JPH0984321A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

Info

Publication number
JPH0984321A
JPH0984321A JP7232859A JP23285995A JPH0984321A JP H0984321 A JPH0984321 A JP H0984321A JP 7232859 A JP7232859 A JP 7232859A JP 23285995 A JP23285995 A JP 23285995A JP H0984321 A JPH0984321 A JP H0984321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
case
drive circuit
brushless motor
exciting coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7232859A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Takahashi
稔 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP7232859A priority Critical patent/JPH0984321A/ja
Publication of JPH0984321A publication Critical patent/JPH0984321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシレスモータの回転出力及び信頼性を向上
させる。 【解決手段】モータ駆動回路を構成するFET回路2
1,FETゲート駆動回路22,ロータ位置検出回路2
3及び電流検出回路24を、ブラシレスモータ1のモー
タケース2内に配設する。具体的には、モータ駆動回路
のうち、比較的熱に弱い電界効果型トランジスタから構
成されたFET回路21は、放熱性の良いリヤケース2
Cの底面上に固定し、そのリヤケース2Cに固定仕切れ
ない他の回路22〜24は、基板11上に固定する。ま
た、モータケース2内には、モータ駆動回路を構成する
各回路が配設されている基板11表面と、励磁コイル8
との間を遮るように遮熱板25を配設する。遮熱板25
は、鉄製の円板であって、その外周部を、センタケース
2Aとリヤケース2Cとの結合部分に挟み込むことによ
り配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブラシレスモー
タに関し、特に、その回転出力及び信頼性が向上するよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラシレスモータは、例えば図4
に示すような構成であった。即ち、この従来のブラシレ
スモータ1は、円筒形のセンタケース2Aと、このセン
タケース2Aの一方の開口端部を閉塞する略円板状のフ
ロントケース2Bと、センタケース2Aの他方の開口端
部を閉塞する略円板状のリヤケース2Cとから構成され
るモータケース2を有していて、このモータケース2内
には、フロントケース2B及びリヤケース2Cにそれぞ
れ配設された軸受3a,3bによって回転自在の回転軸
4が、センタケース2Aの軸心Aに沿って配設されてい
る。
【0003】回転軸4の周囲にはモータ駆動用の永久磁
石5が固定されていて、このモータ駆動用の永久磁石5
は、S極及びN極が周方向に交互に且つ等間隔に着磁さ
れた磁石であって、これら回転軸4及び永久磁石5によ
ってブラシレスモータ1の回転自在のロータ6が構成さ
れている。また、センタケース2Aの内周面にはコア7
が固定され、このコア7には永久磁石5を包囲するよう
に例えば3相の励磁コイル8が巻き付けられていて、こ
れらコア7及び励磁コイル8によってブラシレスモータ
1のステータ9が構成されている。
【0004】回転軸4のフロントケース2B側端部は、
モータケース2の外部に突出していて、これによりブラ
シレスモータ1の回転出力を取り出せるようになってい
る。また、回転軸4のリヤケース2C側端部には、永久
磁石5と同様にS極及びN極が周方向に交互に且つ等間
隔に着磁されたリング状の位相検出用の永久磁石10が
固定されている。
【0005】さらに、モータケース2内には、永久磁石
10の軸受3b側の面に近接するように円形の基板11
が固定されていて、この基板11には、永久磁石10に
対向するように、例えばホール素子等からなる位相検出
用の検出素子12が固定されている。なお、実際には検
出素子12は、励磁コイル8の相数に対応して周方向に
等間隔に例えば3個設けられているが、図4は断面図で
あるため、その内の一つのみを示している。
【0006】そして、検出素子12の出力がこれに対向
する永久磁石10の磁極によって変化することを利用し
てロータ6の回転位置を認識し、それに応じて図示しな
いモータ駆動回路が励磁コイル8に適宜電流を供給して
