JP2019126151A - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの起動時間を短くする技術を提供する。【解決手段】モータ制御装置は、モータを駆動するため、前記モータへの励磁電流の供給を制御する駆動手段と、前記励磁電流を検知する第1検知手段と、前記モータにより回転駆動される回転体の回転状態を検知する第2検知手段と、前記モータを停止させる場合、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記回転体を所定状態で停止させる様に前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えており、前記制御手段は、前記回転体を前記所定状態で停止させる際の前記モータのロータの回転位相を前記第1検知手段の検知結果に基づき判定し、前記判定した前記ロータの回転位相を記憶する。【選択図】図6

Description

本発明は、モータの制御技術に関する。
DCブラシレスモータは、ロータの回転状態を検知するために、例えば、ホール素子を使用する。しかしながら、モータのコストダウン要求に対応するため、ホール素子等のロータ位相を検出するセンサを使用しない、所謂、センサレスモータが使用されている。センサレスモータの起動時には、ロータの位相を推定する初期位相検知処理を行う必要がある。例えば、初期位相検知処理においては、モータの3相の巻線のうちの所定の2相に対して電圧を印加し、非通電相の巻線に誘起される電圧を監視することで、ロータの回転位置を検知することが行われている。
特許文献1は、モータの負荷である磁気ディスクに位相を検知するためのパターンを形成し、このパターンを検知してロータの回転位置を推定する構成を開示している。モータ制御装置は、センサで検知したパターンに基づきロータ位相を推定し、これにより起動時間を短縮している。
特開平8-19288号公報
しかしながら、特許文献1の構成においてはモータと負荷とを接続するギアの構成に制約がでる。具体的には、モータ軸が1回転すると、モータの負荷である磁気ディスクがN回転(Nは整数)する様にギアを構成しなければならない。しかしながら、画像形成装置においては、印刷動作が完了する迄の時間を短縮する要求や、装置の小型化や騒音を低下させる等の要求に対応する必要がある。このため、ギアの構成を自由に設定できることが望まれている。
本発明は、モータの起動時間を短くする技術を提供するものである。
本発明によると、モータ制御装置は、モータを駆動するため、前記モータへの励磁電流の供給を制御する駆動手段と、前記励磁電流を検知する第1検知手段と、前記モータにより回転駆動される回転体の回転状態を検知する第2検知手段と、前記モータを停止させる場合、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記回転体を所定状態で停止させる様に前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えており、前記制御手段は、前記回転体を前記所定状態で停止させる際の前記モータのロータの回転位相を前記第1検知手段の検知結果に基づき判定し、前記判定した前記ロータの回転位相を記憶することを特徴とする。
本発明によると、モータの起動時間を短くすることができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による感光ドラムの駆動構成図。 一実施形態による回転検知フラグの構成図。 一実施形態による制御部の構成図。 一実施形態によるモータ停止時の処理を示すフローチャート。 一実施形態によるモータ停止時の制御の説明図。 一実施形態による電流検出部によるロータ位相検出の説明図。 一実施形態によるモータ起動時の処理を示すフローチャート。 一実施形態によるモータ停止時の処理を示すフローチャート。 一実施形態によるモータ停止時の制御の説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置1の構成図である。画像形成装置1は、タンデム式のカラーレーザビームプリンタであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせることでカラー画像を出力できるように構成されている。なお、図1において、参照符号の末尾の文字Y、M、C及びKは、それぞれ、対応する部材が形成に関わるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックであることを示している。しかしながら、トナーの色を区別する必要がない場合、末尾の文字を除いた参照符号を使用する。感光ドラム(感光体)11は、画像形成時、時計周り方向に回転駆動される。帯電ローラ12は、感光ドラム11の表面を一様な電位に帯電させる。