JP4863631B2 - 駆動装置及びそれを有する画像形成装置 - Google Patents

駆動装置及びそれを有する画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4863631B2
JP4863631B2 JP2005078410A JP2005078410A JP4863631B2 JP 4863631 B2 JP4863631 B2 JP 4863631B2 JP 2005078410 A JP2005078410 A JP 2005078410A JP 2005078410 A JP2005078410 A JP 2005078410A JP 4863631 B2 JP4863631 B2 JP 4863631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
amount
unit
paper
driving force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005078410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006256814A (ja
Inventor
英生 新山
Original Assignee
株式会社沖データ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社沖データ filed Critical 株式会社沖データ
Priority to JP2005078410A priority Critical patent/JP4863631B2/ja
Priority to US11/378,862 priority patent/US7571907B2/en
Publication of JP2006256814A publication Critical patent/JP2006256814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4863631B2 publication Critical patent/JP4863631B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/0009Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

本発明は、駆動装置及びそれを有する画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ等の画像形成装置においては、印刷用紙等の記録媒体を給紙したり搬送したりするための媒体搬送装置におけるローラ等を駆動させるために、モータ等の駆動源が発生する駆動力をギヤ等の駆動手段を介して伝達する駆動装置が使用されている。そして、該駆動装置においては、駆動力の遮断伝達手段としてのクラッチを使用し、前記駆動源に媒体搬送機構の負荷部としてのローラ等を接続し、前記駆動源を回転させた状態で、クラッチを作動させることによって、駆動源の駆動力をローラ等に伝達するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−30653号公報
しかしながら、前記従来の駆動装置においては、クラッチを作動させ、遮断状態から伝達状態にして駆動源とローラ等とを接続させると、該ローラ等の慣性力(イナーシャ)によって駆動源に高負荷がかかってしまう。このような高負荷によって、駆動源がダメージを受けることを防止するために、駆動源を常に高負荷に耐えられるトルクが得られるように回転させていなければならない。しかし、駆動源を常に高負荷に耐えられるトルクが得られるように回転させておくと、駆動源の消費エネルギーが増大してしまう。また、駆動源が発熱して、画像形成装置内の温度が上昇してしまう。
本発明は、前記従来の駆動装置の問題点を解決して、駆動源の出力トルクを増加させてから駆動力遮断伝達装置を作動させて媒体搬送部に駆動力を伝達させるようにし、駆動源の消費エネルギー、発熱等を抑制することができる駆動装置及びそれを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の駆動装置においては、駆動力を出力する駆動源と、該駆動源からの駆動力を伝達又は遮断する駆動力遮断伝達装置と、該駆動力遮断伝達装置から伝達された駆動力によって作動して媒体を搬送する媒体搬送部と、前記駆動源の出力トルクを変化させるトルク制御部と、前記駆動力遮断伝達装置の動作を制御する駆動力遮断伝達制御部と、前記トルク制御部及び駆動力遮断伝達制御部を制御する駆動タイミング制御部とを有し、前記トルク制御部は、前記駆動源に供給するエネルギーを制御する駆動回路を備え、該駆動回路が前記エネルギーの量を、前記媒体を所定速度で搬送するとともに前記出力トルクを低い値とするための第1エネルギー量から、前記媒体を所定速度で搬送するとともに前記出力トルクを高い値とするためのエネルギー量であって前記第1エネルギー量より高い第2エネルギー量に変更し出力トルクを増加させた後に、前記駆動力遮断伝達装置は前記駆動源からの駆動力を前記媒体搬送部に伝達させ、前記駆動源からの駆動力によって前記媒体搬送部が作動して媒体を搬送している間に、前記駆動回路は前記エネルギーの量を、前記第2エネルギー量から前記第1エネルギー量に変更する。
本発明によれば、駆動装置は、駆動源の出力トルクを増加させてから駆動力遮断伝達装置を作動させて負荷部に駆動力を伝達させるようになっている。そのため、駆動源の消費エネルギー、発熱等を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略図である。
図において、10は画像形成装置としてのプリンタであり、例えば、モノクロ電子写真式プリンタ、ファクシミリ機、複写機、ファクシミリ機及び複写機の機能を併せ持つ複合機等であるが、いかなる種類の画像形成装置であってもよい。なお、本実施の形態においては、前記画像形成装置がいわゆるタンデム方式のカラー電子写真式プリンタである場合について説明する。この場合、プリンタ10は、給紙部11、画像形成部12、定着部13及び用紙排出部14を有し、複数のローラに張設され、回転するベルト部材によって搬送される記録媒体上に画像を形成するようになっている。
そして、前記給紙部11には、堆(たい)積された複数の印刷媒体としての用紙21を収納するための用紙カセット22、該用紙カセット22からの用紙21の給紙を開始するための給紙ローラ23、複数搬送された用紙21を1枚ずつに分離するための一対のリタードローラ24、給紙開始時の用紙21の斜行を矯(きょう)正し、用紙21を搬送するため媒体搬送装置としての搬送ローラ25、中間搬送ローラ26、及び、印刷開始前に用紙21の斜行を矯正するためのレジストローラ27が配設される。なお、前記搬送ローラ25の直前の用紙搬送ルート上には用紙21を検出するための搬送センサ28が配設される。
