、該後車体フレームに車両推
進ならびに作業機駆動用のエンジンを搭載させ、該エン
ジン及びその周囲の上方をボンネットフードで被装する
と共に、該ボンネットフード上面に運転シートを装備さ
せたホイルローダにおいて、前記ボンネットフードの後
端側を、機体左右方向に沿う回動軸線まわりで、開閉自
在に後車体フレームの後部に連結したものである。ま
た、前記ボンネットフードを合成樹脂で成形し、該ボン
ネットフード内周面に補強フレームを配置し、前記運転
シートと後車体フレーム側に連結するヒンジ部を、前記
ボンネットフードを介してベースプレートと固定し、該
ベースプレートを前記補強フレームに一体的に設けたも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】次にアーティキュレート型のホイ
ルローダに本発明を適用した実施例を、添付の図面を基
に説明する。図1はホイルローダの全体側面図、図2は
ホイルローダの全体平面図、図3はボンネットフードを
後上方に回動させた状態の後車体フレームの側面図、図
4は後車体フレームの平面図、図5はボンネットフード
及びその補強フレームの側面図一部断面図、図6はボン
ネットフードの底面図、図7はボンネットフードの後面
図、図8は補強フレームの平面図、図9は補強フレーム
の正面図一部断面図、図10はボンネットフードを開放
させた状態の後車体フレームの斜視図、図11はボンネ
ットフードのロック機構の正面図、図12は運転キャビ
ン内のボンネットフードを後上方に回動させた状態の側
面図一部断面図である。
【0006】図1〜図4において全体構成から説明す
る。ホイルローダAは前車体フレーム2と後車体フレー
ム3との間の左右中央に枢支軸1を設け、鉛直軸線まわ
りで左右回動自在に連結し、枢支軸1側部に油圧シリン
ダーを配置して前車体フレーム2と後車体フレーム3を
連結し、ステアリングハンドル4を回転することで油圧
シリンダーを伸縮させて前車体フレーム2を左右に回動
して操向できるようにしている。前車体フレーム2には
前輪5が懸架され、該前車体フレーム2の後部両側に立
設した支持フレーム6・6上部にリフトアーム7・7の
後部を枢支し、該リフトアーム7・7の前端にバケット
8を枢支し、該リフトアーム7・7の中途部と支持フレ
ーム6の間に油圧シリンダー9・9を介装し、該油圧シ
リンダー9・9の回動によってリフトアーム7・7を昇
降回動可能としている。また、リフトアーム7・7の中
途部に連結リンクの中途部を枢支し、該連結リンクの下
端には連結ロッドを介してバケット8の後部と連結し、
連結リンクの上部は油圧シリンダー10のピストンロッ
ド先端を枢支し、該油圧シリンダー10の基部は前記支
持フレーム6・6と連結し、該油圧シリンダー10の伸
縮によってリンクを介してバケット8を回動可能として
いる。
【0007】前記後車体フレーム3内には車両推進なら
びに作業機駆動用のエンジン41やラジエーター40や
バッテリーを搭載するエンジンルーム19が形成される
とともに、図示せぬリアアクスルケースを介して後輪1
1・11が駆動可能に懸架されている。前記リアアクス
ルケースは後車体フレーム3側に対して機体長手方向軸
線まわりでローリング可能に支持され、地面の凹凸に合
わせて左右の後輪11が昇降し、後車体フレーム3を水
平に保つようにしている。そして、この後輪11を被装
する後輪ハウジング3bが後車体フレーム3の左右両側
方に配置されているが、後輪ハウジング3b上部と後輪
11上端部との間隔は従来よりも大きくし、左右一方の
後輪11が上昇しても干渉しないように後輪ハウジング
3bを高く形成している。そして、この後輪ハウジング
3bに合わせて車体カバーを含めた後車体フレーム3の
車高も高くなっている。
【0008】また、前記後車体フレーム3後部のバンパ
ー3aは鋳物により一体鋳造されバランスウエート部材
として兼用され、機体の前後バランスを保つようにして
いる。また、バンパー3aには、エンジン41の冷却風
を取り込む開口が設けられ、取り込んだ空気をラジエー
ター40に送風するようにしている。
【0009】前記後輪ハウジング3bは合成樹脂にて成
形され、その前部にはステップ20とコラム取付部とが
連続的に形成されている。また、前記後輪ハウジング3
bの左右中央部にはエンジンルーム19に連通する開口
3cが設けられ、後車体フレーム3に搭載したエンジン
41等の上部が外方に臨むようになっている。そして、
前記後車体フレーム3の前端側に位置するコラム取付部
に立設した操作コラム12上にステアリングハンドル4
を設け、ステップ20の後方にボンネットフード13を
配置し、前記開口3cを上方より蓋状に被装して前記エ
ンジンルーム19を閉じている。更に、前記ボンネット
