JP7398879B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの制御技術に関する。
画像形成装置の回転部材の駆動源としてブラシレスモータが使用されている。特許文献1は、ロータ位置を検知するためのホール素子を備えたブラシレスモータを開示している。
特許第4962515号公報
近年、画像形成装置の高速化に応じて、ブラシレスモータ(以下、単に、モータとも呼ぶ。)に求められる出力は大きくなってきている。その反面、画像形成装置の小型化の要求もあり、より小さなモータの使用が求められる。つまり、画像形成装置の高速化に必要な出力を確保しつつ、より小型のモータを使用することが求められている。
本発明は、必要な出力を確保しつつ、より小型のモータを使用できるモータの制御技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、モータ制御装置は、複数の感光体に形成された静電潜像を現像する複数の現像ローラを有し、シートに画像を形成する画像形成部と、前記複数の現像ローラの駆動源であって、永久磁石により構成されるロータと、前記ロータの回転する位相に対応して複数のコイルが設けられたステータと、を有するセンサレス型のブラシレスモータと、スイッチング素子及びゲートドライバを含む半導体デバイスを有し、前記ブラシレスモータを駆動するために前記複数のコイルに電圧を印加するとともに、前記ブラシレスモータにおける前記ロータの位置を特定するために前記複数のコイルに流れた電流を検知する駆動回路と、前記ブラシレスモータから前記複数の現像ローラそれぞれへの駆動伝達経路に設けられ、前記ブラシレスモータから前記複数の現像ローラそれぞれへの駆動力の伝達及び遮断を切り替える複数のクラッチと、前記駆動回路及び前記複数のクラッチを制御する制御部と、を備え、前記駆動回路と前記ブラシレスモータはそれぞれ異なる基板に実装され、前記制御部は、前記複数のクラッチにより前記ブラシレスモータから前記複数の現像ローラへの駆動力を遮断した状態で、前記駆動回路を制御して前記ブラシレスモータの回転を開始し、前記ブラシレスモータの回転速度が所定速度に達すると、前記複数のクラッチを順に制御して、前記ブラシレスモータからの駆動力を前記複数の現像ローラそれぞれに順に伝達させることを特徴とする。
本発明によると、必要な出力を確保しつつ、より小型のモータを使用することができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による現像ローラの駆動構成図。 一実施形態によるモータの制御構成図。 一実施形態によるモータの構成図。 一実施形態による効果の説明図。 一実施形態による現像ローラの駆動制御の説明図。 一実施形態によるモータ制御処理のフローチャート。 一実施形態の効果の説明図。 一実施形態による中間転写ベルト及び感光体の駆動構成図。 一実施形態による中間転写ベルト及び感光体の駆動制御の説明図。 一実施形態によるモータ制御処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置の構成図である。画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー像を重ね合わせてフルカラーの画像を形成する。図1において、参照符号の末尾のY、M、C及びKは、参照符号により示される部材が形成に関わるトナー像の色が、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックであることを示している。なお、以下の説明において、色を区別する必要がない場合には、末尾のY、M、C及びKを除いた参照符号を使用する。感光体13は、画像形成時、図の時計回り方向に回転駆動される。帯電ローラ15は、対応する感光体13の表面を一様な電位に帯電させる。露光部11は、対応する感光体13の表面を光で露光して感光体13に静電潜像を形成する。現像部12の現像ローラ16は、対応する感光体13の静電潜像をトナーで現像してトナー像として可視化する。一次転写ローラ18は、一次転写バイアスにより、対応する感光体13に形成されたトナー像を中間転写ベルト19に転写する。クリーナ14は、中間転写ベルト19に転写されず、対応する感光体13に残留したトナーを除去する。なお、各感光体13に形成されたトナー像を中間転写ベルト19に重ねて転写することでフルカラーの画像が中間転写ベルト19に形成される。
