JP2005326719A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2005326719A JP2004146082A JP2004146082A JP2005326719A JP 2005326719 A JP2005326719 A JP 2005326719A JP 2004146082 A JP2004146082 A JP 2004146082A JP 2004146082 A JP2004146082 A JP 2004146082A JP 2005326719 A JP2005326719 A JP 2005326719A
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Shigeru Kameyama
滋 亀山
Kenji Watanabe
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Abstract

【課題】定着器の回転体の当接圧力検知手段を具備し、所望の圧力となるように制御可能な、定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体を備えた画像形成手段を有し、前記画像形成手段により前記像担持体に潜像を形成し前記潜像を現像して得られるトナー像を記録媒体上に転写し、相互に当接する複数の回転体を備え、該回転体により、前記記録媒体を挟持搬送するとともに、記録媒体上のトナー像を圧力や熱等により、記録媒体上に定着させる定着器と、前記回転体の当接圧力を調整する当接圧力調整手段と、前記定着器および前記当接圧力調整手段を選択的に駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、前記定着器あるいは前記当接圧力調整手段を駆動する際の駆動手段に掛かる負荷トルクの大きさから、前記回転体の当接圧力を検知する手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像形成装置および方法に関し、たとえば電子写真方式の画像形成装置および制御装置に関するものである。
まず、画像形成装置の構成について説明する。
図13は、4色すなわち、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像形成手段を備えたカラー画像形成装置を示すもので、同図において、1(Y、M、C、Kは各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用を示す)は現像ユニットであり、静電潜像を形成する感光ドラム1a(Y、M、C、Kは各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用を示す)と、前記静電潜像を現像する図示しない現像器とともにユニット化され、本体に着脱可能な構成となっている。6(Y、M、C、Kは各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用を示す)は各現像ユニットを駆動するモータである。
2は画像信号に応じて露光を行い感光ドラム1a上に静電潜像を形成するレーザスキャナー、3は用紙を各色の画像形成部に順次搬送する、無端状の搬送ベルトである。4は、モータとギア等でなる駆動手段と接続され、搬送ベルト3を駆動する駆動ローラ、6eは駆動ローラ4を駆動するモータ、5は用紙に転写されたトナーを溶融、固着する定着器である。6fは定着ユニットを駆動するモータである。
7は、搬送ローラである。8は印字した用紙を排出する排出部、9は、両面を印字するために、片面を印字した用紙を再給紙するための両面ユニットである。
次に、画像形成装置の動作について説明する。
PCからプリントすべきデータがプリンタに送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了しプリンタ可能状態となると、図示しない用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルト3に到達し、搬送ベルト3により用紙が各色の画像形成部に順次搬送される。搬送ベルト3による用紙搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナー2に送られ、感光ドラム1a上に静電潜像が形成され、図示しない現像器により、静電潜像がトナーで現像され、図示しない転写部で用紙上に転写される。同図においては、Y、M、C、Kの順に順次画像形成される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着される。