走査部13は、帯電された感光ドラム11の表面を形成する画像に応じた光で走査・露光し、感光ドラム11に静電潜像を形成する。現像部14は、現像ローラ15を有し、感光ドラム11に形成された静電潜像にトナーを付着させ、これにより、感光ドラム11にトナー像を形成する。一次転写ローラ16は、一次転写バイアスを出力し、感光ドラム11に形成されたトナー像を中間転写ベルト17に転写する。なお、画像形成時、中間転写ベルト17は、駆動ローラ18により反時計周り方向に回転駆動される。各感光ドラム11のトナー像を重ねて中間転写ベルト17に転写することで、中間転写ベルト17にはフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト17に形成されたトナー像は、中間転写ベルト17の回転により、二次転写ローラ19の対向位置に搬送される。一方、給紙カセット2に格納された記録材は、給紙ローラ4により搬送路に給紙され、ついで、ローラ対5及び6により二次転写ローラ19の対向位置に搬送される。二次転写ローラ19は、二次転写バイアスを出力し、中間転写ベルト17のトナー像を記録材に転写する。トナー像が転写された記録材は、定着器20に搬送される。定着器20は、記録材を加熱・加圧し、記録材にトナー像を定着させる。トナー像の定着後、記録材は、排紙ローラ22により、画像形成装置1の外部に排出される。制御部10は、CPU及びメモリを備え、画像形成装置1の制御を行う。
図2は、回転体である感光ドラム11の駆動構成を示している。センサレスモータM(以下、モータMと呼ぶ)は、回転子(以下、ロータMRと呼ぶ)及び固定子(以下、ステータMSと呼ぶ)を有する。本実施形態においては、モータMは、3相であるものとするが、本発明は3相のモータの制御に限定されない。モータMは、ギア114を介して感光ドラム11のシャフト115に駆動力を伝達する。感光ドラム11は、シャフト115の回転に従属、つまり同期して回転される。回転検知フラグ112は、シャフト115に接続され、シャフト115の回転と同期して回転される回転部材である。回転検知センサ113は、回転検知フラグ112に設けられたスリットを検知し、検知タイミングを示す電気信号を出力する。例えば、回転検知センサ113は、回転検知フラグ112に向けて光を射出し、回転検知フラグ112からの反射光を受光することでスリットを検知する。回転検知センサ113が射出した光が、スリットを照射すると、回転検知センサ113が受光する反射光は小さくなるため、回転検知センサ113は、スリットを検出できる。また、例えば、回転検知センサ113は、回転検知フラグ112に向けて光を射出し、スリットを通過した光を受光することでスリットを検知する。回転検知センサ113が射出した光が、スリットを照射すると、回転検知センサ113が受光する光は大きくなるため、回転検知センサ113は、スリットを検出できる。この様に、回転検知フラグ112と回転検知センサ113により感光ドラム11の回転状態(回転位相、回転速度等)を検知することができる。つまり、回転検知フラグ112と回転検知センサ113は、回転検知部111を構成している。なお、本実施形態において、モータM及び回転検知部111は、各感光ドラム11に対して設けられる。
図3は、回転検知フラグ112の外形図である。なお、図3において、回転検知フラグ112は、シャフト115に従属して図中の矢印の方向に回転される。回転検知フラグ112には、2つのスリットHPSNS1及びHPSNS2が設けられる。HPSNS1とHPSNS2は異なる形状、より詳しくは、回転方向における幅(以下、スリット幅と呼ぶ)が異なる様に形成されている。したがって、回転検知センサ113の検知結果により、どちらのスリットを検出したかを判別することができる。なお、スリットの数は、3つ以上とすることもできる。
図4は、モータMの制御構成を示している。なお、制御部10については、モータMの制御の説明に必要な部分のみを示している。演算装置100は、CPUを有する。モータ駆動部101は、演算装置100から指示を受け、モータMに供給する励磁電流を制御する回路である。モータ駆動部101は、トランジスタやFET等のスイッチング素子を有し、スイッチング素子をON/OFF制御することで、モータの各相に流れる励磁電流を生成し、これによりモータMに回転磁界を生じさせる。電流検出部102は、モータMの各相に流れる電流を検出し、電圧に変換した値を演算装置100に通知する。記憶部103は、メモリであり、演算装置100から送信されたデータを保持する。モータMは、ステータMSの巻線に流れる励磁電流により生じる回転磁界により、ロータMRのマグネットにトルクを与える。ステータMSの巻線に流れた励磁電流は、電流検出部102を介してグラウンド(GND)に流れる。なお、図4では、1つのモータMのみを示しているが、演算装置100は、各感光ドラム11を回転駆動させる各モータMの制御を行う。