中間転写ベルト19は、画像形成時、図の反時計回り方向に回転駆動される。これにより中間転写ベルト19に転写されたトナー像は、二次転写ローラ29の対向位置へと搬送される。一方、カセット22に格納されたシート21は、搬送路に沿って設けられた各ローラの回転によりカセット22から搬送路に給送され、二次転写ローラ29の対向位置へと搬送される。二次転写ローラ29は、二次転写バイアスにより中間転写ベルト19のトナー像をシート21に転写する。その後、シート21は、定着部30へと搬送される。定着部30は、シート21を加熱・加圧してトナー像をシート21に定着させる。トナー像の定着後、シート21は、画像形成装置の外部に排出される。画像形成装置の全体を制御する制御部31は、CPU32を備えている。
図2は、本実施形態による現像ローラ16の駆動構成を示している。現像ローラ16には、それぞれ、対応するメカクラッチ105が設けられる。モータ101は、ブラシレスモータであり、かつ、現像ローラ16の駆動源である。モータ104は、ステッピングモータ等の回転位置の制御が可能なモータであり、メカクラッチ105を制御する。モータ101及びモータ104は、制御部31により制御される。メカクラッチ105は、モータ101の駆動力を対応する現像ローラ16に伝達する状態(以下、伝達状態)と、モータ101の駆動力の現像ローラ16への伝達を遮断する状態(以下、遮断状態)との2つの状態のいずれかの状態をとる。モータ104は、その回転力をメカクラッチ105に伝達することで、メカクラッチ105の状態を切り替える。なお、遮断状態にあるメカクラッチ105Y、105M、105C及び105Kを伝達状態とするためのモータ104の回転量は、それぞれ、異なる様に構成される。本実施形態では、メカクラッチ105Y、105M、105C、105Kの順で伝達状態に遷移する様に構成されているものとする。なお、本実施形態では、メカクラッチ105により、モータ101の駆動力の負荷(現像ローラ16)への伝達・遮断を切り替えるが、電磁クラッチ等を使用する構成であっても良い。この様に、メカクラッチ105は、遮断状態におけるモータ101の負荷を伝達状態における負荷より小さくする負荷切替部として機能する。
図3は、モータ101の制御構成図である。モータ制御部120は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと表記)121を有する。マイコン121の通信ポート122は、制御部31とシリアル通信を行う。制御部31は、シリアル通信を介してモータ制御部120を制御することで、モータ101の回転を制御する。基準クロック生成部125は、水晶発振子126の出力に基づき基準クロックを生成する。カウンタ123は、この基準クロックに基づきパルスの周期の計測等を行う。不揮発メモリ124は、モータの制御に使用する各種データ等を格納する。マイコン121は、パルス幅変調信号(PWM信号)をPWMポート127から出力する。本実施形態において、マイコン121は、モータ101の3つの相(U、V、W)それぞれについて、ハイ側のPWM信号(U-H、V-H、W-H)と、ロー側のPWM信号(U-L、V-L、W-L)の計6つのPWM信号を出力する。このため、PWMポート127は、6つの端子U-H、V-H、W-H、U-L、V-L、W-Lを有する。
PWMポート127の各端子は、ゲートドライバ132に接続され、ゲートドライバ132は、PWM信号に基づき、3相のインバータ131の各スイッチング素子のオン・オフ制御を行う。なお、インバータ131は、各相についてハイ側3個、ロー側3個の計6つのスイッチング素子を有し、ゲートドライバ132は、各スイッチング素子を対応するPWM信号に基づき制御する。スイッチング素子としては、例えばトランジスタやFETを使用することができる。本実施形態においては、PWM信号がハイであると、対応するスイッチング素子がオンとなり、ローであると、対応するスイッチング素子がオフになるものとする。インバータ131の出力133は、モータ101のコイル135(U相)、136(V相)及び137(W相)に接続されている。インバータ131の各スイッチング素子をオン・オフ制御することで、各コイル135、136、137の励磁電流(コイル電流)を制御することができる。この様に、マイコン121、ゲートドライバ132及びインバータ131は、複数のコイル135、136及び137に印加する電圧を制御する電圧制御部として機能する。
