JPH0752196Y2 - 動力掘削機における旋回ロック構造 - Google Patents

動力掘削機における旋回ロック構造

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JPH0752196Y2
JPH0752196Y2 JP12065890U JP12065890U JPH0752196Y2 JP H0752196 Y2 JPH0752196 Y2 JP H0752196Y2 JP 12065890 U JP12065890 U JP 12065890U JP 12065890 U JP12065890 U JP 12065890U JP H0752196 Y2 JPH0752196 Y2 JP H0752196Y2
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excavation work
swing
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hydraulic
frame
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JP12065890U
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Inventor
哲博 大橋
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、動力掘削機における旋回ロック構造に関する
ものである。
(ロ)従来の技術 従来、動力掘削機の旋回ロック構造は、走行装置に対し
て、掘削作業部を有する旋回フレーム側より旋回ロック
ピンを突出させて同旋回フレームを固定状態とするもの
が存在する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記旋回ロック構造は、旋回ロックピンが確
実に固定状態に作動したかどうかの確認ができないもの
であったから、旋回フレームが固定状態でない場合に掘
削作業部を作動させると機体が傾斜して危険であった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、走行装置上に、掘削作業部を有する旋回フ
レームを旋回自在に装着して、同旋回フレーム側を、旋
回ロック装置により固定状態を固定解除状態とに操作で
きるようにした動力掘削機上記旋回ロック装置の操作経
路中に、掘削作業部側の油圧経路ON・OFF操作する油圧
切換弁を設けたことを特徴とする動力掘削機における旋
回ロック構造を提供せんとするものである。
(ホ)作用 旋回ロック装置を操作して旋回ロックピンを降下させ
て、旋回フレームを固定状態にすると、同旋回ロック装
置の操作経路中に配設する油圧切換弁が作動して、掘削
作業部側の油圧経路をON状態とする。
したがって、掘削作業部が作動可能となる。逆に旋回ロ
ックピンを上昇させて、旋回フレームを固定解除状態に
すると、上記油圧切換弁が作動して掘削作業部側の油圧
経路をOFF状態とする。
これにより、旋回フレームが旋回できる状態では掘削作
業部がまったく作動できないものである。
(ヘ)効果 本考案によれば、旋回フレーム側を固定状態と、固定解
除状態とに操作できる旋回ロック装置において、同旋回
ロック装置の操作経路中に、掘削作業部側の油圧経路を
ON・OFF操作する油圧切換弁を設けたものであるから、
旋回フレームを旋回させている途中で、作業者が掘削作
業部側の操作レバーを誤操作しても、同掘削作業部が作
動しないので不測の事故を防止することができるもので
ある。
また、旋回ロック装置が固定状態にセットされないでロ
ックが不完全な場合でも、掘削作業部側の油圧経路がOF
F状態となっているので、掘削作業部の作動が自動的に
停止されるものである。
したがって、掘削作業が常時安全な状態で行なわれるも
のである。
また、特に傾斜地での掘削作業や走行中に誤って旋回操
作をした場合でも、機体が転倒するようなことがないも
のである。
さらに、本考案は掘削作業部側の油圧経路中に油圧切換
弁を設けたものであるから、構造が簡単であっても、安
価に製作ができるものである。
(ト)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すると、(1)は
動力掘削機で、下部にクローラ型走行装置(2)を配設
しながら、同クローラ型走行装置(2)の上部に旋回フ
レーム(3)を旋回自在に載置している。(4)は旋回
フレーム(3)の前部に連設する掘削作業部で、主ブー
ム(5)、及び中間ブーム(6)、並びに掘削バケット
(7)より構成されている。(8)は主ブーム(5)の
基部を装着するブラケット、(9)は主ブームを上下方
向に回動させる油圧シリンダ、(10)は中間ブーム用油
圧シリンダ、(11)は掘削バケット用油圧シリンダであ
る。
また、(1I)は旋回フレーム(3)上に搭載するエンジ
ンで、油圧ポンプ(13)を連結している。(14)はエン
ジン(12)などを覆うボンネットで、後部上方に手元ハ
ンドル(15)を突設している。
また、第4図において、(16)は旋回ロック装置であっ
て、旋回フレーム(3)側に取付座(17)を突設し、同
取付座(17)に旋回ロックピン(18)を上下動自在に装
着している。(19)はロックピン取付アームで、基部を
取付座(17)に設ける横軸(20)に固着している。(2
1)は同横軸(20)の上部に一体的に固着する作動アー
ム、(22)は同作動アーム(21)を引張る引張りワイヤ
ーで、同引張ワイヤー(22)の後端は、手元ハンドル
(15)に設ける旋回ロック操作レバー(23)に連結して
いる。(24)は引張りワイヤー(22)の先端部に設ける
戻しバネである。
また、(25)は上記横軸(20)の下側に一体的に固着し
た油圧連動レバーで、油圧切換弁(26)と連結してい
る。
そして、同油圧切換弁(26)は、第5図に示す如く、油
