JP2007133213A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でニップ量を適正な量に制御し、使用の初期においても過度のニップ量を必要とせず、使用の末期においても所望のニップ量が得られる定着装置を提供する。
【解決手段】この発明の定着装置は、駆動側回転体1と、従動側回転体2と、この従動側回転体2を上記駆動側回転体1に接近または離隔させる接近離隔移動部4と、この接近離隔移動部4を制御する制御部8とを有する。そして、この制御部8によって、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2を相対的に接近させるときに、上記駆動側回転体1と上記従動側回転体2が接触し始めるときの上記従動側回転体2の基準位置を検出して、この基準位置から上記駆動側回転体1の軸および上記従動側回転体2の軸を相対的に一定量近づける。したがって、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の使用初期から寿命末期までの間、所望のニップ量を安定して正確に保つ事ができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子写真複写機やプリンター等の画像形成装置に用いられる定着装置、および、この定着装置を備える画像形成装置に関する。
従来、定着装置としては、互いに圧接するヒートローラおよびバックアップローラを備えている。そして、上記バックアップローラを上記ヒートローラに圧接させるアームを有し、このアームの角度を検出するセンサを設けている。このセンサは、上記アームの角度位置情報を検出し、上記両方のローラの軸間距離を計測して、上記両方のローラのニップ量を算出していた(特開平6−27849号公報:特許文献1参照)。
この定着装置では、図9Aに示すように、使用の初期において、上記ヒートローラ110と上記バックアップローラ120を圧接した状態では、適度なニップ量W1が確保され、適切な定着性能が得られる。
しかしながら、時間が経過するにつれて、スポンジ材質の上記ヒートローラ110は、ニップ圧によって、変形収縮して、上記ヒートローラ110の径は、図9Bに示すように、R1からR2に減少する。したがって、ニップ量もW1からW2に減少して、所望のニップ量が得られずに、定着性能が劣化する。
そこで、上記ヒートローラに形状の変化の少ない材料を使用し、かつ、使用による上記ヒートローラの径の経時変化を見込んで、初期状態で、ニップ量を多めにして、寿命末期まで所望のニップ量を保てるように設定していた。または、使用量に応じて上記ヒートローラの形状の変化を予測し、上記ローラの圧接量を変化させていた。
しかしながら、初期状態でニップ量を多めにする場合、過度のニップ量は、結局、上記ローラに対する圧力を過剰にするので、上記ローラの寿命が短くなってしまうという問題があった。さらに、上記ヒートローラに形状の変化の少ない材料を使用すると、使用する材料が限られるという問題があった。また、上記ローラの形状の変化を予測して圧接量を変化させる場合、実物のニップ量に対して予測が難しく、精度が得にくいという問題があった。
特開平6−27849号公報
そこで、この発明の課題は、簡単な構成でニップ量を適正な量に制御し、使用の初期においても過度のニップ量を必要とせず、使用の末期においても所望のニップ量が得られる定着装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の定着装置は、
回転駆動部によって回転駆動される駆動側回転体と、
この駆動側回転体に接触して、この駆動側回転体に従動して回転する従動側回転体と、
上記駆動側回転体と上記従動側回転体が相対的に接近または離隔するように、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の少なくとも一方の回転体を移動する接近離隔移動部と、
上記駆動側回転体と上記従動側回転体の接触および非接触を判断するために、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の少なくとも一方の回転体の回転状態の変化を検出する回転変化検出部と、
離隔状態の上記駆動側回転体および上記従動側回転体を相対的に接近させるときに、上記回転変化検出部の出力に基づいて上記駆動側回転体と上記従動側回転体が接触し始めていると判断されたときの上記接近離隔移動部によって移動される上記少なくとも一方の回転体の位置を基準位置として検出し、または、接触状態の上記駆動側回転体および上記従動側回転体を相対的に離隔させるときに、上記回転変化検出部の出力に基づいて上記駆動側回転体と上記従動側回転体が離隔し始めていると判断されたときの上記接近離隔移動部によって移動される上記少なくとも一方の回転体の位置を基準位置として検出して、この基準位置から、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に一定量近づけるように、上記接近離隔移動部を制御する制御部と
を備えることを特徴としている。
