JP3974252B2 - 超小旋回型作業車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超小旋回型作業車であって、作業効率を向上するように構成した超小旋回型作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の超小旋回型作業車の旋回台フレーム構造について図を用いて説明する。
図14は、従来の超小旋回型作業車の旋回台フレーム構造を示す斜視図である。図14において、旋回台フレーム101には中央部にブームブラケット102が配設されており、該ブームブラケット102の下方に配管用孔103が設けられている。また、ブームブラケット102の前部にはブーム枢支部104が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の如く、旋回台フレーム101において、ブームブラケット102が配管用孔103の上方に設けられており、配管用孔103を介して配管を接続する場合に、前記ブームブラケット102が障害になり組み付け作業が困難である。
また、ブームブラケット102に配管用の孔を設ける必要があり、該ブームブラケット102に補強を施す必要がある。また、ブームブラケット102が中央部に設けられている為、エンジンを該ブームブラケット102に配置した場合、エンジン下部に設けたオイルパンが障害になり、ブームブラケット102を後方まで延出しにくく、該ブームブラケット102に掛かる応力を分散させるため、補強部材を設ける必要があり、さらにエンジン後部に設けるウェイトを保持するための補強部材を装着する必要がある。
【0004】
ブームブラケット102に設けられたブーム枢支部104は、旋回台フレーム101の内側に設けられており、ブームシリンダボトムピンを組み付ける場合の作業が困難であり、該旋回台フレーム101にピン抜き孔を設ける必要があり、構成が複雑になると共に、旋回台フレーム101が大きくなる。
また、ブームブラケット102が旋回台フレーム101中央部に配設されており、該ブームブラケット102の左右両側面に補強部材が配設されるため、旋回台フレーム101内の空気が流れにくくなる。
これによりエンジン及び他の旋回台フレーム101内に配設された構成部材の冷却効率が低下する。旋回台フレーム101内にエンジン冷却用の送気のためのダクトを構成する必要があり、旋回台フレーム101内の設計上の自由度が減少し、構成部品の点数も多くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
【0006】
走行装置上部に旋回可能に取り付けた旋回台フレーム(41)と、該旋回台フレーム(41)に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム(10)と、該第一ブーム(10)の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム(11)と、該第二ブーム(11)に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム(12)と、該第三ブーム(12)に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム(13)と、該アーム(13)の先端に上下回動可能に取り付けられた作業用アタッチメントとを有し、該第二ブーム(11)の左右方向への回動により作業用アタッチメントを左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回型作業車において、該旋回台フレーム(41)の中心部にスイベルジョイント(54)を配置し、該旋回台フレーム(41)の右側部の中央よりに、ブームブラケット(42)を配設し、該ブームブラケット(42)は、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)及びステー(77)より構成し、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)の上部には、第一ブーム(10)の枢支部を設け、該右ブームブラケット(71)は、前記旋回台フレーム(41)の右側において、旋回台フレーム(41)の前部より後方円周部まで延出し、前記ステー(77)は、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)の前部の間において、両者間に前低後高の傾斜を構成し溶接固定され、該ステー(77)の前部には、第一ブーム(10)を回動するブームシリンダ(29)の下端を枢支するシリンダブラケット(76・76)を、前記右ブームブラケット(71)より前方へ突出して配置し、前記左ブームブラケット(72)