圧ポンプ(13)と掘削作業部(4)を作動させるコント
ロールバルブ(27)との間の油圧経路(28)中に介装し
ている。(29)は、上記コントロールバルブ(27)に連
結して掘削作業部(4)を作動させる操作レバーで、手
元ハンドル(15)近傍に配設されている。(30)は旋回
フレーム(3)に設けるロックピン孔、(31)は走行装
置(2)のトラックフレーム(32)側に設けるロックピ
ン孔である。
そして、上記旋回ロック装置(16)の旋回ロックピン
(18)の下端(18−1)が、トラックフレーム(32)側
のロックピン孔(31)に嵌挿されると旋回フレーム
(3)の旋回が固定状態(ロック状態)となると共に、
同旋回ロックピン(18)が上方に引上げられて、下端
(18−1)がトラックフレーム(32)側のロックピン孔
(31)より外れると固定解除状態となるものである。
本考案の実施例は上記のように構成されており、上記動
力掘削機により掘削作業を行う場合は、エンジン(12)
を始動させて油圧ポンプ(13)を作動させる。
そして、クローラ型走行装置(2)を回動させて掘削現
場まで移動させる。
そして、掘削部(4)の主ブーム(5)を、第2図に示
す如く正面に位置させた状態で旋回ロック操作レバー
(23)を戻しの状態にする。
したがって、旋回フレーム(3)は走行装置(2)に対
してロックされた状態となる。この場合に、油圧切換弁
(26)は第4図及び第5図に示す如く、ON状態を保つた
めに、油圧経路(28)を開き状態とする。
これにより、掘削作業部(4)は操作レバー(29)の操
作により作動するものである。
次に、掘削用バケット(7)により土砂をすくい上げ
て、これを側方に放擲する場合は、手元ハンドル(15)
に設ける旋回ロック操作レバー(23)を握りながら引張
りワイヤー(22)を後方へ引張る。これにより、横軸
(20)上の作動アーム(21)が時計方向に回動してロッ
クピン取付アーム(19)及び油圧連動レバー(25)を同
時に回動させる。そして、旋回ロックピン(18)を上方
に引上げると共に、油圧切換弁(26)をOFF状態にす
る。
したがって、旋回ロックピン(18)がトラックフレーム
(32)側のロックピン孔(31)より外れて固定解除状態
となるから、旋回フレーム(3)を左方向、又は右方向
に旋回させることができるものである。
そして、第3図に示すように、適宜角度旋回後に再び旋
回ロック操作レバー(23)を戻し状態にすると旋回ロッ
クピン(18)が下がって旋回フレーム(3)は固定状態
となり、同時に油圧切換弁(26)はON状態となるもので
ある。したがって、掘削作業部(4)により土砂の放擲
や掘削作業が可能となるものである。
以上の如く、上記実施例によれば、走行装置(2)に対
して、掘削作業部(4)を有する旋回フレーム(3)を
旋回自在に装着すると共に、同旋回フレーム(3)側を
固定状態と固定解除状態とに操作できるようにした動力
掘削機において、旋回フレーム(3)側の旋回を固定状
態にする旋回ロック装置(16)の旋回ロックピン(18)
の操作経路中に、掘削作業部(4)側の油圧経路(28)
をON・OFF操作する油圧切換弁(26)を設けた動力掘削
機における旋回ロック構造であるから、旋回フレーム
(3)の旋回ロックが不完全である場合は油圧回路(2
8)がOFF状態となっている不測に掘削作業用操作レバー
(29)を操作しても掘削業部(4)が作動しないために
安全である。
また、特に傾斜地で掘削作業を行う場合でも、掘削作業
部(4)がバランスを崩して機体が転倒するようなこと
がないものである。
そして、安全装置の構造が簡単であるから安価に製作す
ることができるものである。
また、第6図は旋回ロック操作レバーの他の実施例を示
すものであって、(40)は手元ハンドル兼旋回ロック操
作レバーであって、左右両側の取付位置(41)を中心に
上下に回動可能となっている。(42)は回動レバーで引
張りワイヤー(43)を連結している。
したがって、手元ハンドル(40)を下向きに押圧すると
回動レバー(42)が上方に回動して引張りワイヤー(4
3)を上方に引張るものである。
これにより、旋回ロックピンが固定解除状態となるもの
である。また、上記手元ハンドル(40)を元に戻すと旋
回ロックピンは固定状態となるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
動力掘削機の全体側面図、第2図は掘削作業部が正面側
に位置した状態を示す平面図、第3図は掘削作業部が旋
回して横方向に位置した状態を示す平面図、第4図は旋
回ロックピンの取付状態を示す一部断面側面図、第5図
は油圧経路図、第6図は旋回ロック操作レバーの他の実
施例を示す側面図である。 (2):走行装置 (3):旋回フレーム (4):掘削作業部 (16):旋回ロック装置 (26):油圧切換弁 (28):油圧経路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行装置(2)上に、掘削作業部(4)を
    有する旋回フレーム(3)を旋回自在に装着して、同旋
    回フレーム(3)側を、旋回ロック装置(16)により固
    定状態と固定解除状態とに操作できるようにした動力掘
    削機において、 上記旋回ロック装置(16)の操作経路中に、掘削作業部
    (4)側の油圧経路(28)をON・OFF操作する油圧切換
    弁(26)を設けたことを特徴とする動力掘削機における
    旋回ロック構造。
JP12065890U 1990-11-16 1990-11-16 動力掘削機における旋回ロック構造 Expired - Lifetime JPH0752196Y2 (ja)

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JPH0477648U JPH0477648U (ja) 1992-07-07
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