また、前記画像形成部12には、給紙部11から給紙された用紙21を画像形成部12内を搬送させるための用紙搬送ベルト32、及び、トナー像を用紙21上に形成するための画像形成手段29が配設される。本実施の形態においては、プリンタ10がカラー電子写真式プリンタであるので、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色のトナー像を形成するための画像形成手段29が4つ配設されている。
さらに、前記定着部13には、画像形成手段29によって形成されたトナー像を用紙21に定着するための一対の定着ローラ30が配設される。これにより、用紙21上に付着しているトナー像のトナーが高温に加熱されて融解し、さらに、圧接され、用紙21に定着させられる。さらに、前記用紙排出部14には、定着部13においてトナー像が定着された用紙21をプリンタ10の外に排出するための排出ローラ31が配設される。
次に、本実施の形態における駆動装置の構成について説明する。ここでは、負荷部が搬送ローラ25である場合について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における駆動装置の斜視図である。
図において、40は駆動源としてのモータ部であり、プリンタ10の図示されないフレームに取り付けられる。そして、前記モータ部40は、例えば、ステッピングモータから成り、駆動力を出力し、該駆動力は、ギヤ42を介して、駆動力遮断伝達装置としての電磁クラッチ41に伝達される。
また、43は駆動装置の負荷部であり、プリンタ10において用紙21を搬送する媒体搬送装置である。なお、図3に示される例においては、前記負荷部43は搬送ローラ25である。そして、モータ部40の駆動力は、ギヤ42及び電磁クラッチ41を介して、搬送ローラ25に伝達されるが、電磁クラッチ41を作動させることによって、遮断又は伝達される。すなわち、電磁クラッチ41が接続状態にあるときはモータ部40の駆動力が搬送ローラ25に伝達され、電磁クラッチ41が遮断状態にあるときはモータ部40の駆動力が搬送ローラ25に伝達されない。
次に、本実施の形態における駆動装置の制御装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における駆動装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態における駆動装置は、図1に示されるように、モータ部40を制御するトルク制御部であって、駆動電流切り替え手段としてのモータ駆動回路45、電磁クラッチ41を制御する駆動力遮断伝達制御部としてのクラッチ駆動回路46、並びに、モータ駆動回路45及びクラッチ駆動回路46の各々の起動、及び、モータ電流値を制御する駆動タイミング制御部としてのCPU47を有する。また、前記モータ駆動回路45には、モータ部40の駆動電流を検出する電流検出抵抗48が接続されている。
そして、前記CPU47は、内部に記憶されているプログラムA1に従って駆動装置の制御、すなわち、駆動制御を行う。この場合、前記CPU47からの制御信号として、モータ駆動回路45にはモータ部40に励磁相を制御する相信号S2、及び、モータ電流値を制御する電圧信号S3が入力される。該電圧信号S3は、CPU47のDA出力ポートから出力される電圧信号である。また、前記クラッチ駆動回路46には、CPU47からの制御信号として、クラッチON/OFF信号S1が入力され、電流検出抵抗48の検出信号としてのモータ電流検出信号S4が入力される。さらに、前記CPU47には、搬送センサ28の出力信号S5が入力される。
なお、前記モータ駆動回路45は、例えば、新電元製のMTD2005F、東芝製のTA84002F等のような、一般的なバイポーラ駆動タイプのステッピングモータドライバである。そして、モータ駆動回路45の内部には、機能ブロックとして、電圧の比較を行う比較器45a、該比較器45aの結果によってPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)デューティを変更するPWM制御部45b、及び、電流のオン(ON)とオフ(OFF)とを行うドライバ部45cの3つの機能ブロックが配設される。
また、クラッチ駆動回路46は、電磁クラッチ41への電圧の供給遮断を行うものであり、具体的には、トランジスタ回路である。そして、クラッチON/OFF信号S1がハイの場合に電磁クラッチ41がオンになる。
次に、前記構成の駆動装置の動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における駆動装置の動作を示すタイムチャートである。
まず、印刷時の用紙21の搬送動作について説明する。
この場合、給紙部11に収納されている用紙21は、給紙部11の給紙ローラ23によって搬送が開始される。なお、複数の用紙21が搬送された場合は、リタードローラ24によって1枚ずつに分離されて搬送される。そして、用紙21は、搬送ローラ25に向けて搬送される。該搬送ローラ25は、用紙21が到達する前には回転を停止していて、用紙21が突き当てられると回転を開始する。これにより、前記用紙21の斜行が矯正される。なお、前記搬送ローラ25の回転及び停止を行う駆動装置が本実施の形態における対象となるものである。
さらに、前記用紙21は、中間搬送ローラ26及びレジストローラ27を経由して画像形成部12に搬送される。該画像形成部12は、用紙搬送ベルト32によって用紙21を搬送しながら、画像形成手段29によって用紙21上にブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色のトナー像を形成する。
続いて、該トナー像が形成された用紙21は定着部13に搬送される。そして、定着ローラ30によって熱及び圧力が加えられて、トナー像は用紙21に定着される。さらに、トナー像が定着された用紙21は、用紙排出部14に搬送され、排出ローラ31によって装置上部に排出される。
次に、前記搬送ローラ25の動作について説明する。
この場合、図4に示されるように、給紙部11から搬送された用紙21が到達するまでは電磁クラッチ41はオフの状態であり、搬送ローラ25は回転を停止している。ただし、モータ部41は回転状態にある。
そして、給紙された用紙21が搬送センサ28に到達すると、該搬送センサ28が用紙21の先端を検出したことを条件に、CPU47からのモータ電流設定信号としての電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV2に上昇させ、モータ部40の駆動電流値を増加させる。なお、モータ部40の駆動電流、すなわち、モータ電流の値を増加させるための回路動作については後述する。