の左側面の、前部に前部リブ(74)を、後端に後部リブ(73)を溶接固定し、該前部リブ(74)と後部リブ(73)は、前記旋回台フレーム(41)の中央部において左右方向に横設し、前記左ブームブラケット(72)との接続部より左方に、徐々に低くなる様に傾斜させ、該旋回台フレーム(41)前部の開口部より導入された空気をエンジン(26)配置部へ導入すべく構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は本発明の超小旋回型作業車を示す側面図、図2は同じく正面図、図3は同じく背面図、図4は同じく平面図、図5は旋回台フレーム内の構成を示す平面図、図6は旋回台フレームを示す平面図、図7は同じく側面図、図8は同じく正面図である。
【0009】
図9は旋回台フレームのブラケット部を示す側面一部断面図、図10は同じく後面一部断面図、図11はバルブ機構配置ブラケットを示す平面図、図12は同じく側面図、図13は本発明の第二実施例である旋回台フレームの構成を示す平面図である。
【0010】
本発明の超小旋回型作業車の構成について説明する。
図1乃至図4において、左右一対のクローラ走行装置2を装備した走行装置1の上部に、旋回可能に旋回台4を取り付け、該旋回台4上部の一側方には運転席6を配設して、該運転席6の上方にキャノピー15を配設している。そして、運転席6、キャノピー15、操作レバー7等で運転部9を構成し、該運転部9横側方にバックホウ装置5を配置している。運転部9の前方には燃料タンク62を配設し、該燃料タンク62の給油口62aが燃料タンク62の上方に配置されている。前記走行装置1の、例えば、後端部には、排土板3を装着している。
【0011】
前記キャノピー15の前端部には、夜間や暗い場所等で作業を行う際に作業スペースを照らすための、ライト23が設けられており、該ライト23は照射方向を上下左右に調節可能に取り付けられている。そして、ライト23はキャノピー15下面である天井面15bに取り付けられており、キャノピー15の天井面15bはライト取付部15cが他部よりも高位置となるように形成して、ライト23が天井面15bよりも下方へ突出しないようにしている。
また、超小旋回型作業車は、超小旋回格納状態において、バックホウ装置5の全体が旋回台4の旋回径内に格納できるように構成するとともに、バケット14と運転部9とが干渉しないように構成している。
【0012】
前記燃料タンク62は運転部9の前方における旋回台4内に設置され、該燃料タンク62の上方に給油口62aを配置している。
【0013】
前記バックホウ装置5は、旋回台4に上下回動自在に取り付けた第一ブーム10と、該第一ブーム10の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けた第二ブーム11と、該第二ブーム11に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム12と、該第三ブーム12に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム13と、該アーム13の先端に取り付けられた作業用アタッチメントであるバケット14とを有し、第二ブーム11の左右方向への回動によりアーム13及びバケット14を左右方向へオフセット可能に構成している。
【0014】
そして、第一ブーム10と旋回台4との間にブームシリンダ29を介装して、該ブームシリンダ29の伸縮により第一ブーム10を上下回動可能とし、第三ブーム12とアーム13との間にアームシリンダ17を介装して、該アームシリンダ17の伸縮によりアーム13を上下回動可能とし、アーム13とバケット14との間にバケットシリンダ48を介装して、該バケットシリンダ48の伸縮によりバケット48を上下回動可能としている。
【0015】
第二ブーム11は、その下端部で第一ブーム10の上端部と左右回動自在に連結され、該第二ブーム11の上端部は第三ブーム12を左右回動自在に連結しており、第二ブーム11と第一ブーム10との間にはオフセットシリンダ31が介装されている。
さらに、第一ブーム10と第三ブーム12との間には連結ロッド30が架設され、該連結ロッド30の両端部は、第一ブーム10及び第三ブーム12にそれぞれ枢着されて、該連結ロッド30、第一ブーム10、第二ブーム11、及び、第三ブーム12により平行四連リンク機構を構成している。
【0016】
また、図3に示すように、運転部9の後方におけるボンネット21内にはエンジン26が配設され、該エンジン26の上方にはボンネット21外部にマフラー18を配置して、該マフラー18をマフラーカバー18aにて覆っている。
そして、マフラー18から排気を外部へ排出するための排気管16が、マフラー18から上方へ向かって立設されており、排気管16先端部の尾管16aはキャノピー15の上面よりも上方の位置まで延設されている。