この発明の定着装置によれば、上記制御部によって、上記駆動側回転体および上記従動側回転体を相対的に接近(または離隔)させるときに、上記駆動側回転体と上記従動側回転体が接触(または離隔)し始めるときの上記少なくとも一方の回転体の基準位置を検出して、この基準位置から上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に一定量近づけるので、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の使用初期から寿命末期までの間、所望のニップ量を安定して正確に保つ事ができる。
したがって、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の径変化による定着品質の低下を防ぐ。また、過度のニップ量設定による上記駆動側回転体および上記従動側回転体の材料への負担を軽減して、短寿命化を防止する。また、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の硬度の増加による悪影響を防止し、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の材料選択の自由度が広がり、上記駆動側回転体および上記従動側回転体を長期間有効に使用することができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記回転変化検出部は、上記従動側回転体の回転状態の変化を検出する。
この実施形態の定着装置によれば、上記回転変化検出部は、上記従動側回転体の回転状態の変化を検出するので、上記駆動側回転体と上記従動側回転体が接触したときに、上記従動側回転体は回転して、この従動側回転体の回転を上記回転変化検出部によって検出する。したがって、上記駆動側回転体と上記従動側回転体の接触および非接触を正確に判断することができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記回転変化検出部は、上記回転駆動部のトルクの変動を検出して、上記駆動側回転体の回転状態の変化を検出する。ここで、「回転駆動部のトルクの変動を検出する」とは、回転駆動部のトルクの変動を直接的にまたは間接的に検出することをいう。
この実施形態の定着装置によれば、上記回転変化検出部は、上記回転駆動部のトルクの変動を検出して、上記駆動側回転体の回転状態の変化を検出するので、上記駆動側回転体と上記従動側回転体が接触したときに、上記回転駆動部のトルクは大きくなって、このトルクの変動を上記回転変化検出部によって検出する。したがって、簡単な構成で、上記駆動側回転体と上記従動側回転体の接触および非接触を判断することができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記制御部は、上記少なくとも一方の回転体の上記基準位置、および、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に近づける上記一定量を、上記接近離隔移動部の出力に基づいて、検出する。
ここで、上記接近離隔移動部の出力とは、例えば、上記接近離隔移動部の部品の(回転量や移動量等の)動作量、または、上記接近離隔移動部のモータの出力値をいう。
この実施形態の定着装置によれば、上記制御部は、上記基準位置および上記一定量を、上記接近離隔移動部の出力に基づいて、検出するので、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の移動量を検出する機構を、別途、設けなくてよく、部品数の減少およびコストの低減を図ることができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記接近離隔移動部は、上記制御部からの入力に基づいて、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の移動量を制御される。
この実施形態の定着装置によれば、上記接近離隔移動部は、上記制御部からの入力に基づいて、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の移動量を制御されるので、上記少なくとも一方の回転体の上記基準位置、および、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に近づける上記一定量を、上記接近離隔移動部の出力を検出しなくても、上記制御部からの入力により決定できる。
また、一実施形態の定着装置では、上記制御部は、上記接近離隔移動部に供給される電流または電圧の変動を検出して、上記少なくとも一方の回転体の上記基準位置、および、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に近づける上記一定量を、検出する。
この実施形態の定着装置によれば、上記制御部は、上記接近離隔移動部に供給される電流または電圧の変動を検出して、上記基準位置および上記一定量を検出するので、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の移動量を検出する機構を、別途、設けなくてよく、部品数の減少およびコストの低減を図ることができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記接近離隔移動部は、予め決められた速度で上記少なくとも一方の回転体を移動し、上記制御部は、上記接近離隔移動部によって上記少なくとも一方の回転体を移動する時間および上記予め決められた速度から、上記少なくとも一方の回転体の上記基準位置、および、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に近づける上記一定量を、算出する。
この実施形態の定着装置によれば、上記制御部は、上記接近離隔移動部によって上記少なくとも一方の回転体を移動する時間および上記予め決められた速度から、上記基準位置および上記一定量を算出するので、上記接近離隔移動部の出力(例えば、上記接近離隔移動部の動作量)を得ることなしに、上記基準位置および上記一定量を、簡単な構成で得ることができる。
また、この発明の画像形成装置は、上記定着装置を備えていることを特徴としている。
この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、画像品質を向上できる。
この発明の定着装置によれば、上記制御部によって、上記駆動側回転体および上記従動側回転体を相対的に接近(または離隔)させるときに、上記駆動側回転体と上記従動側回転体が接触(または離隔)し始めるときの上記少なくとも一方の回転体の基準位置を検出して、この基準位置から上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に一定量近づけるので、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の使用初期から寿命末期までの間、所望のニップ量を安定して正確に保つ事ができる。
この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、画像品質を向上できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の定着装置の一実施形態である簡略構成図を示している。この定着装置は、電子写真複写機やプリンター等の画像形成装置に用いられる。この定着装置は、駆動側回転体1と、この駆動側回転体1に接触して、この駆動側回転体1に従動して回転する従動側回転体2とを備える。
上記駆動側回転体1は、駆動ローラ10と、加熱ローラ11と、上記駆動ローラ10と上記加熱ローラ11に架け回されるベルト12とを有する。上記駆動ローラ10は、(モータ等の)回転駆動部3によって、回転駆動される。上記加熱ローラ11は、内部に、ヒートランプ等の発熱源を有する。
上記駆動ローラ10の回転に追従して、上記加熱ローラ11および上記ベルト12が回転する。このとき、上記ベルト12は、上記加熱ローラ11によって加熱されており、定着ベルトとして作用する。
上記従動側回転体2は、上記駆動ローラ10とともに上記ベルト12を挟む従動ローラ20を有する。この従動ローラ20は、上記ベルト12に圧接し上記ベルト12の回転に追従して回転し、加圧ローラとして作用する。
そして、上記ベルト12と上記従動ローラ20との相互の接触部によって、ニップ部を形成している。このニップ部で、図示しない(シート等の)記録材を挟んで搬送しつつ、上記記録材の未定着のトナーを上記ベルト12の熱によって定着する。
上記従動ローラ20には、(モータ等の)接近離隔移動部4が設けられている。この接近離隔移動部4は、上記駆動ローラ10と上記従動ローラ20が相対的に接近または離隔するように、上記従動ローラ20を移動する。
上記従動ローラ20には、(センサ等の)回転変化検出部5が設けられている。この回転変化検出部5は、上記従動ローラ20の回転状態の変化を検出して、上記ベルト12と上記従動ローラ20の接触および非接触を判断する。つまり、上記ベルト12と上記従動ローラ20が接触すると、上記従動ローラ20は回転し、この従動ローラ20の回転を上記回転変化検出部5によって検出する。一方、上記ベルト12と上記従動ローラ20が離れると、上記従動ローラ20の回転は減速し、この従動ローラ20の回転の減速を上記回転変化検出部5によって検出する。
上記回転変化検出部5の出力に基づいて、上記接近離隔移動部4を制御する制御部8が設けられている。
この制御部8は、離隔状態の上記ベルト12および上記従動ローラ20を相対的に接近させるときに、上記回転変化検出部5の出力に基づいて上記ベルト12と上記従動ローラ20が接触し始めていると判断されたときの上記従動ローラ20の位置を基準位置として検出する。または、この制御部8は、接触状態の上記ベルト12および上記従動ローラ20を相対的に離隔させるときに、上記回転変化検出部5の出力に基づいて上記ベルト12と上記従動ローラ20が離隔し始めていると判断されたときの上記従動ローラ20の位置を基準位置として検出する。
そして、この制御部8は、上記基準位置から、上記ベルト12の軸および上記従動ローラ20の軸を相対的に一定量近づけるように、上記接近離隔移動部4を制御する。
具体的に述べると、上記従動ローラ20には、初期位置検出部6および移動量検出部7が設けられている。なお、上記初期位置検出部6および上記移動量検出部7は、上記制御部8の制御動作において、必須の構成ではない。
上記初期位置検出部6は、上記従動ローラ20が上記ベルト12から離れた初期位置にあるか否かを検出する。上記移動量検出部7は、上記接近離隔移動部4によって移動される上記従動ローラ20の移動量を検出する。
そして、上記制御部8は、上記初期位置検出部6によって検出される初期位置から上記従動ローラ20の圧接動作を開始して、上記移動量検出部7によって所定の圧接量となるように、上記従動ローラ20の圧接量を制御する。
上記制御部8は、図2に示すように、検出信号処理部8aと、CPU8bと、駆動源制御部8cとを有する。上記検出信号処理部8aは、上記回転変化検出部5、上記初期位置検出部6および上記移動量検出部7から信号を受けて、この信号を上記CPU8bに出力する。上記駆動源制御部8cは、上記CPU8bから信号を受けて、この信号に基づいて、上記回転駆動部3および上記接近離隔移動部4を制御する。
なお、上記初期位置検出部6は、画像形成装置に電源が投入された際や、画像形成動作の開始時あるいは終了時に、上記従動ローラ20の初期位置や待機位置を特定するための基準検出に用いることが主な使用用途となり、上記従動ローラ20が、正常な動作範囲外に移動して、画像形成装置に損傷を与えてしまうことを防止するという役目もある。
また、上記従動ローラ20の圧接量を制御するために、上記初期位置を利用しているが、この従動ローラ20の位置は、上記初期位置に限らず、上記従動ローラ20と上記ベルト12の位置関係を一意に特定できれば、どの位置でもよい。
次に、図3と図4を用いて、上記制御部8による制御を説明する。なお、図3と図4では、上記ベルト12を省略して描いている。
図3は、駆動ローラ10が使用初期の状態である場合を示す。一点鎖線に示すように初期位置にある従動ローラ20を、矢印に示すように、回転状態の駆動ローラ10に近づけていく。すると、上記従動ローラ20は、二点鎖線に示すように、上記駆動ローラ10(上記ベルト12)に接触し始めて、上記駆動ローラ10に追従して回転し始める。この従動ローラ20の回転を上記回転変化検出部5によって検出する。
上記制御部8は、回転が検出された上記従動ローラ20の位置を、基準位置として検出し、この基準位置を、上記駆動ローラ10(上記ベルト12)と上記従動ローラ20の圧接位置0、すなわちニップ量0として判断する。
その後、上記制御部8は、上記接近離隔移動部4を制御して、この基準位置から、上記駆動ローラ10の軸および上記従動ローラ20の軸を相対的に一定量A近づける。つまり、この一定量Aは、ニップ量0からの圧接量であり、ニップ量は、Wとなる。ここで、上記一定量Aは、上記移動量検出部7によって検知される量であり、予め決められている量である。
図4は、駆動ローラ10が使用により変形収縮している状態を示す。この駆動ローラ10は、長期間の使用によって、一点鎖線から実線に示すように、初期の状態から縮径している。図3と同様に、上記制御部8は、上記従動ローラ20を一点鎖線から矢印に示すように駆動ローラ10に近づけていく。そして、上記制御部8は、上記回転変化検出部5の出力に基づいて上記従動ローラ20が上記駆動ローラ10(上記ベルト12)に接触し始めていると判断されたときの上記従動ローラ20の位置(つまり、二点鎖線に示す上記従動ローラ20の位置)を、基準位置として検出する。
その後、上記制御部8は、上記接近離隔移動部4を制御して、この基準位置から、上記駆動ローラ10の軸および上記従動ローラ20の軸を相対的に一定量A近づける。つまり、ニップ量は、図3と同じ量Wとなる。
このように、上記駆動ローラ10の径が変化しても、ニップ量0の位置(つまり、上記基準位置)を検知可能であるため、この位置を基準として、さらに上記一定量Aだけ、上記接近離隔移動部4により圧接を行うことによって、ニップ量0からの圧接量を、上記駆動ローラ10の径変化にかかわらず一定にすることが可能となる。
なお、バネ力を介して圧接を行う機構においては、圧接時のバネの変化量が常に一定になるようにして、圧接力を一定にすることで、径変化によらずニップ量を一定に保つことができるが、この方法では、駆動ローラ10の硬度が劣化により増加してしまった場合、圧接力を一定にすると、ニップ量が相対的に小さくなってしまう。しかし、本発明では、ニップ量0からの圧接量として必要な量Wを得ることができるので、駆動ローラ10の硬度の増加に対するニップ量変化に対しても有効である。
上述の図4に示す制御部8の制御方法では、圧接動作時に従動ローラ20が回転し始める基準位置を検出していたが、この基準位置の検出を離間時に行うことも可能である。つまり、接触状態の上記駆動ローラ10および上記従動ローラ20を相対的に離隔させると、上記従動ローラ20に対する駆動力が失われた際に、上記従動ローラ20自体の負荷トルクによって、上記従動ローラ20の速度が減速し始める。このときの上記従動ローラ20の位置を、上記制御部8によって、ニップ量0である基準位置として検出してもよい。
この場合、ニップ量0と判定した基準位置から、上記初期位置検出部6が上記従動ローラ20の離間を検出するまでの動作量Bを、引き続き、上記移動量検出部7により検出する。そして、次の画像形成動作が始まる際に、上記動作量Bと同じ量を圧接させることで、ニップ量0の位置(基準位置)を判断することができる。
このとき、ニップ量0の位置を明示的に判断する必要はなく、上記従動ローラ20を、上記初期位置検出部6によって検出される初期位置から、圧接量C(=上記一定量A十上記動作量B)だけ、移動することにより、所望の上記ニップ量Wが得られる。
また、上記制御部8の制御では、上記初期位置検出部6は必ずしも必要ではない。つまり、ニップ量0の位置(基準位置)を基準として、上記初期位置検出部6によって検出される位置まで達しない、任意の離間待機位置で、上記従動ローラ20を待機してもよい。 そして、再度、画像形成動作を行う際は、上記従動ローラ20を上記ベルト12に圧接させるときに、上記制御部8によって、上記従動ローラ20の回転開始を検出し、ニップ量0の位置(基準位置)を検出できる。このとき、微少にニップ量0の位置が変化していた場合においても、ニップ量0の位置を更新して補正することは言うまでもない。
具体的に述べると、図5に示すように、圧接動作処理を開始して(S10)、上記駆動ローラ10の駆動源であるモータをONにする(S11)と共に、上記接近離隔移動部4の駆動源であるモータをONにして、上記従動ローラ20を圧接方向に移動する(S12)。
そして、上記制御部8によって、上記従動ローラ20の回転状態の変化を検出する(S13)と、このときの上記従動ローラ20の位置を、上記制御部8によって、ニップ量0位置である基準位置として検出する。
そして、上記移動量検出部7によって、上記従動ローラ20の圧接動作量の検出を開始し(S14)、上記従動ローラ20が上記一定量Aを動作する(S15)と、上記接近離隔移動部4の駆動源であるモータをOFFにして(S16)、圧接動作を終了する(S17)。
一方、離間動作でニップ量0の位置を判定する際も、離間時に、上記従動ローラ20の回転が変化(減速)し始めた位置をニップ量0(基準位置)と判定してから、任意の所定量Dだけ離間する。
そして、再度、画像形成動作を行う際は、上記従動ローラ20を上記ベルト12に圧接させるときに、上記従動ローラ20を、圧接量E(=上記一定量A十上記所定量D)だけ、移動することにより、所望のニップ量に制御することができる。このとき、微少にニップ量0の位置が変化していた場合においても、画像形成動作終了時の離間動作において、ニップ量0の位置(基準位置)を更新して補正することは言うまでもない。
具体的に述べると、図6に示すように、画像形成終了後の離間動作処理を開始して(S20)、上記接近離隔移動部4の駆動源であるモータをONにして、上記従動ローラ20を離間方向に移動する(S21)。
そして、上記制御部8によって、上記従動ローラ20の回転状態の変化を検出する(S22)と、このときの上記従動ローラ20の位置を、上記制御部8によって、ニップ量0位置である基準位置として検出する。
そして、上記移動量検出部7によって、上記従動ローラ20の離間動作量の検出を開始すると共に上記駆動ローラ10の駆動源であるモータをOFFにし(S23)、上記従動ローラ20が所定量Dを動作する(S24)と、上記接近離隔移動部4の駆動源であるモータをOFFにして(S25)、離間動作を終了する(S26)。
その後、図7に示すように、圧接動作処理を開始して(S30)、上記駆動ローラ10の駆動源であるモータをONにすると共に、上記接近離隔移動部4の駆動源であるモータをONにして、上記従動ローラ20を圧接方向に移動し、かつ、上記移動量検出部7によって、上記従動ローラ20の圧接動作量の検出を開始する(S31)。
そして、上記従動ローラ20を、圧接量E(=上記一定量A十上記所定量D)だけ動作する(S32)と、上記接近離隔移動部4の駆動源であるモータをOFFにして(S33)、圧接動作を終了する(S34)。
このニップ量0の位置を検知できることの応用として、定着装置の部品のばらつきや組み立てのばらつきが大きいことによる、ニップ量のばらつきの影響も、抑えることが可能である。さらに、上記駆動ローラ10の径変化によらず、上記従動ローラ20の離間動作時に、ニップ量0からの、上記駆動ローラ10と上記従動ローラ20の離間距離を、一定にすることができると共に、上記従動ローラ20を、上記初期位置検出部6によって検出される初期位置まで、戻す必要が無く、次回の画像形成動作の開始を行う際に、余分な距離を圧接させる必要が無いため、圧接時間の短縮にもつながる。
次に、上記従動ローラ20の回転を検出する上記回転変化検出部5について述べる。上記回転変化検出部5は、例えば、上記従動ローラ20軸にロータリーエンコーダを取り付けた構成が考えられるが、回転しているか否かを検知できればよいので、分解能が低い安価なものでもよい。
このエンコーダは、光式の物や磁気式の物など、方式は限らない。また、ローラ軸以外でも、例えばコロ付きエンコーダ等のローラの動作に連動して動作する部材の動作情報を検出する構成でも可能である。
さらに、ロータリーエンコーダではなくても、回転するローラの端部外周に幾つかの突起を設け、アクチュエータレバーをはじく構成とし、それをフォトインタラプタタイプのセンサを用いて検出する事で回転を検知する事も可能である。
また、電磁誘導加熱(IH)方式の定着装置には、従動ローラが停止していると、同じ箇所が過度に発熱してしまうため、従動ローラが回転しているかどうかの検出手段を設け、回転していないときには、加熱しないような構成になっているものもある。このような場合、この回転検出手段を、そのまま、本発明の回転検出手段として利用できるため、回転を検出するために、特別に検出手段を設ける必要はない。
なお、上述の回転検出手段は、上記従動ローラ20側の動作を検出する方式であるが、上記従動ローラ20を回転させる際には、上記従動ローラ20側の負荷トルクが、上記駆動ローラ10を介して、上記回転駆動部3にかかる事になる。この際に、上記回転駆動部3に対して、トルク変動が生じるため、その情報を利用して、上記従動ローラ20の動作状態、つまり回転が開始したかどうかを検知する事も可能である。
例えば、トルクセンサなどのトルク検知手段でも可能であるが、このようなセンサがない場合でも、上記回転駆動部3に供給されるエネルギー、例えば電流などの変動を検知する事でも可能である。また、上記回転駆動部3が定速制御モータである場合、その定速制御系から、トルク増加時にも速度を維持するために、出力される内部指令信号を利用して、トルク変動を検知する事も可能である。このトルク変動が生じた事が分かれば、上記従動ローラ20の回転が検知できる。
次に、上記駆動ローラ10と上記従動ローラ20の接近離隔の移動量を検出する機構(例えば、上記移動量検出部7)について述べる。
まず、上記制御部8は、上記従動ローラ20の上記基準位置、および、上記一定量Aを、上記接近離隔移動部4の出力に基づいて、検出するようにしてもよい。例えば、上記接近離隔移動部4の駆動源の回転軸、または、この駆動源に連動する部材に、ロータリーエンコーダを取り付けた構成が考えられる。
具体的に述べると、図8に示すように、上記従動ローラ20の軸に、アーム56の一端が取り付けられている。このアーム56の中央部には、支点57が設けられている。このアーム56の他端には、円弧状のギアが取り付けられ、この円弧状のギアに、第1の減速ギア55が噛み合っている。この第1の減速ギア55に第2の減速ギア54が噛み合っている。この第2の減速ギア54に、駆動モータ52のモータギア53が噛み合っている。上記第2の減速ギア54には、エンコーダ58が取り付けられ、このエンコーダ58を検知するセンサ59が設けられている。
そして、上記駆動モータ52が、矢印方向に回転すると、上記第2の減速ギア54および上記第1の減速ギア55が、矢印方向に回転し、上記アーム56は、矢印方向に揺動して、上記従動ローラ20は、矢印方向に、上記駆動ローラ10に接近する。このとき、上記エンコーダ58および上記センサ59によって、上記従動ローラ20の移動量を検出する。
また、上記接近離隔移動部4の駆動源に回転および動作情報を出力する機能を持ったものを使用しても、同様に回転量検出の機能が得られる。例えば、エンコーダ内蔵のモータや、回転量に応じたパルスを発生するモータ等が考えられるが、回転量に応じた情報を出力する物であれば、これに限らない。その他に、回転量情報を明示的に出力する機能をあらかじめ組み込んだモータでなくても、ブラシモータの様に、回転に伴い、そのロータ位置に対応した電流変化を検出することでも、回転量を検知することは可能である。
さらに、上記接近離隔移動部4は、上記制御部8からの入力(入力値)に基づいて、上記駆動ローラ10および上記従動ローラ20の移動量を制御されるようにしてもよい。つまり、上記接近離隔移動部4の駆動源の動作量を検出しなくても、上記制御部8により指令した量だけ動作する駆動源を用いる事で、動作量の判定が可能である。例えば、ステッピングモータを用いた場合は、駆動量をあらかじめ決めることができる特徴があるため、駆動源側の動作量情報を得ること無しに、駆動量を上記制御部8側で管理できることはいうまでもない。ステッピングモータの他には、位置制御モータ、例えば位置サーボ機能を有するモータ、あるいは制御手段と連携して同等の位置制御が可能になるモータも含まれる。
または、上記制御部8は、上記接近離隔移動部4に供給される電流または電圧の変動を検出して、上記従動ローラ20の上記基準位置、および、上記一定量Aを、検出するようにしてもよい。つまり、上記接近離隔移動部4の駆動源の駆動量に対応して、この駆動源に供給される電流または電圧の変動を元に駆動量を検出して、上記駆動ローラ10および上記従動ローラ20の圧接離間の位置情報および動作量として利用する。
あるいは、上記接近離隔移動部4は、予め決められた速度で上記従動ローラ20を移動し、上記制御部8は、上記接近離隔移動部4によって上記従動ローラ20を移動する時間および上記予め決められた速度から、上記従動ローラ20の上記基準位置、および、上記一定量Aを、算出するようにしてもよい。つまり、決まったパターンの速度で回転する駆動源、例えば定速制御モータであれば、この場合も、回転量を駆動源側から得ること無しに、駆動を行った時間と、その速度を乗じる処理を上記制御部8で行うことで、その処理結果は、結果的に駆動量を示すので、動作量の検知が可能である。定速制御モータでは、起動・停止の過渡状態では定速値に達するまで、および、停止するまでの動作のばらつきにより、前述の回転量計算処理に誤差が含まれてしまうが、過渡状態の時間が、全体の駆動時間に占める割合が大きくなければ、その誤差は問題ないレベルと見なすことができる。