なお、前記モータ部40の駆動電流値を増加させた場合、出力トルクが急激に増加するためにモータ部40の回転は振動的になる。そのため、このタイミングでモータ部40の負荷が増加した場合には、モータ部40は同期がずれ、脱調の可能性が高まる。したがって、モータ部40の駆動電流値を増加させ、モータ部40の振動が安定した後に、電磁クラッチ41をオンにすることが望ましい。通常、モータ部40の振動は50〜100〔ms〕で安定する。
本実施の形態においては、前記モータ部40の駆動電流値を増加させてからモータ部40の振動が安定するまでの時間を簡単に制御するために、搬送センサ28による用紙21の検出結果を用いる。
前記モータ部40が出力トルクを増加して回転している状態において、給紙ローラ23は更に用紙21を搬送する。そして、搬送センサ28の用紙21の検出位置から搬送ローラ25までの距離20〔mm〕(図2を参照)と、用紙21の斜行を取るための搬送ローラ25への押し付け量5〔mm〕とを合計した距離25〔mm〕を用紙21が走行した時点で、CPU47からのクラッチON/OFF信号S1をハイに設定し、電磁クラッチ41をオンにする。すると、該電磁クラッチ41のオンによって、搬送ローラ25が回転を開始し、用紙21は画像形成部12に搬送される。
本実施の形態においては、用紙21の搬送速度は180〔mm/s〕であるので、前述された距離25〔mm〕を走行する時間は、次の式(1)で算出される。
25〔mm〕÷180〔mm/s〕=139〔ms〕 ・・・式(1)
この数値は、モータ部40の駆動電流値を増加させてからモータ部40の振動が安定するまでの時間である50〜100〔ms〕より大きい。そのため、モータ部40の回転が安定してから電磁クラッチ41をオンにすることができる。
図4に示されるように、電磁クラッチ41をオンにしたとき、すなわち、モータ部40が負荷部43に接続されたとき、モータ部40の負荷としてのモータ負荷は急激に増加する。これは、負荷部43がイナーシャ成分を有するためであり、停止していた負荷部43の回転が、電磁クラッチ41をオンにしてモータ部40に接続されることによって、瞬間的にモータ部40の回転速度にまで達するためである。前記モータ負荷は、電磁クラッチ41が完全に結合するまでの30〔ms〕の間継続する。
また、前記電磁クラッチ41が完全に結合した後の50〜100〔ms〕間は、負荷部43及び電磁クラッチ41の弾性によって、モータ負荷には振動的な状態が残存する。
さらに、それ以降のモータ負荷は、電磁クラッチ41が未接続、すなわち、オフの状態と比較すると、用紙21が搬送ローラ25によって搬送されることにより増加する。しかし、このようなモータ負荷の増加分は、用紙21の摩擦力、及び、搬送ローラ25の間に用紙21を挟んだことによる搬送ローラ25の間のテンションの増加によるものであるので、わずかな増加でしかない。したがって、モータ部40が発生する出力トルク、すなわち、モータトルクは、前記電磁クラッチ41の接続時におけるモータ負荷の増加に続く振動が安定した後には、増加させておく必要はない。
そのため、図4に示されるように、電磁クラッチ41をオンにした後、200〔ms〕の時間が経過した後には、CPU47からのモータ電流設定信号S3の電圧を元のレベルV1に戻し、モータ電流を通常の電流値に復帰させるようになっている。
次に、モータ部40の駆動電流値変更手段について説明する。
本実施の形態においては、図1に示されるように、モータ駆動回路45にはモータ部40の駆動電流を検出するための電流検出抵抗48が接続されている。そして、該電流検出抵抗48にはドライバ部45cを経由してモータ部40の駆動電流が流れるようになっていて、前記電流検出抵抗48によってモータ部40の駆動電流、すなわち、モータ電流の値は電圧に変換され、モータ電流検出信号S4として、モータ駆動回路45内の比較器45aに入力される。
また、該比較器45aにはCPU47からのモータ電流値を制御する電圧信号としての電流設定用基準電圧信号S3が入力されている。そして、前記比較器45aは、電流検出抵抗48からのモータ電流検出信号S4とCPU47からの電流設定用基準電圧信号S3とを比較する。前記比較器45aによる比較結果は、PWM制御部45bに渡される。すると、該PWM制御部45bは比較器45aによる比較結果に基づいて動作を行う。この場合、前記比較結果は、次の式(2)及び(3)で示される。
(モータ電流検出信号S4)>(電流設定用基準電圧信号S3) ・・・式(2)
(モータ電流検出信号S4)<(電流設定用基準電圧信号S3) ・・・式(3)
前記式(2)が成立する場合、すなわち、設定値よりモータ電流の値が大きい場合、PWM制御部45bは、PWMのONデューティを小さくする。また、前記式(3)が成立する場合、すなわち、設定値よりモータ電流の値が小さい場合には、PWM制御部45bは、PWMのONデューティを大きくする。
そして、PWMのONデューティが大きい場合にはモータ電流が増加し、PWMのONデュティが小さい場合にはモータ電流が減少するので、モータ部40に供給される駆動電流は、CPU47からの電流設定用基準電圧信号S3に従って、一定の値となる。したがって、モータ電流を増加させる場合には、電流設定用基準電圧信号S3の値を大きくすればよい。
次に、プログラムA1によって行われる駆動制御について説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態における駆動制御の動作を示すフローチャートである。
まず、CPU47は、給紙を開始したか否かの判断を繰り返して、給紙が開始されるのを待機する。そして、給紙を開始したと判断すると、CPU47は、モータ部40に供給される駆動電流を通常の低いレベル、すなわち、小レベルとするために、出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定する。これにより、モータ電流が小に設定される。続いて、モータ起動を行い、モータ部40を起動させる。この場合、モータ部40で必要な回転速度に合わせて加速処理を伴った相信号S2をCPU47から出力する。
続いて、CPU47は、給紙された用紙21が搬送センサ28の位置に到達したか否か、すなわち、搬送センサ28がオンになったか否かを判断する。そして、搬送センサ28がオンになった場合、モータ部40に供給される駆動電流を増加させる処理として、モータ電流を大に設定するために、電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV2に設定する。
続いて、CPU47は、搬送センサ28がオンになったタイミングに基づいて用紙搬送量を算出し、用紙搬送量が25〔mm〕に達したか否か、すなわち、用紙21が25〔mm〕搬送されたか否かを判断する。そして、用紙搬送量が25〔mm〕に達した場合は、電磁クラッチ41をオンに切り替える。この場合、電磁クラッチ41をオンにするために、クラッチON/OFF信号S1をハイ(H)に設定する。