【0017】
また、排気管16はキャノピー15を支持している支柱15aに沿って配設されており、該排気管16の外周部は支柱15a及び排気管カバー22によって覆われている。
【0018】
次に、旋回台フレーム41内の構成について説明する。
図5において、旋回台フレーム41の後部にはエンジン26が配設されており、該エンジン26の右側には該エンジン26に連動したファン26aが配設されている。ファン26aの右側方にはラジエタ43及びオイルクーラー44が配設されている。エンジン26の左側方には油圧ポンプ45が配設されており、エンジン26により駆動される構成になっている。このため、ファン26aにエンジン26の駆動力を伝達し、該ファン26aを回動し、ラジエタ43及びオイルクーラー44に送気し、該ラジエタ43内の冷却液及びオイルクーラー44内のオイルを冷却可能である。また、ラジエタ43及びオイルクーラー44を介した空気は旋回台4の右側部より排出される。また、旋回台フレーム41上には運転部9が構成される。
【0019】
旋回台フレーム41左側部には、バルブ台51が複数のボルトを螺装し、固定されており、該バルブ台51上には、マルチバルブ52及びコントロールバルブ53が固設されている。前記マルチバルブ52とコントロールバルブ53は図示しない配管により接続されている。また、前記マルチバルブ52及びコントロールバルブ53は、旋回台フレーム41中央部に位置するスイベルジョイント54に図示しない配管により接続されている。
【0020】
旋回台フレーム41の前部には燃料タンク62が配設されており、該燃料タンク62の上方には、バッテリ61が配設されている。また、前記燃料タンク62の後方には旋回モータ46が配設されており、旋回台4を旋回可能に構成している。旋回台フレーム41の右側部の中央よりにはブームブラケット42が形成されており、該ブームブラケット42の右側方にはリザーバタンク63が配設されており、予備燃料を貯えることが可能である。また、旋回台フレーム41の下部には旋回ピラー48を装着固設可能に構成されている。
【0021】
次に、旋回台フレーム41について説明する。
図5乃至図10において、旋回台フレーム41の下部はフレーム基部41bにより構成されており、該フレーム基部41b中央部には配管用孔80が設けられている。該フレーム基部41bの左周部及び前周部にはフレーム左側壁部41fが固設されており、右周部にはフレーム右側壁部41cが固設されている。また、フレーム基部41b中央付近右側にはブームブラケット42が配設されている。また、旋回台フレーム41の後方縁部上には前述のボンネット21が配設されている。
【0022】
ブームブラケット42は、右ブームブラケット71及び左ブームブラケット72、ステー77、後部リブ73、前部リブ74により構成されている。また、ステー77にはシリンダブラケット76が溶接固定されている。右ブームブラケット71及び左ブームブラケット72の上部にはブーム10の支軸を挿嵌可能な枢支部71a及び72aが設けられており、右ブームブラケット71及び左ブームブラケット72の他の部分よりも幅が厚く構成されており、図示しないブーム10の支軸を枢支可能に構成されている。また、ステー77の前部にはシリンダブラケット76・76が溶接固定されており、該シリンダブラケット76・76の前端は、ブーム10のブームシリンダ29の下端の図示しない支軸を回動自在に枢支可能に構成されている。
【0023】
フレーム左側壁部41fの正面部には、旋回台フレーム41内を冷却するための空気を導入するために開口されており、該開口部より導入された空気が、燃料タンク62、コントロールバルブ53、マルチバルブ52を介してエンジン26に到達可能に構成されている。また、フレーム左側壁部41fの側部は円弧状に構成され、前記開口部より導入された空気が円滑にエンジン26に流れ込む様に構成されている。フレーム右側壁部41cはフレーム基部41b右部において、前記ブームブラケット42の前端より後方に固設されており、ブームシリンダ29の下端の図示しない支軸の軸芯上に干渉しない様に構成されている。
【0024】
右ブームブラケット71は、フレーム基部41bの右側において前部より後方周部に延出されている。右ブームブラケット71は配管用孔80の側方よりフレーム基部41b後部においては、低く構成されており、該フレーム基部41b後部に配置されるラジエタ43及びオイルクーラー44を介した空気を排気する際に抵抗にならない様に構成されている。このため、旋回台フレーム41後部にエンジン26を配設し、該エンジン26の右側方にラジエタ43及びオイルクーラ44を配設し、ファン26aにより冷却可能である。左ブームブラケット72は、フレーム基部41b前周部より配管用孔80の側方まで配設されており、左側面において前部リブ74に接続しており、後端において後部リブ73に接続し、溶接固定されている。このため、旋回台フレーム41後部に於いてエンジン26を載置可能な空間を構成可能である。
