JP2532269Y2 - 掘削機におけるロック装置 - Google Patents

掘削機におけるロック装置

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JP2532269Y2
JP2532269Y2 JP1991014022U JP1402291U JP2532269Y2 JP 2532269 Y2 JP2532269 Y2 JP 2532269Y2 JP 1991014022 U JP1991014022 U JP 1991014022U JP 1402291 U JP1402291 U JP 1402291U JP 2532269 Y2 JP2532269 Y2 JP 2532269Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は掘削機の如く、不整地を
走行しながら作業をする可能性の高い作業車において、
機体の振動や揺動により、カバーやボンネットの係止ロ
ック機構が外れてしまうのを阻止するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボンネットやカバー等の係止ロッ
ク機構においては、係止フックのみであり、該係止フッ
クが係合バーに係合することにより、ボンネット等が開
放されることの無いように構成されていたのである。し
かし横方向に剛性を具備せずに、主として上下方向の剛
性を考慮したボンネットの場合には、機体に横揺れが発
生した場合に、係合バーに係止した係止フックの部分が
外れてしまい、ロックレバーの操作をしていないにも関
わらず、ボンネット1が開放されてしまうという不具合
があったのである。
【0003】
【考案が解決すべき課題】本考案は上記ボンネットの上
に座席を載置している場合等において、掘削作業中に、
バケットを食い込ませた場合には前方が上昇し、バケッ
トにより土砂を掬い上げようとすると後方が上昇し、そ
の後に機体が着地すると機体が左右上下に大きく振動や
揺動をし、この際に係止フック3の部分が係合バー8と
の係合状態から外れて、ボンネットが開放され、該ボン
ネットの上に座席Cに座っていたオペレーターが振り落
とされるという不具合があったので、これを解消するも
のである。また、ロック装置の信頼性を向上し、ロック
外れの防止を行うことの出来るストッパープレート7を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本考案の解決すべき課題は以上
の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。
即ち、開閉式のカバーやボンネット1のロック機構を、
ロックレバー2の操作により回動し、係合バー8に係止
される係止フック3と、該係止フック3の過回動を阻止
するストッパープレート7により構成し、該係止フック
3と操向ジョイスティック7の間の位置に、係合バー8
を配置したものである。
【0005】
【作用】次に本考案の作用を説明する。ボンネット1を
閉鎖する場合には、ロックレバー2を回動して係止フッ
ク3を係合バー8に係合させるのである。通常のボンネ
ットの係止装置であれば、これだけでボンネット1が外
れることは無いのであるが、本考案においてはこの状態
で、横揺れが発生して、ロックレバー2を係合バー8か
ら解除する方向にボンネット1が揺れた場合にも、この
ボンネット1の揺れを阻止すべく、ストッパープレート
7を係合バー8と逆の側に配置したものである。そし
て、該係止フック3が係合バー8から外れる方向に揺動
した場合には、逆の側のストッパープレート7が係合バ
ー8と係合し、それ以上のボンネット1の移動を阻止し
て、係止フック3が係合バー8から外れるのを阻止する
のである。
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例を説明する。図1は本考
案の掘削機の全体側面図、図2は操作コラム6とボンネ
ット1の部分の拡大側面図、図3は同じく図2の平面
図、図4は係止ロック機構部分の拡大断面図、図5は本
考案の係止ロック機構の拡大側面断面図、図6は係止フ
ック3と係合バー8とストッパープレート7の部分の前
面図、図7は係止フック3が外れた状態の前面図であ
る。
【0007】図1において、クローラ式走行装置18L