電流センサ130は、各コイル135、136、137に流れたコイル電流の値に応じた検出電圧を出力する。増幅部134は、各相の検出電圧を増幅し、かつ、オフセット電圧の印加を行ってアナログ・デジタルコンバータ(ADコンバータ)129に出力する。ADコンバータ129は、増幅後の検出電圧をデジタル値に変換する。電流値算出部128は、ADコンバータ129の出力値(デジタル値)に基づき各相のコイル電流を判定する。例えば、電流センサ130が、1A当たり、0.01Vの電圧を出力し、増幅部134での増幅率(ゲイン)を10倍とし、増幅部134が印加するオフセット電圧を1.6Vとする。モータ101に流れるコイル電流の範囲が-10A~+10Aであるとすると、増幅部134が出力する電圧範囲は、0.6V~2.6Vになる。例えば、ADコンバータ129が、0~3Vの電圧を、0~4095のデジタル値に変換して出力するのであれば、-10A~+10Aの励磁電流は、凡そ、819~3549のデジタル値に変換される。なお、インバータ131からモータ101への方向に励磁電流が流れているときを正の電流値とし、その逆を負の電流値とする。
電流値算出部128は、デジタル値からオフセット電圧に対応するオフセット値を減じ、所定の変換係数を乗ずることで励磁電流を求める。本例では、オフセット電圧(1.6V)に対応するオフセット値は、約2184(1.6×4095/3)である。また、変換係数は、約0.000733(3/4095)である。この様に、電流センサ130と、増幅部134と、ADコンバータ129と、電流値算出部128は、電流検知部を構成する。
図4は、モータ101の構成図である。モータ101は、6スロットのステータ140と、4極のロータ141からなり、ステータ140はU相、V相、W相の各コイル135、136、137を備える。ロータ141は、永久磁石により構成され、2組のN極/S極を備える。従来のブラシレスモータには、スイッチング素子を有する3相インバータ131や、ゲートドライバ132や、ロータ141の位置を検知するためのホール素子などの半導体デバイス(半導体部品)が実装される。本実施形態においては、モータ101にこれら半導体デバイスを実装しない。具体的には、3相インバータ131及びゲートドライバ132といった、半導体デバイスを含むモータ101の駆動回路については、モータ101が実装される基板とは、異なる位置に設けられた不図示の基板に実装する。例えば、これら駆動回路については、図3に示す様に、マイコン121等と同じ基板に実装することができる。なお、制御部31についてもモータ101とは異なる基板に実装する。また、本実施形態では、ロータ141の位置を検知するためにホール素子を使用しない。つまり、モータ101は、センサレスのモータである。ホール素子を使用しない代わりに、ロータ141の停止中や、回転速度が低いときには、電流検知部が検知するコイル135~137のコイル電流の立ち上がりの速さに基づきロータ141の位置を検知する。コイルのインダクタンスは、対向するロータ141の磁界により変動するため、コイル電流の立ち上がりの速さに基づきロータ141の位置を検知できる。また、ロータ141の回転速度が高いときには、コイル135~137に生じる誘起電圧に基づきロータ141の位置を検知する。この様に、本実施形態のモータ101には半導体デバイスが実装されず、モータ101は、ロータ141と、ステータ140と、コイル135、136及び137を含む機械的な部品のみで構成される。
図5に示す様に、コイルの定格温度は、コイルの皮膜の絶縁階級によって決まり、一般的なE種の場合、定格温度は120度である。また、スイッチング素子、ホール素子、ゲートドライバ等の半導体デバイス(半導体部品)の定格温度は、一般的には、100度程度である。したがって、従来の様に半導体デバイスをモータ101に実装すると、半導体の定格温度を超えない様に、モータ101を作動させなければならない。例えば、図5の「従来例」は、半導体の定格温度を超えない様にモータ101を作動させた結果、コイルに流す電流が小さくなり、コイル温度が105度程度となったことを示している。この様に、半導体デバイスをモータ101に実装することで、コイルに流れる電流を、その定格温度で許容される電流より小さくする必要があり、よって、モータの出力も小さくなる。本実施形態では、半導体デバイスをモータ101に実装せず、よって、半導体デバイスの熱による影響が低減されるため、コイルに流れる電流を、その定格温度で許容される電流まで増加させることができる。つまり、図5の「実施形態」に示す様に、コイルの温度を定格温度である120度まで増加させることができる。したがって、半導体デバイスの定格温度により、モータの出力を小さくする必要がなく、モータの出力を最大限に利用できる。よって、モータを小型化しても、必要な出力を確保することができる。
