JP4576593B2 - ボンネットのロック構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
旋回作業車におけるボンネットのロック機構に関するものであり、より詳しくはボンネットをロックするためのロックヒンジ及びフックの回動規制構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、旋回作業車のボンネットは一部が分割された構成となっており、ヒンジを介してボンネットの一部が開閉可能に構成されている。そして、ボンネットのロックヒンジは専用のブラケットに固設されており、ボンネットのロック機構の近傍に位置するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、ボンネット内において、ロック機構のためにブラケット等を配設し、該ブラケットにロック機構を構成する部品を取りつける場合、ボンネット内の空間を有効に用いることが困難であり、ボンネット内をコンパクトに構成することができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべく、本発明は次のような手段を用いる。
【0005】
請求項1に記載のごとく、クローラ式走行装置(1)上の旋回体(2)に配設されるエンジン(34)を被装するボンネット(14)のロック構造において、該ボンネット(14)の回動支点を該ボンネット(14)の後下端部に設け、該ロック機構を該ボンネット(14)の前下端部に設け、該ロック機構は、該ボンネット(14)側のキーシリンダ(71)及びボンネット開閉レバー(72)と、ステップ(20)側のロックヒンジ(73)とにより構成し、該キーシリンダ(71)の直下にボンネット開閉レバー(72)を配置し、該ボンネット開閉レバー(72)の下部にロックヒンジ(73)を配設し、該キーシリンダ(71)の中筒と共に回動するロックプレート(79)により、該ボンネット開閉レバー(72)に連動して回動するフック(77)の回動を規制する構造とし、該ボンネット(14)内の機体前後方向に遮蔽板(50)を立設し、該遮蔽板(50)はボンネット(14)の内側形状に沿った構成とし、該ボンネット(14)内を左右に二分割し、該遮蔽板(50)により、前記エンジン(34)及びマフラ(40)と、バッテリ(55)及び燃料タンク(45)の間を隔離し、該遮蔽板(50)の側方近傍のステップ(20)の後端上に、ロックヒンジ(73)を立設し、該ロックヒンジ(73)は側面視C字状に構成し、C字状の開口側を前方に向け、該ロックヒンジ(73)と前記フック(77)とが係合すべく構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
【0007】
図1は旋回作業車の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく正面図、図4は同じく後面図、図5は旋回体内部構成を示す平面図、図6は同じく後面図、図7は同じく左側面図、図8はボンネット回動構成を示す側面図、図9はボンネットのロック機構を示す斜視図、図10はフックの配置構成を示す底面図、図11はロックヒンジの構成を示す斜視図、図12はロック機構の構成を示す正面図、図13は同じく側面図、図14はロック解除の構成を示す図である。
【0008】
本発明の旋回作業車の構成について説明する。図1乃至図4を用いて説明する。旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央において、旋回体2を左右旋回可能に支持した構成となっている。そして、クローラ式走行装置1の前後一端部には、ブレード3を上下回動自在に配設しているものである。旋回体2の上部にはエンジン等を被覆するボンネット14が配設され、該ボンネット14の上にシート16が取り付けられている。該シート16の前方には、フロントコラム19等により運転操作部15が構成されるものである。フロントコラム19には、運転操作等を行うためのレバー、ペダル等を配設しているものである。また、運転操作部15のフロントコラム19とボンネット14との間にはステップ20が配置されている。
【0009】
旋回体2の前端部にはブームブラケット12が左右回動自在に取り付けられ、該ブームブラケット12にはブーム6の下端部が上下回動自在に支持されている。ブーム6は途中部で前方に屈曲しており、側面視において屈曲部6dを有する略「く」字状に形成されている。該ブーム6の上端部にはアーム5が回動自在に支持され、該アーム5の先端部には作業用アタッチメントとしてのバケット4が回動自在に支持されている。これらのブーム6、アーム5、及びバケット4等により作業機7が構成されているものである。
【0010】