の上部に旋回台軸受11を載置し、該旋回台軸受11の
上に機体フレームFを載置している。該機体フレームF
の前端に掘削ブームAを枢支し、該掘削ブームAの前端
にバケットTが枢支されている。該掘削ブームAを上下
・左右に回動し、バケットTを掬い上げ回動することに
より、土砂を掬い上げ、掘削を行うのである。またクロ
ーラ式走行装置18Lの後部に排土ブレードHを、上下
回動可能に支持している。また機体フレームFの上部に
ボンネット1を載置し、該ボンネット1の後部をリアウ
ェイト27の上部に枢支軸5により枢支している。また
該ボンネット1の上面に座席Cを配置し、オペレーター
が着座可能としている。該座席Cの前部に操作機構Bが
配置されている。該操作機構Bは操作コラム6を主体と
して構成されている。
【0008】次に図2と図3において説明する。機体フ
レームFの後部に配置したリアウェイト27が後部のカ
バーを構成しており、該リアウェイト27の上部に枢支
軸5を配置して、ボンネット1を載置している。該ボン
ネット1の前端と機体フレームFとの間を固定するの
が、本考案の掘削機におけるロック装置である。そして
機体フレームF上のボンネット1と操作コラム6との間
には、吊設フック15が突設されている。該吊設フック
15の右側で少々外れた位置にロックレバー2が設けら
れている。故にボンネット1は後部を枢支軸5により枢
支された状態で、上方の座席Cにはオペレーターが着座
し掘削作用を行うので、バケットTの食い込み時には機
体フレームFの前部が上昇し、バケットTによる掬い込
み時には、機体フレームFの後部が上昇し、それぞれ下
降する際にはドスンと衝撃的に下降するので、ボンネッ
ト1が左右に大きく揺動し、ロック機構が外れる可能性
があったのである。
【0009】次に図4・図5・図6・図7において、掘
削機におけるロック装置の構成を説明する。機体フレー
ムFの上にバッテリー台14を構成しており、該バッテ
リー台14の上にバッテリー13が載置されている。該
バッテリー台14より係合バー8を突出している。該係
合バー8はバッテリー台14から上方に突出されて、そ
の上端は、係止フック3との係止部を構成する為に前方
に曲げられている。該係合バー8に係合する係止フック
3と、該係止フック3の過剰回動を阻止するストッパー
プレート7が、ボンネット1に枢支されたロックレバー
2のレバー軸9から下方に向けて突出されている。該係
止フック3はロックレバー2と一体化されており、付勢
バネ10により常時、係止フック3を係合バー8の側に
付勢している。
【0010】またボンネット1に固定された、レバー軸
9の固定側枢支筒28にはストッパープレート7が固設
されており、該ストッパープレート7の一部に付勢バネ
10の枢支部が構成されている。故に該ストッパープレ
ート7はボンネット1と一体化されたものであり回動は
せず、またボンネット1の上下回動に際しても、ストッ
パープレート7は真っ直ぐに上下するので、係合バー8
と係合干渉しない位置に、ストッパープレート7が配置
されている。また係止フック3はボンネット1の上下に
際して、そのままであると係合バー8と係合干渉する位
置に配置されており、ボンネット1を下降する場合に
は、係止フック3の先端傾斜面3aの部分が、係合バー
8により、付勢バネ10に抗して押し開けられて、係合
バー8が係止フック3のフック部3bに係合すべく構成
している。
【0011】そして係合バー8はレバー軸9の略真下の
位置に配置されており、左右からストッパープレート7
と係止フック3により挟持する位置となっているのであ
る。該構成により、ボンネット1が左右に揺動したとし
ても、係合バー8がフック部3bから外れることの無い
ように構成しているのである。即ち、ボンネット1が右
側に揺動した場合には、係合バー8がストッパープレー
ト7と係合し、ボンネット1が左側に揺動した場合に
は、係合バー8がフック部3bと係合するのである。
【0012】次にスイング操作ペダル16のロック機構
について説明する。図8は改良後のスイング操作ペダル
16のロック機構を示す後面図、図9は同じく側面一部
断面図、図10は同じくスイング操作ペダル16の後面
図、図11はスイング操作ペダル16の平面図、図12
は従来のスイング操作ペダル24の使用不能への格納状
態を示す側面断面図である。図12に示す従来技術の場
合には、スイング操作ペダル24は左右回動枢支軸26
