JP7467908B2 - モータドライバ制御装置、モータ制御装置、および画像形成装置 - Google Patents

モータドライバ制御装置、モータ制御装置、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータドライバ制御装置、モータ制御装置、および画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、外部クロックを必要とせずにPWMパルスを内部で生成するモータドライバ制御装置において、論理回路に安定したクロックを供給することを目的として、パルス選択回路により、第1のデューティを有するパルスと、第1のデューティよりも小さい第2のデューティを有するパルスと、デューティ指示信号AINと三角波TROとを比較することによって生成されたPWMパルスとに基づいて、PWM2パルスを生成し、当該PWM2パルスを、スイッチング素子制御信号生成回路に供給する技術が開示されている。
また、下記特許文献1には、スイッチング素子制御信号生成回路により、互いに直列接続された一対のスイッチング素子のうちの、一方のスイッチング素子を制御するための制御信号と、他方のスイッチング素子を制御するための制御信号との間に、一対のスイッチング素子をいずれもOFFにするための、デッドタイムを付加する技術が開示されている。
しかしながら、従来技術では、PWMパルスのデューティが比較的小さい場合および比較的大きい場合に、モータドライバ制御装置から出力される一対のスイッチング素子の制御信号に対して、より確実にデッドタイムを付加することができない。
図5は、従来のスイッチング素子制御信号生成回路に用いられる信号の一例を示す図である。図5では、従来のスイッチング素子制御信号生成回路に用いられる信号として、PWM2パルス、容量電圧、およびデッドタイム生成信号が示されている。
また、図5では、ブラシレスモータのU相を上下PWM動作の対象とする例を表しており、よって、従来のスイッチング素子制御信号生成回路から出力される制御信号として、U相に対応する高位側のスイッチング素子の制御信号UHと、U相に対応する低位側のスイッチング素子の制御信号ULとが例示されている。
従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、デッドタイム生成回路を有する。デッドタイム生成回路は、PWM2パルスに基づいて、デッドタイム生成信号を生成する。
具体的には、図5に示すように、デッドタイム生成回路は、PWM2パルスの立ち上がりエッジから容量の充電を開始して、容量電圧が所定の閾値を上回ったタイミングで、デッドタイム生成信号を立ち上げる。その後、デッドタイム生成回路は、PWM2パルスの立ち下がりエッジから容量の放電を開始して、容量電圧が所定の閾値を下回ったタイミングで、デッドタイム生成信号を立ち下げる。
そして、図5に示すように、従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、制御信号UHの立ち上がりエッジと制御信号ULの立ち下がりエッジとの間、および、制御信号UHの立ち下がりエッジと制御信号ULの立ち上がりエッジとの間に、デッドタイム生成信号に基づいて、デッドタイム(制御信号UHおよび制御信号ULがいずれも"L"となる期間)を付加する。
これにより、従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、高位側のスイッチング素子および低位側のスイッチング素子の切り替え時に、高位側のスイッチング素子および低位側のスイッチング素子の双方をOFFにする。
しかしながら、従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、PWM2パルスのデューティが極めて小さいとき(例えば、3%)、容量への充電によって容量電圧が所定の閾値を上回ることができず、デッドタイム生成信号を立ち上げることができない(図5のタイミングt1参照)。この場合、従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、図5に示すように、直後の制御信号UH,ULのパルスも生成することができなくなり、よって、モータの動作を不安定化させてしまう虞がある。
また、従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、PWM2パルスのデューティが極めて大きいときも(例えば、97%)、容量の放電によって容量電圧が所定の閾値を下回ることができず、デッドタイム生成信号を立ち下げることができない(図5のタイミングt2参照)。この場合も、従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、図5に示すように、直後の制御信号UH,ULのパルスも生成することができなくなり、よって、モータの動作を不安定化させてしまう虞がある。