続いて、CPU47は、電磁クラッチ41がオンになってからの時間を計測して、電磁クラッチ41がオンになってからの経過時間が200〔ms〕に達したか否か、すなわち、クラッチをオンにしてから200〔ms〕の時間が経過したか否かを判断する。そして、経過時間が200〔ms〕に達した場合、モータ部40に供給される駆動電流を減少させる処理として、モータ電流を小に設定するために、電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定する。
続いて、CPU47は、給紙された用紙21が搬送センサ28の位置から抜けたか否か、すなわち、搬送センサ28がオフになったか否かを判断する。そして、搬送センサ28がオフになった場合、CPU47は、搬送センサ28がオフになったタイミングに基づいて用紙搬送量を算出し、搬送センサ28がオフになってからの用紙搬送量が30〔mm〕に達したか否か、すなわち、用紙21が30〔mm〕搬送されたか否かを判断する。そして、用紙搬送量が30〔mm〕に達した場合は、電磁クラッチ41をオフに切り替える。この場合、クラッチをオフにするために、クラッチON/OFF信号S1をロー(L)に設定する。
続いて、CPU47は、給紙が終了したか否かを判断する。そして、給紙が終了していない場合は前述された動作を繰り返して行う。また、給紙が終了した場合は、モータ停止を行い、モータ部40を停止させて処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 給紙を開始したか否かを判断する。給紙を開始した場合はステップS2に進み、給紙を開始しない場合は待機する。
ステップS2 モータ部40の駆動電流を小レベルとするために、CPU47からの出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定する。
ステップS3 モータ部40を起動する。
ステップS4 搬送センサ28がオンになったか否かを判断する。搬送センサ28がオンになった場合はステップS5に進み、搬送センサ28がオンにならなかった場合は待機する。
ステップS5 モータ部40の駆動電流を大レベルとするために、CPU47からの出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV2に設定する。
ステップS6 搬送センサ28がオンの状態から用紙21が25〔mm〕搬送されたか否かを判断する。用紙21が25〔mm〕搬送された場合はステップS7に進み、25〔mm〕搬送されなかった場合は待機する。
ステップS7 クラッチON/OFF信号S1をハイ(H)に設定し、電磁クラッチ41をオンにする。
ステップS8 電磁クラッチ41がオンになってから200〔ms〕の時間が経過したか否かを判断する。200〔ms〕の時間が経過した場合はステップS9に進み、200〔ms〕の時間が経過していない場合は待機する。
ステップS9 モータ部40の駆動電流を小レベルとするために、CPU47からの出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定する。
ステップS10 搬送センサ28がオフになったか否かを判断する。搬送センサ28がオフになった場合はステップS11に進み、搬送センサ28がオフにならなかった場合は待機する。
ステップS11 搬送センサ28がオフの状態から用紙21が30〔mm〕搬送されたか否かを判断する。用紙21が30〔mm〕搬送された場合はステップS12に進み、30〔mm〕搬送されなかった場合は待機する。
ステップS12 クラッチON/OFF信号S1をロー(L)に設定し、電磁クラッチ41をオフにする。
ステップS13 給紙が終了したか否かを判断する。給紙が終了した場合はステップS13に進み、給紙が終了していない場合はステップS4に戻る。
ステップS14 モータ部40を停止し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、モータ部40に供給される駆動電流を増加させてから電磁クラッチ41をオンにする動作を行い、かつ、電磁クラッチ41をオンにした後にモータ部40に供給される駆動電流を小さい電流値に戻すようになっている。そのため、電磁クラッチ41をオンにしたときに、負荷部43のイナーシャによってモータ部40の負荷が増大しても、モータ部40に脱調が発生することがない。
また、電磁クラッチ41をオンにした後にモータ部40に供給される駆動電流を小さい電流値に戻すので、モータ部40の負荷が増大する電磁クラッチ41をオンにしたとき以外は、モータ部40に供給される駆動電流を小さくすることができる。そのため、通常駆動時に過剰トルク状態となって、モータ部40の振動/騒音が大きくなってしまったり、ギヤ類の摩耗が早くなってしまったりすることがない。
さらに、モータ部40及びモータ駆動回路45の発熱を抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図6は本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の概略図、図7は本発明の第2の実施の形態における駆動装置の回路ブロック図である。
本実施の形態におけるプリンタ10は、図6に示されるように、用紙21の両面に印刷するために、用紙21を反転させるための両面印刷機構15を有する。そして、該両面印刷機構15は、反転時の用紙退避ルート52、及び、反転後の用紙21を搬送するローラ51を備える。また、中間搬送ローラ26の手前に中間搬送センサ53が配設される。該中間搬送センサ53の信号S6はCPU47に入力される。
さらに、本実施の形態における駆動装置は、図7に示されるような構成を有する。この場合、CPU47は、内部に記憶されているプログラムA2に従って駆動装置の制御、すなわち、駆動制御を行う。また、前記CPU47には、中間搬送センサ53の出力信号S6が入力される。
なお、その他の点の構成においては、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態における駆動装置の動作について説明する。
図8は本発明の第2の実施の形態における駆動装置の動作を示すタイムチャートである。
まず、印刷時における用紙21の搬送動作について説明する。
この場合、給紙部11に収納されている用紙21は、給紙部11の給紙ローラ23によって搬送が開始される。なお、複数の用紙21が搬送された場合は、リタードローラ24によって1枚ずつに分離されて搬送される。そして、用紙21は、搬送ローラ25に向けて搬送される。該搬送ローラ25は、用紙21が到達する前には回転を停止していて、用紙21が突き当てられると回転を開始する。これにより、前記用紙21の斜行が矯正される。