図6は、現像ローラ16の駆動制御の説明図である。タイミングAで、制御部31は、モータ101を起動する。なお、制御部31は、タイミングAにおいて、総てのメカクラッチ105を遮断状態に設定している。したがって、タイミングAにおいて、負荷である総ての現像ローラ16は、モータ101から切り離されている。タイミングAからBの間において、モータ101の回転速度は所定の目標速度まで増加する。その後、制御部31は、モータ104を駆動制御し、タイミングBにおいて、まず、メカクラッチ105Yが伝達状態に遷移する。これにより、現像ローラ16Yが回転を開始する。その後、タイミングC、D及びEにおいて、メカクラッチ105M、105C、105Kが、それぞれ、伝達状態に遷移する。これにより、タイミングC、D及びEにおいて、現像ローラ16M、16C、16Kが回転を開始する。図6に示す様に、モータ101の負荷トルクは、タイミングB、C、D、Eにおいてそれぞれ大きくなる。画像形成が完了すると、制御部31は、モータ104を回転させる。これにより、タイミングF、G、H及びIにおいて、それぞれ、メカクラッチ105Y、105M、105C及び105Kが遮断状態に遷移する。よって、現像ローラ16Y、16M、16C及び16Kは、それぞれ、タイミングF、G、H及びIにおいて停止する。その後、タイミングJにおいて、制御部31は、モータ101の回転を停止させる。
この様に、モータ101から負荷を切り離す機構を設け、モータ101から負荷を切り離した状態でモータ101を起動する。起動時に負荷を切り離すため、モータ101の起動時間を短くすることができる。また、起動時に負荷を切り離すため、小型なモータをモータ101として使用しても、必要な出力を確保することができる。
図7は、本実施形態において、制御部31が実行するモータ101の制御処理のフローチャートである。画像形成の開始により、制御部31は、S10でモータ101の起動を開始する。なお、制御部31は、画像形成を開始する前にメカクラッチ105を遮断状態に設定しておく。制御部31は、S11で、モータ101の起動が完了するまで、例えば、モータ101の回転速度が所定速度に達するまで待機する。制御部31は、モータ101の起動が完了すると、S12で、モータ104を第1所定量だけ回転させる。これにより、メカクラッチ105Y、105M、105C、105Kが、順に、伝達状態に遷移する。制御部31は、S13で画像形成が完了するまで待機する。画像形成が完了すると、制御部31は、S14で、モータ104を第2所定量だけ回転させる。これにより、メカクラッチ105Y、105M、105C、105Kが、順に、遮断状態に遷移する。その後、S15で、制御部31は、モータ101を停止させる。
図8は、本実施形態の効果の説明図であり、モータ101の起動時の負荷トルクを示している。なお、起動時の負荷トルクは、定常トルクと加速トルクとの和である。メカクラッチ105を設けない従来例においては起動時の負荷トルクが大きくなる。したがって、この大きな負荷トルクを出力できるモータをモータ101として使用する必要がある。本実施形態では、メカクラッチ105により、起動時の負荷トルクを小さくするため、より出力の小さい小型のモータをモータ101として使用できる。また、起動時間を短くすることができる。さらに、上述した様に、本実施形態では、モータ101に半導体デバイスを含む駆動回路を実装せず、モータ101と駆動回路を別基板とする。したがって、半導体デバイスを含む駆動回路を定格温度内に収めるため、コイル電流を小さくする必要はない。したがって、半導体デバイスを実装したモータを使用することと比較して、必要な出力を確保しつつ、より小さなモータを使用することができる。