特に、PWMパルスの周波数がより大きくなるほど、PWM2パルスのパルス幅がより小さくなるため、このような事態が生じ易くなる。さらには、従来のスイッチング素子制御信号生成回路では、容量の製造バラツキに起因して、デッドタイム生成信号の精度が低下する虞がある。
このようなことから、従来のスイッチング素子制御信号生成回路は、モータドライバ制御装置から出力される一対のスイッチング素子の制御信号に対して、より確実かつより高精度にデッドタイムを付加することができなかった。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、モータドライバ制御装置から出力される一対のスイッチング素子の制御信号に対して、より確実かつより高精度にデッドタイムを付加することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のモータドライバ制御装置は、PWMパルスの立ち上がりエッジに同期した第1のOneShotパルスを生成する第一OneShotパルス生成手段と、PWMパルスの立ち下がりエッジに同期した第2のOneShotパルスを生成する第二OneShotパルス生成手段と、PWMパルスと、第1のOneShotパルスと、第2のOneShotパルスとに基づいて、互いに直列接続された一対のスイッチング素子を制御するための制御信号を生成するスイッチング素子制御信号生成手段とを備え、スイッチング素子制御信号生成手段は、一対のスイッチング素子のうちの一方のスイッチング素子を制御するための制御信号と、一対のスイッチング素子のうちの他方のスイッチング素子を制御するための制御信号との間に、第1のOneShotパルスおよび第2のOneShotパルスに基づくデッドタイムを付加する。
本発明によれば、モータドライバ制御装置から出力される一対のスイッチング素子の制御信号に対して、より確実かつより高精度にデッドタイムを付加することができる。
第1実施形態に係るモータ制御装置の構成を示す図 第1実施形態に係るスイッチング素子制御信号生成回路に入出力される信号の一例を示す図 第2実施形態に係るモータ制御装置の構成を示す図 一実施例に係る画像形成装置の構成を示す図 従来のスイッチング素子制御信号生成回路に用いられる信号の一例を示す図
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
(モータ制御装置10の構成)
図1は、第1実施形態に係るモータ制御装置10の構成を示す図である。図1に示すモータ制御装置10は、ブラシレスモータ30の動作を制御する装置である。図1に示すように、モータ制御装置10は、モータドライバ制御装置100およびPWMインバータ20を備える。
PWMインバータ20は、「モータドライバ」の一例である。PWMインバータ20は、第1アーム、第2アーム、および第3アームが並列接続されて構成されている。第1アームは、互いに直列接続された一対のスイッチング素子21,24を有する。第2アームは、互いに直列接続された一対のスイッチング素子22,25を有する第3アームは、互いに直列接続された一対のスイッチング素子23,26を有する。第1アーム、第2アーム、および第3アームは、それぞれ、ブラシレスモータ30を構成するU相、V相、およびW相に対応している。PWMインバータ20は、スイッチング素子21~26の各々が、モータドライバ制御装置100によってスイッチング制御されることにより、ブラシレスモータ30に対して、駆動電力を供給し、ブラシレスモータ30を動作させる。なお、スイッチング素子21~26としては、例えば電解効果トランジスタ(FET)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT素子)等を用いることができる。
モータドライバ制御装置100は、PWMインバータ20を制御することにより、ブラシレスモータ30の動作を制御する。具体的には、モータドライバ制御装置100は、PWMインバータ20が備える第1~第3アームの各々に対し、高位側のスイッチング素子21,22,23と、低位側のスイッチング素子24,25,26とを、所定のタイミングで、オンとオフとに交互に切り替える。これにより、モータドライバ制御装置100は、ブラシレスモータ30のU相、V相、およびW相の各々に対し、PWMインバータ20から駆動電力を供給することができる。なお、モータドライバ制御装置100は、スイッチング素子21~26のオン時間およびオフ時間の長さを調整することで、ブラシレスモータ30の回転速度を調整することができる。