定着器の温度制御は、定着ローラの温度を監視しながら、目標温度となるように、ヒータへの通電を制御することによって行われる。
定着器5を出た用紙は、搬送ローラ7によって、片面印字の場合は排出部8に搬送される。両面印字の場合は、用紙を排出部方向に搬送し、一旦停止させた後、スイッチバックさせ、両面ユニット9に搬送する。
特開平07−064441号公報
しかしながら、上記従来例では、以下のような欠点があった。
定着器の回転体の当接圧力は、一般に一定の値に設定されている。しかし、最適な圧力は、記録媒体の種類やその厚みによって、それぞれ異なる。したがって、圧力が一定では、例えば厚い用紙では定着性の悪化をまねく、あるいは薄い用紙では、しわが発生するといった問題があった。
また、当接圧力によって定着後の画像のグロスが変わる。しかし、圧力が一定の値に設定されている場合、例えばユーザーが好みのグロスを選択するといったことが不可能であった。
一方、圧力を可変にする電子写真装置等も提案されているものの、その圧力の調整は、いわゆるオープンループ制御であり、所望の圧力になっているかどうかの検知がされていないため、圧力の制御の精度が低かった。
また、定着ローラや加圧ローラは当接したまま長時間放置されあると、ローラの弾性体層が永久変形してしまう。そのために、確実に定着ローラや加圧ローラを離間したこと確認する手段が必要であった。
そこで、本発明の第一の目的は、圧力検知手段を具備し、所望の圧力となるように制御可能な、定着装置および画像形成装置を提供することである。
第二の目的は圧力検知手段を具備していても、装置の大型化、コストアップを抑えた定着装置および画像形成装置を提供することである。
第三の目的は、記録媒体によらず良好に定着でき、また、定着後の画像のグロスを選択可能な定着装置および画像形成装置を提供することである。
第四の目的は、定着ローラと加圧ローラの離間が確実に行われたことを検知可能な定着装置および画像形成装置を提供することである。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、以下の構成を備える。
(1)像担持体を備えた画像形成手段を有し、前記画像形成手段により前記像担持体に潜像を形成し前記潜像を現像して得られるトナー像を記録媒体上に転写し、相互に当接する複数の回転体を備え、該回転体により、前記記録媒体を挟持搬送するとともに、記録媒体上のトナー像を圧力や熱等により、記録媒体上に定着させる定着器と、前記回転体の当接圧力を調整する当接圧力調整手段と、前記定着器および前記当接圧力調整手段を選択的に駆動する駆動手段、前記駆動手段を制御する駆動制御手段を備える画像形成装置であって、前記回転体に掛かる当接圧力を検知する手段を持つことを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記当接圧力検知手段は、前記定着器あるいは前記当接圧力調整手段を駆動する際の駆動手段に掛かる負荷トルクの大きさから、前記回転体の当接圧力を検知することを特徴とする。
(3)上記(1)または(2)の構成において、前記当接圧力検知手段により検知した当接圧力の大きさと所望の当接圧力を比較し、その結果に応じて、前記当接圧力調整手段を駆動することを特徴とする。
(4)上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記当接圧力調整手段により、印字モードに応じて当接圧力を調整することを特徴とする。
(5)上記(1)ないし(4)のいずれかの構成において、前記駆動制御手段は、駆動手段に掛かる負荷トルク検知する負荷トルク検知手段を備えることを特徴とする。
(6)上記(1)ないし(5)のいずれかの構成において、前記駆動制御手段は、電動モータであることを特徴とする。
(7)上記(1)ないし(6)のいずれかの構成において、前記、負荷トルク検知手段は、モータをある一定の投入電力で駆動した場合の、回転数の大きさからモータの負荷トルクの状況を検知することを特徴とする。
(8)上記(1)ないし(7)のいずれかの構成において、前記、負荷トルク検知手段は、モータをある一定の回転数で駆動した場合の、投入電力の大きさからモータの負荷トルクの状況を検知することを特徴とする。