フード13の前部上に運転シート14を配置し、該運転
シート14右側方に作業機操作レバー18が配置され、
バケット8の昇降及びダンプ等の操作が行われる。ま
た、前記ステップ20下側方の後車体フレーム3左右側
面に取付けた油タンクには補助ステップ49が設けら
れ、ボンネットフード13上側部に固設した手摺り48
を握って補助ステップ49に足を掛けてステップ20に
乗り込めるようにしている。
【0010】また、前記ステップ20の中央部には図4
に示すように、メンテナンス用扉20aが形成され、該
メンテナンス用扉20aを開けると、後車体フレーム3
内にあるトランスミッション等のエンジン41からの動
力伝達経路の一部や、アクセルレバーやクラッチレバー
等と連結するワイヤーやロッド等が見えるようになり、
メンテナンス作業を行い易くしている。
【0011】また、前記ボンネットフード13は、合成
樹脂によってシェル状に成形され、図5〜図7に示すよ
うに、内周面に複数のリブ13a・13b・・・が成形
されるとともに、ボンネットフード13内周面に沿うよ
うに補強フレーム22が配置されている。即ち、前記ボ
ンネットフード13はエンジンルーム19の上部を被装
し、左右中央前部に運転シート14が載置可能に一段下
がったシートマウント部13cが形成され、その右側方
に作業機操作レバーを配置するための孔13dが開口さ
れている。
【0012】更に、前記シートマウント部13cには、
挿入孔13e・13eが前後二箇所、左右対称状に合計
8個が開口され、ボルトを挿入して運転シート14を取
付けるようにしている。前記挿入孔13e・13e・・
・の左右側部の内周面に沿ってリブ13a・13a・・
・が形成され、更に、左右外側のリブ13a・13aや
シートマウント部13c側面より内周面に沿って側方に
リブ13b・13bが成形され、ボンネットフード13
全体の剛性が高められている。
【0013】また、前記ボンネットフード13後部の左
右両側に凹状に形成した取付部13f・13fが形成さ
れ、該取付部13fにヒンジ取付け用の孔13g・13
gが開口されている。
【0014】前記補強フレーム22は図5及び図8、図
9、図11に示すように、ボンネットフード13左右内
側面に沿って前後に延伸する縦フレーム23・23と、
該縦フレーム23・23の途中部を連結する横フレーム
24・24とより枠組み形成している。前記横フレーム
24・24の左右途中部上に前ベースプレート25・2
5が左右対称に固設されて、前記シートマウント部13
cと一致させ、該前ベースプレート25上に前記挿入孔
13e・13e・・・と軸心を一致する止め孔25a・
25a・25a・25aが開口され、前記シートマウン
ト部13cに運転シート14を載置し、止め孔25a側
よりボルトを挿入して挿入孔13eを貫通させて運転シ
ート14側に螺合して、図11に示すように運転シート
14とボンネットフード13が一体的に固定されるので
ある。この運転シート14にかかる荷重はボンネットフ
ード13のシートマウント部13cより、左右の前ベー
スプレート25・25を介して補強フレーム22にかか
るようになっており、シートマウント部13cの広い範
囲を支えることができ、運転シート14の支持剛性が高
められて運転シート14上のオペレーターによる作業環
境が良好に保たれる。
【0015】また、後側の横フレーム24の両側から脚
フレーム26が下側方に延出され、その両下部には補強
ブラケット27・27’が固設されて剛性が高められ、
ボンネットフード1を閉じたときには、前記脚フレーム
26下端と前記縦フレーム23の前下端とが、後輪ハウ
ジング3bの中央部に形成した車体カバー30上に載置
するように構成している。また、前記左右一方の補強ブ
ラケット27’の内端部は下方に屈曲形成され、下端部
に支点ピン28が軸支され後述するガススプリング31
の一端が枢支されている。
【0016】そして、前記脚フレーム26下端と縦フレ
ーム23前下端にゴム若しくは合成樹脂等で形成した緩
衝具46が図5、図11に示すように固設され、また、
ボンネットフード13の下縁部にはゴム若しくは合成樹
脂等で構成したパッキン47が固着され、ボンネットフ
ード13を閉じた時にクッションとして働き、車体カバ
ー30上に密着して外からの塵埃や水等が浸入しないよ
うにしている。
【0017】また、前記縦フレーム23・23の後部上
に後ベースプレート29が横架され、該後ベースプレー
ト29の左右両端部には、前記ボンネットフード13の
取付部13f・13fに設けた孔13g・13gと一致
する止め孔29a・29aが開口されている。
【0018】一方、図5に示すように、前記後車体フレ
ーム3後部上には支持フレーム33が立設され、該支持
フレーム33上の左右にステー34を介してヒンジ部3