また、モータドライバ制御装置100は、ブラシレスモータ30の回転速度や、ブラシレスモータ30に流れる電流を検出して、目標設定値と比較することで、PWM信号のデューティを決定する、フィードバック制御を行うことができる。
モータドライバ制御装置100は、三角波発振回路101、第一パルス信号生成回路102、第二パルス信号生成回路103、PWMパルス発生回路104、パルス選択回路105、スイッチング素子制御信号生成回路106、および相切替信号発生回路107を備える。但し、三角波発振回路101、第一パルス信号生成回路102、第二パルス信号生成回路103、PWMパルス発生回路104、パルス選択回路105、および相切替信号発生回路107は、モータドライバ制御装置100の外部に設けられてもよい。
三角波発振回路101は、「発振手段」の一例である。三角波発振回路101は、三角波TROを生成する。三角波TROは、例えば5KHz~100KHzの周波数を有する発振信号である。
第一パルス信号生成回路102は、三角波発振回路101によって生成された三角波TROと、第1の直流電圧V1とを比較することにより、第1のデューティを有するパルスDutyV1を生成する。
第二パルス信号生成回路103は、三角波発振回路101によって生成された三角波TROと、第2の直流電圧V2とを比較することにより、第2のデューティを有するパルスDutyV2を生成する。なお、第2のデューティは、第1のデューティよりも小さい。また、第2の直流電圧V2は、第1の直流電圧V1よりも小さい。
PWMパルス発生回路104は、「生成手段」の一例である。PWMパルス発生回路104は、モータドライバ制御装置100の入力端子108から入力されるデューティ指示信号AINと、三角波発振回路101によって生成された三角波TROとを比較することにより、PWMパルスを生成する。具体的には、PWMパルス発生回路104は、三角波TROよりデューティ指示信号AINが大きい期間が"H(ハイ)"期間となり、三角波TROよりデューティ指示信号AINが小さい期間に"L(ロー)"期間となる、PWMパルスを生成する。なお、デューティ指示信号AINは、モータドライバ制御装置100の外部のCPUまたはコントローラによって生成される。
パルス選択回路105は、PWMパルス、パルスDutyV1、およびパルスDutyV2に基づいて、PWM2パルスを生成する。具体的には、パルス選択回路105は、パルスDutyV1とPMMパルスとの双方が"H"であるか、または、パルスDutyV2が"H"である期間を、"H"期間とする、PWM2パルスを生成する。
スイッチング素子制御信号生成回路106は、「スイッチング素子制御信号生成手段」の一例である。スイッチング素子制御信号生成回路106は、パルス選択回路105から供給されるPWM2パルスと同期して、スイッチング素子21,22,23,24,25,26の各々に対して制御信号UH,VH,WH,UL,VL,WLの各々を供給し、スイッチング素子21~26の各々をスイッチング制御することにより、ブラシレスモータ30の動作を制御する。
スイッチング素子制御信号生成回路106は、相切替信号発生回路107によって生成された相切替信号HPに基づいて、上下PWM動作を行う相を切り替えることができる。また、スイッチング素子制御信号生成回路106は、モータドライバ制御装置100の入力端子110から入力されるブレーキ指示信号に基づいて、ブラシレスモータ30のブレーキ動作を制御することができる。また、スイッチング素子制御信号生成回路106は、モータドライバ制御装置100の入力端子111から入力される回転方向指示信号に基づいて、ブラシレスモータ30の回転軸の回転方向(正回転および逆回転)を切り替えることができる。また、スイッチング素子制御信号生成回路106は、モータドライバ制御装置100の入力端子112から入力される拘束保護信号に基づいて、ブラシレスモータ30の拘束保護動作を制御することができる。
相切替信号発生回路107は、モータドライバ制御装置100の入力端子109から入力される、ブラシレスモータ30の回転子の位置情報に基づいて、上下PWM動作を行う相を決定し、相切替信号HP(Hall Phase)を生成する。
ここで、図1に示すように、本実施形態のモータドライバ制御装置100は、パルス選択回路105とスイッチング素子制御信号生成回路106との間に、第一OneShotパルス発生回路121と、第二OneShotパルス発生回路122とをさらに備える。