(9)上記(1)ないし(8)のいずれかの構成において、前記、負荷トルク検知手段は、モータを停止状態あるいは、ある回転数から、ある回転数まで加速した場合の、投入電力の大きさからモータの負荷トルクを検知することを特徴とする。
(10)上記(1)ないし(9)のいずれかの構成において、前記、負荷トルク検知手段は、モータへの投入電力をある値から、ある値へ変化させた場合の、モータの回転数がある値から、ある値になるまでの所要時間から、モータの負荷トルクを検知することを特徴とする。
(11)上記(1)ないし(10)のいずれかの構成において、前記、モータへの投入電力検出手段は、前記駆動制御手段が制御を行った際の該モータに対する操作量の大きさにより、電力の大きさを検出することを特徴とする。
(12)上記(1)ないし(11)のいずれかの構成において、前記、モータへ投入電力検出手段は、前記駆動制御手段が制御を行った際の該モータに流れる電流の大きさにより、電力の大きさを検出することを特徴とする。
(13)上記(1)ないし(12)のいずれかの構成において、デジタル信号処理によりモータの駆動制御を行うことを特徴とする。
(14)上記(1)ないし(13)のいずれかの構成において、前記駆動制御部は、デジタル信号処理によりモータの負荷トルク検知を行うことを特徴とする。
(15)上記(1)ないし(14)のいずれかの構成において、デジタル信号処理にDSPまたはマイコンを用いることを特徴とする。
本出願に係る発明によれば、圧力検知手段を具備し、所望の圧力となるように制御可能な、定着装置および画像形成装置を提供することができる。
また、圧力検知手段を具備していても、装置の大型化、コストアップを抑えた定着装置および画像形成装置を提供することができる。
そして、記録媒体によらず良好に定着でき、また、定着後の画像のグロスを選択可能で、さらには、定着ローラと加圧ローラの離間が確実に行われたことを検知可能な定着装置および画像形成装置を提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下、本発明を図示の実施例に基いて詳細に説明する。
(第1の実施例)
図3は本装置の制御システムの概略構成を示す。10は画像形成装置としてのプリンタである。11はプリンタ内の各装置を制御するプリンタ制御部である。12はプリンタ内の各装置へ電力を供給する電源である。13はプリンタ内の各部の状況を検知するセンサ類である。14はプリンタ制御部の指示によりモータ類および定着器を制御する駆動制御部である。5は用紙に転写されたトナー像を定着する定着器である。15はプリンタ内の各装置の動力源であるモータ類である。16はプリンタの動作状況をユーザに報知する表示部である。17はプリンタとホストコンピュータとの通信を行う通信コントローラである。18はプリンタに印刷するデータを転送するホストコンピュータである。
図4、5、6、7は本発明に係る主要部の構成を示す。
まず、定着器の構成を説明する。
81は定着回転体としての定着ローラ、82は加圧回転体としての加圧ローラである。定着ローラは、その両端を軸受け83を介して、定着フレーム84に回転可能に支持されている。加圧ローラは、その両端を軸受け85を介して加圧フレーム86に回転可能に支持されている。加圧フレームは、定着フレームに固定された支持軸87により揺動可能に支持され、加圧スプリング88により加圧ローラが定着ローラに当接する。
定着ローラはギア列89を介して定着モータ40から駆動力を伝達される。ギア列には図示しないワンウェイクラッチが組み込まれ、モータが正転したときのみ定着ローラが回転する。
91は加圧スプリングに当接しているカムであり、定着フレームに回転可能に支持されたカム軸92と一体で回転する。カム軸はギア列92を介して、定着モータ90から駆動力を伝達される。ギア列には図示しないワンウェイクラッチが組み込まれ、モータが逆回転したときのみカム軸が回転する。
加圧ローラと定着ローラの当接圧力はカムの回転により調整する。当接圧力が0の時のカム位置をホームポジションと呼ぶこととする。
なお、ワンウェイクラッチを使用せずに、電磁クラッチ等を使用して、駆動力の伝達、遮断を行っても良い。
次に、駆動制御部の構成を説明する。
20はDSP、40はDCブラシレスモータ、30はモータへの電力を制御するドライバであり、DSPは、プリンタ制御部からのコマンドによりモータの始動、停止を行う。DSPは、モータからのロータ位置信号によって、励磁する相の切り替えを行うとともに、モータの速度検知手段の出力と速度目標値とを比較し、モータに投入する電力を調整して、モータを所望の速度で回転させる。速度目標値は、プリンタ制御部からの速度設定コマンドに従い、設定する。