図5は、制御部10によるモータMの回転停止時の処理を示すフローチャートである。画像形成動作が完了すると、制御部10は、図5の処理を開始して感光ドラム11の回転を停止させる。演算装置100は、S10で、回転検知センサ113から受信する信号に基づき、一方のスリット、ここでは、HPSNS1の検知を行う。具体的には、図6に示す様に、演算装置100は、回転検知センサ113から出力される電圧を監視する。なお、本実施形態において、回転検知センサ113は、スリットを検出している間はローレベルを出力し、スリットを検出していない間はハイレベルを出力するものとする。演算装置100は、ローレベルの幅により検出したスリットがHPSNS1とHPSNS2のどちらであるかを判定することができる。演算装置100は、S10で、HPSNS1を検知すると、S11で、モータMの速度をV1から所定速度V2に減速する(図6参照)。なお、速度V2は、電流検出部102の検出結果により演算装置100が、ロータMRの位相を検知できる速度とする。例えば、速度V2は、演算装置10が、電流検出部102が検出する励磁電流により、ロータMRの位相を検知できる最も遅い速度とすることができる。或いは、速度V2は、演算装置10が、電流検出部102の検知結果により、ロータMRの位相を検知できる最も遅い速度に所定のマージンを加えた速度とすることができる。演算装置100は、モータの回転速度がV2に到達すると、S12で、位相合わせ処理を行う。位相合わせ処理とは、複数の感光ドラム11の回転位相を合わせる制御である。具体的には、基準とする感光ドラム11に対応する回転検知センサ113がHSPSNS1を検出したタイミングと、その他の感光ドラム11に対応する回転検知センサ113がHSPSNS1を検出したタイミングとの差を求める。この差は、基準とする感光ドラム11に対する他の感光ドラム11の回転位相差に対応する。したがって、演算装置100は、この位相差に基づき、他の感光ドラム11の回転速度を調整して回転位相を合わせる。
位相合わせ処理が完了すると、演算装置100は、S13で、他方のスリット、つまり、HPSNS2の検知を行う。スリットHPSNS2を検知すると、演算装置100は、S14で、モータMの停止処理を行う。具体的には、モータ駆動部101の、図4の上段FETを全てONする。モータ駆動部101の上段FETが全てONにされると、モータの巻線には通常回転時と逆方向の電流が流れモータにブレーキが掛かり、ロータMRは強制的に停止される。これにより、感光ドラム11は所定状態で停止する。この所定状態とは、回転検知センサ113がHPSNS2を検出している状態である。演算装置100は、ブレーキをかけるタイミングにおいて、電流検出部102により各相の巻線の電位を検知する。そして、演算装置100は、S15において、電流検出部102の検知結果に基づきロータMRの停止時の位相を推定する。
図7は、電流検出部102が検出する各相の電圧波形を示している。電流検出部102で検出される電圧波形は、周期性を有している。ここでは、図7に示す様に、1周期を期間(A)から(F)の6つに分割する。期間(A)から(F)の周期は一般的に電気角周期と呼ばれ、ロータMRのマグネットの1極対と対応している。
演算装置100は、ロータMRにブレーキをかける際の電流検出部102の検知結果から図7の期間(A)から(F)のいずれであるかを判定する。なお、期間(A)から(F)と電圧波形との関係は以下の通りである。
期間(A):U相ゼロクロス(負から正)からW相ゼロクロス(正から負)
期間(B):W相ゼロクロス(正から負)からV相ゼロクロス(負から正)
期間(C):V相ゼロクロス(負から正)からU相ゼロクロス(正から負)
期間(D):U相ゼロクロス(正から負)からW相ゼロクロス(負から正)
期間(E):W相ゼロクロス(負から正)からV相ゼロクロス(正から負)
期間(H):V相ゼロクロス(正から負)からU相ゼロクロス(負から正)
演算装置100は、判定した期間に対応する回転位相でロータMRが停止したと推定する。つまり、本実施形態では、ロータMRの回転位相が、6つの位相のいずれかであるかを推定する。そして、演算装置は、S15で推定したロータMRの回転位相を、S16で、記憶部103に記憶する。図5の処理が完了すると、画像形成装置は印刷ジョブの待機状態となる。画像形成装置が新たな印刷ジョブを受信すると制御部10はモータの起動動作を行う。