励磁状態を切り換えることにより、ロータ6を回転させ
てモータの回転出力を得るのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のブラシ
レスモータ1にあっては、モータ駆動回路は、ブラシレ
スモータ1本体とは別体にモータケース2外部に配設さ
れていた。これは、比較的熱に弱いFET(電界効果型
トランジスタ)等を含んで構成されるモータ駆動回路
は、励磁コイル8の発熱作用によって高温になることが
あるモータケース2内に配設すると、故障等を招く恐れ
があるからである。
【0008】しかし、ブラシレスモータ1の励磁コイル
8に電流I1 が流れると、ハーネスやコネクタ等の抵抗
1 によって電圧降下I1 ×R1 が生じてしまい、それ
だけ励磁コイル8への印加電圧が低下してブラシレスモ
ータ1の回転出力が低下することになる。つまり、モー
タケース2外部にモータ駆動回路を配設する従来のブラ
シレスモータ1では、ハーネスを短くすることができな
いし、コネクタも省略できないから、回転出力の低下を
容易に回避できないという欠点があった。
【0009】また、従来のブラシレスモータ1にあって
も、その構造上、位相検出用の検出素子12はモータケ
ース2内に配設しなければならないが、ホール素子等か
らなる検出素子12は、加熱されるとゲイン変動や温度
ドリフトが生じてその検出精度が悪化する可能性があっ
た。つまり、従来のブラシレスモータ1は、十分な信頼
性を確保し難い構成であった。このため、従来のブラシ
レスモータ1を、車両用パワーステアリング装置の動力
源として利用すると、検出素子12の加熱状態に応じて
操舵補助力が変動してしまい、運転者に違和感を与えて
しまうという不具合もあった。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、回転出
力を向上させることができるブラシレスモータ及び信頼
性を向上させることができるブラシレスモータを提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、外周面にS極及びN極が周
方向に交互に且つ等間隔に着磁された回転自在のロータ
と、このロータを包囲する複数相の励磁コイルを有する
ステータと、前記ロータの回転位置を検出する位置検出
センサと、これらロータ,ステータ及び位置検出センサ
を収容するモータケースと、前記位置検出センサの出力
に応じて前記励磁コイルに電流を供給するモータ駆動回
路と、を備えたブラシレスモータにおいて、前記モータ
駆動回路を、前記モータケース内に配設するとともに、
前記モータケース内に、前記励磁コイルと前記モータ駆
動回路との間を遮るように遮熱板を配設した。
【0012】また、上記目的を達成するために、請求項
2に係る発明は、外周面にS極及びN極が周方向に交互
に且つ等間隔に着磁された回転自在のロータと、このロ
ータを包囲する複数相の励磁コイルを有するステータ
と、前記ロータの回転位置を検出する位置検出センサ
と、これらロータ,ステータ及び位置検出センサを収容
するモータケースと、前記位置検出センサの出力に応じ
て前記励磁コイルに電流を供給するモータ駆動回路と、
を備えたブラシレスモータにおいて、前記モータケース
内に、前記励磁コイルと前記位置検出用センサとの間を
遮るように遮熱板を配設した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態を示す図であり、この実施の形態は本発明に係
るブラシレスモータ1を、車両用の電動式パワーステア
リング装置の動力源として用いたものである。なお、上
記従来のブラシレスモータ1と同等の構成には同じ符号
を付し、その重複する説明は省略する。
【0014】即ち、本実施の形態にあっては、リヤケー
ス2Cの円筒部分2aと、回転軸4とを軸Aに沿った方
向に長くすることにより、リヤケース2Cの円筒部分2
aの内周面に固定される基板11や回転軸4の端部に固
定される位相検出用の永久磁石10等を励磁コイル8か
ら遠ざけて、それら基板11及び励磁コイル8間に若干
の余裕を設けている。
【0015】図2は、励磁コイル8をa相,b相及びc
相の3相とした場合における回路図であって、この例で
は、スター結線されている励磁コイル8のa〜c相のそ
れぞれの外端側が、モータ駆動回路20に接続されてい
る。また、励磁コイル8に相数に対応して、位置検出セ
ンサとしての三つの位相検出用の検出素子12が設けら
れていて、各検出素子12の出力もモータ駆動回路20
に供給されるようになっている。
【0016】モータ駆動回路20は、六つの電界効果型
トランジスタTa1〜Tc2で構成されたFET回路21を
有し、このFET回路21は、電源供給側とGND側と
の間を三つの並列ラインを介して接続していて、各ライ
ンには、電界効果型トランジスタが二つずつ(Ta1とT
a2,Tb1とTb2,Tc1とTc2)直列に配設されている。
そして、電界効果型トランジスタTa1及びTa2間が励磁
コイル8のa相の外端側に接続され、電界効果型トラン
ジスタTb1及びTb2間が励磁コイル8のb相の外端側に