5の一側が固定され、該ヒンジ部35の他側と、前記ボ
ンネットフード13後部の取付部13f・13fの孔1
3gと、後ベースプレート29の止め孔29aとにボル
トを貫通させて螺合して一体的に固定し、ボンネットフ
ード13をヒンジ部35を介して後車体フレーム3に対
して機体左右方向に沿う回動軸線まわりに回動可能に枢
支している。従って、前記ボンネットフード13のみで
後車体フレーム3に回動支持されるのではなく、補強フ
レーム22と共に回動支持されるので、ボンネットフー
ド13の支持剛性が高められているのである。
【0019】また、前記後車体フレーム3後部上に立設
した支持フレーム33の側面にブラケット32を固設
し、該ブラケット32前部と前記補強ブラケット27’
に設けた支点ピン28との間にガススプリング31が介
装され、ボンネットフード13を開閉するときに軽い力
で回動操作でき、図3、図10に示すように上方に回動
させた状態に保持することも可能としている。尚、図1
0中のボンネットフード13のシートマウント部13c
下面には断熱材45が付設されエンジン41の熱が運転
シート14側に伝わらないようにしている。
【0020】また、前記補強フレーム22前部にはロッ
ク機構が配置され、ボンネットフード13を下方に回動
した際に後車体フレーム3側に係合して、上方に開かな
いようにロックしている。
【0021】即ち、図5、図8〜図11に示すように、
前記縦フレーム23・23前部の垂直部間に側面視L型
に構成した取付プレート50を横設し、該取付プレート
50の左右中央部の垂直部に欠切部50aが形成され、
該欠切部50aに図11に示すロック機構を取り付ける
ようにしている。即ち、前記欠切部50aを蓋する如く
プレート53が固定され、該プレート53にロック爪5
1及び連動カム52が機体長手方向軸線まわりで揺動自
在に取り付けられ、該ロック爪51の一端には係合用の
係合爪が形成され、車体カバー30上に固設した固定用
フック57に係合可能とし、連動カム52にはロッド5
4が連結されて、該ロッド54の他端は取付プレート5
0に配したキーシリンダー55より突出するアーム56
と連結している。
【0022】前記キーシリンダー55はエンジンキーを
挿入して回動操作でき、その回動によって、アーム5
6、ロッド54、連動カム52を介してロック爪51が
時計回りに回動し、ロック爪51の係合爪が下方に向
き、固定用フック57との係合が外れて、ボンネットフ
ード13を上方に回動可能となるのである。また、ボン
ネットフード13を下方に回動させて閉じると、ロック
爪51の係合爪内に固定用フック57が入り込み、ロッ
ク爪51が回動されて係合爪が水平状となりロックされ
るのである。
【0023】このように構成したことで、メンテナンス
等を行なう場合には、オペレーターは操作コラム12か
らエンジンキーを抜いて、キーシリンダー55に差し込
んで回動し、ロックを解除してボンネットフード13の
手摺り48または運転シート14を持って上方へ回動す
ると、ボンネットフード13はヒンジ部35・35を中
心に回動してエンジンルーム19の上部を開放でき、ス
テップ20上よりメンテナンス作業を行うことができる
のである。つまり、ステップ20は地上より高い位置に
あり、踏み台等を使用せずとも楽に、開口3cの奥側に
位置するラジエーター40の点検やリザーバータンクへ
の冷却液の補充や、エンジンオイルの点検及び補給作
業、バッテリー液の補給、燃料コック43の操作、エア
クリーナー44のフィルター交換等を容易に行うことが
でき、機体の後側よりメンテナンスを行なうことに比べ
作業性が大幅に向上されるのである。
【0024】また、トランスミッションやアクセルワイ
ヤー等のメンテナンスを行う際に、前記ステップ20側
のメンテナンス用扉20aも開けることになるが、従来
のように、ボンネットフード13の後部側を開ける構成
では、ステップ20側と機体後方側との両方を行き来し
ながら作業を行う必要があったが、本発明の如く、ボン
ネットフード13前部側を開けるようにしたことでステ
ップ20上で両者を見てメンテナンスを行うことができ
作業能率が向上されるのである。更に、前記ボンネット
フード13は手摺り48や運転シート14を持って開け
ることができ、特別の握り部を設ける必要がなく部品を
少なくできる。
【0025】また、図12に示すように、前記後フレー
ム3上に前記操作コラム12や、ステアリングハンドル
4や、ボンネットフード13や、運転シート14等を収
納するキャビン15を配設した場合には、ボンネットフ
ード13を上方に回動させたときに、運転シート14と
キャビン15の後面とが緩衝することがないように、キ
ャビン15後部のリヤ窓15aのみを、その上部を支点