図8は、図5の処理を実行後、モータMの起動処理を行うまでに制御部10が実行する処理のフローチャートである。S20で、演算装置100は、回転検知センサ113がスリットHPSNS2を検知しているかを判定する。スリットHPSNS2を検知していると、演算装置100は、S21で実行フラグに0を設定する。一方、スリットHPSNS2を検知していないと、演算装置100は、S22で実行フラグに1を設定する。その後、演算装置100は、S23で、モータMの起動指示を受信したかを判定し、受信していなければS20から処理を繰り返す。一方、モータMの起動指示を受信していると、演算装置100は、S24で実行フラグが1であるか否かを判定する。実行フラグが1でないことは、ロータMRは、図5の処理による停止位置のままであるため、演算装置100は、S26でモータMの起動処理を行う。このとき、ロータMRの初期位相としては、記憶部103に格納されている位相を使用する。一方、実行フラグが1であることは、ロータMRが、図5の処理による停止位置から回転したことを意味している。したがって、実行フラグが1であると、演算装置100は、S25で、ロータMRの初期位相の検知処理を行った後、S26でモータMの起動処理を行う。なお、ロータMRの初期位相の検知方法は、任意の公知技術を使用できる。例えば、3相の巻線のうちの所定の2相に対して電圧を印加し、非通電相の巻線に誘起される電圧を監視することで、ロータMRの初期位相を検知することができる。或いは、3相の巻線のうちの2相の順列に対して順に励磁電流を流し、この励磁電流の立ち上がりの速さを検知することで、ロータMRの初期位相を検知することができる。
続いて、回転検知フラグ112のスリットの外形について説明する。演算装置100は、感光ドラム11が停止したときのモータMの電気角度を推定する。本実施形態では、電気角度1周期を6分割し、回転位相をこの6つのいずれかとして推定している。よって回転検知フラグ112のスリットの幅は電気角度1周期の6分割以内でなければならない。以上の条件は、モータの極数、相数により決まる数値である。例えば、モータの極数をN1、相数をN2、回転検知フラグ112の外周をRとすると、スリット幅LSは、
LS≦(2/N1)×(1/(2×N2))×R=R/(4×N1×N2)
となる。また、スリット幅LSは、例えば、HPSNS2による回転検知センサ113の出力の立下りエッジ(図6)の検知をトリガとしてブレーキ操作を開始してから、実際にロータMRが停止するまでの回転検知フラグ112の回転量より大きくする。つまり、ブレーキ操作を開始してから、実際にロータMRが停止したときに、回転検知センサ113が、依然、HPSNS2を検出しているのに必要な最小値よりスリット幅LSを大きくする。
以上、ブレーキ操作により短い時間で停止させることができ、かつ、電流検出部102の検出結果によりロータMRの位相が判定できる速度にロータMRの速度を減速させる。そして、所定のスリットを検出することに応答してロータMRに対してブレーキ操作を行ってロータMRを停止させる。また、その際のロータMRの回転位相を判定して、記憶部103に記憶する。これにより、モータMの起動処理の際に、所定のスリットを検出している場合、初期位相の検知処理を行うことなく、記憶部103に記憶した初期位相に基づきモータMを起動することができる。したがって、モータMの起動時間を短くすることができる。
なお、本実施形態では、回転検知フラグ112に2種類のスリットを設け、スリットHPSNS1の検出をトリガとしてロータMRの減速及び位相合わせを行い、次に他方のスリットHPSNS2の検出をトリガとしてロータMRを強制的に停止させていた。このため、例えば、スリットHPSNS1の検出からスリットHPSNS2の検出までの時間内にロータMRの減速及び位相合わせが完了する様にスリットHPSNS1とスリットHPSNS2との配置位置を設定することができる。この構成により、スリットHPSNS1を検出してから、その次にスリットHPSNS2を検出するまでの時間でロータMRを停止させることができる。なお、任意のタイミングからロータMRの減速を開始し、その後、位相合わせを行って、位相合わせの完了後、スリットHPSNS2の検出をトリガとしてロータMRを強制的に停止させる構成とすることもできる。また、回転検知フラグ112に1つのスリットを設け、スリットの検出をトリガとしてロータMRの減速及び位相合わせを行い、次にこのスリットの検出をトリガとしてロータMRを強制的に停止させる構成であっても良い。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。図9は、本実施形態におけるロータMRの停止処理のフローチャートである。なお、図5を用いて説明した、第一実施形態における停止処理のフローチャートと同じ処理については、同じステップ番号を付与してその説明については省略する。演算装置100は、S11でロータMRの減速処理を開始すると、S30で、ロータMRの回転速度がVc(>V2)となるまで待機する。演算装置100は、ロータMRの回転速度がVcになると、S31で、図10に示す様に、モータMの制御をセンサレス制御から強制転流制御へと切替える。