さらに、前記用紙21は、中間搬送ローラ26及びレジストローラ27を経由して画像形成部12に搬送される。該画像形成部12は、用紙搬送ベルト32によって用紙21を搬送しながら、画像形成手段29によって用紙21上にブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色のトナー像を形成する。
続いて、該トナー像が形成された用紙21は定着部13に搬送される。そして、定着ローラ30によって熱及び圧力が加えられて、トナー像は用紙21に定着される。両面印刷を行わない場合、トナー像が定着された用紙21は、用紙排出部14に搬送され、排出ローラ31によって装置上部に排出される。
また、両面印刷を行う場合、トナー像が定着された用紙21は、図示されないペーパーセパレータによって両面印刷機構15側に搬送される。そして、搬送された用紙21は、用紙退避ルート52に押し込まれた後に逆転搬送され、ローラ51により、元の中間搬送ローラ26に向けて、再度搬送される。続いて、用紙21は、両面印刷機構15から再び中間搬送ローラ26によって搬送され、レジストローラ27、画像形成部12及び定着部13を経由して用紙排出部14に搬送され、排出ローラ31によって装置上部に排出される。
なお、両面印刷を行う場合、印刷速度を落とさないようにするために、用紙21を次々と給紙部11から給紙し、両面印刷機構15から再給紙された用紙21と給紙部11から給紙された用紙21とを交互に中間搬送ローラ26に送り込む必要がある。そのため、両面印刷機構15から再給紙された用紙21が中間搬送ローラ26に搬送されるときには、給紙部11から給紙された用紙21を図6に示される位置Aで一旦(たん)停止させる。そして、両面印刷機構15から再給紙された用紙21が中間搬送ローラ26を通過した後に、給紙部11から給紙された用紙21の搬送を再開する。
次に、前記搬送ローラ25の動作について説明する。なお、ここでは、給紙部11から給紙された用紙21と両面印刷機構15から再給紙された用紙21を識別するために、給紙部11から給紙された用紙21を用紙21−1とし、両面印刷機構15から再給紙された用紙21を用紙21−2として説明する。なお、識別する必要がないときには、用紙21として説明する。
この場合、給紙部11から搬送された用紙21−1を搬送ローラ25に突き当てた後に、電磁クラッチ41をオンにして用紙21−1の搬送を行い、電磁クラッチ41がオンになってから200〔ms〕の時間が経過すると、モータ電流の値を小さくするように切り替える動作については、前記第1の実施の形態と同様である。
図8に示されるように、電磁クラッチ41がオンになった後に用紙21−1の用紙搬送量が50〔mm〕に達した時点で、両面印刷機構15から再給紙された用紙21−2、すなわち、反転再給紙用紙が中間搬送ローラ26に存在するか否かが判断される。この判断は、中間搬送センサ53を再給紙された用紙21−2が通過してから後の該用紙21−2の用紙搬送量に基づいて行われる。本実施の形態においては、中間搬送センサ53から中間搬送ローラ26までの用紙搬送路の距離は20〔mm〕であり、中間搬送センサ53を再給紙された用紙21−2が通過してからの用紙搬送量が20〔mm〕以下の場合は、再給紙された用紙21−2が存在すると判断される。
再給紙された用紙21−2が存在しないと判定された場合は、前記第1の実施の形態と同様の動作を行うが、再給紙された用紙21−2が存在すると判定された場合は、電磁クラッチ41をオフにし、用紙21−1の搬送を停止させる。
前記第1の実施の形態において説明したように、モータ部40の駆動電流値を増加させた場合、出力トルクが急激に増加するためにモータ部40の回転は振動的になる。そのため、このタイミングでモータ部40の負荷が増加した場合には、モータ部40は同期がずれ、脱調の可能性が高まる。したがって、モータ部40の駆動電流値を増加させ、モータ部40の振動が安定した後に、電磁クラッチ41をオンにすることが望ましい。通常、モータ部40の振動は50〜100〔ms〕で安定する。
本実施の形態においては、前記モータ部40の駆動電流値を増加させてからモータ部40の振動が安定するまでの時間を簡単に制御するために、中間搬送センサ53の再給紙された用紙21−2の検出結果を用いる。
該用紙21−2が中間搬送センサ53を通過した状態で、CPU47からの電流設定用基準電圧信号であって、モータ電流設定信号としての電圧信号S3の電圧をレベルV2に上昇させ、モータ部40の駆動電流値を増加させる。そして、再給紙された用紙21−2の後端を中間搬送センサ53が検出してからの用紙搬送量が25〔mm〕に達した時点で、電磁クラッチ41をオンにし、用紙21−1の搬送を再開する。本実施の形態においては、用紙21の搬送速度は180〔mm/s〕であるので、前述された用紙搬送量25〔mm〕を走行する時間は139〔ms〕である。そのため、モータ部40の回転が安定してから電磁クラッチ41をオンにすることができる。
そして、電磁クラッチ41をオンにしたときのモータ負荷は、前記第1の実施の形態と同様、図8に示されるように、モータ部40が負荷部43に接続されたときに急激に増加する。これは、負荷部43の搬送ローラ25がイナーシャ成分を有するためであり、停止していた負荷部43の回転が、電磁クラッチ41をオンにしてモータ部40に接続されることによって、瞬間的にモータ部40の回転速度にまで達するためである。前記モータ負荷は、電磁クラッチ41が完全に結合するまでの30〔ms〕の間継続する。
また、前記電磁クラッチ41が完全に結合した後の50〜100〔ms〕の間は、負荷部43及び電磁クラッチ41の弾性によって、モータ負荷には振動的な状態が残存する。
さらに、それ以降のモータ負荷は、電磁クラッチ41が未接続、すなわち、オフの状態と比較すると、用紙21が搬送ローラ25によって搬送されることにより増加する。しかし、このようなモータ負荷の増加分は、用紙21の摩擦力、及び、搬送ローラ25の間に用紙21を挟んだことによる搬送ローラ25の間のテンションの増加によるものであるので、わずかな増加でしかない。したがって、モータ部40が発生する出力トルク、すなわち、モータトルクは、前記電磁クラッチ41の接続時におけるモータ負荷の増加に続く振動が安定した後には、増加させておく必要はない。
そのため、図8に示されるように、電磁クラッチ41をオンにした後、200〔ms〕の時間が経過した後には、CPU47からのモータ電流設定信号としての電流設定用基準電圧信号S3の電圧を元のレベルV1に戻し、モータ電流を通常の電流値に復帰させるようになっている。
次に、プログラムA2によって行われる駆動制御について説明する。