DSPのブロック図を図7に示す。21はプログラムコントローラ、22aは加減算や論理演算を行うALU、22bは積和演算をおこなうMAC、23はデータ用メモリ、24はプログラム用メモリ、25aはデータメモリバス、25bはプログラムメモリバス、26はA/Dポート、27はシリアルポート、28はタイマ、29はI/Oポートである。このように、メモリをデータ用とプログラム用に独立させ、バスもデータバスとプログラムバスに分離し、乗算と加算を1マシンサイクルで実行するMACを持つことで高速な演算を可能としている。
DCブラシレスモータ40はU、V、Wの3相スター結線されたコイル43とロータ44をもつ。さらにロータの位置検出手段としてロータの磁極を検知する3個のホール素子42を備え、その出力はドライバに接続されている。また、ロータの外周上に設けられた磁気的パターン45と磁気センサ41からなる回転速度検知手段を持ち、その出力はDSPに接続されている。
30はDCブラシレスモータを駆動するドライバであり、ハイ側トランジスタ31とロー側トランジスタ32を各3個備え、それぞれコイル43のU、V、Wに接続されている。
34は電流検出抵抗で、モータ駆動電流を電圧に変換する。発生した電圧はDSPのD/Aポートに取り込まれる。
DSPはホール素子が発生するロータ位置信号HU〜Wにより、ロータの位置を特定し、相切り替え信号を生成する。相切り替え信号は、ドライバの各トランジスタをオンオフ制御し励磁する相を順次切り替えロータを回転させる。さらに、DSPは回転速度目標値と回転速度情報を比較し、PWM信号を生成し、出力する。PWM信号は0でduty0、255でduty100となる。PWM信号は相切り替え信号UU〜UWとナンドゲート33により論理積否定され、駆動電流のチョッピングを行い、モータの回転速度を制御する。なお、ナンドゲートを使わずに、DSPですべて処理しても良い。
次に、図1によりプリンタ制御部の動作シーケンスを説明する。
プリンタ制御部は、駆動制御部に、定着器の当接圧力の設定値と、当接圧力調整シーケンスの実効を指示する(図1ステップ1)とともに、タイマー値をセットする(図1ステップ2)。次に駆動制御部報知してくる、当接圧力調整レディ情報を受信し(図1ステップ3)、駆動制御部が当接圧力調整シーケンスが正常に終了したかどうか判断する(図1ステップ4)。レディ信号がFalseの場合、タイマ値が0になったか確認し(図1ステップ5)、タイマ値が0でない場合は、一定周期でタイマ値から−1する(図1ステップ6)。レディ信号がTrueにならず、タイマ値が0になった場合は、当接圧力調整NGとして、プリンタの動作を停止する(図1ステップ7)。
タイマ値が0でなく、かつ、レディ信号がTrueになった場合、当接圧力調整OKとし、印字シーケンスを実行する(図1ステップ8)。
印字シーケンスは従来例と同様なので説明を省略する。
定着器の当接圧力の設定値は、記録媒体の種類や、記録媒体の厚み、グロス設定等により決定する。これらは、記録媒体の種類や厚みを自動的に検知して、その結果に応じて決定してもよいし、ユーザーの設定により決定してもよい。
つぎに図2により、駆動制御部の動作シーケンスを説明する。
駆動制御部は、プリンタ制御部から定着器の当接圧力の設定値と、当接圧力調整シーケンスの実効を指示されると(図2ステップ1)、定着モータを、所定の回転数で正転方向に回転させる(図2ステップ2)。
モータの速度が所定の回転数に達したら(図2ステップ3)、その回転数を維持するのに必要な操作量、すなわちPWM信号のdutyを検出する(図2ステップ4)。そして、負荷トルクに換算し、さらに、当接圧力に換算する(図2ステップ5)。なお、PWM信号のdutyから当接圧力を直に換算しても良い。
次に求めた、当接圧力と、プリンタ制御部が指示した当接圧力設定値を比較し(図2ステップ6、7)、その誤差が、ある範囲内であれば当接圧力設定終了とし、プリンタ制御部に当接圧力設定終了を報知する(図2ステップ8)。
当接圧力が設定値よりも所定の値以上大きい場合、定着モータを所定の回転数で逆転方向に回転させる(図2ステップ9)。モータの速度が所定の回転数に達したら、その回転数を維持するのに必要な操作量、すなわちPWM信号のdutyを検出し、当接圧力に換算する(図2ステップ10)。
そして、当接圧力が0になったことを検出した時点で、カムがホームポジションにいると判断する(図2ステップ11)。(以後、このシーケンスをカムのホームポジション検知と称する)。