なお、本実施形態では、現像ローラ16に対応するメカクラッチ105をそれぞれ設け、画像形成開始前においては総ての現像ローラ16をモータ101から切り離していた。しかしながら、現像ローラ16Y、16M、16C及び16Kの少なくとも1つに対応するメカクラッチを設け、少なくとも1つの現像ローラ16をモータ101から切り離す構成であっても良い。さらに、本実施形態では、メカクラッチ105Y、105M、105C及び105Kそれぞれを伝達状態に遷移させるタイミングを異ならせていた。しかしながら、メカクラッチ105Y、105M、105C及び105Kを伝達状態に遷移させるタイミングを同じとする構成であっても良い。さらに、4つのメカクラッチ105の内の2つ又は3つのメカクラッチを伝達状態に遷移させるタイミングを同じにする構成であっても良い。遮断状態への遷移についても同様である。
<第二実施形態>
続いて、第一実施形態について、第二実施形態との相違点を中心に説明する。なお、画像形成装置の構成は図1に示す通りである。本実施形態では、中間転写ベルト19及び感光体13Kを駆動するモータの制御について説明する。図9は、中間転写ベルト19及び感光体13Kの駆動構成を示している。モータ103は、ブラシレスモータであり、かつ、中間転写ベルト19及び感光体13Kの駆動源である。モータ103の制御構成や、モータ103の構造は、第一実施形態と同様である。つまり、モータ103はセンサレスモータであり、半導体デバイスを備えていない。モータ106は、ステッピングモータ等の回転位置の制御が可能なモータであり、当接・離間変更部201を制御する。当接・離間変更部201は、中間転写ベルト19が、総ての一次転写ローラ18及び総ての感光体13と当接する当接状態と、中間転写ベルト19が、総ての一次転写ローラ18及び総ての感光体13から離間する離間状態の切り替えを行う。なお、離間状態においては、総ての一次転写ローラ18のみが中間転写ベルト19から離間する構成や、総ての感光体13のみが中間転写ベルト19から離間する構成であっても良い。さらには、離間状態において、一次転写ローラ18Y、18M、18C及び18K並びに感光体13Y、13M、13C及び13Kの少なくとも1つが中間転写ベルト19から離間する構成であっても良い。離間状態において中間転写ベルト19に当接する部材の数は、当接状態より少ないため、離間状態におけるモータ103の負荷は、当接状態より小さくなる。この様に、当接・離間変更部201は、離間状態におけるモータ103の負荷を当接状態における負荷より小さくする負荷切替部として機能する。
図10は、中間転写ベルト及び感光体の駆動制御の説明図である。制御部31は、タイミングAで、モータ103を起動する。なお、タイミングAの際、中間転写ベルトは離間状態である。したがって、タイミングAにおいて、中間転写ベルト19を回転させるための負荷は、当接状態より小さくなっている。タイミングAからBの間において、モータ103の回転速度は所定の目標速度まで増加する。また、それに合わせて、感光体13Kの回転速度も増加する。なお、図10には示していないが、中間転写ベルト19の回転速度も、感光体13Kと同様に増加する。その後、制御部31は、モータ106を駆動し、これにより、タイミングBにおいて、中間転写ベルト19は、当接状態に遷移する。したがって、タイミングBにおいて、モータ103の負荷トルクは大きくなる。画像形成が完了すると、制御部31は、タイミングCにおいて、モータ106を回転させ、中間転写ベルト19を離間状態に遷移させる。これにより、モータ103の負荷トルクは小さくなる。その後、タイミングDにおいて、モータ103の回転を停止させる。
図11は、本実施形態において、制御部31が実行するモータ103の制御処理のフローチャートである。画像形成の開始により、制御部31は、S20でモータ103の起動を開始する。制御部31は、S21で、モータ103の起動が完了するまで、例えば、モータ103の回転速度が所定速度に達するまで待機する。制御部31は、モータ103の起動が完了すると、S22で、当接・離間変更部201を制御して、中間転写ベルト19を当接状態に遷移させる。制御部31は、S23で画像形成が完了するまで待機する。画像形成が完了すると、制御部31は、S24で、当接・離間変更部201を制御して、中間転写ベルト19を離間状態に遷移させる。その後、S25で、制御部31は、モータ103を停止させる。なお、本実施形態において当接・離間変更部201は、モータ106により機械的に制御されて、中間転写ベルト19の状態を遷移させていた。しかしながら、電磁ソレノイドといった、電磁的な制御により機械的な力を生じさせて、中間転写ベルト19の状態を遷移させる構成とすることもできる。
[その他の実施形態]
なお、モータ制御部120と、制御部31のモータ制御に係る部分を、モータ制御装置として実装することができる。さらに、画像形成装置の画像形成部の特定の回転部材を例にして実施形態の説明を行ったが、本発明は、実施形態で述べた回転部材の回転制御に限定されない。例えば、第一実施形態で述べた構成は、例えば、感光体13の回転制御や、現像ローラ16の回転制御や、中間転写ベルト19の回転制御に使用できる。同様に、第二実施形態で述べた構成は、例えば、感光体13や、現像ローラ16の回転制御に適用できる。さらに、第一実施形態で述べた構成は、シート21を搬送するためのローラの回転制御に使用することができる。さらには、画像形成装置以外の、モータの駆動力で駆動される任意の部材の回転制御に適用することができる。
なお、上記各実施形態では、モータ101、103と駆動回路を別基板に実装するとしたが、駆動回路の熱がモータ101、103に影響しない所定距離だけ離して実装するのであれば同じ基板に実装することができる。例えば、モータ101と駆動回路が接しない様にすることで、駆動回路の熱がモータ101に影響しないのであれば、モータ101と駆動回路が接しない様に画像形成装置内に配置する構成とすることもできる。制御部31についても同様である。
また、上記実施形態では、3相インバータ131及びゲートドライバ132をモータ101、103の駆動回路としたが、モータ制御部120を駆動回路とすることもできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
105Y、105M、105C、105K:メカクラッチ、201:当接・離間変更部、101、103:モータ、31:制御部、120:モータ制御部

Claims (4)

  1. 複数の感光体に形成された静電潜像を現像する複数の現像ローラを有し、シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記複数の現像ローラの駆動源であって、永久磁石により構成されるロータと、前記ロータの回転する位相に対応して複数のコイルが設けられたステータと、を有するセンサレス型のブラシレスモータと、
    スイッチング素子及びゲートドライバを含む半導体デバイスを有し、前記ブラシレスモータを駆動するために前記複数のコイルに電圧を印加するとともに、前記ブラシレスモータにおける前記ロータの位置を特定するために前記複数のコイルに流れた電流を検知する駆動回路と、
    前記ブラシレスモータから前記複数の現像ローラそれぞれへの駆動伝達経路に設けられ、前記ブラシレスモータから前記複数の現像ローラそれぞれへの駆動力の伝達及び遮断を切り替える複数のクラッチと、
    前記駆動回路及び前記複数のクラッチを制御する制御部と、
    を備え、
    前記駆動回路と前記ブラシレスモータはそれぞれ異なる基板に実装され、
    前記制御部は、前記複数のクラッチにより前記ブラシレスモータから前記複数の現像ローラへの駆動力を遮断した状態で、前記駆動回路を制御して前記ブラシレスモータの回転を開始し、前記ブラシレスモータの回転速度が所定速度に達すると、前記複数のクラッチを順に制御して、前記ブラシレスモータからの駆動力を前記複数の現像ローラそれぞれに順に伝達させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記ブラシレスモータの回転を開始した後、前記画像形成部が画像の形成を開始する前に、前記複数のクラッチを制御して、前記ブラシレスモータからの駆動力を前記複数の現像ローラに伝達させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成部が前記画像の形成を完了した後、前記複数のクラッチにより前記ブラシレスモータから前記複数の現像ローラへの駆動力を遮断した状態で、前記駆動回路を制御して前記ブラシレスモータを停止させることを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  4. 前記ブラシレスモータは、半導体デバイスを有さないことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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