JP3972085B2 - 旋回作業車のボンネット内構造 - Google Patents

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    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0883Tanks, e.g. oil tank, urea tank, fuel tank

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回作業車のボンネット内の構成に関するものであり、エアクリーナを固定するエアクリーナマウントおよびボンネットの開閉を行うヒンジの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、旋回作業車の旋回体に配設されるエアクリーナは、ボンネット内に配置されており、エンジンの熱を回避すべく、エアクリーナをエンジンより隔離した空間に配置するものである。そして、ボンネットはフレームに接続したヒンジを回動支点として開閉されるものでる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ボンネット内において、エンジンと隔離した空間を設け、エアクリーナを配設する場合、限られたボンネット内の空間において、おおくの空間を必要とする。このため、旋回体をコンパクトに構成しにくいものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべく、本発明は次のような手段を用いる。
【0005】
請求項1においては、走行装置(1)の上部中央に旋回体(2)を左右旋回可能に支持し、該旋回体(2)上に配設されるエンジン(34)、エアクリーナ(41)およびマフラ(40)をボンネット(14)により被装する、旋回作業車のボンネット(14)内構造において、前記エアクリーナ(41)を支持するエアクリーナマウントを、固定具(71)により構成し、該固定具(71)を前記旋回体(2)後部のカウンタウェイトを構成するフレーム(17)の上端に固設し、該固定具(71)に前記ボンネット(14)を回動自在に枢支する枢軸(71b・71c)を設け、該ボンネット(14)の支点ブラケットとして兼用し、前記マフラ(40)を旋回体(2)の後部の位置に上下方向に配設し、該マフラ(40)の上方にエアクリーナ(41)を設け、該マフラ(40)とエアクリーナ(41)間に、前記固定具(71)を配置したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の旋回作業車のボンネット内構造において、該エアクリーナマウントを構成する固定具(71)を、前記カウンタウェイトを構成するフレーム(17)の後面に沿った形状の後面プレート(73)と、中央部が一段上がった形状の上面プレート(72)により構成し、該後面プレート(73)をフレーム(17)の後部に固設したものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載の旋回作業車のボンネット内構造において、前記ボンネット(14)の後部内側に接続部(81)を固設し、該接続部(81)は、2つのプレート(82・82)と連結部材(83)により構成し、該プレート(82・82)の上部をボルト等によりボンネット(14)の内側に固定し、該プレート(82・82)の下部に前記枢軸(71b・71c)に挿嵌する孔を設け、前記ボンネット(14)の回動支点である枢軸(71b・71c)の位置を、ボンネット(14)の下端部より上方とし、該ボンネット(14)の回動開放時に、ボンネット(14)の下端部が入り込む空間を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
【0009】
図1は旋回作業車の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく正面図、図4は同じく後面図、図5は旋回体内部構成を示す平面図、図6は同じく後面図、図7は同じく左側面図、図8はボンネット回動構成を示す側面図、図9はエアクリーナの取り付け構成を示す後面図、図10は固定具の平面図、図11は同じく正面図、図12は同じく側面図、図13はボンネット内側の構成を示す後部斜視図、図14は接続部の構成を示す正面図、図15は同じく平面図、図16は同じく側面図である。
【0010】
本発明の旋回作業車の構成について説明する。図1乃至図4を用いて説明する。
旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央において、旋回体2を左右旋回可能に支持した構成となっている。そして、クローラ式走行装置1の前後一端部には、ブレード3を上下回動自在に配設しているものである。旋回体2の上部にはエンジン等を被覆するボンネット14が配設され、該ボンネット14の上にシート16が取り付けられている。該シート16の前方には、フロントコラム19等により運転操作部15が構成されるものである。フロントコラム19には、運転操作等を行うためのレバー、ペダル等を配設しているものである。また、運転操作部15のフロントコラム19とボンネット14との間にはステップ20が配置されている。