そして、所定の当接圧力を発生させるために必要なカムの回転角度を決定し(図2ステップ12)、ホームポジションから、カムが所定の角度だけ回転するように、モータを駆動する(図2ステップ13、14)。
この際、モータに対して、位置制御をかけるとより好ましい。
また、カムの動作角度に対する実際の当接圧力との誤差が大きい場合、カムの動作角度は、所定の当接圧力が得られる理論的な角度よりも小さくしておいてもよい。こうすることで、当接圧力確認後の再調整を容易にできる。
カムが所定の角度回転したら、定着モータを所定の回転数で正転方向に回転させ、当接圧力の確認を行う。
当接圧力が、設定値よりも所定の値以上小さい場合、その圧力差に相当する角度だけ、カムを動作させる(図2ステップ12,13,14)。このとき、理論的角度よりも小さい角度だけ動作させてもよい。
その後、定着モータを所定の回転数で正転方向に回転させ、当接圧力の確認を行う。以後、当接圧力と設定値との差がある範囲内に収まるまで、上記動作を継続する。
また、当接圧力が、設定値よりも所定の値以上大きくなってしまった場合は、カムのホームポジション検知から再実行する。
(第2の実施例)
本発明の第2の実施の形態を説明する。
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第一実施例と同様なので説明を省略する。
本実施例では、カム駆動時の負荷トルクの大きさから当接圧力を検知する点が第一実施例と異なる。
プリンタ制御部のシーケンスは第一実施例と同様なので説明を省略する。
つぎに図8により、駆動制御部のシーケンスを説明する。
駆動制御部は、プリンタ制御部から定着器の当接圧力の設定値と、当接圧力調整シーケンスの実効を指示されると(図8ステップ1)、定着モータを、所定の回転数で逆転方向に回転させる(図8ステップ2)。
モータの速度が所定の回転数に達したら、その回転数を維持するのに必要な操作量、すなわちPWM信号のdutyを検出する(図8ステップ4)。そして、負荷トルクに換算し、さらに当接圧力に換算する(図8ステップ5)。なお、PWM信号のdutyから当接圧力を直に換算しても良い。
次に求めた、当接圧力と、プリンタ制御部が指示した当接圧力設定値を比較し(図8ステップ6)、その誤差が、ある範囲内であれば当接圧力設定終了とし、プリンタ制御部に当接圧力設定終了を報知する(図8ステップ7)。
当接圧力と設定値との誤差が所定の範囲内にない場合、定着モータを所定の回転を継続させ、当接圧力が所定の値になったことを検出した時点で、モータの駆動を停止する。
(第3の実施例)
本発明の第3の実施の形態を説明する。
本実施例では、カム軸への駆動の伝達、遮断に電磁クラッチを用い、モータを逆回転させることなくカムの駆動ができる点が、第一実施例と異なる。
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第一実施例と同様なので説明を省略する。
次に、図9により定着器の構成を説明する。
81は定着回転体としての定着ローラ、82は加圧回転体としての加圧ローラである。定着ローラは、その両端を軸受け83を介して、定着フレーム84に回転可能に支持されている。加圧ローラは、その両端を軸受け85を介して加圧フレーム86に回転可能に支持されている。加圧フレームは、定着フレームに固定された支持軸87により揺動可能に支持され、加圧スプリング88により加圧ローラが定着ローラに当接する。
定着ローラはギア列89を介して定着モータ40から駆動力を伝達される。
91は加圧フレームに当接しているカムであり、定着フレームに回転可能に支持されたカム軸92と一体で回転する。カム軸はギア列92を介して、定着モータ90から駆動力を伝達される。ギア列には電磁クラッチ90が組み込まれ、電磁クラッチをオンしたときのみカム軸が回転する。
加圧ローラと定着ローラの当接圧力はカムの回転により調整する。当接圧力が0の時のカム位置をホームポジションと呼ぶこととする。
プリンタ制御部のシーケンスは第一実施例と同様なので説明を省略する。
図10により、駆動制御部のシーケンスを説明する。
駆動制御部は、プリンタ制御部から定着器の当接圧力の設定値と、当接圧力調整シーケンスの実効を指示されると(図10ステップ1)、定着モータを、所定の回転数で正転方向に回転させる(図10ステップ2)。