接続され、電界効果型トランジスタTc1及びTc2間が励
磁コイル8のc相の外端側に接続されている。つまり、
各電界効果型トランジスタTa1〜Tc2のオン・オフ状態
によって、励磁コイル8のa〜c相のそれぞれに所定の
方向の電流が適宜流れるようになっている。
【0017】また、モータ駆動回路20は、電界効果型
トランジスタTa1〜Tc2のゲートに適宜電圧を印加して
それらのオン・オフ状態を制御するFETゲート駆動回
路22と、検出素子12の出力を受けてブラシレスモー
タ1のロータ6の回転位置を検出しその検出結果をFE
Tゲート駆動回路22に供給するロータ位置検出回路2
3と、FET回路21及びGND間に介在してこのFE
T回路21を流れる励磁コイル8を流れる電流を検出す
る電流検出回路24と、を有している。
【0018】さらに、モータ駆動回路20とは別に、電
動式パワーステアリング装置における操舵補助力制御を
実行するコントローラ30が備えられ、このコントロー
ラ30には、操舵系に発生する操舵トルクを検出する図
示しないトルクセンサからトルク検出信号が供給される
ようになっており、コントローラ30は、そのトルク検
出信号に基づいて操舵系に発生している操舵トルクを確
認し、その操舵トルクが軽減されるような操舵補助力が
操舵系に発生するように、モータ駆動回路20のFET
ゲート駆動回路22に対して制御信号を出力するように
なっている。
【0019】つまり、コントローラ30は、FETゲー
ト駆動回路22に対し、必要な操舵補助力の回転方向及
び大きさに応じて制御信号を出力するようになってい
て、FETゲート駆動回路22は、コントローラ30か
ら供給される制御信号に応じた操舵補助力が操舵系に発
生するように、FET回路21の電界効果型トランジス
タTa1〜Tc2のゲートに適宜電圧を印加するようになっ
ている。この場合、FETゲート駆動回路22は、ロー
タ位置検出回路23の検出結果からロータ6の回転位置
を確認し、その回転位置に見合った励磁コイル8のa〜
c相に適宜電流が流れるように、FET回路21の電界
効果型トランジスタTa1〜Tc2のゲートに電圧を印加す
るようになっている。なお、コントローラ30は、電流
検出回路24の検出結果に基づいて操舵補助力の発生状
態を確認するようになっている。
【0020】そして、モータ駆動回路20を構成するF
ET回路21,FETゲート駆動回路22,ロータ位置
検出回路23及び電流検出回路24を、ブラシレスモー
タ1のモータケース2内に配設している。具体的には、
図1に示すように、FET回路21は、リヤケース2C
の底面上に固定されるとともに、FETゲート駆動回路
22,ロータ位置検出回路23及び電流検出回路24
は、基板11上に固定されている。つまり、モータ駆動
回路20のうち、比較的熱に弱い電界効果型トランジス
タTa1〜Tc2から構成されたFET回路21は、放熱性
の良いリヤケース2Cの底面上に固定し、そのリヤケー
ス2Cに固定仕切れない他の回路22〜24は、基板1
1上に固定しているのである。
【0021】さらに、本実施の形態では、モータケース
2内には、モータ駆動回路20を構成する各回路が配設
されている基板11表面と、励磁コイル8との間を遮る
ように遮熱板25を配設している。即ち、遮熱板25
は、鉄製の円板であって、その外周部がセンタケース2
Aとリヤケース2Cとの結合部分に挟み込まれることに
より配設されている。また、遮熱板25の内周部には、
ロータ6の永久磁石5と略同径の貫通孔25aが形成さ
れていて、これにより、遮熱板25は、ステータ9の端
面全体を覆うようになっている。
【0022】本実施の形態のような構成であっても、操
舵補助力が発生している際の励磁コイル8からは、これ
に流れる電流とその抵抗とに比例した発熱があり、その
発熱は励磁コイル8から周囲の各部材に伝わり、最終的
にはモータケース2表面から外部に放射される。そし
て、本実施の形態にあっては、遮熱板25を設けている
ため、励磁コイル8で発生した熱は、その遮熱板25に
よって遮断され、モータ駆動回路20を構成する各回路
21〜24側には直接的には伝達しない。このため、モ
ータ駆動回路20をモータケース2内に配設しているに
も関わらず、そのモータ駆動回路20の温度上昇を抑制
することができる。
【0023】特に、本実施の形態のように電動式パワー
ステアリング装置の動力源として用いられているブラシ
レスモータ1にあっては、その励磁コイル8には操舵補
助力が必要な時にのみ電流が流れるため、常時励磁コイ
ルに電流が流れるブラシレスモータとは異なり、励磁コ
イル8からの発熱は散発的に発生する。よって、遮熱板
25を設けるだけでも、モータ駆動回路20の温度上昇
を、効果的に抑制することができ、モータ駆動回路20
の温度上昇による故障等を防止することができるのであ
る。
【0024】この場合、モータ駆動回路20のうち、比
較的熱に弱い電界効果型トランジスタTa1〜Tc2から構
成されたFET回路21を、放熱性の良いリヤケース2
C上に優先的に固定しているため、温度上昇による故障
等の発生をより確実に防止できるようになっている。そ