を中心に、左右に回動可能としているのであるが、この
スイング操作ペダル24の操作を不可能とする為に、操
作コラム6からブラケット25を突出し、該ブラケット
25に枢支軸20を設けて、操作不能ロック板23を設
け、該操作不能ロック板23をスイング操作ペダル24
の上に突出配置することにより、スイング操作ペダル2
4の左右踏込み回動を不可能としていたのである。
【0013】しかし従来の図12の如き構成では、スイ
ング操作ペダル24を操作不能とした状態で、操作不能
ロック板23が上方に配置されていることとなるので、
この部分をオペレーターがウォークスルーすることが出
来ず、スイング操作ペダル24と操作不能ロック板23
が共に、オペレーターの昇降の邪魔な存在となっていた
のである。これに対し、本改良案において、スイング操
作ペダル16自体をロック状態に折り畳み可能とする枢
支部20を構成し、該枢支部20を中心にスイング操作
ペダル16を上下に回動可能としているのである。そし
て該スイング操作ペダル16が上方へ操作不能状態に折
り畳んだ状態で、該スイング操作ペダル16の凹部16
aが操作コラム6の後面に嵌合密着することにより、元
の位置に回動下降しないように構成しているのである。
該ロック折り畳み状態を確実にする為に、図8の如く係
止フック17を設けても良いのである。またスイング操
作ペダル16の下面に係合突起19を設け、該係合突起
19がスイング操作ペダル16の左右回動枢支軸21の
後面に接当し、左右回動枢支軸21と共に係合突起19
が回動中心軸をなすように構成している。
【0014】故にスイング操作ペダル16は枢支部20
を中心に、上下に回動不可能ロック状態に折り畳みが可
能であり、また左右回動枢支軸21を中心に、左右にス
イング操作の為に回動可能としているのである。また図
9に示す如く、左右回動枢支軸21の下部に、該左右回
動枢支軸21から一体的にアーム22が突出されてお
り、該アーム22により、スイング油圧切換バルブを操
作すべく構成している。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。即ち、掘削作業中に、
掘削機の前部または後部が浮き上がり、その後で急激に
着地した場合に、ボンネット1が左右上下に大きく揺動
し、ボンネットの係止フック3の部分が係合バーから外
れて、ボンネット1の上の座席Cに着座したオペレータ
ーが振り落とされるという事故を防止することが可能と
なったのである。また、掘削機におけるボンネット1の
ロック装置の信頼性を向上することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の掘削機の全体側面図である。
【図2】操作コラム6とボンネット1の部分の拡大側面
図である。
【図3】同じく図2の平面図である。
【図4】係止ロック機構部分の拡大断面図である。
【図5】本考案の係止ロック機構の拡大側面断面図であ
る。
【図6】係止フック3と係合バー8とストッパープレー
ト7の部分の前面図である。
【図7】係止フック3が外れた状態の前面図である。
【図8】改良後のスイング操作ペダル16のロック機構
を示す後面図である。
【図9】同じく側面一部断面図である。
【図10】同じくスイング操作ペダル16の後面図であ
る。
【図11】スイング操作ペダル16の平面図である。
【図12】従来のスイング操作ペダル24の使用不能へ
の格納状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 ボンネット 2 ロックレバー 3 係止フック 3a 先端傾斜面 3b フック部 6 操作コラム 7 ストッパープレート 8 係合バー 9 レバー軸 10 付勢バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉式のカバーやボンネット1のロック
    機構を、ロックレバー2の操作により回動し、係合バー
    8に係止される係止フック3と、該係止フック3の過回
    動を阻止するストッパープレート7により構成し、該係
    止フック3と操向ジョイスティック7の間の位置に、係
    合バー8を配置したことを特徴とする掘削機におけるロ
    ック装置。
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