第一OneShotパルス発生回路121は、「第一OneShotパルス生成手段」の一例である。第一OneShotパルス発生回路121は、パルス選択回路105から出力されたPWM2パルスに基づいて、PWM2パルスの立ち上がりエッジに同期した、第1のOneShotパルスを生成する。第1のOneShotパルスの"H"期間のパルス幅は、高位側スイッチング素子の制御信号と低位側スイッチング素子の制御信号との間に付加される、デッドタイムの長さ(例えば、1μs。但し、これに限らない)に応じたものとなる。第一OneShotパルス発生回路121によって生成された第1のOneShotパルスは、スイッチング素子制御信号生成回路106に供給される。
第一OneShotパルス発生回路121は、「第二OneShotパルス生成手段」の一例である。第二OneShotパルス発生回路122は、パルス選択回路105から出力されたPWM2パルスに基づいて、PWM2パルスの立ち下がりエッジに同期した、第2のOneShotパルスを生成する。第2のOneShotパルスの"H"期間のパルス幅は、高位側スイッチング素子の制御信号と低位側スイッチング素子の制御信号との間に付加される、デッドタイムの長さ(例えば、1μs。但し、これに限らない)に応じたものとなる。第二OneShotパルス発生回路122によって生成された第2のOneShotパルスは、スイッチング素子制御信号生成回路106に供給される。
スイッチング素子制御信号生成回路106は、パルス選択回路105から出力されたPWM2パルスと、第一OneShotパルス発生回路121から出力された第1のOneShotパルスと、第二OneShotパルス発生回路122から出力された第2のOneShotパルスとに基づいて、上下PWM動作の対象とする相(U相、V相、またはW相)の、高位側のスイッチング素子の制御信号(制御信号UH、制御信号VH、または制御信号WH)と、低位側のスイッチング素子の制御信号(制御信号UL、制御信号VL、または制御信号WL)とを生成する。
具体的には、スイッチング素子制御信号生成回路106は、PWM2パルスをクロック信号として用いて、PWM2パルスの"H"期間において、高位側のスイッチング素子の制御信号が"H"期間となり、低位側のスイッチング素子の制御信号が"L"期間となるように、高位側のスイッチング素子の制御信号と、低位側のスイッチング素子の制御信号とを生成する。
この際、スイッチング素子制御信号生成回路106は、高位側のスイッチング素子の制御信号と、低位側のスイッチング素子の制御信号との間に、第1のOneShotパルスおよび第2のOneShotパルスに基づくデッドタイムを付加することができる。
これにより、スイッチング素子制御信号生成回路106は、高位側のスイッチング素子および低位側のスイッチング素子のオンおよびオフを切り替える際に、高位側のスイッチング素子および低位側のスイッチング素子の双方がオンになることを防止することができる。
(スイッチング素子制御信号生成回路106に入出力される信号の一例)
図2は、第1実施形態に係るスイッチング素子制御信号生成回路106に入出力される信号の一例を示す図である。
図2では、スイッチング素子制御信号生成回路106に入力される信号として、PWM2信号、第1のOneShotパルス、および第2のOneShotパルスが示されている。
また、図2では、ブラシレスモータ30のU相を上下PWM動作の対象とし、スイッチング素子制御信号生成回路106から出力される信号として、高位側のスイッチング素子21の制御信号UHと、低位側のスイッチング素子24の制御信号ULとが示されている。
図2に示すように、スイッチング素子制御信号生成回路106には、PWM2パルスの立ち上がりエッジに同期した、第1のOneShotパルスが入力される。また、スイッチング素子制御信号生成回路106には、PWM2パルスの立ち下がりエッジに同期した、第2のOneShotパルスが入力される。
図2に示すように、スイッチング素子制御信号生成回路106は、制御信号UHの立ち上がりエッジと制御信号ULの立ち下がりエッジとの間、および、制御信号UHの立ち下がりエッジと制御信号ULの立ち上がりエッジとの間に、第1のOneShotパルスおよび第2のOneShotパルスに基づくデッドタイムを付加することができる。
なお、デッドタイムは、第1のOneShotパルスの"H"期間、または、第2のOneShotパルスの"H"期間に対応する期間である。デッドタイムにおいては、制御信号UHおよび制御信号ULがともに"L"期間になる。
本実施形態のモータドライバ制御装置100は、このようにデッドタイムを付加することにより、高位側のスイッチング素子の制御信号と、低位側のスイッチング素子の制御信号との各々に対して、より確実にデッドタイムを確保することができる。このため、本実施形態のモータドライバ制御装置100は、高位側のスイッチング素子と低位側のスイッチング素子との短絡を、より確実に防止することができる。