して、モータ駆動回路20がモータケース2内に設けら
れていれば、励磁コイル8とモータ駆動回路20との間
の接続するためのハーネスが極短くて済むようになる
し、コネクタも不要になるから、励磁コイル8以外での
電圧降下を僅かに抑えることができる。このため、電源
側の電力を効率よく励磁コイル8に供給することができ
るから、ブラシレスモータ1の回転出力を向上させるこ
とができるのである。
【0025】また、本実施の形態のような構成であれ
ば、励磁コイル8で発生した熱は、その遮熱板25によ
って遮断され、検出素子12にも直接的には伝達しない
ようになっている。このため、ホール素子等からなる検
出素子12の温度上昇も防止できるから、そのゲイン変
動や温度ドリフトに伴う検出精度悪化を回避することが
でき、検出素子12の加熱状態に応じて操舵補助力が変
動し、運転者に違和感を与えてしまうという可能性がよ
り小さくなっている。
【0026】さらに、本実施の形態のように、遮熱板2
5を強磁性体である鉄で形成していると、この遮熱板2
5は、上記のように熱を遮断する作用の他に、励磁コイ
ル8を励磁した際に発生する磁束を遮断する電磁シール
ドとしても有効になるから、検出素子12の検出精度に
影響を与えるおそれのある電磁ノイズを低減することが
できるという利点がある。
【0027】つまり、遮熱板25を設けることにより、
検出素子12の検出精度悪化を防止できるから、ブラシ
レスモータ1の信頼性を向上することができる。よっ
て、本実施の形態におけるブラシレスモータ1は、高い
信頼性を要求される電動式パワーステアリング装置の動
力源として特に好適である。また、本実施の形態では、
遮熱板25の中央部に比較的大径の貫通孔25aを形成
しているが、その貫通孔25aの内径を回転軸4の外径
よりも若干大きい程度にすれば、遮熱効果がより大きく
なるという利点がある。しかし、本実施の形態のような
構成であっても、励磁コイル8からの発熱を十分に遮断
することができるし、貫通孔25aが大きければそれだ
け遮熱板25の軽量化が図られるという利点がある。
【0028】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
図であって、この実施の形態も、本発明に係るブラシレ
スモータ1を車両用の電動式パワーステアリング装置の
動力源として用いたものである。なお、上記第1の実施
の形態と同等の構成には同じ符号を付し、その重複する
説明は省略する。即ち、本実施の形態の構成では、上記
第1の実施の形態とは異なり、そのモータケース2は図
4に示した従来のブラシレスモータ1のモータケースと
同じ構造であり、特にリヤケース2Cを軸方向に長くは
していない。また、上記第1の実施の形態とは異なり、
モータ駆動回路は、従来と同様にモータケース2の外部
に配設している。そして、本実施の形態でも、モータケ
ース2内に、遮熱板25を設けている。
【0029】遮熱板25は、上記第1の実施の形態にお
ける遮熱板と同様の素材及び構造であるが、この遮熱板
25は、励磁コイル8と検出素子12との間を遮るよう
に配設されている。具体的には、遮熱板25の外周部が
センタケース2Aとリヤケース2Cとの結合部分に挟み
込まれることにより配設され、その貫通孔25aは、位
相検出用の永久磁石10の外周面を包囲するようになっ
ている。つまり、永久磁石10の軸方向位置と、遮熱板
25の軸方向位置とを略一致させている。
【0030】このような構成であっても、励磁コイル8
で発生した熱は遮熱板25によって遮断されるから、検
出素子12の温度上昇が防止できるし、遮熱板25は磁
束を遮断する電磁シールドとしても有効であるから、検
出素子12の検出精度に影響を与えるおそれのある電磁
ノイズを低減することができる。よって、上記第1の実
施の形態と同様の作用が発揮され、信頼性の高い電動式
パワーステアリング装置とすることができる。
【0031】そして、遮熱板25を永久磁石10を包囲
するように配設しているため、図4に示した従来のブラ
シレスモータ1と比較しても特にモータケース2を大型
にする必要がないから、ブラシレスモータ1の大型化を
招かないという利点がある。このような利点は、取付ス
ペースに余裕の小さい軽自動車用の電動式パワーステア
リング装置において特に有益である。
【0032】なお、上記各実施の形態では、本発明に係
るブラシレスモータ1を車両用の電動式パワーステアリ
ング装置の動力源として利用した場合について説明して
いるが、本発明の適用対象はこれに限定されるものでは
なく、他の用途のブラシレスモータであってもよい。ま
た、上記各実施の形態では、励磁コイル8をa相,b相
及びc相の3相としているが、これに限定されるもので
はなく、4相,5相等であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、モータ駆動回路をモータケース内に配設す
るとともに、モータケース内に、励磁コイルとモータ駆
動回路との間を遮るように遮熱板を配設したため、モー
タ駆動回路の温度上昇を抑制しつつ、モータの回転出力