【0011】
旋回体2の前端部にはブームブラケット12が左右回動自在に取り付けられ、該ブームブラケット12にはブーム6の下端部が上下回動自在に支持されている。ブーム6は途中部で前方に屈曲しており、側面視において屈曲部6dを有する略「く」字状に形成されている。該ブーム6の上端部にはアーム5が回動自在に支持され、該アーム5の先端部には作業用アタッチメントとしてのバケット4が回動自在に支持されている。これらのブーム6、アーム5、及びバケット4等により作業機7が構成されているものである。
【0012】
そして、前記ブーム6はブームシリンダ11により回動され、アーム5はアームシリンダ10により回動され、バケット4はバケットシリンダ9により回動されている。該ブームシリンダ11、アームシリンダ10、及びバケットシリンダ9は油圧シリンダにより構成され、各シリンダ9・10・11は旋回台2のボンネット14内に配設される油圧ポンプから油圧ホースを通じて圧油を供給することにより伸縮駆動されている。また、ブームシリンダ11はブームブラケット12のシリンダ支持部12bとブーム6の途中部前面に設けられたブームシリンダブラケット36との間に介装され、アームシリンダ10はブーム6の途中部背面に設けられるアームシリンダボトムブラケット31とアーム5基端部に設けられるバケットシリンダブラケット30との間に介装され、バケットシリンダ9は該バケットシリンダブラケット30とバケット4に連結されるバケットブラケット29との間に介装されている。
【0013】
旋回体2下部には、開口部31が設けられており、該開口部31よりスイングシリンダ32のシリンダロッドが突出している。該スイングシリンダ31の後端は、旋回体2のフレーム17に回動自在に枢支されている。そして、スイングシリンダ32のシリンダロッドの先端はブームブラケット12に接続されており、スイングシリンダ32により、ブームブラケット12を旋回体2に対して左右に回動するものである。
【0014】
フレーム17は、旋回体2後部のカウンタウェイトと一体的に構成されているものである。フレーム17は前部において、ブームブラケット12を左右回動自在に枢支するとともに、後部においてはカウンタウェイトを構成するものである。ブームブラケット12は、フレーム17前部において回動自在に枢支され、作業機7を支持するものである。フレーム17の中央部は旋回体2の下部を構成するとともに、後部のカウンタウェイト部分を接続するものである。
【0015】
旋回体2には側部に側面開口部14bが設けられており、後部には後開口部52および下開口部53が設けられている。側面開口部14bは、ボンネット14の左側部に設けられている。該側面開口部14bの内側には、ラジエータが配設されており、側面開口部14bより吸入した空気により冷却されるものである。後開口部52は、フレーム17の後部上方に設けられており、下開口部53はフレーム17の後下部に設けられている。前記側面開口部14bより導入された空気は、後開口部52および下開口部53より、旋回体2の外に排出されるものである。
【0016】
次に、旋回体2内部の構成について、図5乃至図7を用いて説明する。
旋回体2には、中央部にスイベルジョイント36が接続されており、該スイベルジョイント36の近傍には旋回モータ37が配設されている。旋回モータ37はフレーム17に固設されているものである。フレーム17上には、エンジン34、油圧ポンプ35、スイングシリンダ32、およびリザーバタンク43が配設されている。さらに、リザーバタンク43の前方には作動油のオイルフィルタ44が配設されており、該リザーバタンク43の上にはラジエータ38が配設されている。また、スイングシリンダ32の上方には燃料タンク45が配設されており、燃料タンク45の後方にはバッテリ55が配設されている。
【0017】
旋回体2内部に配設された、エンジン34はラバーマウントもしくは防振具、積層ゴム等を介してフレーム17上に配設されている。そして、エンジン34の側部に、油圧ポンプ35が接続され、該エンジン34により油圧ポンプ35が駆動されるものである。なお、エンジン34の排気ガスは、エンジン34の後方に配設したマフラ40を介して旋回体2の外に排出されるものである。マフラ40は楕円柱状に構成されており、排気ガスを上より導入して下方に排出するものである。
【0018】
旋回体2内において、エンジン34はクランク軸を旋回体2の左右方向になるように配設しており、該エンジン34のクランク軸芯上に油圧ポンプ35が接続されている。油圧ポンプ35は油圧ホースやフロントコラム19内のコントロールバルブ等を介して、スイングシリンダ32、旋回モータ37、スイベルジョイント36、作業機7のシリンダ等に接続されている。そして、油圧ポンプ35より吐出される作業油により、スイベルジョイント36を介して前記走行装置1や、旋回モータ37、スイングシリンダ32、作業機7、ブレード3を駆動するものである。
【0019】
ラジエータ38は、ファン39の側方に配設されており、側面視ラジエータ38の配置位置がファン39の配置位置に重なるように配置されるものである。すなわち、ラジエータ38はファン39の直前に配設されており、ラジエータ38からエンジン34までの距離を短く構成できる。