また、本実施形態のモータドライバ制御装置100は、高位側のスイッチング素子の制御信号と、低位側のスイッチング素子の制御信号とをより確実に生成することができるため、ブラシレスモータ30のより安定的な動作を実現することができる。
また、本実施形態のモータドライバ制御装置100は、PWM2パルスの周波数がより大きくなった場合であっても、高位側のスイッチング素子の制御信号と、低位側のスイッチング素子の制御信号との各々に対して、より確実にデッドタイムを確保することができる。
さらに、本実施形態のモータドライバ制御装置100は、従来技術で必要としていたデッドタイム生成信号を生成するための容量を要しないため、高位側のスイッチング素子の制御信号と、低位側のスイッチング素子の制御信号との各々に対して、より高精度にデッドタイムを付加することができる。
〔第2実施形態〕
(モータ制御装置10Aの構成)
図3は、第2実施形態に係るモータ制御装置10Aの構成を示す図である。図3に示すモータ制御装置10Aは、第1実施形態に係るモータ制御装置10の変形例である。図3に示すように、モータ制御装置10Aは、モータドライバ制御装置100の代わりにモータドライバ制御装置100Aを備える点で、モータ制御装置10と異なる。
モータドライバ制御装置100Aは、PWMパルスを生成する構成(三角波発振回路101、第一パルス信号生成回路102、第二パルス信号生成回路103、およびPWMパルス発生回路104)を有しない点で、モータドライバ制御装置100と異なる。
代わりに、モータドライバ制御装置100Aは、外部のCPUまたはコントローラから、入力端子113を介して、PWMパルスが入力される。このPWMパルスは、第1実施形態に係るモータドライバ制御装置100におけるPWM2パルスに相当するものである。
そして、モータドライバ制御装置100Aにおいて、入力端子113から入力されるPWMパルスは、第一OneShotパルス発生回路121、第二OneShotパルス発生回路122、および、スイッチング素子制御信号生成回路106に入力される。
これにより、第一OneShotパルス発生回路121および第二OneShotパルス発生回路122は、第1実施形態と同様に、PWMパルスに基づいて、第1のOneShotパルスおよび第2のOneShotパルスを生成することができる。
また、スイッチング素子制御信号生成回路106は、第1実施形態と同様に、PWMパルス、第1のOneShotパルス、および第2のOneShotパルスに基づいて、デッドタイムが付加された、高位側のスイッチング素子の制御信号および低位側のスイッチング素子の制御信号を生成することができる。
〔実施例〕
次に、図4を参照して、一実施形態に係るモータ制御装置10,10Aの一実施例を説明する。図4は、一実施例に係る画像形成装置60の構成を示す図である。本実施例では、一実施形態に係るモータ制御装置10,10Aを、画像形成装置60に適用する例を説明する。
図4に示すように、画像形成装置60は、スキャナユニット61、感光体ドラム62a,62b,62c,62d、定着ユニット72、中間転写ベルト63、二次転写ローラ66、斥力ローラ67、レジストローラ71、給紙ユニット68、給紙ローラ69、紙搬送ローラ70、排紙ユニット73、駆動ローラ64、従動ローラ65、および制御部80を備える。
スキャナユニット61は、原稿から画像を読み取る。スキャナユニット61によって読み取られた画像は、制御部80へ送信される。制御部80は、スキャナユニット61から送信された画像の画像データを生成する。
感光体ドラム62a,62b,62c,62dは、制御部80によって生成された画像データに基づいて、レーザ光が照射されることにより、それぞれY(イエロー)色、C(シアン)色、M(マゼンダ)色、K(黒)色の画像を形成する。
中間転写ベルト63は、感光体ドラム62a,62b,62c,62dで形成された各色の画像が重ね合わせられる。これにより、中間転写ベルト63上には、画像データに基づく画像が形成される。
駆動ローラ64は、中間転写ベルト駆動モータ64Aにより回転駆動されることにより、中間転写ベルト63を搬送する。従動ローラ65は、中間転写ベルト63の搬送に従動して回転する。
二次転写ローラ66は、中間転写ベルト63上の画像を、転写紙90に転写する。斥力ローラ67は、二次転写ローラ66と対向して配置されており、中間転写ベルト63と二次転写ローラ66と間にニップを形成する。
給紙ユニット68は、転写紙90が積載される。給紙ローラ69は、転写紙90を、給紙ユニット68から紙搬送ローラ70へ送り出す。紙搬送ローラ70は、給紙ローラ69から送り出された転写紙90を、レジストローラ71まで搬送する。レジストローラ71は、転写紙90のスキュー補正および転写紙90の搬送等を行う。定着ユニット72は、転写紙90に転写されたトナー画像を、転写紙90に定着させる。排紙ユニット73は、画像が転写かつ定着された転写紙90を排出する。