モータの速度が所定の回転数に達したら、その回転数を維持するのに必要な操作量、すなわちPWM信号のdutyを検出する(図10ステップ4)。そして、負荷トルクに換算し、さらに、当接圧力に換算する(図10ステップ5)。なお、PWM信号のdutyから当接圧力を直に換算しても良い。
次に求めた、当接圧力と、プリンタ制御部が指示した当接圧力設定値を比較し(図10ステップ6)、その誤差が、ある範囲内であれば当接圧力設定終了とし、プリンタ制御部に当接圧力設定終了を報知する(図10ステップ7)。
当接圧力が設定値よりも所定の範囲内にない場合、定着モータの回転を継続させ、電磁クラッチを所定の時間オンし、カム軸に駆動を伝達させ、カムを所定の角度分回転させる(図10ステップ8)。この一回の動作角度を小さくするほど、当接圧力の調整が細かくできることになる。
さらに、当接圧力の検知を行い、当接圧力と設定値との差がある範囲内に収まるまで、上記動作を継続する。
(第4の実施例)
本発明の第4の実施の形態を説明する。
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第一実施例と同様なので説明を省略する。
本実施例では、カム駆動時の負荷トルクの大きさから当接圧力を検知し、定着ローラと加圧ローラの離間動作を確実に行おうとするものである。
図11によりプリンタ制御部の動作シーケンスを説明する。
印字終了後の、離間シーケンスについて説明する。
プリンタ制御部は、印字シーケンスが終了すると、駆動制御部に、定着器の離間シーケンスの実効を指示する(図11ステップ1)とともに、タイマー値をセットする(図11ステップ2)。次に駆動制御部報知してくる、離間動作レディ情報を受信し(図11ステップ3)、駆動制御部が離間動作シーケンスを正常に終了したかどうか判断する(図11ステップ4)。レディ信号がFalseの場合、タイマ値が0になったか確認し(図11ステップ5)、タイマ値が0でない場合は、一定周期でタイマ値から−1する(図11ステップ6)。レディ信号がTrueにならず、タイマ値が0になった場合は、離間動作NGとして、プリンタの動作を停止する(図11ステップ7)。また、ユーザーに動作の不具合を報知し、装置のメンテナンスを促してもよい。
タイマ値が0でなく、かつ、レディ信号がTrueになった場合、離間動作OKとし、シーケンスを終了する(図11ステップ8)。
当接圧力調整シーケンスと印字シーケンスは第二実施例と同様なので、説明を省略する。
つぎに図12により、駆動制御部のシーケンスを説明する。
駆動制御部は、プリンタ制御部から定着器の離間シーケンスの実効を指示されると(図2ステップ1)、定着モータを、所定の回転数で逆転方向に回転させる(図2ステップ2)。
モータの速度が所定の回転数に達したら、その回転数を維持するのに必要な操作量、すなわちPWM信号のdutyを検出する(図2ステップ4)。そして、負荷トルクに換算する(図2ステップ5)。さらに、当接圧力に換算する。なお、PWM信号のdutyから当接圧力を直に換算しても良い。
次に求めた、当接圧力が0となった場合、カムの駆動を停止する。そして、離間動作正常終了として(図2ステップ6)、プリンタ制御部に離間動作終了を報知する(図2ステップ7)。
第1実施例の動作を説明する図 第1実施例の動作を説明する図 本発明の実施例に係る画像形成装置の制御システムの概略構成を説明する図 第1実施例の主要部の構成を説明する図 第1実施例の主要部の構成を説明する図 第1実施例の主要部の構成を説明する図 第1実施例の主要部の構成を説明する図 第2実施例の動作を説明する図 第3実施例の主要部の構成を説明する図 第3実施例の動作を説明する図 第4実施例の動作を説明する図 第4実施例の動作を説明する図 画像形成装置の全体を説明する図
符号の説明
1 現像ユニット
2 レーザスキャナー
3 搬送ベルト
4 駆動ローラ
5 定着器
6 モータ
7 搬送ローラ
10 プリンタ
11 プリンタ制御部
12 電源
13 センサ類
14 駆動制御部
15 モータ類
16 表示部
17 通信コントローラ
18 ホストコンピュータ
19 通信部
20 DSP
21 プラグラムコントローラ
22a ALU
22b MAC
23 データメモリ
24 プログラムメモリ
25a データメモリバス
25b プログラムメモリバス
26 A/Dポート
27 シリアルポート
28 タイマ
29 I/Oポート
30 ドライバ
31 ハイ側トランジスタ
32 ロー側トランジスタ
33 ナンドゲート
34 電流検出抵抗
40 DCブラシレスモータ
41 磁気センサ
42 ホール素子
43 コイル
