JP2002070069A - ボンネットのロック構造 - Google Patents

ボンネットのロック構造

Info

Publication number
JP2002070069A
JP2002070069A JP2000265440A JP2000265440A JP2002070069A JP 2002070069 A JP2002070069 A JP 2002070069A JP 2000265440 A JP2000265440 A JP 2000265440A JP 2000265440 A JP2000265440 A JP 2000265440A JP 2002070069 A JP2002070069 A JP 2002070069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
hood
lock
cylinder
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000265440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4576593B2 (ja
Inventor
Takafumi Nohayashi
貴文 野林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd, Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
Priority to JP2000265440A priority Critical patent/JP4576593B2/ja
Publication of JP2002070069A publication Critical patent/JP2002070069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4576593B2 publication Critical patent/JP4576593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行装置上の旋回体に配設されるエンジンを
被装するボンネットのロック構造において、ボンネット
内の空間を有効に利用するとともに、確実性の高いロッ
ク機構を構成することを課題とする。 【解決手段】 ステップ20上面にボンネット14のロ
ックヒンジ73を設け、ボンネット開閉レバー72の周
辺部にシーシリンダ71を設け、該キーシリンダ71の
中筒と共に回動する部材79により開閉レバーに連動し
て回動するフック77の回動を規制する。ボンネット1
4の回動支点を該ボンネット後下端部とし、ボンネット
14のロック機構を該ボンネット前下端部に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】旋回作業車におけるボンネッ
トのロック機構に関するものであり、より詳しくはボン
ネットをロックするためのロックヒンジおよびフックの
回動規制構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、旋回作業車のボンネットは一部が
分割された構成となっており、ヒンジを介してボンネッ
トの一部が開閉可能に構成されている。そして、ボンネ
ットのロックヒンジは専用のブラケットに固設されてお
り、ボンネットのロック機構の近傍に位置するように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、ボンネット内に
おいて、ロック機構のためにブラケット等を配設し、該
ブラケットにロック機構を構成する部品を取りつける場
合、ボンネット内の空間を有効に用いることが困難であ
り、ボンネット内をコンパクトに構成することができな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明は次のような手段を用いる。請求項1に記載
のごとく、走行装置上の旋回体に配設されるエンジンを
被装するボンネットのロック構造において、ステップ上
面にボンネットのロックヒンジを設けた。
【0005】請求項2に記載のごとく、走行装置上の旋
回体に配設されるエンジンを被装するボンネットのロッ
ク構造において、ボンネット開閉レバーの周辺部にキー
シリンダを設け、該キーシリンダの中筒と共に回動する
部材により開閉レバーに連動して回動するフックの回動
を規制する。
【0006】請求項3に記載のごとく、走行装置上の旋
回体に配設されるエンジンを被装するボンネットのロッ
ク構造において、ボンネットの回動支点を該ボンネット
後下端部とし、ボンネットのロック機構を該ボンネット
前下端部に設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1は旋回作業車の全体側面
図、図2は同じく平面図、図3は同じく正面図、図4は
同じく後面図、図5は旋回体内部構成を示す平面図、図
6は同じく後面図、図7は同じく左側面図、図8はボン
ネット回動構成を示す側面図、図9はボンネットのロッ
ク機構を示す斜視図、図10はフックの配置構成を示す
底面図、図11はロックヒンジの構成を示す斜視図、図
12はロック機構の構成を示す正面図、図13は同じく
側面図、図14はロック解除の構成を示す図である。
【0008】本発明の旋回作業車の構成について説明す
る。図1乃至図4を用いて説明する。旋回作業車は、ク
ローラ式走行装置1の上部中央において、旋回体2を左
右旋回可能に支持した構成となっている。そして、クロ
ーラ式走行装置1の前後一端部には、ブレード3を上下
回動自在に配設しているものである。旋回体2の上部に
はエンジン等を被覆するボンネット14が配設され、該
ボンネット14の上にシート16が取り付けられてい
る。該シート16の前方には、フロントコラム19等に
より運転操作部15が構成されるものである。フロント
コラム19には、運転操作等を行うためのレバー、ペダ
ル等を配設しているものである。また、運転操作部15
のフロントコラム19とボンネット14との間にはステ
ップ20が配置されている。
【0009】旋回体2の前端部にはブームブラケット1
2が左右回動自在に取り付けられ、該ブームブラケット
12にはブーム6の下端部が上下回動自在に支持されて
いる。ブーム6は途中部で前方に屈曲しており、側面視
において屈曲部6dを有する略「く」字状に形成されて
いる。該ブーム6の上端部にはアーム5が回動自在に支
持され、該アーム5の先端部には作業用アタッチメント
としてのバケット4が回動自在に支持されている。これ
らのブーム6、アーム5、及びバケット4等により作業
機7が構成されているものである。
【0010】そして、前記ブーム6はブームシリンダ1
1により回動され、アーム5はアームシリンダ10によ
り回動され、バケット4はバケットシリンダ9により回
動されている。該ブームシリンダ11、アームシリンダ
10、及びバケットシリンダ9は油圧シリンダにより構
成され、各シリンダ9・10・11は旋回台2のボンネ
ット14内に配設される油圧ポンプから油圧ホースを通
じて圧油を供給することにより伸縮駆動されている。ま
た、ブームシリンダ11はブームブラケット12のシリ
ンダ支持部12bとブーム6の途中部前面に設けられた
ブームシリンダブラケット36との間に介装され、アー
ムシリンダ10はブーム6の途中部背面に設けられるア
ームシリンダボトムブラケット31とアーム5基端部に
設けられるバケットシリンダブラケット30との間に介
装され、バケットシリンダ9は該バケットシリンダブラ
ケット30とバケット4に連結されるバケットブラケッ
ト29との間に介装されている。
【0011】旋回体2下部には、開口部31が設けられ
ており、該開口部31よりスイングシリンダ32のシリ
ンダロッドが突出している。該スイングシリンダ31の
後端は、旋回体2のフレーム17に回動自在に枢支され
ている。そして、スイングシリンダ32のシリンダロッ
ドの先端はブームブラケット12に接続されており、ス
イングシリンダ32により、ブームブラケット12を旋
回体2に対して左右に回動するものである。
【0012】フレーム17は、旋回体2後部のカウンタ
ウェイトと一体的に構成されているものである。フレー
ム17は前部において、ブームブラケット12を左右回
動自在に枢支するとともに、後部においてはカウンタウ
ェイトを構成するものである。ブームブラケット12
は、フレーム17前部において回動自在に枢支され、作
業機7を支持するものである。フレーム17の中央部は
旋回体2の下部を構成するとともに、後部のカウンタウ
ェイト部分を接続するものである。
【0013】旋回体2には側部に側面開口部14bが設
けられており、後部には後開口部52および下開口部5
3が設けられている。側面開口部14bは、ボンネット
14の左側部に設けられている。該側面開口部14bの
内側には、ラジエータが配設されており、側面開口部1
4bより吸入した空気により冷却されるものである。後
開口部52は、フレーム17の後部上方に設けられてお
り、下開口部53はフレーム17の後下部に設けられて
いる。前記側面開口部14bより導入された空気は、後
開口部52および下開口部53より、旋回体2の外に排
出されるものである。
【0014】次に、旋回体2内部の構成について、図5
乃至図7を用いて説明する。旋回体2には、中央部にス
イベルジョイント36が接続されており、該スイベルジ
ョイント36の近傍には旋回モータ37が配設されてい
る。旋回モータ37はフレーム17に固設されているも
のである。フレーム17上には、エンジン34、油圧ポ
ンプ35、スイングシリンダ32、およびリザーバタン
ク43が配設されている。さらに、リザーバタンク43
の前方には作動油のオイルフィルタ44が配設されてお
り、該リザーバタンク43の上にはラジエータ38が配
設されている。また、スイングシリンダ32の上方には
燃料タンク45が配設されており、燃料タンク45の後
方にはバッテリ55が配設されている。
【0015】旋回体2内部に配設された、エンジン34
はラバーマウントもしくは防振具、積層ゴム等を介して
フレーム17上に配設されている。そして、エンジン3
4の側部に、油圧ポンプ35が接続され、該エンジン3
4により油圧ポンプ35が駆動されるものである。な
お、エンジン34の排気ガスは、エンジン34の後方に
配設したマフラ40を介して旋回体2の外に排出される
ものである。マフラ40は楕円柱状に構成されており、
排気ガスを上より導入して下方に排出するものである。
【0016】旋回体2内において、エンジン34はクラ
ンク軸を旋回体2の左右方向になるように配設しておお
り、該エンジン34のクランク軸芯上に油圧ポンプ35
が接続されている。油圧ポンプ35は油圧ホースやフロ
ントコラム19内のコントロールバルブ等を介して、ス
イングシリンダ32、旋回モータ37、スイベルジョイ
ント36、作業機7のシリンダ等に接続されている。そ
して、油圧ポンプ35より吐出される作業油により、ス
イベルジョイント36を介して前記走行装置1や、旋回
モータ37、スイングシリンダ32、作業機7、ブレー
ド3を駆動するものである。
【0017】ラジエータ38は、ファン39の側方に配
設されており、側面視ラジエータ38の配置位置がファ
ン39の配置位置に重なるように配置されるものであ
る。すなわち、ラジエータ38はファン39の直前に配
設されており、ラジエータ38からエンジン34までの
距離を短く構成できる。
【0018】ラジエータ38は旋回体2の側面内側にお
いて、外側に向けて配設されており、ファン39により
ボンネット14内に外気が取り込まれ、該ラジエータ3
8が冷却されるものである。そして、ボンネット14側
部より内側に導入された外気は、ラジエータ38を冷却
した後に、エンジン34の上部シリンダヘッドを冷却す
るものである。
【0019】エンジン34の後部にはマフラ40が配設
されており、該マフラ40はエンジン34後部の排気ポ
ートに接続されているものである。マフラ40は旋回体
2内において、上下方向に配設されている。エンジン3
4上部の排気ポートより排出される排気ガスはマフラ4
0上部より導入され、該マフラ40の下部より排出され
る。マフラ40の排気ガス排出部はフレーム17の後下
部に設けた後開口部53に一致しており、エンジン34
の排気ガスはマフラ40を介して、旋回体2の後開口部
53より旋回体2の外に排出されるものである。マフラ
40の上方には、エアクリーナ41が配設されており、
該エアクリーナ41の吸気口は旋回体2内において、ラ
ジエータ38の配設位置とは、反対側に配置されてい
る。なお、吸気口よりエアクリーナ41に導入された空
気は、エンジン34の吸気ポートに導入される。
【0020】旋回体2のラジエータ38配設側には、リ
ザーバタンク43が旋回体2の前後方向に配設されてい
る。該リザーバ43は、前記油圧ポンプ35の作動油を
蓄えており、油圧配管により油圧ポンプ35に接続され
ている。リザーバタンク43はフレーム17上に固設さ
れており、該リザーバタンク43の後部上面にはラジエ
ータ38が配設されるものである。そして、リザーバタ
ンク43の前部の上方にはステップ20が構成されてい
る。ステップ20の下方かつリザーバタンク43の前方
にはオイルフィルタ44が配設されている。オイルフィ
ルタ44はリザーバタンク43およびフロントコラム1
9内のコントロールバルブに接続されており、コントロ
ールバルブを介してリザーバタンク43に戻る作動油は
該オイルフィルタ44を経由してリザーバタンク43に
戻るものである。リザーバタンク43の上面には、上方
に延出された給油口43bが設けられており、該給油口
43bより作動油の補充を行うことが可能となってい
る。
【0021】旋回体2内において、エンジン34前後長
内にリザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク
45、バッテリ55が収められている。これにより、旋
回体2内部構成をコンパクトに構成でき、旋回体2の後
部において、マスの集中化を行うことができる。そし
て、リザーバタンク43の前部をステップ20の下方に
延出することにより、リザーバタンク43の容量を増大
できるとともに、リザーバタンク43とフロントコラム
19内に配設されるコントロールバルブ間の距離を短く
することができる。同様に、燃料タンク45の前部をス
テップ20の下方に延出することにより、燃料タンク4
5容量を増大できるとともに、燃料をエンジン34より
離れた場所いおいて貯蔵できる。さらに、エンジン3
4、リザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク
45、バッテリ55がボンネット内に配設され、リザー
バタンク43、ラジエータ38、燃料タンク45、バッ
テリ55が旋回体2の側部に位置するので、整備性が向
上する。
【0022】ボンネット14内には遮蔽板50が機体前
後方向に配設されており、該遮蔽板50はボンネット1
4内を二分割するものである。遮蔽板50はボンネット
14の内側形状に沿った構成となっている。該遮蔽板5
0により、エンジン34およびマフラ40をバッテリ5
5および燃料タンク45より隔離するものである。遮蔽
板50を配設することにより、バッテリ55および燃料
タンク45がエンジン34を通って熱せられた風にさら
されることがない。遮蔽板50とボンネット14の内側
が密着することにより、熱風より遮蔽板50の外側部分
を保護するものである。遮蔽板50の外周にはシール部
材がはめ込まれており、ボンネット14と遮蔽板50と
の隙間を埋め密着状態を構成するものである。
【0023】次に、ボンネット14の支持構成について
説明する。旋回体2に配設されたボンネット14は、図
8に示すごとく、後方に回動可能に構成されている。ボ
ンネット14は、後下部において、フレーム17の後上
部に回動自在に接続されている。ボンネット14は閉じ
た状態において、該ボンネット14の下端がステップ2
0に当接する位置において、係止具等により係止され、
閉じた状態に保持される構成になっている。そして、エ
ンジンなどの整備を行う際には、前記係止具等を解除
し、ボンネット14後方に回動するものである。
【0024】次に、ボンネット14のロック機構につい
て説明する。ボンネット14の前面下部には、キーシリ
ンダ71およびレバー72が設けられているものであ
る。ボンネット14はキーシリンダ71およびレバー7
2等により構成されるロック機構により、ボンネット1
4の前部下端をステップ20に係止するものである。ボ
ンネット14は前述のごとく、後下部を回動支点として
開閉する構成をとっているものである。ボンネット14
を回動支点より最も離れた個所において係止することに
より、ボンネット14を確実にロックすることが可能で
ある。さらに、ボンネット14を開く際にも、回動支点
より離れた個所にレバー72が配設されるため、楽にボ
ンネット14を開くことができるものである。なお、キ
ーシリンダ71およびレバー72はボンネット14の前
面中央より右側に設けられている。これにより、機体右
側より作業者が容易にボンネット14の開閉を行えるよ
うに構成するものである。機体右側にキーシリンダ71
およびレバー72を配設することにより、機体右側に立
った作業者の右側のスペースを大きくとることができ、
右手を使い易くなるものである。これにより、ボンネッ
ト14の開閉を容易に行うことができるものである。
【0025】キーシリンダ71の周辺部にはレバー72
が配設され、該レバー72を回動することにより、ロッ
ク機構を解除し、ボンネット14を後方に回動すること
ができるものである。本実施例においては、キーシリン
ダ71の直下にレバー72の枢軸が配設される構成とな
っている。キーシリンダ71はレバー72の回動を規制
するものであり、キーシリンダ71にキーを挿入し、該
キーシリンダ71の中筒を回動させることにより、レバ
ー71の回動規制を解除するものである。キーシリンダ
71をレバー72近傍に配設することにより、ロック解
除機構に用いられる部材を短く構成でき、ボンネット1
4内の空間を有効に利用することができるものである。
【0026】レバー72の枢軸は、ボンネット14内に
おいて、該ボンネット14の内側面に固設された筒体7
5に挿嵌されており、該レバー72の枢軸先端部にはフ
ック77がレバー72に対して相対回動不能に固設され
ているものである。そして、筒体75にはフック77の
回動量を規制するストッパプレート76が固設されてい
るものである。そして、筒体75にはつるまきバネ78
が挿嵌しており、該つるまきバネ78のの先端はそれぞ
れ、ストッパプレート76、フック77に係止されてい
る。これにより、フック77がストッパプレート76側
に回動するよう付勢されるものである。なお、ボンネッ
ト14の内側には、防音材が貼着されており、旋回作業
車の静粛性を向上させるものである。
【0027】次に、フック77に係合するロックヒンジ
73の構成について図11を用いて説明する。ロックヒ
ンジ73はプレート74上に立設されるものであり、プ
レート74と一体的に構成されるものである。ロックヒ
ンジ73は側面視C字状に構成されており、開口側を前
方に向けた構成となっている。ロックヒンジ73の開口
側がボンネット14に向くため、ロックヒンジ73がボ
ンネットプレート74と接触しにくく、前述のフック7
7とロックヒンジ73の不要な接触を回避できる。ステ
ップ20の後部において、該ステップ20の後端に沿っ
て配設されるものであり、プレート74はボルト等によ
りステップ20に固設されるものである。そして、ステ
ップ20はフレーム17と一体的構成されるリブ上端に
固設されるものである。これにより、ステップ20が十
分な取りつけ剛性を獲得できると共に、該ステップ20
に固設したロックヒンジ73も取りつけ剛性を十分に確
保することができるものである。ロックヒンジ73は遮
蔽板50近傍に設けられるため、ボンネット14と遮蔽
板50との密着を確保し、該遮蔽板50による冷却風の
遮蔽効果を確保できるものである。
【0028】次に、図12乃至図14を用いてボンネッ
ト14のロックおよびロック解除の構成について説明す
る。キーシリンダ71の中筒にはロックプレート79が
相対回動不能に取り付けられており、該ロックプレート
79の一端は前後方向に延出された構成となっている。
ロックプレート79の一端を前後方向に延出することに
より、該ロックプレート79の一端がフック77に当接
しやすく、ロックプレート79によりフック77の回動
を規制し易くなるものである。フック77は平板状に構
成されており、該フック77の下部がロックヒンジ73
を係止する構成となっている。フック77の上端は水平
より傾いた構成になっており、フック77がロックヒン
ジ73を係止した状態において、該フック77の上端上
面がロックプレート79に向く構成となっている。これ
により、フック77を回動しようとする力を、ロックプ
レート79が確実に受け止めることができるものであ
る。さらに、キーシリンダ71の近傍にフック77を配
設するので、ロックプレート79の全長を短く構成で
き、ロックプレート79の剛性を向上でき、ロック機構
の耐久性を向上できるとともに、ボンネット14内の空
間を有効に利用することができるものである。
【0029】レバー72の枢軸を挿嵌する筒体75に固
設したストッパプレート76は中央部において、前後方
向に延出され、下部においては上下方向に延出されるも
のである。ストッパプレート76はロックヒンジ73に
対してボンネット14の位置決めを行うものであり、フ
ック77の必要以上の回動を規制するものである。フッ
ク77において、ストッパプレート76側には突出した
部分を設けており、該突出部がストッパプレート76の
中央部上面に当接することにより、フック77の開放側
への回動量規制されるものである。さらに、フック77
がストッパプレート76に近接する側に回動した場合に
は、該ストッパプレート76の中央部側面にフック77
が当接し、回動が規制され、ロックヒンジ73を係止す
る位置に保持されるものである。
【0030】上記のロック機構において、キーシリンダ
71にキーを挿入し、該キーシリンダ71の中筒ととも
にロックプレート79を回動させることにより、該ロッ
クプレート79によるフック77の回動規制が解除され
る。そして、レバー72を回動し、フック77によるロ
ックヒンジ73の係止を解除することにより、ボンネッ
ト14を開くことができるものである。このロック機構
は簡便な構成であるとともに、ボンネット14の係止を
確実に行えるものである。そして、該ロック機構を安価
にかる容易に組み立てることができ、高い信頼性と耐久
性を得ることができるものである。また、ボンネット1
4がボンネット内の機構に接触することがなく、ボンネ
ット14を前後両端において係止するので、ボンネット
14のがたつきを減少できる。さらに、ロック機構およ
びボンネット回動機構がボンネット内の空間与える影響
を、少なくできる。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、走行装置上の
旋回体に配設されるエンジンを被装するボンネットのロ
ック構造において、ステップ上面にボンネットのロック
ヒンジを設けたので、ボンネットのロック機構をコンパ
クトに構成でき、ボンネット内の空間を有効に利用でき
る。さらに、ロック機構の取りつけ剛性を向上でき、ボ
ンネットのロックを確実に行うことができる。
【0032】請求項2に記載のごとく、走行装置上の旋
回体に配設されるエンジンを被装するボンネットのロッ
ク構造において、ボンネット開閉レバーの周辺部にキー
シリンダを設け、該キーシリンダの中筒と共に回動する
部材により開閉レバーに連動して回動するフックの回動
を規制するので、容易な機構によりロック機構を構成で
き、該ロック機構の耐久性を向上できる。さらに、ロッ
ク機構を構成する部材の全長を短くでき、ボンネット内
の空間を有効に利用できる。
【0033】請求項3に記載のごとく、走行装置上の旋
回体に配設されるエンジンを被装するボンネットのロッ
ク構造において、ボンネットの回動支点を該ボンネット
後下端部とし、ボンネットのロック機構を該ボンネット
前下端部に設けたので、ボンネットの開閉により、該ボ
ンネットがボンネット内の機構に接触することがなく、
ボンネットを前後両端において係止するので、ボンネッ
トのがたつきを減少できる。さらに、ロック機構および
ボンネット回動機構がボンネット内の空間与える影響を
少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回作業車の全体側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく正面図。
【図4】同じく後面図。
【図5】ボンネット回動構成を示す側面図。
【図6】旋回体内部構成を示す平面図。
【図7】同じく後面図。
【図8】同じく左側面図。
【図9】ボンネットのロック機構を示す斜視図。
【図10】フックの配置構成を示す底面図。
【図11】ロックヒンジの構成を示す斜視図。
【図12】ロック機構の構成を示す正面図。
【図13】同じく側面図。
【図14】ロック解除の構成を示す図。
【符号の説明】
14 ボンネット 20 ステップ 71 キーシリンダ 72 レバー 73 ロックヒンジ 74 プレート 75 筒体 76 ストッパプレート 77 フック 78 つるまきバネ 79 ロックプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D015 CA03 2E250 AA21 HH06 JJ00 LL15 PP04 PP15 3D004 AA01 AA03 AA11 BA04 CA41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置上の旋回体に配設されるエンジ
    ンを被装するボンネットのロック構造において、ステッ
    プ上面にボンネットのロックヒンジを設けたことを特徴
    とするボンネットのロック構造。
  2. 【請求項2】 走行装置上の旋回体に配設されるエンジ
    ンを被装するボンネットのロック構造において、ボンネ
    ット開閉レバーの周辺部にキーシリンダを設け、該キー
    シリンダの中筒と共に回動する部材により開閉レバーに
    連動して回動するフックの回動を規制することを特徴と
    するボンネットのロック構造。
  3. 【請求項3】 走行装置上の旋回体に配設されるエンジ
    ンを被装するボンネットのロック構造において、ボンネ
    ットの回動支点を該ボンネット後下端部とし、ボンネッ
    トのロック機構を該ボンネット前下端部に設けたことを
    特徴とするボンネットのロック構造。
JP2000265440A 2000-09-01 2000-09-01 ボンネットのロック構造 Expired - Lifetime JP4576593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265440A JP4576593B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 ボンネットのロック構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265440A JP4576593B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 ボンネットのロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002070069A true JP2002070069A (ja) 2002-03-08
JP4576593B2 JP4576593B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=18752707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000265440A Expired - Lifetime JP4576593B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 ボンネットのロック構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4576593B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030066508A (ko) * 2003-07-03 2003-08-09 대진기전주식회사 중장비용 본네트 잠금장치
JP2008303714A (ja) * 2008-09-22 2008-12-18 Seirei Ind Co Ltd 掘削作業車
JP2017172114A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 日立建機株式会社 建設機械
CN108915428A (zh) * 2018-09-03 2018-11-30 江西五十铃汽车有限公司 一种狭窄空间汽车发动机盖开启装置
JP2019056219A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 ヤンマー株式会社 作業車両

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112943U (ja) * 1991-03-12 1992-10-01 ヤンマーデイーゼル株式会社 掘削機におけるロツク装置
JP2000096611A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Kubota Corp 旋回作業機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3461048B2 (ja) * 1994-11-21 2003-10-27 ヤンマー株式会社 バックホー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112943U (ja) * 1991-03-12 1992-10-01 ヤンマーデイーゼル株式会社 掘削機におけるロツク装置
JP2000096611A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Kubota Corp 旋回作業機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030066508A (ko) * 2003-07-03 2003-08-09 대진기전주식회사 중장비용 본네트 잠금장치
JP2008303714A (ja) * 2008-09-22 2008-12-18 Seirei Ind Co Ltd 掘削作業車
JP2017172114A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 日立建機株式会社 建設機械
JP2019056219A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 ヤンマー株式会社 作業車両
CN108915428A (zh) * 2018-09-03 2018-11-30 江西五十铃汽车有限公司 一种狭窄空间汽车发动机盖开启装置
CN108915428B (zh) * 2018-09-03 2023-05-09 江西五十铃汽车有限公司 一种狭窄空间汽车发动机盖开启装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4576593B2 (ja) 2010-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7874392B2 (en) Excavating machine
JP2002070069A (ja) ボンネットのロック構造
JP3980912B2 (ja) 旋回型作業機械
JP3840528B2 (ja) 旋回作業車
JP3861175B2 (ja) 旋回作業車の上部体構造
JP3691750B2 (ja) 旋回作業機
JP2001311180A (ja) 旋回作業車
JP3897895B2 (ja) 超小旋回型作業車
JP3972085B2 (ja) 旋回作業車のボンネット内構造
JP2000073401A (ja) ホイルローダのボンネットフード
JP5192328B2 (ja) 作業車両
JP4109401B2 (ja) 旋回作業車のボンネット構造
JP3974252B2 (ja) 超小旋回型作業車
JP3682006B2 (ja) 旋回作業機
JP3950974B2 (ja) 旋回作業車
JPH1181378A (ja) 旋回作業機
JP3955908B2 (ja) 旋回作業車
JP2003278183A (ja) 旋回型作業機械
JP3547239B2 (ja) 旋回作業機
JPH09310375A (ja) 建設作業機におけるボンネット支持構造
JPH0995973A (ja) 小型バックホーのボンネット内の配置構造
JPH09100551A (ja) バックホウ
JPH06107091A (ja) 作業用走行車におけるバツテリおよび油圧バルブの配設構造
JP3254364B2 (ja) バックホーのタンク取り付け構造
JPH09302718A (ja) 建設作業機におけるボンネット支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4576593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term