制御部80は、画像形成装置60に関する各種制御を行う。制御部80は、例えば、CPU、ROM、メインメモリ等を備えて構成される。制御部80が有する機能は、CPUが、ROM等に記録された制御プログラムを実行することによって実現される。ただし、制御部80が有する機能の一部又は全部は、ハードウェアによって実現されてもよい。また、制御部80は、物理的に複数の装置により構成されてもよい。
このように構成された画像形成装置60において、中間転写ベルト駆動モータ64Aに、実施形態で説明したブラシレスモータ30を用いて、当該ブラシレスモータ30の動作を、実施形態で説明したモータ制御装置10で制御することにより、中間転写ベルト駆動モータ64Aの制御に関し、上記実施形態で説明した効果と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
なお、本発明は、画像形成装置への適用に限らず、モータを備える如何なる装置にも適用可能である。
10 モータ制御装置
20 PWMインバータ(モータドライバ)
30 ブラシレスモータ
21,22,23,24,25,26 スイッチング素子
100 モータドライバ制御装置
101 三角波発振回路(発振手段)
102 第一パルス信号生成回路
103 第二パルス信号生成回路
104 PWMパルス発生回路
105 パルス選択回路
106 スイッチング素子制御信号生成回路(スイッチング素子制御信号生成手段)
107 相切替信号発生回路
121 第一OneShotパルス発生回路(第一OneShotパルス生成手段)
122 第二OneShotパルス発生回路(第二OneShotパルス生成手段)
108 入力端子(第2の入力端子)
113 入力端子(第1の入力端子)
特許第5412969号公報

Claims (5)

  1. PWMパルスの立ち上がりエッジに同期した所定時間の第1のOneShotパルスを生成する第一OneShotパルス生成手段と、
    前記PWMパルスの立ち下がりエッジに同期した前記所定時間の第2のOneShotパルスを生成する第二OneShotパルス生成手段と、
    前記PWMパルスと、前記第1のOneShotパルスと、前記第2のOneShotパルスとに基づいて、互いに直列接続された一対のスイッチング素子を制御するための制御信号を生成するスイッチング素子制御信号生成手段と
    を備え、
    前記スイッチング素子制御信号生成手段は、
    前記一対のスイッチング素子のうちの一方のスイッチング素子を制御するための制御信号と、前記一対のスイッチング素子のうちの他方のスイッチング素子を制御するための制御信号との間に、前記第1のOneShotパルスおよび前記第2のOneShotパルスに基づくデッドタイムを付加し、
    前記PWMパルスのパルス幅が、前記所定時間よりも短い場合、前記第1のOneShotパルスおよび前記第2のOneShotパルスに基づいて、前記第1のOneShotパルスの立ち上がりタイミングから前記第2のOneShotパルスの立ち下がりタイミングまでの期間を有する、前記所定時間よりも長い前記デッドタイムを付加する
    ことを特徴とするモータドライバ制御装置。
  2. 外部から前記PWMパルスが入力される第1の入力端子をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータドライバ制御装置。
  3. 外部からデューティ指示信号が入力される第2の入力端子と、
    発振信号を生成する発振手段と、
    前記デューティ指示信号と前記発振信号とに基づいて、前記PWMパルスを生成する生成手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のモータドライバ制御装置。
  4. 複数組の前記一対のスイッチング素子を有するモータドライバと、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のモータドライバ制御装置と
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  5. モータと、
    前記モータの動作を制御する請求項4に記載のモータ制御装置と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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