そして、前記ブーム6はブームシリンダ11により回動され、アーム5はアームシリンダ10により回動され、バケット4はバケットシリンダ9により回動されている。該ブームシリンダ11、アームシリンダ10、及びバケットシリンダ9は油圧シリンダにより構成され、各シリンダ9・10・11は旋回台2のボンネット14内に配設される油圧ポンプから油圧ホースを通じて圧油を供給することにより伸縮駆動されている。また、ブームシリンダ11はブームブラケット12のシリンダ支持部12bとブーム6の途中部前面に設けられたブームシリンダブラケット36との間に介装され、アームシリンダ10はブーム6の途中部背面に設けられるアームシリンダボトムブラケット31とアーム5基端部に設けられるバケットシリンダブラケット30との間に介装され、バケットシリンダ9は該バケットシリンダブラケット30とバケット4に連結されるバケットブラケット29との間に介装されている。
【0011】
旋回体2下部には、開口部31が設けられており、該開口部31よりスイングシリンダ32のシリンダロッドが突出している。該スイングシリンダ31の後端は、旋回体2のフレーム17に回動自在に枢支されている。そして、スイングシリンダ32のシリンダロッドの先端はブームブラケット12に接続されており、スイングシリンダ32により、ブームブラケット12を旋回体2に対して左右に回動するものである。
【0012】
フレーム17は、旋回体2後部のカウンタウェイトと一体的に構成されているものである。フレーム17は前部において、ブームブラケット12を左右回動自在に枢支するとともに、後部においてはカウンタウェイトを構成するものである。ブームブラケット12は、フレーム17前部において回動自在に枢支され、作業機7を支持するものである。フレーム17の中央部は旋回体2の下部を構成するとともに、後部のカウンタウェイト部分を接続するものである。
【0013】
旋回体2には側部に側面開口部14bが設けられており、後部には後開口部52及び下開口部53が設けられている。側面開口部14bは、ボンネット14の左側部に設けられている。該側面開口部14bの内側には、ラジエータが配設されており、側面開口部14bより吸入した空気により冷却されるものである。後開口部52は、フレーム17の後部上方に設けられており、下開口部53はフレーム17の後下部に設けられている。前記側面開口部14bより導入された空気は、後開口部52及び下開口部53より、旋回体2の外に排出されるものである。
【0014】
次に、旋回体2内部の構成について、図5乃至図7を用いて説明する。旋回体2には、中央部にスイベルジョイント36が接続されており、該スイベルジョイント36の近傍には旋回モータ37が配設されている。旋回モータ37はフレーム17に固設されているものである。フレーム17上には、エンジン34、油圧ポンプ35、スイングシリンダ32、及びリザーバタンク43が配設されている。さらに、リザーバタンク43の前方には作動油のオイルフィルタ44が配設されており、該リザーバタンク43の上にはラジエータ38が配設されている。また、スイングシリンダ32の上方には燃料タンク45が配設されており、燃料タンク45の後方にはバッテリ55が配設されている。
【0015】
旋回体2内部に配設された、エンジン34はラバーマウントもしくは防振具、積層ゴム等を介してフレーム17上に配設されている。そして、エンジン34の側部に、油圧ポンプ35が接続され、該エンジン34により油圧ポンプ35が駆動されるものである。なお、エンジン34の排気ガスは、エンジン34の後方に配設したマフラ40を介して旋回体2の外に排出されるものである。マフラ40は楕円柱状に構成されており、排気ガスを上より導入して下方に排出するものである。
【0016】
旋回体2内において、エンジン34はクランク軸を旋回体2の左右方向になるように配設しておおり、該エンジン34のクランク軸芯上に油圧ポンプ35が接続されている。油圧ポンプ35は油圧ホースやフロントコラム19内のコントロールバルブ等を介して、スイングシリンダ32、旋回モータ37、スイベルジョイント36、作業機7のシリンダ等に接続されている。そして、油圧ポンプ35より吐出される作業油により、スイベルジョイント36を介して前記走行装置1や、旋回モータ37、スイングシリンダ32、作業機7、ブレード3を駆動するものである。
【0017】
ラジエータ38は、ファン39の側方に配設されており、側面視ラジエータ38の配置位置がファン39の配置位置に重なるように配置されるものである。すなわち、ラジエータ38はファン39の直前に配設されており、ラジエータ38からエンジン34までの距離を短く構成できる。
【0018】
ラジエータ38は旋回体2の側面内側において、外側に向けて配設されており、ファン39によりボンネット14内に外気が取り込まれ、該ラジエータ38が冷却されるものである。そして、ボンネット14側部より内側に導入された外気は、ラジエータ38を冷却した後に、エンジン34の上部シリンダヘッドを冷却するものである。
【0019】