【0025】
前部リブ74は、旋回台フレーム41の前部において左右方向に横設されており、左ブームブラケット72との接続部より左方に低くなる様に傾斜している。また、後部リブ73は旋回台フレーム41の中央部において左右方向に横設されており、左ブームブラケット72との接続部より左方に低くなる様に傾斜している。このため、前記フレーム左側壁部41fの開口部より導入された空気の流れを阻害することが無く、フレーム左側壁部41fの開口部より導入された空気をエンジン26に流入可能に構成している。
【0026】
ステー77は、右ブームブラケット71及び左ブームブラケット72の前部において溶接固定されており、ブームブラケット42において前低後高の傾斜を構成している。該ステー77上にはシリンダブラケット76・76が溶接固定されており、該シリンダブラケット76にはシリンダピン枢支部76aが設けられている。該シリンダブラケット76のシリンダピン枢支部76aは、図9に示すように、右ブームブラケット71の前端よりも前方に設けられている。このため、シリンダ29の一端を回動自在に枢支し、前記シリンダピン枢支部76aに装着される図示しないピンの装着及び脱着作業を行う際に、右ブームブラケット71及びフレーム右側壁部41cがシリンダピン枢支部76aより後方に位置するため、前記ピンの装着及び脱着作業のための空間を十分確保可能であり、作業を容易に行える構成になっている。
【0027】
バルブ台51について説明する。
図5、図11、図12においてバルブ台51は、マルチバルブ52及びコントロールバルブ53を上面に固設し、旋回台フレーム41上に固設可能に構成されている。前記バルブ台51には、マルチバルブ52及びコントロールバルブ53を装着する為の複数の螺孔及び、バルブ台51を旋回台フレーム41に装着するための複数の螺孔が設けられている。上記構成により、バルブ台51上に、マルチバルブ52及びコントロールバルブ53をボルト等の結束具により固定した後に、マルチバルブ52とコントロールバルブ53の配管接続を行った後に、該マルチバルブ52とコントロールバルブ53を装着したバルブ台51を旋回台フレーム41に装着することが可能である。
【0028】
このため、旋回台フレーム41上においてマルチバルブ52及びコントロールバルブ53の配管接続をする必要がなく、十分な作業空間を確保可能な作業環境において、バルブ台51上のマルチバルブ52とコントロールバルブ53の配管接続を行うことが可能である。その後にバルブ台51を旋回台フレーム41上に装着し、配管接続されたマルチバルブ52及びコントロールバルブ53をスイベルジョイント54に配管接続することが可能である。また、マルチバルブ52及びコントロールバルブ53の整備、調整の際にバルブ台51を旋回台フレーム41より取り外し、十分な作業空間を確保可能な場所において整備、調整を行うことが可能である。即ち、配管接続を容易に行えるため、組み立て工程において作業の煩雑性を解消可能であり、作業時間を短縮可能である。これにより、製造コストを削減可能であり、経済的である。
【0029】
次に、本発明の第二実施例について説明する。
図13は本発明の第二実施例である。旋回台フレームの構成を示す平面図である。図13において旋回台フレーム81の後部にはエンジン96が配設されており、該エンジン96の右側には該エンジン96に連動したファン96aが配設されている。ファン96aの右側方にはラジエタ83及びオイルクーラー84が配設されている。エンジン96の左側方には油圧ポンプ85が配設されており、エンジン96により駆動される構成になっている。このため、ファン96aにエンジン96の駆動力を伝達し、該ファン96aを回動し、ラジエタ83及びオイルクーラー84に送気し、該ラジエタ83内の冷却液及びオイルクーラー84内のオイルを冷却可能である。また、ラジエタ83及びオイルクーラー84を介した空気は旋回台フレーム81の右側部より排出される。
【0030】
旋回台フレーム81左側部には、バルブ台91が複数のボルトを螺装し、固定されており、該バルブ台91上には、マルチバルブ92及びコントロールバルブ93が固設されている。前記マルチバルブ92とコントロールバルブ93は図示しない配管により接続されている。また、前記マルチバルブ92及びコントロールバルブ93は、旋回台フレーム81中央部に位置するスイベルジョイント94に図示しない配管により接続されている。
【0031】