を向上させることができるという効果がある。
【0034】また、請求項2に係る発明によれば、モー
タケース内に、励磁コイルと位置検出用センサとの間を
遮るように遮熱板を配設したため、信頼性を向上するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるブラシレス
モータの断面図である。
【図2】ブラシレスモータの回路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるブラシレス
モータの断面図である。
【図4】従来のブラシレスモータの断面図である。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ 2 モータケース 2A センタケース 2B フロントケース 2C リヤケース 4 回転軸 5 永久磁石 6 ロータ 7 コア 8 励磁コイル 9 ステータ 10 永久磁石 11 基板 12 検出素子(位置検出センサ) 20 モータ駆動回路 21 FET回路 22 FETゲート駆動回路 23 ロータ位置検出回路 24 電流検出回路 25 遮熱板 30 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にS極及びN極が周方向に交互に
    且つ等間隔に着磁された回転自在のロータと、このロー
    タを包囲する複数相の励磁コイルを有するステータと、
    前記ロータの回転位置を検出する位置検出センサと、こ
    れらロータ,ステータ及び位置検出センサを収容するモ
    ータケースと、前記位置検出センサの出力に応じて前記
    励磁コイルに電流を供給するモータ駆動回路と、を備え
    たブラシレスモータにおいて、前記モータ駆動回路を、
    前記モータケース内に配設するとともに、前記モータケ
    ース内に、前記励磁コイルと前記モータ駆動回路との間
    を遮るように遮熱板を配設したことを特徴とするブラシ
    レスモータ。
  2. 【請求項2】 外周面にS極及びN極が周方向に交互に
    且つ等間隔に着磁された回転自在のロータと、このロー
    タを包囲する複数相の励磁コイルを有するステータと、
    前記ロータの回転位置を検出する位置検出センサと、こ
    れらロータ,ステータ及び位置検出センサを収容するモ
    ータケースと、前記位置検出センサの出力に応じて前記
    励磁コイルに電流を供給するモータ駆動回路と、を備え
    たブラシレスモータにおいて、前記モータケース内に、
    前記励磁コイルと前記位置検出用センサとの間を遮るよ
    うに遮熱板を配設したことを特徴とするブラシレスモー
    タ。
JP7232859A 1995-09-11 1995-09-11 ブラシレスモータ Pending JPH0984321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7232859A JPH0984321A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 ブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7232859A JPH0984321A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 ブラシレスモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0984321A true JPH0984321A (ja) 1997-03-28

Family

ID=16945944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7232859A Pending JPH0984321A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 ブラシレスモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0984321A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233108A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Massuru Kk モータ制御用基板およびモータ
JP2002345211A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 電動式パワーステアリング装置
KR100660305B1 (ko) * 2005-12-08 2006-12-21 전자부품연구원 브러시리스 직류모터
CN100413187C (zh) * 2003-01-14 2008-08-20 曹孟君 医用高速无刷直流电机
CN102223044A (zh) * 2011-06-08 2011-10-19 天津大学 一种转子电流可测式无刷双馈电机