エンジン34の後部にはマフラ40が配設されており、該マフラ40はエンジン34後部の排気ポートに接続されているものである。マフラ40は旋回体2内において、上下方向に配設されている。エンジン34上部の排気ポートより排出される排気ガスはマフラ40上部より導入され、該マフラ40の下部より排出される。マフラ40の排気ガス排出部はフレーム17の後下部に設けた後開口部53に一致しており、エンジン34の排気ガスはマフラ40を介して、旋回体2の後開口部53より旋回体2の外に排出されるものである。マフラ40の上方には、エアクリーナ41が配設されており、該エアクリーナ41の吸気口は旋回体2内において、ラジエータ38の配設位置とは、反対側に配置されている。なお、吸気口よりエアクリーナ41に導入された空気は、エンジン34の吸気ポートに導入される。
【0020】
旋回体2のラジエータ38配設側には、リザーバタンク43が旋回体2の前後方向に配設されている。該リザーバ43は、前記油圧ポンプ35の作動油を蓄えており、油圧配管により油圧ポンプ35に接続されている。リザーバタンク43はフレーム17上に固設されており、該リザーバタンク43の後部上面にはラジエータ38が配設されるものである。そして、リザーバタンク43の前部の上方にはステップ20が構成されている。ステップ20の下方かつリザーバタンク43の前方にはオイルフィルタ44が配設されている。オイルフィルタ44はリザーバタンク43及びフロントコラム19内のコントロールバルブに接続されており、コントロールバルブを介してリザーバタンク43に戻る作動油は該オイルフィルタ44を経由してリザーバタンク43に戻るものである。リザーバタンク43の上面には、上方に延出された給油口43bが設けられており、該給油口43bより作動油の補充を行うことが可能となっている。
【0021】
旋回体2内において、エンジン34前後長内にリザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク45、バッテリ55が収められている。これにより、旋回体2内部構成をコンパクトに構成でき、旋回体2の後部において、マスの集中化を行うことができる。そして、リザーバタンク43の前部をステップ20の下方に延出することにより、リザーバタンク43の容量を増大できるとともに、リザーバタンク43とフロントコラム19内に配設されるコントロールバルブ間の距離を短くすることができる。同様に、燃料タンク45の前部をステップ20の下方に延出することにより、燃料タンク45容量を増大できるとともに、燃料をエンジン34より離れた場所いおいて貯蔵できる。さらに、エンジン34、リザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク45、バッテリ55がボンネット内に配設され、リザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク45、バッテリ55が旋回体2の側部に位置するので、整備性が向上する。
【0022】
ボンネット14内には遮蔽板50が機体前後方向に配設されており、該遮蔽板50はボンネット14内を二分割するものである。遮蔽板50はボンネット14の内側形状に沿った構成となっている。該遮蔽板50により、エンジン34及びマフラ40をバッテリ55及び燃料タンク45より隔離するものである。遮蔽板50を配設することにより、バッテリ55及び燃料タンク45がエンジン34を通って熱せられた風にさらされることがない。遮蔽板50とボンネット14の内側が密着することにより、熱風より遮蔽板50の外側部分を保護するものである。遮蔽板50の外周にはシール部材がはめ込まれており、ボンネット14と遮蔽板50との隙間を埋め密着状態を構成するものである。
【0023】
次に、ボンネット14の支持構成について説明する。旋回体2に配設されたボンネット14は、図8に示すごとく、後方に回動可能に構成されている。ボンネット14は、後下部において、フレーム17の後上部に回動自在に接続されている。ボンネット14は閉じた状態において、該ボンネット14の下端がステップ20に当接する位置において、係止具等により係止され、閉じた状態に保持される構成になっている。そして、エンジンなどの整備を行う際には、前記係止具等を解除し、ボンネット14後方に回動するものである。
【0024】
次に、ボンネット14のロック機構について説明する。ボンネット14の前面下部には、キーシリンダ71及びレバー72が設けられているものである。ボンネット14はキーシリンダ71及びレバー72等により構成されるロック機構により、ボンネット14の前部下端をステップ20に係止するものである。ボンネット14は前述のごとく、後下部を回動支点として開閉する構成をとっているものである。ボンネット14を回動支点より最も離れた個所において係止することにより、ボンネット14を確実にロックすることが可能である。さらに、ボンネット14を開く際にも、回動支点より離れた個所にレバー72が配設されるため、楽にボンネット14を開くことができるものである。なお、キーシリンダ71及びレバー72はボンネット14の前面中央より右側に設けられている。これにより、機体右側より作業者が容易にボンネット14の開閉を行えるように構成するものである。機体右側にキーシリンダ71及びレバー72を配設することにより、機体右側に立った作業者の右側のスペースを大きくとることができ、右手を使い易くなるものである。これにより、ボンネット14の開閉を容易に行うことができるものである。