として後方に回動させる構成としており、キャビン15
の後下部には後壁15bが配設できて、キャビン15後
部の剛性は高く維持することができる。
【0026】
【発明の効果】このように構成したことによって、次の
ような効果を奏するのである。まず、請求項1記載のよ
うに、前車体フレームの後部に、鉛直軸線まわりで相対
回動自在に後車体フレームを連結し、該後車体フレーム
に車両推進ならびに作業機駆動用のエンジンを搭載さ
せ、該エンジン及びその周囲の上方をボンネットフード
で被装すると共に、該ボンネットフード上面に運転シー
トを装備させたホイルローダにおいて、前記ボンネット
フードの後端側を、機体左右方向に沿う回動軸線まわり
で、開閉自在に後車体フレームの後部に連結したので、
オペレーターがボンネットフード後端側を中心として前
部を後上方に回動させることで、ボンネットフードを大
きく開けられてエンジンルーム内部のメンテナンス作業
が行なわれ、ステップ上より作業することによりオペレ
ーターとエンジンルームとの距離が近くなり、エンジン
ルーム奥側のラジエーター等のメンテナンス作業がし易
く、機体が高くなっても、作業性を向上させることがで
きる。
【0027】また、ボンネットフード後部側を開ける構
成では、ステップ下方のトランスミッション等とがかか
わったメンテナンスを行う際には、機体後方と運転シー
ト側の両方を行き来しながら作業を行う必要があった
が、ボンネットフード前部側を開けることで、両方を同
時に見てメンテナンスを行うことが可能となり、作業能
率が向上されるのである。
【0028】請求項2記載のように、前記ボンネットフ
ードを合成樹脂で成形し、該ボンネットフード内周面に
補強フレームを配置し、前記運転シートと後車体フレー
ム側に連結するヒンジ部を、前記ボンネットフードを介
してベースプレートと固定し、該ベースプレートを前記
補強フレームに一体的に設けたので、運転シートやヒン
ジ部を同時に取付けることが可能となり製作コストを低
減することができる。また、運転シートにかかる荷重や
ボンネットフードを後上方に回動させた際のボンネット
フード自身の荷重がベースプレートを介して補強フレー
ムにかかり、該補強フレームとボンネットフードとによ
り剛性を高めた構成とすることができ、オペレーターの
作業環境を良好に保てるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホイルローダの全体側面図である。
【図2】ホイルローダの全体平面図である。
【図3】ボンネットフードを後上方に回動させた状態の
後車体フレームの側面図である。
【図4】後車体フレームの平面図である。
【図5】ボンネットフード及びその補強フレームの側面
図一部断面図である。
【図6】ボンネットフードの底面図である。
【図7】ボンネットフードの後面図である。
【図8】補強フレームの平面図である。
【図9】補強フレームの正面図一部断面図である。
【図10】ボンネットフードを開放させた状態の後車体
フレームの斜視図である。
【図11】ボンネットフードのロック機構の正面図であ
る。
【図12】運転キャビン内のボンネットフードを後上方
に回動させた状態の側面図一部断面図である。
【符号の説明】
A ホイルローダ 2 前車体フレーム 3 後車体フレーム 3b 後輪ハウジング 3c 開口 13 ボンネットフード 14 運転シート 19 エンジンルーム 22 補強フレーム 25 前ベースプレート 29 後ベースプレート 34 ヒンジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前車体フレームの後部に、鉛直軸線まわ
    りで相対回動自在に後車体フレームを連結し、該後車体
    フレームに車両推進ならびに作業機駆動用のエンジンを
    搭載させ、該エンジン及びその周囲の上方をボンネット
    フードで被装すると共に、該ボンネットフード上面に運
    転シートを装備させたホイルローダにおいて、前記ボン
    ネットフードの後端側を、機体左右方向に沿う回動軸線
    まわりで、開閉自在に後車体フレームの後部に連結した
    ことを特徴とするホイルローダのボンネットフード。
  2. 【請求項2】 前記ボンネットフードを合成樹脂で成形
    し、該ボンネットフード内周面に補強フレームを配置
    し、前記運転シートと後車体フレーム側に連結するヒン
    ジ部を、前記ボンネットフードを介してベースプレート
    と固定し、該ベースプレートを前記補強フレームに一体
    的に設けてあることを特徴とする請求項1記載のホイル
    ローダのボンネットフード。
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