上記構成の定着装置によれば、上記制御部8によって、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2を相対的に接近(または離隔)させるときに、上記駆動側回転体1と上記従動側回転体2が接触(または離隔)し始めるときの上記従動側回転体2の基準位置を検出して、この基準位置から上記駆動側回転体1の軸および上記従動側回転体2の軸を相対的に一定量近づけるので、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の使用初期から寿命末期までの間、所望のニップ量Wを安定して正確に保つ事ができる。
したがって、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の径変化による定着品質の低下を防ぐ。また、過度のニップ量設定による上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の材料への負担を軽減して、短寿命化を防止する。また、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の硬度の増加による悪影響を防止し、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の材料選択の自由度が広がり、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2を長期間有効に使用することができる。
また、上記回転変化検出部5は、上記従動側回転体2の回転状態の変化を検出するので、上記駆動側回転体1と上記従動側回転体2が接触したときに、上記従動側回転体2は回転して、この従動側回転体2の回転を上記回転変化検出部5によって検出する。したがって、上記駆動側回転体1と上記従動側回転体2の接触および非接触を正確に判断することができる。
または、上記回転変化検出部5は、上記回転駆動部3のトルクの変動を検出して、上記駆動側回転体1の回転状態の変化を検出するので、上記駆動側回転体1と上記従動側回転体2が接触したときに、上記回転駆動部3のトルクは大きくなって、このトルクの変動を上記回転変化検出部5によって検出する。したがって、簡単な構成で、上記駆動側回転体1と上記従動側回転体2の接触および非接触を判断することができる。
ここで、「回転駆動部3のトルクの変動を検出する」とは、上記回転駆動部3のトルクの変動を直接的にまたは間接的に検出することをいう。つまり、上記回転駆動部3に対する負荷トルクが変化したことによって現れる現象全般のいずれかを検出する。例えば、トルクの変動のみでなく、トルク変動によって生じる電流、電力、または、回転駆動部3への供給電流の変化を、含む。
または、上記制御部8は、上記基準位置および上記一定量Aを、上記接近離隔移動部4の出力に基づいて、検出するので、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の移動量を検出する機構を、別途、設けなくてよく、部品数の減少およびコストの低減を図ることができる。
または、上記接近離隔移動部4は、上記制御部8からの入力に基づいて、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の移動量を制御されるので、上記基準位置および上記一定量Aを、上記接近離隔移動部4の出力を検出しなくても、上記制御部8からの入力により決定できる。
または、上記制御部8は、上記接近離隔移動部4に供給される電流または電圧の変動を検出して、上記基準位置および上記一定量Aを検出するので、上記接近離隔移動部4の出力を検出しなくても、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の移動量を検出する機構を、別途、設けなくてよく、部品数の減少およびコストの低減を図ることができる。
または、上記制御部8は、上記接近離隔移動部4によって上記従動側回転体2を移動する時間および上記予め決められた速度から、上記基準位置および上記一定量Aを算出するので、上記接近離隔移動部4の出力(例えば、上記接近離隔移動部4の動作量)を得ることなしに、上記基準位置および上記一定量Aを、簡単な構成で得ることができる。
また、図示しないが、本発明の画像形成装置は、上記記録材に未定着のトナーを付着して画像を形成する作像装置と、上記トナーを溶融して上記記録材に定着させる上記定着装置とを備えている。したがって、この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、画像品質を向上できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記駆動側回転体1は、ローラであってもよい。上記従動側回転体2は、ベルトであってもよい。
また、上記駆動側回転体1を加圧側とし、かつ、上記従動側回転体2を定着側としてもよく、上記駆動側回転体1と上記従動側回転体2で形成されるニップ部で、記録材を挟んで搬送しつつ、この記録材の未定着のトナーを定着すればよい。
また、上記接近離隔移動部4の代わりに、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の少なくとも一方の回転体を移動する接近離隔移動部であってもよい。また、上記回転変化検出部5の代わりに、上記駆動側回転体1および上記従動側回転体2の少なくとも一方の回転体の回転状態の変化を検出する回転変化検出部であってもよい。
本発明の定着装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 制御部のブロック図である。 初期のローラにおけるニップ量の制御を示す説明図である。 径変化後のローラにおけるニップ量の制御を示す説明図である。 圧接動作を利用したニップ量の制御を示すフローチャートである。 離間動作を利用したニップ量の制御を示す第1のフローチャートである。 離間動作を利用したニップ量の制御を示す第2のフローチャートである。 接近離隔移動部の簡略構成図である。 従来の定着装置における初期のローラでのニップ量を示す説明図である。 従来の定着装置における径変化後のローラでのニップ量を示す説明図である。
符号の説明
1 駆動側回転体
10 駆動ローラ
11 加熱ローラ
12 ベルト
2 従動側回転体
20 従動ローラ
3 回転駆動部
4 接近離隔移動部
5 回転変化検出部
6 初期位置検出部
7 移動量検出部
8 制御部
A 一定量

Claims (8)

  1. 回転駆動部によって回転駆動される駆動側回転体と、
    この駆動側回転体に接触して、この駆動側回転体に従動して回転する従動側回転体と、
    上記駆動側回転体と上記従動側回転体が相対的に接近または離隔するように、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の少なくとも一方の回転体を移動する接近離隔移動部と、
    上記駆動側回転体と上記従動側回転体の接触および非接触を判断するために、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の少なくとも一方の回転体の回転状態の変化を検出する回転変化検出部と、
    離隔状態の上記駆動側回転体および上記従動側回転体を相対的に接近させるときに、上記回転変化検出部の出力に基づいて上記駆動側回転体と上記従動側回転体が接触し始めていると判断されたときの上記接近離隔移動部によって移動される上記少なくとも一方の回転体の位置を基準位置として検出し、または、
    接触状態の上記駆動側回転体および上記従動側回転体を相対的に離隔させるときに、上記回転変化検出部の出力に基づいて上記駆動側回転体と上記従動側回転体が離隔し始めていると判断されたときの上記接近離隔移動部によって移動される上記少なくとも一方の回転体の位置を基準位置として検出して、
    この基準位置から、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に一定量近づけるように、上記接近離隔移動部を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記回転変化検出部は、上記従動側回転体の回転状態の変化を検出することを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記回転変化検出部は、上記回転駆動部のトルクの変動を検出して、上記駆動側回転体の回転状態の変化を検出することを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記制御部は、上記少なくとも一方の回転体の上記基準位置、および、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に近づける上記一定量を、上記接近離隔移動部の出力に基づいて、検出することを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記接近離隔移動部は、上記制御部からの入力に基づいて、上記駆動側回転体および上記従動側回転体の移動量を制御されることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記制御部は、上記接近離隔移動部に供給される電流または電圧の変動を検出して、上記少なくとも一方の回転体の上記基準位置、および、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に近づける上記一定量を、検出することを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記接近離隔移動部は、予め決められた速度で上記少なくとも一方の回転体を移動し、
    上記制御部は、上記接近離隔移動部によって上記少なくとも一方の回転体を移動する時間および上記予め決められた速度から、上記少なくとも一方の回転体の上記基準位置、および、上記駆動側回転体の軸および上記従動側回転体の軸を相対的に近づける上記一定量を、算出することを特徴とする定着装置。
  8. 請求項1に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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