【0020】
ラジエータ38は旋回体2の側面内側において、外側に向けて配設されており、ファン39によりボンネット14内に外気が取り込まれ、該ラジエータ38が冷却されるものである。そして、ボンネット14側部より内側に導入された外気は、ラジエータ38を冷却した後に、エンジン34の上部シリンダヘッドを冷却するものである。
【0021】
エンジン34の後部にはマフラ40が配設されており、該マフラ40はエンジン34後部の排気ポートに接続されているものである。マフラ40は旋回体2内において、上下方向に配設されている。エンジン34上部の排気ポートより排出される排気ガスはマフラ40上部より導入され、該マフラ40の下部より排出される。マフラ40の排気ガス排出部はフレーム17の後下部に設けた後開口部53に一致しており、エンジン34の排気ガスはマフラ40を介して、旋回体2の後開口部53より旋回体2の外に排出されるものである。マフラ40の上方には、エアクリーナ41が配設されており、該エアクリーナ41の吸気口は旋回体2内において、ラジエータ38の配設位置とは、反対側に配置されている。なお、吸気口よりエアクリーナ41に導入された空気は、エンジン34の吸気ポートに導入される。
【0022】
旋回体2のラジエータ38配設側には、リザーバタンク43が旋回体2の前後方向に配設されている。該リザーバ43は、前記油圧ポンプ35の作動油を蓄えており、油圧配管により油圧ポンプ35に接続されている。リザーバタンク43はフレーム17上に固設されており、該リザーバタンク43の後部上面にはラジエータ38が配設されるものである。そして、リザーバタンク43の前部の上方にはステップ20が構成されている。ステップ20の下方かつリザーバタンク43の前方にはオイルフィルタ44が配設されている。オイルフィルタ44はリザーバタンク43およびフロントコラム19内のコントロールバルブに接続されており、コントロールバルブを介してリザーバタンク43に戻る作動油は該オイルフィルタ44を経由してリザーバタンク43に戻るものである。リザーバタンク43の上面には、上方に延出された給油口43bが設けられており、該給油口43bより作動油の補充を行うことが可能となっている。
【0023】
旋回体2内において、エンジン34前後長内にリザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク45、バッテリ55が収められている。これにより、旋回体2内部構成をコンパクトに構成でき、旋回体2の後部において、マスの集中化を行うことができる。そして、リザーバタンク43の前部をステップ20の下方に延出することにより、リザーバタンク43の容量を増大できるとともに、リザーバタンク43とフロントコラム19内に配設されるコントロールバルブ間の距離を短くすることができる。同様に、燃料タンク45の前部をステップ20の下方に延出することにより、燃料タンク45容量を増大できるとともに、燃料をエンジン34より離れた場所において貯蔵できる。さらに、エンジン34、リザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク45、バッテリ55がボンネット内に配設され、リザーバタンク43、ラジエータ38、燃料タンク45、バッテリ55が旋回体2の側部に位置するので、整備性が向上する。
【0024】
次に、ボンネット14の支持構成について説明する。
旋回体2に配設されたボンネット14は、図8に示すごとく、後方に回動可能に構成されている。ボンネット14は、後下部において、フレーム17の後上部に回動自在に接続されている。ボンネット14は閉じた状態において、該ボンネット14の下端がステップ20に当接する位置において、係止具等により係止され、閉じた状態に保持される構成になっている。そして、エンジンなどの整備を行う際には、前記係止具等を解除し、ボンネット14後方に回動するものである。
【0025】
次に、図9乃至図11を用いてボンネット14の支持構成について説明する。
固定具71は後述する接続部81とともにボンネット14開閉のためのヒンジを構成するものであり、旋回体後部に配設されるものである。フレーム17の後上部中央には、ボンネット14を係止するための固定具71が固設されている。該固定具71はエアクリーナ41を固定するエアクリーナマウントを兼ねており、固定具71の上面にはエアクリーナ41が固設されるものである。固定具71は上面プレート72および後面プレート73により構成されており、後面プレート73に対して上面プレート72が略直角に接続されるものである。
【0026】
上面プレート72はフレーム17の後部において、左右両端がフレーム17に固設されるものである。一体的に構成された後面プレート73を両端において上面プレート72に固設するので、固定具71は組立性がよく、固定個所が左右連結された構成となり、強度が向上するものである。固定具71はフレーム17後部において、該固定具71の両端がフレーム17に固設されるものである。これにより固定具71の中央部に冷却風の抜ける空間を設けると共に、該固定具71の取り付け剛性を確保できるものである。なお、固定具71の後面プレート73がフレーム17後部に沿った形状となっており、固定具71の取り付け性を向上するものである。上面プレート72は後面視凸状に構成されており、該上面プレート72上にエアクリーナ41が固設されるものである。上面プレート72の後部にはボンネット14を回動自在に枢支するための枢軸(71b・71c)が設けられており、該枢軸71b・71cは左右方向に延出されているものである。枢軸71b・71cは上面プレート72の左右方向に延出しており、ボンネット14のヒンジ部プレートの固定用ピン孔位置から外側の軸長を片側のみ長く構成している。
【0027】
枢軸71bのピン孔外側寸法Laを枢軸71cのピン孔外側寸法Lbより大きく構成することにより、ボンネット14を取り付ける際の作業性が向上するものである。ボンネット14には枢軸71b・71cをそれぞれ挿嵌する部材が構成されており、枢軸71bを挿嵌させ、ある程度位置決めしたのちに枢軸71cに挿嵌することにより、容易にボンネット14と固定具71の接続を行えるものである。
【0028】
上面プレート72において、枢軸71bの上方を切り欠いた構成となっており、ボンネット14の接続時に、該ボンネット14が上面プレート72に接触しない構成となっている。固定具71により、ボンネット14がエアクリーナ41の下に入り込むための空間を構成するものである。これにより、ボンネット14内の空間を有効に利用でき、ボンネット14の開閉に必要となる空間も減少できるものである。固定具71は上面プレート72においてフレーム17に固設されているものである。後面プレート73の後面はフレーム17の後面に沿った形状となっており、固定具71はフレーム17より取り外し可能に構成されている。このため、固定具71の塗装を容易に行うことができ、固定具71の後面プレート73の装飾を行うこと可能である。
【0029】
前述のことく、エアクリーナ41の下方にはマフラ40が配設されるものである。しかし、エアクリーナ41とマフラ40の間には固定具71の上面プレート72が配設され、エアクリーナ41はマフラ40より隔離されるものである。また、固定具71において、上面プレート72には後面プレート73が接続されており、該後面プレート73はフレーム17の外に配設されるものである。これにより、上面プレート72が加熱された場合においても、後面プレート73により熱をボンネット14外に放出できるものである。さらに、上面プレート72を導風板として利用し、ボンネット14内の冷却風を開口部52より排出することも可能である。
【0030】
次に、ボンネット14における接続部の構造について図13乃至図16を用いて説明する。
ボンネット14の後部内側には、接続部81が固設されており、該接続部81は前述の固定具71とともにボンネット14のヒンジを構成するものである。接続部81は2つのプレート82・82および該プレート82・82を連結する連結部材83により構成されるものである。
【0031】
プレート82はボンネット14の後部において左右に配設されており、該プレート82の上部がボルト等によりボンネット14に固定されるものである。プレート82の下部には前述の枢軸71b・71cに挿嵌する孔が設けられている。前述のごとく、プレート82・82は接続部81により連結されており、接続部81のボンネット14への取り付け性を向上させるものである。プレート82は平面視L字状に構成されており、ボンネット14の内側形状に沿った構成となっている。そして、プレート82の下部においては、左右方向に延出される部分は無く、前後方向に延出された部分により構成されている。
【0032】
ボンネット14の後部には開口部52・52が設けられており、該開口部52の前方に接続部81の下部が配設されるものである。接続部81においてプレート82の下部は上述のごとく、前後方向に空気抵抗が少なくなる構成をとており、連結部材83は丸棒により構成されることにより乱流の発生を抑制し、開放部52よりの円滑な排気を促すものである。
【0033】
固定部71の枢軸71b・71cには軸と直交する方向に孔が設けられており、上記の接続部81を接続した後に、枢軸71b・71cの孔にβピンや割ピンを挿入し、接続部81の抜けを防止するものである。これにより、ボンネット14の組立を容易に行うことができるものである。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1の如く、走行装置(1)の上部中央に旋回体(2)を左右旋回可能に支持し、該旋回体(2)上に配設されるエンジン(34)、エアクリーナ(41)およびマフラ(40)をボンネット(14)により被装する、旋回作業車のボンネット(14)内構造において、前記エアクリーナ(41)を支持するエアクリーナマウントを、固定具(71)により構成し、該固定具(71)を前記旋回体(2)後部のカウンタウェイトを構成するフレーム(17)の上端に固設し、該固定具(71)にボンネット(14)の回動支点を設け、該ボンネット(14)の支点ブラケットとして兼用したので、ボンネット内に配設される機構をフレームに容易に固設するための空間を確保できる。