44 ロータ
45 磁気的パターン
81 定着ローラ
82 加圧ローラ
83 軸受け
84 定着フレーム
85 軸受け
86 加圧フレーム
87 支持軸
88 加圧スプリング
89 ギア列
90 電磁クラッチ
91 カム
92 ギア列

Claims (15)

  1. 像担持体を備えた画像形成手段を有し、前記画像形成手段により前記像担持体に潜像を形成し前記潜像を現像して得られるトナー像を記録媒体上に転写し、相互に当接する複数の回転体を備え、該回転体により、前記記録媒体を挟持搬送するとともに、記録媒体上のトナー像を圧力や熱等により、記録媒体上に定着させる定着器と、前記回転体の当接圧力を調整する当接圧力調整手段と、前記定着器および前記当接圧力調整手段を選択的に駆動する駆動手段、前記駆動手段を制御する駆動制御手段を備える画像形成装置であって、前記回転体に掛かる当接圧力を検知する手段を持つことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記当接圧力検知手段は、前記定着器あるいは前記当接圧力調整手段を駆動する際の駆動手段に掛かる負荷トルクの大きさから、前記回転体の当接圧力を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記当接圧力検知手段により検知した当接圧力の大きさと所望の当接圧力を比較し、その結果に応じて、前記当接圧力調整手段を駆動することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記当接圧力調整手段により、印字モードに応じて当接圧力を調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動制御手段は、駆動手段に掛かる負荷トルク検知する負荷トルク検知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動制御手段は、電動モータであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記、負荷トルク検知手段は、モータをある一定の投入電力で駆動した場合の、回転数の大きさからモータの負荷トルクの状況を検知することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記、負荷トルク検知手段は、モータをある一定の回転数で駆動した場合の、投入電力の大きさからモータの負荷トルクの状況を検知することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記、負荷トルク検知手段は、モータを停止状態あるいは、ある回転数から、ある回転数まで加速した場合の、投入電力の大きさからモータの負荷トルクを検知することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記、負荷トルク検知手段は、モータへの投入電力をある値から、ある値へ変化させた場合の、モータの回転数がある値から、ある値になるまでの所要時間から、モータの負荷トルクを検知することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記、モータへの投入電力検出手段は、前記駆動制御手段が制御を行った際の該モータに対する操作量の大きさにより、電力の大きさを検出することを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置
  12. 前記、モータへ投入電力検出手段は、前記駆動制御手段が制御を行った際の該モータに流れる電流の大きさにより、電力の大きさを検出することを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置
  13. デジタル信号処理によりモータの駆動制御を行うことを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. デジタル信号処理によりモータの負荷トルク検知を行うことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. デジタル信号処理にDSPまたはマイコンを用いることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の画像形成装置。
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