旋回台フレーム81の前部には燃料タンク162が配設されている。旋回台フレーム81の右側部の中央よりには、ブームブラケット82が形成されており、該ブームブラケット82の右側方にはリザーバタンク122が配設されており、予備燃料を貯えることが可能である。バッテリ121は旋回台フレーム81右側前部に配設されており、該バッテリ121の後方にはリザーバタンク122が配設されている。また、ブームブラケット82の後部には旋回モータ86が配設されており、旋回台フレーム81を旋回可能に構成している。また、旋回台フレーム81の下部には旋回ピラー88を装着固設可能に構成されている。
【0032】
ブームブラケット82のシリンダピン装着部99は旋回台フレーム81の右側前部より前方に突出しており、シリンダピンの装着及び脱着作業を容易に行える様に構成されている。また、前記ブームブラケット82の右側ブラケット82aは旋回台フレーム81後部まで延設されており、後部において旋回台フレーム81内に導入された空気を排出可能に構成されている。
【0033】
上記の構成により旋回台フレーム81の剛性を向上可能であり、旋回台フレーム81内に導入される空気の流れをブームブラケット82により阻害することが無い。また、スイベルジョイント94へのホース配管を容易に行え、マルチバルブ92、コントロールバルブ93の配管作業を容易に行うことが可能である。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
走行装置上部に旋回可能に取り付けた旋回台フレーム(41)と、該旋回台フレーム(41)に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム(10)と、該第一ブーム(10)の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム(11)と、該第二ブーム(11)に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム(12)と、該第三ブーム(12)に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム(13)と、該アーム(13)の先端に上下回動可能に取り付けられた作業用アタッチメントとを有し、該第二ブーム(11)の左右方向への回動により作業用アタッチメントを左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回型作業車において、該旋回台フレーム(41)の中心部にスイベルジョイント(54)を配置し、該旋回台フレーム(41)の右側部の中央よりに、ブームブラケット(42)を配設し、該ブームブラケット(42)は、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)及びステー(77)より構成し、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)の上部には、第一ブーム(10)の枢支部を設け、該右ブームブラケット(71)は、前記旋回台フレーム(41)の右側において、旋回台フレーム(41)の前部より後方円周部まで延出し、前記ステー(77)は、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)の前部の間において、両者間に前低後高の傾斜を構成し溶接固定され、該ステー(77)の前部には、第一ブーム(10)を回動するブームシリンダ(29)の下端を枢支するシリンダブラケット(76・76)を、前記右ブームブラケット(71)より前方へ突出して配置したので、旋回台フレーム中心に設けられたスイベルジョイント部のホース配管の為の作業空間を十分に確保可能であり、組み立て時の作業時間を短縮可能であり、製造コストを削減可能である。
また、ブームブラケットにスイベルジョイントへホース配管を接続する為の孔を設ける必要が無く、旋回台フレームの強度を向上可能であるとともに、ブームブラケットに補強部材を更に設ける必要がなく、旋回台フレーム内の空間を有効に利用可能であり、設計上の自由度を向上可能である。
【0035】
更に、右ブームブラケット(71)を後方まで延設したので、旋回台フレームの強度を向上可能であり、補強部材を省略可能であり、部品点数を減少させ製造コストを減少可能である。
また、旋回台フレーム後部に応力が集中するのを解消可能であり、該旋回台フレーム後部の強度を向上可能である。旋回台フレームの後部の空間を有効に使用可能であり、設計上の自由度を向上可能である。
【0036】
更に、ブームシリンダ(29)のシリンダピン組み付け作業のための作業空間を確保可能であり、該シリンダピンの組み付け作業が容易に行える。
また、作業機の構成において空間を有効に利用可能であり、設計上の自由度を向上可能である。旋回台フレームにシリンダピン抜き用の孔を設ける必要がなく、前記旋回台フレームの強度を向上可能であり、該旋回台フレームの構造を簡便に構成可能である。