JP2012066007A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Mitsuba Corp 差動式キャスタ、及び電動車いす
JP2017184422A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ミツバ 機電一体モータ
CN108541353A (zh) * 2015-12-25 2018-09-14 三菱电机株式会社 永磁体电动机
JP2020181058A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 キヤノン株式会社 モータ制御装置及び画像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233108A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Massuru Kk モータ制御用基板およびモータ
JP2002345211A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 電動式パワーステアリング装置
CN100413187C (zh) * 2003-01-14 2008-08-20 曹孟君 医用高速无刷直流电机
KR100660305B1 (ko) * 2005-12-08 2006-12-21 전자부품연구원 브러시리스 직류모터
JP2012066007A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Mitsuba Corp 差動式キャスタ、及び電動車いす
CN102223044A (zh) * 2011-06-08 2011-10-19 天津大学 一种转子电流可测式无刷双馈电机
CN108541353A (zh) * 2015-12-25 2018-09-14 三菱电机株式会社 永磁体电动机
EP3396825A4 (en) * 2015-12-25 2018-12-26 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet motor
US10644573B2 (en) 2015-12-25 2020-05-05 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet motor
JP2017184422A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ミツバ 機電一体モータ
JP2020181058A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 キヤノン株式会社 モータ制御装置及び画像形成装置
US11932031B2 (en) 2019-04-24 2024-03-19 Canon Kabushiki Kaisha Motor control apparatus and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6914940B2 (ja) モーターおよびこれを含む電動式操向装置
JP5996464B2 (ja) 回転角検出装置の製造方法
US7304446B2 (en) Sensorless and brushless DC motor
JP2013207968A (ja) 駆動装置
JP4073759B2 (ja) 車両用回転電機
JPH0984321A (ja) ブラシレスモータ
JP6376987B2 (ja) 回転電機
JP2003309957A (ja) モータ及び電動パワーステアリング装置
US11670991B2 (en) Electric driving apparatus
WO2020166344A1 (ja) モータ装置
JP3904963B2 (ja) モータ制御装置
US20210111609A1 (en) Motor device
JPH09123929A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPH11341763A (ja) クローポール型ブラシレス発電機
JP2010098856A (ja) 発電電動装置
JP4073758B2 (ja) 車両用回転電機
KR102412391B1 (ko) 모터 및 이를 포함하는 전동식 조향장치
US20220278582A1 (en) Motor
JP2001280284A (ja) キャンドポンプ
JP5233403B2 (ja) 回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
WO2022230100A1 (ja) 制御装置、駆動装置、および電動パワーステアリング装置
KR20070099891A (ko) 전동 파워 스티어링용 모터
JP2018026928A (ja) 電動モータ
JPH0728549B2 (ja) ブラシレス直流モータ
JP2005065344A (ja) モータ駆動装置