図9は本発明の第2の実施の形態における駆動制御の動作を示す第1のフローチャート、図10は本発明の第2の実施の形態における駆動制御の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、CPU47は、給紙が開始されると、電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定し、モータ部40を起動させる。そして、搬送センサ28がオンになった場合は、電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV2に設定する。続いて、用紙搬送量が25〔mm〕に達した場合は、電磁クラッチ41をオンに切り替え、電磁クラッチ41がオンになってからの経過時間が200〔ms〕に達した場合は、電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定する。なお、ここまでの動作は、前記第1の実施の形態と同様であるので、概略を説明した。
続いて、CPU47は、電磁クラッチ41がオンになったタイミングに基づいて用紙搬送量を算出し、用紙搬送量が50〔mm〕に達したか否か、すなわち、用紙21が50〔mm〕搬送されたか否かを判断する。そして、用紙搬送量が50〔mm〕に達した場合は、両面印刷機構15から再給紙された用紙21−2が用紙搬送路上にあるか否かを判断する。
ここで、用紙21−2が用紙搬送路上にある場合、CPU47は、電磁クラッチ41をオフに切り替える。そして、モータ部40の駆動電流を増加させる処理として、モータ電流を大に設定するために、電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV2に設定する。
続けて、CPU47は、両面印刷機構15から再給紙された用紙21−2が用紙搬送路上を抜けたか否かを監視する。すなわち、中間センサ53が用紙21−2を検知しなくなってから20〔mm〕より進んだか否かを判断する。ここで、用紙21−2がまだ抜けていないと判断した場合には、用紙21−1の搬送停止を継続する。また、用紙21−2が抜けたと判断した場合には、用紙21−1の搬送を再開するために電磁クラッチ41をオンに切り替える。
また、CPU47は、給紙された用紙21−1が搬送センサ28の位置から抜けたか否か、すなわち、搬送センサ28がオフになったか否かを判断する。なお、用紙21−1がAの位置に達した時点で、両面印刷機構15から再給紙された用紙21−2が用紙搬送路上にあるか否か、すなわち、中間センサ53が用紙21−2を検知しなくなってから20〔mm〕より進んだか否かを判断して、用紙21−2が用紙搬送路上にない場合には、CPU47は用紙21−1の搬送を継続し、搬送センサ28がオフになったか否かを判断する。
そして、以降の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 給紙を開始したか否かを判断する。給紙を開始した場合はステップS22に進み、給紙を開始しない場合は待機する。
ステップS22 モータ部40の駆動電流を小レベルとするために、CPU47からの出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定する。
ステップS23 モータ部40を起動する。
ステップS24 搬送センサ28がオンになったか否かを判断する。搬送センサ28がオンになった場合はステップS25に進み、搬送センサ28がオンにならなかった場合は待機する。
ステップS25 モータ部40の駆動電流を大レベルとするために、CPU47からの出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV2に設定する。
ステップS26 搬送センサ28がオンの状態から用紙21が25〔mm〕搬送されたか否かを判断する。用紙21が25〔mm〕搬送された場合はステップS27に進み、25〔mm〕搬送されなかった場合は待機する。
ステップS27 クラッチON/OFF信号S1をハイ(H)に設定し、電磁クラッチ41をオンにする。
ステップS28 電磁クラッチ41がオンになってから200〔ms〕の時間が経過したか否かを判断する。200〔ms〕の時間が経過した場合はステップS29に進み、200〔ms〕の時間が経過していない場合は待機する。
ステップS29 モータ部40の駆動電流を小レベルとするために、CPU47からの出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV1に設定する。
ステップS30 電磁クラッチ41がオンの状態から用紙21が50〔mm〕搬送されたか否かを判断する。用紙21が50〔mm〕搬送された場合はステップS31に進み、50〔mm〕搬送されなかった場合は待機する。
ステップS31 両面印刷機構15から再給紙された用紙21−2があるか否かを判断する。再給紙された用紙21−2がある場合はステップS32に進み、再給紙された用紙21−2がない場合はステップS36に進む。
ステップS32 クラッチON/OFF信号S1をロー(L)に設定し、電磁クラッチ41をオフにする。
ステップS33 モータ部40の駆動電流を大レベルとするために、CPU47からの出力信号である電流設定用基準電圧信号S3の電圧をレベルV2に設定する。
ステップS34 両面印刷機構15から用紙21−2があるか否かを判断する。再給紙された用紙21−2がある場合はステップS35に進み、再給紙された用紙21−2がない場合は待機する。
ステップS35 クラッチON/OFF信号S1をハイ(H)に設定し、電磁クラッチ41をオンにする。
ステップS36 搬送センサ28がオフになったか否かを判断する。搬送センサ28がオフになった場合はステップS37に進み、搬送センサ28がオフにならなかった場合は待機する。
ステップS37 搬送センサ28がオフの状態から用紙21が30〔mm〕搬送されたか否かを判断する。用紙21が30〔mm〕搬送された場合はステップS38に進み、30〔mm〕搬送されなかった場合は待機する。
ステップS38 クラッチON/OFF信号S1をロー(L)に設定し、電磁クラッチ41をオフにする。
ステップS39 給紙が終了したか否かを判断する。給紙が終了した場合はステップS40に進み、給紙が終了していない場合はステップS24に戻る。
ステップS40 モータ部40を停止し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、モータ部40に供給される駆動電流を増加させてから電磁クラッチ41をオンにする動作を行い、かつ、電磁クラッチ41をオンにした後にモータ部40に供給される駆動電流を小さい電流値に戻すようになっている。そのため、電磁クラッチ41をオンにしたときに、負荷部43のイナーシャによってモータ部40の負荷が増大しても、モータ部40に脱調が発生することがない。
また、電磁クラッチ41をオンにした後にモータ部40に供給される駆動電流を小さい電流値に戻すので、モータ部40の負荷が増大する電磁クラッチ41をオンにしたとき以外は、モータ部40に供給される駆動電流を小さくすることができる。そのため、通常駆動時に過剰トルク状態となって、モータ部40の振動/騒音が大きくなってしまったり、ギヤ類の摩耗が早くなってしまったりすることがない。