強制転流制御において、演算装置100は、記憶部103に記憶された巻線に通電するパターンに従い、モータ駆動部101のFETを制御する。つまり、電流検出部102の検出結果を使用してロータの回転位相を判定するのではなく、演算装置100が、ロータMRの位相を指定する。その後、演算装置100は、強制転流制御で減速処理を行い、S32で、ロータMRの回転速度がV2になるまで待機する。ロータMRの回転速度がV2になると、第一実施形態と同様に、位相合わせ処理を行い(S12)、その後、HPSNS2の検出(S13)をトリガとしてロータMRを強制的に停止させる。本実施形態では、このとき強制転流制御を行っているため、演算装置100は、その際の巻線に供給していた電流のパターンからロータMRの停止時の位相を判定できる。このため、演算装置100は、S16でこの位相を記憶部103に記憶させる。図10は、本実施形態におけるロータMRの停止処理における、ロータMRの回転速度の変化と、強制転流制御の開始タイミングと位相合わせ処理を行う期間との関係を示している。
第一実施形態では、センサレス制御を行っているときにロータMRにブレーキをかけて停止させていた。ここで、モータMに接続される負荷が小さい場合、センサレス制御ではモータMのイナーシャによりモータの停止に遅延が生じる怖れがある。本実施形態では、強制転流制御を行っているときにロータMRにブレーキをかけて停止させる。強制転流制御では負荷が小さい場合でも、演算装置100が指定した位相で停止させることができ、よって、ロータMRの停止時の位相を安定させることができる。
[その他の実施形態]
なお、図4で説明した制御部10は、モータMの制御を行うモータ制御装置として実装することもできる。また、感光ドラム11を回転駆動するモータMを例にして、各実施形態の説明を行ったが、本発明は、他の回転体を回転駆動するモータMの制御にも適用することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:モータ駆動部、102:電流検出部、111:回転検知部、100:演算装置

Claims (18)

  1. モータを駆動するため、前記モータへの励磁電流の供給を制御する駆動手段と、
    前記励磁電流を検知する第1検知手段と、
    前記モータにより回転駆動される回転体の回転状態を検知する第2検知手段と、
    前記モータを停止させる場合、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記回転体を所定状態で停止させる様に前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えており、
    前記制御手段は、前記回転体を前記所定状態で停止させる際の前記モータのロータの回転位相を前記第1検知手段の検知結果に基づき判定し、前記判定した前記ロータの回転位相を記憶することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記第2検知手段は、
    前記回転体と同期して回転する回転部材であって、少なくとも1つのスリットが設けられた前記回転部材と、
    前記回転部材のスリットを検知するセンサと、
    を備えており、
    前記所定状態は、前記センサが前記スリットを検知している状態であることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記第2検知手段は、
    前記回転体と同期して回転する回転部材であって、複数のスリットが設けられた前記回転部材と、
    前記回転部材の前記複数のスリットを検知するセンサと、
    を備えており、
    前記所定状態は、前記センサが前記複数のスリットのうちの所定のスリットを検知している状態であることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記モータを停止させる場合、前記回転体が前記所定状態になったことを前記第2検知手段が検出すると、前記駆動手段を制御して前記ロータの回転を強制的に停止させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記モータを停止させる場合、前記ロータの回転速度が所定速度となる様に前記駆動手段を制御し、前記所定速度で回転している前記ロータの回転を強制的に停止させることを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記所定速度は、前記第1検知手段の検知結果により前記ロータの回転位相を検知することができる速度であることを特徴とする請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記所定速度は、前記第1検知手段の検知結果により前記ロータの回転位相を検知することができる最も遅い速度に所定のマージンを加えた速度であることを特徴とする請求項6に記載のモータ制御装置。
  8. 前記第2検知手段は、
    前記回転体と同期して回転する回転部材であって、複数のスリットが設けられた前記回転部材と、
    前記回転部材の前記複数のスリットを検知するセンサと、
    を備えており、
    前記制御手段は、前記モータを停止させる場合、前記第2検知手段が前記複数のスリットの第1スリットを検知すると、前記ロータの回転速度が所定速度となる様に前記駆動手段を制御し、前記第2検知手段が前記複数のスリットの第2スリットを検知すると、前記駆動手段を制御して前記ロータの回転を強制的に停止させ、
    前記所定状態は、前記センサが前記第2スリットを検知している状態であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  9. 前記ロータの極数がN1であり、前記モータのステータの相数がN2であり、前記回転部材の外周がRであると、前記第2スリットの幅は、R/(4×N1×N2)以下であることを特徴とする請求項8に記載のモータ制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記モータを起動する際、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記ロータの回転位相を検知する処理の実行が必要であるか否かを判定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記モータを起動する際、前記回転体が前記所定状態で停止していることを前記第2検知手段の検知結果が示していると前記ロータの回転位相を検知する処理の実行は必要ではないと判定することを特徴とする請求項10に記載のモータ制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記モータを起動する際、前記回転体が前記所定状態で停止していないことを前記第2検知手段の検知結果が示していると前記ロータの回転位相を検知する処理の実行が必要であると判定することを特徴とする請求項10又は11に記載のモータ制御装置。
  13. 前記制御手段は、前記ロータの回転位相を検知する処理の実行は必要ではないと判定すると、前記記憶した前記ロータの回転位相に基づき前記モータの起動を行うことを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  14. 前記制御手段は、前記ロータの回転位相を検知する処理の実行が必要であると判定すると、前記ロータの回転位相を検知する処理を実行し、検知した前記ロータの回転位相に基づき前記モータの起動を行うことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  15. 回転体と、
    前記回転体を回転させるモータと、
    前記モータを駆動するため、前記モータへの励磁電流の供給を制御する駆動手段と、
    前記励磁電流を検知する第1検知手段と、
    前記回転体の回転状態を検知する第2検知手段と、
    前記モータを停止させる場合、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記回転体を所定状態で停止させる様に前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えており、
    前記制御手段は、前記回転体を前記所定状態で停止させる際の前記モータのロータの回転位相を前記第1検知手段の検知結果に基づき判定し、前記判定した前記ロータの回転位相を記憶することを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記第2検知手段は、
    前記回転体と同期して回転する回転部材であって、少なくとも1つのスリットが設けられた前記回転部材と、
    前記回転部材のスリットを検知するセンサと、
    を備えており、
    前記所定状態は、前記センサが前記スリットを検知している状態であることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御手段は、前記モータを起動する際、前記第2検知手段の検知結果に基づき前記ロータの回転位相を検知する処理の実行が必要であるか否かを判定することを特徴とする請求項15又は16に記載の画像形成装置。
  18. 前記回転体は、感光体であることを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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