【0025】
キーシリンダ71の周辺部にはレバー72が配設され、該レバー72を回動することにより、ロック機構を解除し、ボンネット14を後方に回動することができるものである。本実施例においては、キーシリンダ71の直下にレバー72の枢軸が配設される構成となっている。キーシリンダ71はレバー72の回動を規制するものであり、キーシリンダ71にキーを挿入し、該キーシリンダ71の中筒を回動させることにより、レバー71の回動規制を解除するものである。キーシリンダ71をレバー72近傍に配設することにより、ロック解除機構に用いられる部材を短く構成でき、ボンネット14内の空間を有効に利用することができるものである。
【0026】
レバー72の枢軸は、ボンネット14内において、該ボンネット14の内側面に固設された筒体75に挿嵌されており、該レバー72の枢軸先端部にはフック77がレバー72に対して相対回動不能に固設されているものである。そして、筒体75にはフック77の回動量を規制するストッパプレート76が固設されているものである。そして、筒体75にはつるまきバネ78が挿嵌しており、該つるまきバネ78のの先端はそれぞれ、ストッパプレート76、フック77に係止されている。これにより、フック77がストッパプレート76側に回動するよう付勢されるものである。なお、ボンネット14の内側には、防音材が貼着されており、旋回作業車の静粛性を向上させるものである。
【0027】
次に、フック77に係合するロックヒンジ73の構成について図11を用いて説明する。ロックヒンジ73はプレート74上に立設されるものであり、プレート74と一体的に構成されるものである。ロックヒンジ73は側面視C字状に構成されており、開口側を前方に向けた構成となっている。ロックヒンジ73の開口側がボンネット14に向くため、ロックヒンジ73がボンネットプレート74と接触しにくく、前述のフック77とロックヒンジ73の不要な接触を回避できる。ステップ20の後部において、該ステップ20の後端に沿って配設されるものであり、プレート74はボルト等によりステップ20に固設されるものである。そして、ステップ20はフレーム17と一体的構成されるリブ上端に固設されるものである。これにより、ステップ20が十分な取りつけ剛性を獲得できると共に、該ステップ20に固設したロックヒンジ73も取りつけ剛性を十分に確保することができるものである。ロックヒンジ73は遮蔽板50近傍に設けられるため、ボンネット14と遮蔽板50との密着を確保し、該遮蔽板50による冷却風の遮蔽効果を確保できるものである。
【0028】
次に、図12乃至図14を用いてボンネット14のロック及びロック解除の構成について説明する。キーシリンダ71の中筒にはロックプレート79が相対回動不能に取り付けられており、該ロックプレート79の一端は前後方向に延出された構成となっている。ロックプレート79の一端を前後方向に延出することにより、該ロックプレート79の一端がフック77に当接しやすく、ロックプレート79によりフック77の回動を規制し易くなるものである。フック77は平板状に構成されており、該フック77の下部がロックヒンジ73を係止する構成となっている。フック77の上端は水平より傾いた構成になっており、フック77がロックヒンジ73を係止した状態において、該フック77の上端上面がロックプレート79に向く構成となっている。これにより、フック77を回動しようとする力を、ロックプレート79が確実に受け止めることができるものである。さらに、キーシリンダ71の近傍にフック77を配設するので、ロックプレート79の全長を短く構成でき、ロックプレート79の剛性を向上でき、ロック機構の耐久性を向上できるとともに、ボンネット14内の空間を有効に利用することができるものである。
【0029】
レバー72の枢軸を挿嵌する筒体75に固設したストッパプレート76は中央部において、前後方向に延出され、下部においては上下方向に延出されるものである。ストッパプレート76はロックヒンジ73に対してボンネット14の位置決めを行うものであり、フック77の必要以上の回動を規制するものである。フック77において、ストッパプレート76側には突出した部分を設けており、該突出部がストッパプレート76の中央部上面に当接することにより、フック77の開放側への回動量規制されるものである。さらに、フック77がストッパプレート76に近接する側に回動した場合には、該ストッパプレート76の中央部側面にフック77が当接し、回動が規制され、ロックヒンジ73を係止する位置に保持されるものである。
【0030】
上記のロック機構において、キーシリンダ71にキーを挿入し、該キーシリンダ71の中筒とともにロックプレート79を回動させることにより、該ロックプレート79によるフック77の回動規制が解除される。そして、レバー72を回動し、フック77によるロックヒンジ73の係止を解除することにより、ボンネット14を開くことができるものである。このロック機構は簡便な構成であるとともに、ボンネット14の係止を確実に行えるものである。そして、該ロック機構を安価に、かつ容易に組み立てることができ、高い信頼性と耐久性を得ることができるものである。また、ボンネット14がボンネット内の機構に接触することがなく、ボンネット14を前後両端において係止するので、ボンネット14のがたつきを減少できる。さらに、ロック機構及びボンネット回動機構がボンネット内の空間与える影響を、少なくできる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