【0037】
更に、前記左ブームブラケット(72)の左側面の、前部に前部リブ(74)を、後端に後部リブ(73)を溶接固定し、該前部リブ(74)と後部リブ(73)は、前記旋回台フレーム(41)の中央部において左右方向に横設し、前記左ブームブラケット(72)との接続部より左方に、徐々に低くなる様に傾斜させ、該旋回台フレーム(41)前部の開口部より導入された空気をエンジン(26)配置部へ導入すべく構成したので、旋回台フレーム前部より導入された冷却風を前部リブ(74)と後部リブ(73)を介してエンジン部に導入可能であり、該冷却風による冷却効果を向上可能である。
また、冷却風導入用のダクトを新たに設ける必要が無く、構成部品の点数を減少可能であり、また、旋回台フレーム内の空間を有効に利用可能であり、設計上の自由度を向上可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の超小旋回型作業車を示す側面図である。
【図2】 同じく正面図である。
【図3】 同じく背面図である。
【図4】 同じく平面図である。
【図5】 旋回台フレーム内の構成を示す平面図である。
【図6】 旋回台フレームを示す平面図である。
【図7】 同じく側面図である。
【図8】 同じく正面図である。
【図9】 旋回台フレームのブラケット部を示す側面一部断面図である。
【図10】 同じく後面一部断面図である。
【図11】 バルブ機構配置ブラケットを示す平面図である。
【図12】 同じく側面図である。
【図13】 第二実施例である旋回台フレームの構成を示す平面図である。
【図14】 従来の超小旋回型作業車の旋回台フレーム構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
5 作業機
6 運転席
9 運転部
15 キャノピー
15b 天井面
16 排気管
26 エンジン
41 旋回台フレーム
42 ブームブラケット
51 バルブ台
52 マルチバルブ
53 コントロールバルブ
76 シリンダブラケット

Claims (1)

  1. 走行装置上部に旋回可能に取り付けた旋回台フレーム(41)と、該旋回台フレーム(41)に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム(10)と、該第一ブーム(10)の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム(11)と、該第二ブーム(11)に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム(12)と、該第三ブーム(12)に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム(13)と、該アーム(13)の先端に上下回動可能に取り付けられた作業用アタッチメントとを有し、該第二ブーム(11)の左右方向への回動により作業用アタッチメントを左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回型作業車において、該旋回台フレーム(41)の中心部にスイベルジョイント(54)を配置し、該旋回台フレーム(41)の右側部の中央よりに、ブームブラケット(42)を配設し、該ブームブラケット(42)は、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)及びステー(77)より構成し、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)の上部には、第一ブーム(10)の枢支部を設け、該右ブームブラケット(71)は、前記旋回台フレーム(41)の右側において、旋回台フレーム(41)の前部より後方円周部まで延出し、前記ステー(77)は、右ブームブラケット(71)及び左ブームブラケット(72)の前部の間において、両者間に前低後高の傾斜を構成し溶接固定され、該ステー(77)の前部には、第一ブーム(10)を回動するブームシリンダ(29)の下端を枢支するシリンダブラケット(76・76)を、前記右ブームブラケット(71)より前方へ突出して配置し、前記左ブームブラケット(72)の左側面の、前部に前部リブ(74)を、後端に後部リブ(73)を溶接固定し、該前部リブ(74)と後部リブ(73)は、前記旋回台フレーム(41)の中央部において左右方向に横設し、前記左ブームブラケット(72)との接続部より左方に、徐々に低くなる様に傾斜させ、該旋回台フレーム(41)前部の開口部より導入された空気を、エンジン(26)配置部へ導入すべく構成したことを特徴と超小旋回型作業車。
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