さらに、エアクリーナをエンジン近傍に取り付けてもエンジンの熱の影響を受けにくく、ボンネット内をコンパクトに構成できる。エアクリーナをエンジンの近くに取り付けることにより、吸気抵抗の軽減も行えるものである。
また、エアクリーナマウントを構成する固定具(71)と、ボンネット(14)の枢支部を兼用したので、部品点数を減少でき、組立性が向上でき、エアクリーナマウントおよびボンネット14の支持剛性を向上できる。
【0035】
また、前記マフラ(40)を旋回体(2)の後部に上下方向に配設し、該マフラ(40)の上方にエアクリーナ(41)を設け、マフラ(40)とエアクリーナ(41)間に、前記固定具(71)を配置したので、エアクリーナマウントを構成する固定具(71)により、エアクリーナをマフラの熱より保護することができる。ボンネット内においてエアクリーナおよびマフラをコンパクトに配設でき、ボンネット内の空間を有効に利用することができる。
【0036】
請求項2の如く、前記エアクリーナマウントを構成する固定具(71)を、前記カウンタウェイトを構成するフレーム(17)の後面に沿った形状の後面プレート(73)と、中央部が一段上がった形状の上面プレート(72)により構成し、該後面プレート(73)をフレーム(17)の後部に固設したので、エアクリーナマウントを容易に組み付けることができるとともに、エアクリーナをボンネット内の熱より保護することができる。
【0037】
請求項3の如く、前記ボンネット(14)の後部内側に接続部(81)を固設し、該接続部(81)は、2つのプレート(82・82)と連結部材(83)により構成し、該プレート(82・82)の上部をボルト等によりボンネット(14)の内側に固定し、該プレート(82・82)の下部に前記枢軸(71b・71c)に挿嵌する孔を設け、前記ボンネット(14)の回動支点である枢軸(71b・71c)の位置を、ボンネット(14)の下端部より上方とし、該ボンネット(14)の回動開放時に、ボンネット(14)の下端部が入り込む空間を設けたので、ボンネットの開閉に必要な空間を減少でき、ボンネットの開閉時も含めて旋回体をコンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 旋回作業車の全体側面図。
【図2】 同じく平面図。
【図3】 同じく正面図。
【図4】 同じく後面図。
【図5】 ボンネット回動構成を示す側面図。
【図6】 旋回体内部構成を示す平面図。
【図7】 同じく後面図。
【図8】 同じく左側面図。
【図9】 エアクリーナの取り付け構成を示す後面図。
【図10】 固定具の平面図。
【図11】 同じく正面図。
【図12】 同じく側面図。
【図13】 ボンネット内側の構成を示す後部斜視図。
【図14】 接続部の構成を示す正面図。
【図15】 同じく平面図。
【図16】 同じく側面図。
【符号の説明】
14 ボンネット
41 エアクリーナ
71 固定具
72 上面プレート
73 後面プレート
81 接続部
82 プレート
83 連結部材

Claims (3)

  1. 走行装置(1)の上部中央に旋回体(2)を左右旋回可能に支持し、該旋回体(2)上に配設されるエンジン(34)、エアクリーナ(41)およびマフラ(40)をボンネット(14)により被装する、旋回作業車のボンネット(14)内構造において、前記エアクリーナ(41)を支持するエアクリーナマウントを、固定具(71)により構成し、該固定具(71)を前記旋回体(2)後部のカウンタウェイトを構成するフレーム(17)の上端に固設し、該固定具(71)に前記ボンネット(14)を回動自在に枢支する枢軸(71b・71c)を設け、該ボンネット(14)の支点ブラケットとして兼用し、前記マフラ(40)を旋回体(2)の後部の位置に上下方向に配設し、該マフラ(40)の上方にエアクリーナ(41)を設け、該マフラ(40)とエアクリーナ(41)間に、前記固定具(71)を配置したことを特徴とする旋回作業車のボンネット内構造。
  2. 請求項1記載の旋回作業車のボンネット内構造において、前記エアクリーナマウントを構成する固定具(71)を、前記カウンタウェイトを構成するフレーム(17)の後面に沿った形状の後面プレート(73)と、中央部が一段上がった形状の上面プレート(72)により構成し、該後面プレート(73)をフレーム(17)の後部に固設したことを特徴とする旋回作業車のボンネット内構造。
  3. 請求項1記載の旋回作業車のボンネット内構造において、前記ボンネット(14)の後部内側に接続部(81)を固設し、該接続部(81)は、2つのプレート(82・82)と連結部材(83)により構成し、該プレート(82・82)の上部をボルト等によりボンネット(14)の内側に固定し、該プレート(82・82)の下部に前記枢軸(71b・71c)に挿嵌する孔を設け、前記ボンネット(14)の回動支点である枢軸(71b・71c)の位置を、ボンネット(14)の下端部より上方とし、該ボンネット(14)の回動開放時に、ボンネット(14)の下端部が入り込む空間を設けたことを特徴とする旋回作業車のボンネット内構造。
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