さらに、モータ部40及びモータ駆動回路45の発熱を抑えることができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、画像形成装置がプリンタである例について説明したが、本発明は、同様の駆動装置を有するファクシミリ装置、MFP(複合型プリンタ:Multi Function Printer)、コピー装置等の他の電子装置にも適用することができる。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における駆動装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略図である。 本発明の第1の実施の形態における駆動装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における駆動装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態における駆動制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の概略図である。 本発明の第2の実施の形態における駆動装置の回路ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における駆動装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態における駆動制御の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における駆動制御の動作を示す第2のフローチャートである。
符号の説明
25 搬送ローラ
26 中間搬送ローラ
27 レジストローラ
40 モータ部
41 電磁クラッチ
43 負荷部
45 モータ駆動回路
46 クラッチ駆動回路
47 CPU

Claims (7)

  1. (a)駆動力を出力する駆動源と、
    (b)該駆動源からの駆動力を伝達又は遮断する駆動力遮断伝達装置と、
    (c)該駆動力遮断伝達装置から伝達された駆動力によって作動して媒体を搬送する媒体搬送部と、
    (d)前記駆動源の出力トルクを変化させるトルク制御部と、
    (e)前記駆動力遮断伝達装置の動作を制御する駆動力遮断伝達制御部と、
    (f)前記トルク制御部及び駆動力遮断伝達制御部を制御する駆動タイミング制御部とを有し、
    (g)前記トルク制御部は、前記駆動源に供給するエネルギーを制御する駆動回路を備え、
    (h)該駆動回路が前記エネルギーの量を、前記媒体を所定速度で搬送するとともに前記出力トルクを低い値とするための第1エネルギー量から、前記媒体を所定速度で搬送するとともに前記出力トルクを高い値とするためのエネルギー量であって前記第1エネルギー量より高い第2エネルギー量に変更し出力トルクを増加させた後に、前記駆動力遮断伝達装置は前記駆動源からの駆動力を前記媒体搬送部に伝達させ、
    (i)前記駆動源からの駆動力によって前記媒体搬送部が作動して媒体を搬送している間に、前記駆動回路は前記エネルギーの量を、前記第2エネルギー量から前記第1エネルギー量に変更することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記駆動回路が前記エネルギーの量を前記第2エネルギー量に変更し、前記駆動力遮断伝達装置が前記駆動源からの駆動力の前記媒体搬送部への伝達を開始してから一定時間後に、前記駆動回路は前記エネルギーの量を前記第1エネルギー量に変更する請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記駆動回路は前記駆動源に供給する電流を制御するドライバ部を備え、
    該ドライバ部が前記電流の量を前記第1エネルギー量に対応する第1電流量から前記第2エネルギー量に対応する第2電流量に変更した後に、前記駆動力遮断伝達装置は前記駆動源からの駆動力を前記媒体搬送部に伝達させる請求項1に記載の駆動装置。
  4. 前記駆動源はステッピングモータである請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記ドライバ部が前記電流の量を前記第2電流量に変更し、前記駆動力遮断伝達装置が前記駆動源からの駆動力の前記媒体搬送部への伝達を開始してから一定時間後に、前記ドライバ部は前記電流の量を前記第1電流量に変更する請求項4に記載の駆動装置。
  6. 前記ドライバ部が前記電流の量を、前記媒体を所定速度で搬送するとともに前記出力トルクを高い値とするための第2電流量に変更した後に、前記駆動力遮断伝達装置は前記駆動源からの駆動力を前記媒体搬送部に伝達させ、
    前記駆動源からの駆動力によって前記媒体搬送部が作動して媒体を搬送している間に、前記ドライバ部は前記電流の量を、前記媒体を所定速度で搬送するとともに前記出力トルクを低い値とするための電流量であって前記第2電流量より低い第1電流量に変更する請求項5に記載の駆動装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の駆動装置を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2005078410A 2005-03-18 2005-03-18 駆動装置及びそれを有する画像形成装置 Expired - Fee Related JP4863631B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005078410A JP4863631B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 駆動装置及びそれを有する画像形成装置
US11/378,862 US7571907B2 (en) 2005-03-18 2006-03-17 Driving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005078410A JP4863631B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 駆動装置及びそれを有する画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006256814A JP2006256814A (ja) 2006-09-28