クローラ式走行装置(1)上の旋回体(2)に配設されるエンジン(34)を被装するボンネット(14)のロック構造において、該ボンネット(14)の回動支点を該ボンネット(14)の後下端部に設け、該ロック機構を該ボンネット(14)の前下端部に設け、該ロック機構は、該ボンネット(14)側のキーシリンダ(71)及びボンネット開閉レバー(72)と、ステップ(20)側のロックヒンジ(73)とにより構成し、該キーシリンダ(71)の直下にボンネット開閉レバー(72)を配置し、該ボンネット開閉レバー(72)の下部にロックヒンジ(73)を配設し、該キーシリンダ(71)の中筒と共に回動するロックプレート(79)により、該ボンネット開閉レバー(72)に連動して回動するフック(77)の回動を規制する構造とし、該ボンネット(14)内の機体前後方向に遮蔽板(50)を立設し、該遮蔽板(50)はボンネット(14)の内側形状に沿った構成とし、該ボンネット(14)内を左右に二分割し、該遮蔽板(50)により、前記エンジン(34)及びマフラ(40)と、バッテリ(55)及び燃料タンク(45)の間を隔離し、該遮蔽板(50)の側方近傍のステップ(20)の後端上に、ロックヒンジ(73)を立設し、該ロックヒンジ(73)は側面視C字状に構成し、C字状の開口側を前方に向け、該ロックヒンジ(73)と前記フック(77)とが係合すべく構成したので、ロックヒンジ73の開口側がボンネット14に向くため、ロックヒンジ73がボンネットプレート74と接触しにくく、前述のフック77とロックヒンジ73の不要な接触を回避できる。
また、ロックヒンジ73は遮蔽板50近傍に設けられるため、ボンネット14と遮蔽板50との密着を確保し、該遮蔽板50による冷却風の遮蔽効果を確保できるものである。 また、ボンネットのロック機構をコンパクトに構成でき、ボンネット内の空間を有効に利用できる。さらに、ロック機構の取りつけ剛性を向上でき、ボンネットのロックを確実に行うことができる。
また、ボンネットのがたつきを減少できる。さらに、ロック機構及びボンネット回動機構がボンネット内の空間に与える影響を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 旋回作業車の全体側面図。
【図2】 同じく平面図。
【図3】 同じく正面図。
【図4】 同じく後面図。
【図5】 ボンネット回動構成を示す側面図。
【図6】 旋回体内部構成を示す平面図。
【図7】 同じく後面図。
【図8】 同じく左側面図。
【図9】 ボンネットのロック機構を示す斜視図。
【図10】 フックの配置構成を示す底面図。
【図11】 ロックヒンジの構成を示す斜視図。
【図12】 ロック機構の構成を示す正面図。
【図13】 同じく側面図。
【図14】 ロック解除の構成を示す図。
【符号の説明】
14 ボンネット
20 ステップ
71 キーシリンダ
72 レバー
73 ロックヒンジ
74 プレート
75 筒体
76 ストッパプレート
77 フック
78 つるまきバネ
79 ロックプレート

Claims (1)

  1. クローラ式走行装置(1)上の旋回体(2)に配設されるエンジン(34)を被装するボンネット(14)のロック構造において、該ボンネット(14)の回動支点を該ボンネット(14)の後下端部に設け、該ロック機構を該ボンネット(14)の前下端部に設け、該ロック機構は、該ボンネット(14)側のキーシリンダ(71)及びボンネット開閉レバー(72)と、ステップ(20)側のロックヒンジ(73)とにより構成し、該キーシリンダ(71)の直下にボンネット開閉レバー(72)を配置し、該ボンネット開閉レバー(72)の下部にロックヒンジ(73)を配設し、該キーシリンダ(71)の中筒と共に回動するロックプレート(79)により、該ボンネット開閉レバー(72)に連動して回動するフック(77)の回動を規制する構造とし、該ボンネット(14)内の機体前後方向に遮蔽板(50)を立設し、該遮蔽板(50)はボンネット(14)の内側形状に沿った構成とし、該ボンネット(14)内を左右に二分割し、該遮蔽板(50)により、前記エンジン(34)及びマフラ(40)と、バッテリ(55)及び燃料タンク(45)の間を隔離し、該遮蔽板(50)の側方近傍のステップ(20)の後端上に、ロックヒンジ(73)を立設し、該ロックヒンジ(73)は側面視C字状に構成し、C字状の開口側を前方に向け、該ロックヒンジ(73)と前記フック(77)とが係合すべく構成したことを特徴とするボンネットのロック構造。
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