JP4863631B2 true JP4863631B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=37009876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005078410A Expired - Fee Related JP4863631B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 駆動装置及びそれを有する画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7571907B2 (ja)
JP (1) JP4863631B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI276545B (en) * 2004-07-16 2007-03-21 Benq Corp Print system capable of detecting an abnormal print condition
US7896341B2 (en) * 2007-03-08 2011-03-01 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveying device, sheet finisher, sheet feeding device, image forming apparatus, and sheet conveying method
JP5210724B2 (ja) * 2008-06-20 2013-06-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
GB2470953A (en) * 2009-06-12 2010-12-15 Neopost Technologies Transport apparatus for documents
JP6075100B2 (ja) * 2012-07-31 2017-02-08 株式会社リコー 駆動装置
JP6427783B2 (ja) * 2014-01-29 2018-11-28 伊東電機株式会社 移載装置及びモータを有する装置の位置決め方法
JP6828597B2 (ja) * 2017-05-31 2021-02-10 株式会社リコー 画像形成装置
JP7398879B2 (ja) 2019-04-24 2023-12-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08217291A (ja) * 1995-02-08 1996-08-27 Canon Inc シ−ト材搬送装置および画像形成装置
JP3202167B2 (ja) 1996-07-17 2001-08-27 株式会社沖データ 電磁クラッチ及びこの電磁クラッチを備えた媒体搬送装置
JP3357977B2 (ja) * 1996-11-22 2002-12-16 富士通株式会社 シート状物体の搬送方法及びその装置、並びにプリンタ
JP2002332137A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Canon Inc 画像形成装置
JP2002369588A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2004248372A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006256814A (ja) 2006-09-28
US20060209156A1 (en) 2006-09-21
US7571907B2 (en) 2009-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4863631B2 (ja) 駆動装置及びそれを有する画像形成装置
US8899581B2 (en) Image processing apparatus, rotation control method for motor, and computer-readable recording medium
US8474815B2 (en) Transport device, image forming device, transport method, and recording medium
CN109725512B (zh) 驱动装置以及图像形成装置
JP4596048B2 (ja) 画像形成装置および準備動作実行方法
US8827258B2 (en) Recording medium transport device, and image forming apparatus
JP2006337472A (ja) 画像形成装置及びネットワークプリンタシステム
US20100329724A1 (en) Motor control apparatus and image forming apparatus
JP2013077932A (ja) 画像読取装置
JP6578961B2 (ja) シート搬送装置、画像処理装置およびシート搬送制御方法
JP5862341B2 (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP5831601B2 (ja) 搬送装置、画像形成装置、被搬送媒体搬送方法、プログラム
JP7472635B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP6528709B2 (ja) モーター制御装置、画像処理装置
JP5714368B2 (ja) 画像形成装置およびセンサ電源の供給制御方法
JP5593943B2 (ja) 画像形成装置、同装置におけるクラッチの制御方法及び制御プログラム
JP5759173B2 (ja) 画像形成装置
JP5569240B2 (ja) 画像形成装置、同装置におけるクラッチの制御方法及び制御プログラム
JP2001106386A (ja) 画像形成装置
US11860563B2 (en) Image forming apparatus configured to control conveying speed of sheet in accordance with ambient temperature after paper jam is resolved
JP2018002346A (ja) シート搬送装置
JP2011230894A (ja) 画像形成装置
JP3439887B2 (ja) 給紙装置
JP6984537B2 (ja) 画像処理装置
JP2018103453A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4863631

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees